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JP7206095B2 - 空調メンテナンス構造及び空調システム - Google Patents

空調メンテナンス構造及び空調システム Download PDF

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JP7206095B2
JP7206095B2 JP2018212484A JP2018212484A JP7206095B2 JP 7206095 B2 JP7206095 B2 JP 7206095B2 JP 2018212484 A JP2018212484 A JP 2018212484A JP 2018212484 A JP2018212484 A JP 2018212484A JP 7206095 B2 JP7206095 B2 JP 7206095B2
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Description

本発明は、フィルターのメンテナンスを行うことができる空調メンテナンス構造及びこれを備える空調システムに関する。
従来、吸気口から居住空間の空気が吸引されて空調装置に循環される空調設備が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような空調設備においては、例えば、吸気口にフィルターが取り付けられ、フィルターを交換又は清掃することで、メンテナンス作業を行っている。
特開2014-240570号公報
しかし、例えば、フィルターが取り付けられた吸気口が室内の高い位置に配置される場合には、フィルターの交換などのメンテナンス作業を行うことが困難である。そのため、フィルターのメンテナンス作業を容易に行うことができることが求められている。
本発明は、フィルターのメンテナンス作業を容易に行うことが可能な空調メンテナンス構造及び空調システムを提供することを目的とする。
本発明は、冷房機能、暖房機能、及び換気機能のいずれか1以上の機能を有する空調装置(例えば、後述の空調装置2)を備える空調システム(例えば、後述の空調システム1)のメンテナンスを行うための空調メンテナンス構造(例えば、後述の空調メンテナンス構造9、1階側空調メンテナンス構造91、2階側空調メンテナンス構造92)であって、ダクト配置可能空間(例えば、後述の1階側配管スペース131、2階側配管スペース133)に設けられ気密性を有する吸気用気密空間(例えば、後述の1階側吸気用気密空間911、2階側吸気用気密空間921)と、一方側が前記吸気用気密空間内において開口した状態で前記吸気用気密空間に接続されると共に、他方側が前記空調装置に直接的に又は間接的に接続されるメンテナンス用ダクト(例えば、後述の1階側循環吸気ダクトL31、2階側循環吸気ダクトL32)と、前記吸気用気密空間と住宅内の空間とを連通するように配置される吸気口(例えば、後述の1階側循環ファン吸気口46、2階側循環ファン吸気口55)と、前記吸気用気密空間の内部において、前記メンテナンス用ダクトにおける前記吸気用気密空間側の端部側の開口を覆うように配置されるフィルター(例えば、後述の1階側フィルター912、2階側フィルター922)と、前記吸気用気密空間を開閉可能に構成され、前記フィルターのメンテナンスを行うことが可能な位置に配置されるメンテナンス用扉(例えば、後述の1階側メンテナンス用扉913、2階側メンテナンス用扉923)と、を備える、空調メンテナンス構造に関する。
また、前記吸気口は、前記住宅内の空気を前記空調装置に循環させるために空気を吸引する吸気口であることが好ましい。
また、前記吸気口は、床下(例えば、後述の床下空間114)又は屋根裏(例えば、後述の屋根裏空間125)、若しくは、居住空間又は非居住空間の上方側に配置されることが好ましい。
また、前記空調メンテナンス構造と、冷房機能、暖房機能、及び換気機能のいずれか1以上の機能を有する空調装置と、を備える空調システムに関する。
本発明によれば、フィルターのメンテナンス作業を容易に行うことが可能な空調メンテナンス構造及び空調システムを提供することができる。
本発明によれば、簡易な構成で、住宅内の全体の気温を均一な温度に調整可能な空調システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空調システムを備える住宅において暖房時及び冷房時の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る空調システムを備える住宅において暖房時及び冷房時の状態を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の空調メンテナンス構造9を備える空調システム1の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る空調システム1を備える住宅10において暖房時及び冷房時の状態を示す図である。なお、第1実施形態の図1では、暖房時及び冷房時の空気の流れを、1つの図に示している。図1においては、冷房時に1階側循環ファン吸気口46に吸引される空気を実線の矢印で示しており、暖房時に2階側循環ファン吸気口55に吸引される空気を破線の矢印で示している。
図1に示すように、第1実施形態の空調システム1は、例えば、2階建ての住宅10において使用される。住宅10は、高気密構造で、かつ、高断熱構造で構成される。空調システム1は、高気密構造及び高断熱構造の住宅10で使用されることで、省電力で使用されることが可能である。なお、本実施形態においては、空調システム1を2階建ての住宅10に使用する場合を例に説明したが、これに限定されない。空調システムを、例えば、3階建て以上の住宅に使用してもよい。
住宅10は、図1に示すように、例えば、屋根13及び外壁14を有する2階建て構造で構成される。住宅10は、屋根13の下側及び外壁14の内側に基礎断熱の断熱材が配置され、住宅10の全体において基礎断熱とする構成である。住宅10の断熱区画18は、屋根側断熱ライン181と、外壁側断熱ライン182と、を備える。屋根側断熱ライン181は、屋根13の下側に屋根13の傾斜方向に沿って傾斜して配置される断熱材により構成される。外壁側断熱ライン182は、外壁14の内側に配置され屋根13から地面101まで上下方向に延びる断熱材により構成される。住宅10は、断熱区画18の内側において断熱される。
住宅10は、例えば、1階において、1階水回り空間111と、1階廊下空間112と、1階リビング空間113と、床下空間114と、を有し、2階において、2階収納空間121と、2階第1居住空間122と、2階廊下空間123と、2階第2居住空間124、屋根裏空間125と、を有する。
1階においては、1階水回り空間111、1階廊下空間112、1階リビング空間113は、左右方向の一方側から他方側(図1における左側から右側)に向けてこの順に配置される。各空間111,112,113は、床、壁及び天井に囲まれることにより形成される。1階において、床下空間114は、各空間111,112,113の床16の下方に設けられている。床下空間114は、住宅10における外壁側断熱ライン182の内側に位置し、断熱されている。
