[go: up one dir, main page]

JP7127458B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7127458B2
JP7127458B2 JP2018185289A JP2018185289A JP7127458B2 JP 7127458 B2 JP7127458 B2 JP 7127458B2 JP 2018185289 A JP2018185289 A JP 2018185289A JP 2018185289 A JP2018185289 A JP 2018185289A JP 7127458 B2 JP7127458 B2 JP 7127458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
peripheral surface
fixing member
fixing device
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018185289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020056821A (ja
Inventor
春男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2018185289A priority Critical patent/JP7127458B2/ja
Publication of JP2020056821A publication Critical patent/JP2020056821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7127458B2 publication Critical patent/JP7127458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものであり、例えば、電子写真方式の画像形成装置及びこのような画像形成装置が備える定着装置に適用して好適なものである。
電子写真方式の画像形成装置は、現像剤で形成した画像(現像剤像とも呼ぶ)を用紙などの媒体に転写した後、媒体に転写した画像(現像剤像)を、定着装置としての定着器により媒体に定着させるようになっている。
このような画像形成装置が備える定着器では、ローラやベルトなどで形成される環状の定着部材とローラやベルトなどで形成される環状の加圧部材とを当接させながら回転させ、搬送されてくる媒体を、定着部材と加圧部材との間に形成されるニップ部で挟んで加熱及び加圧することにより、媒体上に形成された画像(現像剤像)を加熱溶融して媒体上に定着させるようになっている。
従来、このような定着器として、定着部材の内周側に、定着部材の内周面と当接する当接部材が設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。当接部材の具体的な例としては、ヒータからの熱を定着部材に伝える熱拡散部材や、定着部材をガイドするガイド部材などである。このような定着器では、定着部材が当接部材に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着部材と当接部材との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されている。
特開2015-210351号公報
しかしながら、従来の定着器では、定着部材と当接部材との間に塗布されている潤滑剤が定着部材の回転軸方向の端部から漏れ出してしまうことがあり、さらにこの漏れ出した潤滑剤が加圧部材へと伝わって加圧部材を汚してしまうことがあるという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したものであり、加圧部材の汚れを低減し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
本発明は、定着装置に、回転可能な加圧部材と、前記加圧部材の外周面と当接して前記加圧部材とともに回転する環状の定着部材と、前記定着部材の内側に設けられ、前記定着部材の内周面と当接する内周面当接部材と、前記定着部材の回転を検知する回転検知部材と、前記回転検知部材に設けられ、前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材とともに回転する回転ローラとを設け、前記加圧部材は、当該加圧部材の回転軸方向の両端が、前記定着部材の回転軸方向の両端よりも当該回転軸方向の内側に位置していて、前記回転ローラは、スポンジ部材で構成されるローラ部材であって、少なくとも一部分が、前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材に従動するようにした。
これにより、定着部材の両端から潤滑剤が漏れ出したとしても、漏れ出した潤滑剤を、加圧部材の両端よりも回転軸方向の外側で回転ローラにより堰き止めることができるので、漏れ出した潤滑剤が加圧部材に伝わることを抑制することができる。
本発明は、加圧部材の汚れを低減し得る定着装置及び画像形成装置を実現できる。
第1の実施の形態による画像形成装置の全体構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による定着器の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による定着器の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による定着器の右端部分の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるベルトユニットの右端部分の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるフランジの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるベルトユニットの左端部分の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による定着器の構成を示す正面図である。 第1の実施の形態による定着器の構成を示す右側面図である。 図8に示すA-A切断線により定着器を切断した場合の断面図である。 図9に示すB-B切断線により定着器を切断した場合の断面図である。 第1の実施の形態による回転検知ローラ周辺の構成を示す拡大図である。 回転検知ローラの硬度を変えると、定着ベルトの回転に対する回転検知ローラの追従性がどのように変化するのかについて実験した結果を示す表である。 スプリングの荷重を変えると、定着ベルトの回転に対する回転検知ローラの追従性がどのように変化するのかについて実験した結果を示す表である。 回転検知ローラのニップ幅を変えると、回転検知ローラによる摺動グリスの堰き止め具合がどのように変化するのかについて実験した結果を示す表である。 第2の実施の形態による定着器の構成を示す断面図である。 他の実施の形態による定着器の構成を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.画像形成装置の全体構成]
図1に、第1の実施の形態による画像形成装置1の全体構成の概略を示す。尚、図1は、画像形成装置1の全体構成を示す側面図となっている。この図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、略箱型の装置筐体2を有している。ここで、装置筐体2の図中右側を前面、図中左側を後面として、装置筐体2の前面から後面への方向を後方向、後面から前面への方向を前方向、装置筐体2の下側から上側への方向を上方向、装置筐体2の上側から下側への方向を下方向、装置筐体2の図中手前側から奥側への方向を右方向、装置筐体2の図中奥側から手前側への方向を左方向とする。
装置筐体2の内部には、その上部に、画像形成装置1で扱う複数色の現像剤(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のトナー)の各々に対応する4個の画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)が、用紙Pの搬送路Rに沿って前後方向に並べて設けられている。
