[go: up one dir, main page]

JP7231307B2 - 抗微生物性テトラペプチド - Google Patents

抗微生物性テトラペプチド Download PDF

Info

Publication number
JP7231307B2
JP7231307B2 JP2020520812A JP2020520812A JP7231307B2 JP 7231307 B2 JP7231307 B2 JP 7231307B2 JP 2020520812 A JP2020520812 A JP 2020520812A JP 2020520812 A JP2020520812 A JP 2020520812A JP 7231307 B2 JP7231307 B2 JP 7231307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl group
compound
amino acid
group
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020520812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021501133A5 (ja
JP2021501133A (ja
Inventor
マルク ハイドル,
アイリーン ジャクソン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DSM IP Assets BV
Original Assignee
DSM IP Assets BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DSM IP Assets BV filed Critical DSM IP Assets BV
Publication of JP2021501133A publication Critical patent/JP2021501133A/ja
Publication of JP2021501133A5 publication Critical patent/JP2021501133A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7231307B2 publication Critical patent/JP7231307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/10Tetrapeptides
    • C07K5/1024Tetrapeptides with the first amino acid being heterocyclic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q15/00Anti-perspirants or body deodorants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/006Antidandruff preparations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

発明の詳細な説明
本発明は、新規テトラペプチド並びに抗微生物剤としてのその使用に関する。
抗微生物性活性化合物は、多くの化粧用途に関して主要な役割を果たしている:
座瘡は、タルク(talc)産生の増加及び皮膚の角質化の障害により起こる、炎症を起こした丘疹、膿疱、又は結節に明らかな皮膚疾患を意味するものとする。炎症は、発赤、腫脹、及び圧痛と関連し得る。遺伝的素因の他に、座瘡形成の可能性のある原因は、アンドロゲン、(例えば化粧品中の)毛穴を詰まらせる物質、喫煙、ストレス、又は細菌による皮膚の過度のコロニー形成であり得る。座瘡は、特に、微生物プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)(P.アクネス(P.acnes))により引き起こされるが、それは、通常、皮膚に定着し、皮脂を栄養とする細菌である。座瘡は、例えば、これらの細菌の数が増加した場合に起こり得る。毛包内の細菌の存在により炎症反応が起こり、それは、赤い結節又は膿疱の形態で明らかである。細菌による遊離脂肪酸の産生により、毛包内の炎症反応がさらに促進される。座瘡治療に対する多くのアプローチが報告されており、その一部はプロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)の異常増殖に対処する全身性又は局所の薬剤の使用を提唱してきた。
腋窩又は足の臭いの根本的な主成分は皮膚の汗である。汗自体は無臭である。しかし、汗は、数種の脂肪酸及び剥離した細胞からの元素などの皮膚から出た他の成分と共に、正常な皮膚フローラの一部である微生物の栄養として使用される。皮膚から出るこれらの化合物を代謝することにより、揮発性有機化合物が悪臭を放って放出される。例えば、バチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)は、足の臭いの増加に密接に関係していることが示された。
皮膚感染症は、スタフィロコッカス・アウレウス(staphylococcus aureus)(S.アウレウス(S.aureus))の過密集団の最もよく見られる影響である。これらの感染症は、膿痂疹として知られる皮膚の単純な痂皮形成として始まることがあり、それは多くの場合皮膚の発赤と共に始まり、次いで体液により満たされた皮膚の盛り上がりである水疱に進行する。S.アウレウス(S.aureus)により起こされる他の皮膚感染症は、毛包の炎症である毛包炎;皮膚及び皮下組織を冒す小さな膿瘍であるせつ;並びにせつが集まったようである。
皮膚上の微生物の異常増殖を阻害しようとして使用されてきた局所抗生物質は、クリンダマイシン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、及びメトロニダゾールである。これらの局所抗生物質のそれぞれは、伝えられるところによると副作用を起こし、広範な使用は細菌耐性の危険性の一因でもある。
そのため、皮膚上の(特定の)微生物の成長を(選択的に)制御することを助けることができ、そのためその過密集団と関連する疾病の治療に好適である非抗生物質の代替物が引き続き必要とされている。
驚くべきことに、式(I)の化合物
Figure 0007231307000001

(式中
は、C~Cアルキル基又はC~Cアルコキシ基から選択され、
は、塩基性アミノ酸のアミノ酸側鎖であり、
は、アリールC~Cアルキル基又はヘテロアリールC~Cアルキル基であり、
及びRは、互いに独立に、H、アリールC~Cアルキル基、又はC~C10アルキル基であり(ここで、アルキル基は、3つまでのヒドロキシ基により任意選択で置換されている)、且つ、nは、0~3から選択される整数である)
又は化粧品として許容できる塩が、B.サブティリス(B.subtilis)、並びに任意選択でP.アクネス(P.acnes)及び/又はS.アウレウス(S.aureus)の成長を阻害する好適な抗微生物剤であり、そのため、皮膚上のその過密集団から生じる疾病を治療するための化粧用組成物への組込みに特に好適であることが見出された。
そのため、第1の態様において、本発明は、式(I)の化合物
Figure 0007231307000002

(式中
は、H、C~Cアルキル基、又はC~Cアルコキシ基から選択され、
は、塩基性アミノ酸のアミノ酸側鎖であり、
は、アリールC~Cアルキル基又はヘテロアリールC~Cアルキル基であり、
及びRは、互いに独立に、H、アリールC~Cアルキル基、又はC~C10アルキル基であり(ここで、アルキル基は、3つまでのヒドロキシ基により任意選択で置換されている)、且つ、nは、0~3から選択される整数である)
又はその化粧品として許容できる塩に関する。
本発明の全実施形態において、好都合には、以下の式(I)の化合物が除外される(放棄される):
・PhCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NH
・PhCHCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NH
・Ph(CHCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NH
・Ph(CHCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NH
・4-ブトキシPhCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NH
・Ph(CHCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NHEt
・Ph(CHCO-His-(D-Phe)-Arg-Trp-NHMe。
さらにより好ましくは、本発明は、Rがアルギニンのアミノ酸側鎖であり、且つRが(1H-インドール-3-イル)メチルである場合、
(1)R及びRがHであり、且つnが0~3の整数である場合、RはHでなく、又は
(2)R及びRがHであり、且つnが0である場合、Rがブトキシでなく、又は
(3)R及びRがHであり、且つnが3である場合、Rがメチルでもエチルでもない式(I)の化合物に関する。
用語「C~Cアルキル基」、「C~C10アルキル基」はそれぞれ、3つまでのヒドロキシ基により任意選択で置換されていてよいそれぞれ非分岐鎖のC~Cアルキル、C~C10アルキル、又はそれぞれ分岐鎖のC~Cアルキル、C~C10アルキル基を指し、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル、3-ヒドロキシプロピル、2,3-ジヒドロキシプロピル、3-ヒドロキシブチル、4-ヒドロキシブチル n-ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、n-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピル、及び3,5,5-トリメチルヘキシル基、2,3-ジヒドロキシプロピルなど、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、又は2,3-ヒドロキシプロピルなどである。
用語「C~Cアルコキシ基」は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブチルオキシ、又はtert-ブチルオキシ基など、非分岐鎖のC~Cアルコキシ基又は分岐鎖のC~Cアルコキシ基を指す。
本明細書での用語「アリール」は、5~15個の炭素原子を含み、単一の芳香環、又は縮合しているか、直接結合しているか、若しくは(異なる芳香環がメチレン又はエチレン基などの共通の基に結合しているように)間接的に結合している複数の芳香環を含む芳香族置換基を指す。特に好都合な本発明によるアリール基は、5~12個の炭素原子を含み、単一の芳香環又は縮合している複数の芳香環を含む。本発明の全実施形態において最も好ましいアリール残基は、フェニル、ナフチル、及びビフェニルである。
アミノ酸の「側鎖」という用語は、それぞれのアミノ酸の共通
Figure 0007231307000003