1階において、1階水回り空間111の水回り空間他方側壁面111aと1階廊下空間112の一方側壁面112aとの間には、1階側配管スペース131(ダクト配置可能空間)が設けられている。1階側配管スペース131には、後述する空調メンテナンス構造9の1階側吸気用気密空間911(吸気用気密空間)が設けられている。
また、1階と2階との間であって1階の各空間111,112,113の天井と2階の各空間121,122,123,124の床17との間には、1階上部側配管スペース132が設けられている。
1階水回り空間111及び1階廊下空間112は、下部において連通路115により連通されている。1階水回り空間111の空気が1階水回り空間用ファン排気口41(後述)を介して住宅10外に排出されているため、連通路115には、1階廊下空間112の下方側の空気が、1階水回り空間111に向けて流れる。
1階廊下空間112及び1階リビング空間113は、下部において連通路116により連通されている。1階廊下空間112の空気が1階廊下用排気ファン排気口42(後述)を介して住宅10外に排出されているため、連通路116には、1階リビング空間113の下方側の空気が、1階廊下空間112に向けて流れる。
2階においては、2階収納空間121、2階第1居住空間122、2階廊下空間123、2階第2居住空間124は、左右方向の一方側から他方側(図1における左側から右側)に向けてこの順に配置される。各空間121,122,123,124は、床、壁及び天井に囲まれることにより形成される。2階において、屋根裏空間125は、屋根天井15と屋根13との間に配置される。屋根天井15は、2階収納空間121、2階第1居住空間122、2階廊下空間123、2階第2居住空間124の天井の上方に設けられる2階上部側配管スペース134の天井を構成する。屋根裏空間125は、住宅10における屋根13側の屋根側断熱ライン181の下側に位置し、断熱されている。なお、屋根裏空間125を、小屋裏や天井裏という場合もある。また、屋根裏空間125を人が居住する居住スペースとして構成してもよい。
2階において、2階収納空間121の他方側収納空間他方側壁面121aと2階第1居住空間122の一方側壁面122aとの間には、2階側配管スペース133(ダクト配置可能空間)が設けられている。2階側配管スペース133には、後述する空調メンテナンス構造9の2階側吸気用気密空間921(吸気用気密空間)が設けられている。
また、2階の各空間121,122,123,124の天井と屋根天井15との間には、2階上部側配管スペース134が設けられている。
2階収納空間121及び2階第1居住空間122は、下部において連通路126により連通されている。2階収納空間121の空気が2階収納空間用排気ファン排気口51(後述)を介して住宅10外に排出されているため、連通路126には、2階第1居住空間122の下方側の空気が、2階収納空間121に向けて流れる。
2階第1居住空間122及び2階廊下空間123は、下部において連通路127により連通されている。2階廊下空間123の空気が2階廊下用排気ファン排気口53(後述)を介して住宅10外に排出されているため、連通路127には、2階第1居住空間122の下方側の空気が、2階廊下空間123に向けて流れる。
2階廊下空間123及び2階第2居住空間124は、下部において連通路128により連通されている。2階廊下空間123の空気が2階廊下用排気ファン排気口53(後述)を介して住宅10外に排出されているため、連通路128には、2階第2居住空間124の下方側の空気が、2階廊下空間123に向けて流れる。
また、本実施形態においては、住宅10の1階の床16は、1階の居住空間又は非居住空間の最下部に配置される仕上げ面(仕上げ部)を構成する。住宅10の2階の屋根天井15は、2階の非居住空間の最上部の仕上げ面(仕上げ部)を構成する。
また、各階の各空間111,112,113,121,122,123,124の天井は、各空間の最上部の仕上げ面(仕上げ部)を構成する。
空調システム1は、空調装置2と、換気装置3と、1階水回り空間用ファン排気口41と、1階廊下用排気ファン排気口42と、1階第1リビング空間用給気ファン給気口43と、1階第2リビング空間用給気ファン給気口44と、1階第1リビング空間用排気ファン排気口45と、1階側循環ファン吸気口46(第1吸気口)と、2階収納空間用排気ファン排気口51と、2階第1居住空間用給気ファン給気口52と、2階廊下用排気ファン排気口53と、2階第2居住空間用給気ファン給気口54と、2階側循環ファン吸気口55(第2吸気口)と、第1給気用チャンバ71と、第2給気用チャンバ72と、Y字管73と、第1排気用チャンバ74と、第2排気用チャンバ75と、切替部8と、空調メンテナンス構造9と、給気ダクトL1と、排気ダクトL2と、循環吸気ダクトL3と、を有する。給気ダクトL1、排気ダクトL2及び循環吸気ダクトL3は、空気が流通する流通路を構成する配管であり、例えば、ダクトで構成される。
空調装置2は、空調室内機21と、空調室外機22と、を備える。空調室内機21は、1階と2階との間の1階上部側配管スペース132に配置される。空調室外機22は、空調室内機21に接続されており、例えば、住宅10の外壁14の外側において地面101上に配置される。
空調室内機21は、住宅10内を暖房する暖房機能と、住宅10内を冷房する冷房機能とを備える。空調室内機21は、1階側循環ファン吸気口46又は2階側循環ファン吸気口55を介して導入された住宅10内の空気と、換気装置3(後述)により導入された住宅10外の空気とを、暖房機能により暖めて又は冷房機能により冷やして住宅10内に供給する。空調室内機21は、給気ダクトL1を介して、1階第1リビング空間用給気ファン給気口43、1階第2リビング空間用給気ファン給気口44、2階第1居住空間用給気ファン給気口52及び2階第2居住空間用給気ファン給気口54により、各空間113、122、124に、暖房機能により暖めた空気又は冷房機能により冷やした空気を供給する。
1階第1リビング空間用給気ファン給気口43は、1階において、1階リビング空間113の一方側の壁面113aの上部側に配置される。
1階第2リビング空間用給気ファン給気口44は、1階において、1階リビング空間113の室内天井113bの左右方向の中央付近に配置される。
2階第1居住空間用給気ファン給気口52は、2階において、2階第1居住空間122の他方側壁面122bの上部側に配置される。
2階第2居住空間用給気ファン給気口54は、2階において、2階第2居住空間124の一方側壁面124aの上部側に配置される。
