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JP7167895B2 - 乗合自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子の乗客が乗車可能な乗合自動車に関する。
乗降用扉が設けられていない右側壁側の折り畳み座席を折り畳み、その空いたスペースに前向き姿勢の車椅子を前後に1台ずつ固定可能としたバスは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、車室の中央部における右側のスペースに、前向き姿勢の車椅子を前後に1台ずつ固定可能とし、車室の後部におけるスペースに、前向き姿勢の車椅子を左右に1台ずつ固定可能としたバスも、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015-85068号公報 特開2001-47969号公報
ところで、車椅子の乗客を含む不特定多数の乗客が乗車する自動運転バスには、一方の側壁側の第2ピラーと第3ピラーとの間に設けられている乗降用扉の開閉操作及び非常時の対応のために、オペレーターが乗車している場合がある。このオペレーターは、他にも自動運転バスの前方側を目視により確認する作業があるため、通常、乗降用扉の前側に位置する第2ピラーよりも前方側に乗車する。
したがって、非常時等にオペレーターが操作する緊急ブレーキボタン等を備えた操作パネルは、第2ピラーよりも前方側に配置されている。つまり、少なくとも緊急ブレーキボタンは、常にオペレーターが押せる位置に配置されていなければならず、オペレーターは、常に緊急ブレーキボタンを押せる位置に乗車していなければならない。
また、一般的に、乗降用扉は、その利便性から大型化されている。そのため、その乗降用扉へ向かって他の車両等が側面衝突したときには、その乗降用扉が車室内側へ大きく変形することが考えられる。したがって、車椅子の乗客は、乗降用扉よりも前方側又は後方側、即ち第2ピラーよりも前方側又は第3ピラーよりも後方側に乗車することが望ましい。
しかしながら、例えば第2ピラーよりも前方側に車椅子の乗客が左右に並んで乗車すると、第2ピラーよりも前方側に、オペレーターが乗車するスペースを採ることが困難になる。したがって、この場合、オペレーターは、第2ピラーよりも後方側で、かつ第3ピラーよりも前方側(第2ピラーと第3ピラーとの間)へ乗車しなければならず、第2ピラーよりも前方側に配置されている緊急ブレーキボタンを押し難くなる。
そこで、本発明は、側面衝突されたときでも車椅子の乗客を保護できるとともに、少なくとも緊急ブレーキ用操作具に対するオペレーターのアクセス不良を低減できる乗合自動車を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の乗合自動車は、車体の前部で車体上下方向へ延在する左右一対の第1ピラーと、前記車体の後部で車体上下方向へ延在する左右一対の第4ピラーと、前記第1ピラーの車体後方側で、かつ前記第4ピラーの車体前方側で車体上下方向へ延在する左右一対の第2ピラーと、前記第4ピラーの車体前方側で、かつ前記第2ピラーの車体後方側で車体上下方向へ延在する左右一対の第3ピラーと、前記車体の一方の側壁で、かつ前記第2ピラーと前記第3ピラーとの間に設けられた乗降用扉と、平面視で、左右一対の前記第1ピラーと左右一対の前記第2ピラーとで囲まれた車室の領域内に車椅子の乗客の少なくとも頭部が配置されるように、前記車室の床面に設定された前側車椅子スペースと、平面視で、左右一対の前記第3ピラーと左右一対の前記第4ピラーとで囲まれた車室の領域内に車椅子の乗客の少なくとも頭部が配置されるように、前記車室の床面に設定された後側車椅子スペースと、前記第1ピラーの車体後方側で、かつ前記第2ピラーの車体前方側に配置され、少なくとも緊急ブレーキ用操作具を有する操作パネルと、を備え、前記緊急ブレーキ用操作具は、前記第2ピラーの車体後方側で、かつ前記第3ピラーの車体前方側に乗車しているオペレーターでも操作可能に構成されている。
請求項1に記載の発明によれば、平面視で、車室の床面に設定された前側車椅子スペースに乗車した車椅子の乗客の少なくとも頭部が、左右一対の第1ピラーと左右一対の第2ピラーとで囲まれた車室の領域内に配置される。また、平面視で、車室の床面に設定された後側車椅子スペースに乗車した車椅子の乗客の少なくとも頭部が、左右一対の第3ピラーと左右一対の第4ピラーとで囲まれた車室の領域内に配置される。
