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JP7167868B2 - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ Download PDF

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Description

本開示は、ワイヤハーネス用プロテクタに関するものである。
例えば、特許文献1に記載のプロテクタは、ワイヤハーネスが内部に通される筒状の本体部を有し、該本体部の周囲には、例えばコネクタ部などの電気部品が配置されている。
特開2002-10438号公報
車両の構成部品において例えば空調装置などは結露が生じやすく、その結露で生じた水が、前記コネクタ部などの電気部品に付着するおそれがある。そこで、当該電気部品の上方に上記プロテクタを配置することで、プロテクタが電気部品の上方のカバーとなり、水滴が電気部品に直接落下することを抑制できる。しかしながら、この場合、プロテクタに付着した水滴がプロテクタの側面を伝って電気部品まで達してしまう場合があり、この点においてなお、改善の余地があった。
そこで、周辺の電気部品への水の付着を抑制できるワイヤハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、ワイヤハーネスが内部に通される筒状のプロテクタ本体部を備え、前記プロテクタ本体部が、車両における電気部品の鉛直方向上側に配置されるワイヤハーネス用プロテクタであって、車両組付状態における前記プロテクタ本体部の水平方向において、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が位置する第1領域と、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が無い第2領域とが存在し、前記プロテクタ本体部の外側面には、鉛直方向上側に開口する溝が設けられ、前記溝は、前記第1領域と前記第2領域に跨がって延在しており、前記溝は、前記第2領域側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。
本開示によれば、周辺の電気部品への水の付着を抑制できるワイヤハーネス用プロテクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態にかかるプロテクタを説明するための模式図である。 図2は、図1における2-2線端面図である。 図3は、図1における3-3線端面図である。 図4は、同形態にかかるプロテクタの溝の一部を拡大して示す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス用プロテクタは、
[1]ワイヤハーネスが内部に通される筒状のプロテクタ本体部を備え、前記プロテクタ本体部が、車両における電気部品の鉛直方向上側に配置されるワイヤハーネス用プロテクタであって、車両組付状態における前記プロテクタ本体部の水平方向において、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が位置する第1領域と、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が無い第2領域とが存在し、前記プロテクタ本体部の外側面には、鉛直方向上側に開口する溝が設けられ、前記溝は、前記第1領域と前記第2領域に跨がって延在しており、前記溝は、前記第2領域側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。
上記態様によれば、プロテクタ本体部に付着した水を、溝の傾斜によって、プロテクタ本体部の鉛直方向下方に電気部品が無い第2領域まで誘導できる。このため、プロテクタ本体部から落下する水が、プロテクタ本体部の下方に位置する電気部品に付着することを抑制できる。
[2]前記第1領域及び前記第2領域はそれぞれ、前記プロテクタ本体部を該プロテクタ本体部の長手方向に複数分割した領域の1つであり、前記溝は、前記長手方向の前記第2領域側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜していることが好ましい。
上記態様によれば、プロテクタ本体部の長手方向では、短手方向に比べて、プロテクタ本体部からの水滴の落下を許容する領域(すなわち、第2領域)が生じやすい。このため、プロテクタ本体部を大型化させることなく、水滴の落下を許容する領域まで水滴を誘導させることが可能となる。
[3]前記溝は、前記溝内の水を前記溝の外側に排水させる排水部を、前記第2領域に有していることが好ましい。
上記態様によれば、溝に流れる水を第2領域にて積極的に排水することができる。このため、溝における意図しない位置から水が溢れ出ることを抑制できる。
[4]前記電気部品を保持する保持部を、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下面に備えていることが好ましい。
上記態様によれば、プロテクタ本体部の下部に電気部品を有する一体品として構成できる。