骨格に結合したアミノ酸の一部分を指す。例えば、セリンの側鎖は-CH-OHであり、アラニンの側鎖は-CHである。
本明細書での用語「塩基性アミノ酸」は、非限定的に天然のアミノ酸アルギニン(Arg)、リジン(Lys)、及びヒスチジン(His)並びに非天然のアミノ酸2,4-ジアミノ酪酸、ホモリジン、及びオルニチンなど、中性pHで塩基性側鎖を有する天然又は非天然のアミノ酸を指す。本発明の全実施形態における好都合なアミノ酸サイド(side)は、特に、アルギニン及び2,4-ジアミノブチアリック酸(butyaric acid)の側鎖など、アルギニン、リジン、2,4-ジアミノ酪酸、ホモリジン、及びオルニチンの側鎖である。
本明細書での用語「アリールC~Cアルキル基」は、-C~Cアルキル-アリール基(すなわち、アリール基により置換されているC~Cアルキル基を指し、すなわち結合点はアルキル基を介する)を指し、用語「アリール」は先に定義の通りである。好都合なアリールC~Cアルキル基は、特にフェニル(メチル)エチル((m)ethyl)又はナフチル(メチル)エチルなどのアリールC~Cアルキルである。
用語「ヘテロアリールC~Cアルキル基」は、-C~Cアルキル-ヘテロアリール基(すなわち、ヘテロアリール基により置換されているC~Cアルキル基を指し、すなわち結合点はアルキル基を介する)を指し、用語「ヘテロアリール」は、1つ以上のヘテロ原子、すなわち、N、O、又はSを含む5員又は6員芳香環を指す;これらのヘテロ芳香族環は、他の芳香族系に縮合していてよい。特に好ましいヘテロ芳香族環は、インドール、ピリジン、及びキノリンを包含する。本発明の全実施形態において、好ましいヘテロアリールC~Cアルキル基は、(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチル、(ピリジン-2-イル)(メチル)エチル、(ピリジン-3-イル)(メチル)エチル、(キノリン-2-イル)(メチル)エチル、及び(キノリン-3-イル)(メチル)エチル基などのヘテロアリールC~Cアルキル基である。
ヘテロアリールC~Cアルキル基中の芳香族アリール、ヘテロアリール残基は、それぞれ、非置換でも、1つ以上の置換基により置換されていてもよい。本発明の全実施形態において、そのような置換基は、好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、及びC~Cアルカノイルオキシから選択される。より好ましくは、本発明の全実施形態において、ヘテロアリール残基は、非置換であるか、又はF、Cl、ヒドロキシ、シアノ、C~Cアルキル、C~Cアルコキシ、及びC~Cアルカノイルオキシからなる群から選択される1つの置換基により置換されている。最も好ましくは、本発明の全実施形態において、ヘテロアリール残基は非置換である。
本発明の全実施形態において、特に好ましいヘテロアリールC~Cアルキル基は、(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチル、5-フルオロ(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチル、6-フルオロ(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチル、5-ヒドロキシ(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチル、(ピリジン-2-イル)(メチル)エチル、(ピリジン-3-イル)(メチル)エチル、(キノリン-2-イル)(メチル)エチル、及び(キノリン-3-イル)(メチル)エチルである。本発明の全実施形態において最も好ましいのは、ヘテロアリールC-アルキル基(1H-インドール-3-イル)メチル、5-フルオロ(1H-インドール-3-イル)メチル、6-フルオロ(1H-インドール-3-イル)8m)エチル、5-ヒドロキシ(1H-インドール-3-イル)メチル、(ピリジン-2-イル)メチル、(ピリジン-3-イル)メチル、(キノリン-2-イル)メチル、及び(キノリン-3-イル)メチル、最も好ましくは(1H-インドール-3-イル)メチルなどである。
本発明が、例えば、純粋なエナンチオマー又は立体異性体などの光学的に純粋な異性体、並びに例えば、ラセミ体又はジアステレオ異性体の混合物としてなど、異なる異性体の混合物としての式(I)の化合物を包含することが充分に理解される。
しかし、本発明の全実施形態において特に好ましいのは、以下に描写される立体化学を有する式(I-A)の化合物である式(I)の化合物である
Figure 0007231307000004
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、Rが、H又はC~Cアルキル基又はC~Cアルコキシ基から選択され、さらにより好ましくはRが、特にH又はメトキシなど、H又は(メトキシ)エトキシである式(I)又は(I-A)の化合物である。
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、Rがアルギニン又はジアミノ酪酸のアミノ酸側鎖である式(I)又は(I-A)の化合物である。
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、Rが、アリール(メチル)エチル基又はヘテロアリール(メチル)エチル基、さらにより好ましくは、特にフェニルメチル、ナフチルメチル、又は(1H-インドール-3-イル)メチルなど、フェニル(メチル)エチル、ナフチル(メチル)エチル、又は(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチルである式(I)又は(I-A)の化合物である。
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、R及びRが、互いに独立に、H、アリールC~Cアルキル基又はC~C10アルキル基であり(ここで、アルキル基は2つまでのヒドロキシル基により置換されていてもよい)、さらにより好ましくはH、ベンジル、又は非分岐鎖のC~C10アルキル基などであり(ここで、アルキル基は2つまでのヒドロキシル基により置換されていてよい)、特にH、ベンジル、プロピル、ブチル、オクチル、又は2,3-ヒドロキシプロピルなどである式(I)又は(I-A)の化合物である。
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、nが好ましくは2又は3であり、さらにより好ましくはnが3である式(I)又は(I-A)の化合物である。
用語「又はその化粧品として許容できる塩」は、クロリド、酢酸塩、又はトリフルオロ酢酸塩の形態など、酸付加塩の形態の式(I)又は(I-A)の化合物を指す。或いは、塩は、それぞれのアルカリ又は土類アルカリ(earth alkaline)塩、特にそれぞれのリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、又はカルシウム塩をもたらすアルカリ又は土類アルカリ塩基との反応により形成され得る。
本発明の全実施形態において最も好ましいのは、本明細書に与えられる全定義及び選択物を有する式(I)若しくは(I-A)の化合物自体又はその酢酸塩若しくはトリフルオロ酢酸塩(すなわち2,2,2-トリフルオロ酢酸塩として)の形態である式(I)若しくは(I-A)の化合物である。そのような塩は当業者により容易に調製される。
特に好都合な実施形態において、本発明は、式(II)の化合物である式(I-A)の化合物
Figure 0007231307000005