給気ダクトL1は、住宅10外の空気を換気装置3(後述)に導入し、換気装置3に導入された空気を空調装置2に導入し、空調装置2の暖房機能により暖められた空気又は冷房機能により冷やされた空気を、1階リビング空間113、2階第1居住空間122、及び2階第2居住空間124に供給するための配管である。給気ダクトL1は、換気装置導入ダクトL11と、空調装置導入ダクトL12と、1階側導入ダクトL13と、第1給気ダクトL14と、第2給気ダクトL15と、2階側導入ダクトL16と、第3給気ダクトL17と、第4給気ダクトL18と、を有する。
換気装置導入ダクトL11は、住宅10外からの空気を換気装置3に導入する配管である。
空調装置導入ダクトL12は、換気装置3から空調室内機21までの配管である。
1階側導入ダクトL13は、空調室内機21において分岐され、空調室内機21から第1給気用チャンバ71までの配管である。
第1給気ダクトL14は、第1給気用チャンバ71において分岐され、第1給気用チャンバ71から1階第1リビング空間用給気ファン給気口43までの配管である。
第2給気ダクトL15は、第1給気用チャンバ71において分岐され、第1給気用チャンバ71から1階第2リビング空間用給気ファン給気口44までの配管である。
2階側導入ダクトL16は、空調室内機21において分岐され、空調室内機21から第2給気用チャンバ72までの配管である。
第3給気ダクトL17は、第2給気用チャンバ72において分岐され、第2給気用チャンバ72から2階第1居住空間用給気ファン給気口52までの配管である。
第4給気ダクトL18は、第2給気用チャンバ72において分岐され、第2給気用チャンバ72から2階第2居住空間用給気ファン給気口54までの配管である。
空調装置2には、例えば冬季に、暖房機能を機能させる場合に、1階側循環ファン吸気口46を介して住宅10内の断熱区画18における最下部の近傍の冷たい空気が導入される。1階側循環ファン吸気口46は、1階側吸気用気密空間911及び循環吸気ダクトL3(後述)を介して、空調装置2に接続される。本実施形態においては、1階側循環ファン吸気口46は、住宅10内の断熱区画18における最下部の近傍に配置される。
ここで、本実施形態においては、断熱区画18における最下部の近傍は、断熱区画18の最下部から1m高い位置までの範囲内であることが好ましく、断熱区画18の最下部から50cm高い位置までの範囲内であることがより好ましい。住宅10内の断熱区画18における最下部の近傍は、従来、冬季において、空調装置2により暖房機能を動作させても、住宅10内において、空気が暖まりにくく、空調装置2の効きが悪いとされる場所である。例えば、一般的に、冬季に暖房機能を動作させた場合に、居住空間又は非居住空間の足元等の温度が、暖房の設定温度に対して3℃以上低い場合に、空調の効きが悪いとされる。本実施形態においては、断熱区画18における最下部の近傍は、暖房機能を動作させた場合に、暖房の設定温度に対して3℃以上低いとされる場所である。
本実施形態においては、1階側循環ファン吸気口46は、1階側配管スペース131の下方において、1階側吸気用気密空間911に取り付けられた状態で、例えば床下空間114に配置される。本実施形態では、床下空間114は、住宅10の最下階の最下部であって、断熱区画18の最下部でもある。
また、空調装置2には、例えば夏季に、冷房機能を機能させる場合に、2階側循環ファン吸気口55を介して住宅10内の断熱区画18における最上部の近傍の暖かい空気が導入される。2階側循環ファン吸気口55は、2階側吸気用気密空間921及び循環吸気ダクトL3(後述)を介して、空調装置2に接続される。本実施形態においては、2階側循環ファン吸気口55は、住宅10内の断熱区画18における最上部の近傍に配置される。
ここで、本実施形態においては、断熱区画18における最上部の近傍は、断熱区画18の最上部から1m低い位置までの範囲内であることが好ましく、断熱区画18の最上部から50cm低い位置までの範囲内であることがより好ましい。住宅10内の断熱区画18における最上部の近傍は、従来、夏季において、空調装置2により冷房機能を動作させても、住宅10内において、空気が冷えにくく、空調装置2の効きが悪いとされる場所である。例えば、一般的に、夏季に冷房機能を動作させた場合に、居住空間又は非居住空間の天井付近等の温度が、冷房の設定温度に対して3℃以上高い場合に、空調の効きが悪いとされる。本実施形態においては、断熱区画18における最上部の近傍は、冷房機能を動作させた場合に、冷房の設定温度に対して3℃以上高いとされる場所である。
本実施形態においては、2階側循環ファン吸気口55は、2階側吸気用気密空間921に取り付けられた状態で、例えば屋根裏空間125に配置される。本実施形態では、屋根裏空間125は、住宅10の最上階の最上部であって、断熱区画18の最上部でもある。
切替部8は、循環吸気ダクトL3の途中に設けられる。切替部8は、空調装置2に導入される住宅10内の空気を、1階側循環ファン吸気口46及び1階側吸気用気密空間911を介して導入される冷たい空気、又は、2階側循環ファン吸気口55及び2階側吸気用気密空間921を介して導入される暖かい空気のいずれか一方に切り替え可能である。
切替部8は、循環吸気ダクトL3の途中において、1階側循環ファン吸気口46に吸引された空気が空調室内機21に導入される1階側空気吸引状態と、2階側循環ファン吸気口55に吸引された空気が空調室内機21に導入される2階側空気吸引状態と、に選択的に切り替え可能に構成される。
循環吸気ダクトL3は、断熱区画18の最下部の近傍の冷たい空気又は断熱区画18の最上部の近傍の暖かい空気を空調室内機21に循環させる配管である。循環吸気ダクトL3は、1階側循環吸気ダクトL31と、2階側循環吸気ダクトL32と、共通循環吸気ダクトL33と、を有する。
循環吸気ダクトL3は、切替部8により1階側空気吸引状態に切り替えられた場合に、断熱区画18の最上部の近傍の冷たい空気を、1階側循環吸気ダクトL31及び共通循環吸気ダクトL33を介して、空調室内機21に循環させる。また、循環吸気ダクトL3は、切替部8により2階側空気吸引状態に切り替えられた場合に、断熱区画18の最上部の近傍の暖かい空気を、2階側循環吸気ダクトL32及び共通循環吸気ダクトL33を介して、空調室内機21に循環させる。
1階側循環吸気ダクトL31は、上流側の端部が、後述する1階側吸気用気密空間911に接続され、1階側吸気用気密空間911から切替部8までの配管である。1階側吸気用気密空間911には、1階側循環ファン吸気口46(後述)が設けられている。1階側循環吸気ダクトL31は、1階側循環ファン吸気口46から吸気されて1階側吸気用気密空間911を流通された空気を切替部8まで流通させる。
2階側循環吸気ダクトL32は、上流側の端部が、後述する2階側吸気用気密空間921に接続され、2階側吸気用気密空間921から切替部8までの配管である。2階側吸気用気密空間921には、2階側循環ファン吸気口55(後述)が設けられている。2階側循環吸気ダクトL32は、2階側循環ファン吸気口55から吸気されて2階側吸気用気密空間921を流通された空気を切替部8まで流通させる。
共通循環吸気ダクトL33は、一端が切替部8に接続され、他端が空調室内機21に接続され、切替部8により切り替えられた1階側循環吸気ダクトL31又は2階側循環吸気ダクトL32を流通された空気を空調室内機21まで流通させる配管である。
