JP7150219B1 - 回転電機及び回転電機の冷却システム - Google Patents
回転電機及び回転電機の冷却システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7150219B1 JP7150219B1 JP2022517717A JP2022517717A JP7150219B1 JP 7150219 B1 JP7150219 B1 JP 7150219B1 JP 2022517717 A JP2022517717 A JP 2022517717A JP 2022517717 A JP2022517717 A JP 2022517717A JP 7150219 B1 JP7150219 B1 JP 7150219B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axial flow
- circumferential
- flow path
- end side
- axial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K9/00—Arrangements for cooling or ventilating
- H02K9/19—Arrangements for cooling or ventilating for machines with closed casing and closed-circuit cooling using a liquid cooling medium, e.g. oil
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
Description
すなわち、特許文献1に示された回転電機における冷却機構は、ステータの軸方向両端にオイル室が形成され、一方のオイル室にオイル供給口を介して冷却用オイルが供給され、冷却用オイルがステータ内に形成された冷媒通路を流通して他方のオイル室へ導かれ、オイル排出口から外部へ排出される。
実施の形態1に係る回転電機1を図1から図12を用いて説明する。
回転電機1は、図1に示すように、ステータ10とインナーロータ20とシャフト30とアウターロータ40と固定子用保持フレーム50と回転子用保持フレーム60と冷却機構を備えたダブルロータ構造の永久磁石式回転電機である。
インナーロータ20は円環状をなし、ステータ10の内側に、外周面がステータ10の内周面と対向して配置される。
シャフト30は回転軸であり、軸方向の中央部において外周面がインナーロータ20の内周面と接してインナーロータ20に嵌合され、一端が固定子用保持フレーム50に設けられたベアリング54を介して回転自在に保持される。
シャフト30の他端は、カップ状の回転子用保持フレーム60の底面中央に接続される。
インナーロータ20の回転に伴い、シャフト30及び回転子用保持フレーム60が回転する。
インナーロータコア21は、円環状の薄い鋼板が軸方向(図2図示Z方向)に多数積層され、全体として中空円筒形に形成される。インナーロータコア21を構成する鋼板は優れた磁気特性、すなわち、高い透磁率および小さな鉄損を有する。
インナーロータコア21は、その内部に、遠心力の作用により破損を抑制するための応力緩和穴(図示せず)及びインナー側永久磁石22を冷却するための冷却穴(図示せず)が複数形成されている。
インナー側永久磁石22それぞれは直方体であり、アルニコ、フェライト、又はネオジム等によって形成された永久磁石である。
アウターロータ40は、図1に示すように、その外周面が回転子用保持フレーム60の内側面に対向して、回転子用保持フレーム60に固定される。
回転子用保持フレーム60の回転に伴い、アウターロータ40は回転する。
アウターロータコア41は、円環状の薄い鋼板が軸方向(Z方向)に多数積層され、全体として中空円筒形に形成される。アウターロータコア41を構成する鋼板は優れた磁気特性、すなわち、高い透磁率および小さな鉄損を有する。
アウターロータコア41は、その内部に、遠心力の作用により破損を抑制するための応力緩和穴(図示せず)及びアウター側永久磁石42を冷却するための冷却穴(図示せず)が複数形成されている。
アウター側永久磁石42それぞれは直方体であり、アルニコ、フェライト、又はネオジム等によって形成された永久磁石である。
ステータコア11は、薄い鋼板が軸方向(Z方向)に多数積層されて形成される。ステータコア11を構成する鋼板は優れた磁気特性、すなわち、高い透磁率および小さな鉄損を有する。
ティース11aの数は回転電機によって決まる値であるが、便宜上nとする。各ティース11aは、図7に示すように、外周から中心に向けて延びたT字形状をし、両側面の外周側にアウター側ウェッジ14の側端部が挿入される鍵状の切り欠き11cが形成され、両側面の内周側にインナー側ウェッジ15の側端部が挿入される鍵状の切り欠き11dが形成される。
切り欠き11c及び切り欠き11dはステータコア11の一端から他端まで連通した切り欠きである。
絶縁部材13の巻回部13aは各ティース11aの両側面及び両端面に密着し、各ティース11aの両側面及び両端面を覆い、外周側のフランジ13bは各ティース11aの切り欠き11cに、内周側のフランジ13bは各ティース11aの切り欠き11dに密着する。
絶縁部材13は各ティース11aとティース11aに巻回されたコイル12との間に介在し、ティース11aとコイル12とを絶縁する。
逆に、絶縁部材13として熱伝導率の低い材料、例えば、ステータコア11の1/100の熱伝導率の絶縁材料を選択すると、ステータコア11からコイル12への熱伝導を抑制できる。
絶縁部材13としてLCP樹脂(Liquid Crystal Polymer、液晶ポリマー)を用いている。
アウター側ウェッジ14は、隣接して対向するティース11aの外周側に配置され、一側端部14bが隣接するティース11aにおける一方のティース11aの切り欠き11cに挿入され、他側端部14cが隣接するティース11aにおける他方のティース11aの切り欠き11cに挿入される。
アウター側ウェッジ14はステータコア11との固定を強固にするため、アウター側ウェッジ14の平坦部14aの表裏をアウター側樹脂部18aにより覆われる。
インナー側ウェッジ15は、隣接して対向するティース11aの内周側に配置され、一側端部15bが隣接するティース11aにおける一方のティース11aの切り欠き11dに挿入され、他側端部15cが隣接するティース11aにおける他方のティース11aの切り欠き11dに挿入される。
インナー側ウェッジ15はステータコア11との固定を強固にするため、インナー側ウェッジ15の平坦部15aの表裏をインナー側樹脂部18bにより覆われる。
アウター側樹脂部18a及びインナー側樹脂部18bはステータコア11の一端からエポキシ樹脂が注入され、モールド成形により形成された樹脂の一部である。
