JP7098858B2 - 建築板 - Google Patents
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Description
合片の傾斜下面に線接触するように形成されているにすぎず、連結構造の安定性に欠ける可能性があった。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、建築物(構築物を含む)に用いる建築板であって、連結構造が安定するとともに、連結部における外装面(化粧面)が平坦な場合であっても複数の建築板を張り上げて形成した建物面(屋根、外壁等)であることが外観上判りづらく、雄型連結部と雌型連結部との嵌合部の施工性が容易で、かつ、施工後は嵌合部が外れにくく、防水性が向上する、建築板を提供することである。
すなわち、本発明に係る建築板は、矩形状の外装面を備え、前記矩形状の長手方向または短手方向の一端側および他端側にオスメス連結構造を有する建築板であって、前記建築板は平面状の金属板を前記オスメス連結構造を含めて所定の形状に折り曲げて形成され、前記オスメス連結構造について前記外装面に垂直な断面を見て、前記一端側に、第一傾斜角度を備えるように前記外装面から裏面側へ折り曲げられて形成された第一傾斜面と、前記第一傾斜面とは平行でない第三傾斜角度を備えるように、前記第一傾斜面から折り曲げられて形成された第三傾斜面とを備えたオス側連結部を有し、前記他端側に、前記第一傾斜角度に対応する第二傾斜角度を備えるように前記外装面から裏面側へ折り曲げられて形成された第二傾斜面と、前記第二傾斜面とは平行でなく前記第三傾斜角度に対応する第四傾斜角度を備えるように、前記第二傾斜面から折り曲げられて形成された第四傾斜面とを備えたメス側連結部を有し、前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に(連結した後に)、前記第一傾斜面に前記第二傾斜面が面接触するとともに、前記第三傾斜面に前記第四傾斜面が面接触するように形成したことを特徴とする。
さらに好ましくは、前記オス側第一屈曲部と前記メス側第一屈曲部とが空間を介して嵌合するように構成することができる。
さらに好ましくは、前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記第三傾斜面と前記第五傾斜面との間に形成されるオス側第二屈曲部と、前記第四傾斜面と前記第六傾斜面との間に形成されるメス側第二屈曲部とが嵌合するように構成することができる。
さらに好ましくは、前記オス側連結部は、前記オス側第一屈曲部により形成される角度と前記オス側第二屈曲部により形成される角度とが異なり、前記メス側連結部は、前記メス側第一屈曲部により形成される角度と前記メス側第二屈曲部により形成される角度とが異なるように構成することができる。
図1(A)に建築板1000についての断面構造を示す図を、図1(B)に建築板1000を連結した建物面部分の断面構造を示す図をそれぞれ示す。この図1に示すように、この建築板1000は、たとえば、長尺方向(矩形状における長手方向)を水平方向(横方向)として、外壁に使用される。なお、以下の説明において、これらの図1(A)および図1(B)を含める全ての図において、本発明に係る建築板についてのオスメス連結構造を説明する場合には、外装面1100に垂直な断面を見た場合の構造を記載している。
この建築板1000は、矩形状の外装面1100を備え、矩形状の長手方向または短手方向(ここでは短手方向)の一端側および他端側にオスメス連結構造500を有する。このオスメス連結構造500は、矩形状の一端側(ここでは下側)に設けられたオス側連結部100、および、矩形状の他端側(ここでは上側)に設けられたメス側連結部200を備え、これらのオスメス連結構造500を用いて建築板1000どうしが連結される。
なお、図2(A)に示す断面図においては、第三傾斜角度α(3)および第四傾斜角度α(4)は、略0度であって(α(3)≒α(4)≒0)、第三傾斜角度α(3)および第四傾斜角度α(4)の傾斜は、外装面1100と略平行になる。しかしながら、本発明に係る建築板においては、このように限定されるものではなく、図2(B)の断面図に示すように、第三傾斜角度α(3)および第四傾斜角度α(4)の傾斜は、外装面1100と略平行ではなく、第三傾斜角度α(3)および第四傾斜角度α(4)は、略5度(α(3)≒α(4)≒5度)等であっても構わない。図2(B)の断面図に示すような方向(メス側連結部200の方向が低くなる方向)に傾斜させると、屋外側から屋内側への水の浸入を効果的に防止することができる。