ここで、左右一対の第1ピラーと左右一対の第2ピラーとで囲まれた車室の領域内及び左右一対の第3ピラーと左右一対の第4ピラーとで囲まれた車室の領域内は、高強度領域内である。したがって、その高強度領域内に少なくとも頭部が配置された車椅子の乗客は、乗合自動車が側面衝突されても、車体の変形の影響を受け難い。つまり、乗合自動車が側面衝突されたときでも、その乗合自動車に乗車している車椅子の乗客が保護される。
また、第1ピラーの車体後方側で、かつ第2ピラーの車体前方側に、少なくとも緊急ブレーキ用操作具を有する操作パネルが配置されている。そして、その緊急ブレーキ用操作具は、第2ピラーの車体後方側で、かつ第3ピラーの車体前方側に乗車しているオペレーターでも操作可能に構成されている。したがって、前側車椅子スペースに車椅子の乗客が乗車している場合でも、非常時において、その緊急ブレーキ用操作具に対するオペレーターのアクセス不良が低減される。
なお、本発明における「乗合自動車」は、運賃の支払いの有無に関係なく、複数の乗客(車椅子の乗客も含む)を乗せて走行可能な乗合自動車全般を指し、自動運転バス等が一例として挙げられる所謂Maas(Mobility as a Service)車も、本発明における「乗合自動車」に含まれる。
また、請求項2に記載の乗合自動車は、請求項1に記載の乗合自動車であって、前記操作パネルは、側面視で、車体前方上側へ傾斜している。
請求項2に記載の発明によれば、側面視で、少なくとも緊急ブレーキ用操作具を有する操作パネルが車体前方上側へ傾斜している。したがって、非常時において、第2ピラーの車体後方側で、かつ第3ピラーの車体前方側に乗車しているオペレーターでも、その緊急ブレーキ用操作具を操作し易い。
また、請求項3に記載の乗合自動車は、請求項1又は請求項2に記載の乗合自動車であって、側面視で、前記第2ピラーと前記第3ピラーとの車体前後方向における間隔が、前記第1ピラーと前記第2ピラーとの車体前後方向における間隔及び前記第3ピラーと前記第4ピラーとの車体前後方向における間隔よりも広い。
請求項3に記載の発明によれば、第2ピラーと第3ピラーとの間に設けられた乗降用扉(乗降口)の車体前後方向の幅を広く採ることができる。したがって、車椅子の乗客が乗降し易く、車椅子の乗客の乗降時における負荷が軽減される。
また、請求項4に記載の乗合自動車は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の乗合自動車であって、平面視で、前記乗降用扉の前端部よりも車体前方側の前記第2ピラー周りの前記床面及び前記乗降用扉の後端部よりも車体後方側の前記第3ピラー周りの前記床面から露出され、前記車椅子を前記車体に固定するための固縛ベルトの一端部に設けられた被係止部が係止される係止部を備えている。
請求項4に記載の発明によれば、車椅子を車体に固定するための固縛ベルトの一端部に設けられた被係止部が係止される係止部が、平面視で、乗降用扉の前端部よりも車体前方側の第2ピラー周りの床面及び乗降用扉の後端部よりも車体後方側の第3ピラー周りの床面から露出されている。したがって、その係止部が乗客にとって邪魔にならず、その係止部で乗客が躓くおそれがない。また、第2ピラーの車体後方側で、かつ第3ピラーの車体前方側に乗車しているオペレーターが、固縛ベルトの被係止部を係止部に係止する作業がし易い。
また、請求項5に記載の乗合自動車は、請求項4に記載の乗合自動車であって、前記係止部は、前記被係止部が車幅方向から挿入されることで前記被係止部を係止する構成とされている。
請求項5に記載の発明によれば、係止部が、固縛ベルトの被係止部を車幅方向から挿入させることで、その被係止部を係止する構成とされている。したがって、例えば急ブレーキ時において、車椅子に車体前方側へ向かう慣性力が作用しても、固縛ベルトの被係止部が、係止部から外れ難く、車椅子の車体前方側への移動が抑制される。
以上のように、本発明によれば、乗合自動車が側面衝突されたときでも、その乗合自動車に乗車している車椅子の乗客を保護することができるとともに、少なくとも緊急ブレーキ用操作具に対するオペレーターのアクセス不良を低減させることができる。
本実施形態に係る自動運転バスの外観を示す側面図である。 本実施形態に係る自動運転バスの車室を示す平面図である。 本実施形態に係る自動運転バスの車室に設けられた緊急ブレーキボタンを有する操作パネルを示す斜視図である。 本実施形態に係る自動運転バスの床下に設けられている複数のリインフォースメントを示す平面図である。 本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されるアンカーを備えたブラケットを示す斜視図である。 