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JP7236271B2 - p型有機半導体、組成物、光電変換膜、光電変換素子および撮像素子 - Google Patents

p型有機半導体、組成物、光電変換膜、光電変換素子および撮像素子 Download PDF

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JP7236271B2 JP2018245279A JP2018245279A JP7236271B2 JP 7236271 B2 JP7236271 B2 JP 7236271B2 JP 2018245279 A JP2018245279 A JP 2018245279A JP 2018245279 A JP2018245279 A JP 2018245279A JP 7236271 B2 JP7236271 B2 JP 7236271B2
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Description

本発明は、p型有機半導体、組成物、光電変換膜、光電変換素子および撮像素子に関する。
有機半導体は、分子構造を変化させることで容易に特性を変化させることができるため、バリエーションが豊富である。このため、有機半導体は、無機半導体では実現することができない機能を実現することができると考えられており、盛んに研究されている。
近年、可視光による画像と、近赤外光による画像を同時に得ることが可能な撮像素子の開発が進められている。このような撮像素子は、一対の電極の間に、近赤外光を検出することが可能な半導体を含む光電変換膜が形成されている光電変換素子(受光素子)を有する。
ここで、無機半導体の場合は、近赤外光のみを吸収するように設計することが困難である。
一方、有機半導体の場合は、近赤外光のみを吸収するように設計することができるため、近赤外光を検出することが可能な光電変換膜には、有機半導体が用いられている。
例えば、特許文献1では、近赤外光を検出することが可能な光電変換膜に含まれるp型有機半導体として、スズナフタロシアニンの誘導体が用いられている。
特開2016-225456号公報
ここで、特許文献1のp型有機半導体を含む光電変換膜は、抵抗加熱蒸着法により成膜することができるが、p型有機半導体が熱劣化し、その結果、光電変換素子の変換効率が低下するという問題がある。
本発明の一態様は、熱耐性に優れ、近赤外光を検出することが可能なp型有機半導体を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、p型有機半導体において、一般式(1)
Figure 0007236271000001

[式中、R、Rは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基であり、R~R26は、それぞれ独立に、水素原子、重水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルキルチオ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたオキシ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたチオ基、または、置換もしくは無置換のアミノ基である。]
で表される。
本発明の一態様によれば、熱耐性に優れ、近赤外光を検出することが可能なp型有機半導体を提供することができる。
本実施形態の光電変換素子の一例を示す概略断面図である。 本実施形態の光電変換素子の他の例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第一例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第二例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第三例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第三例を示す概略斜視図である。 本実施形態の撮像素子の第四例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第五例を示す概略断面図である。 本実施形態の撮像素子の第五例を示す概略斜視図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
以下、図面において、複数の層および領域を明確に表現するために、厚さを拡大して示した。また、図面において、本実施形態を明確に説明するために、説明上、不必要な部分を省略した。さらに、明細書全体にわたって、同一または類似の構成要素については、同一の符号を用いた。
なお、層、膜、領域、板などのある部分が他の部分の「上」にあるとする場合、ある部分が他の部分の「直上」にある場合と、ある部分と他の部分との間に、さらに他の部分が存在する場合を含む。逆に、ある部分が他の部分の「直上」にあるとする場合、ある部分と他の部分との間に、さらに他の部分が存在しないことを意味する。
[p型有機半導体]
本実施形態のp型有機半導体は、一般式(1)
Figure 0007236271000002