このオス側第一屈曲部120とメス側第一屈曲部230とが嵌合する場合において、オス側第一屈曲部120とメス側第一屈曲部230とが空間S(1)を介して嵌合する。
ここで、この第五傾斜面150および第六傾斜面260は、外装面1100(傾斜角度基準線)に略垂直な面を形成する。すなわち、第五傾斜角度α(5)および第六傾斜角度α(6)の傾斜角度は、外装面1100を基準として略90度となる。
さらに、オス側連結部100において、オス側第一屈曲部120により形成される角度β(1)とオス側第二屈曲部140により形成される角度β(2)とが異なり、メス側連結部200において、メス側第一屈曲部230により形成される角度β(3)とメス側第二屈曲部250により形成される角度β(4)とが異なる。
以上のように、建築板1000はこのような特徴的な構造を備える。以下において、さらに詳しく建築板1000について説明する。
図2(A)および図3に示すように、この建築板1000が備えるオス側連結部100は、
・外装面1100における下側の端部表面を形成する平面102と、
・この平面102から連続して略直角に曲げられた垂直面104と、
・この垂直面104から連続して第一傾斜角度α(1)で曲げられた第一傾斜面110と、
・第一傾斜面110とは平行でない第三傾斜角度α(3)を備えるように、第一傾斜面110から折り曲げられて形成された第三傾斜面130と、
・第一傾斜面110と第三傾斜面130との間に形成されるオス側第一屈曲部120と、・第一傾斜面110および第三傾斜面130の少なくともいずれかと平行でない(ここでは第一傾斜面110および第三傾斜面130の双方と平行でない)第五傾斜角度α(5)を備えるように、第三傾斜面130から折り曲げられて形成された第五傾斜面150と、
・第三傾斜面130と第五傾斜面150との間に形成されるオス側第二屈曲部140と、・第五傾斜面150から連続して第三傾斜面130が位置する方向とは逆側の(図面上における)水平方向に略直角に曲げられた水平折り返し面160と、
・水平折り返し面160から連続して反転するように曲げられた(オス側連結部100の端部が第三傾斜面130が位置する方向とは逆側の(図面上における)垂直方向に向かうように180度折り曲げられた)延長面170と、
を備える。この延長面170が上述したオス側ガイド部Gを形成する。
傾斜角度については、上述したように、第一傾斜面110、第三傾斜面130および第五傾斜面150の3つ全てが互いに平行でないものに限定されるものではなく、これらのうちの2つは平行であっても構わない。すなわち、第一傾斜角度α(1)、第三傾斜角度α(3)および第五傾斜角度α(5)のうちの2つは同じであっても構わない。
次に、図2(A)および図4に示すように、この建築板1000が備えるメス側連結部200は、
・この平面202から連続して第一傾斜角度α(1)に対応する第二傾斜角度α(2)を備えるように平面202から折り曲げられて形成された第二傾斜面220と、
・第二傾斜面220とは平行でなく第三傾斜角度α(3)に対応する第四傾斜角度α(4)を備えるように、第二傾斜面220から折り曲げられて形成された第四傾斜面240と、
・第二傾斜面220と第四傾斜面240との間に形成されるメス側第一屈曲部230と、・第二傾斜面220および第四傾斜面240の少なくともいずれかと平行でなく(ここでは第二傾斜面220および第四傾斜面240の双方と平行でない)第五傾斜角度α(5)に対応する第六傾斜角度α(6)を備えるように、第四傾斜面240から折り曲げられて形成された第六傾斜面260と、
・第四傾斜面240と第六傾斜面260との間に形成されるメス側第二屈曲部250と、
・第六傾斜面260から連続して第四傾斜面240が位置する(図面上における)水平方向に略直角に曲げられた水平折り返し上面270と、
・水平折り返し上面270とから連続して間隙を開けて反転するように曲げられた(メス側連結部200の端部が第四傾斜面240が位置する方向とは逆側の(図面上における)垂直方向に向かうように180度折り曲げられた)水平折り返し下面280と、