[5]前記電気部品は、ワイヤハーネスの端部に設けられたコネクタを含んでいることが好ましい。
上記態様によれば、コネクタへの水の付着を抑制できる。
[6]前記プロテクタ本体部は、上壁と、前記上壁から鉛直方向下側に延びる側壁とを有し、前記溝は、前記側壁の外側面に設けられていることが好ましい。
上記態様によれば、プロテクタ本体部の上壁に落下し、側壁側に流れて溝に入った水を第2領域まで誘導できる。
[7]前記上壁は、前記側壁側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜していることが好ましい。
上記態様によれば、プロテクタ本体部の上壁に落下した水を、側壁側に好適に流すことができる。
[8]前記プロテクタ本体部が、前記車両に搭載された空調装置の構成部品の鉛直方向下方に配置されることが好ましい。
上記態様によれば、空調装置の構成部品には結露が生じやすく、その結露によって生じた水がプロテクタ本体部に落下する。このため、プロテクタ本体部から落下する水が電気部品に付着することを抑制できる上記構成の効果をより顕著に得ることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネス用プロテクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。なお、以下の説明における平行とは、厳密な意味での平行を意味するものではなく、平行とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。また、図面中の互いに直交するXYZ軸におけるX軸方向は、プロテクタ10の長手方向と一致し、Y軸方向はプロテクタ10の奥行方向と一致し、Z軸方向はプロテクタ10の高さ方向と一致する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のプロテクタ10は、車両に搭載され、車両用のワイヤハーネスW1を保護するものである。より具体的には、プロテクタ10は、車両に搭載された空調装置の構成部品Dの鉛直方向下方に配置されるものである。なお、本実施形態における空調装置の構成部品Dは、当該空調装置の送風口を構成する筒状のレジスタD1と、レジスタD1に連通するように装着されたダクトD2である(図2参照)。そして、レジスタD1とダクトD2との連結部D3の鉛直方向下方にプロテクタ10が位置している。
プロテクタ10は、その高さ方向Zが鉛直方向に対して平行、かつ、プロテクタ10の長手方向Xが水平方向に対して平行になるように車両に組み付けられる。また、車両組付状態において、プロテクタ10の奥行方向Yは水平方向に対して平行になっている。なお、本実施形態では、プロテクタ10の奥行方向Yが車両前後方向に沿うように、かつ、プロテクタ10の長手方向Xが車幅方向に沿うように、プロテクタ10が車両に組み付けられる。また、以下の説明では、鉛直方向の上側、上方、及び鉛直方向の下側、下方をそれぞれ単に上側、上方、下側、下方と言う場合もある。
(プロテクタ10の構成)
図1及び図2に示すように、プロテクタ10は、ワイヤハーネスW1が内部に通される筒状のプロテクタ本体部11と、プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に設けられたコネクタホルダ12とを有している。
プロテクタ本体部11は、水平方向に対して略平行な上壁13と、上壁13の奥行方向Yの両縁から下側に延びる一対の側壁(第1側壁14及び第2側壁15)と、第1及び第2側壁14,15の下端部同士を繋ぐ底壁16とを有している。これにより、プロテクタ本体部11は、長手方向Xに延びる筒状をなしている。言い換えると、プロテクタ本体部11は、長手方向Xと直交する断面形状が環状をなしている。プロテクタ本体部11の長手方向Xの寸法は、プロテクタ本体部11の奥行方向Yの寸法よりも長い。また、プロテクタ本体部11には、長手方向Xに沿ってワイヤハーネスW1が挿通される。
なお、プロテクタ本体部11は、下側ケースK1と上側ケースK2とが組み合わされて筒状に構成される。下側ケースK1は、プロテクタ本体部11の底壁16、第1側壁14の一部、及び第2側壁15を構成する。上側ケースK2は、プロテクタ本体部11の上壁13及び第1側壁14の一部を構成する。なお、下側ケースK1及び上側ケースK2はそれぞれ合成樹脂からなる射出成形品である。
(コネクタホルダ12の構成)
コネクタホルダ12は、プロテクタ本体部11とは別体をなす。コネクタホルダ12は、底壁16の下面(すなわち、下側ケースK1の下面)に形成された固定部17に固定されている。コネクタホルダ12は、鉛直方向(高さ方向Z)においてプロテクタ本体部11と重なっている。
コネクタホルダ12は、第1コネクタC1及び第2コネクタC2を保持する。第1コネクタC1は、コネクタホルダ12に対して奥行方向Yの一方側から装着され、第2コネクタC2は、コネクタホルダ12に対して奥行方向Yの他方側から装着される。そして、第1コネクタC1と第2コネクタC2とは、コネクタホルダ12の内部で互いに接続される。なお、本実施形態では、第1コネクタC1から延びるワイヤハーネスW1がプロテクタ本体部11に通される。