軸方向流路19はスロット11bに対応して形成され、ティース11aの数がnであると、スロット11bの数及び軸方向流路19の数もnである。
各軸方向流路19は、図4から図6に示すように、スロット11bのそれぞれに収容された隣接するコイル12と、アウター側ウェッジ14及びアウター側樹脂部18aと、インナー側ウェッジ15及びインナー側樹脂部18bに囲まれた空間である。
なお、軸方向流路19について、個別に説明する必要がある場合を除いて、説明の煩雑さをなくすため、()書きの符号は省略して説明する。
すなわち、第1の軸方向流路19(1)と第2の軸方向流路19(2)が一つの軸方向単位流路を構成し、第3の軸方向流路19(3)と第4の軸方向流路19(4)が一つの軸方向単位流路を構成し、同様に周方向に沿って順に2つ一組とした軸方向単位流路が構成される。
第2の一端側の周方向接続部16a(2)は、第3の軸方向流路19(3)の一端と第4の軸方向流路19(4)の一端と接続し、互いに連通させる。
同様に順次軸方向単位流路ごとに一端側で周方向接続部16aに2つの軸方向流路19が接続され、連通される。
一端側の周方向接続体16は、複数のティース11aに対して1つおきに一端側の周方向接続部16aが配置された構成である。
一端側の周方向接続体16は、図10及び図11に示すように、各ティース11aに対して、ティース11aに巻回されたコイル12におけるティース11aの一端側から突出した部分を囲い、ティース11aの両側に位置するスロット11bと連通する空間により一端側の周方向接続部16aが構成された樹脂である。
される。
供給孔51と排出孔52は並列に配置される。
また、図10において、へこんでいる部分が空間からなる周方向接続部16aを示し、飛び出ている部分がコイル12におけるティース11aの一端側から突出した部分に密着し、冷媒の周方向へ流れるのを阻止している。両側の周壁はコイル12の飛び出ている部分に密着しているとともに、アウター側樹脂部18a及びインナー側樹脂部18bと連続している。
第2の他端側の周方向接続部17a(2)は、第4の軸方向流路19(4)の他端と第5の軸方向流路19(5)の他端と接続し、互いに連通させる。
同様に順次隣接された軸方向単位流路の隣り合う軸方向流路19ごとに他端側で周方向接続部17aに接続され、連通させる。
他端側の周方向接続体17は、複数のティース11aに対して、一端側の周方向接続部16aが配置されたティース11a以外に、1つおきに他端側の周方向接続部17aが配置された構成である。
すなわち、一端側の周方向接続体16を構成する一端側の周方向接続部16aと、他端側の周方向接続体17を構成する他端側の周方向接続部17aとは、複数のティース11aに対して互い違いに配置される。
第n/2の他端側の周方向接続部17a(n/2)は、第n-2の軸方向流路19(n-2)の他端と第n-1の軸方向流路19(n-2)の他端と接続し、互いに連通させる。
すなわち、モールド成形による樹脂とアウター側ウェッジ14及びインナー側ウェッジ15が冷媒のシール部材として機能する。
実施の形態1に係る回転電機1は、コイル12による発熱及びステータコア11による発熱に対する冷却性能が向上しており、コイル12のエナメル被膜が耐熱許容温度を超えることがなく、エナメル被膜を過熱から保護できる。
実施の形態2に係る回転電機を、図13を用いて説明する。
実施の形態1に係る回転電機1が、一端側の周方向接続体16において、隣接する軸方向流路19に対して、一方に供給孔16bが、他方に排出孔16cが形成されたものとしたが、実施の形態2に係る回転電機は、供給孔16bと排出孔16cが180度対象の位置に形成された点が異なるだけであり、その他の点については実施の形態1に係る回転電機1と同じである。
実施の形態3に係る回転電機を、図14を用いて説明する。
実施の形態1に係る回転電機1が、全ての軸方向流路19に対して一連の冷却機構としたのに対して、実施の形態3に係る回転電機は軸方向流路19を2つのグループに分け、2つのグループそれぞれに対して一連の冷却機構を構成した点が異なるだけであり、その他の点については実施の形態1に係る回転電機1と同じである。
このように構成された回転電機において、ステータ10を冷却する冷却機構は、供給孔16b(1)から第0の軸方向流路19(0)・・・第n/2-1の軸方向流路19(n/2-1)を経て排出孔16c(1)への冷媒流路となる冷却機構と、供給孔16b(2)から第n-1の軸方向流路19(n-1)・・・第n/2の軸方向流路19(n/2)を経て排出孔16c(2)への冷媒流路となる冷却機構との2つの独立した冷却機構を有する。
さらに、供給孔16b(2)と排出孔16c(2)を逆にすることにより、冷媒流路内を流れる冷媒の流れる方向を逆にすることができ、温度上昇に合わせて冷媒の流れる方向を選択でき、より一層温度分布の不均一性を抑制できる。
この時、隣接する供給孔16bと排出孔16c、供給孔16bと供給孔16b、又は排出孔16cと排出孔16c冷媒の流れを阻止する隔壁が形成される。
実施の形態4に係る回転電機を、図15及び図16を用いて説明する。
実施の形態1に係る回転電機1は、一端側の周方向接続体16における周方向接続部16aが隣接する2つの軸方向流路19間において、軸方向流路19の径方向の長さと同一幅の周方向流路を形成しているのに対して、実施の形態4に係る回転電機は、一端側の周方向接続体16における周方向接続部16aにおける周方向流路が、隣接する2つの軸方向流路19間を結ぶ主経路Aに、2つの軸方向流路19間の幅が軸方向流路19の径方向の長さより長くして、内周側及び外周側に突出した突出部B及び突出部Cを有する横断面十字状の周方向流路を形成している。
その結果、一端側の周方向接続部16aに流れる冷媒がコイル12の突出した部分の外周面から熱を効率よく吸熱するとともに、ステータコア11の軸方向端面から熱を効率よく吸熱し、より高い冷却効果が得られる。
その結果、他端側の周方向接続部17aに流れる冷媒がコイル12の突出した部分の外周面から熱を効率よく吸熱するとともに、ステータコア11の軸方向端面から熱を効率よく吸熱し、より高い冷却効果が得られる。
実施の形態5に係る回転電機を、図17を用いて説明する。
実施の形態1に係る回転電機1は、一端側の周方向接続体16における周方向接続部16aが隣接する2つの軸方向流路19間において、周方向経路の横断面が同じであるのに対して、実施の形態5に係る回転電機は、一端側の周方向接続部16aにおける周方向経路の横断面が、軸方向流路19と連通する部分の径方向の長さ、いわゆる幅が実施の形態1に係る回転電機1における一端側の周方向接続部16aの径方向の長さ、いわゆる幅と同じであるが、隣接する2つの軸方向流路19間の部分の径方向の長さ、いわゆる幅が短い。
両端部B、Cはそれぞれ軸方向流路19と連通し、連通部Aは端部Bと端部Cとを連通し、連通部Aと端部B及び端部Cは、周方向経路となる連続した空間を構成している。