・水平折り返し下面280とから連続して間隙を開けて反転するように曲げられた(メス側連結部200の端部が第四傾斜面240が位置する(図面上における)垂直方向に向かうように180度折り曲げられた)反転面290と、
を備える。
また、図6(A)を用いて後述するように、この建築板1000と建築物(構築物を含む)との接合については、限定されるものではないが、オス側連結部100は接合されないで、メス側連結部200の水平折り返し下面280において接合部材B(釘、ビス、ボルトとナットとの組み合わせ等)により建築板1000と建築物(構築物を含む)とが接合される。
傾斜角度については、上述したように、第二傾斜面220、第四傾斜面240および第六傾斜面260の3つ全てが互いに平行でないものに限定されるものではなく、これらのうちの2つは平行であっても構わない。すなわち、第二傾斜角度α(2)、第四傾斜角度α(4)および第六傾斜角度α(6)のうちの2つは同じであっても構わない。
この差異以外についてはオスメス連結構造500とオスメス連結構造501とで同じであるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
さらに、上述したように、図5(A)に示す建築板1000におけるオスメス連結構造500と図5(B)に示す建築板1050におけるオスメス連結構造500との差異はなく、建築板1000と建築板1050との差異は表面意匠の差異だけであるので、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
このような構造を備えたオスメス連結構造500におけるオス側連結部100とメス側連結部200とを用いて建築板1000どうしを連結する際、および、連結した後(連結した際)におけるオスメス連結構造500の作用効果について、以下に詳しく説明する。
オス側連結部100とメス側連結部200とを用いて建築板1000どうしを連結した後においては、第一傾斜面110に第二傾斜面220が面接触するとともに、第三傾斜面130に第四傾斜面240が面接触するようにオスメス連結構造500が形成される。このように2箇所で面接触しているために、建築板1000どうしを連結したときに連結構造が安定するとともに、特に、図5(B)に示す外装面の表面がフラットな形状(平坦な形状)の建築板1050の場合に外装面の表面が揃うので好ましい。すなわち、複数の建築板1050を張り上げて形成した外壁、屋根等であることが外観上判りづらい。
することを抑制することができる。
ただし、本発明に係る建築板は、この水分浸入の抑制をさらに徹底するための水分浸入防止用のシール材(水密材の1種)を採用することを除外することを意味するものではない。たとえば、図6(A)に示す、シール材設置位置P(1)、シール材設置位置P(2)およびシール材設置位置P(3)等に水分浸入防止用のシール材を設けることも好ましい。特に、この場合において、この3箇所であれば、シール材設置位置P(1)、シール材設置位置P(2)、シール材設置位置P(3)の順で好ましい。なお、シール材としては乾式のパッキンや発泡ゴム等を含めて、樹脂固形体のみならず樹脂発泡体も用いること
ができ、これらをシール材設置位置P(1)等に設けるにあたっては接着剤のみならずホットメルト処理により行わせることもできる。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係る建築板1000によると、建築物(構築物を含む)に用いる建築板であって、連結構造が安定するとともに、連結部における外装面(化粧面)が平坦な場合であっても複数の建築板を張り上げて形成した外装であることが外観上判りづらく、オス側連結部100(雄型連結部)とメス側連結部200(雌型連結部)の嵌合部の施工性が容易で、かつ、施工後は嵌合部が外れにくく、防水性が向上する、建築板を提供することができる。