各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)と、トナーカートリッジ5(5K、5Y、5M、5C)とを有している。各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面に光を照射して露光することで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面に静電潜像を形成した後、この静電潜像にトナーカートリッジ5(5K、5Y、5M、5C)から供給されるトナーを付着させることで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の表面にトナー像を形成する装置である。
さらに装置筐体2の内部には、画像形成ユニット3(3K、3Y、3M、3C)の下方に、転写ユニット6が設けられている。転写ユニット6は、搬送路Rに沿って後方(図中左方向)に走行自在に配設された環状の搬送ベルト7と、搬送ベルト7を間に挟んで感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)の下方に対向配置された転写ローラ8(8K、8Y、8M、8C)とを有している。
転写ローラ8(8K、8Y、8M、8C)は、用紙Pが、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)と搬送ベルト7との間を通過する際に、用紙Pをトナーとは逆極性に帯電させることで、感光体ドラム4(4K、4Y、4M、4C)上に形成された各色のトナー像を用紙Pに転写する部材である。
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット6の下方(つまり装置筐体2の下部)に、用紙Pを収容するトレイ9が設けられている。さらにこのトレイ9の近傍には、トレイ9に収容された用紙Pを1枚ずつ搬送路Rへと繰り出すホッピングローラ10が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、トレイ9と転写ユニット6との間の搬送路R上に、用紙Pを搬送する搬送ローラ対などが設けられている。
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット6の用紙搬送方向下流側(つまり後方)に、定着器11が設けられている。定着器11は、上側の定着ベルト12と下側の加圧ローラ13とを備え、定着ベルト12と加圧ローラ13との間に形成されるニップ部を用紙Pが通過する際に、用紙Pを加熱及び加圧することで、用紙Pにトナー像を定着させる装置である。この定着器11の詳細な構成については後述する。
さらに装置筐体2の上端部には、用紙Pが排出されるスタッカ14が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、定着器11とスタッカ14との間の搬送路R上に、用紙Pをスタッカ14へと排出する排出ローラ対などが設けられている。さらに装置筐体2の内部には、搬送路R上の複数の箇所に、用紙Pを検知する媒体検知センサなどが設けられている。画像形成装置1の全体構成は、以上のようになっている。尚、図1では省略しているが、装置筐体2の内部には、CPUなどで構成される制御部、定着器11の温度を検出するサーミスタ、各ローラを駆動させるモータなども設けられている。また装置筐体2の外部には、ユーザによる操作を受け付ける操作部なども設けられている。
ここで、画像形成装置1の動作について簡単に説明する。画像形成装置1は、トレイ9に収容されている用紙Pを、ホッピングローラ10により1枚ずつ搬送路Rへと繰り出す。搬送路Rへと繰り出された用紙Pは、転写ユニット6へと搬送され、転写ユニット6の搬送ベルト7により画像形成ユニット3K、3Y、3M、3Cへと順に搬送される。ここで、各画像形成ユニット3K、3Y、3M、3Cは、感光体ドラム4K、4Y、4M、4Cの表面上に各色のトナー像を形成する。このようにして感光体ドラム4K、4Y、4M、4Cの表面上に形成されたトナー像は、転写ローラ8K、8Y、8M、8Cにより、用紙P上に転写され、これにより用紙P上にカラーのトナー像が形成される。
カラーのトナー像が形成された用紙Pは、転写ユニット6から定着器11へと搬送される。定着器11は、カラーのトナー像を用紙Pに定着させる。これにより、用紙P上にカラー画像が印刷されたことになる。その後、この用紙Pは、スタッカ14へと搬送され、スタッカ14上に排出される。画像形成装置1の動作は、以上のようになっている。
[1-2.定着器の構成]
次に、定着器11の構成について、図2~図11を用いて詳しく説明する。尚、図2~図11は、適宜、定着器11の一部を省略したり簡略化したりした図となっている。具体的に、図2、図3は定着器11の斜視図であり、図4、図5、図6、図7は定着器11の一部を拡大した斜視図、図8は定着器11を正面から見た正面図、図9は定着器11の右側面図、図10、図11は定着器11の断面図である。
図2及び図3に示すように、定着器11は、定着器11の左端に位置する左サイドフレーム20Lと、右端に位置する右サイドフレーム20Rと、左サイドフレーム20Lの下端と右サイドフレーム20Rの下端とを繋ぐ中央下フレーム20Cとを有していて、左サイドフレーム20Lと右サイドフレーム20Rとによって、定着ベルト12を有するベルトユニット21の左右両端部と加圧ローラ13の回転軸となる加圧ローラシャフト22の左右両端部とを支持している。
ベルトユニット21は、ベルトユニット21の左端に位置する左プレート30Lと、右端に位置する右プレート30Rと、定着ベルト12と、回転検知ローラ31(31L、31R)とを有している。左プレート30L及び右プレート30Rは、それぞれ定着器11の左サイドフレーム20L及び右サイドフレーム20Rの内側面に取り付けられていて、左右方向に延びる筒状(環状)の定着ベルト12の左右両端部を回転自在に支持している。
ここで、定着器11の右端部分(図3に二点鎖線で囲っている部分)の拡大図である図4、及びベルトユニット21の右端部分の拡大図である図5に示すように、右プレート30Rは、内側面(つまり左側面)にフランジ32が固定されている。このフランジ32は、図6に斜視図を示すように、断面略C字型で略円筒状のベルト支持部32sと、ベルト支持部32sの一端側に設けられ、ベルト支持部32sの外周から外方に広がる断面略C字型で略円盤状のベルト規制部32rとで構成されている。つまり、このフランジ32は、全体として断面略C字型であり、C字の内側に相当する部分が溝32gとなっている。このフランジ32は、溝32gを下側(つまり加圧ローラ13側)にして、且つベルト支持部32sが右プレート30Rから左プレート30Lへの方向に突出するようにして、ベルト規制部32rが右プレート30Rに固定されている。
尚、ここでは、ベルト規制部32rの一面(左プレート30Lと対向する面)32uをフランジ面32uと呼ぶ。また、図7にベルトユニット21の左端部分の拡大図を示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側と左右対称になるようにして、内側面(つまり右側面)にフランジ32が固定されている。
ベルトユニット21では、左プレート30L及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32のベルト支持部32s(図6)が、定着ベルト12の左右両端部の内側に入り込み、左右両端部の内周面と接触することにより、定着ベルト12の左右両端部を回転自在に支持している。また、図8に定着器11の正面図を示すように、ベルトユニット21は、左右のフランジ面32uの間隔が、定着ベルト12の左右方向の長さより僅かに広くなっていて、左右のフランジ面32uの間で、定着ベルト12の左右方向の位置を規制するようになっている。つまり、定着ベルト12は、左右のフランジ面32uの間で左右方向に移動できるようになっている。
さらに図4、図5に示すように、右プレート30Rには、フランジ32の前方近傍に丸孔33が形成されていて、この丸孔33に、右サイドフレーム20Rに設けられた回転軸34(図4)が挿通されている。このようにして右プレート30Rは、右サイドフレーム20Rにより回転自在に支持されている。さらに右プレート30Rは、右プレート30Rと右サイドフレーム20Rとの間に設けられたスプリング35(図4)により、図4中矢印Ar1で示す方向(つまり支持している定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける方向)に付勢されている。また図2、図7に示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側とは左右対称になるようにして、左サイドフレーム20Lにより回転自在に支持されているとともに、右プレート30Rと同一方向(つまり支持している定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける方向)に付勢されている。
