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JP7100434B2 - 構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法 - Google Patents

構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法 Download PDF

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Description

本発明は、軟弱地盤上に構築(建設)される構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法に関する。
軟弱地盤上に構築される構造物の基礎構造として以下の特許文献1、特許文献2がある。特許文献1の構造物の基礎構造は、軟弱層に打設されている複数の支持杭と、構造物の底面と複数の支持杭の杭頭部との間に介装されている土のうなどの材料と、を備えるものである。特許文献2の構造物の基礎構造は、緩い飽和砂質層に埋設された複数の杭と、構造物の基礎と杭との間に充填してある固形物としての土のうと、を備えるものである。
特開2005-307594号公報 特開2016-23451号公報
軟弱地盤上に構造物を構築する場合において、その構造物の基礎構造を安価に構築することが重要である。
本発明が解決しようとする課題は、軟弱地盤上に構造物を構築する場合において、その構造物の基礎構造を安価に構築することができる構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法を提供することにある。
本発明の構造物の基礎構造は、軟弱地盤に構築される構造物の基礎構造であって、軟弱地盤中の打設されている複数本の小径杭と、複数本の小径杭の頭上に配設されている介在物と、介在物の上に構築されている構造物の下部構造物の基礎と、を備え、介在物は、土砂などの粒状物質を高強度の合成樹脂製の袋に収納した袋型杭頭敷設材を高強度のジオテキスタイルで囲って袋型杭頭敷設体として一体化し、一体化した袋型杭頭敷設体を所定の幅および所定の奥行に隙間なく敷設し、かつ、所定の高さに積層してなる、ことを特徴とする。
本発明の構造物の基礎構造は、小径杭が、直径が100mm~300mmの杭である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎構造は、基礎が、直接基礎である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎構造は、小径杭が、直径が100mmの杭であり、構造物の下部構造物の基礎が、直接基礎であり、直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合が、6.1%以上である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎構造は、小径杭が、直径が300mmの杭であり、構造物の下部構造物の基礎が、直接基礎であり、直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合が、28.4%以上である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎構造は、袋型杭頭敷設材の積層の高さが、100mm~1000mmであることが好ましい。
本発明の構造物の基礎工法は、軟弱地盤に構築される構造物の基礎工法であって、軟弱地盤中に複数本の小径杭を打設する工程と、複数本の前記小径杭の頭上に介在物を配設する工程と、介在物の上に構造物の下部構造物の基礎を構築する工程と、を備え、介在物は、土砂などの粒状物質を高強度の合成樹脂製の袋に収納した袋型杭頭敷設材を高強度のジオテキスタイルで囲って袋型杭頭敷設体として一体化し、一体化した袋型杭頭敷設体を所定の幅および所定の奥行に隙間なく敷設し、かつ、所定の高さに積層してなるものである、ことを特徴とする。

