JP7186904B2 - hand dryer - Google Patents
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Description
本開示は、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関する。 The present disclosure relates to hand dryers for drying wet hands.
手を衛生的な状態に保つためには、洗浄後の手の乾燥を衛生的に行う必要がある。そのために、洗浄後の濡れた手をタオル又はハンカチで拭くのではなく、手に高速空気流を噴射して、手に付着した水を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置が用いられている。 In order to keep the hands in a hygienic condition, it is necessary to hygienically dry the hands after washing. For this reason, instead of wiping wet hands with a towel or handkerchief after washing, a hand drying apparatus is used that dries hands by jetting a high-speed air stream to blow away water adhering to the hands.
従来の手乾燥装置として、水を溜める空間を有する洗面器と、洗面器内に高速風を吹出す空気ノズルと、高速風を発生させる送風機と、手の有無を検知する手検知センサと、洗面器内に溜まった水を静電容量によって検知する静電容量センサと、を備え、静電容量センサにより洗面器内に水が溜まっていることを検知した場合、手検知センサが手を検知しても送風機に駆動電力を供給しないようにすることで、洗面器内に溜まった水が飛散するのを防止する洗面一体型手乾燥装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 As a conventional hand drying device, a washbasin having a space for storing water, an air nozzle for blowing high-speed air into the washbasin, a blower for generating high-speed air, a hand detection sensor for detecting the presence or absence of a hand, and a washbasin. and a capacitance sensor that detects water accumulated in the basin by means of capacitance, and when the capacitance sensor detects that water has accumulated in the basin, the hand detection sensor detects the hand. There is known a washbasin-integrated hand dryer that prevents water accumulated in the washbasin from splashing by not supplying driving power to the blower even when the air blower is in use (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上記の手乾燥装置では、手検知センサとは別に、洗面器内に水が溜まっていることを検知する静電容量センサを設けているため、コストが増加するという問題がある。 However, the above-mentioned hand drying apparatus is provided with a capacitive sensor for detecting that water is accumulated in the washbasin separately from the hand detection sensor, which causes a problem of increased cost.
本開示は、上述した問題を解決するためになされたもので、1つのセンサで手の有無と洗面器内の水の有無とを検知することにより、コストの増加を抑制することができる手乾燥装置を提供することを目的とする。 The present disclosure has been made to solve the above-described problems, and is a hand dryer that can suppress an increase in cost by detecting the presence or absence of hands and the presence or absence of water in the washbasin with a single sensor. The purpose is to provide an apparatus.
本開示に係る手乾燥装置は、手を乾燥する乾燥処理空間に向かって空気流を吹き出すノズルと、空気流を発生させる送風機と、二つの電極を備え、二つの電極間の静電容量を検出する静電容量センサと、静電容量センサで検出した静電容量が第1の水検知閾値以上である場合に空気流を受ける洗面器内に水が有ることを検知し、静電容量センサで検出した静電容量が第1の水検知閾値よりも小さい第1の手検知閾値以下である場合に乾燥処理空間に手が有ることを検知する検知部と、検知部での検知結果に基づいて、送風機の動作を制御する運転制御部と、を備える。 The hand drying device according to the present disclosure includes a nozzle that blows an air flow toward a drying processing space for drying hands, a blower that generates the air flow, and two electrodes, and detects the capacitance between the two electrodes. and a capacitance sensor detecting that there is water in the washbowl receiving the airflow when the capacitance detected by the capacitance sensor is equal to or greater than a first water detection threshold, and the capacitance sensor detects a detection unit that detects presence of a hand in the drying processing space when the detected capacitance is equal to or less than a first hand detection threshold that is smaller than the first water detection threshold; , and an operation control unit that controls the operation of the blower.
また、本開示に係る手乾燥装置は、手を乾燥する乾燥処理空間に向かって空気流を吹き出すノズルと、空気流を発生させる送風機と、赤外線を発光する赤外線発光素子及び赤外線を受光する赤外線受光素子を備え、赤外線受光素子で受光した赤外線の受光量を検出する赤外線センサと、赤外線センサで検出した受光量が第3の水検知閾値以下である場合に空気流を受ける洗面器内に水が有ることを検知し、赤外線センサで検出した受光量が第3の水検知閾値よりも大きい第3の手検知閾値以上である場合に乾燥処理空間に手が有ることを検知する検知部と、検知部での検知結果に基づいて、送風機の動作を制御する運転制御部と、を備える。 Further, the hand drying device according to the present disclosure includes a nozzle for blowing an air flow toward a drying processing space for drying the hands, a blower for generating the air flow, an infrared light emitting element for emitting infrared rays, and an infrared light receiving device for receiving infrared rays. an infrared sensor for detecting the amount of infrared light received by the infrared light receiving element; a detection unit for detecting the existence of a hand in the drying processing space when the amount of received light detected by the infrared sensor is equal to or greater than a third hand detection threshold, which is larger than the third water detection threshold; an operation control unit that controls the operation of the blower based on the detection result of the unit.
本開示に係る手乾燥装置によれば、1つのセンサで乾燥処理空間に手が有ることと、洗面器内に水が有ることとを検知することができるので、コストの増加を抑制することができる。 According to the hand drying device according to the present disclosure, it is possible to detect that there is a hand in the drying processing space and that there is water in the washbasin with a single sensor, so it is possible to suppress an increase in cost. can.
実施の形態1.
図1から図4を用いて、実施の形態1の手乾燥装置100の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400を上方から見た図である。図2は、実施の形態1に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のA-A断面を示す断面図である。図3は、実施の形態1に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のB-B断面を示す断面図である。図4は、実施の形態1に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面を示す断面図である。
The configuration of a
なお、説明の便宜上、図1から図4において、x軸方向を前後方向、y軸方向を左右方向、z軸方向を上下方向と定義する。また、z軸方向の正方向を上方向と定義する。 1 to 4, the x-axis direction is defined as the front-back direction, the y-axis direction is defined as the left-right direction, and the z-axis direction is defined as the up-down direction. Also, the positive direction of the z-axis direction is defined as the upward direction.
