JP7110760B2 - 調光装置 - Google Patents
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Description
矩形波の駆動電圧は、他の波形の駆動電圧と比べて、高電位から低電位に、あるいは、低電位から高電位に、電圧が急峻に変わるため、任意のタイミングで駆動電圧の印加を停止した場合に、透明電極層に電荷が残りやすい。したがって、矩形波の駆動電圧を利用する調光装置が放電部を備える構成であれば、駆動の停止時における調光部の光透過率の応答性が高められることの有益性が高い。また、直流電圧から駆動電圧が生成されるため、車両のように商用交流電源からの電力が得られにくい箇所において、車載バッテリー等のバッテリーの利用によって調光装置を駆動することができる。
上記構成によれば、透明電極層に残存する電荷を放出させる放電部が好適に実現される。
上記構成によれば、透明電極層に残存する電荷を放出させる放電部が好適に実現される。
上記構成によれば、直流電圧から、矩形波の駆動電圧が好適に生成される。
図1~図5を参照して、調光装置の第1実施形態を説明する。調光装置は、調光部を含む調光シートと、調光部に印加される駆動電圧を生成する回路を含む駆動回路と、駆動回路の動作を制御する制御部とを備える。
図1を参照して、調光シートの構造を説明する。図1が示すように、調光シート10は、調光層11と、一対の透明電極層である第1透明電極層12Aおよび第2透明電極層12Bと、一対の透明支持層である第1透明支持層13Aおよび第2透明支持層13Bとを備えている。第1透明電極層12Aと第2透明電極層12Bとは、調光層11を挟み、第1透明支持層13Aと第2透明支持層13Bとは、調光層11および透明電極層12A,12Bを挟んでいる。第1透明支持層13Aは、第1透明電極層12Aを支持し、第2透明支持層13Bは、第2透明電極層12Bを支持している。
図3を参照して、調光装置の構成を説明する。図3が示すように、調光装置100は、調光シート10と、調光シート10に接続された駆動回路20と、駆動回路20に接続された制御部30とを備えている。
図4および図5を参照して、調光装置100の動作を説明する。駆動電圧の印加期間において、制御部30は、第1スイッチSW1と第4スイッチSW4とを、同時にオンにし、また、同時にオフにする。同様に、駆動電圧の印加期間において、制御部30は、第2スイッチSW2と第3スイッチSW3とを、同時にオンにし、また、同時にオフにする。図4(a)は、第1スイッチSW1および第4スイッチSW4のオン/オフの切り替えを示すタイミングチャートであり、図4(b)は、第2スイッチSW2および第3スイッチSW3のオン/オフの切り替えを示すタイミングチャートである。また、図4(c)は、調光シート10の第1透明電極層12Aと第2透明電極層12Bとの間の電圧Vの大きさを示すタイミングチャートである。なお、図4(a)~(c)に示す期間は駆動電圧の印加期間であって、メインスイッチSWmはオンとされている。
したがって、時定数τ=CRが小さいほど、電圧Vが0となるまでに要する時間、すなわち、第1透明電極層12Aと第2透明電極層12Bとが等電位となるまでに要する時間が短くなる。
(1)駆動電圧の印加が停止したときに、透明電極層12A,12Bに残存する電荷が放電部によって放出させられる。したがって、放電部が設けられていない構成と比較して、第1透明電極層12Aと第2透明電極層12Bとが等電位となるまでに要する時間が短くなる。これにより、駆動電圧の印加が停止したときに、調光部15が第1状態から第2状態に変化するまでに要する時間を短縮することが可能であり、すなわち、駆動の停止時における調光部15の光透過率の応答性を高めることができる。
図6および図7を参照して、調光装置の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、駆動回路20が含む負荷部の構成が、第1実施形態と異なっている。以下では、第2実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
図6が示すように、第2実施形態の調光装置101において、駆動回路20が含む負荷部22は、付加抵抗R1と、補助スイッチSWsとから構成される。付加抵抗R1と補助スイッチSWsとは直列に接続され、付加抵抗R1と補助スイッチSWsとの直列回路が、調光シート10の調光部15と並列に接続されている。
図7が示すように、制御部30による調光装置101の制御期間には、駆動期間Tdと、停止期間Tsとが含まれる。駆動期間Tdは、メインスイッチSWmがオンとされる期間であり、すなわち、駆動電圧の印加期間である。停止期間Tsは、メインスイッチSWmがオフとされる期間である。メインスイッチSWmのオンとオフとは、第1実施形態で述べたように、例えば、調光装置の外部スイッチの操作に伴い、切り替えられる。
(5)放電部は、補助スイッチSWsと、補助スイッチSWsの入切を制御する制御部30とを含み、調光部15に駆動電圧を印加する経路において、付加抵抗R1と補助スイッチSWsとの直列回路が調光部15と並列に接続されている。制御部30は、駆動電圧が調光部15に印加されている間、補助スイッチSWsをオフにし、調光部15への前記駆動電圧の印加の停止に合わせて、補助スイッチSWsをオンにする。こうした構成によれば、駆動電圧の印加が停止したとき、付加抵抗R1と調光部15とが直列に接続された閉回路が形成されて透明電極層12A,12Bに残存する電荷が放出される。一方で、調光装置101の駆動中における付加抵抗R1の電力消費が生じないため、調光部15に印加される駆動電圧が付加抵抗R1に常に印加されている形態と比較して、より小さい抵抗値の付加抵抗R1の採用が可能である。その結果、透明電極層12A,12Bからの電荷の放出を速めることが可能であり、すなわち、駆動の停止時における調光部15の光透過率の応答性をより高めることが可能である。