以上のような構造を備え、上述した作用効果を発現しうる本実施の形態に係る建築板の施工例について、図7~図15を参照して説明する。なお、図7~図11が本実施の形態に係る建築板1000または建築板1050を屋根材として使用する態様を説明するための図であって、図12~図15が本実施の形態に係る建築板1000または建築板1050を外壁材として使用する態様を説明するための図である。上述したように、本発明に係る建築板の使用部位は外壁にも屋根にも(その他にも)限定されるものではないが、以下においては、本実施の形態に係る建築板を屋根材または外壁材として使用する態様について説明する。また、これらの使用態様を説明するための図7および図12においては、斜視と断面とが1図に混在しており、斜視図で示す部分と断面図で示す部分とを注記している。
図7~図11を参照して、本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用する場合について説明する。なお、本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用する場合には、原則的に建築板の長尺方向(矩形状における長手方向)は垂直方向(縦方向)で縦葺きとなる。なお、本発明に係る建築板の適用から横葺きを排除するものではない。
図7に示すように、野地板600と垂木602と下葺材(ルーフィング)604とを含んで構成される建築物の屋根部分に、外装面1100の表面がフラットな形状(平坦な形状)の建築板1050を図示した方向(縦葺き)で設置する。この場合において、建築板1050のオスメス連結構造500のメス側連結部200の水平折り返し下面280において、接合部材Bにより、この建築板1050と建築物とが接合されている。より詳しくは、下葺材604とともに野地板600とメス側連結部200の水平折り返し下面280とが接合部材Bにより接合されている。このようにして本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用すると、フラットな面(平坦な面)で構成される屋根面を実現することができる。
・屋根材として使用態様(その2)
次に、図7に示す屋根の中央部ではなく、屋根の端部(たとえば切妻屋根の妻側(棟の両端部)の端部であるけらば)に、本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用する場合を図8を参照して説明する。より詳しくは、オス側連結部100を備える建築板1050と、メス側連結部200を備える役物(けらば水切)2050とが用いられて、建築板1050が備えるオス側連結部100と役物(けらば水切)2050が備えるメス側連結部200とが連結される。
おり、オスメス連結構造500を平面視において覆っているため、オスメス連結構造500に直接雨がかかりにくくなり防水性が向上するとともに、オスメス連結構造500が見えにくくなり意匠性が向上する。このようにして本実施の形態に係る(オスメス連結構造500を備える)建築板1050および役物2050を屋根のけらばに使用すると、けらばにおいて建築板1050どううしのオスメス連結構造500と同様の施工手順で施工することができ、フラットな面(平坦な面)で構成される屋根面を実現することができる。
次に、図8に示す屋根のけらばであって(図8に示す構造を簡略化して)、本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用する場合を図9を参照して説明する。なお、図9において、図8と同じ構成については同じ符号を付しており、その構造および作用は同じである。より詳しくは、オス側連結部100を備える建築板1050を用いるが、メス側連結部200を備えない役物3050が用いられる。役物3050がメス側連結部200を備えないので、オスメス連結構造500を構成するものではない。
次に、図9に示す屋根のけらばであって(図9に示す構造において役物3050に替えて建築板1050を押さえる返し部4052を備える役物4050を用いて)、本実施の形態に係る建築板1050を屋根材として使用する場合を図10を参照して説明する。なお、図10において、図8または図9とで同じ構成については同じ符号を付しており、その構造および作用は同じである。より詳しくは、図9と同様にオス側連結部100を備える建築板1050を用いるが、メス側連結部200を備えない役物4050が用いられる。役物4050が役物3050と同様にメス側連結部200を備えないので、オスメス連結構造500を構成するものではない。