(式中
は、好ましくはH又はC~Cアルコキシ基など、H、C~Cアルキル基、又はC~Cアルコキシ基から選択され、
は、好ましくはアルギニン又はジアミノ酪酸のアミノ酸側鎖など、塩基性アミノ酸のアミノ酸側鎖であり、
は、好ましくはフェニル(メチル)エチル、ナフチル(メチル)エチル、又は(1H-インドール-3-イル)(メチル)エチルなど、アリール(メチル)エチル基又はヘテロアリール(メチル)エチル基であり、
及びRは、互いに独立に、H、ベンジル、又はC~C10アルキル基であり(ここで、アルキル基は、2つまでのヒドロキシル基により置換されていてよい)、好ましくはH、ベンジル、又は非分岐鎖のC~C10アルキル基などである(ここで、アルキル基は、2つまでのヒドロキシル基により置換されていてよい))
又は、好ましくは酢酸塩若しくはトリフルオロ酢酸塩などのその化粧品として許容できる塩に関する。
本発明の全実施形態におけるさらにより好都合な式(I-A)の化合物又は化粧品として許容できる塩は、式(III)の化合物である
Figure 0007231307000006

(式中
は、H又はメトキシであり、
は、アルギニン又はジアミノ酪酸のアミノ酸側鎖であり、
は、ナフチルメチル又は(1H-インドール-3-イル)メチルであり、且つ
及びRは、互いに独立に、H、ベンジル、プロピル、ブチル、オクチル、又は2,3-ヒドロキシプロピルからなる群から選択される)。
式(I)の化合物に関する上述の放棄及び但し書きが、式(I-A)、(II)、及び(III)の化合物がそれぞれのマーカッシュ構造内に依然として包含される場合、それらの化合物にも当てはまることが充分に理解される。
本発明による全実施形態において最も好ましいのは、式(I-a)から(I-h)の化合物であり、表1に列記されている式(I-A)の化合物である。
Figure 0007231307000007
Figure 0007231307000008
本発明による化合物は、実施例に示される通りペプチド化学において標準的な方法により調製できる。
さらに別の実施形態において、本発明は、本発明による、本明細書に与えられる全定義及び選択物を有する式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物の、特に、B.サブティリス(B.subtilis)に対する、並びに任意選択でさらにP.アクネス(P.acnes)及び/又はS.アウレウス(S.aureus)に対する抗微生物剤としてなど、抗微生物剤としての使用に関する。
本発明は、微生物細胞、特に最も好ましくはB.サブティリス(B.subtilis)、並びに任意選択でP.アクネス(P.acnes)及び/若しくはS.アウレウス(S.aureus)などの細菌細胞を殺傷し、且つ/又はその成長を阻害する方法の方法であって、前記微生物細胞を、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物と接触させることを含む方法にも関する。
本明細書での用語「抗微生物活性」(又は「抗微生物効果」)は、特に細菌、より特に、B.サブティリス(B.subtilis)、並びに任意選択でさらにP.アクネス(P.acnes)及び/又はS.アウレウス(S.aureus)などの微生物の細胞を殺傷し、且つ/又はその成長を阻害する能力を意味する。
抗微生物活性のため、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物は、B.サブティリス(B.subtilis)(発汗抑制/防臭用途)及び/又は任意選択でさらにP.アクネス(P.acnes)(座瘡制御用途)など、皮膚上の微生物の過密集団を処置することにより、並びにS.アウレウス(S.aureus)などの望まれない微生物を減少させることにより、健康な皮膚の恒常性及び/又は皮膚マイクロバイオームのバランスを維持するのに特に好適である。
本発明は、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物の、防臭剤及び/又は抗座瘡化合物としての使用にさらに関する。
やはり好都合なものは、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物の、防臭剤又は発汗抑制剤における活性化合物としての使用であり、その理由は、それらの全てが、汗の分解及びそのため不快臭の形成の原因であるB.サブティリス(B.subtilis)に対する抗微生物作用を抜粋(excerpt)するからである。特に好都合な実施形態において、本発明による式(I)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物は足の悪臭の治療に使用される。
さらに、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物は、P.アクネス(P.acnes)により引き起こされる座瘡の治療又は予防にも好適であり得る。
本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の本発明による使用は、化粧的な意味においても、医薬的な意味においても起こり得る。医薬用途は、例えば、抗座瘡組成物の場合に考えられる。しかし、本発明の全実施形態において、使用は、好ましくは化粧用(非治療的)である。
そのため、別の実施形態において、本発明は、本発明による式(I)、(I-A)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の少なくとも1種の化合物、並びに化粧品として許容できる担体を含む化粧用組成物又は医薬組成物に関する。
本発明による化粧用組成物又は医薬組成物は、特にヒトの皮膚又はヒトの頭皮及び髪など、特に哺乳動物の角質組織に局所適用される。
本願で使用される用語「化粧用組成物」は、Roempp Lexikon Chemie,10th edition 1997,Georg Thieme Verlag Stuttgart,New York中の“Kosmetika”の見出しに定義されている化粧用組成物並びにA.Domsch,“Cosmetic Compositions”,Verlag fuer chemische Industrie(ed.H.Ziolkowsky),4th edition,1992に開示されている化粧用組成物を指す。
化粧用組成物又は医薬組成物中の式(I)の化合物の量は、所望の有益な効果を得るために当業者により容易に調整され得る。好ましくは、本発明による化粧用組成物又は医薬組成物中の本発明による式(I)、(II)、(III)、及び(I-a)から(I-h)の化合物の量は、化粧用組成物の総重量に対して少なくとも1ppmである。本発明の全実施形態において、式(I)の化合物の量は、化粧用組成物の総重量に対して、好ましくは、約0.00001~0.5重量%の範囲、より好ましくは0.0001~0.25重量%の範囲、最も好ましくは0.0001~0.1重量%の範囲で選択される。
別の実施形態において、本発明は、皮膚の悪臭を減少させる方法であって、本明細書に与えられる全定義及び選択物を有する本発明による化粧用組成物を皮膚に局所適用する工程を含む方法にも関する。
皮膚に適用される化粧用組成物の量は重要でなく、当業者により容易に調整され得る。好ましくは、量は、好ましくは0.1~2mg/cm皮膚の範囲、最も好ましくは0.5~2mg/cm皮膚の範囲など、0.1~3mg/cm皮膚の範囲で選択される。
用語「化粧用組成物」は、皮膚及び/又は頭皮を処置し、手入れし、又はその外観を改善するために使用される組成物を指す。特定の好都合な本発明による化粧用組成物はスキンケア組成物である。
本発明による化粧用組成物又は医薬組成物は好ましくは局所適用向けであり、それは、特に皮膚などケラチン性物質への外用適用と理解されるものとする。
本明細書での用語「化粧品として許容できる担体」は、ケラチン性物質と適合する生理的に許容できる媒体を指す。好適な担体は、当技術分野に周知であり、最終使用用途に基づいて選択される。好ましくは、本発明の担体は、皮膚への適用に好適である(例えば、日焼け止め剤、クリーム、ミルク、ローション、マスク、セラム、ハイドロディスパージョン、ファンデーション、クリーム、クリームゲル、又はゲルなど)。そのような担体は当業者に周知であり、皮膚への適用に好適な、1種以上の適合性のある液体又は固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、添加剤、又はビヒクルを含み得る。担体の正確な量は、式(I)の化合物及び当業者であれば担体とは異なると分類するだろう他の任意選択の成分(例えば、他の活性成分)のレベルによるだろう。本発明の組成物は、好ましくは、組成物の重量の約75%~約99.999%、より好ましくは約85%~約99.99%、さらにより好ましくは90%~約99%、最も好ましくは約93%~約98%の担体を含む。
本発明の化粧用組成物又は医薬組成物は、クリーム、ワックス、ペースト、ローション、ミルク、ムース、ゲル、オイル、トニック、及びスプレーを含む多種多様な製品タイプに製剤できる。好ましくは、式(I)の化合物は、ローション、クリーム、ゲル、及びトニックに製剤される。これらの製品形態は、ハンド及びボディローション、顔の保湿剤、抗加齢調合物、ファンデーションを含むメイクアップなどを含むがこれらに限定されない多くの用途に使用され得る。そのような製品を製剤するのに要求される追加の成分は製品タイプにより様々であり、当業者により定型的に選択され得る。
