JP7102095B2 - 封緘付きねじキャップ - Google Patents
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Description
この種のねじキャップは、開封時に、容器本体の口筒部から螺脱されるにしたがって、連結片が破断され、口筒部の下部に残る封緘リングと、開封されるキャップ本体とに分離され、これにより、ねじキャップが開封されたことを判別できるようになっている。
また、上記封緘付きキャップは、開封後に再び、ねじ蓋2を瓶口Aにねじ込んで再使用するため、内容物の使用後に初めて装着部としてのキャップ本体を容器本体から外して廃棄する封緘付きねじキャップに使用する場合に適していないという問題があった。
さらに、封緘付きねじキャップの実施形態として、キャップ本体は、さらに、ヒンジを介して連設された蓋体を備えることを特徴とする構成を採用する。
外周筒部6は、内周面に、容器本体Aの口筒部1に形成されたねじ2に螺合するねじ部11が形成され、外周面に、滑り止めのローレット12が形成されている。
隔壁10には、破断可能な薄肉弱化部14により除去部15が画成され、除去部15の上面には、プルリング16が設けられており、薄肉弱化部14は、プルリング16を引き上げることにより破断され、除去部15が取り除かれて、隔壁10に容器内部と連通する注出口が形成される。
本実施例では、弱化連結片18は、外周筒部6のヒンジE側から周方向に等間隔で6本設けられており、この数は、複数あれば、これよりも多くても少なくても構わないが、開封時の負荷を軽減するために、可能な限り少ない方が好ましい。
また、連結部19は、図2に示すように、弱化連結片18よりも幅広で強度が高く、開封時に破断しない強度に設定されている。
帯体21の内周には、裾広がりに傾斜した傾斜面21cが形成され、帯体21の内周下部には、容器本体Aの口筒部1の外周に設けられた係止突条3と係合する係止爪片22が周方向に複数配設されている。
係止爪片22は、図1(a)に示すように、厚みが一定で内方に向けて斜め上方に突出した弾性を有する突片であり、キャップ本体Bとともに封緘リングCを容器本体Aの口筒部1に装着するとき、係止突条3を乗り越えて係止突条3の下面に係合するようになっている。
本実施例では、係止爪片22は、図4に示すように、接続片20が接続された箇所を避けて、帯体21の内周に等間隔に4個配設されているが、この数は、口筒部1の係止突条3との係止状態を維持することができれば、これよりも多くても、少なくても構わない。
帯体21は、係止爪片22が突設された上部に沿って、周方向にスリット状の窓孔23が形成され、窓孔23の周方向長さは、少なくとも係止爪片22の周方向長さに設定されており、窓孔23の下縁部23aが屈曲変形可能な長さを有することが好ましい。
このために、スペーサー凸部24は、キャップ本体Bと封緘リングCとを強固に連結する連結部19から離れたヒンジE側およびヒンジEと反対側に設けられた弱化連結片18を取り囲むように、帯体21の上面に形成されている。
側周壁31は、内周下部に、閉蓋時にキャップ本体Bの蓋係合部8と嵌合し、閉蓋状態を維持する係合凹部33が設けられ、さらに、側周壁31のヒンジEと反対側には、外周に、開蓋時に指先が掛かるように、指掛け部34が凹設されている。
本実施例のヒンジキャップは、図2および図3に示すように、開蓋状態で一体成形により製造され、その際に、封緘リングCの帯体21の内周下部には、係止爪片22が内方に向けて斜め上方に突出しているために、金型から離型する際に無理抜きすることになる。
この無理抜きの際に、帯体21には、係止爪片22が突設された上部に沿って、窓孔23が周方向に形成されているので、係止爪片22は、下向きに変形し易くなり、金型からの離型が容易になる。
つぎに、本実施例のヒンジキャップを容器本体Aに装着するには、まず、一体成形により製造された開蓋状態から、蓋体DをヒンジEを中心に回転してキャップ本体Bにかぶせ、上から押圧して蓋体Dの係合凹部33がキャップ本体Bの蓋係合部8に係合することによりヒンジキャップを閉蓋状態にする。
その際に、帯体21の内周に形成された傾斜面21cの下部から突設された係止爪片22は、口筒部1のねじ2に接するようになり、さらにキャップ本体Bをねじ込んでいくと、係止爪片22は、その弾性変形によってねじ2を乗り越えていこうとするために、帯体21を外側に広げるように力が働き、帯体21に接続された接続片20には引っ張り力が働く。