本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されるアンカーを備えたブラケットのリインフォースメントに対する接合状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されるアンカーを備えたブラケットのリインフォースメントに対する接合状態を示す側面図である。 本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されるアンカーを拡大して示す平面図である。 本実施形態に係る自動運転バスの車室に固縛ベルトによって固定されている車椅子の乗客を拡大して示す平面図である。 (A)本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されているアンカーに固縛ベルトの被係止部を取り付ける工程を示す斜視図である。(B)本実施形態に係る自動運転バスの床面から露出されているアンカーに固縛ベルトの被係止部を取り付けた状態を示す斜視図である。 比較例に係る自動運転バスの車室に設けられた緊急ブレーキボタンを有する操作パネルを示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印RHを車体右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。また、車幅方向から見た場合を「側面視」とする。更に、本実施形態では、乗合自動車として自動運転バス(以下、単に「バス」という)10を例に採って説明する。
図1に示されるように、バス10は、車体12の前部(前端部)で上下方向へ延在する左右一対の第1ピラー22と、車体12の後部(後端部)で上下方向へ延在する左右一対の第4ピラー28と、第1ピラー22の後方側で、かつ第4ピラー28(詳細には後述する第3ピラー26)の前方側で上下方向へ延在する左右一対の第2ピラー24と、第4ピラー28の前方側で、かつ第2ピラー24の後方側で上下方向へ延在する左右一対の第3ピラー26と、を有している。
図示は省略するが、左右一対の第1ピラー22は、平断面視で、前後方向が長手方向とされるとともに車幅方向外側で、かつ前側が円弧状に形成された略矩形閉断面形状に形成されている。同様に、左右一対の第4ピラー28は、平断面視で、前後方向が長手方向とされるとともに車幅方向外側で、かつ後側が円弧状に形成された略矩形閉断面形状に形成されている。また、図2に示されるように、左右一対の第2ピラー24及び左右一対の第3ピラー26は、平断面視で、それぞれ前後方向が長手方向とされた矩形閉断面形状に形成されている。
図1、図2に示されるように、バス10は、車体12の左側壁(一方の側壁)14で、かつ第2ピラー24と第3ピラー26との間に設けられた乗降口16を開閉する乗降用扉20を有している。この乗降用扉20は、前後方向中央部分で分離可能に構成されており、前側の半扉20Fと後側の半扉20Rとが、それぞれ前方側及び後方側へスライドして乗降口16を開放させるように構成されている。
なお、図1に示されるように、側面視で、第2ピラー24と第3ピラー26との前後方向における間隔D1が、第1ピラー22と第2ピラー24との前後方向における最大間隔D2及び第3ピラー26と第4ピラー28との前後方向における最大間隔D3よりも広くなっている。つまり、乗降口16の前後方向の幅が比較的広く採れるようになっている。
また、図2に示されるように、バス10の車室18の床面30における前側及び後側には、それぞれ前側車椅子スペース32及び後側車椅子スペース34が設定されている。ここで言う車室18の床面30とは、床としてのフロアパネル48(図4参照)上に敷かれたフロアカーペットの上面であり、このフロアカーペットの上面に前後方向が長手方向となる矩形状の枠が前側及び後側のそれぞれに左右に並んで2つずつ表示されている。
そして、前側の各枠で囲まれている領域がそれぞれ前側車椅子スペース32とされ、後側の各枠で囲まれている領域がそれぞれ後側車椅子スペース34とされている。なお、各前側車椅子スペース32及び各後側車椅子スペース34の略中央部には、それぞれそこが車椅子90の乗客Pの乗車位置であることが一目で解るように、車椅子マーク(図示省略)が表示されている。
また、図2に示されるように、前側車椅子スペース32に固定された後向き姿勢の車椅子90の乗客Pの少なくとも頭部(好ましくは上半身)は、平面視で、左右一対の第1ピラー22と左右一対の第2ピラー24とで囲まれた領域内に配置されるようになっている。平面視で、左右一対の第1ピラー22と左右一対の第2ピラー24とで囲まれた領域内は、車室18における高強度領域内である。
更に、図2に示されるように、後側車椅子スペース34に固定された前向き姿勢の車椅子90の乗客Pの少なくとも頭部(好ましくは上半身)は、平面視で、左右一対の第3ピラー26と左右一対の第4ピラー28とで囲まれた領域内に配置されるようになっている。平面視で、左右一対の第3ピラー26と左右一対の第4ピラー28とで囲まれた領域内も、車室18における高強度領域内である。