本発明の構造物の基礎工法は、小径杭が、直径が100mm~300mmの杭である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎工法は、基礎が、直接基礎である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎工法は、小径杭が、直径が100mmの杭であり、構造物の下部構造物の基礎が、直接基礎であり、直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合が、6.1%以上である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎工法は、小径杭が、直径が300mmの杭であり、構造物の下部構造物の基礎が、直接基礎であり、直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合が、28.4%以上である、ことが好ましい。
本発明の構造物の基礎工法は、袋型杭頭敷設材の積層の高さが、100mm~1000mmである、ことが好ましい。
本発明は、軟弱地盤上に構造物を構築する場合において、その構造物の基礎構造を安価に構築することができる構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法を提供することができる。
図1は、本発明に係る構造物の基礎構造の実施形態を示す鉛直断面概略図である。 図2は、土のう体を示す正面概略図である。 図3は、土のう体を示す平面概略図(図2におけるIII矢視概略図)である。 図4は、土のうを示す概略図である。(A)は、平面概略図である。(B)は、鉛直断面概略図((A)におけるB-B線断面概略図)である。 図5は、小径杭の必要本数(直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合)に関する検討を実施した時の解析モデルを示す全体斜視説明図である。 図6は、図5の解析モデルを示す一部鉛直断面説明図である。 図7は、図5、図6の解析モデルにおいて検討を実施した小径杭の配置状態を示す説明図(図5、図6における白抜き矢印方向から見た説明図)である。(A)、(B)、(C)、(D)は、直径が100mmである小径杭の配置状態を示す説明図である。(E)、(F)は、直径が300mmである小径杭の配置状態を示す説明図である。 図8は、図5、図6の解析モデルにおいて、図7の小径杭の配置状態について検討を実施した結果(鉛直荷重と鉛直変位(沈下量)との相対関係)を示す説明図(グラフ)である。 図9は、介在物の土のう群の高さ(厚さ)について検討を実施した時の1/10スケールの振動台模型実験の試験体を示す説明図である。(A)は、土のう群の高さが、0mmの場合と、60mm(実寸0.6m)の場合と、を示す。(B)は、土のう群の高さが、60mm(実寸0.6m)の場合と、100mm(実寸1m)の場合と、を示す。 図10は、図9の振動台模型実験の試験体において、検討を実施した結果(最大入力加速度と橋脚天端位置における最大応答加速度との相対関係)を示す説明図(グラフ)である。
以下、本発明に係る構造物の基礎構造、および、構造物の基礎工法の実施形態(実施例)の1例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態に係る構造物の基礎構造の構成の説明)
以下、この実施形態に係る構造物の基礎構造の構成について説明する。この実施形態に係る構造物の基礎構造は、図1に示すように、軟弱地盤1上に構造物2を構築する時に施工される。この実施形態に係る構造物の基礎構造は、複数本の小径杭3と、介在物4と、構造物2の下部構造物である基礎20と、を備える。
軟弱地盤1は、図1に示すように、良質な支持層10上に軟弱層11が積層されている。このため、軟弱地盤1は、地表面GL側の表層地盤が軟弱な軟弱層11からなる。軟弱層11の層厚は、例えば、10m~15mである。ここで、支持層10のN値は、例えば、約30以上である。一方、軟弱層11のN値は、例えば、約5以下である。N値は、地盤の硬さを示す1つの指標である。なお、支持層10のN値は、約30以上でなくても良く、軟弱層11のN値は、約5以下でなくても良い。
構造物2は、この例では、鉄道や車道に適用される橋梁である。橋梁の構造物2は、図1に示すように、下部構造物の基礎20と、中間部構造物の橋脚21と、上部構造物の橋桁22と、を有する。基礎20は、この例では、直接基礎である。構造物2の基礎20および橋脚21の下部(下端部)は、軟弱地盤1の軟弱層11中に埋設されている。