本発明の組成物がエアゾールとして製剤され、スプレー式製品として皮膚に適用される場合、噴射剤が組成物に加えられる。
本発明による化粧用組成物又は医薬組成物は、例えば、本明細書に与えられる全定義及び選択物を有する式(I)の化合物と化粧品として許容できる担体との混合によるなど、当技術分野における従来の方法により調製できる。本発明の化粧用組成物(担体を含む)は、さらなる従来の化粧品用補助剤及び添加剤、例えば、保存剤/酸化防止剤、脂肪性物質/油、水、有機溶媒、シリコーン、増粘剤、柔軟剤、乳化剤、消泡剤、香料などの美的成分、界面活性剤、充填剤、アニオン性、カチオン性、非イオン性、若しくは両性ポリマー若しくはその混合物、噴射剤、酸性化若しくは塩基性化剤、染料、着色料/着色剤、研磨剤、吸収剤、キレート剤及び/若しくは金属封鎖剤、精油、皮膚感覚惹起剤(skin sensates)、収斂剤、顔料、又はそのような組成物に通常製剤される他の成分などを含み得る。
本発明によると、本発明による化粧用組成物又は医薬組成物は、化粧用組成物に従来使用される化粧品としてのさらなる有効成分も含み得る。例示的な有効成分は、さらなるセルフタンニング剤、UVフィルター、色素沈着の治療のための薬剤;炎症の予防又は減少のための薬剤;引き締め、保湿、緩和、及び/又は活性化剤、並びに弾力性及び皮膚バリアを改善する薬剤を包含する。
本発明の化粧用組成物における使用に好適である化粧品用賦形剤、希釈剤、補助剤、添加剤、並びにスキンケア産業で通常使用される有効成分の例は、例えば、非限定的に、オンラインINFO BASE(http://online.personalcarecouncil.org/jsp/Home.jsp)によりアクセス可能な、米国パーソナルケア製品評議会(Personal Care Product Council)(http://www.personalcarecouncil.org/)によるInternational Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbookに記載されている。
有効成分並びに化粧品用賦形剤、希釈剤、補助剤、添加剤などの必要な量は、所望の製品形態及び用途に基づいて、当業者により容易に決定され得る。追加の成分は、適切であると思われる通り、油相にも、水相にも、別々にも加えることができる。
本明細書で有用な化粧品としての有効成分は、いくつかの場合に、2つ以上の利益を与えるか、又は2つ以上の作用様式により作用する。
もちろん、当業者は、上述の任意選択の追加成分、補助剤、希釈剤、及び添加剤、並びに/又はそれらの量を、本発明による組合せと本質的に関連する好都合な性質が、想定される追加物又は複数の追加物により、悪影響を受けないか、又は実質的に悪影響を受けないように、注意して選択するだろう。
本発明による組成物は、UV-A及び/又はUV-B領域で活性のある(吸収剤)さらなる有機又は無機UVフィルター物質(光遮蔽剤)をさらに含み得るが、そのようなUVフィルター物質は水溶性、脂溶性、又は通常使用される化粧品用溶媒に不溶性である。
例示的なUVA、UVB、及び/又はブロードスペクトルUVフィルター物質は、例えば、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(PARSOL(パルソール)(登録商標)1789)などのジベンゾイルメタン誘導体;例えば、オクトクリレン(パルソール(登録商標)340)などのアクリラート;例えば、4-メチルベンジリデンカンファー(パルソール(登録商標)5000)又はテレフタリリデンジカンフルスルホン酸(メギゾリル(Mexoryl)(登録商標)SX)などのカンファー誘導体;例えば、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル(パルソール(登録商標)MCX)又はメトキシケイ皮酸イソアミルなどのケイ皮酸エステル誘導体;例えば、p-アミノ安息香酸又はp-ジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシルなどのp-アミノ安息香酸誘導体;例えば、ベンゾフェノン-3、ベンゾフェノン-4,2,2’,4,4’-テトラヒドロキシ-ベンゾフェノン又は2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン;例えば、4-メトキシベンザルマロン酸ジ-(2-エチルヘキシル)などのベンザルマロン酸のエステル;例えば、ポリシリコーン-15(パルソール(登録商標)SLX)又はドロメトリゾールトリシロキサン(メギゾリル(登録商標)XL)などの発色団基を有する有機シロキサン化合物;例えば、2-フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸及びその塩、例えば、そのナトリウム又はカリウム塩(パルソール(登録商標)HS)などのイミダゾール誘導体;例えば、サリチル酸エチルヘキシル(パルソール(登録商標)EHS、ネオヘリオパン(Neo Heliopan)(登録商標)OS)、サリチル酸イソオクチル又はホモサレート(パルソール(登録商標)HMS、ネオヘリオパン(登録商標)HMS)などのサリチラート誘導体;例えば、エチルヘキシルトリアゾン(ユビナール(Uvinul)(登録商標)T-150)、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標)HEB)、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(チノソーブ(Tinosorb)(登録商標)S)又はトリス-ビフェニルトリアジン(2,4,6-トリス(ビフェニル-4-イル)-1,3,5-トリアジン、チノソーブ(登録商標)A2B)などのトリアジン誘導体;例えば、メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(チノソーブ(登録商標)M)などのベンゾトリアゾール誘導体;例えば、カプセル化されたメトキシケイ皮酸エチルヘキシル(オーソレックス(Eusolex)(登録商標)UV-pearls)などのカプセル化されたUVフィルター;例えば、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート(アミノベンゾフェノン、ユビナール(登録商標)A Plus)などのアミノ置換ヒドロキシベンゾフェノン;例えば、2,4-ビス-[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)-イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)-イミノ-1,3,5-トリアジン(Uvasorb(登録商標)K2A)などのベンゾオキサゾール-誘導体;フェニレン-1,4-ビス-ベンズイミダゾ-ルスルホン酸又はその塩、例えば、二ナトリウムフェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホナート(2,2-(1,4-フェニレン)ビス-(1H-ベンゾイミダゾール-4,6-ジスルホン酸、ネオヘリオパン(登録商標)AP);1,1’-(1,4-ピペラジンジイル)ビス[1-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]フェニル]-メタノン(CAS番号919803-06-6);並びにビス(ブチルベンゾアート)ジアミノトリアジンアミノプロピルトリシロキサン(CAS番号207562-42-3)などを包含する。
無機UVフィルター物質は、例えば、微粒子化された酸化亜鉛又は二酸化チタン(例えば、パルソール(登録商標)TXとして市販)などの顔料を包含する。用語「微粒子化された」は、約5nm~約200nm、特に約15nm~約100nmの粒径を指す。粒子は、例えば、酸化アルミニウム若しくは酸化ジルコニウムなどの他の金属酸化物により、又は例えば、ポリオール、メチコン、ステアリン酸アルミニウム、アルキルシランなどの有機コーティングにより被覆されていることもある。そのようなコーティングは当技術分野に周知である。
本発明による化粧用組成物に組み込まれる好ましいUVB-フィルター物質は、ポリシリコーン-15、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、トリス-ビフェニルトリアジン、及び/又はホモサレートを包含する。
本発明による化粧用組成物に組み込まれる好ましいブロードバンドUVフィルター物質は、特にビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンなどの非対称s-トリアジン誘導体、例えば、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-ベンゾフェノンなどの特定のベンゾフェノン、メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、及び/又は二酸化チタンを包含する。