なお、図2に示されるように、前側車椅子スペース32の前側及び後側車椅子スペース34の後側には、それぞれ車椅子90の乗客P以外の乗客(図示省略)が半立位姿勢で着座可能な複数(例えば4個)の前部座席36及び後部座席38が車幅方向に一体的に並んで設けられている。
また、図3に示されるように、車体12の左側壁14側における第2ピラー24の内壁24Aには、乗降用扉20の開閉操作及び非常時等の対応のために乗車するオペレーターPt(図2参照)が着座可能な補助席40が設けられている。補助席40は、その下端部が回動可能に支持されて展開及び格納可能に構成されており、図2、図3では、その補助席40の格納状態が示されている。なお、補助席40よりも上方側における第2ピラー24の内壁24Aには、手すり41が設けられている。
また、図2、図3に示されるように、車体12の左側壁14側で、かつ第1ピラー22と第2ピラー24との間(補助席40の前方側)には、少なくとも緊急ブレーキ用操作具としての緊急ブレーキボタン46を有する操作パネル44が配置されている。操作パネル44は、左側壁14に突設された支持ブラケット42の前端部に一体に連設されており、側面視で、前方上側へ所定の角度(水平方向に対する角度)で傾斜している。
また、図4に示されるように、フロアパネル48の下側で、かつ車幅方向両側には、前後方向に延在する左右一対のサイドリインフォースメント50が配置されている。そして、左右一対のサイドリインフォースメント50は、複数の(図示されているものは4本)のクロスリインフォースメントによって車幅方向に連結されている。
すなわち、左右一対のサイドリインフォースメント50は、前から順に前後方向に間隔を空けて配置された第1クロスリインフォースメント51、第2クロスリインフォースメント52、第3クロスリインフォースメント53、第4クロスリインフォースメント54によって車幅方向に連結されている。
また、第2クロスリインフォースメント52と第3クロスリインフォースメント53の車幅方向略中央部が、前後方向に延在する縦リインフォースメント55によって連結されている。そして、縦リインフォースメント55の前後方向略中央部と右側のサイドリインフォースメント50とが、車幅方向に延在する横リインフォースメント56によって連結されている。
なお、サイドリインフォースメント50、第1クロスリインフォースメント51、第2クロスリインフォースメント52、第3クロスリインフォースメント53、第4クロスリインフォースメント54、縦リインフォースメント55、横リインフォースメント56は、それぞれ矩形閉断面形状に形成されている。
更に、左右一対のサイドリインフォースメント50の車幅方向内側における前側には、前後方向に延在する左右一対のフロントサイドリインフォースメント57が配置されている。そして、左右一対のサイドリインフォースメント50の車幅方向内側における後側には、前後方向に延在する左右一対のリアサイドリインフォースメント58が配置されている。
各フロントサイドリインフォースメント57は、矩形閉断面形状に形成されており、少なくとも第1クロスリインフォースメント51の上面と第2クロスリインフォースメント52の上面とを前後方向に連結している。また、各リアサイドリインフォースメント58は、矩形閉断面形状に形成されており、少なくとも第3クロスリインフォースメント53の上面と第4クロスリインフォースメント54の上面とを前後方向に連結している。
なお、乗降用扉20が設けられていない右側壁側におけるフロントサイドリインフォースメント57とリアサイドリインフォースメント58とは、前後方向に延在するセンタサイドリインフォースメント59によって一体に連結されている。センタサイドリインフォースメント59は、矩形閉断面形状に形成されており、第2クロスリインフォースメント52の上面と横リインフォースメント56の上面と第3クロスリインフォースメント53の上面とを前後方向に連結している。
また、図4に示されるように、補助席40が設けられている左側の第2ピラー24を除く右側の第2ピラー24の車幅方向内側及び第3ピラー26の車幅方向内側にそれぞれ配置されているサイドリインフォースメント50の一部には、後述する固縛ベルト80の一端部に設けられた被係止部82を着脱可能に係止する係止部としてのアンカー70が設けられている。
図5に示されるように、アンカー70は、ブラケット60(後述する本体部62)の上面に一体に設けられたベース部材68の上面にネジ止め等によって取り付けられている。すなわち、アンカー70は、図8に示されるように、車幅方向に並んだネジ75によって、そのベース部材68に固定されている。そして、ブラケット60は、サイドリインフォースメント50に溶接等によって取り付けられるようになっている。