小径杭3は、この例では、直径が約100mm(約0.1m)~約300mm(約0.3m)の杭である。小径杭3は、例えば、鋼管杭、木杭、モルタル杭などの杭である。小径杭3の構造、形状、材料などは、特に限定しない。小径杭3は、軟弱地盤1の軟弱層11中に複数本必要本数打設埋設されている。小径杭3の先端(下端)は、この例では、支持層10に達していない。なお、軟弱層11の状況に応じて、小径杭3の先端(下端)を支持層10に打ち込んでも良い。
介在物4は、図1に示すように、複数本の小径杭3の頭上に直接配設されている。これにより、介在物4の下面は、複数本の小径杭3の杭頭面(上端面)に直接載置されている。介在物4の上には、構造物2の下部構造物の基礎20が直接構築されている。これにより、介在物4の上面には、基礎20の底面が、直接載置されている。介在物4は、軟弱地盤1の軟弱層11中に埋設されている。介在物4は、構造物2の荷重を複数本の小径杭3に均等もしくはほぼ均等に伝達するものである。
介在物4は、この例では、安価な材料からなる土のう群である。介在物4の土のう群は、図1に示すように、土のう体40を、所定の幅および所定の奥行に敷設し、かつ、所定の高さに積層してなる。土のう体40は、この例では、3層に積層されている。なお、土のう体40は、1層、2層、4層以上積層されていても良い。また、土のう体40は、この例では、上下が左右に互い違いに積層されている。なお、土のう体40は、上下が左右に互い違いにならずにそのまま積層されていても良い。
土のう体40は、図2、図3に示すように、複数個、この例では、9個の土のう41を高強度の材料42で囲んでなる。9個の土のう41は、縦横3個ずつ平らに並べられている。土のう体40の平面視形状すなわち上から見た形状は、この例では、ほぼ正方形形状をなす。土のう体40の高さ(厚さ)HA、奥行DA、幅WAは、この例では、約150(約0.15m)~約300(約0.3m)mm、約1000mm(約1m)、約1000mm(約1m)である。なお、土のう体40の平面視形状は、ほぼ正方形形状以外、例えば、長方形形状であっても良い。また、高強度の材料42は、この例では、ジオテキスタイル(強力な合成繊維)である。
土のう41は、図4(A)、(B)に示すように、土のう袋43中に中詰材44を詰めてなる。土のう41の平面視形状は、この例では、ほぼ正方形形状をなす。なお、土のう41の平面視形状は、ほぼ正方形形状以外、例えば、長方形形状であっても良い。また、土のう41は、この例では、通常の土のうを使用する。すなわち、土のう袋43は、合成樹脂シート製の袋などからなり、中詰材44は、土砂などからなる。このため、土のう41は、安価な材料からなる。これにより、土のう群である介在物4は、安価である。
(実施形態に係る構造物の基礎工法の説明)
以下、この実施形態に係る構造物の基礎工法について、説明する。この実施形態に係る構造物の基礎工法は、図1に示すように、下記の第1工程と、第2工程と、第3工程と、を備える。
まず、軟弱地盤1の軟弱層11中に、直径が約100mm(約0.1m)~約300mm(約0.3m)の小径杭3を、複数本必要本数打設埋設する(第1工程)。なお、小径杭3の詳細な説明は、前記の基礎構造において詳細に説明したので、省略する。
つぎに、複数本の小径杭3の頭上に介在物4を直接配設する(第2工程)。なお、介在物4である土のう群、この土のう群を構成する土のう体40、この土のう体40を構成する土のう41および高強度の材料42の詳細な説明は、前記の基礎構造において詳細に説明したので、省略する。
それから、介在物4の上に構造物2の下部構造物の基礎20を直接構築する(第3工程)。なお、構造物2および基礎20の詳細な説明は、前記の基礎構造において詳細に説明したので、省略する。
(小径杭の必要本数の検討実施の説明)
以下、小径杭の必要本数(直接基礎の底面の面積に対する複数本の小径杭の総頭面積もしくは総断面積の割合)に関する検討実施について、図5~図8を参照して説明する。この検討は、以下の模擬条件下において、鉄道の設計標準で直接基礎の支持地盤と見なして良いとされるN値が30の砂質土地盤と同等程度の性能となる杭径・杭配置について、行われた。
なお、小径杭の頭面積とは、小径杭の杭頭面(上端面)の面積である。小径杭の断面積とは、小径杭を小径杭の長手方向の軸に対して垂直に切断した面の面積である。ここで、小径杭は、長手方向において均一もしくはほぼ均一の形状をなす。このため、小径杭の頭面積と小径杭の断面積とは、同等もしくはほぼ同等である。
