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JP7238583B2 - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、クリーニング装置および画像形成装置に関する。
従来、インクジェット方式の画像形成装置における記録ヘッドのインク吐出面をクリーニングするクリーニング装置が知られている。例えば、特許文献1には、インク吐出面の残インクを吸収する回転可能なローラー部材と、ローラー部材を洗浄する洗浄液を収容する収容部材とを有するクリーニング装置が開示されている。
この構成では、ローラー部材が洗浄液に浸かった状態でローラー部材が回転する。ローラー部材は、インク吐出面から残インクを吸収し、残インクを吸収した所定部分が洗浄液の位置に到達することによって洗浄液により洗浄される。
特開2005-161870号公報
ところで、洗浄液でローラー部材が洗浄されると、ローラー部材に吸収された残インクが洗浄液内に混ざる。そのため、インク吐出面のクリーニング頻度が増える場合や、ヘッドの搭載数を増大させることに起因して、1回のクリーニングによるローラー部材のインクの吸収量が増大する場合、洗浄液におけるインク濃度が上昇する。
そうすると、ローラー部材を適切に洗浄できず、ひいてはインク吐出面のクリーニングが不十分となるので、特許文献1に記載の構成は、インク吐出面をクリーニングする構成として改善の余地があった。
本発明の目的は、記録ヘッドのインク吐出面を適切にクリーニングすることが可能なクリーニング装置および画像形成装置を提供することである。
本発明に係るクリーニング装置は、
画像形成装置の記録ヘッドのインク吐出面をクリーニングするクリーニング装置であって、
前記インク吐出面に付着した残インクを吸収する吸収部材と、
前記残インクを吸収した吸収部材を洗浄する洗浄液を収容する収容部と、
前記吸収部材が吸収した残インクが排出される排出部と、
前記残インクを前記吸収部材から除去して前記排出部に向けて排出させる除去部と、
を備え
前記収容部および前記排出部は、一体に構成されており、
前記除去部は、
前記収容部と前記排出部とを隔てる壁であって、先端部で前記吸収部材に接触する壁を有し、
前記吸収部材に対して圧着離間可能に構成されている
本発明に係る画像形成装置は、
インク吐出面を有する記録ヘッドと、
上記のクリーニング装置と、
を備える。
本発明によれば、記録ヘッドのインク吐出面を適切にクリーニングすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 クリーニング装置の構成を示す図である。 クリーニング装置において収容部材の吸収部材に対して圧着離間する様子を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクリーニング装置の構成を示す図である。 クリーニング装置において除去部の吸収部材に対して離間する様子を説明するための図である。 クリーニング装置において除去部の吸収部材に対して圧着する様子を説明するための図である。 排出部を洗浄する様子を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る収容部材の変形例を示す図である。 除去部に連通孔を設けた構成の一例を示す図である。 変形例に係る除去部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、インクジェット方式の画像形成装置であり、ベルト搬送装置2、記録ヘッド3およびクリーニング装置4等を備えている。
ベルト搬送装置2には、所定の間隔をおいて平行に配置された駆動ローラー21および従動ローラー22に亘って所定幅の無端状の搬送ベルト23が張架されている。駆動ローラー21および従動ローラー22に架け渡された搬送ベルト23の上面は、記録媒体Pを密着させて載置する載置面とされている。
なお、搬送ベルト23の表面には、搬送中の記録媒体Pを搬送ベルト23の上面に密着させるために、地張りと呼ばれる粘着剤が塗布されている。また、駆動ローラー21は、図示しない副走査モーターによって駆動される。
ベルト搬送装置2では、駆動ローラー21が副走査モーターの回転駆動によって、図1中の反時計方向(矢印を参照)に所定速度で回転することにより、従動ローラー22との間に架け渡された搬送ベルト23を回転移動させる。かかる動作により、搬送ベルト23の上面に載置されている記録媒体Pは、副走査方向である図中の矢印A方向に向けて搬送される。
記録媒体Pには、例えば、紙、布帛、プラスチックフィルム、ガラス板等、インクジェット記録に通常使用される記録媒体を使用することができる。記録媒体Pは、所定サイズに裁断されたシート状であってもよいし、ロール状に巻回された元巻から連続して繰り出される長尺状であってもよい。