例えば、冬季において、空調装置2により暖房機能を機能させている場合に、切替部8を1階側空気吸引状態に切り替えることで、空調装置2には、床下空間114の冷たい空気が導入される。これにより、1階側循環ファン吸気口46(後述)を介して、床下空間114の空気が吸引される(図1の実線矢印参照)。
また、例えば、夏季において、空調装置2により冷房機能を機能させている場合に、切替部8を2階側空気吸引状態に切り替えることで、空調装置2には、屋根裏空間125の暖かい空気が導入される。これにより、2階側循環ファン吸気口55(後述)を介して、屋根裏空間125の空気が吸引される(図1の破線矢印参照)。
切替部8は、例えば、手動操作により1階側空気吸引状態と2階側空気吸引状態とに切り替えるように構成してもよいし、空調装置2の冷房又は暖房に連動して1階側空気吸引状態又は2階側空気吸引状態を自動で切り替えるように構成してもよい。
なお、本実施形態においては、循環吸気ダクトL3に共通循環吸気ダクトL33を設けたが、これに限定されず、1階側循環吸気ダクトL31と、2階側循環吸気ダクトL32とを別々に設け、それぞれを、空調室内機21に接続して、空調室内機21に内蔵された切替部により切り替えるように構成してもよい。
換気装置3は、1階と2階との間の1階上部側配管スペース132に配置される。換気装置3は、空調装置2に住宅10外の空気を空調装置2に導入することで空調装置2を介して住宅10外の空気を住宅10内に導入すると共に、住宅10内の空気を住宅10外に排出することで、住宅10内を換気する。また、換気装置3は、熱交換機能を有し、給気空気と排気空気との間で熱交換を行いながら、給気動作及び排気動作を行うことで、24時間の換気を行っている。
換気装置3は、排気ダクトL2を介して、1階において、1階水回り空間用ファン排気口41、1階廊下用排気ファン排気口42、1階第1リビング空間用排気ファン排気口45により吸引された所定の各空間111,112,113の空気を住宅10外に排出し、2階において、2階収納空間用排気ファン排気口51、2階廊下用排気ファン排気口53により吸引された所定の各空間121,123の空気を住宅10外に排出する。換気装置3は、住宅10外の空気を空調装置2に導入することにより、空調装置2を介して、1階において、各給気口43,44を介して住宅10外からの空気を所定の空間113に供給する共に、2階において、各給気口52,54を介して住宅10外からの空気を所定の空間122,124に供給する。
1階水回り空間用ファン排気口41は、1階において、1階水回り空間111の室内天井111bに配置される。
1階廊下用排気ファン排気口42は、1階において、1階廊下空間112の室内天井112bに配置される。
1階第1リビング空間用排気ファン排気口45は、1階において、1階リビング空間113の室内天井113bの他方側に配置される。
2階収納空間用排気ファン排気口51は、2階において、2階収納空間121の室内天井121bに配置される。
2階廊下用排気ファン排気口53は、2階において、2階廊下空間123の室内天井123aに配置される。
排気ダクトL2は、1階側水回り空間111内の空気、1階廊下空間112内の空気、1階リビング空間113内の空気、2階収納空間121内の空気、及び2階廊下空間123の空気を、住宅10外に排出するための配管である。排気ダクトL2は、1階水回り側排気ダクトL21と、1階廊下側排気ダクトL22と、1階リビング側排気ダクトL23と、1階側排気合流ダクトL24と、2階収納空間側排気ダクトL25と、2階廊下側排気ダクトL26と、2階側排気合流ダクトL27と、全排気合流ダクトL28と、排気排出ダクトL29と、を有する。
1階水回り側排気ダクトL21は、1階水回り空間用ファン排気口41から第1排気用チャンバ74までの配管である。
1階廊下側排気ダクトL22は、1階廊下用排気ファン排気口42から第1排気用チャンバ74までの配管である。
1階リビング側排気ダクトL23は、1階第1リビング空間用排気ファン排気口45から第1排気用チャンバ74までの配管である。
1階側排気合流ダクトL24は、第1排気用チャンバ74からY字管73までの配管である。
2階収納空間側排気ダクトL25は、2階収納空間用排気ファン排気口51から第2排気用チャンバ75までの配管である。
2階廊下側排気ダクトL26は、2階廊下用排気ファン排気口53から第2排気用チャンバ75までの配管である。
2階側排気合流ダクトL27は、第2排気用チャンバ75からY字管73までの配管である。
全排気合流ダクトL28は、Y字管73から換気装置3までの配管である。
排気排出ダクトL29は、換気装置3から排出された空気を住宅10の外部に排出する配管である。
換気装置3は、住宅10内の換気を24時間行っており、空調装置2を運転させた場合においても停止させた場合においても換気を行っている。空調装置2を停止させた場合には、空調装置2の冷房及び暖房は行われないが、空調装置2の内部を通過した空気が住宅10内に導入されることで、換気装置3による換気は行われる。
本実施形態においては、空調装置2の空調室内機21に導入される空気量について、一例として、換気装置3により導入された空気量は、例えば150~160m/h(リューベ)程度であり、住宅10の内部から吸引されて導入される空気量(1階側循環ファン吸気口46又は2階側循環ファン吸気口55により吸引される空気量)は、例えば350m/h(リューベ)程度である。これにより、空調室内機21は、導入された空気を冷房機能により冷やして又は及び暖房機能により暖めて、500m/h(リューベ)程度の空気量の空気を住宅10内に供給する。ここで、例えば350m/h(リューベ)程度の住宅10の内部から吸引されて空調装置2に導入される空気は、住宅10内を循環されて、空調装置2の冷房機能により冷やされて又は及び暖房機能により暖められて、再度、所定の各空間113、122、124に供給される。
空調メンテナンス構造9について説明する。
空調メンテナンス構造9は、空調システム1のフィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)のメンテナンスを行うための構造である。詳細には、空調メンテナンス構造9は、空調システム1において、1階側循環ファン吸気口46や2階側循環ファン吸気口55から吸引された空気を空調装置2に循環させるための循環路に設けられたフィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)のメンテナンスを容易に行うことができる構造である。
本実施形態の空調メンテナンス構造9は、1階側に設けられる1階側空調メンテナンス構造91と、2階側に設けられる2階側空調メンテナンス構造92と、を備える。
1階側空調メンテナンス構造91は、1階側吸気用気密空間911(吸気用気密空間)と、1階側循環吸気ダクトL31(メンテナンス用ダクト)と、1階側循環ファン吸気口46(吸気口)と、1階側フィルター912(フィルター)と、1階側メンテナンス用扉913(メンテナンス用扉)と、を有する。