図1及び図2に示すように、箱形状の洗面台400には、手乾燥装置100、水吐出装置200、及び洗剤吐出装置300が左右方向に並んで設置されている。手乾燥装置100は、高速の空気流を吹き出し、手に付着した水を吹き飛ばすことで、手を乾燥させる。手乾燥装置100は、洗面台400に形成された貫通穴401を貫通して、洗面台400に固定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
水吐出装置200は、手を洗浄する水を吐出する。水吐出装置200は、洗面台400に形成された貫通穴402を貫通して、洗面台400に固定されている。図3に示すように、水吐出装置200は、水が流れる水吐出管210を有する。水吐出管210には、水を吐出する水吐出口211が形成されている。水吐出装置200は、例えば、赤外線センサ等のセンサで手を検知して自動で水を吐出するものであってもよいし、ボタンを押すことにより手動で水を吐出するものであってもよい。
The
洗剤吐出装置300は、手を洗浄する洗剤を吐出する。洗剤吐出装置300は、洗面台400に形成された貫通穴403を貫通して、洗面台400に固定されている。洗剤吐出装置300は、洗剤が流れる洗剤吐出管310を有する。洗剤吐出管310には、洗剤を吐出する洗剤吐出口311が形成されている。洗剤吐出装置300は、例えば、赤外線センサ等のセンサで手を検知して自動で洗剤を吐出するものであってもよいし、ボタンを押すことにより手動で洗剤を吐出するものであってもよい。
The
洗面台400は、壁500に接するようにして床501上に設置されている。洗面台400の上部には、ボウル状の洗面器410が設けられている。洗面器410は、手乾燥装置100から吹き出された空気流、水吐出装置200から吐出された水、及び洗剤吐出装置300から吐出された洗剤を受ける。洗面器410の底面には、水を排出する排水口411が形成されている。排水口411には、排水管600が接続されている。
図4に示すように、手乾燥装置100は、洗面台400の下方に設けられた箱体10、洗面台400の上方に設けられた本体20、及び箱体10と本体20とを接続するダクト30を有する。
As shown in FIG. 4, the
箱体10は、洗面台400の内部に収納される。実施の形態1では、箱体10は、壁500に取り付けられる。なお、箱体10は、床501に設置するようにしてもよい。箱体10の内部には、高圧の空気流を発生させる送風機2と、送風機2を制御する制御部40とが設けられている。送風機2の吸気側には、図示しないエアフィルターが着脱可能に取り付けられている。エアフィルターは、空気中の埃及びごみを捕集する。エアフィルターとしては、例えばメッシュフィルター又はHEPA(High Efficiency Particulate)フィルターを用いる。送風機2の排気側には、ダクト30の一端が接続されている。
The
ダクト30の他端は、本体20に接続されている。ダクト30の内部には、送風機2で発生させた空気流が通る通風路31が形成されている。ダクト30は、施工性向上のため、柔軟性のある折れ曲がり可能な樹脂で形成されている。なお、ダクト30は、ステンレス等の金属で形成されていてもよい。
The other end of
本体20は、洗面台400に形成された貫通穴401を貫通して、洗面台400に固定される。なお、洗面台400に洗剤吐出装置300を設置しない場合、洗剤吐出管310を貫通させるための貫通穴403に本体20を貫通させるようにしてもよい。また、本体20は、洗面台400に固定せず、洗面台400の上方の壁500に固定するようにしてもよい。
The
本体20には、手を乾燥する乾燥処理空間50に向かって空気流を吹き出すノズル3が設けられている。ノズル3の一端は、ダクト30に接続されている。ノズル3の他端には、送風機2で発生させた空気流を吹き出す吹き出し口3aが形成されている。なお、乾燥処理空間50は、ノズル3の吹き出し口3aの下方に形成された空間であり、吹き出し口3aと洗面器410の底部との間に形成された空間である。
The
また、手乾燥装置100は、静電容量センサ4を備える。静電容量センサ4は、二つの電極を備え、二つの電極間の静電容量を検出する相互容量方式の静電容量センサである。静電容量センサ4は、第1の電極4a、第2の電極4b、及び第1の電極4aと第2の電極4bとに接続され第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量を検出する図示しない回路部を有する。静電容量センサ4は、図示しない配線によって制御部40に接続されている。
The
実施の形態1では、第1の電極4aは本体20の内部に設置され、第2の電極4bはダクト30の内部に設置される。具体的には、第1の電極4aは本体20の内部において洗面台400の貫通穴401よりも上方に配置され、第2の電極4bはダクト30の内部において貫通穴401よりも下方に配置される。
In
第1の電極4a及び第2の電極4bは、例えば直方体形状であり、主面同士が平行となる状態で、上下に並んで設置される。また、第1の電極4a及び第2の電極4bは、主面が前方、すなわち、乾燥処理空間50及び洗面器410のある方向を向くように設置される。これにより、静電容量センサ4は、乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出することができる。
The
第1の電極4aは、ノズル3の内部を通過する高速の空気流の衝突を防ぐため、本体20の内部においてノズル3の外部に設置する。第2の電極4bは、通風路31の内部を通過する高速の空気流の衝突を防ぐため、ダクト30の内部において通風路31の外部に設置する。
The
ここで、相互容量方式の静電容量センサ4の原理について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、実施の形態1に係る手乾燥装置100の静電容量センサ4の原理を説明する模式図であり、静電容量センサ4に手が接近していないときの状態を示す図である。図6は、実施の形態1に係る手乾燥装置100の静電容量センサ4の原理を説明する模式図であり、静電容量センサ4に手が接近したときの状態を示す図である。
Here, the principle of the mutual capacitance
図5に示すように、静電容量センサ4は、回路部から第2の電極4bに電圧を印加して第1の電極4aとの間に電界を形成し、第1の電極4aと第2の電極4bとの間に形成される静電容量を検出する。第1の電極4aと第2の電極4bとの間に電位差が生じると、第1の電極4aと第2の電極4bとの間に容量結合による電界が形成される。静電容量の大きさは第1の電極4aと第2の電極4bとの間の距離に反比例するため、第1の電極4aと第2の電極4bとの間に金属のような導体が近接すると、静電容量は大きくなる。また、空気よりも誘電率が大きい水などの誘電体が近接した場合も、第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は大きくなる。
As shown in FIG. 5, the
また、図6に示すように、手のような人体の一部である導体が第1の電極4aと第2の電極4bとの間に近接すると、電界の一部が人体に誘導され、第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は小さくなる。すなわち、第1の電極4aと第2の電極4bとの間に近接した人体は接地しているとみなせるため、静電遮蔽の状態となって第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は小さくなる。このように、第1の電極4aと第2の電極4bとの間に手のような接地された導体が近接した場合は、第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は小さくなる。
Further, as shown in FIG. 6, when a conductor, which is a part of the human body such as a hand, approaches between the
本実施の形態では、洗面器410内に水が有る場合には第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は大きくなり、乾燥処理空間50に手が有る場合には第1の電極4aと第2の電極4bとの間の静電容量は小さくなる。このため、静電容量センサ4で検出した静電容量が洗面器410内に水が有るか否かの判定に用いる水検知閾値以上となったときに洗面器410内に水が有ることを検知し、静電容量センサ4で検出した静電容量が乾燥処理空間50に手が有るか否かの判定に用いる手検知閾値以下となったときに乾燥処理空間50に手が有ることを検知することにより、1つの静電容量センサ4で、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内の水の有無を検知することができる。なお、「洗面器410内に水が有る」とは、例えば、「洗面器410内に水が溜められている」、又は「水吐出装置200から吐出された水が洗面器410内に流れている」ことを意味する。
In this embodiment, when there is water in the
次に、図7を用いて、手乾燥装置100の制御系の構成について説明する。図7は、実施の形態1に係る手乾燥装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
Next, the configuration of the control system of the
図7に示すように、制御部40は、静電容量センサ4での検出結果を信号として受信する。制御部40は、受信したこの信号に基づいて、送風機2の動作を制御する。
As shown in FIG. 7, the