両端部B、Cはそれぞれ軸方向流路19と連通し、連通部Aは端部Bと端部Cとを連通し、連通部Aと端部B及び端部Cは、周方向経路となる連続した空間を構成している。
実施の形態6に係る回転電機1を、図18から図20を用いて説明する。
実施の形態1に係る回転電機1における絶縁部材13が両端開口の筒形状をなしているのに対して、実施の形態6に係る回転電機1における絶縁部材13が両端開口の筒形状をなし、両側面部13a3、13a4に解放空間を有する点が異なり、その他の点については実施の形態1に係る回転電機1と同じである。
巻回部13aは両端面部13a1、13a2と、略全域に解放空間を有する両側面部13a3、13a4を有する。
絶縁部材13における巻回部13aの両側面部13a3、13a4は、図16及び図17に示すように、外周端部と内周端部が各ティース11aの側面に密着し、解放空間によりティース11aの側面とコイル12との間に軸方向流路19と連通する冷媒路を形成する。
コイル12のスロット11b内の外周側面とアウター側ウェッジ14の内面との間、及びコイル12のスロット11b内の内周側面とインナー側ウェッジ15の内面との間に、軸方向流路19と冷媒路とを連通する空間が形成される。
絶縁部材13は各ティース11aとティース11aに巻回されたコイル12との間に介在し、両端面部13a1、13a2がティース11aの両端面とコイル12とを絶縁し、両側面部13a3、13a4における解放空間により形成された冷媒路に充填された絶縁性の冷媒により、ティース11aの側面とコイル12とが絶縁される。
絶縁部材13の材料は、実施の形態1に係る回転電機1における絶縁部材13の材料と同じである。
実施の形態7は、実施の形態1から実施の形態5に係る回転電機1の冷却システム100であり、図21を用いて説明する。
図21において、回転電機1として実施の形態1に係る回転電機を示しているが、実施の形態2から実施の形態5に係る回転電機のいずれかの回転電機であってもよい。
ポンプ101は、インバータ等で構成される制御回路を有し、制御装置105により制御回路が制御され、ステータ10の熱負荷の状態に応じて、ステータ10の一連の冷却機構へ供給する冷媒の流量及び圧力が制御される。
放熱用ファン103はステータ10の熱負荷の状態に応じて制御装置105により制御され、熱交換器102により冷却される冷媒の温度を調節する。
熱交換器102は、冷媒回路内を循環する冷媒の漏洩時に、冷媒を蓄える貯留部としても機能する。
タンク104は、冷媒回路内を循環する冷媒の漏洩時に、冷媒を蓄える貯留部である。
ポンプ101にて所定の温度及び流量に設定された高圧の冷却された冷媒が、冷媒配管53を介して回転電機1の供給孔51へ吐出され、ステータ10の一連の冷却機構へ送り出される。
ステータ10の一連の冷却機構へ送り出された冷媒は、ステータ10内の発熱するステータコア11及びコイル12を冷却し、温度上昇した冷媒が回転電機1の排出孔52から冷媒配管53を介して熱交換器102へ導かれる。
温度が低下した冷媒はポンプ101に導かれ、この動作を連続的に繰り返される。
実施の形態8は、実施の形態1から実施の形態5に係る回転電機1の冷却システム100であり、図22を用いて説明する。
図22において、回転電機1として実施の形態1に係る回転電機を示しているが、実施の形態2から実施の形態5に係る回転電機のいずれかの回転電機であってもよい。
膨張弁111は、例えば、電子式にて弁の開度が制御装置117により可変に制御される膨張弁が用いられる。
アキュムレータ115は、流路切替装置116から導かれた余剰の気体冷媒を液体冷媒として蓄える。
圧縮機112は、インバータ等で構成される制御回路を有し、制御装置117により制御回路が制御され、ステータ10の熱負荷の状態に応じて、ステータ10の一連の冷却機構へ供給する冷媒の流量及び圧力が制御される。
熱交換器113は放熱用ファン114により空冷され、熱交換器113により、高圧・高温の気体冷媒が放熱用ファン114から送風された外気と熱交換される。
放熱用ファン114はステータ10の熱負荷の状態に応じて制御装置117により制御され、熱交換器113により冷却される冷媒の温度を調節する。
熱交換器113は、冷媒回路内を循環する冷媒の漏洩時に、冷媒を蓄える貯留部としても機能する。
膨張弁111から、所定の温度及び流量に設定された低圧・低温の液体冷媒が、液冷媒配管118を介して回転電機1の供給孔51へ吐出され、ステータ10の一連の冷却機構へ送り出される。
ステータ10内の発熱するコイル12は低圧・低温の液体冷媒と接触することにより冷却されるとともに、液体冷媒が蒸発することによる気化潜熱により、さらに冷却が促進される。
熱交換器113へ送られた高圧・高温の気体冷媒は、熱交換器102により放熱されることで凝縮され、温度が低下させられた高圧・中温の液体冷媒として膨張弁111へ導かれ、この動作を連続的に繰り返される。
これにより、回転電機1におけるステータ10が冷却され、過熱による回転電機1の動作停止を抑制できる。
Claims (20)
- シャフトに固定された円環状のインナーロータと、
前記インナーロータの径方向外側に設けられたステータと、
前記ステータの径方向外側に設けられたアウターロータと、
を備えた回転電機であって、
前記ステータは、前記シャフトの径方向において、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、スロットに収容されたコイルと、を有し、
前記 ステータのスロットそれぞれの内部に、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる第1の軸方向流路から第3の軸方向流路が設けられ、
前記ステータの一端側には、前記第1の軸方向流路の一端と第2の軸方向流路の一端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の一端と前記第3の軸方向流路の一端とを接続せず、前記第1の軸方向流路の一端と前記第2の軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する一端側の周方向接続部が設けられ、
前記ステータの 他端側には、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続せず、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する他端側の周方向接続部が設けられ、
前記第1の軸方向流路から前記第3の軸方向流路は、周方向に沿って順に隣接して配置され、
前記第1の軸方向流路と前記一端側の周方向接続部と前記第2の軸方向流路と前記他端側の周方向接続部と前記第3の軸方向流路とが直列に接続され、