このようにして、定着器11は、定着ベルト12をベルトユニット21ごと加圧ローラ13に押し付けるようになっていて、加圧ローラ13を回転させると、加圧ローラ13に押し付けられている定着ベルト12が連れ回るようになっている。
さらに図4、図5に示すように、右プレート30Rには、フランジ32の上方近傍に上下方向に長い長孔36が設けられている。この長孔36には、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸となる回転検知ローラシャフト37の右端側を回転自在に支持する軸受け部38が嵌入されている。この軸受け部38は、長孔36の内側を上下方向に移動可能であり、且つ軸受け部38と長孔36の上端との間に設けられたスプリング39により図4中矢印Ar2で示す方向(つまり回転検知ローラシャフト37を介して支持している回転検知ローラ31Rを定着ベルト12に押し付ける方向)に付勢されている。また図7に示すように、左プレート30Lも同様に、右プレート30R側と左右対称になるようにして、回転検知ローラシャフト37を回転自在に支持するとともに、右プレート30Rと同一方向(つまり回転検知ローラシャフト37を介して支持している回転検知ローラ31Lを定着ベルト12に押し付ける方向)に付勢している。
また図5、図7、図8に示すように、回転検知ローラシャフト37に固定されている2つの回転検知ローラ31L、31Rのうち、左側の回転検知ローラ31Lは、定着ベルト12の左端近傍に配置され、右側の回転検知ローラ31Rは、定着ベルト12の右端近傍に配置されている。より具体的には、図10、図11に断面図を示すように、右側の回転検知ローラ31Rは、定着ベルト12の右端部を間に挟んで、右側のフランジ32のベルト支持部32sと対向する位置に設けられ、定着ベルト12の右端部に押し付けられている。ここで、図10に示すように、回転検知ローラ31Rと定着ベルト12との当接部分をニップ部Np1と呼ぶ。尚、図10は、図8に示すA-A切断線により定着器11を切断した場合の断面図であり、図11は、図9に示すB-B切断線により定着器11を切断した場合の断面図である。また図示しないが、左側の回転検知ローラ31Lも同様に、定着ベルト12の左端部を間に挟んで、左側のフランジ32のベルト支持部32sと対向する位置に設けられ、定着ベルト12の左端部に押し付けられている。
このようにして、ベルトユニット21は、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12の左右両端部に押し付けるようになっていて、定着ベルト12が回転すると、定着ベルト12に押し付けられている回転検知ローラ31L、31Rが定着ベルト12から受ける摩擦力により連れ回るようになっている。
尚、定着ベルト12の回転軸方向、加圧ローラ13の回転軸方向、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸方向は、全て左右方向であり同一方向となっている。ゆえに、以下では、適宜、定着ベルト12の回転軸方向、加圧ローラ13の回転軸方向、回転検知ローラ31L、31Rの回転軸方向を、単に回転軸方向と省略する。
さらに図9に示すように、右サイドフレーム20Rの外側面側(つまり右側面側)には、加圧ローラ13の駆動系である3個のギヤ50A、50B、50Cと、円盤51と、回転検知センサ52と、回転検知センサ52を収容するセンサホルダ53とが設けられている。
ギヤ50Cは、加圧ローラシャフト22(図4)の右端に固定されている。尚、加圧ローラシャフト22は、その右端が、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。加圧ローラ13の駆動系では、ギヤ50Aが、図示しないモータの駆動力により図9中時計回り方向に回転すると、このギヤ50Aと噛み合っているギヤ50Bが、図9中反時計回り方向に回転する。さらにこのギヤ50Bの回転にともなって、ギヤ50Bと噛み合っているギヤ50Cが、図9中時計回り方向に回転することにより、加圧ローラシャフト22とともに加圧ローラ13が回転するようになっている。
円盤51は、図5にも示すように、ベルトユニット21の一部であり、回転検知ローラシャフト37の右端に固定されている。尚、回転検知ローラシャフト37は、その右端が、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。円盤51は、その周側面に一定の間隔でスリットが設けられている。回転検知センサ52は、円盤51の上方近傍に設けられたセンサホルダ53に収容されていて、円盤51のスリットを読み取るようになっている。つまり、回転検知センサ52は、回転検知ローラ31L、31Rとともに回転する円盤51のスリットを読み取るようになっている。尚、図5に示すように、センサホルダ53は、ベルトユニット21の右プレート30Rに設けられていて、右サイドフレーム20Rに設けられている図示しない孔を通って右サイドフレーム20Rの外側面側まで延びている。
画像形成装置1の図示しない制御部は、回転検知センサ52から得られたスリットの読み取り結果をもとに、定着ベルト12の回転速度を算出して監視するようになっている。そして、画像形成装置1の図示しない制御部は、定着ベルト12の回転速度に異常が見られた場合には、例えば、定着器11の動作を停止させるなどの制御を行うようになっている。
定着ベルト12は、図2、図3、図8、図10、図11に示すように、左プレート30L及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32により左右両端部が支持されていて、左右のフランジ面32uの間に位置している。また図10、図11に示すように、定着ベルト12の内側には、ヒータ60と、ヒータ60を保持するヒータホルダ61と、熱拡散部材62とが設けられている。
ヒータホルダ61は、定着ベルト12の左右両端からはみ出す程度の長さを有する棒状の部材であり、ヒータホルダ61と同程度の長さを有する面状のヒータ60を保持する。ヒータ60は、ヒータホルダ61により、定着ベルト12と加圧ローラ13との当接部分であるニップ部Np2(図10)に近接する位置で保持される。
熱拡散部材62は、定着ベルト12の左右両端からはみ出す程度の長さを有する板状の部材であり、定着ベルト12のニップ部Np2側(加圧ローラ13側)の内周面とヒータ60との間に設けられ、定着ベルト12のニップ部Np2側の内周面と接触するようになっている。これにより、熱拡散部材62は、定着ベルト12側のニップ部Np2の形状をほぼ平らにするとともに、ヒータ60の熱を定着ベルト12に伝達するようになっている。尚、定着器11では、定着ベルト12が熱拡散部材62に対して摺動しながら回転するようになっていることから、定着ベルト12の内周面と熱拡散部材62との間に潤滑剤としての摺動グリスが塗布されている。
ヒータホルダ61は、左右両端が、左プレート30L及び右プレート30Rまで延びていて、これら左プレート30L及び右プレート30Rにより支持されている。同様に、熱拡散部材62も、左右両端が、左プレート30L及び右プレート30Rまで延びていて、これら左プレート30L及び右プレート30Rにより支持されている。ここで、図10に示すように、ヒータホルダ61は、左右両端部の一部が、左プレート30L(図10では省略)及び右プレート30Rに設けられた左右のフランジ32の溝32gの内側に位置するようになっていて、一方、ヒータ60及び熱拡散部材62は、左右両端部が、左右のフランジ32の溝32gの外側に位置するようになっている。
このように、定着ベルト12の内側には、左右方向に延びる、フランジ32、ヒータ60、ヒータホルダ61及び熱拡散部材62が設けられていて、これらが定着ベルト12の回転軸となっている。
尚、ここでは、左プレート30L及び右プレート30Rが、熱拡散部材62を支持するようにしたが、これに限らず、ヒータホルダ61がヒータ60とともに熱拡散部材62を保持するようにしてもよい。
図2、図3、図8、図10に示すように、加圧ローラ13は、円筒状のローラであり、左サイドフレーム20L及び右サイドフレーム20Rにより回転自在に支持されている加圧ローラシャフト22に固定されている。図8に示すように、この加圧ローラ13は、回転軸方向の長さ(つまり左右方向の長さ)が、定着ベルト12より短くなっていて、加圧ローラ13の左端が、定着ベルト12の左端よりも回転軸方向の内側(右側)に位置するとともに、加圧ローラ13の右端が定着ベルト12の右端よりも回転軸方向の内側(左側)に位置するようになっている。尚、図8に示すように、定着器11での用紙Pの通過範囲Reは、少なくとも加圧ローラ13の左右両端より内側に設定されている。定着器11の構成は、以上のようになっている。