具体的に説明すると、図5に示されるように、ブラケット60は、車幅方向が長手方向とされた矩形閉断面形状の本体部62と、その本体部62の前端下部及び後端下部から一体に垂設された平板状の嵌合部64と、本体部62の長手方向略中央部における上面に一体的に設けられた矩形平板状のベース部材68と、を有している。そして、各嵌合部64の下部には、それぞれサイドリインフォースメント50に上方側から嵌合可能な略矩形状の切欠部66が形成されている。
したがって、左側の第3ピラー26の車幅方向内側に配置されるブラケット60を例に採って説明すると、図6、図7に示されるように、嵌合部64に形成された切欠部66が、上方側から左側のサイドリインフォースメント50に嵌合される。そして、切欠部66の周縁部が、サイドリインフォースメント50の上面及び側面に溶接等によって接合されるとともに、本体部62の車幅方向内側の端部62Aが、左側のリアサイドリインフォースメント58の側面に溶接等によって接合される。
これにより、ブラケット60が、左側のサイドリインフォースメント50及び左側のリアサイドリインフォースメント58に固定される。なお、このとき、ブラケット60における本体部62の上面及び下面が、左側のリアサイドリインフォースメント58の上面及び下面と面一になる構成になっている。つまり、各ブラケット60の本体部62は、左側及び右側のリアサイドリインフォースメント58と、右側のフロントサイドリインフォースメント57と、同じ厚みで形成されている。
また、左側の第2ピラー24には補助席40が設けられていることから、その補助席40が車幅方向内側(左側のサイドリインフォースメント50の上部)へ張り出している。そのため、左側のサイドリインフォースメント50には、アンカー70を有するブラケット60を設けることができない。したがって、左側の第2ピラー24の車幅方向内側では、左側のフロントサイドリインフォースメント57の一部に、アンカー70を有する別のブラケット(図示省略)が取り付けられている。
また、図9に示されるように、アンカー70は、床面30から露出されるようになっている。すなわち、床面30には、アンカー70を露出させるための孔部(図示省略)が形成されている。そして、そのアンカー70は、図2、図9に示されるように、仮想線K1と仮想線K2と仮想線K3とで囲まれた部位で、かつ仮想線K4にできるだけ近い位置(車椅子90の前側であるフットサポート92側で、かつオペレーターPtにできるだけ近い位置)に配置されている。
仮想線K1は、第2ピラー24と第3ピラー26との間(車室18の中央側)に乗車しているオペレーターPtの手が届く範囲内を示しており、車幅方向の範囲は、車体12の車幅方向一端部から他端部までである。そして、前後方向の範囲は、前側車椅子スペース32に乗車している車椅子90のフットサポート92の先端部から距離Xだけ前方側へ張り出した部位から、後側車椅子スペース34に乗車している車椅子90のフットサポート92の先端部から距離Xだけ後方側へ張り出した部位までとなっている。なお、距離Xは、オペレーターPtの手が無理なく届く範囲であり、例えばX=500mmである。
仮想線K2は、車椅子90の乗客P以外の乗客が躓くおそれのない第2ピラー24の周辺及び第3ピラー26の周辺(右側壁側の第2ピラー24と第3ピラー26との間に配置されている、図示しない複数の展開及び格納可能な座席も含む)を示している。
仮想線K3は、前側車椅子スペース32及び後側車椅子スペース34に乗車している各車椅子90の乗客Pの手が届く範囲内を示している。具体的には、平面視で、各車椅子90の乗客Pの肘から600mmの範囲内で、かつ乗客Pの前方側から側方側までの略90度の範囲内である。
仮想線K4は、乗降用扉20の前端面及び後端面を通る車幅方向に沿った直線を示している。なお、仮想線K4の前後方向内側は、車椅子90の乗客Pの乗降用扉20からの乗降を短時間でスムーズに行えるようにするための旋回エリアであり、側面衝突時には、変形した乗降用扉20が進入してくるエリアである。そのため、仮想線K4の前後方向内側には、アンカー70が設定されないようになっている。
また、図2、図9に示されるように、前側車椅子スペース32及び後側車椅子スペース34にそれぞれ乗車した車椅子90には、固縛ベルト80が取り付けられるようになっている。固縛ベルト80の一端部には、アンカー70に係止される被係止部82が設けられており、固縛ベルト80の他端部には、車椅子90のフレーム96又はレッグサポート94に係止されるフック78が設けられている。なお、フレーム96の下端部には前輪98が設けられている。