なお、ベルト搬送装置2における記録媒体Pの搬送面とは反対側には、図示しないベルトクリーニング装置が設けられている。このベルトクリーニング装置によって、搬送ベルト23に付着した異物が除去される。
記録ヘッド3は、複数の記録素子(インクジェットヘッド)を有しており、搬送ベルト23上の記録媒体Pが載置される面の上方に所定の間隔をおいて配設されている。記録ヘッド3は、その下面に設けられた多数のノズルのインク吐出面3A(図3参照)からインク滴を吐出することにより、搬送ベルト23の回転移動によって搬送される記録媒体P上に所望の画像を記録する。
本実施の形態では、記録ヘッド3は、図示しないキャリッジに搭載されて、間欠的に搬送される記録媒体Pの搬送方向と直交する主査方向に往復移動するシャトル型の記録ヘッドが用いられる。この場合、記録時に、搬送ベルト23は、待機状態と駆動状態を繰り返す間欠動作を行うように、駆動ローラー21の駆動が制御される。
なお、記録ヘッド3は、搬送ベルト23の幅方向に亘って固定状に架け渡され、連続的に搬送される記録媒体P上にインク滴を吐出することによって画像を記録するライン型の記録ヘッドであってもよい。この場合、記録時に、搬送ベルト23は、連続的に移動(回転動作)するように、駆動ローラー21の駆動が制御される。
クリーニング装置4は、記録ヘッド3のインク吐出面3Aをクリーニングする装置であり、吸収部材41と、収容部材42と、絞り部材43とを有する(図3参照)。クリーニング装置4の詳細については後述する。
図2は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部100、記録ヘッド駆動部110、搬送駆動部120、入出力インターフェース130およびクリーニング駆動部140を備える。
制御部100は、CPU101(Central Processing Unit)、RAM102(Random Access Memory)、ROM103(Read Only Memory)および記憶部104を有する。
CPU101は、ROM103に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM102に記憶させ、当該プログラムを実行して各種の演算処理を行う。また、CPU101は、画像形成装置1の全体動作を統括的に制御する。
RAM102は、CPU101に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。なお、RAM102は、不揮発性メモリーを含んでいても良い。
ROM103は、CPU101により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM103に代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部104には、入出力インターフェース130を介して外部装置6から入力されたプリントジョブ(画像記録命令)および当該プリントジョブに係る画像データが記憶される。記憶部104としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等が併用されても良い。
記録ヘッド駆動部110は、制御部100の制御に基づいて記録ヘッド3に対して適切なタイミングで画像データに応じた駆動信号を供給することにより、記録ヘッド3のノズルから画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
搬送駆動部120は、制御部100の制御に基づいて駆動ローラー21の副走査モーターに駆動信号を供給することにより、搬送ベルト23を所定の速度およびタイミングで回転移動させる。
入出力インターフェース130は、外部装置6と制御部100との間におけるデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース130は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースの何れか、または、これらの組み合わせで構成される。
外部装置6は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース130を介して画像記録命令(プリントジョブ)および画像データ等を制御部100に供給する。
クリーニング駆動部140は、制御部100の制御に基づいて後述する吸収部材41に駆動信号を供給することにより吸収部材41を回転駆動させる。
次に、クリーニング装置4の詳細について説明する。図3は、クリーニング装置4の構成を示す図である。