本発明による化粧用組成物に組み込まれる好ましいUVA-フィルター物質は、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアート、2,4-ビス-[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)-イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)-イミノ-1,3,5-トリアジン、及び/又は二ナトリウムフェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホナート、特にブチルメトキシジベンゾイルメタン及び/又はジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾアートを包含する。
局所日焼け止め乳液がブチルメトキシジベンゾイルメタンを含む場合、それらは、好都合には、さらに、ブチルメトキシジベンゾイルメタンのための少なくとも1種の好適な光安定剤を含む。ブチルメトキシジベンゾイルメタンを光安定化することが可能であると当業者に公知である、先に列記された具体的なUVフィルターの他に、さらなる例示的な光安定剤は、非限定的に、ポリエステル8(Polycrylene(登録商標));メトキシクリレン(Solastay);マロン酸ジエチルヘキシルシリンギリデン(オキシネックス(Oxynex)STリキッド);ナフタレンジカルボン酸ジエチルへキシル(コラパン(Corapan)TQ)並びにベンゾトリアゾリルドデシルp-クレゾール(チノガード(Tinogard)(登録商標)TL)を包含する。そのような光安定剤に関する概要は、例えば、参照により本明細書に含まれる‘SPF Boosters & Photostability of Ultraviolet Filters’,HAPPI,October 2007,p.77-83に与えられる。これらの光安定剤は、一般的に、局所日焼け止め乳液の総重量に対して0.05~10重量%の量で使用される。
UVフィルター物質が存在する場合、その量(すなわち、化粧用組成物中に存在する全UVフィルター物質の総計)は、化粧用組成物の総重量に対して、好ましくは0.1~40重量%の範囲、より好ましくは0.2~20重量%の範囲、最も好ましくは0.5~15重量%の範囲で選択される。
特定の実施形態において、本発明による化粧用組成物は、好ましくは、モノ-又はポリカルボニル化合物、例えば、イサチン、アロキサン、ニンヒドリン、グリセルアルデヒド、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒド、エリトルロースなど、FR2,466,492号明細書及び国際公開第97/35842号パンフレットに記載のピラゾリン-4,5-ジオン誘導体、ジヒドロキシアセトン(DHA)又はEP903,342号明細書に記載の4,4-ジヒドロキシ-ピラゾリン-5-オン誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の追加のセルフタンニング剤をさらに含み得る。好ましくは、DHA及び/又はエリトルロース(D-若しくはL-形態又はラセミ体として)特にエリトルロース。
DHAは、遊離形態及び/又はカプセル化された形態、例えば特に国際公開第97/25970号パンフレットに記載のリポソームなどの脂質ベシクルにカプセル化された形態で使用できる。
本発明による化粧用組成物は、少なくとも1種の合成若しくは天然直接染料並びに/又はEP425,324号明細書及びEP456,545号明細書の記載のものなどの少なくとも1種のインドール誘導体並びに/又は少なくとも1種の合成若しくは天然の皮膚を着色する薬剤も含み得る。
用語「皮膚を着色する薬剤」とは、皮膚に対して特異的な親和性を有し、それに永続的で非遮蔽性の(すなわち、皮膚を不透明にする傾向が全くない)着色を付与し、水によっても溶媒を使用しても除去されず、摩擦と界面活性剤を含む溶液による洗浄のどちらにも耐える化合物を意図する。したがって、そのような永続性の着色は、例えばメイクアップ顔料により与えられる表面の一時的な着色とは区別される。
例えば、追加の着色剤は、例えば、EP971,683号明細書に記載のものなど、プゼロカルプス・サンタリヌス(Pzerocarpus santalinus)、プテロカルプス・オスン(Pterocarpus osun)、プレロカルプス・ソヤウキシイ(Plerocarpus soyauxii)、プレロカルプス・エリナセウス(Plerocarpus erinaceus)、プテロカルプス・インディクス(Pterocarpus indicus)、又はバフィア・ニティダ(Baphia nitida)など、プゼロカルプス(Pzerocarpus)属及びバフィア(Baphia)属の「不溶性」赤木(redwood)の抽出物などの植物抽出物からも選択され得る。
着色剤は、EP966,953号明細書に記載のものなど、個々の粒子の平均サイズが100nm未満である酸化鉄ナノ顔料でもよい。
そのような追加のセルフタンニング剤が存在する場合、本発明による組成物中のその総量は、一般的に組成物の総重量に対して重量で0.1%~20%、好ましくは組成物の総重量に対して重量で0.2%~8%の比率で選択される。
特に好ましいのは、ポリシリコーン-15、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、3-ベンジリデンカンファー、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、ホモサレート、酸化亜鉛、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、二酸化チタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エリトルロース、セチルリン酸カリウム、トコフェロール、及び/又は酢酸トコフェロールからなる群から選択される少なくとも1つの成分(on ingredient)をさらに含む本発明による化粧用組成物又は医薬組成物である。
本発明による化粧用組成物は、溶媒又は脂肪性物質中の懸濁液又は分散液の形態でも、或いはエマルション又はマイクロエマルション(特に水中油型(O/W)又は油中水型(W/O)タイプ、水中シリコーン(Si/W)又はシリコーン中水(W/Si)タイプ、PIT-エマルション、多重エマルション(例えば、油中水中油型(O/W/O)又は水中油中水型(W/O/W)タイプの)、ピッカリングエマルション、ハイドロゲル、アルコール性ゲル、リポゲル、単相若しくは多相溶液、又はベシクル分散液の形態でも、他の通常の形態でもよく、それらは、ペンによっても、マスクとしても、スプレーとしても適用できる。
化粧用組成物が、特にO/W、W/O、Si/W、W/Si、O/W/O、W/O/W多重又はピッカリングエマルションなどのエマルションである場合、そのような化粧用エマルション中に存在する油相の量は、化粧用組成物の総重量に対して、10~60重量%の範囲、好ましくは15~50重量%の範囲、最も好ましくは15~40重量%の範囲など、好ましくは、少なくとも10重量%である。
一実施形態において、本発明による化粧用組成物は、好都合には、O/W乳化剤の存在下で水相に分散された油相を含む水中油型(O/W)エマルションの形態である。そのようなO/Wエマルションの調製は当業者に周知である。
本発明による化粧用組成物がO/Wエマルションである場合、それは、好都合には、クエン酸ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリルSE(自己乳化型)、ステアリン酸、ステアリン酸の塩、ポリグリセリル-3-メチルグリコースジステアレート(methylglycosedistearate)のリストから選択される少なくとも1種のO/W-又はSi/W-乳化剤を含む。さらなる好適な乳化剤は、リン酸エステル及びその塩、例えば、リン酸セチル(例えば、DSM Nutritional Products Ltd.のアンフィソル(Amphisol)(登録商標)Aとして)、セチルリン酸ジエタノールアミン(例えば、DSM Nutritional Products Ltd.のアンフィソル(登録商標)DEAとして)、セチルリン酸カリウム(例えば、DSM Nutritional Products Ltd.のアンフィソル(登録商標)Kとして)、セテアリル硫酸ナトリウム、オレイン酸グリセリルリン酸ナトリウム(sodium glyceryl oleate phosphate)、水素化植物グリセリズホスフェート(hydrogenated vegetable glycerides phosphate)、及びこれらの混合物である。さらなる好適な乳化剤は、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、セテアリルグルコシド、ラウリルグルコシド、デシルグルコシド、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、ポリステアリン酸スクロース、及び水和された(hydrated)ポリイソブテンである。さらに、1種以上の合成ポリマーを乳化剤として使用できる。例えば、PVPエイコセンコポリマー、アクリラート/C10-30アルキルアクリラートクロスポリマー、及びこれらの混合物。
少なくとも1種のO/W、Si/W乳化剤はそれぞれ、化粧用組成物の総重量に対して、好ましくは0.5~10重量%の量、特に0.5~6重量%の範囲、より特に0.5~5重量%の範囲など、最も特に1~4重量%の範囲などで使用される。
