JP7186507B2 - サーバ冷却システム及びサーバ冷却方法 - Google Patents
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Description
ホストマシン11のホットアイルHL側と、ストレージキャビネット21のホットアイルHL側との間に、当該ホットアイルHLの領域を上下に気密に区画して仕切る水平方向に渡された遮蔽板41を設けてもよい。すなわち、遮蔽板41は、ホットアイルHLにおけるストレージキャビネット21の吹出側領域と、ホストマシン11の吹出側領域とを区画して遮蔽するように設置される。したがって、吹出側領域とは、ストレージキャビネット21、ホストマシン11から吹出される暖かい空気が吹出される領域である。通常のこの種のサーバー機器から吹出される暖かい空気は、水平方向に吹出されるので、吹出側領域とは、ホットアイルHLにおけるストレージキャビネット21、ホストマシン11の各排気面21b、11bと水平方向に対応する領域(空間)となる。
前記した空隙Dは、ホストマシン11からの排気EAHがコールドアイルCLに流すための流路となるが、ホストマシン11から排出された排気EAHがホットアイルHL側からコールドアイルCL側に流入させるにあたっては、そのようにホストマシン11の上部からのみ通風させることで、ホストマシン11の吸い込み面11aへの当該排気EAHの還流を少なくさせる効果がある。
図3に再び戻って示すように、コールドアイルCL側における空隙Dの上部に、空隙Dの高さ以上の奥行を持ち、かつストレージキャビネット21の幅と等しいかそれ以上の幅を有する対流抑止板51を設けてもよい。この対流抑止板51は、ストレージキャビネット21、ホストマシン11の各吸い込み面21a、11aに対応する吸い込み側領域、すなわちコールドアイルCLにおける各吸い込み面21a、11aに対応する領域を遮蔽するものではなく、仕切るものである。
図3に示したように、コールドアイルCLにおける上方で、熱交換部2からの冷たい空気をコールドアイルCLに導入する際の入口部分となる位置に、開口6aを有する通気口じゃま板6を設けてもよい。この場合、熱交換部2からの冷たい空気は、当該開口6aを通じて降下していくことになる。一方で、対流抑止板51を設置した場合、ホストマシン11の排気面から吹出された暖かい空気は、対流抑止板51の両側から自然対流により上方に流れていく。したがって、熱交換部2からの冷たい空気が、前記した暖かい空気と途中で干渉することは抑えられる。その結果、熱交換部2からの冷たい空気を、ホストマシン11の吸い込み面11a側に好適に導くことが可能である。もちろんストレージキャビネット21~26の各吸い込み面21a~26aに対しても効率よく熱交換部2からの冷たい空気を送ることができる。かかる点からすれば、開口6aを有する通気口じゃま板6は、後述のように、コールドアイルCLの幅を実質的に狭くするという効果が得られる。
前記したように、対流抑止板51を設置した場合、ホストマシン11の吸い込み面11aの位置は、対流抑止板51の端から、空隙Dの高さと等しいかそれ以上の距離をオフセットして設置することが好ましい。ここでいうオフセットとは、図3に示したように、コールドアイルCL側に、ホストマシン11の吸い込み面11aの位置が、ストレージキャビネット21の吸い込み面21aよりも突出していることをいう。
コールドアイルCLの幅は、ホストマシン11及びストレージキャビネット21~26の各幅と等しいかそれより狭いように設定してもよい。冷却システム1では、例えば図4、5に示したように、熱交換部2からの冷たい空気が、ストレージキャビネット21~26と、ホストマシン11のコールドアイルCLに落下していく。かかる場合、コールドアイルCLの幅を制限しないと、前記した対流抑止板51の両脇から自然対流によって上昇する気流と熱交換部2から下降する冷たい空気が干渉し、ホストマシン11から排出された温かい空気を、ストレージキャビネット21~26とホストマシン11に均等に振り分けることができなくなるおそれがある。熱交換部2からの冷たい空気の運動エネルギーは、上昇する温かい空気のそれよりも大きいため、対流が低い位置で押し戻され、下部のサーバ機器となる例えばストレージキャビネット21、22と、ホストマシン11での吸込み空気の温度が高くなる。
ホストマシン11のホットアイルHL側に、ホストマシン11からの排気を補助する排気補助ファンを設けて、より円滑に空隙Dから排気EAHが流れて行くようにしてもよい。またホストマシン11のコールドアイルCL側にホストマシン11への給気の吸い込みを補助する吸い込み補助ファンを設けてもよい。もちろん双方の補助ファンを設けてもよい。
高い静圧が得やすい特性を有するものであればよい。
2 熱交換部
3 サーバラック
5 外側ケーシング
11 ホストマシン
11a 吸い込み面
11b 排気面
21~26 ストレージキャビネット
21a~26a 吸い込み面
21b~26b 排気面
31、32 シール材
41、42 遮蔽板
51 対流抑止板
CL コールドアイル
D 空隙
HL ホットアイル