図3に示すように、クリーニング装置4は、上述したように吸収部材41、収容部材42および絞り部材43を有する。クリーニング装置4は、ベルト搬送装置2の脇に配置されている。そのため、クリーニング装置4が記録ヘッド3のインク吐出面3Aをクリーニングする際、制御部100の制御により、記録ヘッド3がクリーニング装置4に対応する位置に移動する。
吸収部材41は、インク吐出面3Aに付着した残インクを吸収するローラー部材であり、スポンジ等の多孔質部材で構成されている。吸収部材41は、記録ヘッド3のインク吐出面3Aに接触可能な位置に設けられており、図3における反時計回り方向に回転可能に構成されている。
制御部100は、記録ヘッド3のインク吐出面3Aをクリーニングする場合、記録ヘッド3を搬送ベルト23の外側まで移動するように記録ヘッド駆動部110を制御する。吸収部材41は、移動してきた記録ヘッド3のインク吐出面3Aと接触し、記録ヘッド3のインク吐出面3Aに付着した残インクD1を吸収する。
収容部材42は、収容部42Aおよび排出部42Bを有する箱状の部材である。収容部材42は、収容部42Aと排出部42Bとを隔てる樹脂製の壁である除去部42Cを有する。なお、除去部42Cは、金属製であっても良い。
収容部42Aは、吸収部材41を洗浄する洗浄液Wを収容する。吸収部材41の下端部は、収容部42A内の洗浄液Wに浸されている。これにより、吸収部材41の洗浄液Wに浸された部分は、洗浄液Wによって洗浄されるようになっている。
また、例えば、画像形成装置1内には、供給装置5が設けられている。供給装置5は、供給部5Aと、図示しないタンクとを有する。供給装置5は、タンク内に貯留された洗浄液を、供給部5Aを介して収容部42A内に供給する。これにより、収容部42A内の洗浄液Wを補給することが可能である。
排出部42Bは、吸収部材41から排出された残インクDを収容する。排出部42Bは、吸収部材41の回転方向において、収容部42Aよりも上流側に位置する。具体的には、排出部42Bは、回転方向において、除去部42Cと吸収部材41との接触位置に対して収容部42Aよりも上流側に配置されている。
除去部42Cは、回転方向においてインク吐出面3Aよりも下流側で吸収部材41に押し当てられるように接触することで、吸収部材41が吸収した残インクD2を吸収部材41から除去する。除去部42Cの先端部は、先細り形状となっており、第1面C1および第2面C2を有する。
第1面C1は、除去部42Cの先端部の頂点C3に対して排出部42B側に位置する面である。第2面C2は、頂点C3に対して収容部42A側に位置する面であり、湾曲面となっている。第2面C2は、吸収部材41と接触する。これにより、吸収部材41に吸収された残インクD2が第2面C2によって除去されるようになっている。
また、図4に示すように、収容部材42は、吸収部材41に対して圧着離間可能に構成されている。具体的には、収容部材42の除去部42Cが吸収部材41に接触している場合、収容部材42は、下方に移動可能に構成されている。
このようにすることで、クリーニング装置4を動作させていない場合には、吸収部材41と除去部42Cとを離間させることが可能となるので、吸収部材41と除去部42Cが接触し続けることに起因する吸収部材41の変形を抑制することができる。
絞り部材43は、吸収部材41と接触して絞ることで吸収部材41に吸収された洗浄液を吸収部材41から排出させる部材である。絞り部材43は、回転方向において、吸収部材41の洗浄液Wに浸された部分よりも下流側で、かつ、インク吐出面3Aとの接触位置よりも上流側に配置されている。
また、絞り部材43は、吸収部材41に対して圧着離間可能に構成されている。具体的には、絞り部材43が吸収部材41に接触している場合、絞り部材43は、吸収部材41に対して離間可能に構成されている。
このようにすることで、クリーニング装置4を動作させていない場合には、吸収部材41と絞り部材43とを離間させることが可能となるので、吸収部材41と絞り部材43とが接触し続けることに起因する吸収部材41の変形を抑制することができる。
このように構成されたクリーニング装置4では、図3に示すように、まず、吸収部材41がインク吐出面3Aと接触することで、インク吐出面3Aに付着した残インクD1を吸収する。吸収部材41が回転することで、吸収部材41における残インクD2を吸収した所定部分が、除去部42Cの第2面C2に接触する。所定部分が第2面C2と接触することで、所定部分に付着した残インクD2が吸収部材41と第2面C2との接触位置で除去される。
具体的には、除去部42Cの第2面C2が吸収部材41に押し当てられることで、吸収部材41が絞られて、吸収部材41から残インクD3が除去される。除去された残インクD3は、除去部42Cにおける第1面C1側部分を伝って下方に流れ落ち、排出部42Bに排出される。