図5、図6は、小径杭の必要本数に関する検討を実施した時の解析モデルを示す全体斜視説明図、一部鉛直断面説明図である。図7は、図5、図6の解析モデルにおいて検討を実施した小径杭の配置状態を示す説明図である。図8は、図5、図6の解析モデルにおいて、図7の小径杭の配置状態について検討を実施した結果を示す説明図(グラフ)である。
図5、図6中において、1Aは、軟弱地盤1を模擬した模擬軟弱地盤である。模擬軟弱地盤1Aの幅W、奥行D、層厚Hは、20.8m、20.8m、7mである。模擬軟弱地盤1Aは、図6に示すように、模擬支持層10A上に模擬軟弱層11Aが積層されている。模擬支持層10Aは、この例では、N値が30の砂質土で、層厚H2が2mである。一方、模擬軟弱層(表層土)11Aは、この例では、N値が5の軟弱な粘性土地盤で、層厚H1が5mである。
図5、図6中において、3S、3Lは、杭長H4が4.5mで、直径が100mm、300mmの模擬小径杭である。この複数本の模擬小径杭3S、3Lを模擬軟弱地盤1Aの模擬軟弱層11A中に打設(挿入)した条件で検討を実施した。なお、模擬小径杭3S、3Lの先端(下端)は、模擬軟弱地盤1Aの模擬支持層10Aに達している。すなわち、模擬小径杭3S、3Lの先端面(下端面)は、模擬軟弱地盤1Aの模擬支持層10Aの上面に直接載置されている。この結果、模擬小径杭3S、3Lの杭頭面(上端面)から模擬軟弱地盤1Aの模擬軟弱層11Aの模擬地表面GLAまでの高さH3は、0.5mである。
図5、図6中において、20Aは、構造物2の基礎(直接基礎)20を模擬した載荷板である。載荷板20Aの縦×横は、1.8m×1.8mである。載荷板20Aの板厚は、特に、定めていない。載荷板20Aは、複数本の模擬小径杭3S、3Lの杭頭に対応する模擬地表面GLA上に載置されている。そして、この載荷板20Aを、1000ステップ載荷で、鉛直に100mm強制変位させる静的解析により、鉛直荷重と鉛直変位(沈下量)の関係について検討した。
検討した複数本の模擬小径杭3S、3Lの配置状態を、図7に示す。ここで、図7において、複数本の模擬小径杭3S、3Lのうち真中の模擬小径杭3S、3Lの中心は、載荷板20Aの中心と一致もしくはほぼ一致する。
図7(A)は、直径が100mmの模擬小径杭3Sを、縦横3本ずつ合計9本、中心間S1で、配置したケース(A)である。図7(B)は、直径が100mmの模擬小径杭3Sを、縦横5本ずつ合計25本、中心間S1で、配置したケース(B)である。図7(C)は、直径が100mmの模擬小径杭3Sを、縦横7本ずつ合計49本、中心間S1で、配置したケース(C)である。図7(D)は、直径が100mmの模擬小径杭3Sを、縦横3本ずつ合計9本、中心間S2で、配置したケース(D)である。図7(E)は、直径が300mmの模擬小径杭3Lを、縦横3本ずつ合計9本、中心間S2で、配置したケース(E)である。図7(F)は、直径が300mmの模擬小径杭3Lを、合計13本、中心間S3、S4で、配置したケース(F)である。
中心間S1は、模擬小径杭3Sの直径の3倍であって、300mmである。中心間S2は、模擬小径杭3Sの直径の9倍であって、かつ、模擬小径杭3Lの直径の3倍であって、900mmである。中心間S3は、800mmである。中心間S4は、566mmである。
なお、図7のケースに加えて、模擬小径杭3S、3Lを配置せず、地盤条件をN値5の粘性土としたケース(G)と、地盤条件をN値30の砂質土をケース(H)を実施した。ケース(H)は、地盤改良の目標となるケースである。
前記の各ケースの検討の結果、各ケースの鉛直荷重と鉛直変位(沈下量)との関係は、図8に示すようになった。図8において、ケース(A)は、細線の二点鎖線で示す。ケース(B)は、太線の一点鎖線で示す。ケース(C)は、太線の二点鎖線で示す。ケース(D)は、細線の破線で示す。ケース(E)は、細線の一点鎖線で示す。ケース(F)は、太線の破線で示す。ケース(G)は、細線の実線で示す。ケース(H)は、太線の実線で示す。また、図8において、縦軸は、鉛直荷重を示し、単位が[kN]である。横軸は、鉛直変位(沈下量)を示し、単位が[mm]である。