[式中、R、Rは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基であり、R~R26は、それぞれ独立に、水素原子、重水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換のアルキルチオ基、置換もしくは無置換のアリールオキシ基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたオキシ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたチオ基、または、置換もしくは無置換のアミノ基である。]
で表される。
本実施形態のp型有機半導体は、スズナフタロシアニンの誘導体であるため、近赤外光を検出することができる。
また、本実施形態のp型有機半導体は、スズナフタロシアニンの誘導体の軸置換基として、RおよびRを有するため、熱耐性に優れる。このため、抵抗加熱蒸着法により、本実施形態のp型有機半導体を含む光電変換膜を形成しても、本実施形態のp型有機半導体の熱劣化を抑制することができ、その結果、後述する光電変換素子の変換効率が向上する。
~R26におけるアルキル基は、直鎖状、分岐状または環状のアルキル基である。
直鎖状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、デシル基、ペンタデシル基などが挙げられる。
分岐状のアルキル基としては、例えば、t-ブチル基などが挙げられる。
環状のアルキル基としては、例えば、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などが挙げられる。
直鎖状または分岐状のアルキル基の炭素数は、1~20であることが好ましく、1~10であることがより好ましい。
環状のアルキル基の炭素数は、3~20であることが好ましく、3~12であることがより好ましい。
~R26におけるアリール基は、単環式、非縮合多環式または縮合多環式のアリール基である。
単環式のアリール基としては、例えば、フェニル基などが挙げられる。
非縮合多環式のアリール基としては、例えば、ビフェニル基、ターフェニル基、クアテルフェニル基、キンクフェニル基、セキシフェニル基、フルオランテニル基、トリフェニレニル基などが挙げられる。
縮合多環式のアリール基としては、例えば、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、フルオレニル基、インデニル基、ピレニル基、アセトナフテニル基、ビスフェニルフルオレニル基、9-(9-フルオレニル)フルオレニル基などが挙げられる。
単環式、非縮合多環式または縮合多環式のアリール基の環形成炭素数は、6~50であることが好ましく、6~40であることがより好ましい。
~R26のアルコキシ基、アルキルチオ基におけるアルキル基は、上述したアルキル基と同様である。
~R26のアリールオキシ基、アリールチオ基におけるアリール基は、上述したアリール基と同様である。
~R26の複素環基で置換されたオキシ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたチオ基における複素環基は、単環式または多環式の複素環基である。
単環式の複素環基としては、例えば、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、フラニル基、ピラニル基、チエニル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、トリアジニル基、キノリル基、イソキノリル基などが挙げられる。
多環式の複素環基としては、例えば、ベンゾ(ピリジル)フラニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、カルバゾリル基、カルボリニル基、フェナントリジニル基、アクリジニル基、ペリミジニル基、フェナントロリニル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キノキサリル基、ベンゾイミダゾリル基、ピラゾリル基、ジベンゾフラニル基、ジベンゾチエニル基などが挙げられる。
単環式または多環式の複素環基の環形成炭素数は、5~50であることが好ましく、5~30であることがより好ましい。
これらの中でも、R~R26は、それぞれ独立に、水素原子または重水素原子であることが好ましい。これにより、p型有機半導体の熱耐性をさらに向上させることができる。
~R26における置換基としては、例えば、シアノ基、シリル基、炭素数1~10のモノアルキルシリル基、ジアルキルシリル基もしくはトリアルキルシリル基、炭素数1~10の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキル基、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、環形成炭素数6~15のアリール基、環形成炭素数6~15のアリールオキシ基、環形成炭素数6~15のアリールカルボニル基、環形成炭素数3~32のヘテロシクリル基、炭素数1~10のモノアルキルアミノ基もしくはジアルキルアミノ基、環形成炭素数6~15のモノアリールアミノ基もしくはジアリールアミノ基などが挙げられる。
なお、一般式(1)において、R~R26がハロゲン原子(例えば、F、Cl)等の電子吸引性基であると、n型有機半導体となる(例えば、特開2009-218369号公報参照)。
本実施形態のp型有機半導体は、一般式(2)
Figure 0007236271000003