制御部40は、検知部41と、運転制御部42とを有する。検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量に基づいて、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無を検知する。検知部41は、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無の検知結果を信号として運転制御部42に送信する。運転制御部42は、検知部41での検知結果に基づいて、送風機2の動作を制御する。
The
制御部40は、例えば、図8に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図8は、実施の形態1の処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。図8に示すように、制御部40は、例えば、演算部であるプロセッサ91と、記憶部であるメモリ92とを備える。プロセッサ91がメモリ92に記憶されたプログラムを実行することにより、制御部40の各機能が実現される。すなわち、検知部41及び運転制御部42の制御は、プロセッサ91及びメモリ92により実現される。なお、複数のプロセッサ及び複数のメモリが連携して、制御部40の各機能が実現されるようにしてもよい。
The
次に、本実施の形態の手乾燥装置100の動作について説明する。使用者が手の洗浄後に乾燥処理空間50に手を配置すると、検知部41は、静電容量センサ4での検出結果を受信し、乾燥処理空間50に手が有ることを検知する。運転制御部42は、検知部41での検知結果を受信し、送風機2を駆動する。これにより、送風機2で発生させた高速の空気流がノズル3から吹き出され、手に付着した水滴が吹き飛ばされる。吹き飛ばされた水滴は洗面器410内に落ち、排水口411から排水される。
Next, the operation of the
ここで、洗面器410には、排水口411を閉塞可能な図示しない閉止弁が備えられている。このため、使用者が洗面器410内に水を溜めた状態で、手を乾燥しようとする場合がある。このとき、ノズル3から吹き出された高速の空気流が、手に当たらずに洗面器410内に溜められた水に衝突し、水が飛散する恐れがある。また、洗面器410内に水が溜まっていない状態であっても、水吐出装置200から水が吐出されている場合には、高速の空気流が水吐出装置200から吐出された水に衝突し、水が飛散する恐れがある。そこで、本実施の形態では、静電容量センサ4で検出された静電容量に基づいて洗面器410内の水の有無を検知し、洗面器410内に水が有る場合には、送風機2の駆動を停止する。
Here, the
次に、制御部40の動作について、図9を用いて説明する。図9は、実施の形態1の制御部40の動作を示すフローチャート図である。
Next, the operation of the
手乾燥装置100の電源が入ると、制御部40は図9の「開始」から制御を開始する。ステップS1において、検知部41は、基準値を更新する。基準値とは、静電容量センサ4で検出した静電容量から得られる値であり、例えば、静電容量センサ4で検出した静電容量の平均値である。
When the
次に、ステップS2において、検知部41は、洗面器410内に水が有るか否かの判定に用いる水検知閾値及び乾燥処理空間50に手が有るか否かの判定に用いる手検知閾値を設定する。実施の形態1では、水検知閾値として第1の水検知閾値を有し、手検知閾値として第1の手検知閾値及び第2の手検知閾値を有する。
Next, in step S2, the detection unit 41 sets a water detection threshold used for determining whether or not there is water in the
検知部41は、ステップS1で更新した基準値に第1の固定値を加算することにより第1の水検知閾値を設定する。また、検知部41は、基準値から第2の固定値を減算することにより第1の手検知閾値を設定する。また、検知部41は、第1の手検知閾値に第1の固定値を加算することにより第2の手検知閾値を設定する。すなわち、第1の手検知閾値は第1の水検知閾値よりも小さく、第2の手検知閾値は第1の手検知閾値よりも大きい。 The detection unit 41 sets a first water detection threshold by adding a first fixed value to the reference value updated in step S1. Further, the detection unit 41 sets the first hand detection threshold by subtracting the second fixed value from the reference value. Further, the detection unit 41 sets the second hand detection threshold by adding the first fixed value to the first hand detection threshold. That is, the first hand detection threshold is less than the first water detection threshold, and the second hand detection threshold is greater than the first hand detection threshold.
静電容量センサ4で検出される静電容量は、温度や周囲の導体の設置状態などの手乾燥装置100の設置環境の変化及び経年変化によって変動する。そのため、静電容量センサ4で検出した静電容量から基準値を更新し、基準値を基にして、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定することにより、手乾燥装置100の設置環境の変化及び経年変化の影響を排除することができる。
The capacitance detected by the
ここで、第1の水検知閾値は、洗面器410内に水が溜まっているときに静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上となるように設定してもよいし、洗面器410内に水吐出装置200から吐出された水が流れているときに静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上となるように設定してもよい。
Here, the first water detection threshold may be set so that the capacitance detected by the
また、第1の手検知閾値は、洗面器410内に水が無く、かつ、乾燥処理空間50に手が有るときに静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下となるように設定する。また、第2の手検知閾値は、洗面器410内に水が有り、かつ、乾燥処理空間50に手が有るときに静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下となるように設定する。なお、第2の手検知閾値は、第1の手検知閾値に第1の固定値を加算することにより設定しているが、第1の固定値と異なる値を加算するようにしてもよい。
The first hand detection threshold is set such that the capacitance detected by the
次にステップS3において、検知部41は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過したか否かを判定する。第1の設定時間は、予め設定された値であり、水検知閾値及び手検知閾値の更新周期に対応する時間である。第1の設定時間は、検知部41に記憶されている。 Next, in step S3, the detection unit 41 determines whether or not the first set time has elapsed after setting the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold. do. The first set time is a preset value and is a time corresponding to the update period of the water detection threshold and the hand detection threshold. The first set time is stored in the detector 41 .
ステップS3において、検知部41は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過したと判定すると、ステップS1に戻って基準値を更新し、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を再度設定する。 In step S3, when the detection unit 41 determines that the first set time has passed after setting the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold, the process proceeds to step S1. Go back and update the reference values to re-set the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold.