ここで、載荷板20Aの面積をA(平方メートル)、模擬小径杭3S、3Lの総頭面積もしくは総断面積a(平方メートル)とする。載荷板20Aの面積に対する複数本の模擬小径杭3S、3Lの総頭面積もしくは総断面積の割合を、p=a/Aとする。図8から、ケース(B)およびケース(F)で、鉛直荷重と鉛直変位(沈下量)の関係が、N値30の砂質土と概ね同等となる。載荷板20Aの面積に対する複数本の模擬小径杭3S、3Lの総頭面積もしくは総断面積の割合pは、ケース(B)でp=6.1%、ケース(F)でp=28.4%となる。この解析モデルにおける載荷板20Aの面積に対する複数本の模擬小径杭3S、3Lの総頭面積もしくは総断面積の割合pは、実際の基礎(直接基礎)20の底面の面積に対する複数本の小径杭3の総頭面積もしくは総断面積の割合と、一致もしくはほぼ一致する。
この結果、実際の構造物の基礎構造および構造物の基礎工法において、直径が100mmの小径杭3(3S)の場合、構造物2の基礎(直接基礎)20の底面の面積に対する複数本の小径杭3(3S)の総頭面積もしくは総断面積の割合は、6.1%以上であることが好ましい。また、直径が300mmの小径杭3(3L)の場合、構造物2の基礎(直接基礎)20の底面の面積に対する複数本の小径杭3(3L)の総頭面積もしくは総断面積の割合は、28.4%以上であることが好ましい。
(介在物4の高さの検討実施の説明)
以下、介在物4の土のう群の高さ(厚さ)についての検討実施について、図9、図10を参照して説明する。この検討は、1/10スケールの振動台模型実験により行われた。
図9は、介在物の土のう群の高さ(厚さ)について検討を実施した時の1/10スケールの振動台模型実験の試験体を示す説明図である。図10は、図9の振動台模型実験の試験体において、検討を実施した結果を示す説明図(グラフ)である。
図9(A)(B)中において、1Bは、軟弱地盤1を模擬した模擬軟弱地盤である。10Bは、支持層10を模擬した模擬支持層である。11Bは、軟弱層11を模した模擬軟弱層であう。GLBは、模擬地表面である。
図9(A)(B)中において、2Bは、実物の橋脚21および基礎(直接基礎)20(図1参照)に対して、1/10スケールの橋脚模型である。橋脚模型2Bの高さ、すなわち、橋脚模型2Bの天端の上面(天面)から直接基礎の底面までの高さH5は、412mm(0.412m)である。また、橋脚模型2Bの天端の上面(天面)から直接基礎の上面までの高さH6は、362mm(0.362m)である。この結果、橋脚模型2Bの直接基礎の上面から底面までの高さは、50mm(0.05m)である。さらに、橋脚模型2Bの直接基礎の底面の幅W2、奥行は、300mm(0.3m)、300mm(0.3m)である。
図9(A)(B)中において、4Bは、実物の土のう体40(図1参照)に対して、1/10スケールの土のう模型である。1段の土のう模型4Bの幅W3、奥行、高さ(厚み)は、390mm(0.39m)、390mm(0.39m)、200mm(0.2m)である。
図9(A)(B)中において、WBは、橋脚模型2Bの天端に載置されたウエイトである。ウエイトWBは、板形状をなす。1枚のウエイトWBの幅、奥行、高さ、重さは、330mm(0.33m)、330mm(0.33m)、30mm(0.03m)、25kgである。3枚のウエイトWBは、橋脚模型2Bの天端の上面(天面)に重ねられた状態で載置される。3枚のウエイトWBの高さH7、重さは、90mm(0.09m)、75kgである。3枚のウエイトWBは、構造物2の橋桁22を模擬したものである。この3枚のウエイトWBは、75kgの重量を橋脚模型2Bの天端に加える。
図9(A)(B)中において、下側の水平矢印は、加速度の入力箇所を示す。橋脚模型2Bの直接基礎の上面から加速度の入力箇所までの高さH8は、100mm(0.1m)である。また、上側の水平矢印は、橋脚模型2Bの天端位置における加速度の応答箇所を示す。加速度の入力箇所から加速度の応答箇所までの高さH9は、250mm(0.25m)である。
図9(A)(B)中において、橋脚模型2BのC1は、橋脚模型2Bの直接基礎の底面を模擬支持層10Bの上面に直接設置したケースである。橋脚模型2BのC2は、3段の土のう模型4Bを模擬支持層10Bの上面から下方に設置し、かつ、橋脚模型2Bの直接基礎の底面を3段の土のう模型4Bの上面に直接設置したケースである。橋脚模型2BのC3は、3段の土のう模型4Bを模擬軟弱層11B中に設置し、かつ、橋脚模型2Bの直接基礎の底面を3段の土のう模型4Bの上面に直接設置したケースである。橋脚模型2BのC4は、5段の土のう模型4Bを模擬軟弱層11B中に設置し、また、5段の土のう模型4Bの下面を模擬支持層10Bの上面に直接設置し、さらに、橋脚模型2Bの直接基礎の底面を5段の土のう模型4Bの上面に直接設置したケースである。
