JP7230725B2 - 逆止弁 - Google Patents
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Description
図8及び図9に示すように、オイル分離装置には、ブローバイガスからオイルを分離するオイルトラップ部(図示略)と、オイルトラップ部の下方に設けられ、分離されたオイルを溜めるオイル溜室140とが設けられている。オイル溜室140の底板120には、保持孔121、及び保持孔121を中心とする周方向において並んで設けられた複数のオイル孔122が設けられている。底板120には、保持孔121に取り付けられる軸部131及び各オイル孔122を開閉する傘部132を有する弁体130が下方から取り付けられている。ここで、弁体130の軸部131を保持孔121に押し込むことで弁体130の組み付けが行われる。
本発明の目的は、誤組み付けを抑制できる逆止弁を提供することにある。
また、上記構成によれば、作業者が弁体を弁座に組み付けるべく軸部の先端を保持孔に挿入する際に、軸部の先端が案内面に沿って保持孔の中心に向けて案内されるようになる。このため、保持孔への軸部の挿入作業を容易に行うことができる。保持孔への軸部の挿入が進むと、保持孔の内周面と軸部の外周面との間に摩擦力が作用することで弁体に対して挿入荷重が発生するようになる。保持孔への軸部の挿入が更に進むと、軸部の抜け止め部が保持孔内に進入することで同抜け止め部が弾性的に圧縮されるようになる。このため、抜け止め部のうち保持孔内に進入した部分の割合が大きくなるほど上記挿入荷重が増大するようになる。そして、抜け止め部の最大外径部が保持孔内に進入することで上記挿入荷重が最大となる。その後、抜け止め部が保持孔を通過する、すなわち弁体の組み付けが完了すると、上記挿入荷重が減少する。このため、作業者は自身の手指を通じて、上記挿入荷重の変化を感じることにより、弁体の組み付けが完了したことを把握できる。
弁座20には、複数の排出孔22が保持孔21を中心とする周方向に並んで設けられている。本実施形態では、4つの円形の排出孔22が周方向において等間隔に並んで設けられている。
保持孔21における基端側の内周縁部には、先端側ほど内径が小さくされた案内面21aが設けられている。
以上説明した弁座20と弁体30とによって逆止弁10が構成されている。
図3に示すように、作業者が弁体30を弁座20に組み付けるべく軸部31の先端を保持孔21に挿入する際、軸部31の先端が案内面21aに沿って保持孔21の中心に向けて案内される。
図4に示すように、保持孔21への軸部31の挿入が更に進むと、軸部31の抜け止め部33が弾性的に圧縮されながら保持孔21に進入する。その後、抜け止め部33が保持孔21を通過する、すなわち弁体30の組み付けが完了すると、上記挿入荷重が減少する。このため、作業者は自身の手指を通じて、上記挿入荷重の変化を感じることにより、弁体の組み付けが完了したことを把握できる。
(1)軸部31の軸線Lに対するテーパ面33bの傾斜角度αは、軸線Lに対する案内面21aの傾斜角度βよりも小さい。
上述したように、抜け止め部33の最大外径部33aが保持孔21内に進入することで上記挿入荷重が最大となると、上記最大外径部33aが保持孔21を通過するまでは、上記挿入荷重が一定となる。ここで、保持孔21への軸部31の挿入を進めている際に上記挿入荷重が一定の状態が継続すると、作業者は、弁体30の組み付けが完了していないにもかかわらず、組み付けが完了したと誤った判断をしやすい。
(4)軸部31における基端側の部分には、案内面21aの最大内径よりも拡径されるとともに弁座20の厚さ方向下側の面に対向する対向部34が設けられている。抜け止め部33と対向部34とによって弁座20が挟持されている。
(6)作業者が弁体30を弁座20に組み付けるべく軸部31の先端を保持孔21に挿入する際、軸部31の先端が案内面21aに沿って保持孔21の中心に向けて案内される。このため、保持孔21への軸部31の挿入作業を容易に行うことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・軸部31におけるテーパ面33bの先端よりも先端側の部分31aを先端側に向けて先細形状にすることもできる。また、先端側の部分31aを省略することもできる。
Claims (4)
- 液体を排出する排出通路に設けられ、円形の保持孔及び前記液体が流れる複数の排出孔を有する弁座と、前記保持孔に挿通される軸部と、前記軸部における前記排出通路の下流側に設けられ、前記軸部を中心に拡径されるとともに外周側ほど前記弁座側に位置する傘部とを有する弁体と、を備え、常には前記傘部が前記排出孔の各々を閉塞する一方、前記排出孔を通じて前記傘部に作用する前記液体の重力により前記傘部が弾性変形することによって前記液体の排出を許容する逆止弁において、
前記軸部の軸線方向における基端側及び先端側を基端側及び先端側とするとき、
前記保持孔における基端側の内周縁部には、先端側ほど内径が小さくされた案内面が設けられ、
前記軸部における前記保持孔よりも先端側には、前記保持孔の内径よりも大きい外径の最大外径部から先端側に向かって延びるとともに先端側ほど外径が小さくされたテーパ面を有する抜け止め部が設けられ、
前記軸部の軸線に対する前記テーパ面の傾斜角度は、前記軸線に対する前記案内面の傾斜角度よりも小さい、
逆止弁。 - 前記軸線方向における前記テーパ面の長さは、前記軸線方向における前記保持孔の長さよりも大きい、
請求項1に記載の逆止弁。 - 前記軸部における前記テーパ面の先端の部分は、前記保持孔の内径よりも小さい外径を有しており、
前記軸部における前記テーパ面の先端よりも先端側の部分は、前記テーパ面の先端の部分と同一またはそれよりも小さい外径を有している、
請求項1または請求項2に記載の逆止弁。 - 前記軸部における基端側の部分には、前記案内面の最大内径よりも拡径されるとともに前記弁座の基端側の面に対向する対向部が設けられており、
前記抜け止め部と前記対向部とによって前記弁座が挟持されている、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の逆止弁。
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