これにより、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を定期的に更新することができ、手乾燥装置100の設置環境の変化及び経年変化の影響を排除することができる。
As a result, the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold can be updated periodically, eliminating the effects of changes in the installation environment of the
ステップS3において、検知部41は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過していないと判定すると、ステップS4に進む。 In step S3, if the detection unit 41 determines that the first set time has not elapsed after setting the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold, step Proceed to S4.
ステップS4において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上であるか否かを判定する。検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上である場合には洗面器410内に水が有ることを検知し、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値より小さい場合には洗面器410内に水が無いことを検知する。
In step S4, the detection unit 41 determines whether or not the capacitance detected by the
ステップS4において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上であると判定すると、ステップS5に進む。ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であるか否かを判定する。検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下である場合には乾燥処理空間50に手が有ることを検知し、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きい場合には乾燥処理空間50に手が無いことを検知する。
In step S4, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であると判定すると、ステップS5に戻り、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きいと判定するまで、ステップS5を繰り返す。このように、ステップS5において、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であり、乾燥処理空間50に手が有ることを検知したとしても、送風機2の駆動を停止しているため、洗面器410内に水が有る場合に送風機2を駆動して、洗面器410内の水が飛散するのを防止することができる。
In step S5, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きいと判定すると、ステップS4に進む。ステップS4において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値より小さいと判定するまで、ステップS4及びステップS5の動作を繰り返す。ステップS4において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値より小さいと判定し、洗面器410内に水が無いことを検知すると、ステップS6に進む。
In step S5, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
ステップS6において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下であるか否かを判定する。検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下である場合には乾燥処理空間50に手が有ることを検知し、静電容量が第1の手検知閾値より大きい場合には乾燥処理空間50に手が無いことを検知する。
In step S6, the detection unit 41 determines whether or not the capacitance detected by the
ステップS6において、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値より大きいと判定すると、ステップS3に戻る。ステップS6において、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下であると判定すると、ステップS7に進み、運転制御部42は、送風機2を第1の風量で駆動する。
If it is determined in step S6 that the capacitance detected by the
ステップS7において、運転制御部42が送風機2を駆動すると、ステップS8において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下であるか否かを判定する。ステップS8において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下であると判定すると、再度ステップS8に戻り、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値より大きいと判定するまで、ステップS8を繰り返す。
In step S7, when the
ステップS8において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値より大きいと判定すると、ステップS9に進み、運転制御部42は、送風機2の駆動を停止する。ステップS9において、運転制御部42が送風機2の駆動を停止すると、ステップS3に進む。
In step S8, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
図10は、実施の形態1に係る手乾燥装置100の静電容量センサ4で検出した静電容量の変化を示すタイムチャート図である。図10には、第1の水検知閾値を破線、第1の手検知閾値及び第2の手検知閾値を一点鎖線、静電容量センサ4で検出した静電容量を実線で示している。時刻T0,T1,T2,T3,T4,T5,T6,T8,T9,T10の時間間隔は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値の更新周期である。
FIG. 10 is a time chart showing changes in capacitance detected by the
時刻T1において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を更新する。時刻T1aにおいて、洗面器410内に水が溜まり始める。時刻T1bにおいて、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上となり、検知部41は、洗面器410内に水が有ることを検知する。時刻T2,T3では、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上であり、洗面器410内に水が有ることを検知しているため、検知部41は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値の更新を停止している。
At time T1, the detection unit 41 updates the reference value, and further updates the first water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold. At time T1a, water begins to accumulate in
時刻T3aにおいて、乾燥処理空間50に手が配置されると、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下となり、検知部41は、乾燥処理空間50に手が有ることを検知する。実施の形態1では、時刻T3aにおいて、検知部41が乾燥処理空間50に手が有ることを検知しても、運転制御部42は送風機2の駆動を停止している。時刻T4,T5では、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上であり、洗面器410内に水が有ることを検知しているため、検知部41は、第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値の更新を停止している。
At time T3a, when a hand is placed in the drying
時刻T4aにおいて、洗面器410内の水が排出され始める。時刻T5aにおいて、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値を下回ると、検知部41は、洗面器410内に水が無いことを検知する。時刻T6,T7において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を更新する。
At time T4a, the water in
時刻T7aにおいて、乾燥処理空間50に手が配置されると、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の手検知閾値以下となり、検知部41は、乾燥処理空間50に手が有ることを検知する。時刻T7aでは、検知部41が洗面器410内に水が無いことを検知し、かつ、乾燥処理空間50に手が有ることを検知しているため、運転制御部42は送風機2を第1の風量で駆動する。時刻T8,T9,T10において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第1の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を更新する。
At time T7a, when a hand is placed in the drying
実施の形態1の手乾燥装置100によれば、1つの静電容量センサ4で乾燥処理空間50における手の有無と洗面器410内の水の有無とを検知することにより、手の有無を検知するセンサとは別に洗面器410内の水の有無を検知するセンサを設ける必要がない。これにより、コストの増加を抑制した上で手検知機能と水検知機能とを有した手乾燥装置100を実現することができる。