前記複数のティースのうち一つを第1のティースとし、前記第1のティースから周方向に隣接して順に配置された第2のティースから第4のティースとし、
前記コイルを、前記第1のティースから第4のティースそれぞれに巻回され、周方向に隣接して順に配置された第1のコイルから第4のコイルとすると、
前記第1の軸方向流路は周方向に隣接して配置された前記第1のコイルと前記第2のコイルの間であり、
前記第2の軸方向流路は周方向に隣接して配置された前記第2のコイルと前記第3のコイルの間であり、
前記第3の軸方向流路は周方向に隣接して配置された前記第3のコイルと前記第4のコイルの間である、
回転電機。 - 前記第1の軸方向流路の他端から前記第1の軸方向流路に流れた冷媒は、前記第1の軸方向流路の一端から前記一端側の周方向接続部、前記一端側の周方向接続部から前記2の軸方向流路の一端、前記2の軸方向流路、前記2の軸方向流路の他端から前記他端側の周方向接続部、前記他端側の周方向接続部から前記3の軸方向流路の他端、前記3の軸方向流路、前記3の軸方向流路の一端へと流れる 請求項1に記載の回転電機。
- 前記ステータは、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとをさらに有し、
前記第1の軸方向流路から前記第3の軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間である請求項1又は請求項2に記載の回転電機。 - 前記ステータは、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとをさらに有し、
前記第1の軸方向流路から前記第3の軸方向流路はそれぞれ、内周側及び外周側を前記ウェッジにより閉鎖され、
内周側を閉鎖する前記ウェッジは、隣接して対向する前記ティースの内周側に配置され、一側端部が前記隣接するティースにおける一方のティースに挿入され、他側端部が前記隣接するティースにおける他方のティースの切り欠きに挿入されるインナー側ウェッジであり、
外周側を閉鎖する前記ウェッジは、隣接して対向する前記ティースの外周側に配置され、一側端部が前記隣接するティースにおける一方のティースに挿入され、他側端部が前記隣接するティースにおける他方のティースの切り欠きに挿入されるアウター側ウェッジである、
請求項1又は請求項2に 記載の回転電機。 - それぞれが、スロットにコイルを収容してなるステータのスロットそれぞれの内部において、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる第1の軸方向流路から第3の軸方向流路とされ、
前記ステータが、
一端側に配置され、前記第1の軸方向流路の一端と第2の軸方向流路の一端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の一端と前記第3の軸方向流路の一端とを接続せず、前記第1の軸方向流路の一端と前記第2の軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する一端側の周方向接続部と、
他端側に配置され、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続せず、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する他端側の周方向接続部とを備え、
前記第1の軸方向流路と前記一端側の周方向接続部と前記第2の軸方向流路と前記他端側の周方向接続部と前記第3の軸方向流路とが直列に接続され、
前記ステータは、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、前記スロットに収容されたコイルと、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとを有し、
前記第1の軸方向流路から前記第3の軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間であり、
前記一端側の周方向接続部は、前記コイルにおける前記ティースの一端側から突出した部分を囲い、前記第1の軸方向流路の一端と前記第2の軸方向流路の一端と連通する空間を含む樹脂で構成され、
前記 他端側の周方向接続部は、前記コイルにおける前記ティースの他端側から突出した部分を囲い、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端と連通する空間を含む樹脂で構成された回転電機。 - それぞれが、スロットにコイルを収容してなるステータのスロットそれぞれの内部において、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる第1の軸方向流路から第3の軸方向流路とされ、
前記ステータが、
一端側に配置され、前記第1の軸方向流路の一端と第2の軸方向流路の一端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の一端と前記第3の軸方向流路の一端とを接続せず、前記第1の軸方向流路の一端と前記第2の軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する一端側の周方向接続部と、
他端側に配置され、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続し、かつ、前記第1の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端とを接続せず、前記第2の軸方向流路の他端と前記第3の軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する他端側の周方向接続部とを備え、
前記第1の軸方向流路と前記一端側の周方向接続部と前記第2の軸方向流路と前記他端側の周方向接続部と前記第3の軸方向流路とが直列に接続され、
前記ステータは、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、前記スロットに収容されたコイルと、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとを有し、
前記第1の軸方向流路から前記第3の軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間であり、
前記絶縁部材が、両端開口の筒形状をなし、前記ティースの両端面に密着し、前記ティースの両端面を覆う両端面部と、前記ティースの側面と前記コイルとの間に前記軸方向流路と連通する冷媒路を形成する解放空間を有する両側面部を具備する回転電機。 - 前記絶縁部材が、両端開口の筒形状をなし、前記ティースの両端面に密着し、前記ティースの両端面を覆う両端面部と、前記ティースの側面と前記コイルとの間に前記軸方向流路と連通する冷媒路を形成する解放空間を有する両側面部を具備する請求項5に記載の回転電機。