[式中、n、nは、それぞれ独立に、0~10の整数であり、Y~Yは、それぞれ独立に、直鎖アルキル基であり、R27~R30は、それぞれ独立に、水素原子または重水素原子である。]
で表されることが好ましい。これにより、p型有機半導体の熱耐性をさらに向上させることができる。
[組成物]
本実施形態の組成物は、本実施形態のp型有機半導体と、n型有機半導体を含む。本実施形態の組成物を用いると、光電変換膜を形成することができる。
n型有機半導体は、本実施形態のp型有機半導体とpn接合を形成することが可能であれば、特に限定されないが、例えば、サブフタロシアニン、フラーレンおよびその誘導体、チオフェンおよびその誘導体などが挙げられ、二種以上を併用してもよい。これらの中でも、光電変換膜の変換効率の点で、フラーレンおよび/またはフラーレンの誘導体が好ましい。
フラーレンとしては、例えば、C50、C60、C70、C76、C78、C80、C82、C84、C90、C96、C240、C540などが挙げられる。
フラーレンの誘導体は、フラーレンが置換基により置換されている。
置換基としては、例えば、前述したアルキル基、アリール基、複素環基などが挙げられる。
[光電変換素子]
図1に、本実施形態の光電変換素子の一例を示す。
光電変換素子100は、対向する第一の電極10と、第二の電極20との間に、(有機)光電変換膜30が形成されている。
第一の電極10および第二の電極20の少なくとも一方は、近赤外光を透過することが可能な透光電極である。
透光電極を構成する材料としては、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、AZO、FTO、SnO、TiO、ZnOなどの導電性材料が挙げられる。
透光電極は、単一の層で形成されていてもよいし、複数の層が積層されていてもよい。
第一の電極10または第二の電極20が近赤外光を透過しない不透光電極である場合、不透光電極を構成する材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、銅、金、銀などの金属、不純物がドープされることにより導電性が付与されたポリシリコンなどの導電性材料が挙げられる。
第一の電極10および第二の電極20を形成する際には、使用する材料に応じて、種々の方法を適用することができる。
例えば、ITO電極を形成する場合、電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着法、化学反応法(ゾル-ゲル法など)、酸化インジウムスズの分散液を塗布する方法などの方法を適用することができる。
また、第一の電極10および第二の電極20を形成する際に、UV-オゾン処理、プラズマ処理などを施してもよい。
ここで、第一の電極10は、光電変換膜30で発生した電荷のうち、正孔を捕集する電極である。また、第二の電極20は、光電変換膜30で発生した電荷のうち、電子を捕集する電極である。
第一の電極10と、第二の電極20間に、バイアス電圧を印加することで、光電変換膜30で発生した電荷のうち、正孔を第一の電極10に移動させ、電子を第二の電極20に移動させることができる。
ここで、光電変換素子100を後述する撮像素子に適用する場合、第一の電極10に移動した正孔の量に応じた電圧信号に変換して読み出す。これにより、近赤外光を電圧信号に変換して取り出すことができる。
なお、第一の電極10で電子を捕集し、第二の電極20で正孔を捕集するように、バイアス電圧を印加してもよい。
光電変換膜30は、本実施形態のp型有機半導体と、n型有機半導体を含み、本実施形態のp型有機半導体と、n型有機半導体がpn接合を形成する膜である。光電変換膜30は、近赤外光を受光すると、励起子が生成する。励起子は、正孔および電子に分離された後、正孔が第一の電極10に移動し、電子が第二の電極20に移動する、その結果、光電変換素子100に電流が流れる。
n型有機半導体は、本実施形態の組成物に含まれるn型有機半導体と同様である。
光電変換膜30は、単一の層で形成されていてもよいし、複数の層が積層されていてもよい。
単一の層で形成されている光電変換膜30としては、真性半導体層が挙げられる。
複数の層が積層されている光電変換膜30の積層構造としては、例えば、p型半導体層/真性半導体層、真性半導体層/n型半導体層、p型半導体層/真性半導体層/n型半導体層、p型半導体層/n型半導体層などが挙げられる。
真性半導体層は、本実施形態のp型有機半導体と、n型有機半導体を含む。
真性半導体層における本実施形態のp型有機半導体に対するn型有機半導体の体積比は、0.01~100であることが好ましく、0.02~95であることがより好ましい。これにより、光電変換膜30の変換効率をさらに向上させることができる。
p型半導体層は、本実施形態のp型有機半導体を含む。
n型半導体層は、n型有機半導体を含む。
光電変換膜30の厚さは、1nm~800nmであることが好ましく、5nm~500nmであることがより好ましい。これにより、光電変換膜30の変換効率をさらに向上させることができる。
光電変換膜30は、乾式成膜法により成膜することが好ましく、抵抗加熱蒸着法により成膜することがさらに好ましいが、湿式成膜法により成膜してもよい。
乾式成膜法としては、例えば、真空蒸着法などが挙げられる。
真空蒸着法の具体例としては、電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着法などが挙げられる。
湿式成膜法としては、例えば、溶液塗布法などが挙げられる。
溶液塗布法の具体例としては、キャスティング法、スピンコート法、ディップコート法、ブレードコート法、ワイヤーバーコート法、スプレーコート法、インクジェット印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、凸版印刷法などが挙げられる。
光電変換膜30のパターニングが必要な場合のパターニング方法の具体例としては、レジスト・エッチング法、レーザー除去法などが挙げられる。
図2に、本実施形態の光電変換素子の他の例を示す。
光電変換素子200は、第一の電極10と光電変換膜30との間、および、第二の電極20と光電変換膜30との間に、それぞれ電子ブロッキング層40および正孔ブロッキング層45が形成されている以外は、光電変換素子100と同一である。
電子ブロッキング層40は、第一の電極10から光電変換膜30に電子が注入されるのを抑制すると共に、光電変換膜30で発生した電子が第一の電極10に移動するのを阻害する。
正孔ブロッキング層45は、第二の電極20から光電変換膜30に正孔が注入されるのを抑制すると共に、光電変換膜30で発生した正孔が第二の電極20に移動するのを阻害する。
電子ブロッキング層40を構成する材料としては、例えば、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン):ポリ(スチレンスルホネート)(PEDOT:PSS)、ポリアリールアミン、ポリ(N-ビニルカルバゾール)、ポリアニリン、ポリピロール、N,N,N',N'-テトラキス(4-メトキシフェニル)ベンジジン(TPD)、4,4'-ビス[N-(1-ナフチル)-N-フェニル-アミノ]ビフェニル(α-NPD)、m-MTDATA、4,4',4"-トリス(N-カルバゾリル)トリフェニルアミン(TCTA)などが挙げられ、二種以上を併用してもよい。
正孔ブロッキング層45を構成する材料としては、例えば、ナフタレン-1,4,5,8-テトラカルボン酸二無水物(NTCDA)、バトクプロイン(BCP)、LiF、Alq3、Gaq3、Inq3、Znq2、Zn(BTZ)2、BeBq2などが挙げられ、二種以上を併用してもよい。