ここで、定着器11の動作について簡単に説明する。定着器11の動作は、画像形成装置1の図示しない制御部によって制御される。すなわち、定着器11は、ヒータ60を動作させて定着ベルト12の温度を設定温度まで上昇させるとともに、モータの駆動力をギヤ50Aからギヤ50B、そしてギヤ50Cへと伝達することにより加圧ローラ13を回転させる。定着器11は、加圧ローラ13が回転すると、この加圧ローラ13に押し付けられている定着ベルト12が、加圧ローラ13とは逆方向に連れ回る。そして、定着器11は、用紙Pが、定着ベルト12と加圧ローラ13との間のニップ部Np2を通過する際に、用紙Pを加熱及び加圧することで、用紙Pにトナー像を定着させる。
また定着器11は、定着ベルト12が回転すると、この定着ベルト12の左右両端部に押し付けられている回転検知ローラ31L、31Rが、定着ベルト12とは逆方向に連れ回る。定着器11は、回転検知ローラ31L、31Rが回転すると、回転検知センサ52によって、回転検知ローラ31L、31Rとともに回転する円盤51のスリットを読み取り、その読み取り結果を、画像形成装置1の図示しない制御部に送る。定着器11の動作は、以上のようになっている。
ところで、上述したように定着器11では、定着ベルト12の内周面と熱拡散部材62との間に摺動グリスが塗布されていて、且つ定着ベルト12の左右両端と、定着ベルト12の左右方向の位置を規制する左右のフランジ面32uとの間に隙間が空くことから、定着ベルト12の左右両端のうちの少なくとも一方から、摺動グリスが漏れ出すことがある。
ここで、定着ベルト12の一端から漏れ出した摺動グリスが、定着ベルト12の外周面の一端側から他端側(つまり回転軸方向の内側)へと伝わっていくと、この摺動グリスが定着ベルト12の外周面から加圧ローラ13の外周面へと伝わって加圧ローラ13を汚してしまう。摺動グリスによって加圧ローラ13が汚れると、定着ベルト12と加圧ローラ13との間のニップ部Np2を用紙Pが通過する際に、摺動グリスが用紙Pに付着して用紙P上のトナー像を汚し、印刷品質を劣化させてしまう。
そこで、本実施の形態の定着器11では、定着ベルト12の左右両端部に押し付けられる回転検知ローラ31L、31Rによって、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを堰き止めることで、摺動グリスが加圧ローラ13に伝わることを抑制するようになっている。以下、回転検知ローラ31L、31Rによる摺動グリスの堰き止めについて、詳しく説明する。
[1-3.回転検知ローラによる摺動グリスの堰き止め]
まず、定着ベルト12と加圧ローラ13と右側の回転検知ローラ31Rとの回転軸方向(左右方向)の位置関係について図11を用いて説明する。この図11に示すように、加圧ローラ13の右端は、定着ベルト12の右端より回転軸方向の内側に位置している。ここで、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスが、定着ベルト12の外周面の右端から回転軸方向の内側に伝わっていき、加圧ローラ13の右端と当接する位置まで到達してしまうと、この摺動グリスが加圧ローラ13へと伝わり加圧ローラ13が汚れてしまう。
そこで、回転検知ローラ31Rは、回転軸方向の外側(右側)の端面31Rsが、最も左側に寄っている状態の定着ベルト12の右端と、加圧ローラ13の右端との間に位置するように配置されている。つまり、回転検知ローラ31Rは、端面31Rsが、加圧ローラ13の右端よりも、定着ベルト12の右端に近くなるように配置されている。
換言すると、回転検知ローラ31Rの端面31Rsと加圧ローラ13の右端との回転軸方向の距離をD1とすれば、回転検知ローラ31Rは、この距離D1が0より大きくなるように配置されている。また、右側のフランジ面32uから回転検知ローラ31Rの端面31Rsまでの回転軸方向の距離をD2、右側のフランジ面32uから加圧ローラ13の右端までの回転軸方向の距離をD3とすれば、回転検知ローラ31Rは、この距離D2が距離D3より小さくなるように配置されている。
こうすることで、図12に右側の回転検知ローラ31R周辺の拡大図を示すように、右側の回転検知ローラ31Rは、加圧ローラ13の右端よりも定着ベルト12の右端に近い位置で、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスGsを、端面31Rsによって堰き止めることができる。
図8に示すように、左側の回転検知ローラ31Lも同様に、回転軸方向の外側(左側)の端面31Lsが、定着ベルト12の左端と、加圧ローラ13の左端との間に位置するように配置されている。つまり、回転検知ローラ31Lは、端面31Lsが、加圧ローラ13の左端よりも、定着ベルト12の左端に近くなるように配置されている。
こうすることで、左側の回転検知ローラ31Lは、加圧ローラ13の左端よりも定着ベルト12の左端に近い位置で、定着ベルト12の左端から漏れ出した摺動グリスを堰き止めることができる。
このように、定着器11では、定着ベルト12の左右両端部に押し付けられている左右の回転検知ローラ31L、31Rによって、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスを、加圧ローラ13の左右両端よりも定着ベルト12の左右両端に近い位置で堰き止めることにより、この摺動グリスが加圧ローラ13の左右両端に伝わってしまうことを抑制できるようになっている。
尚、回転検知ローラ31L、31Rは、定着ベルト12が1回転する間に、定着ベルト12の左右両端部の全周と接触することから、定着ベルト12の左右両端のどこから摺動グリスが漏れ出してきても、定着ベルト12の回転に連れ回って回転しながら、定着ベルト12との当接部分であるニップ部Np1により定着ベルト12の全周にわたって摺動グリスを堰き止めることができるようになっている。
次に、回転検知ローラ31L、31Rの材質、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付けるスプリング39の荷重、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅について説明する。定着器11では、回転検知ローラ31L、31Rの材質、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付けるスプリング39の荷重、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅が、以下のように選定されている。
すなわち、回転検知ローラ31L、31Rの材質は、硬度20°~60°のシリコーンスポンジが選定されている。この硬度は、0°が最も柔らかく、100°が最も固いことを意味する。またスプリング39の荷重は、100g~500gに選定されている。この荷重は、値が大きいほど回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付ける力が強いことを意味する。さらに図10に示す回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αは、3mm~8mmに選定されている。このニップ幅αは、値が大きいほど、回転検知ローラ31L、31Rと定着ベルト12との接触面積が大きいことを意味する。
これら、回転検知ローラ31L、31Rの材質、スプリング39の荷重、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αについては図13、図14、図15に示す実験結果をもとに選定されている。
図13は、回転検知ローラ31L、31Rの材質(具体的にはシリコーンスポンジの硬度)を変えると、定着ベルト12の回転に対する回転検知ローラ31L、31Rの追従性がどのように変化するのかについて実験した結果を示している。この図13に示すように、シリコーンスポンジで形成された回転検知ローラ31L、31Rの硬度が10°の場合、回転検知ローラ31L、31Rが柔らかすぎて、定着ベルト12の回転に対して十分に追従できなかった。また一方で、回転検知ローラ31L、31Rの硬度が80°の場合、回転検知ローラ31L、31Rが固すぎて定着ベルト12に対してすべってしまい、定着ベルト12の回転に対して十分に追従できなかった。これらに対して、回転検知ローラ31L、31Rの硬度が20°~60°の場合、回転検知ローラ31L、31Rが適度な硬さであり、定着ベルト12の回転に対して十分に追従できた。