上記のように、本実施形態では、コネクタホルダ12、第1コネクタC1及び第2コネクタC2を含めた電気部品Eが、プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に配置されている。また、より詳しくは、プロテクタ本体部11における奥行方向Yの第1側壁14側の端部(第1端部11a)の鉛直方向下方に電気部品Eが位置するように構成されている。
なお、図1及び図3に示すように、第2コネクタC2から延びるワイヤハーネスW2は、ハーネス支持部Sに支持されている。なお、ハーネス支持部Sはプロテクタ10とは別体をなす。また、ハーネス支持部Sと、ハーネス支持部Sに支持されたワイヤハーネスW2とは、プロテクタ本体部11における奥行方向Yの第2側壁15側の端部(第2端部11b)の鉛直方向下方に配置されている。
(第1領域A1及び第2領域A2について)
ここで、図1に示すように、プロテクタ10を水平方向に沿った奥行方向Y(図1における紙面直交方向)から見て、プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に電気部品Eが存在する領域を第1領域A1とし、プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に電気部品Eが存在しない領域を第2領域A2とする。なお、第1領域A1及び第2領域A2はそれぞれ、プロテクタ本体部11を長手方向Xに複数分割した領域の1つである。第1領域A1では、電気部品Eの鉛直方向上方への投影がプロテクタ本体部11と重なるように構成されている(図1及び図2を参照)。
(溝21の構成)
第1側壁14の外側面には、長手方向Xに略沿って延びる溝21が形成されている。
図2に示すように、溝21は、長手方向Xに直交する断面形状が鉛直方向上側に開口する凹状をなす。詳しくは、プロテクタ本体部11は、第1側壁14の外側面から突出する凸部22を有している。凸部22は、長手方向Xに略沿って延在している(図1参照)。凸部22の上面は、第1側壁14の外側面から遠ざかるほど上方に傾斜する傾斜面23となっている。傾斜面23は、奥行方向Yにおいて第1側壁14の外側面と対向する。そして、第1側壁14と傾斜面23とによって、略V字に窪む溝21の凹状が形成されている。
図1に示すように、凸部22にて形成される溝21は、第1領域A1と第2領域A2に跨がって延在している。溝21は、奥行方向Yから見て、第2領域A2側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。また、溝21は、長手方向に亘って一様な傾斜勾配に設定されている。なお、溝21は、少なくとも第1領域A1の全体を含む長さに形成されることが好ましい。
溝21は、第2領域A2において排水部24を有している。本実施形態の排水部24は、溝21の下流側の端部(図1において左側端部)に形成されている。
図1及び図4に示すように、排水部24は、第1側壁14から突出する一対の対向壁(第1対向壁25及び第2対向壁26)を有している。第1及び第2対向壁25,26の各々は、奥行方向Yから見て、上下方向(Z軸方向)に沿って形成されている。また、第1及び第2対向壁25,26は、長手方向Xに互いに対向している。また、一方の対向壁(第1対向壁25)は、溝21を形成する凸部22と連なっている。また、図1に示すように、溝21の上流側の端部(図1において右側端部)には、凸部22から上側に延びる壁部27が形成されている。壁部27は、第1側壁14の外側面から突出するように形成されている。
なお、上記実施形態において、プロテクタ本体部11の上壁13の表面は、奥行方向Yの第1側壁14側(溝21を有する側壁側)にかけてやや下方に傾斜する勾配を有していることが好ましい。また、上壁13における第2側壁15側の端部には、上方に盛り上がる堰き止め部13aが形成されている。
本実施形態の作用について説明する。
図2に示すように、プロテクタ本体部11の上方に配置された空調装置の構成部品Dで結露が発生すると、その結露で生じた水滴がプロテクタ本体部11に落下する。なお、図2に示すように、レジスタD1の下面に不織布などの結露防止用シートD4が貼り付けられている場合があるが、レジスタD1とダクトD2との連結部D3など、結露防止用シートD4が設置できない箇所で結露が生じる。