また、吸収部材41は回転し、残インクD2が除去された所定部分が、洗浄液W内に入り込み、洗浄液Wによって洗浄される。所定部分は残インクD2が除去されているので、洗浄液Wと混ざり合う残インクの量が大幅に減少する。その結果、洗浄液Wにおけるインク濃度が上昇することを抑制することができる。
吸収部材41はさらに回転し、洗浄液Wによって洗浄された所定部分が絞り部材43に接触する。これにより、所定部分が絞り部材43によって絞られることで所定部分に吸収された洗浄液が吸収部材41から排出される。排出された洗浄液は、収容部42A内に戻される。
洗浄液が排出された所定部分は、再び、インク吐出面3Aに接触して残インクD1を吸収する。以上のような動作が繰り返し行われる。
また、収容部42A内の洗浄液Wの液面は、排出部42B内の残インクDの液面よりも高くなるように調整されている。具体的には、収容部42Aおよび排出部42Bのそれぞれには、図示しない液面高さ検出部が設けられており、制御部100は、各液面高さ検出部の信号に基づいて、収容部42A内の液面は、排出部42B内の液面よりも高くなるように調整する。
排出部42Bへの残インクDの排出量が増大していくと、除去部42Cを乗り越えて収容部42A内に残インクが流れ込む可能性がある。そのため、制御部100は、各液面高さ検出部の信号に基づいて、排出部42B内の液面が収容部42A内の液面に近づいてきた場合、排出部42B内の残インクDを装置外に放出するための制御を行う。
排出部42B内の残インクDを装置外に放出するための制御としては、例えばユーザーに残インクDを廃棄するように促すための報知を行う制御等が挙げられる。
このようにすることで、排出部42B内の残インクDが収容部42A内に流れ込むことを抑制することができる。
以上のように構成された本実施の形態によれば、除去部42Cによって、吸収部材41に吸収された残インクD2が排出部42Bに向けて排出される。これにより、残インクD2が除去された状態の吸収部材41が洗浄液W内に入り込むので、洗浄液Wにおけるインク濃度が上昇することを抑制することができる。
その結果、洗浄液Wによって適切に吸収部材41を洗浄することができるので、記録ヘッド3のインク吐出面3Aを、洗浄された吸収部材41によってクリーニングすることができる。すなわち、本実施の形態では、記録ヘッド3のインク吐出面3Aを適切にクリーニングすることができる。
また、インク吐出面3Aのクリーニング頻度が増える場合や、ヘッドの搭載数を増大させることに起因して、1回のクリーニングによるローラー部材のインクの吸収量が増大する場合、吸収部材41によるインクの吸収量が増大する。そのため、クリーニング装置4におけるクリーニング性能向上の観点から、吸収部材41を適切に洗浄する必要がある。
本実施の形態では、吸収部材41の残インクを吸収した部分が洗浄液Wに入る前に、除去部42Cで当該残インクを除去するので、残インクが洗浄液W内に混ざることを低減することができる。その結果、洗浄液Wにより吸収部材41が適切に洗浄され、ひいてはクリーニング装置4におけるクリーニング性能を向上させることができる。
また、洗浄液Wのインク濃度の上昇が抑制されるので、洗浄液を頻繁に交換する必要がなくなるので、洗浄液に係るコストを低減することができる。
ところで、ブレード部材によって記録ヘッド3のインク吐出面3Aの残インクを直接除去する構成が知られている。このような構成であると、ブレード部材に付着した残インクの洗浄を行う必要があるが、ブレード部材の洗浄機構を設けると装置の構成が複雑化する。また、ブレード部材が撓み変形可能な構成である場合、ブレード部材が撓んだ状態でインク吐出面3Aに接触した後、元の状態に復元する際、ブレード部材から残インクが飛散して装置内を汚すおそれがある。
しかし、本実施の形態では、吸収部材41から残インクを除去部42Cにより除去しつつ、洗浄液Wにより洗浄する。その結果、ブレード部材を有する構成と比較して簡易な構成とすることができ、かつ、インク吐出面3Aから吸収した残インクが飛散することを防止することができる。
また、湾曲面である、除去部42Cの第2面C2が吸収部材41と接触するので、除去部42Cが吸収部材41と接触することに起因して吸収部材41が損傷することを抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態に係るクリーニング装置4を示す図である。
図5に示すように、第2の実施の形態に係るクリーニング装置4は、上記第1の実施の形態と同様に、吸収部材41、収容部材42および絞り部材43を有する。吸収部材41および絞り部材43は、第1の実施の形態と同様である。