図10に示されるように、アンカー70は、円板状の本体部72と、本体部72の前側周縁部から、車幅方向中央部が車幅方向両端部よりも上方後側へ張り出すように延在された前側張出部74と、本体部72の後側周縁部から、車幅方向中央部が車幅方向両端部よりも上方前側へ張り出すように延在された後側張出部76と、を有している。なお、アンカー70は、上記したようにネジ75によってベース部材68に固定されている。
被係止部82は、本体部84と、本体部84の中央部に上下方向に移動可能に設けられた円柱状のロッド部86と、ロッド部86の下端部に同軸的かつ一体的に設けられた円板状の押圧部88と、本体部84とロッド部86との間に設けられ、押圧部88を上方へ向けて付勢するコイルバネ(図示省略)と、を有している。
また、本体部84の下面には、平板状とされた左右一対の係合部85が厚み方向を車幅方向として一体に垂設されており、押圧部88は、その係合部85の間に収容可能になっている。つまり、左右一対の係合部85の間隔は、押圧部88の外径よりも大とされている。また、ロッド部86の上部にはリング87が設けられており、そのリング87に固縛ベルト80の一端部が通されて取り付けられている。
以上のような構成により、固縛ベルト80の被係止部82は、次のようにしてアンカー70に着脱可能に係止される。すなわち、図10(A)に示されるように、ロッド部86をコイルバネの付勢力に抗して下方へ向けて押圧した状態で、押圧部88を、アンカー70の本体部72と前側張出部74及び後側張出部76との間の隙間(挿入口)に車幅方向内側又は外側から挿入する。そして、アンカー70の中央部にてロッド部86の下方への押圧を解除する。
すると、図10(B)に示されるように、前側張出部74及び後側張出部76の左右両側に係合部85が係合し(入り込み)、かつ前側張出部74及び後側張出部76の上端部がコイルバネの付勢力により押圧部88の上面と本体部84の下面とで挟持される。これにより、固縛ベルト80の被係止部82が、アンカー70に対して上下、前後、左右の移動が制限された状態に係止される。
なお、アンカー70から固縛ベルト80の被係止部82を取り外すときには、コイルバネの付勢力に抗してロッド部86を下方へ向けて押圧する。そして、その状態で、アンカー70の本体部72と前側張出部74及び後側張出部76との間の隙間から押圧部88を抜き出せばよい。
また、本実施形態におけるバス10は、特別な区間を時速20km以下で走行することを想定している。そのため、バス10が急ブレーキをかけたときには、車椅子90の乗客Pは、手すり41を把持すればよく、手すり41を把持できない場合でも、車椅子90を車体12に固定するための固縛ベルト80は、車椅子90毎に1本あれば充分となっている。
以上のような構成とされたバス10において、次にその作用について説明する。
図2に示されるように、床面30に設定された前側車椅子スペース32に後向き姿勢で乗車している車椅子90の乗客Pの少なくとも頭部(好ましくは上半身)は、左右一対の第1ピラー22と左右一対の第2ピラー24とで囲まれた車室18の高強度領域内に位置している。
同様に、床面30に設定された後側車椅子スペース34に前向き姿勢で乗車している車椅子90の乗客Pの少なくとも頭部(好ましくは上半身)は、左右一対の第3ピラー26と左右一対の第4ピラー28とで囲まれた車室18の高強度領域内に位置している。
したがって、前側車椅子スペース32及び後側車椅子スペース34にそれぞれ乗車している車椅子90の乗客Pは、例えば側面衝突時における車体12(乗降用扉20)の変形の影響を受け難い。すなわち、バス10が例えば他の車両(図示省略)に側面衝突されたときでも、そのバス10に乗車している車椅子90の乗客Pを保護することができる。
なお、図1に示されるように、側面視で、第1ピラー22と第2ピラー24との前後方向における最大間隔D2及び第3ピラー26と第4ピラー28との前後方向における最大間隔D3が、第2ピラー24と第3ピラー26との前後方向における間隔D1よりも狭くなっている。したがって、左右一対の第1ピラー22と左右一対の第2ピラー24とで囲まれた車室18の領域及び左右一対の第3ピラー26と左右一対の第4ピラー28とで囲まれた車室18の領域を、それぞれより高強度な領域にすることができる。
また、逆に言えば、側面視で、第2ピラー24と第3ピラー26との前後方向における間隔D1が、第1ピラー22と第2ピラー24との前後方向における最大間隔D2及び第3ピラー26と第4ピラー28との前後方向における最大間隔D3よりも広くなっている。つまり、第2ピラー24と第3ピラー26との間に設けられた乗降口16の前後方向の幅が比較的広くなっている。したがって、バス10に対して車椅子90の乗客Pが乗降し易く、その乗降時における車椅子90の乗客Pの負荷を軽減させることができる。