- シャフトに固定された円環状のインナーロータと、
前記インナーロータの径方向外側に設けられたステータと、
前記ステータの径方向外側に設けられたアウターロータと、
を備えた回転電機であって、
前記ステータは、前記シャフトの径方向において、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、スロットに収容されたコイルと、を有し、
前記 ステータのスロットそれぞれの内部に、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる流路とする複数の軸方向流路が設けられ、前記複数の軸方向流路は隣接する2つの軸方向流路を一つの軸方向単位流路とされ、
隣接する2つの軸方向流路を一組とした前記軸方向単位流路は周方向に沿って順に隣接して配置され、
前記ステータの一端側には、それぞれがそれぞれの前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端同士を接続し、前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の一端側の周方向接続部を有する一端側の周方向接続体が設けられ、
前記ステータの他端側には、それぞれがそれぞれの隣接された2つの前記軸方向単位流路における一方の軸方向単位流路の軸方向流路の他端と、当該軸方向流路と隣り合う他方の前記軸方向単位流路の軸方向流路の他端とを接続し、当該隣り合う2つの軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の他端側の周方向接続部を有する他端側の周方向接続体が設けられ、
前記複数の軸方向流路それぞれは前記ステータの対応するスロットの内部に収容された円周方向に隣接して配置された前記コイルの間である、
回転電機。 - 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、隣接するスロットにおける一方の前記軸方向流路に連通する供給孔と、他方の前記軸方向流路に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、前記一方の軸方向流路が連通する前記供給孔から前記他方の軸方向流路が連通する前記排出孔まで全ての前記軸方向流路を連通させる一連の冷却機構となす請求項8に記載の回転電機。 - 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、一つの前記一端側の周方向接続部に連通する供給孔と、前記一つの一端側の周方向接続部と180度対象の位置に設けられた前記一端側の周方向接続部に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、前記一つの一端側の周方向接続部が連通する前記供給孔から、180度対象の位置に設けられた前記一端側の周方向接続部に連通する前記排出孔まで全ての前記軸方向流路に対して2つの冷媒流路とする2つの一連の冷却機構となす請求項8に記載の回転電機。 - 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、前記全ての軸方向流路を複数のグルーブに分け、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、グルーブ毎に一つの軸方向流路に連通する供給孔と、一つの軸方向流路に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、グルーブ毎に前記供給孔から前記排出孔までグループ内の前記軸方向流路を連通する冷媒流路とし、複数の独立した一連の冷却機構となす請求項8に記載の回転電機。 - 前記ステータは、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、前記スロットに収容されたコイルと、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとを有し、
前記軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間である請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機。 - それぞれが、スロットにコイルを収容してなるステータのスロットそれぞれの内部を、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる流路とする複数の軸方向流路を有し、前記複数の軸方向流路は隣接する2つの軸方向流路を一つの軸方向単位流路とされ、
前記ステータが、
前記一端側に配置され、それぞれがそれぞれの前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端同士を接続し、前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の一端側の周方向接続部を有する一端側の周方向接続体と、
前記他端側に配置され、それぞれがそれぞれの隣接された2つの前記軸方向単位流路における一方の軸方向単位流路の軸方向流路の他端と、当該軸方向流路と隣り合う他方の前記軸方向単位流路の軸方向流路の他端とを接続し、当該隣り合う2つの軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の他端側の周方向接続部を有する他端側の周方向接続体とを備え、
前記ステータは、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、前記スロットに収容されたコイルと、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとを有し、
前記軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間であり、
前記一端側の周方向接続体における複数の一端側の周方向接続部はそれぞれ、前記コイルにおける前記ティースの一端側から突出した部分を囲い、前記ティースの両側に位置する前記スロットと連通する空間を含む樹脂で構成され、
前記他端側の周方向接続体における複数の他端側の周方向接続部はそれぞれ、前記コイルにおける前記ティースの他端側から突出した部分を囲い、前記ティースの両側に位置する前記スロットと連通する空間を含む樹脂で構成された、
回転電機。 - それぞれが、スロットにコイルを収容してなるステータのスロットそれぞれの内部を、前記ステータの一端と他端との間を前記コイルと接触して冷媒が流れる流路とする複数の軸方向流路を有し、前記複数の軸方向流路は隣接する2つの軸方向流路を一つの軸方向単位流路とされ、