According to the
また、手の有無を検知するセンサを設置するスペースとは別に洗面器410内の水の有無を検知するセンサを設置するスペースを設ける必要がないので、手乾燥装置100の大型化を抑制した上で手検知機能と水検知機能とを有した手乾燥装置100を実現することができる。
In addition, since it is not necessary to provide a space for installing a sensor for detecting the presence or absence of water in the
また、手の有無を検知するセンサとは別に洗面器410内の水の有無を検知するセンサを用いると、それぞれのセンサで基準値の更新を行う必要があるが、1つのセンサで手検知と水検知とを行うようにしたことにより、基準値の更新を一括で行うことができる。
Further, if a sensor for detecting the presence or absence of water in the
また、洗面器410内に水が無く、かつ、乾燥処理空間50に手が有る場合にのみ、送風機2を駆動するようにしているので、洗面器410内に水が有る場合に送風機2を駆動して洗面器410内の水が飛散するのを防止することができる。
Further, since the
また、洗面器410内に水が無く、かつ、乾燥処理空間50に手が無い場合には、定期的に基準値を更新し、水検知閾値及び手検知閾値を設定するようにしているので、温度や周囲の導体の設置状態などの手乾燥装置100の設置環境の変化及び経年変化の影響を排除することができる。
Further, when there is no water in the
また、洗面器410内に水が有る場合、及び乾燥処理空間50に手が有る場合には、基準値の更新を停止しているので、洗面器410内に水が有る場合及び乾燥処理空間50に手が有る場合に基準値を更新して、水検知閾値及び手検知閾値が誤った値に変更されるのを防止することができる。
Further, when there is water in the
なお、実施の形態1では、第1の電極4aを本体20の内部に設置し、第2の電極4bをダクト30の内部に設置するようにしていたが、第1の電極4a及び第2の電極4bをともに本体20の内部に設置するようにしてもよいし、ともにダクト30の内部に設置するようにしてもよい。また、第1の電極4aと第2の電極4bとを上下方向において洗面台400の貫通穴401を挟むようにして設置していたが、第1の電極4aと第2の電極4bとをともに貫通穴401より上方に設置してもよいし、ともに貫通穴401より下方に設置してもよい。この場合であっても、第1の電極4a及び第2の電極4bの主面が前方、すなわち、乾燥処理空間50及び洗面器410のある方向を向くように設置し、乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出できるようにすれば、実施の形態1の制御を行うことができる。
In the first embodiment, the
また、第1の電極4a及び第2の電極4bを本体20の内部又はダクト30の内部ではなく、手乾燥装置100の外部に設置してもよい。図11は、実施の形態1の変形例に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面を示す断面図である。図12は、実施の形態1の変形例に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面を示す断面図である。
Also, the
図11に示すように、第1の電極4aを本体20の外表面に取り付け、第2の電極4bをダクト30の外表面に取り付けるようにしてもよい。また、図12に示すように、第1の電極4a及び第2の電極4bを洗面器410の外表面、すなわち、洗面器410の外周において洗面台400の内部側に取り付けるようにしてもよい。この場合であっても、第1の電極4a及び第2の電極4bの主面が前方、すなわち、乾燥処理空間50及び洗面器410のある方向を向くように設置し、乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出できるようにすれば、実施の形態1の制御を行うことができる。
The
また、実施の形態1では、第1の電極4a及び第2の電極4bは、主面同士が平行で、側面同士が対向した状態で、上下方向に並んで設置されるとしたが、第1の電極4aと第2の電極4bとの配置関係はこれに限定されない。図13は、実施の形態1の変形例に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面を示す断面図である。図14は、実施の形態1の変形例に係る手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面を示す断面図である。
In addition, in the first embodiment, the
図13に示すように、第1の電極4aを本体20の内部におけるノズル3の吹き出し口3aより前方に主面が下方を向くように設置し、第2の電極4bを本体20の内部におけるノズル3の吹き出し口3aより後方に主面が下方を向くように設置してもよい。また、図14に示すように、第1の電極4aを本体20の内部におけるノズル3の吹き出し口3aより前方に主面が下方を向くように設置し、第2の電極4bを本体20の内部におけるノズル3の吹き出し口3aより後方に主面が前方を向くように設置してもよい。この場合、静電容量センサ4で乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出できるように検出範囲を広げる必要があり、乾燥処理空間50内の手の有無及び洗面器410内の水の有無を検知する精度は下がるが、第1の電極4a及び第2の電極4bの主面が乾燥処理空間50及び洗面器410のある方向を向くように設置し、乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出できるようにすれば、実施の形態1の制御を行うことは可能である。
As shown in FIG. 13, the
また、実施の形態1では、制御部40の内部の検知部41が、静電容量センサ4で検出した静電容量に基づいて、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無を検知しているが、検知部41は制御部40の外部に設けられていてもよい。例えば、静電容量センサ4の内部に検知部41が設けられ、静電容量センサ4の内部の検知部41での検知結果を、制御部40内の運転制御部42が信号として受信して、送風機2の動作を制御するようにしてもよい。
Further, in
実施の形態2.
実施の形態2では、手乾燥装置100の構成は実施の形態1と同様であるが、制御部40の動作が実施の形態1と異なる。実施の形態1では、洗面器410内に水が有ることを検知した場合、乾燥処理空間50に手が有ることを検知しても、送風機2の駆動を停止していた。一方、実施の形態2では、洗面器410内に水が有ることを検知した場合、乾燥処理空間50に手が有ることを検知すると、洗面器410内に水が無い場合よりも小さい風量で送風機2を駆動する。なお、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能および構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、実施の形態1と同一の機能および構成についての説明は省略する。
In the second embodiment, the configuration of the
図15は、実施の形態2の制御部40の動作を示すフローチャート図である。ステップS4において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第1の水検知閾値以上であると判定すると、ステップS5に進む。ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であるか否かを判定する。
FIG. 15 is a flow chart showing the operation of the
ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きいと判定すると、ステップS4に戻る。ステップS5において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であると判定すると、ステップS10に進む。
In step S5, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
ステップS10において、運転制御部42は、送風機2を第2の風量で駆動する。第2の風量は、ステップS7で送風機2を駆動するときの風量である第1の風量よりも小さい風量である。例えば、運転制御部42が、「強」及び「弱」の2つの風量で送風機2を駆動可能な場合、第1の風量が「強」であり、第2の風量が「弱」である。
In step S10, the
次に、ステップS11において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であるか否かを判定する。ステップS11において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値以下であると判定すると、再度ステップS11に戻り、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きいと判定するまで、ステップS11を繰り返す。
Next, in step S11, the detection unit 41 determines whether or not the capacitance detected by the
ステップS11において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の手検知閾値より大きいと判定と判定すると、ステップS12に進み、運転制御部42は、送風機2の駆動を停止する。ステップS12において、送風機2の駆動を停止すると、ステップS4に進む。
In step S11, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
実施の形態1の手乾燥装置100では、洗面器410内に水が有る場合には送風機2の駆動を停止していたため、洗面器410内に水が有る場合には手を乾燥させることができず、使い勝手が悪いという問題がある。実施の形態2の手乾燥装置100によれば、洗面器410内に水が有り、かつ、乾燥処理空間50に手が有る場合には、第1の風量よりも小さい第2の風量で送風機2を駆動するため、洗面器410内に水が有る場合であっても、洗面器410内の水の飛散を抑制しつつ、手を乾かすことができる。
In the
実施の形態3.