1階側吸気用気密空間911は、左右方向において1階の1階水回り空間111と1階廊下空間112との間に配置される1階側配管スペース131(ダクト配置可能空間)を利用して設けられる。1階側吸気用気密空間911は、1階側配管スペース131を含んで上下方向に延びて構成される。1階側配管スペース131の内部の空間には、空気を送るダクトを配置することが可能である。1階側配管スペース131に1階側吸気用気密空間911を設けた状態においても、1階側配管スペース131に配置される1階側吸気用気密空間911には、空気を送るダクトを配置することが可能である。
1階側吸気用気密空間911は、上下方向に延びて形成され、上下方向において、床下空間114の途中から1階側配管スペース131の途中まで延びる。1階側吸気用気密空間911は、気密性を有して構成され、1階側吸気用気密空間911には、下方側に接続される1階側循環ファン吸気口46により吸引された空気が、上方側に接続される1階側循環吸気ダクトL31に向けて流通される。
1階側吸気用気密空間911は、例えば、上下方向に延びる筒状に形成され、後述する1階側メンテナンス用扉913を開けることで、1階側吸気用気密空間911の内部を清掃可能に構成される。1階側吸気用気密空間911は、1階側配管スペース131を利用して構成されているため、ダクトの開口面積と比べて大きな開口面積を有する筒状に形成される。1階側吸気用気密空間911は、後述する1階側メンテナンス用扉913を開けることで、例えば、メンテナンス作業者が清掃具を用いて、すす払い等を行うことができる大きさで構成されている。
1階側吸気用気密空間911の下端部には、1階側循環吸気ダクトL31が接続されている。1階側循環吸気ダクトL31は、一方側が1階側吸気用気密空間911に接続され、他方側が、切替部8及び共通循環吸気ダクトL33を介して、空調装置2に接続される。
1階側循環吸気ダクトL31の一方側は、1階側循環吸気ダクトL31の一方側の端部が、1階側吸気用気密空間911の下端部を貫通して1階側吸気用気密空間911の内部において開口した状態で、1階側吸気用気密空間911の下端部に接続されている。1階側循環吸気ダクトL31の一方側の端部は、1階側吸気用気密空間911の内部において上方側に向けて開口している。1階側循環吸気ダクトL31は、本実施形態においては、メンテナンス用ダクトを構成し、1階側吸気用気密空間911の内部において上方側に開口する端部には、1階側フィルター912が取り付けられている。
1階側循環ファン吸気口46は、1階側吸気用気密空間911と住宅10内の床下空間114とを連通するように配置される。1階側循環ファン吸気口46は、前述の通り、住宅10内の断熱区画18における最下部の近傍の床下空間114に配置される。1階側循環ファン吸気口46は、住宅10内の空気を空調装置2に循環させるために、床下空間114の空気を吸引する。
1階側フィルター912は、1階側吸気用気密空間911の内部において、1階側循環吸気ダクトL31の1階側吸気用気密空間911側の端部側の開口を覆うように配置される。1階側フィルター912は、1階側吸気用気密空間911を流通して1階側循環吸気ダクトL31に流れ込む空気に含まれる粉塵などの異物を捕捉する。1階側フィルター912は、1階側メンテナンス用扉913を開けた状態において、交換などのメンテナンスが可能なように、1階側循環吸気ダクトL31の1階側吸気用気密空間911側の端部の開口に取り付けられている。
1階側メンテナンス用扉913は、1階側吸気用気密空間911を開閉可能に構成され、1階廊下空間112の一方側壁面112aの下方側に配置される。1階側メンテナンス用扉913が1階廊下空間112の一方側壁面112aの下方側に配置されるため、手が届く範囲であり、メンテナンス作業者が1階側メンテナンス用扉913を開閉しやすい。また、1階側メンテナンス用扉913は、メンテナンス作業者が1階側フィルター912の交換などのメンテナンスを行うことが可能な位置及び大きさに形成される。また、1階側メンテナンス用扉913は、メンテナンス作業者が1階側吸気用気密空間911の内部を清掃できる位置及び大きさに形成される。
また、2階側空調メンテナンス構造92は、2階側吸気用気密空間921(吸気用気密空間)と、2階側循環吸気ダクトL32(メンテナンス用ダクト)と、2階側循環ファン吸気口55(吸気口)と、2階側フィルター922(フィルター)と、2階側メンテナンス用扉923(メンテナンス用扉)と、を有する。
2階側吸気用気密空間921は、左右方向において2階の2階収納空間121と2階第1居住空間122との間に配置される2階側配管スペース133(ダクト配置可能空間)を利用して設けられる。2階側吸気用気密空間921は、2階側配管スペース133を含んで上下方向に延びて構成される。2階側配管スペース133の内部の空間には、空気を送るダクトを配置することが可能である。2階側配管スペース133に2階側吸気用気密空間921を設けた状態においても、2階側配管スペース133に配置された2階側吸気用気密空間921には、空気を送るダクトを配置することが可能である。本実施形態においては、2階側配管スペース133に配置された2階側吸気用気密空間921には、2階側導入ダクトL16と、2階側排気合流ダクトL27と、2階収納空間側排気ダクトL25と、が貫通して配置されている。
2階側吸気用気密空間921は、上下方向に延びて形成され、2階側配管スペース133の下部に形成される連通路126の上端部から、屋根側断熱ライン181の下端部まで延びる。2階側吸気用気密空間921は、気密性を有して構成され、2階側吸気用気密空間921には、上方側に接続される2階側循環ファン吸気口55により吸引された空気が、下方側に接続される2階側循環吸気ダクトL32に向けて流通される。
2階側吸気用気密空間921は、例えば、上下方向に延びる筒状に形成され、後述する2階側メンテナンス用扉923を開けることで、2階側吸気用気密空間921の内部を清掃可能に構成される。2階側吸気用気密空間921は、2階側配管スペース131を利用して構成されているため、ダクトの開口面積と比べて大きな開口面積を有する筒状に形成される。2階側吸気用気密空間921の内部は、後述する2階側メンテナンス用扉923を開けることで、例えば、メンテナンス作業者が清掃具を用いて、すす払い等を行うことができる大きさで構成されている。
2階側吸気用気密空間921の下端部には、2階側循環吸気ダクトL32が接続されている。2階側循環吸気ダクトL32は、一方側が2階側吸気用気密空間921に接続され、他方側が、切替部8及び共通循環吸気ダクトL33を介して、空調装置2に接続される。
2階側循環吸気ダクトL32の一方側は、2階側循環吸気ダクトL32の一方側の端部が、2階側吸気用気密空間921の下端部を貫通して2階側吸気用気密空間921の内部において開口した状態で、2階側吸気用気密空間921の下端部に接続されている。2階側循環吸気ダクトL32の一方側の端部は、2階側吸気用気密空間921の内部において上方側に向けて開口している。2階側循環吸気ダクトL32は、本実施形態においては、メンテナンス用ダクトを構成し、2階側吸気用気密空間921の内部において上方側に開口する端部には、2階側フィルター922が取り付けられている。