さらに、キャップ本体Bをねじ込んでいくと、係止爪片22は、係止突条3の下面に係合し、ヒンジキャップの容器本体Aへの装着が完了する。
ヒンジキャップの容器本体Aへの装着が完了すると、ヒンジキャップの抜栓前に、不正にキャップ本体Bが開封されると、ヒンジキャップは、封緘リングCとキャップ本体Bを連結する弱化連結片18と、封緘リングCの帯体21を接続する接続片20とが破断し、キャップ本体Bの不正開封を視認することができる。
注出口が開口された容器をヒンジEと反対方向に傾ければ、容器内に充填された内容物は、注出口を通って注出筒9に案内され、必要な量を注出することができる。
使用後は、蓋体DをヒンジEを中心に回動して、係合凹部33をキャップ本体Bの蓋係合部8に嵌合すれば再び閉蓋状態となり、このとき、密封筒32の外周が注出筒9の内周に係合して、容器内を密封する。
キャップ本体Bの外周筒部6に形成されたローレット12に指を掛けて螺脱方向に回転していくと、キャップ本体Bが上昇していくのに対して、封緘リングCは、帯体21の係止爪片22が口筒部1に形成された係止突条3の下面に係合しているため、上昇が阻止される。
その際に、キャップ本体Bの回転によって生じる摩擦抵抗力に抗して、さらにキャップ本体Bを回転させていくと、摩擦力の増大によって帯体21に延びが発生し、接続片20には上下の引っ張り力に加えて、剪断力も加わるようになり破断する。
その後、キャップ本体Bは、封緘リングCと連結した状態で容器本体Aと分別廃棄することができる。
ポンプやトリガー付きキャップの場合にも、キャップ本体Bの開封後は、弱化連結片18や接続片20が破断して、ポンプやトリガー付きキャップの外観が開封前と変化するので、不正な開封を視認することができるとともに、キャップ本体Bを開封することにより、封緘リングCと連結された状態で容器本体Aと分別して廃棄することができる。
B キャップ本体
C 封緘リング
D 蓋体
E ヒンジ
1 口筒部
2 ねじ
3 係止突条
4 ネックリング
6 外周筒部
7 上壁部
8 蓋係合部
9 注出筒
10 隔壁
11 ねじ部
12 ローレット
13 シール部
14 薄肉弱化部
15 除去部
16 プルリング
17 下端面
18 弱化連結片
19 連結部
20 接続片
21 帯体
21a 螺脱方向側端部
21b 螺合方向側端部
21c 傾斜面
22 係止爪片
23 窓孔
23a 下縁部
24 スペーサー凸部
30 頂壁
31 側周壁
32 密封筒
33 係合凹部
34 指掛け部
Claims (4)
- 容器本体の口筒部に螺合される装着部としてのキャップ本体と、キャップ本体の下端に、破断可能な弱化連結片を介して連結された封緘リングとを備え、
容器本体の口筒部は、外周に係止突条を備え、
封緘リングは、周方向端部が破断可能な接続片により接続された環状の帯体と、帯体の内周下部の周方向に複数配設され、容器本体の口筒部外周の係止突条と係合する係止爪片と、係止爪片の上部に沿って、帯体に開口されたスリット状の窓孔とを有し、
帯体は、螺合方向側端部付近がキャップ本体の下端と連結された破断不能な連結部を有し、
帯体は、側面視で、連結部と連続してL字状をなし、
帯体の周方向端部は、下部を接続片により接続するとともに、上部に間隙を形成し、
窓孔の周方向長さは、少なくとも係止爪片の周方向長さに設定され、
窓孔の下縁部は、屈曲変形可能な長さを有し、
係止爪片は、厚みが一定で内方に向けて斜め上方に突出することを特徴とする封緘付きねじキャップ。 - 帯体は、キャップ本体の径方向に対向する位置で連結された2箇所の連結部から螺脱方向に延びて、それぞれ他方の周方向端部に接続片を介して接続されることを特徴とする請求項1に記載の封緘付きねじキャップ。
- 封緘リングは、連結部から離れた帯体の上面に、キャップ本体の下端と近接するスペーサー凸部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の封緘付きねじキャップ。
- キャップ本体は、さらに、ヒンジを介して連設された蓋体を備える ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の封緘付きねじキャップ。
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