図9(A)(B)の条件下で、前記の各ケースC1、C2、C3、C4について、振動台試験を行った結果、各ケースC1、C2、C3、C4の最大入力加速度と橋脚天端位置における最大応答加速度との関係は、図10に示すようになった。図10において、ケースC1は、丸で示す。ケースC2は、三角形で示す。ケースC3は、四角で示す。ケースC4は、Xで示す。また、図10において、縦軸は、最大入力加速度(Response Acc)を示し、単位が[gal]である。横軸は、と橋脚天端位置における最大応答加速度(Input Acc)を示し、単位が[gal]である。
図10に示すように、ケースC1からケースC4までの全体の傾向としては、入力加速度が400gal程度までは応答加速度の増加は見られるものの、それ以降で応答加速度は頭打ちを示している。この結果、模擬支持層10B上に橋脚模型2Bを設置したケースC1と同様に、土のう模型4Bを介して橋脚模型2Bを設置したケースC2、C3、C4についても、橋脚模型2Bの直接基礎の浮き上がりによる免震効果がある、と言うことが確認できた。
また、その頭打ちを示す応答加速度の値については、土のう模型4Bを5段設置したケースC4の値が若干低くなっているものの、それ以外のケースC2、C3は、ケースC1と同等の値となっている。これにより、土のう模型4Bを設置した橋脚模型2Bの支持力性能は、模擬支持層10B上の橋脚模型2Bの支持力性能と同等と言えることが確認できた。
以上から、実物の介在物4の土のう群の高さ(厚さ)が0.6mおよび1mの条件下における介在物4の土のう群は、良質な支持層10と同等程度の性能を有するものである。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、以上のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、安価な部材である小径杭3を軟弱地盤1中に打設するものであるから、軟弱地盤1上に構造物2を構築する場合において、その構造物2の基礎構造を安価に構築することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、複数本の小径杭3の頭上に介在物4を配設し、その介在物4の上に構造物2の下部構造物の基礎20を構築するものである。この結果、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、構造物2の荷重を介在物4を介して複数本の小径杭3に均等もしくはほぼ均等に伝達することができる。これにより、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、介在物4により、基礎20直下の地盤の破壊を防止することができ、高い耐震性能を得ることができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、直径が100mm~300mmの小径杭3を使用するものであるから、軟弱地盤1上に構造物2を構築する場合において、その構造物2の基礎構造をさらに安価に構築することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、構造物2の下部構造物の基礎20として直接基礎を使用(適用)するものであるから、構造物2の耐震性能の向上に寄与することができる。すなわち、直接基礎20は、地震時に浮き上がりが生じ、構造物2の中間構造物の橋脚21および上部構造物の橋桁22に入力される地震作用が頭打ちとなる免震特性に類似した効果が期待できる。この結果、鉄道や車道に適用される橋梁である構造物2の耐震性能の向上に寄与することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、直径が100mmの小径杭3Sを使用し、かつ、構造物2の基礎20として直接基礎を使用(適用)し、直接基礎20の底面の面積に対する複数本の小径杭3Sの総頭面積もしくは総断面積の割合が、6.1%以上であると、するものである。これにより、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、複数本の小径杭3Sが打設された軟弱層11を、良質な支持層10と、同等程度の性能すなわち支持力が得られる。