2階側循環ファン吸気口55は、2階側吸気用気密空間921と住宅10内の屋根裏空間125とを連通するように配置される。2階側循環ファン吸気口55は、前述の通り、住宅10内の断熱区画18における最上部の近傍の屋根裏空間125に配置される。2階側循環ファン吸気口55は、住宅10内の空気を空調装置2に循環させるために、屋根裏空間125の空気を吸引する。
2階側フィルター922は、2階側吸気用気密空間921の内部において、2階側循環吸気ダクトL32の2階側吸気用気密空間921側の端部側の開口を覆うように配置される。2階側フィルター922は、2階側吸気用気密空間921を流通して2階側循環吸気ダクトL32に流れ込む空気に含まれる粉塵などの異物を捕捉する。2階側フィルター922は、2階側メンテナンス用扉923を開けた状態において、交換などのメンテナンスが可能なように、2階側循環吸気ダクトL32の2階側吸気用気密空間921側の端部の開口に取り付けられている。
2階側メンテナンス用扉923は、2階側吸気用気密空間921を開閉可能に構成され、2階第1居住空間122の一方側壁面122aの下方側に配置される。2階側メンテナンス用扉923が2階第1居住空間122の一方側壁面122aの下方側に配置されるため、手が届く範囲であり、メンテナンス作業者が2階側メンテナンス用扉923を開閉しやすい。また、2階側メンテナンス用扉923は、メンテナンス作業者が2階側フィルター922の交換などのメンテナンスを行うことが可能な位置及び大きさに形成される。また、2階側メンテナンス用扉923は、メンテナンス作業者が2階側吸気用気密空間921の内部を清掃できる位置及び大きさに形成される。
以上のように構成される1階側空調メンテナンス構造91及び2階側空調メンテナンス構造92は、空調システム1のフィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
従来、吸気口にフィルターが取り付けられている構成において、吸気口が高い位置や、床下に配置されている場合には、高い位置まで登ったり、床下を覗き込んだりしてメンテナンス作業を行うため、フィルターの交換などのメンテナンスを行うことが難しかった。
これに対して、本発明においては、メンテナンス用扉(1階側メンテナンス用扉913、2階側メンテナンス用扉923)を開けることで、フィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)の交換や、吸気用気密空間(1階側吸気用気密空間911、2階側吸気用気密空間921)の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
次に、本実施形態の空調システム1の動作について説明する。本実施形態の空調システム1を冬季に使用する場合及び夏季に使用する場合について説明する。
まず、空調システム1を冬季に使用する場合について説明する。
空調システム1を冬季に使用する場合には、換気装置3の換気機能及び熱交換機能を機能させながら、空調装置2の暖房機能を機能させると共に、図1に示すように、切替部8を1階側空気吸引状態に切り替える。
空調装置2には、換気装置3から住宅10外の空気が導入され、切替部8を1階側空気吸引状態に切り替えることで、1階側循環ファン吸気口46を介して床下空間114の空気が導入される。空調装置2は、換気装置3により導入された空気と、1階側循環ファン吸気口46を介して導入された空気とを、暖房機能により暖房して、所定の各空間113,122,124に供給する。
具体的には、冬季においては、断熱区画18の最下部の近傍の床下空間114の空気の温度が暖まりにくいため、切替部8を1階側空気吸引状態に切り替えることで、図1の実線矢印のように、1階側循環ファン吸気口46により床下空間114の冷たい空気を吸引して、空調装置2に導入させる。本実施形態においては、断熱区画18における最下部の近傍は、断熱区画18の最下部から1m高い位置までの範囲内であることが好ましく、断熱区画18の最下部から50cm高い位置までの範囲内であることがより好ましい。住宅10内の断熱区画18における最下部の近傍は、従来、冬季において、空調装置2により暖房機能を動作させても、住宅10内において、空気が暖まりにくく、空調装置2の効きが悪いとされる場所である。
そして、空調装置2は、換気装置3から導入された空気と、切替部8を1階側空気吸引状態に切り替えることで1階側循環ファン吸気口46を介して導入された空気と、を暖房機能により暖房して、1階において、各給気口43,44を介して所定の空間113に給気を行い、2階において、各給気口52,54を介して所定の空間122,124に給気を行う。
本実施形態においては、1階側循環ファン吸気口46は、床下空間114に配置されている。断熱区画18の最下部の近傍の床下空間114に配置される1階側循環ファン吸気口46は、冬季において空調装置2により暖房機能を機能させた場合に、温度が上がりにくく暖房が利きにくい断熱区画18の最下部近傍の床下空間114の空気を吸引する。そして、1階側循環ファン吸気口46により吸引された冷たい空気を空調装置2に戻して、再び空調装置2の暖房機能により暖房して、各空間113,122,124に供給する。このように、空調システム1は、住宅10内の冷たい空気を導入して空気を循環させながら、空調装置2の暖房機能を機能させることができる。
ここで、空調システム1において1階側循環ファン吸気口46により吸引された空気の循環路においてフィルターの交換などのメンテナンスを行う場合には、床下空間114に1階側循環ファン吸気口46が設けられていても、1階側メンテナンス用扉913を開けた場合に手が届く範囲に1階側フィルター912を配置したため、1階側メンテナンス用扉913を開けることで、1階側フィルター912を交換したり、1階側吸気用気密空間911の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
次に、空調システム1を夏季に使用する場合について説明する。
空調システム1を夏季に使用する場合には、換気装置3の換気機能及び熱交換機能を機能させながら、空調装置2の冷房機能を機能させると共に、切替部8を2階側空気吸引状態に切り替える。
空調装置2には、換気装置3から住宅10外の空気が導入され、切替部8を2階側空気吸引状態に切り替えることで、2階側循環ファン吸気口55を介して屋根裏空間125の空気が導入される。空調装置2は、換気装置3により導入された空気と、2階側循環ファン吸気口55を介して導入された空気とを、冷房機能により冷房して、所定の各空間113,122,124に供給する。