本発明による化粧用組成物に使用される特に好適なO/W乳化剤は、好都合には、8-10アルキルエチルホスフェート、C9-15アルキルホスフェート、セテアレス-2リン酸、セテアレス-5リン酸、セテス-8リン酸、セテス-10リン酸、リン酸セチル、C6-10パレス-4リン酸、C12-15パレス-2リン酸、C12-15パレス-3リン酸、DEA-セテアレス-2リン酸、セチルリン酸DEA、オレス-3リン酸DEA、セチルリン酸カリウム、デセス-4リン酸、デセス-6リン酸、及びトリラウレス-4リン酸などのリン酸エステル乳化剤を包含する。
本発明による化粧用組成物に使用される特に好適なO/W乳化剤は、例えば、DSM Nutritional Products Ltd Kaiseraugstでアンフィソル(登録商標)Kとして市販されているセチルリン酸カリウムである。
別な特定の好適なクラスのO/W乳化剤は、例えば、商標オリベム(OLIVEM)1000で販売されている(INCI名)オリーブ油脂肪酸セテアリル及びオリーブ油脂肪酸ソルビタン(化学組成:オリーブ油脂肪酸のソルビタンエステル及びセテアリルエステル)として知られている、オリーブ油から誘導された非イオン性自己乳化系である。
特定の一実施形態において、本発明は、セチルリン酸カリウムであるO/W乳化剤の存在下で水相に分散された油相を含むO/Wエマルションの形態の、本明細書に与えられる全定義及び選択物を有する化粧用組成物に関する。そのようなO/Wエマルション中の油相の量は、好ましくは少なくとも10重量%、より好ましくは10~60重量%の範囲、最も好ましくは15~40重量%の範囲など、15~50重量%の範囲である。
本発明による化粧用組成物は、一般に、3~10の範囲のpH、好ましくは4~8の範囲のpH、最も好ましくは4~7.5の範囲のpHを有する。pHは、望まれる通り、例えばクエン酸などの好適な酸、又は水酸化ナトリウム(例えば水溶液として)、トリエタノールアミン(TEA Care)、トロメタミン(トリズマベース(Trizma Base))及びアミノメチルプロパノール(AMP-Ultra PC 2000)などの塩基により、当技術分野における標準的な方法に従って容易に調整できる。
本発明による化合物のさらなる好適な使用は医薬用途を包含する。そのため、本発明による化合物は、B.サブティリス(B.subtilis)、P.アクネス(P.acnes)、及び/又はS.アウレウス(S.aureus)の阻害/殺傷を必要とする患者のB.サブティリス(B.subtilis)、P.アクネス(P.acnes)、及び/又はS.アウレウス(S.aureus)を阻害/殺傷することが望ましい障害及び疾患の治療、予防(prevention)、及び/又は予防(prophylaxis)のための医薬組成物を調製するために使用できる。化合物は、非限定的に、局所、経口、並びに非経口で適用できる。
本発明は、以下の非限定的な例を参照してさらに説明されるが、以下では全パーセンテージは、特記されない限り総重量に対する重量によるものである。
[実験パート]
[一般的情報]
略語:
AA アミノ酸
Arg アルギニン
Boc tert-ブチルオキシカルボニル
Dab 2,4ジアミノ酪酸
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP N,N-ジメチルアミノピリジン
DMF ジメチルホルムアミド
Fmoc フルオレニルメトキシカルボニル
Gly グリシン
His ヒスチジン
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
IPE ジイソプロピルエーテル
NaphAla ナフチルアラニン
PhBu 4-フェニル酪酸
Phe フェニルアラニン
TBTU O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TCTU 2-(2-ピリドン-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
TFA トリフルオロ酢酸
TIPS トリイソプロピルシラン
Trp トリプトファン
Trt トリチル
分取HPLC精製:Grom Saphir 110 C18 10μm 50×300mm分取カラム並びに220及び254nmで運転するウォーターズ(Waters)2487二重波長UV-Vis検出器を使用する、ウォーターズ2767サンプルマネージャー及びウォーターズFCII自動フラクションコレクターを備えたウォーターズ高速液体クロマトグラフィーLC-2525で実施。
O+0.07%TFA(A’’相)及びMeCN+0.07%TFA(B’’相)を、55mL/分の流量で溶離液として使用した。
[合成戦略]
非置換アミドは、固相合成手法を利用してrinkリンカーアミド樹脂上で調製した。同時に起こった側鎖保護基の切断並びに樹脂への結合の後、粗製のペプチドを分取HPLCにより精製する。置換アミドは、2-クロロトリチル樹脂サイド上で、鎖が保護されたペプチドとして遊離酸により調製し、対応するアミンにカップリングして、側鎖が保護された試験アイテムを溶解状態で与え、それを脱保護し、HPLCにより完全に精製する。
[調製]
[1.遊離アミド:]
典型的手順:およそ2.0gのFmoc-ramage-樹脂(ローディングおよそ0.5mmol/g)を、ペプチド合成装置反応管中に配置し、配列をペプチド合成装置上で組み立てる。1.25当量のそれぞれのFmoc-アミノ酸(側鎖官能基が存在する場合、Boc/Pbf/Trt保護されている)を、成長するペプチド鎖に、1.25当量のTBTU及び3当量のDIPEAによりカップリングする。Fmoc保護基を4メチルピペリジンにより除去する。フェニル酪酸又はその誘導体を、標準的なペプチドカップリング手順を利用してペプチドにカップリングする。
完全に配列されたペプチドを、25.8mlのTFA/TIPS/DCM=22.5/0.8/2.5混合物(v/v)により樹脂から切断する。粗製のペプチドを、200mlのIPE/ヘキサン=1/1(v/v)を溶液に加えることにより沈殿させる。沈殿物を分取HPLCにより直接精製する。液相の酸性のモディファイアーは所望の塩形態に合致する(I-cには酢酸、他の全てにはTFA)。
Figure 0007231307000009
[置換されたアミド]
典型的手順:およそ2gの2-クロロ-トリチル-樹脂(第1(fist)のアミノ酸およそ0.5mmol/gをロード)をペプチド合成装置反応管中に配置し、配列をペプチド合成装置上で組み立てる。1.25当量のそれぞれのFmoc-アミノ酸(側鎖官能基が存在する場合、Boc/Pbf/Trt保護されている)を、成長するペプチド鎖に、1.25当量のTBTU及び3当量のDIPEAによりカップリングする。Fmoc保護基を4メチルピペリジンにより除去する。フェニル酪酸を、標準的なペプチドカップリング手順を利用してペプチドにカップリングする。
完全に配列されたペプチドを、3回の0.1%TFAを含む20mlのDCMにより樹脂から切断する。合わせたDCM部分を分液漏斗中で合わせ、中性まで洗浄する。有機相をNaSOで乾燥させ、全揮発性化合物を真空中で除く。粗製のペプチドを、3当量の2,4,6-トリメチル-ピリジン、1当量のTPTU、及び1.1当量のアミンを使用して0℃で注意深くカップリングする。通常の水性後処理(NaHCO、KHSO、NaCl)に続いて、全側鎖保護基をTFA/TIPS/DCM=22.5/0.8/2.5混合物(v/v)により除去し、溶液にIPE/ヘキサン=1/1(v/v)を加えることにより沈殿させる。沈殿物を分取HPLCにより直接精製する。
Figure 0007231307000010
[3.抗微生物活性]
ペプチドを培地に400ppmで溶解させる。微生物培地中の対照のみ及び直接微生物培地中に5%(v/v)に調製したフェノニップ(Phenonip)(登録商標)からなる対照を使用した。
各製品の最小発育阻止濃度の決定を、96ウェルプレートにあてはめた液体培地法に従って実施する。
最小発育阻止濃度(MIC)を決定するために、ペプチドを、直接液体培地中の段階希釈液(1/2から1/2に8段階の希釈)で試験し、マイクロプレート96ウェル中での細菌の成長を有利にする。次いで、各希釈点を、ウェルあたりS.アウレウス(S.aureus)(ATCC 6538)では約7×10cfu/mlで、P.アクネス(P.acnes)(ATCC 11827)では5.5×10cfu/mlで、及びB.サブティリス(B.subtilis)(ATCC 6633)では1.2×10cfu/mlで、各株により汚染する。最後に、各株の呼吸型を尊重するように注意して、プレートを48時間32.5℃±2.5℃でインキュベートする。
48時間のインキュベーション時間の最後に、濁度の存在又は非存在により、微生物増殖の状態が明らかになる。細菌成長の非存在に対応する最後の希釈を、検討する微生物株の最小発育阻止濃度(MIC)とする。試験の結果を以下の表に表す:
Figure 0007231307000011
分かる通り、全てのペプチドが、B.サブティリス(B.subtilis)に対して、周知の化粧品用抗微生物剤であるフェノニップ(登録商標)の抗微生物活性よりさらに良好である著しい抗微生物活性を示した。ペプチドの一部は、(選択的に)P.アクネス(P.acnes)及び/又はS.アウレウス(S.aureus)の成長も阻害した。
[化粧用組成物]
表5は、例示的なO/Wエマルションを概説するが、表1に概説されている(I-h)の群から選択される1つの化合物が示される量で組み込まれている。
Figure 0007231307000012
Figure 0007231307000013