図14は、スプリング39の荷重を変えると、定着ベルト12の回転に対する回転検知ローラ31L、31Rの追従性がどのように変化するのかについて実験した結果を示している。この図14に示すように、スプリング39の荷重が50gの場合、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付ける力が弱すぎて、回転検知ローラ31L、31Rが定着ベルト12に対してすべってしまい、定着ベルト12の回転に対して十分に追従できなかった。また一方で、スプリング39の荷重が600gの場合、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付ける力が強すぎて、定着ベルト12などにダメージを与えてしまった。これらに対して、スプリング39の荷重が100g~500gの場合、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12に押し付ける力が適度な強さであり、回転検知ローラ31L、31Rが定着ベルト12などにダメージを与えることなく定着ベルト12の回転に対して十分に追従できた。
図15は、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αを変えると、回転検知ローラ31L、31Rによる摺動グリスの堰き止め具合がどのように変化するのかについて実験した結果を示している。この図15に示すように、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αが2mmの場合、ニップ幅αが小さすぎて、定着ベルト12の外周面に漏れ出した摺動グリスを十分に堰き止めることができなかった、また一方で、ニップ幅αが9mmの場合、ニップ幅αが大きすぎて、回転検知ローラ31L、31Rに回転ムラが生じてしまい、定着ベルト12の回転に対して回転検知ローラ31L、31Rが十分に追従できなかった。これらに対して、ニップ幅αが3mm~8mmの場合、ニップ幅αが適度な大きさであり、回転検知ローラ31L、31Rが摺動グリスを十分に堰き止めることができるとともに定着ベルト12の回転に対して十分に追従できた。
これら図13、図14、図15に示す実験結果から、シリコーンスポンジで形成された回転検知ローラ31L、31Rが、定着ベルト12の回転に追従する機能と、摺動グリスを堰き止める機能との両方を、十分に兼備するには、回転検知ローラ31L、31Rの硬度を20°~60°、スプリング39の荷重を100g~500g、ニップ幅αを3mm~8mmにすることが望ましい。ゆえに、回転検知ローラ31L、31Rの材質は、硬度20°~60°のシリコーンスポンジが選定され、スプリング39の荷重は、100g~500gに選定され、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αは、3mm~8mmに選定されている。
このように、定着器11では、定着ベルト12と加圧ローラ13と左右の回転検知ローラ31L、31Rとの回転軸方向の位置関係と、回転検知ローラ31L、31Rの材質と、スプリング39の荷重と、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αとを、上述のように選定することにより、回転検知ローラ31L、31Rを定着ベルト12の回転に追従させつつ、回転検知ローラ31L、31Rによって摺動グリスを堰き止めることができるようになっている。
[1-4.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態の定着器11は、加圧ローラ13の左右両端が、定着ベルト12の左右両端よりも回転軸方向の内側に位置していて、定着ベルト12の外周面の左右両端部に回転検知ローラ31L、31Rを当接させるようにした。そのうえで、左側の回転検知ローラ31Lは、回転軸方向の外側の端面(つまり左端面)31Lsが、加圧ローラ13の左端よりも定着ベルト12の左端に近くなるように配置され、右側の回転検知ローラ31Rは、回転軸方向の外側の端面(つまり右端面)31Rsが、加圧ローラ13の右端よりも定着ベルト12の右端に近くなるように配置されるようにした。
換言すると、定着ベルト12の左端部に当接している左側の回転検知ローラ31Lは、少なくとも一部分が、加圧ローラ13の左端よりも、回転軸方向の外側(つまり定着ベルト12の左端寄り)に位置し、定着ベルト12の右端部に当接している右側の回転検知ローラ31Lは、少なくとも一部分が、加圧ローラ13の右端よりも、回転軸方向の外側(つまり定着ベルト12の右端寄り)に位置するようになっている。
これにより、定着器11は、定着ベルト12の左右両端から定着ベルト12の外周面に摺動グリスが漏れ出したとしても、この摺動グリスを、加圧ローラ13の左右両端よりも回転軸方向の外側の位置で、回転検知ローラ31L、31Rにより堰き止めることができるので、漏れ出した摺動グリスが加圧ローラ13に伝わることを抑制することができる。かくして、定着器11は、加圧ローラ13の汚れを従来と比べて低減することができる。
また定着器11では、定着ベルト12の左右両端に、回転検知ローラ31L、31Rを設けたことにより、摺動グリスが定着ベルト12の左端と右端のどちらから漏れ出しても、回転検知ローラ31L、31Rによって堰き止めることができる。
さらに定着器11では、回転検知ローラ31L、31Rが、定着ベルト12の回転に追従する機能と、摺動グリスを堰き止める機能とを兼備するようにしたことにより、例えば、定着ベルト12の回転に追従する機能を有する部材と、摺動グリスを堰き止める機能を有する部材とを別々に設ける必要がなく、構成を簡略化して製造コストを抑えることができる。
さらに定着器11では、回転検知ローラ31L、31Rの材質を硬度20°~60°のシリコーンスポンジとし、スプリング39の荷重を100g~500gとし、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αを3mm~8mmとしたことにより、回転検知ローラ31L、31Rが、定着ベルト12の回転に追従する機能と、摺動グリスを堰き止める機能との両方を十分に兼備することができる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、定着器の構成が、第1の実施の形態とは異なる実施の形態である。ゆえに、ここでは、定着器の構成についてのみ説明する。
[2-1.定着器の構成]
図11に対応する図16に、第2の実施の形態の定着器100の右端部分の断面図を示す。この図16に示すように、第2の実施の形態の定着器100は、右側の回転検知ローラ31Rの回転軸方向の外側(右側)に、定着ベルト12の外周面と当接する当接ローラ101が設けられている。また図は省略するが、左側の回転検知ローラ31Lの回転軸方向の外側(左側)にも、定着ベルト12の外周面と当接する当接ローラ101が設けられている。このように、第2の実施の形態の定着器100は、第1の実施の形態の定着器11に、当接ローラ101を追加した構成であり、それ以外の部分については、定着器11と同一になっている。ゆえに、ここでは、当接ローラ101についてのみ説明する。
図16に示すように、右側の当接ローラ101は、右側の回転検知ローラ31Rと、右側のフランジ面32uとの間に位置するように、回転検知ローラシャフト37に固定されている。尚、右側の当接ローラ101は、定着ベルト12の右端の角に押し付けられていると、この角からダメージを受けてしまう。ゆえに、当接ローラ101については、一番左に寄った場合の定着ベルト12の右端と、右側の回転検知ローラ31Rとの間に設けるのが望ましい。また、右側の当接ローラ101は、右側の回転検知ローラ31Rとの間に隙間を設けるようにして、回転検知ローラシャフト37に固定されていてもよいし、右側の回転検知ローラ31Rと接するようにして回転検知ローラシャフト37に固定されていてもよい。
この当接ローラ101は、例えば、回転検知ローラ31Rと同径であり、発泡倍率が4~5倍で、連続気泡構造のシリコーンスポンジで形成されていて、内部の気泡に摺動グリスを吸い取るようにして摺動グリスを吸収できるようになっている。
尚、発泡倍率とは、発泡前と発泡後とで、同一質量で体積が何倍になったのかを示す数値であり、簡単に言うと、内部にどれだけの気泡が含まれているのかを示す数値である。つまり、この発泡倍率が大きい部材ほど、液体などを吸収し易い部材であると言える。一方、連続気泡構造とは、各気泡が繋がっている構造のことであり、これに対して、独立気泡構造とは、各気泡が独立している構造のことである。液体などを吸収できるのは、独立気泡構造の方である。ちなみに、回転検知ローラ31L、31Rは、摺動グリスを堰き止めるために、発泡倍率が当接ローラ101より小さく、例えば、独立気泡構造となっている。