具体的には、夏季においては、断熱区画18の最上部近傍の屋根裏空間125の空気の温度が冷えにくいため、切替部8を2階側空気吸引状態に切り替えることで、図1の破線矢印のように、2階側循環ファン吸気口55により屋根裏空間125の暖かい空気を吸引して、空調装置2に導入させる。本実施形態においては、断熱区画18における最上部の近傍は、断熱区画18の最下部から1m低い位置までの範囲内であることが好ましく、断熱区画18の最下部から50cm低い位置までの範囲内であることがより好ましい。住宅10内の断熱区画18における最上部の近傍は、従来、夏季において、空調装置2により冷房機能を動作させても、住宅10内において、空気が冷えにくく、空調装置2の効きが悪いとされる場所である。
そして、空調装置2は、換気装置3から導入された空気と、切替部8を2階側空気吸引状態に切り替えることで2階側循環ファン吸気口55を介して導入された空気と、を冷房機能により冷房して、1階において、各給気口43,44を介して所定の空間113に給気を行い、2階において、各給気口52,54を介して所定の空間122,124に給気を行う。
本実施形態においては、2階側循環ファン吸気口55は、屋根裏空間125に配置されている。屋根裏空間125に配置される2階側循環ファン吸気口55は、夏季において空調装置2により冷房機能を機能させた場合に、温度が下がりにくく冷房が利きにくい断熱区画18の最上部近傍の屋根裏空間125の空気を吸引する。そして、2階側循環ファン吸気口55により吸引された暖かい空気を空調装置2に戻して、再び空調装置2の冷房機能により冷房して、各空間113,122,124に供給する。このように、住宅10内の暖かい空気を空調装置2に導入して空気を循環させながら、空調装置2の冷房機能を機能させることができる。
ここで、空調システム1において2階側循環ファン吸気口55により吸引された空気の循環路においてフィルターのメンテナンスを行う場合には、屋根裏空間125に2階側循環ファン吸気口55が設けられていても、2階側メンテナンス用扉923を開けることで、2階側フィルター922を交換したり、2階側吸気用気密空間921の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
以上の空調システム1においては、冬季において暖房する際に、空調装置2には、断熱区画18の最下部近傍の床下空間114の冷たい空気が導入され、空調装置2は、導入された空気を暖めて、住宅10の各空間113,122,124に給気することができる。また、夏季において冷房する際に、空調装置2には、断熱区画18の最上部近傍の屋根裏空間125の暖かい空気が導入され、空調装置2は、導入された空気を冷やして、住宅10の各空間113,122,124に給気することができる。そのため、断熱区画18の最下部近傍の冷たい空気又は断熱区画18の最上部近傍の暖かい空気を導入して空気を循環させながら、空調装置2の暖房機能又は冷房機能を機能させることで、空気の流れを生じさせながら、住宅10内の空気の温度差を小さくすることができる。
よって、簡易な構成で、住宅10内の全体の気温を均一な温度に調整可能できる。特に、気密性が高く、断熱性能が高い住宅10においては、空調システム1を省電力で動作させることができる。
また、換気装置3により住宅10内の換気を行いながら、住宅10内の全体の気温を均一な温度に調整することができる。
以上説明した本実施形態の空調メンテナンス構造9によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の1階側空調メンテナンス構造91は、1階側配管スペース131に設けられ気密性を有する1階側吸気用気密空間911と、一方側が1階側吸気用気密空間911内に開口した状態で1階側吸気用気密空間911に接続されると共に、他方側が空調装置2に接続される1階側循環吸気ダクトL31と、1階側吸気用気密空間911と住宅10内の空間とを連通するように配置される1階側循環ファン吸気口46と、1階側吸気用気密空間911の内部において、1階側循環吸気ダクトL31における1階側吸気用気密空間911側の端部側の開口を覆うように配置される1階側フィルター912と、1階側吸気用気密空間911を開閉可能に構成され、1階側フィルター912のメンテナンスを行うことが可能な位置に配置される1階側メンテナンス用扉913と、を備える。また、2階側空調メンテナンス構造92は、2階側配管スペース133に設けられ気密性を有する2階側吸気用気密空間921と、一方側が2階側吸気用気密空間921内に開口した状態で2階側吸気用気密空間921に接続されると共に、他方側が空調装置2に接続される2階側循環吸気ダクトL32と、2階側吸気用気密空間921と住宅10内の空間とを連通するように配置される2階側循環ファン吸気口55と、2階側吸気用気密空間921の内部において、2階側循環吸気ダクトL32における2階側吸気用気密空間921側の端部側の開口を覆うように配置される2階側フィルター922と、2階側吸気用気密空間921を開閉可能に構成され、2階側フィルター922のメンテナンスを行うことが可能な位置に配置される2階側メンテナンス用扉923と、を備える。
そのため、メンテナンス用扉(1階側メンテナンス用扉913、2階側メンテナンス用扉923)を開けた場合に手が届く範囲にフィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)を配置したため、メンテナンス用扉(1階側メンテナンス用扉913、2階側メンテナンス用扉923)を開けることで、フィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)の交換や、吸気用気密空間(1階側吸気用気密空間911、2階側吸気用気密空間921)の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、吸気口(1階側循環ファン吸気口46、2階側循環ファン吸気口55)は、住宅10内の空気を空調装置2に循環させるために空気を吸引する吸気口である。そのため、住宅10内を循環させる構成において、フィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)の交換や、吸気用気密空間(1階側吸気用気密空間911、2階側吸気用気密空間921)の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、1階側循環ファン吸気口46は、床下空間114に配置され、2階側循環ファン吸気口55は、屋根裏空間125に配置される。床下空間114や屋根裏空間125にフィルターが配置されている場合には、手が届きにくいため、フィルターを交換するメンテナンス作業が困難である。これに対して、本発明の構成によれば、メンテナンス用扉(1階側メンテナンス用扉913、2階側メンテナンス用扉923)を開けることで、フィルター(1階側フィルター912、2階側フィルター922)の交換や、吸気用気密空間(1階側吸気用気密空間911、2階側吸気用気密空間921)の内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る空調システム1Aを備える住宅10Aにおいて暖房時及び冷房時の状態を示す図である。