前記ステータが、
前記一端側に配置され、それぞれがそれぞれの前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端同士を接続し、前記軸方向単位流路における2つの軸方向流路の一端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の一端側の周方向接続部を有する一端側の周方向接続体と、
前記他端側に配置され、それぞれがそれぞれの隣接された2つの前記軸方向単位流路における一方の軸方向単位流路の軸方向流路の他端と、当該軸方向流路と隣り合う他方の前記軸方向単位流路の軸方向流路の他端とを接続し、当該隣り合う2つの軸方向流路の他端との間を冷媒が流れる周方向流路を形成する複数の他端側の周方向接続部を有する他端側の周方向接続体とを備え、
前記ステータは、外周から中心に向けて延びた複数のティースが環状に配置されたステータコアと、前記複数のティースそれぞれに巻回され、前記スロットに収容されたコイルと、前記複数のティースそれぞれとコイルの間に介在された絶縁部材と、前記スロットに収容された隣接するコイル間における前記スロットの開口を閉鎖するウェッジとを有し、
前記軸方向流路はそれぞれ、前記スロットのそれぞれに収容された隣接するコイルと前記ウェッジで囲まれた空間であり、
前記絶縁部材が、両端開口の筒形状をなし、前記ティースの両側面に密着し、前記ティースの両端面を覆う両端面部と、前記ティースの側面と前記コイルとの間に前記軸方向流路と連通する冷媒路を形成する解放空間を有する両側面部を具備する回転電機。 - 前記絶縁部材が、両端開口の筒形状をなし、前記ティースの両側面に密着し、前記ティースの両端面を覆う両端面部と、前記ティースの側面と前記コイルとの間に前記軸方向流路と連通する冷媒路を形成する解放空間を有する両側面部を具備する請求項13に記載の回転電機。
- 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、隣接するスロットにおける一方の前記軸方向流路に連通する供給孔と、他方の前記軸方向流路に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、前記一方の軸方向流路が連通する前記供給孔から前記他方の軸方向流路が連通する前記排出孔まで全ての前記軸方向流路を連通させる一連の冷却機構となす請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、一つの前記一端側の周方向接続部に連通する供給孔と、前記一つの一端側の周方向接続部と180度対象の位置に設けられた前記一端側の周方向接続部に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、前記一つの一端側の周方向接続部が連通する前記供給孔から、180度対象の位置に設けられた前記一端側の周方向接続部に連通する前記排出孔まで全ての前記軸方向流路に対して2つの冷媒流路とする2つの一連の冷却機構となす請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ステータのスロットの全てに対して前記軸方向流路を有し、前記全ての軸方向流路を複数のグルーブに分け、
前記一端側の周方向接続体及び他端側の周方向接続体は前記軸方向流路全てに対応し、
前記一端側の周方向接続体は、グルーブ毎に一つの軸方向流路に連通する供給孔と、一つの軸方向流路に連通する排出孔を有し、
前記一端側の周方向接続体及び前記他端側の周方向接続体により、グルーブ毎に前記供給孔から前記排出孔までグループ内の前記軸方向流路を連通する冷媒流路とし、複数の独立した一連の冷却機構となす請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の回転電機。 - 請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の回転電機における複数の軸方向流路と複数の周方向接続部が接続された一連の冷却機構に対して、前記一連の冷却機構における冷媒が供給される軸方向流路に冷媒を供給し、前記一連の冷却機構における冷媒が排出される軸方向流路から冷媒を排出させ、前記一連の冷却機構に冷媒を循環させる回転電機の冷却システムにおいて、
冷却された冷媒を昇圧し、昇圧した冷媒を前記一連の冷却機構へ送り出すポンプと、前記一連の冷却機構から排出される冷媒を熱交換して冷却し、冷却された冷媒が前記ポンプに循環される熱交換器と、
を備えた回転電機の冷却システム。 - 請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の回転電機における複数の軸方向流路と複数の周方向接続部が接続された一連の冷却機構に対して、前記一連の冷却機構における冷媒が供給される軸方向流路に冷媒を供給し、前記一連の冷却機構における冷媒が排出される軸方向流路から冷媒を排出させ、前記一連の冷却機構に冷媒を循環させる回転電機の冷却システムにおいて、
高圧・中温の液体冷媒を膨張させて低圧・低温の液体冷媒として前記一連の冷却機構へ送る膨張弁と、前記一連の冷却機構から排出される低圧・高温の気体冷媒を貯留するアキュムレータと、前記アキュムレータを介して前記一連の冷却機構から排出される低圧・高温の気体冷媒を吸引し、当該吸引した低圧・高温の気体冷媒を圧縮して高圧・高温の気体冷媒を吐出する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された高圧・高温の気体冷媒を熱交換して前記高圧・中温の液体冷媒として前記膨張弁へ循環される熱交換器と、
を備えた回転電機の冷却システム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2021/001745 WO2022157839A1 (ja) | 2021-01-20 | 2021-01-20 | 回転電機及び回転電機の冷却システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2022157839A1 JPWO2022157839A1 (ja) | 2022-07-28 |
JP7150219B1 true JP7150219B1 (ja) | 2022-10-07 |
JPWO2022157839A5 JPWO2022157839A5 (ja) | 2022-12-23 |
Family
ID=82549626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022517717A Active JP7150219B1 (ja) | 2021-01-20 | 2021-01-20 | 回転電機及び回転電機の冷却システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7150219B1 (ja) |