また、車椅子90の乗客Pが、前側車椅子スペース32に後向き姿勢で乗車していると、次のような利点がある。すなわち、バス10に設けられた乗降口16からの降車時には、後側車椅子スペース34に乗車した前向き姿勢の車椅子90の乗客Pだけではなく、前側車椅子スペース32に乗車した後向き姿勢の車椅子90の乗客Pも、車椅子90を前向き姿勢で操作することができる。したがって、車椅子90の乗客Pにおけるバス10の利便性を向上させることができる。
また、このように、左右に設定された前側車椅子スペース32の両方に車椅子90の乗客Pが乗車すると、オペレーターPtは、第1ピラー22と第2ピラー24との間に乗車することが困難になる。そのため、オペレーターPtは、必然的に第2ピラー24と第3ピラー26との間(第2ピラー24の後方側で、かつ第3ピラー26の前方側)に立位姿勢で乗車することになる(図2参照)。
ここで、図11に示される比較例に係るバス100のように、操作パネル44が支持ブラケット42と同様に水平に配置されていると、第2ピラー24と第3ピラー26との間に乗車しているオペレーターPt(図2参照)では、その操作パネル44に設けられている緊急ブレーキボタン46を押し難い(緊急ブレーキボタン46まで手が届き難い)。
しかしながら、本実施形態に係るバス10では、図3に示されるように、操作パネル44が支持ブラケット42に対して前方上側へ傾斜されて配置されている。したがって、第2ピラー24と第3ピラー26との間に乗車しているオペレーターPtでも、その操作パネル44に設けられている緊急ブレーキボタン46を押し易い(緊急ブレーキボタン46まで手が届き易い)。
このように、本実施形態によれば、非常時において、その緊急ブレーキボタン46に対するオペレーターPtのアクセス不良を低減させることができる。しかも、そのアクセス不良の低減を、操作パネル44を支持ブラケット42に対して前方上側へ傾斜させるという簡単な構成で実現することができる。
また、このように、オペレーターPtが、第2ピラー24と第3ピラー26との間に乗車するようになると、補助席40が設けられている左側の第2ピラー24であっても、右側の第2ピラー24及び左右両側の第3ピラー26と同様に、その周辺における床面30の最適な位置からアンカー70を露出させることができる。
すなわち、乗降用扉20の前端部よりも前方側の第2ピラー24周りの床面30及び乗降用扉20の後端部よりも後方側の第3ピラー26周りの床面30の最適な位置から、換言すれば、床面30における仮想線K1と仮想線K2と仮想線K3とで囲まれた部位で、かつ仮想線K4にできるだけ近い位置から、アンカー70を露出させることができる。
したがって、そのアンカー70が車椅子90の乗客P以外の乗客にとって邪魔になることがなく、そのアンカー70で車椅子90の乗客P以外の乗客が躓くおそれもない。そして、第2ピラー24と第3ピラー26との間に乗車しているオペレーターPtが、固縛ベルト80の被係止部82をアンカー70に係止する作業がし易くなる。
特に、図8に示されるように、アンカー70の本体部72と前側張出部74及び後側張出部76との間の隙間(挿入口)への押圧部88(図10参照)の挿入方向は、車幅方向となっている。つまり、固縛ベルト80の被係止部82は、そのアンカー70の隙間(挿入口)に対して、車幅方向内側又は外側から挿入される。
したがって、オペレーターPtが、固縛ベルト80の被係止部82をアンカー70に係止する作業がより一層し易くなる。また、その固縛ベルト80は、車椅子90毎に1本あれば済むため、その作業時間を短縮させることができる。そして、例えばバス10が急ブレーキをかけたときなど、車椅子90に前方側へ向かう慣性力が作用しても、固縛ベルト80の被係止部82が、アンカー70から外れ難くなる。
すなわち、車椅子90に前方側へ向かう慣性力が作用しても、その車椅子90の前方側への移動(例えば前側車椅子スペース32に乗車している後向きの車椅子90の乗客の場合、その車椅子90の前輪98が浮き上がること)を固縛ベルト80によって抑制又は防止することができる。
また、図8に示されるように、アンカー70の本体部72と前側張出部74及び後側張出部76との間の隙間(挿入口)を車幅方向に向けて開口させることから、ネジ75は車幅方向に並べられて取り付けられる。したがって、ネジ75が前後方向に並べられて取り付けられる構成に比べて、ネジ75を取り付けるための強度用にベース部材68の前後方向の幅Wを長く採る必要がなくなり、ベース部材68の前後方向の幅Wを短くすることができる。よって、ブラケット60を軽量化することができる。