このような当接ローラ101を、右側の回転検知ローラ31Rの回転軸方向の外側に設けると、定着ベルト12の右端から漏れ出した摺動グリスは、回転検知ローラ31Rより先に当接ローラ101に到達して、当接ローラ101により吸収される。ここで、当接ローラ101で吸収できなかった摺動グリスが存在する場合、この摺動グリスのみが回転検知ローラ31Rまで到達して、回転検知ローラ31Rにより堰き止められる。同様に、当接ローラ101を、左側の回転検知ローラ31Lの回転軸方向の外側に設けることにより、定着ベルト12の左端から漏れ出した摺動グリスのうち、左側の当接ローラ101で吸収できなかった摺動グリスのみが回転検知ローラ31Lまで到達して、回転検知ローラ31Lにより堰き止められる。
このように、定着器100は、当接ローラ101を追加したことにより、回転検知ローラ31L、31Rまで到達する擦動グリスの量を、第1の実施の形態の定着器11と比べて大幅に削減することができるようになっている。尚、ここでは、当接ローラ101として、摺動グリスを吸収するローラを用いたが、これに限らず、当接ローラ101として、例えば、回転検知ローラ31R、31Lと同様の材質で形成され、摺動グリスを堰き止めるローラを用いてもよい。つまり、当接ローラ101については、摺動グリスを吸収するものであっても、堰き止めるものであってもよく、どちらであっても、回転検知ローラ31L、31Rまで到達する擦動グリスの量を、第1の実施の形態の定着器11と比べて大幅に削減することができる。
[2-2.まとめと構成]
ここまで説明したように、第2の実施の形態の定着器100では、左右の回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けた。これにより、定着器100では、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスの少なくとも一部を、当接ローラ101で吸収したり堰き止めたりできるので、回転検知ローラ31L、31Rまで到達する擦動グリスの量を、第1の実施の形態の定着器11と比べて大幅に削減することができる。こうすることで、定着器100は、第1の実施の形態の定着器11と比べて、摺動グリスが加圧ローラ13に伝わることをさらに抑制することができ、加圧ローラ13の汚れをより一層低減することができる。
[3.他の実施の形態]
[3-1.他の実施の形態1]
尚、上述した第2の実施の形態では、左右の回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けるようにした。これに限らず、図17に示すように、左右の回転検知ローラ31L、31R(図17では左側の回転検知ローラ31Lについては省略)のそれぞれの回転軸方向の外側ではなく、加圧ローラ13の左右両端のそれぞれの回転軸方向の外側に、定着ベルト12の外周面と当接する当接ローラ200を設けるようにしてもよい。
この場合、右側の当接ローラ200は、加圧ローラ13の右端と、右側のフランジ面32uとの間に位置するように、加圧ローラシャフト22に固定されている。尚、右側の当接ローラ200は、回転軸方向の外側の端面200sが、右側の回転検知ローラ31Rよりも回転軸方向の外側に位置するように(つまり、少なくとも一部分が回転検知ローラ31Rよりも回転軸方向の外側に)配置されていることが望ましい。また、右側の当接ローラ200は、加圧ローラ13の右端との間に隙間を設けるようにして、加圧ローラシャフト22に固定されていることが望ましい。左側の当接ローラ200(図示せず)についても同様である。
このように、加圧ローラ13の左右両端のそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ200を設けた場合、定着ベルト12の左右両端から漏れ出した摺動グリスの少なくとも一部を、左右の当接ローラ200により吸収したり堰き止めたりできるので、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらにこれに限らず、左右の回転検知ローラ31L、31Rのそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ101を設けるとともに、加圧ローラ13の左右両端のそれぞれの回転軸方向の外側に、当接ローラ200を設けるようにして、これら当接ローラ101及び当接ローラ200により、摺動グリスを吸収したり堰き止めたりしてもよい。
さらにこれに限らず、加圧ローラシャフト22上及び回転検知ローラシャフト37上以外の部分に、定着ベルト12の左端部及び右端部に当接する当接部材を設けるようにしてもよい。例えば、定着器11に、加圧ローラシャフト22及び回転検知ローラシャフト37と平行なシャフトを追加して、このシャフト上に定着ベルト12の左端部及び右端部に当接する当接部材を設けるなどしてもよい。
また、このように加圧ローラシャフト22及び回転検知ローラシャフト37とは別のシャフトに当接部材を設ける場合、この当接部材については、定着ベルト12に当接できるものであれば、例えば、ローラなどの回転部材であってもよいし、非回転部材であってもよい。ただし、摺動グリスを吸収するためには、外周全体で摺動グリスを吸収できる回転部材の方が望ましい。
[3-2.他の実施の形態2]
また、上述した第1の実施の形態では、定着ベルト12の左端側と右端側とにそれぞれ回転検知ローラ31(31L、31R)を設けるようにした。これに限らず、回転検知ローラ31を、定着ベルト12の左端側と右端側とのどちらか一方にのみ設けるようにしてもよい。またこれに限らず、例えば、定着ベルト12の左端側と右端側とにそれぞれ複数個ずつ回転検知ローラ31を設けるなどしてもよい。この場合、回転検知ローラシャフト37の左端側と右端側とに、それぞれ複数個の回転検知ローラ31を回転軸方向に間隔を空けて固定するようにすればよい。第2の実施の形態についても同様に、回転検知ローラ31を定着ベルト12の左端側と右端側とのどちらか一方にのみ設けるようにしてもよいし、定着ベルト12の左端側と右端側とにそれぞれ複数個ずつ設けるようにしてもよい。回転検知ローラ31を定着ベルト12の左端側と右端側とのどちらか一方にのみ設ける場合、当接ローラ101については、定着ベルト12の左右両端に設けるようにしてもよいし、回転検知ローラ31が設けられている側にのみ設けるようにしてもよい。上述した当接ローラ200についても同様に、定着ベルト12の左右両端に設けるようにしてもよいし、回転検知ローラ31が設けられている側にのみ設けるようにしてもよい。
[3-3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、回転検知ローラ31L、31Rの材質を硬度20°~60°のシリコーンスポンジとし、スプリング39の荷重を100g~500gとし、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αを3mm~8mmとしたが、適切な回転検知ローラ31L、31Rの材質、適切なスプリング39の荷重、適切な回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αについては、定着器11の大きさなどにより変わることから、第1の実施の形態と同様の効果が得られる範囲で、回転検知ローラ31L、31Rの材質、スプリング39の荷重、回転検知ローラ31L、31Rのニップ幅αを適宜変更してもよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3-4.他の実施の形態4]
さらに、上述した各実施の形態では、定着ベルト12を加圧ローラ13に押し付ける構成の定着器11、100に本発明を適用した。これに限らず、加圧ローラ13を定着ベルト12に押し付ける構成の定着器に適用してもよい。すなわち、定着部材と加圧部材とを備え、定着部材と加圧部材とが当接する構成の定着装置であれば、上述した定着器11、100とは異なる構成の定着装置に本発明を適用してもよい。
[3-5.他の実施の形態5]
さらに、上述した各実施の形態では、電子写真方式のカラープリンタである画像形成装置1に本発明を適用した。これに限らず、定着部材と加圧部材とが当接する構成の定着装置を有する画像形成装置であれば、上述した画像形成装置1とは異なる構成の画像形成装置に本発明を適用してもよい。例えば、モノクロプリンタである画像形成装置や、中間転写ベルトを備える構成の画像形成装置などに適用してもよく、また、プリンタに限らず、定着装置を有するコピー機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置に適用してもよい。
[3-6.他の実施の形態6]