実施の形態3では、手乾燥装置100の構成は実施の形態2と同様であるが、制御部40の動作が実施の形態2と異なる。実施の形態3では、洗面器410内が満水であるか否かの判定に用いる第2の水検知閾値を有する。なお、特に記述しない項目については実施の形態2と同様とし、同一の機能および構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、実施の形態2と同一の機能および構成についての説明は省略する。
In the third embodiment, the configuration of the
図16は、実施の形態3の制御部40の動作を示すフローチャート図である。ステップS1において、基準値を更新すると、ステップS21に進む。ステップS21において、検知部41は、水検知閾値及び手検知閾値を設定する。実施の形態3では、水検知閾値として第1の水検知閾値及び第2の水検知閾値を有し、手検知閾値として第1の手検知閾値及び第2の手検知閾値を有する。
FIG. 16 is a flow chart showing the operation of the
検知部41は、ステップS1で更新した基準値に第1の固定値を加算することにより第1の水検知閾値を設定し、基準値に第3の固定値を加算することにより第2の水検知閾値を設定する。第3の固定値は、第1の固定値よりも大きい。すなわち、第2の水検知閾値は、第1の水検知閾値よりも大きい。また、検知部41は、基準値から第2の固定値を減算することにより第1の手検知閾値を設定し、第1の手検知閾値に第1の固定値を加算することにより第2の手検知閾値を設定する。 The detection unit 41 sets a first water detection threshold by adding a first fixed value to the reference value updated in step S1, and sets a second water detection threshold by adding a third fixed value to the reference value. Set the detection threshold. The third fixed value is greater than the first fixed value. That is, the second water detection threshold is greater than the first water detection threshold. Further, the detection unit 41 sets the first hand detection threshold by subtracting the second fixed value from the reference value, and sets the second hand detection threshold by adding the first fixed value to the first hand detection threshold. Set the hand detection threshold.
第2の水検知閾値は、洗面器410内が満水であるか否かの判定に用いる値であり、洗面器410内が満水であるときに静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値以上となるように設定する。ここで、満水とは、例えば、洗面器410の容量の8割以上が水で満たされている状態を意味する。なお、満水は、洗面器410の容量の8割以上が水で満たされている状態には限られず、送風機2を第1の風量より小さい第2の風量で駆動したとしても洗面器410内の水が飛散する恐れがある程度に洗面器410内が水で満たされている状態を意味する。
The second water detection threshold is a value used to determine whether or not the inside of
次にステップS22において、検知部41は、第1の水検知閾値、第2の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから予め設定された第1の設定時間が経過したか否かを判定する。検知部41は、第1の水検知閾値、第2の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過したと判定すると、ステップS1に戻る。ステップS22において、検知部41は、第1の水検知閾値、第2の水検知閾値、第1の手検知閾値、及び第2の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過していないと判定すると、ステップS23に進む。 Next, in step S22, the detection unit 41 sets a first water detection threshold, a second water detection threshold, a first hand detection threshold, and a second hand detection threshold, and then sets a preset first threshold. determines whether or not the set time has elapsed. When the detection unit 41 determines that the first set time has elapsed after setting the first water detection threshold, the second water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold, Return to step S1. In step S22, the detection unit 41 sets the first water detection threshold, the second water detection threshold, the first hand detection threshold, and the second hand detection threshold until the first set time has passed. If it is determined that it is not, the process proceeds to step S23.
ステップS23において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値以上である否かを判定する。検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値以上である場合には洗面器410内が満水であることを検知し、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値より小さい場合には洗面器410内が満水ではないことを検知する。
In step S23, the detection unit 41 determines whether or not the capacitance detected by the
ステップS23において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値以上であると判定すると、再度ステップS23に戻り、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値より小さいと判定するまでステップS23を繰り返す。ステップS23において、検知部41は、静電容量センサ4で検出した静電容量が第2の水検知閾値より小さいと判定すると、ステップS4に進む。
In step S23, when the detection unit 41 determines that the capacitance detected by the
実施の形態2の手乾燥装置100では、洗面器410内に水が有り、かつ、乾燥処理空間50に手が有る場合には、洗面器410内が満水であっても第1の風量よりも小さい第2の風量で送風機2を駆動するため、洗面器410内の水が飛散する恐れがある。実施の形態3の手乾燥装置100によれば、洗面器410内が満水である場合には、送風機2の駆動を停止するため、洗面器410内の水の飛散を防止することができる。
In the
また、洗面器410内が満水でない場合には、洗面器410内に水が有っても送風機2を第1の風量よりも小さい第2の風量で駆動するため、洗面器410内の水の飛散を抑制しつつ、手を乾かすことができる。
Further, when the
以上のように、実施の形態3の手乾燥装置100によれば、洗面器410内の水の量に応じて、送風機2の動作を変更することができる。なお、実施の形態3では、水検知閾値として、第1の水検知閾値及び第2の水検知閾値を設定したが、洗面器410内の水の量に応じて水検知閾値を3つ以上設定し、洗面器410内の水の量に応じて、送風機2の風量を調整するようにしてもよい。
As described above, according to the
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態1から3と手乾燥装置100の構成が異なる。実施の形態1から3の手乾燥装置100は、箱体10、本体20、及びダクト30を有していたが、実施の形態4の手乾燥装置100は、洗面台400上に設置される本体60を有する。なお、特に記述しない項目については実施の形態1から3と同様とし、同一の機能および構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、実施の形態1から3と同一の機能および構成についての説明は省略する。
図17は、実施の形態4の手乾燥装置100を備えた洗面台400を上方から見た図である。図18は、実施の形態4の手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図17のC-C断面を示す断面図である。
FIG. 17 is a top view of
図18に示すように、洗面台400上に設置された本体60には、高圧の空気流を発生させる送風機2、送風機2を制御する制御部40、手を乾燥する乾燥処理空間50に向かって空気流を吹き出すノズル3が設けられる。本体60は、ねじ5を洗面台400に形成された貫通穴404に挿通し、本体60に形成された図示しないねじ穴に締め付けることにより、洗面台400に固定される。
As shown in FIG. 18, the
また、実施の形態4では、静電容量センサ4の第1の電極4aは、本体60の下部に、主面が前方、すなわち、乾燥処理空間50及び洗面器410のある方向を向くように設置される。また、静電容量センサ4の第2の電極4bは、洗面器410の外表面、すなわち、洗面器410の外周において洗面台400の内部側に設置される。
Further, in the fourth embodiment, the
なお、第1の電極4a及び第2の電極4bは、ともに洗面器410の外表面に設置するようにしてもよいし、ともに本体60の内部に設置するようにしてもよい。
The
実施の形態4の制御部40の動作については、実施の形態1から3と同様であるため、説明を省略する。
The operation of the
実施の形態4の手乾燥装置100のように、手乾燥装置100の構成が実施の形態1から3と異なっていても、第1の電極4a及び第2の電極4bにより、乾燥処理空間50及び洗面器410内における静電容量を検出することができれば、実施の形態1から3と同様の効果が得られる。
Like the
実施の形態5.