また、第2ピラー24周り及び第3ピラー26周りには、第1クロスリインフォースメント51、第2クロスリインフォースメント52、第3クロスリインフォースメント53、第4クロスリインフォースメント54が連結されたサイドリインフォースメント50、フロントサイドリインフォースメント57、リアサイドリインフォースメント58が配置されており、リインフォースメントが密集している。したがって、ブラケット60が固定される部位の強度を充分に確保することができる。
以上、本実施形態に係るバス(乗合自動車)10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るバス(乗合自動車)10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、操作パネル44は、支持ブラケット42の前端部に角度調節可能に連設されていてもよい。
また、第2ピラー24と第3ピラー26との間に乗車しているオペレーターPtであっても、第1ピラー22と第2ピラー24との間に配置されている緊急ブレーキボタン46を操作可能にする構成は、その緊急ブレーキボタン46を有する操作パネル44を前方上側へ所定の角度で傾斜させて配置する構成に限定されるものではない。
また、前部座席36及び後部座席38が、展開及び格納可能に構成されていてもよい。すなわち、前部座席36及び後部座席38を格納姿勢とすることにより、車椅子90の乗客Pが乗車する前側車椅子スペース32及び後側車椅子スペース34が、それぞれ確保される構成になっていてもよい。
10 バス(乗合自動車)
12 車体
14 左側壁(一方の側壁)
18 車室
20 乗降用扉
22 第1ピラー
24 第2ピラー
26 第3ピラー
28 第4ピラー
30 床面
32 前側車椅子スペース
34 後側車椅子スペース
44 操作パネル
46 緊急ブレーキボタン(緊急ブレーキ用操作具)
70 アンカー(係止部)
80 固縛ベルト
82 被係止部
90 車椅子
D1 第2ピラーと第3ピラーとの車体前後方向における間隔
D2 第1ピラーと第2ピラーとの車体前後方向における間隔
D3 第3ピラーと第4ピラーとの車体前後方向における間隔
P 車椅子の乗客
Pt オペレーター

Claims (5)

  1. 車体の前部で車体上下方向へ延在する左右一対の第1ピラーと、
    前記車体の後部で車体上下方向へ延在する左右一対の第4ピラーと、
    前記第1ピラーの車体後方側で、かつ前記第4ピラーの車体前方側で車体上下方向へ延在する左右一対の第2ピラーと、
    前記第4ピラーの車体前方側で、かつ前記第2ピラーの車体後方側で車体上下方向へ延在する左右一対の第3ピラーと、
    前記車体の一方の側壁で、かつ前記第2ピラーと前記第3ピラーとの間に設けられた乗降用扉と、
    平面視で、左右一対の前記第1ピラーと左右一対の前記第2ピラーとで囲まれた車室の領域内に車椅子の乗客の少なくとも頭部が配置されるように、前記車室の床面に設定された前側車椅子スペースと、
    平面視で、左右一対の前記第3ピラーと左右一対の前記第4ピラーとで囲まれた車室の領域内に車椅子の乗客の少なくとも頭部が配置されるように、前記車室の床面に設定された後側車椅子スペースと、
    前記第1ピラーの車体後方側で、かつ前記第2ピラーの車体前方側に配置され、少なくとも緊急ブレーキ用操作具を有する操作パネルと、
    を備え、
    前記緊急ブレーキ用操作具は、前記第2ピラーの車体後方側で、かつ前記第3ピラーの車体前方側に乗車しているオペレーターでも操作可能に構成されている乗合自動車。
  2. 前記操作パネルは、側面視で、車体前方上側へ傾斜している請求項1に記載の乗合自動車。
  3. 側面視で、前記第2ピラーと前記第3ピラーとの車体前後方向における間隔が、前記第1ピラーと前記第2ピラーとの車体前後方向における間隔及び前記第3ピラーと前記第4ピラーとの車体前後方向における間隔よりも広い請求項1又は請求項2に記載の乗合自動車。
  4. 平面視で、前記乗降用扉の前端部よりも車体前方側の前記第2ピラー周りの前記床面及び前記乗降用扉の後端部よりも車体後方側の前記第3ピラー周りの前記床面から露出され、前記車椅子を前記車体に固定するための固縛ベルトの一端部に設けられた被係止部が係止される係止部を備えた請求項1~請求項3の何れか1項に記載の乗合自動車。
  5. 前記係止部は、前記被係止部が車幅方向から挿入されることで前記被係止部を係止する構成とされている請求項4に記載の乗合自動車。
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