WO (1) | WO2022157839A1 (ja) |
Citations (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5093204U (ja) * | 1973-12-27 | 1975-08-06 | ||
JPS55162841A (en) * | 1979-06-05 | 1980-12-18 | Toshiba Corp | Rotary electric machine |
JPS5731387B2 (ja) * | 1975-12-05 | 1982-07-05 | ||
JP2001077571A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-23 | Yaskawa Electric Corp | 冷却装置 |
JP2002186205A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-28 | Nissan Motor Co Ltd | 回転電機 |
JP2003164088A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の固定子構造 |
JP2004129396A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Nissan Motor Co Ltd | 複軸多層モータのステータ構造 |
JP2008011641A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Toshiba Corp | 回転電機 |
JP2010166717A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Nissan Motor Co Ltd | 多層モータの冷却構造 |
JP2011241750A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Mitsubishi Electric Corp | 密閉型圧縮機 |
US20120080964A1 (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-05 | Bradfield Michael D | Coolant Channels for Electric Machine Stator |
WO2012101813A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | トヨタ自動車株式会社 | モータの冷却装置 |
US8405262B1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-03-26 | Kollmorgen Corporation | Cooling of electric motor with coolant pipe and conduction plates or cups |
US20160118862A1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-04-28 | Ingersoll-Rand Company | Cooling system for electric rotor machine |
US20160118857A1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-04-28 | Hyundai Motor Company | Cooling unit of drive motor |
CN106026449A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-10-12 | 中车株洲电机有限公司 | 外转子电机冷却装置 |
JP2020162338A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 回転電機 |
JP2020167764A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日立金属株式会社 | 可動コイル型ボイスコイルモータ |
JP2020171072A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | マツダ株式会社 | 回転電機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6805093B2 (ja) * | 2017-02-13 | 2020-12-23 | 株式会社三井ハイテック | 固定子積層鉄心の製造方法及び固定子積層鉄心 |
-
2021
- 2021-01-20 WO PCT/JP2021/001745 patent/WO2022157839A1/ja active Application Filing
- 2021-01-20 JP JP2022517717A patent/JP7150219B1/ja active Active
Patent Citations (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5093204U (ja) * | 1973-12-27 | 1975-08-06 | ||
JPS5731387B2 (ja) * | 1975-12-05 | 1982-07-05 | ||
JPS55162841A (en) * | 1979-06-05 | 1980-12-18 | Toshiba Corp | Rotary electric machine |
JP2001077571A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-23 | Yaskawa Electric Corp | 冷却装置 |
JP2002186205A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-28 | Nissan Motor Co Ltd | 回転電機 |
JP2003164088A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-06 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の固定子構造 |
JP2004129396A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Nissan Motor Co Ltd | 複軸多層モータのステータ構造 |