Claims (12)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 0007231307000014

    (式中
    は、H、C~Cアルキル基、又はC~Cアルコキシ基から選択され、
    は、塩基性アミノ酸のアミノ酸側鎖であり、
    は、アリールC~Cアルキル基又はヘテロアリールC~Cアルキル基であり、
    及びRは、互いに独立に、H、アリールC~Cアルキル基、又はC~C10アルキル基であり(ここで、前記アルキル基は、3つまでのヒドロキシ基により任意選択で置換されている)、且つ
    nは2又は3であるが、
    但し
    がアルギニンのアミノ酸側鎖であり、且つRが(1H-インドール-3-イル)メチルである場合、
    (1)R及びRがHである場合、RがHでなく、及び
    3)R及びRがHであり、且つnが3である場合、Rがメチルでもエチルでもないことを条件とする)
    又はその化粧品として許容できる塩。
  2. 式(I-A)の化合物である、請求項1に記載の化合物。
    Figure 0007231307000015
  3. が、H、C~Cアルキル基、又はC~Cアルコキシ基から選択される、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. がアルギニン又はジアミノ酪酸のアミノ酸側鎖である、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. が、アリールメル基アリールエチル基ヘテロアリールメチル基又はヘテロアリールエチル基である、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 及びRが、互いに独立に、H、ベンジル、及び非分岐鎖のC~C10アルキル基の群から選択される(ここで、前記アルキル基は2つまでのヒドロキシル基により置換されていてよい)、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 以下の式の化合物である、請求項1に記載の式(I)の化合物
    Figure 0007231307000016