収容部材42における排出部42Bの底部には、放出口Bが形成されている。放出口Bは、排出部42Bに排出された残インクDを排出部42B内から放出するための開口であり、例えば残インク収容部等と連通する。これにより、排出部42B内の残インクDを放出することができるので、排出部42B内に残インクDが溜まりすぎることを抑制することができる。
また、図6に示すように、除去部42Cは、吸収部材41に対して圧着離間可能に構成されている。具体的には、除去部42Cは、収容部材42の底部に対して進退可能に構成されている。
例えば、洗浄液を交換する際、除去部42Cを吸収部材41から離間させる。そうすると、収容部42A内の洗浄液Wが排出部42Bに流れ込んで放出口Bから収容部材42の外部に放出される。これにより、洗浄液を容易に放出できるとともに、排出部42B内を洗浄液により洗浄することができる。
また、図7に示すように、洗浄液を収容部42A内に供給する際、除去部42Cを吸収部材41に圧着させる。そうすると、供給装置5によって洗浄液を収容部42Aに供給しても、除去部42Cによって、排出部42B側に洗浄液が流れないので、収容部42A内の洗浄液を交換することができる。
このように、本実施の形態では、容易に洗浄液を交換することができるので、洗浄液を比較的新しい状態のままに維持することができる。そのため、除去部42Cによって吸収部材41から排出しきれなかった残インクによって洗浄液のインク濃度が上昇することを抑制することができる。
また、上記の洗浄液の交換は、クリーニング装置4におけるクリーニング頻度や前回洗浄液を交換してから経過した時間に応じて制御部100により自動で行われるようにしても良いし、ユーザーの指示に応じて行われるようにしても良い。
また、図8に示すように、排出部42Bのみを洗浄する場合、例えば、収容部42A内に洗浄液Wを供給装置5により供給して、洗浄液Wの液面を高くする。そして、洗浄液Wを、除去部42Cを乗り越えさせて排出部42B内に供給する。これにより、排出部42B内を洗浄液Wにより洗浄することができる。
また、図9に示すように、排出部42Bの底部を放出口Bに向かうにつれ下に位置するように傾斜させても良い。このようにすることで、排出部42B内の残インクD等を放出口Bに誘導しやすくすることができる。
また、図10に示すように、除去部42Cに収容部42A内の空間と、排出部42B内の空間とを連通させる連通孔C4が形成されていても良い。このようにすることで、排出部42B内を洗浄する際、連通孔C4の位置まで洗浄液の液面を高くすれば、連通孔C4を介して洗浄液が排出部42B内に流れ込む。その結果、排出部42B内を容易に洗浄することができる。
以上のように構成された第2の実施の形態によれば、放出口Bにより洗浄液Wを容易に放出することができるので、洗浄液Wの交換を容易に行うことができる。その結果、一定の頻度で洗浄液Wの交換を行うことで、除去部42Cによって除去しきれなかった吸収部材41を洗浄した洗浄液W内に混ざった残インクに起因して洗浄液W内のインク濃度が上昇することを抑制することができる。
また、洗浄液Wが容易に交換されることで比較的新しい状態に維持することができるので、クリーニング頻度の増大やヘッド数増大による吸収部材41への残インクの吸収量が増大した場合でも、吸収部材41を適切に洗浄することができる。その結果、クリーニング装置4におけるクリーニング性能を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、除去部42Cが湾曲面である第2面C2を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、図11に示すように、除去部42Cが吸収部材41に接触するローラー部材C5を有していても良い。
このような構成では、ローラー部材C5が除去部42Cに従動回転することで、壁等の除去部42Cの先端部を接触させる構成と比較して、吸収部材41が損傷することをさらに抑制することができる。
また、除去部42Cは、平坦な面で吸収部材41に接触するように構成されていても良い。また、除去部42Cは、先端部の角部分で吸収部材41に接触するように構成されていても良い。ただし、吸収部材41の損傷抑制の観点から、除去部42Cの吸収部材41との接触面は、平坦な面とすることが好ましく、湾曲面とすることがさらに好ましい。
また、上記実施の形態では、収容部42Aと排出部42Bとが一体に構成された収容部材42を有していたが、本発明はこれに限定されず、収容部42Aと排出部42Bとが別体であっても良い。
また、上記実施の形態では、除去部42Cは、収容部42Aと排出部42Bとを隔てる壁であったが、本発明はこれに限定されず、排出部42Bに残インクを排出可能な部材である限り、どのような形状の部材であっても良い。