JP2008011641A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Toshiba Corp | 回転電機 |
JP2010166717A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Nissan Motor Co Ltd | 多層モータの冷却構造 |
JP2011241750A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Mitsubishi Electric Corp | 密閉型圧縮機 |
US20120080964A1 (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-05 | Bradfield Michael D | Coolant Channels for Electric Machine Stator |
WO2012101813A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | トヨタ自動車株式会社 | モータの冷却装置 |
US8405262B1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-03-26 | Kollmorgen Corporation | Cooling of electric motor with coolant pipe and conduction plates or cups |
US20160118862A1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-04-28 | Ingersoll-Rand Company | Cooling system for electric rotor machine |
US20160118857A1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-04-28 | Hyundai Motor Company | Cooling unit of drive motor |
CN106026449A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-10-12 | 中车株洲电机有限公司 | 外转子电机冷却装置 |
JP2020162338A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 回転電機 |
JP2020167764A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日立金属株式会社 | 可動コイル型ボイスコイルモータ |
JP2020171072A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | マツダ株式会社 | 回転電機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2022157839A1 (ja) | 2022-07-28 |
JPWO2022157839A1 (ja) | 2022-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN115066542A (zh) | 用于在至少部分电力驱动的车辆内处理流体的装置 | |
JP4066982B2 (ja) | ディスク型回転電機のステータ冷却構造 | |
EP3108574A1 (en) | Machine cooling systems | |
JP6003879B2 (ja) | 熱磁気サイクル装置 | |
JP6270213B2 (ja) | 電動機 | |
US20130113311A1 (en) | Internal cooling of magnetic core for electric machine | |
US11355976B2 (en) | Integral fluid cooling of electrical machine | |
US12040668B2 (en) | Stator for axial flux machine | |
JP2016506235A (ja) | 軸方向モータのシュー冷却用間隙 | |
US9735630B2 (en) | Cooling arrangement for an electrical machine | |
JP6402739B2 (ja) | 回転電機 | |
US10714989B2 (en) | Claw pole type motor and home appliance including same | |
JP7150219B1 (ja) | 回転電機及び回転電機の冷却システム | |
US10903706B2 (en) | Rotor of rotary electric machine | |
KR20230012393A (ko) | 전동기의 직접 슬롯 냉각 시스템 | |
JP7276358B2 (ja) | 回転電機及び回転電機の冷却構造 | |
KR102696291B1 (ko) | 회전전기기계 | |
CN115833453B (zh) | 一种散热式发电机装置 | |
JP2023086910A (ja) | 回転電機及び回転電機の冷却構造 | |
KR20170086903A (ko) | 모터 장치 및 그 고정자 코어 | |
CN111247724A (zh) | 具有包括部分细分通道的冷却装置的电机 | |
KR20160046581A (ko) | 스테이터 냉각유로방식 전동기 | |
BR102022013122A2 (pt) | Máquina elétrica de fluxo axial e processo de fabricação de máquina elétrica de fluxo axial | |
CN115315882A (zh) | 定子及旋转电机 | |
JP7554617B2 (ja) | 回転電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220318 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220318 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220927 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7150219 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |