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JP7148456B2 - 接合部材の製造方法 - Google Patents

接合部材の製造方法 Download PDF

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JP7148456B2
JP7148456B2 JP2019090030A JP2019090030A JP7148456B2 JP 7148456 B2 JP7148456 B2 JP 7148456B2 JP 2019090030 A JP2019090030 A JP 2019090030A JP 2019090030 A JP2019090030 A JP 2019090030A JP 7148456 B2 JP7148456 B2 JP 7148456B2
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Description

本開示は、接合部材の製造方法に関する。
近年、車両の軽量化が進んでいる。例えば、車両の軽量化を進める方法として、車体を構成するインパネリインフォースメントを薄肉化、小径化することが挙げられる。また、インパネリインフォースメントやその周辺部品の素材にアルミニウムを使用することも挙げられる。しかし、強度の関係からインパネリインフォースメントの基本骨格として鉄部材を使用し、この鉄部材にアルミニウム合金製のブラケットを接合することが考えられる。この場合、鉄とアルミニウムといった種類が異なる部材の接合が必要になる。
特許文献1には、2種類の金属部材の接合方法が開示されている。具体的には、金属部材の穴部分に、棒状の金属部材を圧入して固定することで、2種類の金属部材を接合する方法が開示されている。
特開2013-241998号公報
特許文献1には、棒状の部材を別部材の穴部分に圧入して接合する接合方法のみが開示されている。特許文献1の接合方法では、棒状でない部材(例えば板状部を有する部材)と別部材との接合を行うことができない。
本開示は、第1部材と第2部材とを接合するための新規な技術を提供する。
本開示の一態様は、第1部材と、第1部材よりも降伏点が低い第2部材と、を接合することで形成される接合部材の製造方法である。第1部材には、貫通孔が形成されている。この製造方法では、第2部材が貫通孔を覆うように第1部材と第2部材とを重ねて、第2部材の側から第1部材の側に向かってパンチによる少なくとも1回の加圧を行うことにより、第2部材の一部を貫通孔に圧入するとともに、第1部材における貫通孔の周縁部を上記加圧の方向に突出させることを含む。
このような製造方法によれば、第1部材と、第1部材よりも降伏点が低い第2部材と、を接合することで形成される接合部材の新規な製造方法を提供できる。この製造方法にて製造された接合部材は、第2部材の一部が第1部材の貫通孔に圧入される。第2部材における圧入された部分と、第1部材における貫通孔の周縁部と、の間には接合力が生じ、その接合力によって第1部材と第2部材とを接合できる。
上述した製造方法において、上述したパンチによる少なくとも1回の加圧は、上述した貫通孔よりも径の大きいパンチによる加圧を含んでもよい。
このような製造方法によれば、上述したパンチが貫通孔よりも径が大きいので、当該パンチにより第2部材の側から貫通孔に向けて加圧を行うと、貫通孔の周縁部は当該パンチにより加圧される。よって、上述したパンチによって、第1部材における貫通孔の周縁部を加圧の方向に突出させることができる。
上述した製造方法において、貫通孔よりも径の大きいパンチは、先端部が凸状の曲面形状であってもよい。このような製造方法であれば、上述した貫通孔の周縁部を、パンチの先端部の形状に応じた曲面形状とすることができる。
上述した製造方法において、パンチによる少なくとも1回の加圧は、次のような2つの加圧の工程を含んでもよい。1つの加圧工程では、少なくとも第2部材の一部を貫通孔に圧入する。もう1つの加圧工程は、少なくとも周縁部を加圧の方向に突出させる。
このような製造方法であれば、第2部材の一部の貫通孔への圧入と、周縁部の加圧の方向への突出と、を、主に別の加圧工程で実現する。そのため、1回のパンチによる加圧により上述した圧入及び突出を実行する場合と比較して、圧入量や突出量などを詳細に調整することができる。
上述した製造方法において、第1部材及び第2部材は、金属製であってもよい。このような製造方法であれば、金属製の第1部材と第2部材とを接合する新規な接合方法を提供できる。
上述した製造方法において、第1部材は、鉄合金製であってもよい。第2部材は、アルミニウム合金製であってもよい。このような製造方法であれば、第1部材及び第2部材が共に鉄合金製である場合と比較して、第1部材と第2部材とを接合することで形成される接合部材を軽量化できる。
本開示の別の一態様は、第1部材と、第1部材よりも降伏点が低い第2部材と、を接合することで形成される接合部材である。第1部材には、貫通孔が形成されている。第2部材には、貫通孔に嵌入される嵌入部が形成されている。貫通孔の周縁部は、第2部材が位置する側とは反対向きに突出して、貫通孔の中心方向に嵌入部を締め付ける状態となっている。
このような接合部材であれば、新規な接合構造により、第1部材と、第1部材よりも降伏点が低い第2部材と、を接合することができる。またこの接合部材では、第2部材における嵌入部と、第1部材における貫通孔の周縁部と、の間には接合力が生じ、その接合力によって第1部材と第2部材とを接合できる。
上述した接合部材において、周縁部は、突出する部分の断面が外側に凸となる曲面形状であってもよい。このような接合部材であれば、突出する部分の断面が直線状である場合と比較して、上述した嵌入部の締め付け状態が変化するため、異なる接合力に調整することができる。
図1Aは、第1実施形態において、第1パンチで第2部材を加圧する前の状態を示す図であり、図1Bは、第1実施形態において、第1パンチで第2部材を加圧している状態を示す図である。 図2Aは、第1実施形態において、第1パンチで第2部材を加圧した後の状態を示す平面図であり、図2Bは、図2AのIIB-IIB断面図である。 図3Aは、第1実施形態において、第2パンチで第1部材及び第2部材を加圧する前の状態を示す図であり、図3Bは、第1実施形態において、第2パンチで第1部材及び第2部材を加圧している状態を示す図である。 図4Aは、第1実施形態において、第2パンチで第1部材及び第2部材を加圧した後の状態を示す平面図であり、図4Bは、図4AのIVB-IVB断面図である。 第2実施形態において、パンチで第1部材及び第2部材を加圧する前の状態を示す図である。 第2実施形態において、パンチで第1部材及び第2部材を加圧した後の状態を示す断面図である。 第3実施形態において、パンチで第1部材及び第2部材を加圧する前の状態を示す図である。 第3実施形態において、パンチで第1部材及び第2部材を加圧した後の状態を示す断面図である。 第4実施形態において、2回目のパンチで第1部材及び第2部材を加圧する前の状態を示す図である。 第4実施形態において、2回目のパンチで第1部材及び第2部材を加圧した後の状態を示す断面図である。 実施例1-4及び比較例の評価試験の結果を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
図1A~図4Bを用いて、第1部材11と、第2部材21と、を接合することで形成される接合部材1の製造方法を説明する。
[1-1.第1部材及び第2部材]
第1部材11は、鉄合金製の部材である。第1部材11には、貫通孔11aが形成されている。なお、図1Aにおいて符号11bは、貫通孔11aの中心軸を示す。第1実施形態では、貫通孔11aは円形の孔である。
第2部材21は、アルミニウム合金製の部材である。つまり、第2部材21は、第1部材11よりも降伏点が低く、第1部材11よりも許容応力が小さく、かつ、第1部材11よりもヤング率が小さい部材である。
第1部材11及び第2部材21の具体的な構成及び形状は特に限定されない。第1実施形態では、第1部材11及び第2部材21は、いずれも板状である。ここでいう板状とは、厚さ方向の寸法に比べて長さ方向及び幅方向の寸法が大きく、厚さ方向の寸法が全体的に大きく変化しない形状を意味する。また、ここでいう板状には、外面(厚み方向と交わる面)が平面状の形状はもちろん、曲面状の形状も含まれる。また、厚みが一定の形状はもちろん、一定に近い形状(例えば外面の一方が平面状で他方が曲面状の形状)もここでいう板状に含まれる。例えば、直方体形状もここでいう板状に含まれる。
第1部材11と第2部材21とは厚みが異なる。具体的には、第1部材11の方が第2部材21よりも厚みが小さい。つまり、降伏点が低い第2部材21の方が、降伏点が高い第1部材11よりも厚みが大きい。
[1-2.接合部材の製造工程]
第1実施形態では、接合部材の製造工程として、第1加圧工程と、第2加圧工程と、を含む。第1加圧工程は、主に第2部材21の一部を貫通孔11aに圧入するための加圧を行う工程である。第2加圧工程は、主に周縁部12を加圧の方向に突出させるための加圧を行う工程である。
ここでいう加圧の方向とは、第2部材21から第1部材11に向かう方向である。またその方向は、中心軸11bに沿う方向である。この加圧の方向は、図1A,図3A,図5,図7,図9に示される矢印の方向である。また、加圧の方向と、後述する周縁部12の突出する方向、つまり、第2部材21が位置する側とは反対向きの方向とも同一である。また、ここでいう突出とは、周縁部12が第1部材11における第2部材21の側と反対の側の加圧の方向へ押出された状態をいう。
<第1加圧工程>
図1Aに示されるように、第1加圧工程では、まず、第2部材21が貫通孔11aを覆うように、第1部材11と第2部材21とが重ねられる。
次に、図1Bに示されるように、第2部材21の側から第1部材11の側に向かって第1パンチ4による加圧を行う。第1パンチ4は貫通孔11aの内径と略同じ外径の円柱形状である。第1パンチ4の先端部41は、平坦面である。
第1パンチ4は、図示しない駆動装置を用いて、第2部材21における貫通孔11aを塞いでいる部分に向かって、つまり図1Aの矢印方向に移動し、第2部材21を加圧する。第1パンチ4の軸は、中心軸11bと一致するように移動する。
第2部材21のうち、第1パンチ4で加圧された部分は、塑性変形して貫通孔11aに圧入される。第1実施形態では、上述したように第1部材11よりも第2部材21の方が厚いため、図1B又は図2Bに示されるように、第1パンチ4により圧入された第2部材21の一部は、貫通孔11aの反対側から押し出される。第2部材21の一部のうち、塑性変形して貫通孔11aに圧入された部分を、嵌入部22とする。
第1パンチ4は、その先端が貫通孔11aに届く前に停止され、上記矢印とは逆の方向に移動する。第2部材21には、図2A,2Bに示されるように、第1パンチ4で加圧された部分において円形の溝23が形成される。また溝23を構成する周壁部分を、周壁24とする。溝23の最奥部と、第1部材11と、の間には、長さL1の厚さがあるため、嵌入部22と周壁24とは分離せず繋がった状態が維持される。
<第2加圧工程>
図3Aに示されるように、第2加圧工程では、第2部材21の側から第1部材11の側に向かって第2パンチ5により加圧を行う。
第2パンチ5は、第1部材11の貫通孔11aの内径よりも大きい径の円柱形状である。また、第2パンチ5の先端部51は、凸状の曲面形状である。つまり、第2パンチ5の先端部51は、いわゆるR形状である。
第2パンチ5は、図示しない駆動装置を用いて、第2部材21の溝23に向かって、第2部材21の側から第1部材11及び第2部材21を加圧する。第2パンチ5の軸は、中心軸11bと一致するように移動する。
第2パンチ5で加圧することで、図4Bに示されるように、第2部材21の周壁24及びその周囲が第2パンチ5の先端部51によって加圧され塑性変形し、貫通孔11aの方向に移動する。その結果、図2Bにおいて最も厚みの小さい部分、即ち、厚さがL1であった部分は、L1よりも大きい厚さL2となる。また、嵌入部22にも第2部材21の一部が移動する。
また、貫通孔11aよりも第2パンチ5の径が大きいことから、第1部材11における貫通孔11aの周縁部12は、第2パンチ5により押圧され加圧の方向(図3Aの矢印方向)に突出する。このような工程により、接合部材1が製造される。
なお、上述した第1加圧工程及び第2加圧工程では、第1パンチ4又は第2パンチ5に対応するダイが使用されてもよいし、されなくてもよい。ダイを使用する場合には、上述した第1部材11及び第2部材21の変形が阻害されない形状とするとよい。
また、第1加圧工程では、第1部材11及び第2部材21に作用する力が、第1部材11の弾性変形領域内、かつ、第2部材21の塑性変形領域内であるように加工が行われる。第2加圧工程では、第1部材11及び第2部材21に作用する力が、第1部材11の塑性変形領域内、第2部材21の塑性変形領域内であるように加工が行われる。なお、第1加工工程において、第1部材11が塑性変形してもよい。
[1-2.上記製造方法により製造された接合部材]
接合部材1は、図4Bに示されるように、次のような形状である。第1部材11には、貫通孔11aが形成されている。第2部材21には、貫通孔11aに嵌入される嵌入部22が形成されている。第1部材11の周縁部12は、第2部材21が位置する側とは反対向きに突出しており、突出する部分の断面が外側に凸となる曲面形状である。
接合部材1における第1部材11と第2部材21の接合は、次のように実現される。
(i)第2部材21を塑性変形させて貫通孔11aに圧入させることで、圧入された第2部材21の一部である嵌入部22が貫通孔11a内で広がろうとする。その結果、嵌入部22は、貫通孔11aを形成する周縁部12に、貫通孔11aを押し広げようとする力を加える。
(ii)第1部材11の周縁部12は、第2パンチ5によって第2部材21が位置する側とは反対向きに突出している。このとき、貫通孔11aは、図2Bのときよりも広がっている。第2パンチ5により周縁部12の上述した突出形状が形成されるとき、嵌入部22には第2部材21の一部が移動するため、広がった貫通孔11aの内周面に沿って嵌入部22も膨らむ。第2パンチ5による加圧が終了し、第2パンチ5をワークから離すと、スプリングバックにより周縁部12の突出量は小さくなる。その結果、貫通孔11aの広さも小さくなる。よって、周縁部12は、特に第2部材21側の端部である上端部12aにおいて、貫通孔11aの中心方向に嵌入部22を強く締め付ける状態となる。
上述した(i)、(ii)により、第1部材11と第2部材21とを接合する接合力が発生する。
このように構成された接合部材1の用途は特に限定されないが、車体に使用される部品として用いてもよい。例えば、第1部材11はインパネリインフォースメントとし、第2部材21はインパネリインフォースメントに接合されるブラケットとしてもよい。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、第1パンチ4及び第2パンチ5による2回の加圧を行い、接合部材1を製造する工程を例示した。これに対し、第2実施形態では、1回のパンチ操作により接合部材を製造する点で、第1実施形態と相違する。下記の第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[2-2.製造方法及び接合部材]
図5に示されるように、本実施形態では、パンチ6による加圧を行う。パンチ6は、貫通孔11aの内径よりも大きい径の円柱形状である。パンチ6の先端部61は、平坦面である。
パンチ6は、図示しない駆動装置を用いて、第2部材21のうち、貫通孔11aを塞いでいる部分に向かって、中心軸11bと一致するように図5の矢印方向に移動し、第1部材11及び第2部材21を加圧する。その結果、図6に示されるように、接合部材101が製造される。
接合部材101は、次のような形状である。第1部材11には、貫通孔11aが形成されている。第2部材21には、パンチ6の形状に対応する溝103と、貫通孔11aに嵌入される嵌入部22と、が形成されている。第1部材11の周縁部102は、第2部材21が位置する側とは反対向きに突出しており、突出する部分の断面が直線形状である。
なお、突出する部分の断面形状は、直線形状とならない場合もある。上記の断面形状は、先端部61の広さ、パンチ6の面取りの有無、面取りの形状、第1部材及び第2部材の物性などにより定まる。
[3.第3実施形態]
[3-1.第1実施形態及び第2実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、第1パンチ4及び第2パンチ5による2回の加圧を行い、接合部材1を製造する工程を例示した。また第2実施形態では、先端部が平坦面のパンチによる1回の加圧で接合部材101を製造する工程を例示した。これに対し、第3実施形態では、先端部が曲面形状のパンチによる1回の加圧により接合部材を製造する点で、第1実施形態及び第2実施形態と相違する。下記の第3実施形態の説明において、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[3-2.製造方法及び接合部材]
図7に示されるように、本実施形態では、パンチ7による加圧を行う。パンチ7は、第1部材11の貫通孔11aの内径よりも大きい径の円柱形状である。また、パンチ7の先端部71は、凸状の曲面形状である。
パンチ7は、図示しない駆動装置を用いて、第2部材21のうち、貫通孔11aを塞いでいる部分に向かって、中心軸11bと一致するように図7の矢印方向に移動し、第1部材11及び第2部材21を加圧する。その結果、図8に示されるように、接合部材201が製造される。
接合部材201は、次のような形状である。第1部材11には、貫通孔11aが形成されている。第2部材21には、パンチ7の形状に対応する溝203と、貫通孔11aに嵌入される嵌入部22と、が形成されている。第1部材11の周縁部202は、第2部材21が位置する側とは反対向きに突出しており、突出する部分の断面が外側に凸となる曲面形状である。
[4.第4実施形態]
[4-1.第1実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、先端部が平坦面の第1パンチ4及び先端部が曲面の第2パンチ5による2回の加圧を行い、接合部材1を製造する工程を例示した。これに対し、第4実施形態では、先端部が平坦面である異なる2つのパンチによる2回の加圧により接合部材を製造する点で、第1実施形態と相違する。下記の第4実施形態の説明において、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[4-2.製造方法及び接合部材]
まず本第4実施形態では、第1実施形態の第1加圧工程と同様の工程を行い、図2A,2Bに示されるように第1部材11と第2部材21とを加工する。
次に、図9に示されるように、パンチ8による加圧を行う。パンチ8は、第1部材11の貫通孔11aの内径よりも大きい径の円柱形状である。また、パンチ8の先端部71は、平坦面である。
パンチ8は、図示しない駆動装置を用いて、第2部材21のうち、貫通孔11aを塞いでいる部分に向かって、中心軸11bと一致するように図9の矢印方向に移動し、第1部材11及び第2部材21を加圧する。その結果、図10に示されるように、接合部材301が製造される。
接合部材301は、次のような形状である。第1部材11には、貫通孔11aが形成されている。第2部材21には、パンチ8の形状に対応する溝303と、第1加圧工程で形成された溝304と、貫通孔11aに嵌入される嵌入部22と、が形成されている。第1部材11の周縁部302は、第2部材21が位置する側とは反対向きに突出しており、突出する部分の断面が直線形状である。
[5.評価試験]
評価試験は、以下に示す実施例1-4及び比較例について行った。
[5-1.評価サンプルの製造]
<実施例1>
実施例1では、上記第1実施形態の製造方法にて接合部材を製造した。接合される部材及びパンチの詳細を以下に示す。
第1部材:冷間圧延鋼板
第2部材:アルミニウム合金
加工前の第1部材の貫通孔は、正円形であり、第1加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔と同径であり、先端部の形状は平坦面である。第2加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔より大径であり、先端部の形状は曲面形状である。
<実施例2>
実施例2では、上記第2実施形態の製造方法にて接合部材を製造した。接合される部材は、上記実施例1と同様である。加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔より大径であり、先端部の形状は平坦面である。
<実施例3>
実施例3では、上記第3実施形態の製造方法にて接合部材を製造した。接合される部材は、上記実施例1と同様である。加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔より大径であり、先端部の形状は曲面形状である。
<実施例4>
実施例4では、上記第4実施形態の製造方法にて接合部材を製造した。接合される部材は、上記実施例1と同様である。第1加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔と同径であり、先端部の形状は平坦面である。第2加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔より大径であり、先端部の形状は平坦面である。
<比較例>
第1実施形態の製造工程における図2に示されるものを、比較例とした。比較例では、上記実施例1と同様の第1部材と第2部材を用いた。加圧工程に用いるパンチの径は貫通孔と同径であり、先端部の形状は平坦面ある。
[5-2.評価方法及び結果]
せん断荷重を測定する試験と、引っ張り荷重を測定する試験と、を行った。せん断荷重は、JIS Z 3136に規定されるせん断試験の方法により測定した。引っ張り荷重は、JIS Z 3137に規定される十字引張試験の方法により測定した。
図11に示されるように、実施例1-4はいずれも、比較例と比べて、せん断荷重及び十字引っ張り荷重が向上した。特に、十字引っ張り荷重が顕著に向上した。なお比較例もせん断荷重は高い値を示すが、実施例1-4ではそれ以上に高い値を示した。
また、実施例1,4のように加圧工程を2工程にすると、十字引張荷重を特に高度に向上できた。また、少なくとも先端形状が曲面であるパンチを用いた加圧工程を行うと、十字引張荷重を特に高度に向上できた。工程を2工程とし、先端形状が曲面であるパンチを用いた加圧工程を含めると、せん断荷重と、十字引張荷重と、の両方を高度に向上することができた。
[6.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)上記各実施形態の製造方法では、パンチによる少なくとも1回の加圧を行うことにより、第2部材21の一部を貫通孔11aに圧入するとともに、第1部材11における貫通孔11aの周縁部を加圧の方向に突出させる。このような製造方法によれば、第1部材11と、第1部材11よりも降伏点が低い第2部材21と、を接合することで形成される接合部材の新規な製造方法を提供できる。またこのように製造される接合部材は、周縁部のスプリングバックによって嵌入部22を強固に締め付けることができ、特に引っ張りに対する特性を向上させることができる。
(2)上記各実施形態の製造方法では、少なくとも1回、貫通孔11aよりも径の大きいパンチによる加圧を含む。当該パンチにより第2部材21の側から第1部材11の貫通孔11aに向けて加圧を行うと、貫通孔11aの周縁部は当該パンチにより加圧される。よって、このような製造方法によれば、貫通孔11aよりも径が大きいパンチを用いて、簡便に周縁部を加圧の方向に突出させることができる。
(3)上記第1、第3実施形態の製造方法では、貫通孔11aよりも径の大きいパンチは、先端部が凸状の曲面形状である。このような製造方法であれば、上述した貫通孔11aの周縁部を、パンチの先端部の形状に応じた曲面形状とすることができる。
また、このようなパンチにより加工を行うと、パンチにより形成される溝(溝23、溝203)と、貫通孔11aと、の端部における、第2部材21の肉厚が薄くなりやすい部分の肉厚が、薄くなりにくい。よって、第2部材21と嵌入部22とが破断しにくく、第1部材11と第2部材21との接合状態を良好に維持できる。
(4)上記第1、第4実施形態の製造方法では、2回の加圧の工程を含む。1つの加圧工程では、少なくとも第2部材の一部を貫通孔に圧入する。もう1つの加圧工程は、少なくとも周縁部を加圧の方向に突出させる。このような製造方法であれば、第2部材21の一部の貫通孔11aへの圧入と、周縁部の加圧の方向への突出と、を、主に別の加圧工程で実現できる。そのため、1回のパンチによる加圧により上述した圧入と突出とを実行する場合と比較して、圧入量や突出量などをより詳細に調整することができる。
(5)上記各実施形態の製造方法において、第1部材11及び第2部材21は、いずれも金属製である。より詳細には、第1部材11は鉄合金製であり、第2部材21はアルミニウム合金製である。このような構成によれば、金属製の第1部材11と第2部材2とを接合する新規な接合方法を提供できる。また、第2部材21がアルミニウム合金製であるため、接合部材を軽量化できる。
(6)上記各実施形態にて製造される接合部材では、貫通孔11aの周縁部が、第2部材21が位置する側とは反対向きに突出して、貫通孔11aの中心方向に嵌入部22を締め付ける状態となっている。このような接合部材は、周縁部によって嵌入部22を強固に締め付けることができ、特に引っ張りに対する特性を向上させることができる。
(7)上記第1、第3実施形態にて製造される接合部材では、周縁部は、突出する部分の断面が外側に凸となる曲面形状である。このような接合部材であれば、突出する部分の断面が直線状である場合とは異なる接合力に調整することができる。
[7.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)第1部材及び第2部材は、鉄合金及びアルミウム合金以外の金属の組合せであってもよい。例えば、第1部材がステンレス鋼製、第2部材が鉄合金製であってもよい。また、第1部材及び第2部材のうち少なくとも一方は金属製でなくてもよい。例えば、第1部材及び第2部材のうち少なくとも一方は樹脂製であってもよい。この場合も、第1部材及び第2部材は、じん性が比較的高い材料である。第1部材及び第2部材は、異なる種類の材料であってもよい。また第1部材及び第2部材が同種の材料であっても、例えば材料の配合や分子の結合・分散、構造などの状態の相違により降伏点が異なるものであれば、第1部材及び第2部材の組み合わせとして利用することができる。
(2)上記各実施形態では、貫通孔11aとして円形の孔を例示したが、貫通孔はこれに限られない。貫通孔は、例えば、角孔、楕円形の孔であってもよいし、それら以外の他の形状の孔であってもよい。
(3)上記各実施形態では、パンチを中心軸11bに沿って動作させる構成を例示したが、中心軸11bからずれた位置で動作させて加工を行ってもよい。
(4)上記各実施形態では、周縁部を加圧の方向に突出させるためのパンチは1回行われる構成を例示したが、複数回のパンチにより周縁部を突出させてもよい。その際、例えば貫通孔11aの径よりも小さい径のパンチにて複数回加圧を行うことにより、周縁部を突出させてもよい。
(5)パンチの形状は、上記各実施形態の形状に限定されない。第2部材の一部を貫通孔に圧入する加工と、周縁部を加圧の方向に突出させる加工と、のいずれか一方、又は両方を実現できる形状であればよい。例えば、第2部材の一部を貫通孔11aに圧入することを主目的とする加工工程において用いられるパンチは、貫通孔11aよりも小さい径のパンチであってもよい。
(6)上記各実施形態に示す接合部材の製造方法において、低温加工により第1部材と第2部材との接合力を向上させてもよい。すなわち、降伏点がより低い部材である第2部材が低温でもプレス加工可能な場合、第2部材を低温にして加工することで、加工後、第2部材の温度が常温に戻るときに、第2部材の体積が膨張する。この第2部材の体積が膨張する力を利用して、第1部材と第2部材との接合力を向上させてもよい。
(7)第1部材及び第2部材が共に平板である場合、第1部材及び第2部材を接合するために接着剤を併用し、本開示の製造方法による接合を、接着剤が硬化するまでの仮止めとして使用してもよい。このような接合方法は、例えば車両のボデー部品の接合に使用可能である。
(8)第2部材は、例えば、パイプ等の円筒状の部材や、軸方向に沿って延在し、上記軸方向に垂直な断面の形状がU字状の部材などであってもよい。そして、第2部材の一部をパンチで加圧することで、第2部材の一部が第1部材の貫通孔に圧入されてもよい。
また、第1部材及び第2部材は、インパネリインフォースメント及びブラケット以外の車両に使用される部材であってもよい。特に、第1部材は、パイプ以外の部材であってもよい。また、第1部材及び第2部材は、車両以外の物に使用される部材であってもよい。
(9)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1,101,201,301…接合部材、4…第1パンチ、5…第2パンチ、6,7,8…パンチ、11…第1部材、11a…貫通孔、11b…中心軸、12,102,202,302…周縁部、12a…上端部、21…第2部材、22…嵌入部、23,103,203,303,304…溝、24…周壁、41,51,61,71…先端部

Claims (4)

  1. 第1部材と、前記第1部材よりも降伏点が低い第2部材と、を接合することで形成される接合部材の製造方法であって、
    前記第1部材には、貫通孔が形成されており、
    前記第2部材が前記貫通孔を覆うように前記第1部材と前記第2部材とを重ねて、前記第2部材の側から前記第1部材の側に向かってパンチによる少なくとも1回の加圧を行うことにより、前記第2部材の一部を前記貫通孔に圧入するとともに、前記第1部材における前記貫通孔の周縁部を前記加圧の方向に突出させ
    前記パンチによる少なくとも1回の加圧は、前記貫通孔と略同じ径のパンチによる、少なくとも前記第2部材の一部を前記貫通孔に圧入するための第1加圧と、前記第1加圧後における、前記貫通孔よりも径の大きいパンチによる、少なくとも前記周縁部を前記第1加圧の方向に突出させるための第2加圧と、の2つの加圧の工程を含む、接合部材の製造方法。
  2. 請求項に記載の接合部材の製造方法であって、
    前記貫通孔よりも径の大きいパンチは、先端部が凸状の曲面形状である、接合部材の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項に記載の接合部材の製造方法であって、
    前記第1部材及び前記第2部材は、金属製である、接合部材の製造方法。
  4. 請求項に記載の接合部材の製造方法であって、
    前記第1部材は、鉄合金製であり、
    前記第2部材は、アルミニウム合金製である、接合部材の製造方法。
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