    Figure 0007231307000017

    又はその化粧品として許容できる塩。
  8. 少なくとも1種の式(I)の化合物又はその化粧品として許容できる塩、化粧品として許容できる担体、及びポリシリコーン-15、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、3-ベンジリデンカンファー、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、ホモサレート、酸化亜鉛、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、二酸化チタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エリトルロース、セチルリン酸カリウム、トコフェロール、及び/又は酢酸トコフェロール、並びにこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む化粧用組成物又は医薬組成物。
    Figure 0007231307000018

    (式中
    は、H、C ~C アルキル基、又はC ~C アルコキシ基から選択され、
    は、塩基性アミノ酸のアミノ酸側鎖であり、
    は、アリールC ~C アルキル基又はヘテロアリールC ~C アルキル基であり、
    及びR は、互いに独立に、H、アリールC ~C アルキル基、又はC ~C 10 アルキル基であり(ここで、前記アルキル基は、3つまでのヒドロキシ基により任意選択で置換されている)、且つ
    nは0~3から選択される整数であるが、
    但し
    がアルギニンのアミノ酸側鎖であり、且つR が(1H-インドール-3-イル)メチルである場合、
    (1)R 及びR がHであり、且つnが0~3の整数である場合、R がHでなく、及び(2)R 及びR がHであり、且つnが0である場合、R がブトキシでなく、及び
    (3)R 及びR がHであり、且つnが3である場合、R がメチルでもエチルでもないことを条件とする)
  9. 前記少なくとも1種の式(I)の化合物の総量が、前記組成物の総重量に対して、0.00001~0.5重量%の範囲で選択される、請求項に記載の化粧用組成物又は医薬組成物。
  10. 前記組成物が、セルフタンニング剤、UVフィルター、色素沈着の治療のための薬剤、炎症の予防又は減少のための薬剤、引き締め、保湿、緩和、及び/又は活性化剤、並びに弾力性及び皮膚バリアを改善する薬剤からなる群から選択される少なくとも1種のさらなる成分を含む、請求項又はに記載の化粧用組成物又は医薬組成物。
  11. 皮膚及び/又は頭皮を処置するための、請求項8~10のいずれか一項に記載の化粧用組成物又は医薬組成物。
  12. 健康な皮膚恒常性を維持するため、及び/又は皮膚マイクロバイオームバランスを維持するための、請求項11に記載の化粧用組成物又は医薬組成物。
JP2020520812A 2017-10-30 2018-10-29 抗微生物性テトラペプチド Active JP7231307B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17199080.7 2017-10-30
EP17199080 2017-10-30
PCT/EP2018/079522 WO2019086361A1 (en) 2017-10-30 2018-10-29 Antimicrobial tetrapeptides

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021501133A JP2021501133A (ja) 2021-01-14
JP2021501133A5 JP2021501133A5 (ja) 2021-07-26
JP7231307B2 true JP7231307B2 (ja) 2023-03-01

Family

ID=60409114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020520812A Active JP7231307B2 (ja) 2017-10-30 2018-10-29 抗微生物性テトラペプチド

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20200308222A1 (ja)
EP (1) EP3704134B1 (ja)
JP (1) JP7231307B2 (ja)
KR (1) KR102694657B1 (ja)
CN (1) CN111278846B (ja)
BR (1) BR112020008175A2 (ja)
WO (1) WO2019086361A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023242006A1 (en) * 2022-06-15 2023-12-21 Dsm Ip Assets B.V. Use of uv filters for the treatment of acne

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012158960A2 (en) 2011-05-17 2012-11-22 H. Lee Moffitt Cancer Center & Research Institute, Inc. Melanocortin 1 receptor ligands and methods of use
WO2014081845A2 (en) 2012-11-21 2014-05-30 University Of Cincinnati Skin care compositions and methods comprising selective agonists of melanocortin 1 receptor

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2466492A1 (en) 1979-10-03 1981-04-10 Elf Aquitaine Dyeing keratin substances, e.g. skin, nails, hair, fur - with compsns. contg. ketone or aldehyde dye and sulphoxy-aminoacid
FR2651126B1 (fr) 1989-08-29 1991-12-06 Oreal Association de dihydroxyacetone et de derives indoliques pour conferer a la peau une coloration similaire au bronzage naturel et procede de mise en óoeuvre.
FR2661673B1 (fr) 1990-05-07 1992-08-21 Oreal Association de dihydroxyacetone et de monohydroxyindoles pour conferer a la peau une coloration similaire au bronzage naturel, dispositif a plusieurs compartiments et procede de mise en óoeuvre.
DE19603018C2 (de) 1996-01-17 1998-02-26 Lancaster Group Gmbh Kosmetisches Selbstbräunungsmittel mit Lichtschutzwirkung
FR2746391B1 (fr) 1996-03-22 1998-04-17 Oreal Compositions cosmetiques a base de pyrazolin-4,5-diones, nouvelles pyrazolin-4,5 diones, procedes de preparation et utilisations
FR2761595B1 (fr) 1997-04-04 1999-09-17 Oreal Compositions comprenant des santalines, santarubines pour la coloration artificielle de la peau et utilisations
FR2768733B1 (fr) 1997-09-19 1999-10-29 Oreal Nouveaux composes 4,4-dihydroxypyrazolin-5-ones ; leurs procedes de preparation et utilisations cosmetiques
FR2780281B1 (fr) 1998-06-26 2000-08-18 Oreal Compositions comprenant des nanopigments d'oxydes de fer pour la coloration artificielle de la peau et utilisations

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012158960A2 (en) 2011-05-17 2012-11-22 H. Lee Moffitt Cancer Center & Research Institute, Inc. Melanocortin 1 receptor ligands and methods of use
WO2014081845A2 (en) 2012-11-21 2014-05-30 University Of Cincinnati Skin care compositions and methods comprising selective agonists of melanocortin 1 receptor

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Jerry Ryan Holder et al.,Characterization of aliphatic, cyclic, and aromatic N-terminally "capped" His-D-Phe-Arg-Trp-NH2 tetrapeptides at the melanocortin receptors,European Journal of Pharmacology,2003年,Vol.462,pp.41-52
L. N. Koikov et al.,Sub-Nanomolar hMC1R Agonists by End-Capping of the Melanocortin Tetrapeptide His-D-Phe-Arg-Trp-NH2,Bioorg. Med. Chem. Lett.,2003年,Vol.13,pp.2647-2650

Also Published As

Publication number Publication date
CN111278846A (zh) 2020-06-12
CN111278846B (zh) 2023-10-27
EP3704134A1 (en) 2020-09-09
JP2021501133A (ja) 2021-01-14
EP3704134B1 (en) 2021-12-22
BR112020008175A2 (pt) 2020-10-20
KR20200073278A (ko) 2020-06-23
WO2019086361A1 (en) 2019-05-09
KR102694657B1 (ko) 2024-08-13
US20200308222A1 (en) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6616918B2 (en) Self-tanning composition containing an N-acyl amino acid ester and a self-tanning agent
US11591367B2 (en) Melanocortin-1-receptor agonists
JP7231307B2 (ja) 抗微生物性テトラペプチド
FR2854157A1 (fr) Derives de s-triazine possedant 3 groupements para-aminobenzalmalonates particuliers; compositions cosmetiques photoprotectrices contenant ces derives; utilisations desdits derives de s-triazine
KR102733924B1 (ko) Mmp-12 억제제로서 사용하기 위한 포스핀산 펩티드 유도체
CN109689676B (zh) 新型化合物
EP4262727A1 (en) Self-tanning compositions
WO2014177406A1 (en) Composition comprising at least three active agents for colouring and/or pigmenting keratin materials
EP3383881B1 (en) Phosphinic peptide derivatives for use as mmp-12 inhibitors

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210506

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220606

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7231307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150