また、上述した各実施の形態では、加圧部材の具体例として加圧ローラ13を用いたが、これに限らず、加圧ローラ13とは異なる加圧部材を用いてもよい。例えば、ローラではなく、ベルトでなる加圧部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の具体例として定着ベルト12を用いたが、これに限らず、定着ベルト12とは異なる定着部材を用いてもよい。例えば、ベルトではなく、ローラでなる定着部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の内周面と当接する内周面当接部材の具体例として熱拡散部材62を用いたが、これに限らず、定着部材の内周面と当接する部材であれば、熱拡散部材62とは異なる内周面当接部材を用いてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の外周面と当接する当接部材の具体例として当接ローラ101、200を用いたが、これに限らず、定着部材の外周面と当接する部材であれば、当接ローラ101、200とは異なる当接部材を用いてもよい。また例えば、摺動グリスを堰き止める回転検知ローラ31L、31Rの代わりに、摺動グリスを吸収する部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、定着部材の回転を検知する回転検知部材の具体例として、回転検知ローラ31L、31R、円盤51、及び回転検知センサ52を用いたが、これに限らず、定着部材の回転を検知できるものであれば、回転検知ローラ31L、31R、円盤51、及び回転検知センサ52とは異なる回転検知部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、回転ローラの具体例として、一端側回転ローラとしての回転検知ローラ31L、及び他端側回転ローラとしての回転検知ローラ31Rを用いたが、これに限らず、定着部材の外周面と当接して従動するものであれば、回転検知ローラ31L、31Rとは異なる回転ローラを用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、潤滑剤の具体例として、摺動グリスを用いたが、これに限らず、摺動グリスとは異なる潤滑剤を用いてもよい。
[3-7.他の実施の形態7]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、定着部材と加圧部材とを当接させる構成の定着装置、及びこのような定着装置を有するプリンタなどの画像形成装置で広く利用することができる。
1……画像形成装置、11、100……定着器、12……定着ベルト、13……加圧ローラ、21……ベルトユニット、22……加圧ローラシャフト、31L、31R……回転検知ローラ、32……フランジ、37……回転検知ローラシャフト、52……回転検知センサ、60……ヒータ、61……ヒータホルダ、62……熱拡散部材、101、200……当接ローラ、P……用紙、Np1、Np2……ニップ部。

Claims (15)

  1. 回転可能な加圧部材と、
    前記加圧部材の外周面と当接して前記加圧部材とともに回転する環状の定着部材と、
    前記定着部材の内側に設けられ、前記定着部材の内周面と当接する内周面当接部材と、
    前記定着部材の回転を検知する回転検知部材と、
    前記回転検知部材に設けられ、前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材とともに回転する回転ローラと
    を備え、
    前記加圧部材は、
    当該加圧部材の回転軸方向の両端が、前記定着部材の回転軸方向の両端よりも当該回転軸方向の内側に位置していて、
    前記回転ローラは、
    スポンジ部材で構成されるローラ部材であって、少なくとも一部分が、前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材に従動する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材と前記内周面当接部材との間に潤滑剤が設けられ、
    前記回転ローラは、
    前記定着部材の回転軸方向の一端から漏れ出した前記潤滑剤を、前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で堰き止める
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記回転ローラは、
    前記定着部材の回転軸と平行な回転軸を中心に回転可能なローラである
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記回転ローラは、
    前記定着部材の外周面に押し付けられていて、前記定着部材の回転に連れ回って回転しながら、前記定着部材との当接部分であるニップ部によって前記潤滑剤を堰き止める
    ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記回転ローラとは別に、前記定着部材の外周面と当接する当接部材をさらに備え、
    前記当接部材は、
    少なくとも一部分が、前記回転ローラよりも前記定着部材の回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置。
  6. 前記当接部材は、
    前記回転ローラの回転軸上に設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記当接部材は、
    前記加圧部材の回転軸上に設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  8. 前記当接部材は、
    前記定着部材の外周面に押し付けられていて、前記定着部材の外周面に漏れ出した前記潤滑剤を吸収する
    ことを特徴とする請求項5~7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記当接部材は、
    前記定着部材の外周面に押し付けられていて、前記定着部材の外周面に漏れ出した前記潤滑剤を堰き止める
    ことを特徴とする請求項5~7のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記回転ローラは、
    前記定着部材の回転軸方向の一端部の外周面に当接する一端側回転ローラと、他端部の外周面に当接する他端側回転ローラとでなり、前記一端側回転ローラは、少なくとも一部分が前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接し、前記他端側回転ローラは、少なくとも一部分が前記加圧部材の回転軸方向の他端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接し、
    前記当接部材は、
    前記一端側回転ローラの回転軸方向の外側と、前記他端側回転ローラの回転軸方向の外側とに設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  11. 前記回転ローラは、
    前記定着部材の回転軸方向の一端部の外周面に当接する一端側回転ローラと、他端部の外周面に当接する他端側回転ローラとでなり、前記一端側回転ローラは、少なくとも一部分が前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接し、前記他端側回転ローラは、少なくとも一部分が前記加圧部材の回転軸方向の他端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接し、
    前記当接部材は、
    前記加圧部材の回転軸方向の一端の外側と他端の外側とに設けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  12. 前記定着部材と前記回転検知部材は、
    1つのユニットとしてユニット化されていて、
    前記定着部材は、
    前記ユニットごと前記加圧部材に押し付けられている
    ことを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の定着装置。
  13. 前記内周面当接部材は、
    ヒータの熱を前記定着部材に伝える熱拡散部材であり、
    前記定着部材と前記熱拡散部材との間に、潤滑剤としての摺動グリスが設けられている
    ことを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の定着装置。
  14. 前記回転ローラを前記定着部材側に付勢する付勢部材をさらに備え、