第2実施形態の住宅10Aは、第1実施形態の住宅10と比べて、断熱区画18Aが異なる。また、第2実施形態は、1階側循環ファン吸気口46A及び2階側循環ファン吸気口55Aの配置位置が、第1実施形態の1階側循環ファン吸気口46及び2階側循環ファン吸気口55と異なる。第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。なお、第2実施形態の図2でも、第1実施形態の図1と同様に、暖房時及び冷房時の空気の流れを、1つの図に示している。
第2実施形態の断熱区画18Aは、第1実施形態の屋根13に沿って配置される屋根側断熱ライン181を有しておらず、屋根天井15の上側において屋根天井15に沿って配置される小屋断熱ライン183を有する。また、第2実施形態の断熱区画18Aは、第1実施形態の外壁側断熱ライン182よりも下端部が短く屋根13から床16まで上下方向に延びる外側断熱ライン182Aを有している。また、断熱区画18Aは、床16の下側において床16に沿って配置される床側断熱ライン184を有する。
また、第2実施形態の空調システム1Aは、第1実施形態の1階に設けられる1階側空調メンテナンス構造91に関する構成を有しておらず、第2実施形態の2階側空調メンテナンス構造92Aの構成は、第1実施形態の2階側空調メンテナンス構造92の構成と異なる。
第2実施形態においては、1階側循環ファン吸気口46Aは、1階の1階側配管スペース131の下方側の床16(仕上げ部)の近傍に配置される。1階側循環ファン吸気口46Aは、1階廊下空間112の一方側壁面112aの下方側に配置される。1階側循環ファン吸気口46Aには、フィルター(図示せず)が取り付けられており、手が届く範囲であるため、1階側循環ファン吸気口46Aのフィルターのメンテナンスを容易に行うことができる。
また、2階側空調メンテナンス構造92Aの構成に関して、2階側吸気用気密空間921Aの上端部が、2階第1居住空間122の天井面までしか延びておらず、2階側循環ファン吸気口55Aは、2階第1居住空間122(居住空間)の一方側壁面122aの上方側の2階第1居住空間122の天井(仕上げ部)近傍に配置される。
第2実施形態においては、2階側循環ファン吸気口55Aは、2階第1居住空間122の上方側に配置される。2階第1居住空間122の上方側にフィルターが配置されている場合には、手が届きにくいため、フィルターを交換するメンテナンス作業が困難である。これに対して、本発明の構成によれば、2階側メンテナンス用扉923を開けることで、2階側フィルター922の交換や、2階側吸気用気密空間921Aの内部の清掃などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
以上、本発明の空調システムの好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、吸気口を、空調装置1に循環させるために空気を吸引する吸気口としたが、これに限定されず、吸気口を、換気装置により外部に排気させるために空気を吸引する吸気口としてもよい。
また、前記実施形態においては、空調装置2が暖房機能及び冷房機能の両方を備えていたが、これに限定されない。空調装置2は、暖房機能又は冷房機能のいずれか一方のみを備えていてもよい。
また、前記実施形態においては、空調システム1に換気装置3を備えて構成したが、これに限定されず、換気装置3を備えずに構成してもよい。
また、前記実施形態においては、換気装置3の換気方式を、給気及び排気の両方を換気ファン(機械ファン)で行う第1種換気方式としたが、これに限定されず、排気を換気ファン(機械ファン)で行い、かつ、給気を自然給気で行う第3種換気方式としてもよい。
また、前記実施形態においては、1階側循環吸気ダクトL31(メンテナンス用ダクト)及び2階側循環吸気ダクトL32(メンテナンス用ダクト)を、切替部8及び共通循環吸気ダクトL33を介して、空調装置2に間接的に接続したが、これに限定されない。1階側循環吸気ダクトL31(メンテナンス用ダクト)及び2階側循環吸気ダクトL32(メンテナンス用ダクト)を、空調装置2に直接的に接続してもよい。
1,1A 空調システム
2 空調装置
9 空調メンテナンス構造
10,10A 住宅
46,46A 1階側循環ファン吸気口(吸気口、第1吸気口)
55,55A 2階側循環ファン吸気口(吸気口、第2吸気口)
91 1階側空調メンテナンス構造
92 2階側空調メンテナンス構造
114 床下空間(床下)
125 屋根裏空間(屋根裏)
131 1階側配管スペース(ダクト配置可能空間)
133 2階側配管スペース(ダクト配置可能空間)
911 1階側吸気用気密空間(吸気用気密空間)
912 1階側フィルター(フィルター)
913 1階側メンテナンス用扉(メンテナンス用扉)
921 2階側吸気用気密空間(吸気用気密空間)
922 2階側フィルター(フィルター)
923 2階側メンテナンス用扉(メンテナンス用扉)
L31 1階側循環吸気ダクト(メンテナンス用ダクト)
L32 2階側循環吸気ダクト(メンテナンス用ダクト)

Claims (4)

  1. 冷房機能、暖房機能、及び換気機能のいずれか1以上の機能を有する空調装置を備える空調システムのメンテナンスを行うための空調メンテナンス構造であって、
    ダクト配置可能空間に設けられ気密性を有する吸気用気密空間と、
    一方側が前記吸気用気密空間に貫通して前記吸気用気密空間内において開口した状態で前記吸気用気密空間に接続されると共に、他方側が前記吸気用気密空間の外部に配置された前記空調装置に直接的に又は間接的に接続されるメンテナンス用ダクトと、
    前記吸気用気密空間と住宅内の空間とを連通するように配置される吸気口と、
    前記吸気用気密空間の内部において、前記メンテナンス用ダクトにおける前記吸気用気密空間側の端部側の開口を覆うように配置されるフィルターと、
    前記吸気用気密空間を開閉可能に構成され、前記フィルターのメンテナンスを行うことが可能な位置に配置されるメンテナンス用扉と、を備え
    前記メンテナンス用扉は、居住空間又は非居住空間の下方側であって上下方向において天井と床との間の中央よりも前記床側の位置に配置される、
    空調メンテナンス構造。
  2. 前記吸気口は、前記住宅内の空気を前記空調装置に循環させるために空気を吸引する吸気口である、
    請求項1に記載の空調メンテナンス構造。
  3. 前記吸気口は、床下又は屋根裏、若しくは、居住空間又は非居住空間の上方側に配置される、
    請求項1又は2に記載の空調メンテナンス構造。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の空調メンテナンス構造と、
    冷房機能、暖房機能、及び換気機能のいずれか1以上の機能を有する空調装置と、を備える空調システム。
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