この結果、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、軟弱層11中に複数本の小径杭3Sを打設することにより、支持地盤の支持力が十分に必要とする直接基礎を、鉄道や車道に適用される橋梁である構造物2の基礎20として使用(適用)することができる。すなわち、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、表層地盤が軟弱な軟弱層11からなる軟弱地盤1に直接基礎を使用(適用)する場合において、所要の支持力を確保する目的で、表層地盤を掘削または地盤改良する必要が無い。これにより、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、軟弱層11中に複数本の小径杭3Sを打設して直接基礎を構築するものであるから、表層地盤を掘削または地盤改良して直接基礎を構築するものと比較して、コストを安価にすることができる。しかも、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、軟弱層11の層厚が厚い場合でも、安価なコストで直接基礎を構築することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、直径が300mmの小径杭3Lを使用し、かつ、構造物2の基礎20として直接基礎を使用(適用)し、直接基礎20の底面の面積に対する複数本の小径杭3Lの総頭面積もしくは総断面積の割合が、28.4%以上であると、するものである。これにより、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、複数本の小径杭3Lが打設された軟弱層11を、良質な支持層10と、同等程度の性能すなわち支持力が得られる。
この結果、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、前記の通り、支持地盤の支持力が十分に必要とする直接基礎を軟弱地盤1に構築する場合に、軟弱地盤1の軟弱層11中に複数本の小径杭3Lを打設することにより、安価なコストで構築することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、介在物4が安価な材料からなる土のう群であるから、コストを安価にすることができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、9個の土のう41を高強度の材料42で囲んで土のう体40を構成するものであるから、9個の土のう41からなる土のう体40を1単位として使用することができ、1個の土のう41を1単位として使用する場合と比較して、取り扱い易い。この結果、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、9個の土のう41からなる土のう体40を所定の幅および所定の奥行に敷設しかつ所定の高さに積層することにより、介在物4の土のう群を効率良く施工することができる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、9個の土のう41を高強度の材料42で囲んで土のう体40を構成し、この土のう体40を所定の幅および所定の奥行に敷設しかつ所定の高さに積層して、介在物4の土のう群を構成するものである。この結果、この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、上下に積層された土のう体40の高強度の材料42の摩擦係数を適宜に選択することにより、上下に積層された土のう体40の間の摩擦係数を適宜に調節することができ、しかも、上下に積層された土のう体40の間の摩擦係数を部分的に変えることができ、高い耐震性能が得られる。
この実施形態に係る構造物の基礎構造および構造物の基礎工法は、土のう体40の高さが200mmあるから、土のう体40を3層、4層、5層と上下に積層することにより、600mm、800mm、1000mmの高さの土のう群、すなわち、良質な支持層10と同等程度の性能を有する介在物4を効率良く施工することができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、構造物2として、鉄道や車道に適用される橋梁である。しかしながら、本発明においては、構造物として、鉄道や車道に適用される橋梁以外の構造物、たとえば、建物(建築構造物)などであっても良い。