プロテクタ本体部11の上壁13に付着した水滴は、上壁13の傾斜勾配によって第1側壁14側に流れ、溝21(凸部22の傾斜面23)によって堰き止められる。そして、第1側壁14の溝21に溜まった水滴は、溝21の傾斜勾配によって第2領域A2、すなわち、電気部品Eが下方に位置しない領域に向かって流れ、第2領域A2内の排水部24からプロテクタ本体部11の下方に落下する。なお、上壁13に付着した水滴は、上壁13の傾斜勾配と前記堰き止め部13aとによって、第2側壁15側には流れにくくなっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)プロテクタ本体部11の外側面に設けられた溝21は、第1領域A1と第2領域A2に跨がって延在するとともに、第2領域A2側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。これにより、プロテクタ本体部11に付着した水を、溝21の傾斜によって、プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に電気部品Eが無い第2領域A2まで誘導できる。このため、プロテクタ本体部11から落下する水が、プロテクタ本体部11の下方に位置する電気部品Eに付着することを抑制できる。また、プロテクタ本体部11に付着した水滴を、溝21によって長手方向Xに誘導できるため、本実施形態のように、ワイヤハーネスW1が第1コネクタC1から奥行方向Yの第1側壁14側に引き出される構成としても、ワイヤハーネスW1への水滴の付着を抑制できる。
(2)第1領域A1及び第2領域A2はそれぞれ、プロテクタ本体部11を該プロテクタ本体部11の長手方向Xに複数分割した領域の1つである。そして、溝21は、長手方向Xの第2領域A2側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。
本実施形態とは異なる比較構成として、プロテクタ本体部11の前記第1端部11aを奥行方向Yに延ばすことで、プロテクタ本体部11に付着した水滴を奥行方向Yに誘導し、該第1端部11aから落下する水滴が電気部品Eにかかりにくくすることも考えられる。しかしながら、この比較構成では、プロテクタ本体部11が奥行方向Yに大型化してしまう。
この点、本実施形態では、溝21は、長手方向Xに向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜していることから、プロテクタ本体部11に付着した水滴を、溝21によって長手方向Xに誘導できる。ワイヤハーネスW1の挿通方向に沿うプロテクタ本体部11の長手方向Xの寸法は、ワイヤハーネスW1の所定長さを保護するために長くなる。これにより、プロテクタ本体部11の長手方向Xでは、プロテクタ本体部11からの水滴の落下を許容する領域(プロテクタ本体部11の第1端部11aの下方に電気部品Eが位置しない領域であって、本実施形態では第2領域A2)が生じやすい。このため、プロテクタ本体部11を大型化させることなく、水滴の落下を許容する領域まで水滴を誘導させることが可能となる。
(3)溝21は、溝21内の水を溝21の外側に排水させる排水部24を、第2領域A2に有している。これにより、溝21に流れる水を第2領域A2にて積極的に排水することができる。このため、溝21における意図しない位置から水が溢れ出ることを抑制できる。
(4)電気部品Eを保持するコネクタホルダ12を、プロテクタ本体部11の鉛直方向下面に備えている。これにより、プロテクタ本体部11の下部に電気部品Eを有する一体品として構成できる。
(5)電気部品Eは、ワイヤハーネスW1の端部に設けられた第1コネクタC1とワイヤハーネスW2の端部に設けられた第2コネクタC2とを含んでいる。これにより、第1コネクタC1及び第2コネクタC2への水の付着を抑制できる。
(6)プロテクタ本体部11は、上壁13と、上壁13から鉛直方向下側に延びる第1側壁14とを有し、溝21は第1側壁14の外側面に設けられている。この構成では、プロテクタ本体部11の上壁13に落下し、第1側壁14側に流れて溝21に入った水を第2領域A2まで誘導できる。
(7)上壁13は、第1側壁14側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している。これにより、プロテクタ本体部11の上壁13に落下した水を、第1側壁14側に好適に流すことができる。
(8)プロテクタ本体部11が、車両に搭載された空調装置の構成部品Dの鉛直方向下方に配置される。空調装置の構成部品Dには結露が生じやすく、その結露によって生じた水がプロテクタ本体部11に落下する。このため、プロテクタ本体部11から落下する水が電気部品Eに付着することを抑制できる上記構成の効果をより顕著に得ることができる。
(9)溝21の上流側の端部に、凸部22から上側に延びる壁部27が設けられるため、溝21内の水が、溝21の上流側の端部から排水されることを抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・溝21の形状などの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、プロテクタ本体部11の構成やプロテクタ本体部11と電気部品Eとの位置関係などに応じて適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態における溝21の傾斜面23を無くして、溝21の底面を奥行方向Yにおいてフラットな面としつつ、第1側壁14の外側面と対向するように高さ方向Zに延びる対向壁部を設け、その対向壁部と第1側壁14の外側面との間に溝21が形成される構成としてもよい。また、溝21を第1側壁14ではなく上壁13に設けてもよい。また、上記実施形態では、溝21が上側ケースK2に形成されているが、下側ケースK1に形成してもよい。