Claims (10)
- 第1ファンを冷却ファンとして有する第1サーバ機器と、前記第1ファンよりも小さい風量特性を有する第2ファンを冷却ファンとして有する第2サーバ機器とが設けられるラックと、
前記ラックの上部または側部に配置され、前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の冷却に使用される熱交換機器と、
前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の吸込側に形成される第1空間と、
前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の吹出側に形成される第2空間と、を有するサーバ冷却システムであって、
前記第1サーバ機器で使用される前記第1ファンは、前記第2サーバ機器で採用される前記第2ファンより大きい風量が得やすい特性を有し、
前記第2サーバ機器で使用される前記第2ファンは、前記第1サーバ機器で採用される前記第1ファンより高い静圧が得やすい特性を有し、
前記第2サーバ機器から吹き出された空気を、前記第1サーバ機器の吸込側へ導く流路を有し、かつ前記第1サーバ機器から吹き出された空気を、前記第2サーバ機器の吹き出し側へと流れることを阻害する遮蔽板を有する、ことを特徴とする、サーバ冷却システム。 - 前記第2空間には、前記第1サーバ機器の吹出側領域と、前記第2サーバ機器の吹出側領域とを区画する遮蔽板を有することを特徴とする、請求項1に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第2サーバ機器の上部、下部または側部には、前記第2サーバ機器から吹出した前記空気が通るための空隙が気密に確保されていることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第1空間における前記空隙の上部に、当該空隙の高さ以上の奥行を持ち、且つ前記第2サーバ機器の幅以上の幅を有する対流抑止板を有することを特徴とする、請求項3に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第1サーバ機器の吸い込み面の位置は、前記対流抑止板の端から、前記空隙の高さ以上の距離をオフセットして設置されることを特徴とする、請求項4に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第1空間の幅は、前記第1サーバ機器、第2サーバ機器の各幅と等しいかそれより狭いことを特徴とする、請求項4または5のいずれか一項に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第2空間側に、前記第2サーバ機器からの空気の吹出しを補助する吹出し補助ファンを有することを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第1空間側に、前記第1サーバ機器の吸い込みを補助する吸い込み補助ファンを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のサーバ冷却システム。
- 前記第1ファンは遠心式のファンであり、前記第2ファンは軸流ファンであることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のサーバ冷却システム。
- 第1ファンを冷却ファンとして有する第1サーバ機器と、前記第1ファンよりも小さい風量特性を有する第2ファンを冷却ファンとして有する第2サーバ機器とが設けられるラックと、
前記ラックの上部または側部に配置され、前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の冷却に使用される熱交換機器と、
前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の吸込側に形成される第1空間と、
前記第1サーバ機器および第2サーバ機器の吹出側に形成される第2空間と、
前記第1サーバ機器から吹き出された空気を、前記第2サーバ機器の吹き出し側へと流れることを阻害する遮蔽板を有する、サーバの冷却方法であって、
前記第1サーバ機器で使用される前記第1ファンは、前記第2サーバ機器で採用される前記第2ファンより大きい風量が得やすい特性を有し、
前記第2サーバ機器で使用される前記第2ファンは、前記第1サーバ機器で採用される前記第1ファンより高い静圧が得やすい特性を有し、
前記第2サーバ機器から吹き出された空気を前記第1サーバ機器の吸込側へ導くことを特徴とする、サーバ冷却方法。
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JP2018029862A JP7186507B2 (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | サーバ冷却システム及びサーバ冷却方法 |
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