また、前記の実施形態においては、土のう体40の高さを200mmとし、この土のう体40を3層、4層、5層と上下に積層して、高さが600mm、800mm、1000mmの土のう群すなわち介在物を設けるものである。しかしながら、本発明においては、土のう体40の高さを、200mm以外の高さ(例えば、50mm、100mmなど)としても良い。
この場合において、土のう群すなわち介在物の高さは、土のう体40の高さ×土のう体40の積層数となる。なお、土のう群すなわち介在物の高さは、例えば、100mm~1000mmが好ましい。
なお、本発明は、前記の実施形態により限定されるものではない。
1…軟弱地盤
1A、1B…模擬軟弱地盤
10…支持層
10A、10B…模擬支持層
11…軟弱層
11A、11B…模擬軟弱層
2…構造物
2B…橋脚模型
20…基礎(直接基礎)
20A…載荷板
21…橋脚
22…橋桁
3…小径杭
3S…直径が100mmの模擬小径杭
3L…直径が300mmの模擬小径杭
4…介在物(土のう群)
4B…土のう模型
40…土のう体
41…土のう
42…高強度の材料(ジオテキスタイル)
43…土のう袋
44…中詰材
C1、C2、C3、C4…1/10スケールの振動台模型実験で行われた橋脚模型のケース
D…模擬軟弱地盤の奥行
DA…土のう体の奥行
GL…地表面
GLA、GLB…模擬地表面
H…模擬軟弱地盤の層厚
H1…模擬軟弱層の層厚
H2…模擬支持層の層厚
H3…模擬小径杭の杭頭面から模擬地表面までの高さ
H4…模擬小径杭の杭長
H5…橋脚模型の天端の上面から直接基礎の底面までの高さ
H6…橋脚模型の天端の上面から直接基礎の上面までの高さ
H7…3枚のウエイトの高さ
H8…橋脚模型の直接基礎の上面から加速度の入力箇所までの高さ
H9…加速度の入力箇所から加速度の応答箇所までの高さ
HA…土のう体の高さ(厚さ)
S1、S2、S3、S4…中心間
W…模擬軟弱地盤の幅
W2…橋脚模型の直接基礎の幅
W3…土のう模型の幅
WA…土のう体の幅
WB…ウエイト

Claims (6)

  1. 軟弱地盤に構築される構造物の基礎構造であって、
    軟弱地盤中の打設されている複数本の小径杭と、
    複数本の前記小径杭の頭上に配設されている介在物と、
    前記介在物の上に構築されている前記構造物の下部構造物の基礎と、
    を備え、
    前記介在物は、土砂などの粒状物質を高強度の合成樹脂製の袋に収納した袋型杭頭敷設材を高強度のジオテキスタイルで囲った袋型杭頭敷設体として一体化し、一体化した袋型杭頭敷設体所定の幅および所定の奥行に隣接する前記袋型杭頭敷設体が隙間なく敷設され、かつ、所定の高さに積層してなる、
    ことを特徴とする構造物の基礎構造。
  2. 積層された前記袋型杭頭敷設体は、上下の前記袋型杭頭敷設体が互い違いになるように敷設された、
    請求項1に記載の構造物の基礎構造。
  3. 最下層の前記袋型杭頭敷設体は、前記小径杭と一対一に対応している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の基礎構造。
  4. 軟弱地盤に構築される構造物の基礎工法であって、
    軟弱地盤中に複数本の小径杭を打設する工程と、
    複数本の前記小径杭の頭上に介在物を配設する工程と、
    前記介在物の上に前記構造物の下部構造物の基礎を構築する工程と、
    を備え、
    前記介在物は、土砂などの粒状物質を高強度の合成樹脂製の袋に収納した袋型杭頭敷設材を高強度のジオテキスタイルで囲った袋型杭頭敷設体として一体化し、一体化した袋型杭頭敷設体所定の幅および所定の奥行に隣接する前記袋型杭頭敷設体が隙間なく敷設され、かつ、所定の高さに積層してなるものである、
    ことを特徴とする構造物の基礎工法。
  5. 積層された前記袋型杭頭敷設体は、上下の前記袋型杭頭敷設体が互い違いになるように敷設された、
    請求項4に記載の構造物の基礎工法。
  6. 最下層の前記袋型杭頭敷設体は、前記小径杭と一対一に対応している、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の構造物の基礎工法。
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