なお、電子ブロッキング層40または正孔ブロッキング層45を省略してもよい。
また、第一の電極10で電子を捕集し、第二の電極20で正孔を捕集するように、バイアス電圧を印加してもよい。この場合には、電子ブロッキング層40および正孔ブロッキング層45の代わりに、それぞれ正孔ブロッキング層40および電子ブロッキング層45を形成すればよい。
本実施形態の光電変換素子は、撮像素子、太陽電池、光検出器、光センサ、フォトダイオードなどに適用することができる。
[撮像素子]
図3に、本実施形態の撮像素子の一例を示す。
撮像素子300は、半導体基板310と、絶縁層80と、光電変換素子100を備える。
半導体基板310は、シリコン基板であり、伝送トランジスタと、電荷保存場所55が集積されている。ここで、伝送トランジスタと、電荷保存場所55は、画素毎に集積されており、電荷保存場所55は、光電変換素子100に電気的に接続されており、電荷保存場所55の情報は、伝送トランジスタにより転送される。
半導体基板310上には、金属配線と、パッドが設けられている。
金属配線およびパッドを構成する材料としては、信号の遅延を減らすことが可能であれば、特に限定されないが、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(g)、これらの合金)などの比抵抗が低い金属が挙げられる。
金属配線と、パッドが形成されている半導体基板310上には、絶縁層80が形成されている。
絶縁層80を構成する材料としては、酸化ケイ素、窒化ケイ素などの無機絶縁物質、SiC、SiCOH、SiCO、SiOFなどの比誘電率が低い材料(Low-k材料)などが挙げられる。
絶縁層80には、パッドを露出させるコンタクト孔と、各画素の電荷保存場所55を露出させる貫通口85が形成されている。
絶縁層80上には、光電変換素子100が形成されている。
光電変換素子100は、前述したように、第一の電極10と、光電変換膜30と、第二の電極20を備えるが、第二の電極20は、近赤外光を透過することが可能な透光電極である。このため、第二の電極20の側から、近赤外光を含む光が入射すると、光電変換膜30で近赤外光が吸収されて光電変換される。
なお、光電変換素子100の上部に、近赤外光のみが透過するバンドパスフィルタを設けてもよい。
図4に、本実施形態の撮像素子の第二例を示す。
撮像素子400は、光電変換素子100の代わりに、光電変換素子200を適用した以外は、撮像素子300と同一の構成である。
図5および図6に、本実施形態の撮像素子の第三例を示す。
撮像素子500は、半導体基板310と、下部絶縁層60と、カラーフィルタ層70と、上部絶縁層80と、光電変換素子100を備える。
半導体基板310は、シリコン基板であり、感光素子(50G、50B、50R)と、伝送トランジスタと、電荷保存場所55が集積されている。ここで、感光素子(50G、50R、50B)は、シリコンフォトダイオードである。また、感光素子(50G、50B、50R)と、伝送トランジスタと、電荷保存場所55は、画素毎に集積されており、感光素子(50G、50B、50R)は、それぞれ緑色画素、青色画素および赤色画素に含まれており、電荷保存場所55は、近赤外画素に含まれている。
感光素子(50G、50B、50R)は、それぞれ緑色光、青色光および赤色光を感知し、感知された情報は、伝送トランジスタにより転送される。また、電荷保存場所55は、光電変換素子100に電気的に接続されており、電荷保存場所55の情報は、伝送トランジスタにより転送される。
半導体基板310上には、金属配線と、パッドが設けられているが、金属配線と、パッドは、感光素子(50G、50B、50R)の下部に設けられていてもよい。
金属配線と、パッドが形成されている半導体基板310上には、下部絶縁層60が形成されている。
下部絶縁層60を構成する材料としては、絶縁層80を構成する材料と同様の材料を用いることができる。
下部絶縁層60上には、カラーフィルタ層70が形成されている。
カラーフィルタ層70は、青色画素に形成されている青色フィルタ70Bと、緑色画素に形成されている緑色フィルタ70Gと、赤色画素に形成されている赤色フィルタ70Rを備える。
カラーフィルタ層70上には、カラーフィルタ層70による段差を除去して平坦化するために、上部絶縁層80が形成されている。
上部絶縁層80および下部絶縁層60には、パッドを露出させるコンタクト孔と、電荷保存場所55を露出させる貫通口85が形成されている。
上部絶縁層80上には、光電変換素子100が形成されている。
光電変換素子100は、前述したように、第一の電極10と、光電変換膜30と、第二の電極20を備える。ここで、第一の電極10は、近赤外光および可視光を透過することが可能な透光電極である。また、第二の電極20は、可視光を透過することが可能な透光電極である。このため、第二の電極20の側から、近赤外光および可視光を含む光が入射すると、光電変換膜30で近赤外光が吸収されて光電変換される。一方、光電変換膜30で吸収されなかった光は、第一の電極10およびカラーフィルタ層70を透過した後、感光素子(50G、50B、50R)で感知される。
なお、光電変換素子100の上部に、可視光および近赤外光のみを透過するバンドパスフィルタを設けてもよい。
図7に、本実施形態の撮像素子の第四例を示す。
撮像素子600は、光電変換素子100の代わりに、光電変換素子200を適用した以外は、撮像素子500と同一の構成である。
図8および図9に、本実施形態の撮像素子の第五例を示す。
撮像素子700は、撮像素子500と同様に、半導体基板310と、絶縁層80と、光電変換素子100を備え、半導体基板310に、感光素子(50G、50B、50R)と、伝送トランジスタと、電荷保存場所55が集積されている。
しかしながら、撮像素子700は、撮像素子500とは異なり、感光素子50B、50Gおよび50Rが積層されており、カラーフィルタ層70が省略されている。
感光素子50B、50Gおよび50Rは、電荷保存場所に電気的に接続されており、電荷保存場所の情報は、伝送トランジスタにより転送される。
感光素子50B、50Gおよび50Rは、積層深さに応じて、それぞれ青色光、緑色光および赤色光を選択的に吸収することができる。
撮像素子700は、光電変換素子100と、感光素子50B、50Gおよび50Rが積層されていることから、小型化することができる。
なお、感光素子(50G、50B、50R)の代わりに、緑色光、青色光および赤色光を選択的に吸収することが可能な有機光電変換素子を用いてもよい。これにより、撮像素子の感度が向上し、クロストークを低減させることができる。
この場合、光電変換素子100と、緑色光、青色光および赤色光を選択的に吸収することが可能な有機光電変換素子を積層する順序は、特に限定されない。
また、光電変換素子100の代わりに、光電変換素子200を適用してもよい。
本実施形態の撮像素子は、モバイル電話、デジタルカメラなどの種々の電子装置に適用することができる。
以下に、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1]
1,3-Diiminobenz[f]isoindoline(2.0g)(東京化成製)、Di-t-butyltin dichloride(1.5g)(Aldrich製)を、1-Chloronaphthalene中、還流下で2時間撹拌した後、反応混合液を室温に戻した。次に、沈殿物を濾過した後、クロロホルム、ピリジン及びメタノールで洗浄し、p型有機半導体としての、化合物1(1.5g)を得た。
Figure 0007236271000004