・上記実施形態では、コネクタホルダ12がプロテクタ本体部11とは別体をなすが、これに特に限定されるものではなく、コネクタホルダ12がプロテクタ本体部11に一体成形されてもよい。
・プロテクタ本体部11に挿通されるワイヤハーネスの構成は上記実施形態に限定されるものではなく、車両の構成などに応じて適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、プロテクタ10のコネクタホルダ12に保持された第1コネクタC1から延びるワイヤハーネスW1がプロテクタ本体部11に挿通されるが、これ以外のワイヤハーネスがプロテクタ本体部11に挿通されてもよい。また、第1コネクタC1のワイヤハーネスW1がプロテクタ本体部11に挿通されていない構成であってもよい。
・上記実施形態の溝21は、鉛直方向下方に開放される排水部24を備えるが、これに特に限定されるものではなく、排水部24を省略し、溝21に沿って第2領域A2に流れた水がなりゆきで溝21から溢れ出る構成であってもよい。
・プロテクタ本体部11の鉛直方向下方に配置される電気部品Eの構成は上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の電気部品であってもよい。
・上記実施形態では、空調装置の構成部品Dの鉛直方向下方に配置されるプロテクタ10に適用したが、これに特に限定されるものではなく、それ以外の箇所に設置される車両用プロテクタに適用可能である。
10 プロテクタ
11 プロテクタ本体部
11a 第1端部
12 コネクタホルダ(保持部)
13 上壁
13a 堰き止め部
14 第1側壁
15 第2側壁
16 底壁
17 固定部
21 溝
22 凸部
23 傾斜面
24 排水部
25 第1対向壁
26 第2対向壁
27 壁部
A1 第1領域
A2 第2領域
C1 第1コネクタ
C2 第2コネクタ
D 空調装置の構成部品
D1 レジスタ
D2 ダクト
D3 連結部
D4 結露防止用シート
E 電気部品
K1 下側ケース
K2 上側ケース
S ハーネス支持部
W1 ワイヤハーネス
W2 ワイヤハーネス
X 長手方向
Y 奥行方向
Z 高さ方向

Claims (8)

  1. ワイヤハーネスが内部に通される筒状のプロテクタ本体部を備え、
    前記プロテクタ本体部が、車両における電気部品の鉛直方向上側に配置されるワイヤハーネス用プロテクタであって、
    車両組付状態における前記プロテクタ本体部の水平方向において、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が位置する第1領域と、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下方に前記電気部品が無い第2領域とが存在し、
    前記プロテクタ本体部の外側面には、鉛直方向上側に開口する溝が設けられ、
    前記溝は、前記第1領域と前記第2領域に跨がって延在しており、
    前記溝は、前記第2領域側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している、ワイヤハーネス用プロテクタ。
  2. 前記第1領域及び前記第2領域はそれぞれ、前記プロテクタ本体部を該プロテクタ本体部の長手方向に複数分割した領域の1つであり、
    前記溝は、前記長手方向の前記第2領域側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している、請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  3. 前記溝は、前記溝内の水を前記溝の外側に排水させる排水部を、前記第2領域に有している、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  4. 前記電気部品を保持する保持部を、前記プロテクタ本体部の鉛直方向下面に備えた、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  5. 前記電気部品は、ワイヤハーネスの端部に設けられたコネクタを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  6. 前記プロテクタ本体部は、上壁と、前記上壁から鉛直方向下側に延びる側壁とを有し、
    前記溝は、前記側壁の外側面に設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  7. 前記上壁は、前記側壁側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜している、請求項6に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
  8. 前記プロテクタ本体部が、前記車両に搭載された空調装置の構成部品の鉛直方向下方に配置される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。
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