図8および図9を参照して、調光装置の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、駆動回路が負荷部を備えていないこと、および、第1~第4スイッチSW1~SW4の制御態様が、第1実施形態と異なっている。以下では、第3実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
図8が示すように、第3実施形態の調光装置102において、駆動回路23は、付加抵抗R1を含む負荷部を有していない。電圧生成回路25と調光部15との接続は第1実施形態と同様であり、すなわち、第1接続点P1には、調光部15の第1透明電極層12Aが接続され、第2接続点P2には、調光部15の第2透明電極層12Bが接続されている。
図9が示すように、制御部30による調光装置102の制御期間には、駆動期間Tdと、停止期間Tsとが含まれる。駆動期間Tdは、メインスイッチSWmがオンとされる期間であり、すなわち、駆動電圧の印加期間である。停止期間Tsは、メインスイッチSWmがオフとされる期間である。
(6)制御部30が、上記第1制御、もしくは、上記第2制御を行うことによって、透明電極層12A,12Bに残存する電荷を放出させる。こうした構成によれば、透明電極層12A,12Bに残存する電荷を放出させる放電部が好適に実現される。また、駆動電圧を生成するための電圧生成回路25を利用して放電が行われるため、調光部15と並列に接続された抵抗素子を設ける形態と比較して、駆動回路23の構成が簡素である。
図10を参照して、調光装置の第4実施形態を説明する。以下では、第4実施形態と第1,3実施形態との相違点を中心に説明し、第1,3実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
(7)放電部は、調光部15に駆動電圧を印加する経路において調光部15と並列に接続された抵抗体を含み、換言すれば、等価的に調光部15と並列に接続された抵抗を含む。こうした構成によれば、放電部によって、透明電極層12A,12Bに残存する電荷を放出させることができる。そして、上記抵抗体として機能する抵抗部16を、調光シート17がシートの一部として有しているため、上記抵抗が駆動回路に素子として組み込まれる形態と比較して、駆動回路23の構成が簡素になる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・駆動電圧は、交流電圧、すなわち、所定の周期で向きの変化する電圧であればよく、矩形波に限らず、正弦波や三角波の波形を有する電圧が駆動電圧として用いられてもよい。また、電源は交流電源であってもよく、交流電源から供給された交流電圧が駆動電圧として調光シートに印加されてもよいし、交流電源から供給された交流電圧に対して変圧や変調等の処理が加えられた電圧が駆動電圧として用いられてもよい。なお、調光装置は、装置の構成要素として電源を備えていてもよい。
・調光シートの調光部15は、調光層11、透明電極層12A,12B、および、透明支持層13A,13Bに加えて、他の層を備えていてもよい。他の層は、例えば、紫外線バリア機能を有する層等のように、調光層11や透明電極層12A,12Bを保護するための層や、調光部15における光の透過性の制御に寄与する層や、調光シートの強度や耐熱性等の特性を高める層等が挙げられる。
Claims (3)
- 液晶組成物を含む調光層、および、前記調光層を挟む一対の透明電極層を備える調光部であって、交流電圧である駆動電圧が印加される前記調光部と、
前記調光部への前記駆動電圧の印加の停止に合わせて、前記透明電極層に残存する電荷を放出させる放電部と、を備え、
前記放電部は、前記調光部に前記駆動電圧を印加する経路において前記調光部と並列に接続された抵抗体として機能する抵抗部を含み、
前記調光部と前記放電部とが調光シートを構成し、前記抵抗部は、前記一対の透明電極層の一方と単一の導電膜を構成する抵抗層を有する
調光装置。 - 直流電圧の供給を受けて、矩形波の前記駆動電圧を生成する電圧生成回路を備える
請求項1に記載の調光装置。 - 前記電圧生成回路は、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、第4スイッチとを含み、
前記第1スイッチと前記第2スイッチとは、前記第1スイッチが電源の正極側に接続され、前記第2スイッチが電源の負極側に接続されるように直列に接続され、
前記第3スイッチと前記第4スイッチとは、前記第3スイッチが電源の正極側に接続され、前記第4スイッチが電源の負極側に接続されるように直列に接続され、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの組と、前記第3スイッチおよび前記第4スイッチの組とは、電源に対して並列に接続され、
前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間の接続点に、前記一対の透明電極層のうちの一方が接続され、前記第3スイッチと前記第4スイッチとの間の接続点に、前記一対の透明電極層のうちの他方が接続され、
各スイッチの入切を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第1スイッチおよび前記第4スイッチをオン、かつ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオフとする制御と、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオン、かつ、前記第1スイッチおよび前記第4スイッチをオフとする制御とを交互に繰り返すことによって、前記駆動電圧を生成させる
請求項2に記載の調光装置。
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