[比較例1]
p型有機半導体として、スズナフタロシアニン(Aldrich製)を用いた。
[p型有機半導体の熱耐性]
TG-DTAを用いて、重量減少が2%および5%となる温度を測定することにより、p型有機半導体の熱耐性を評価した。
表1に、p型有機半導体の熱耐性の評価結果を示す。
Figure 0007236271000005
表1から、実施例1のp型有機半導体は、熱耐性に高いことがわかる。
これに対して、比較例1のp型有機半導体は、スズナフタロシアニンの軸置換基が導入されていないため、熱耐性が低い。
[実施例2]
ITO(膜厚150nm)付きガラス基板上に、加熱蒸着法により、膜厚が20nmとなるように化学式
Figure 0007236271000006

で表される化合物Aを成膜して、電子ブロッキング層を形成した。次に、抵抗加熱蒸着法により、実施例1のp型有機半導体と、n型有機半導体としての、フラーレンC60を、体積比が1:1、膜厚が150nmとなるように成膜して、光電変換膜を形成した。さらに、高周波マグネトロンスパッタ法により、膜厚が10nmとなるようにITO膜を成膜して、光電変換素子を得た。
なお、上記真空プロセスにおける真空度は、いずれも4×10-4Pa以下とした。
[比較例2]
実施例1のp型有機半導体の代わりに、比較例1のp型有機半導体を用いた以外は、実施例2と同様にして、光電変換素子を得た。
[光電変換素子のIPCE]
光電変換素子を、大気に曝すことなく、水分、酸素の濃度を、それぞれ1ppm以下に保ったグローブボックスに搬送した後、UV硬化樹脂を用いて、吸湿剤を貼ったガラス製の封止缶で封止した。
IPCE測定システム(マックサイエンス製)を用いて、光電変換素子の下部電極に負のバイアスを3V印加した状態で、波長810nmおよび940nmにおける変換効率の最大値における外部量子効率(IPCE)を測定した。
表2に、光電変換素子のIPCEの評価結果を示す。
Figure 0007236271000007
表2から、実施例2の光電変換素子は、波長810nmおよび940nmのいずれにおいても、IPCEが高いことがわかる。
これに対して、比較例2の光電変換素子は、比較例1のp型有機半導体を含むため、IPCEが低い。これは、抵抗加熱蒸着法により、光電変換膜を形成する際に、比較例1のp型有機半導体が熱劣化したためであると考えられる。
10 第一の電極
20 第二の電極
30 光電変換膜
100、200 光電変換素子
300、400、500、600、700 撮像素子