実施の形態1から4では、静電容量センサ4で検出した静電容量に基づいて、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無を検知していた。一方、実施の形態5では、静電容量センサ4の代わりに、赤外線センサ6を用いて、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無を検知する。なお、特に記述しない項目については実施の形態1から4と同様とし、同一の機能および構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、実施の形態1から4と同一の機能および構成についての説明は省略する。
In
図19は、実施の形態5の手乾燥装置100を備えた洗面台400の断面図であり、図1のC-C断面に対応する断面図である。図19に示すように、手乾燥装置100は静電容量センサ4の代わりに赤外線センサ6を備える。赤外線センサ6は、例えば、本体20の内部においてノズル3の吹き出し口3aより前方に設けられる。
FIG. 19 is a cross-sectional view of
赤外線センサ6は、赤外線を発光する赤外線発光素子、及び赤外線発光素子から発光された赤外線を受光する赤外線受光素子を備え、赤外線受光素子で受光した赤外線の受光量を検出する。赤外線センサ6は、図示しない配線によって制御部40に接続されている。
The
赤外線センサ6は、赤外線発光素子が洗面器410内に向かって赤外線を発するように設置されている。赤外線受光素子は、赤外線発光素子から発せられて洗面器410で反射された赤外線を受光し、赤外線の受光量を示す信号を検知部41に出力する。
The
検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量に基づいて、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内における水の有無を検知する。運転制御部42は、検知部41での検知結果に基づいて、送風機2の動作を制御する。
The detection unit 41 detects the presence or absence of a hand in the drying
ここで、乾燥処理空間50に手が有る場合、赤外線発光素子から発せられた赤外線が手で反射されるため、赤外線の受光量は増加する。また、洗面器410内に水が有る場合には、赤外線発光素子から発せられた赤外線が水に吸収されるため、赤外線の受光量は減少する。
Here, when there is a hand in the drying
このため、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が洗面器410内に水が有るか否かの判定に用いる水検知閾値以下となったときに洗面器410内に水が有ることを検知し、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が乾燥処理空間50に手が有るか否かの判定に用いる手検知閾値以上となったときに乾燥処理空間50に手が有ることを検知することにより、1つの赤外線センサ6で、乾燥処理空間50における手の有無及び洗面器410内の水の有無を検知することができる。
Therefore, when the amount of received infrared rays detected by the
制御部40の動作について、図20を用いて説明する。図20は、実施の形態5の制御部40の動作を示すフローチャート図である。
The operation of the
ステップS31において、検知部41は、基準値を更新する。基準値とは、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量から得られる値であり、例えば、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量の平均値である。
In step S31, the detection unit 41 updates the reference value. The reference value is a value obtained from the amount of received infrared rays detected by the
ステップS32において、検知部41は、洗面器410内に水が有るか否かの判定に用いる水検知閾値及び乾燥処理空間50に手が有るか否かの判定に用いる手検知閾値を設定する。実施の形態5では、水検知閾値として第3の水検知閾値を有し、手検知閾値として第3の手検知閾値を有する。検知部41は、ステップS31で更新した基準値から第3の固定値を減算することによりに第3の水検知閾値を設定する。また、検知部41は、基準値に第4の固定値を加算することにより第3の手検知閾値を設定する。
In step S<b>32 , the detection unit 41 sets a water detection threshold used for determining whether or not there is water in the
ステップS33において、検知部41は、第3の水検知閾値及び第3の手検知閾値を設定してから予め設定された第1の設定時間が経過したか否かを判定する。検知部41は、第3の水検知閾値及び第3の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過したと判定すると、ステップS31に戻って基準値を更新し、第3の水検知閾値及び第3の手検知閾値を再度設定する。 In step S33, the detection unit 41 determines whether or not a preset first set time has elapsed after setting the third water detection threshold value and the third hand detection threshold value. When the detection unit 41 determines that the first set time has elapsed after setting the third water detection threshold value and the third hand detection threshold value, the process returns to step S31 to update the reference value and set the third water detection threshold value. The detection threshold and the third hand detection threshold are set again.
ステップS33において、検知部41は、第3の水検知閾値及び第3の手検知閾値を設定してから第1の設定時間が経過していないと判定すると、ステップS34に進む。 In step S33, when the detection unit 41 determines that the first set time has not elapsed after setting the third water detection threshold value and the third hand detection threshold value, the process proceeds to step S34.
ステップS34において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下であるか否かを判定する。検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下である場合には洗面器410内に水が有ることを検知し、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値より大きい場合には洗面器410内に水が無いことを検知する。
In step S34, the detection unit 41 determines whether or not the amount of received infrared rays detected by the
ステップS34において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下であると判定すると、ステップS35に進む。ステップS35において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であるか否かを判定する。検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上である場合には乾燥処理空間50に手が有ることを検知し、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さい場合には乾燥処理空間50に手が無いことを検知する。
In step S34, when the detection unit 41 determines that the amount of received infrared light detected by the
ステップS35において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であると判定すると、ステップS35に戻り、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さいと判定するまで、ステップS35を繰り返す。ステップS35において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さいと判定すると、ステップS34に進む。ステップS34において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値より大きいと判定するまで、ステップS34及びステップS35の動作を繰り返す。
In step S35, when the detection unit 41 determines that the amount of received infrared light detected by the
ステップS34において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値より大きいと判定すると、ステップS36に進む。ステップS36において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であるか否かを判定する。
In step S34, when the detection unit 41 determines that the amount of received infrared light detected by the
ステップS36において、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さいと判定すると、ステップS33に戻る。ステップS36において、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であると判定すると、ステップS37に進み、運転制御部42は、送風機2を第1の風量で駆動する。
If it is determined in step S36 that the amount of received infrared rays detected by the
ステップS38において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であるか否かを判定する。ステップS38において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上であると判定すると、再度ステップS38に戻り、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さいと判定するまで、ステップS38を繰り返す。
In step S38, the detection unit 41 determines whether or not the amount of received infrared rays detected by the
ステップS38において、検知部41は、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値より小さいと判定すると、ステップS39に進み、運転制御部42は、送風機2の駆動を停止する。ステップS39において、送風機2の駆動を停止すると、ステップS33に進む。
In step S38, when the detection unit 41 determines that the amount of received infrared light detected by the