    前記回転ローラは、
    前記付勢部材に付勢されながら少なくとも一部分が、前記加圧部材の回転軸方向の一端よりも当該回転軸方向の外側で前記定着部材の外周面と当接して前記定着部材に従動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  15. 請求項1~14のいずれかに記載の定着装置を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2018185289A 2018-09-28 2018-09-28 定着装置及び画像形成装置 Active JP7127458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018185289A JP7127458B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018185289A JP7127458B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020056821A JP2020056821A (ja) 2020-04-09
JP7127458B2 true JP7127458B2 (ja) 2022-08-30

Family

ID=70107146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018185289A Active JP7127458B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7127458B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034096A (ja) 1999-07-15 2001-02-09 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP2010072480A (ja) 2008-09-19 2010-04-02 Panasonic Corp 定着装置
JP2014002279A (ja) 2012-06-19 2014-01-09 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017015808A (ja) 2015-06-29 2017-01-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017187607A (ja) 2016-04-05 2017-10-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 回転検知機構及びそれを備えた定着装置並びに画像形成装置
US20180196381A1 (en) 2017-01-11 2018-07-12 S-Printing Solution Co., Ltd. Fusing unit and image forming apparatus having the same

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3009198B2 (ja) * 1990-09-27 2000-02-14 キヤノン株式会社 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034096A (ja) 1999-07-15 2001-02-09 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP2010072480A (ja) 2008-09-19 2010-04-02 Panasonic Corp 定着装置
JP2014002279A (ja) 2012-06-19 2014-01-09 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017015808A (ja) 2015-06-29 2017-01-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2017187607A (ja) 2016-04-05 2017-10-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 回転検知機構及びそれを備えた定着装置並びに画像形成装置
US20180196381A1 (en) 2017-01-11 2018-07-12 S-Printing Solution Co., Ltd. Fusing unit and image forming apparatus having the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020056821A (ja) 2020-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7596334B2 (en) Image forming apparatus
JP6954153B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5109707B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009036812A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009084035A (ja) 記録材搬送装置及びこれを用いた記録材冷却装置、並びに画像形成装置
JPWO2015162977A1 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2009069750A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7127458B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007057851A (ja) 定着装置および画像形成装置
US10527980B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US12044990B2 (en) Fixing device and image forming apparatus capable of suppressing deformation of fixing belt and excessive adhesion of lubricant
US9244378B2 (en) Developing roller and developing device provided with the same
JP7151467B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5040304B2 (ja) 定着装置
JP7483525B2 (ja) 定着装置
JP6182115B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2020056822A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US10437187B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2009288399A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6758936B2 (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP2020190684A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP6996124B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP7087838B2 (ja) 媒体搬送装置およびそれを備えた画像形成装置
JP7536576B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2020134729A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201204

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7127458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150