また、上記実施の形態では、記録ヘッド3がクリーニング部材4に対応する位置に移動する構成であったが、本発明はこれに限定されず、クリーニング部材4が記録ヘッド3の位置に移動する構成であっても良い。
また、クリーニング部材4が記録ヘッド3の位置に移動する構成である場合、第2の実施の形態に係る放出口Bには、放出口Bを開閉するシャッター部材等を設けることが好ましい。
これによれば、例えば、クリーニング装置4が移動可能な構成である場合、放出口Bが残インク収容部に連通する位置では、シャッター部材で放出口Bを開放し、当該位置以外では、シャッター部材で放出口Bを閉塞する。その結果、クリーニング装置4が移動した際に、放出口Bを介して残インクが装置外に放出されることを抑制することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
2 ベルト搬送装置
3 記録ヘッド
3A インク吐出面
4 クリーニング装置
6 外部装置
21 駆動ローラー
22 従動ローラー
23 搬送ベルト
41 吸収部材
42 収容部材
42A 収容部
42B 排出部
42C 除去部
43 絞り部材
100 制御部
110 記録ヘッド駆動部
120 搬送駆動部
130 入出力インターフェース
140 クリーニング駆動部
C1 第1面
C2 第2面
C3 頂点

Claims (12)

  1. 画像形成装置の記録ヘッドのインク吐出面をクリーニングするクリーニング装置であって、
    前記インク吐出面に付着した残インクを吸収する吸収部材と、
    前記残インクを吸収した吸収部材を洗浄する洗浄液を収容する収容部と、
    前記吸収部材が吸収した残インクが排出される排出部と、
    前記残インクを前記吸収部材から除去して前記排出部に向けて排出させる除去部と、
    を備え
    前記収容部および前記排出部は、一体に構成されており、
    前記除去部は、
    前記収容部と前記排出部とを隔てる壁であって、先端部で前記吸収部材に接触する壁を有し、
    前記吸収部材に対して圧着離間可能に構成されている、
    クリーニング装置。
  2. 前記吸収部材は、前記インク吐出面に接触しながら回転方向に回転し、
    前記除去部は、前記回転方向において、前記インク吐出面よりも下流側で前記吸収部材に接触することで前記残インクを前記吸収部材から除去し、
    前記排出部は、前記回転方向において、前記除去部と前記吸収部材との接触位置に対して前記収容部よりも上流側に配置されている、
    請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記排出部は、前記吸収部材から排出された残インクを放出する放出口を有する、
    請求項1または請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記収容部は、前記排出部に前記洗浄液を排出可能に構成されている、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記収容部は、前記除去部が前記吸収部材から離間することで前記洗浄液を前記排出部に排出する、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記除去部は、前記収容部に洗浄液が供給されるタイミングで、前記吸収部材から離間した位置から圧着する位置に移動する、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記除去部は、前記収容部と前記排出部とを連通させる連通孔を有する、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  8. 前記排出部の底部は、前記放出口に向かうにつれ下に位置するように傾斜する、
    請求項に記載のクリーニング装置。
  9. 前記除去部は、前記吸収部材に接触するローラー部材を有する、
    請求項1~の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  10. 前記除去部は、前記吸収部材に接触する湾曲面を有する、
    請求項1~の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  11. 前記収容部内の洗浄液の液面は、前記排出部内の残インクの液面よりも高い、
    請求項1~10の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  12. インク吐出面を有する記録ヘッドと、
    請求項1~11の何れか1項に記載のクリーニング装置と、
    を備える画像形成装置。
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