図21は、実施の形態5に係る手乾燥装置100の赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量の変化を示すタイムチャート図である。図21には、第3の水検知閾値を一点鎖線、第3の手検知閾値を破線、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量を実線で示している。時刻T0,T1,T2,T3,T4,T5,T6,T8,T9,T10の時間間隔は、第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値の更新周期である。
FIG. 21 is a time chart showing changes in the amount of received infrared rays detected by the
時刻T1において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値を更新する。時刻T1aにおいて、洗面器410内に水が溜まり始める。時刻T1bにおいて、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下となり、検知部41は、洗面器410内に水が有ることを検知する。時刻T2,T3では、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下であり、洗面器410内に水が有ることを検知しているため、検知部41は、第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値の更新を停止している。
At time T1, the detection unit 41 updates the reference value, and further updates the third hand detection threshold and the third water detection threshold. At time T1a, water begins to accumulate in
時刻T3aにおいて、乾燥処理空間50に手が配置されると、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上となり、検知部41は、乾燥処理空間50に手が有ることを検知する。実施の形態5では、時刻T3aにおいて、検知部41が乾燥処理空間50に手が有ることを検知しても、運転制御部42は送風機2の駆動を停止している。なお、時刻T3aにおいて、検知部41が乾燥処理空間50に手が有ることを検知した場合、実施の形態2と同様、第1の風量よりも小さい第2の風量で送風機2を駆動するようにしてもよい。
At time T3a, when a hand is placed in the drying
時刻T4,T5では、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値以下であり、洗面器410内に水が有ることを検知しているため、検知部41は、第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値の更新を停止している。
At times T4 and T5, the amount of received infrared rays detected by the
時刻T5aにおいて、洗面器410内の水が排出され始める。時刻T5bにおいて、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の水検知閾値を上回ると、検知部41は、洗面器410内に水が無いことを検知する。時刻T6,T7において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値を更新する。
At time T5a, the water in
時刻7aにおいて、乾燥処理空間50に手が配置されると、赤外線センサ6で検出した赤外線の受光量が第3の手検知閾値以上となり、検知部41は、乾燥処理空間50に手が有ることを検知する。時刻7aでは、検知部41が洗面器410内に水が無いことを検知し、かつ、乾燥処理空間50に手が有ることを検知しているため、運転制御部42は送風機2を第1の風量で駆動する。時刻T8,T9,T10において、検知部41は、基準値を更新し、さらに第3の手検知閾値及び第3の水検知閾値を更新する。
At time 7a, when a hand is placed in the drying
実施の形態5の手乾燥装置100によれば、1つの赤外線センサ6で乾燥処理空間50における手の有無と洗面器410内の水の有無とを検知することにより、手の有無を検知するセンサとは別に洗面器410内の水の有無を検知するセンサを設ける必要がない。これにより、コストの増加を抑制した上で、手検知機能と水検知機能とを有した手乾燥装置100を実現することができる。以上のように、静電容量センサ4の代わりに赤外線センサ6を用いたとしても、1つのセンサで手の有無と洗面器内の水の有無とを検知することにより、本開示の効果は得られる。
According to the
以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。 The configuration shown in the above embodiment shows an example of the content of the present disclosure, and can be combined with another known technology. It is also possible to omit or change parts.
2 送風機、3 ノズル、3a 吹き出し口、4 静電容量センサ、4a 第1の電極、4b 第2の電極、5 ねじ、6 赤外線センサ、10 箱体、20 本体、30 ダクト、31 通風路、40 制御部、41 検知部、42 運転制御部、50 乾燥処理空間、60 本体、91 プロセッサ、92 メモリ、100 手乾燥装置、200 水吐出装置、210 水吐出管、211 水吐出口、300 洗剤吐出装置、310 洗剤吐出管、311 洗剤吐出口、400 洗面台、401~404 貫通穴、410 洗面器、411 排水口、500 壁、501 床、600 排水管。
Claims (8)
前記空気流を発生させる送風機と、
二つの電極を備え、前記二つの電極間の静電容量を検出する静電容量センサと、
前記静電容量センサで検出した静電容量が第1の水検知閾値以上である場合に前記空気流を受ける洗面器内に水が有ることを検知し、前記静電容量センサで検出した静電容量が前記第1の水検知閾値よりも小さい第1の手検知閾値以下である場合に前記乾燥処理空間に手が有ることを検知する検知部と、
前記検知部での検知結果に基づいて、前記送風機の動作を制御する運転制御部と、
を備えた手乾燥装置。a nozzle for blowing an air flow toward a drying treatment space for drying hands;
a blower for generating the airflow;
a capacitance sensor comprising two electrodes and detecting a capacitance between the two electrodes;
When the capacitance detected by the capacitance sensor is equal to or greater than a first water detection threshold, the presence of water in the washbasin that receives the air flow is detected, and the capacitance detected by the capacitance sensor. a detection unit that detects the presence of a hand in the drying processing space when the capacity is equal to or less than a first hand detection threshold that is smaller than the first water detection threshold;
an operation control unit that controls the operation of the blower based on the detection result of the detection unit;
Hand dryer with.
前記運転制御部は、前記検知部により、前記洗面器内が満水であることを検知した場合、前記送風機の駆動を停止する請求項6に記載の手乾燥装置。The detection unit detects that the washbasin is full of water when the capacitance detected by the capacitance sensor is equal to or greater than a second water detection threshold that is larger than the first water detection threshold. ,
7. The hand dryer according to claim 6, wherein the operation control unit stops driving the blower when the detection unit detects that the inside of the washbasin is full of water.
前記空気流を発生させる送風機と、
赤外線を発光する赤外線発光素子及び前記赤外線を受光する赤外線受光素子を備え、前記赤外線受光素子で受光した赤外線の受光量を検出する赤外線センサと、
前記赤外線センサで検出した受光量が第3の水検知閾値以下である場合に前記空気流を受ける洗面器内に水が有ることを検知し、前記赤外線センサで検出した受光量が前記第3の水検知閾値よりも大きい第3の手検知閾値以上である場合に前記乾燥処理空間に手が有ることを検知する検知部と、
前記検知部での検知結果に基づいて、前記送風機の動作を制御する運転制御部と、
を備えた手乾燥装置。a nozzle for blowing an air flow toward a drying treatment space for drying hands;
a blower for generating the airflow;
an infrared sensor that includes an infrared light emitting element that emits infrared light and an infrared light receiving element that receives the infrared light, and detects the amount of received infrared light received by the infrared light receiving element;
When the amount of received light detected by the infrared sensor is equal to or less than a third water detection threshold, it is detected that there is water in the washbasin that receives the air flow, and the amount of received light detected by the infrared sensor exceeds the third threshold. a detection unit that detects presence of a hand in the drying processing space when the third hand detection threshold is greater than the water detection threshold;
an operation control unit that controls the operation of the blower based on the detection result of the detection unit;
Hand dryer with.
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