Claims (9)

  1. 一般式(1)
    Figure 0007236271000008

    [式中、R、Rは、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基であり、R~R26は、それぞれ独立に、水素原子、重水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルキルチオ基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたオキシ基、置換もしくは無置換の複素環基で置換されたチオ基、または、置換もしくは無置換のアミノ基である。]
    で表される、p型有機半導体。
  2. 一般式(2)
    Figure 0007236271000009

    [式中、n、nは、それぞれ独立に、0~10の整数であり、Y~Yは、それぞれ独立に、直鎖アルキル基であり、R27~R30は、それぞれ独立に、水素原子または重水素原子である。]
    で表される、請求項1に記載のp型有機半導体。
  3. 前記R~R26は、それぞれ独立に、水素原子または重水素原子である、請求項1または2に記載のp型有機半導体。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のp型有機半導体と、
    n型有機半導体を含む、組成物。
  5. 前記n型有機半導体は、フラーレンおよび/またはフラーレンの誘導体である、請求項4に記載の組成物。
  6. 請求項1~3のいずれか一項に記載のp型有機半導体と、
    n型有機半導体を含む、光電変換膜。
  7. 請求項6に記載の光電変換膜を作製する方法であって、前記方法は請求項1~3のいずれか一項に記載のp型有機半導体、及びn型有機半導体を真空蒸着法により成膜することを含む方法
  8. 請求項6に記載の光電変換膜を有する、光電変換素子。
  9. 請求項8に記載の光電変換素子を有する、撮像素子。
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