次に、図11を参照して、本発明に係る建築板(オスメス連結構造500を備える)を屋根材(屋根の部位は限定されない)として使用する場合に好適な水返しについて説明する。図11に示すように、オスメス連結構造500のオス側連結部100の延長面170に水切りK(1)、および/または、オスメス連結構造500のメス側連結部200の水平折り返し下面280に水切りK(2)を設ける。この水切りは、建築物の外側から内側への水分の浸入を阻害するものであればよく、建築板と別体の樹脂等でできた部材を接着して構成したり、建築板を形成する金属製薄板材を加工して凸部を形成することにより構成したりすることで実現される。なお、メス側連結部200の水平折り返し下面280に水切りK(2)を設ける場合には、接合部材Bはメス側連結部200の水平折り返し下面280であって(必要に応じて白抜き矢示で示すように水平折り返し下面280を延長して)、水切りK(2)よりも建築物の内側(反転面290側)に設けられて、建築板と建築物(構築物を含む)とが接合されている。このように水切りを設けた建築板は、防水性をさらに向上させることができる。即ち、水切りK(1)および/または水切りK(2)により接合部材Bにまで水分が流入するのを抑制し、接合部材Bの周囲から水分が浸み込むのを防止することができる。
図12に示すように、縦胴縁800と防水紙(透湿防水シート)804とを含んで構成される建築物の外壁部分に、外装面1100の表面が凹凸形状(柄模様であっても構わない)の建築板1000を図示した方向(建築板の長尺方向が水平方向(横方向))で設置する。この場合において、建築板1000のオスメス連結構造500のメス側連結部200の水平折り返し下面280において、接合部材Bにより、この建築板1000と建築物とが接合されている。より詳しくは、縦胴縁800とメス側連結部200の水平折り返し下面280とが接合部材Bにより接合されている。このようにして本実施の形態に係る建築板1000を外壁材として使用すると、連結部が目立たないで表面意匠の不連続性が目立たないので美しい外壁面を実現することができる。
次に、図12に示す外壁の中央部ではなく、外壁の下端部に、本実施の形態に係る建築板1000を外壁材として使用する場合を図13を参照して説明する。より詳しくは、オス側連結部100を備える建築板1000と、メス側連結部200を備える役物(スターター金具)5050とが用いられて、建築板1000が備えるオス側連結部100と役物(スターター金具)5050が備えるメス側連結部200とが連結される。
次に、図13に示す外壁の下端であって(図13に示す構造を簡略化して)、本実施の形態に係る建築板1000を外壁材として使用する場合を図14を参照して説明する。なお、図14において、図13とで同じ構成については同じ符号を付しており、その構造および作用は同じである。より詳しくは、オス側連結部100を備える建築板1000を用いるが、メス側連結部200を備えない役物(スターター金具)6050が用いられる。役物6050がメス側連結部200を備えないので、オスメス連結構造500を構成するものではない。
次に、図14に示す外壁材の使用態様において、横張りを縦張りに変更したて、本実施の形態に係る建築板1000を外壁材として使用する場合を図15を参照して説明する。なお、図15において、図13または図14と同じ構成については同じ符号を付しており、その構造および作用は同じである。より詳しくは、オス側連結部100を備える建築板1000を用いるが、メス側連結部200を備えない役物(スターター金具)6050が用いられる。役物6050がメス側連結部200を備えないので、オスメス連結構造500を構成するものではない。
110 第一傾斜面
120 オス側第一屈曲部
130 第三傾斜面
140 オス側第二屈曲部
150 第五傾斜面
200 メス側連結部
220 第二傾斜面
230 メス側第一屈曲部
240 第四傾斜面
250 メス側第二屈曲部
260 第六傾斜面
500 オスメス連結構造
1000 建築板
1100 外装面
Claims (8)
- 矩形状の外装面を備え、前記矩形状の長手方向または短手方向の一端側および他端側にオスメス連結構造を有する建築板であって、前記建築板は平面状の金属板を前記オスメス連結構造を含めて所定の形状に折り曲げて形成され、
前記オスメス連結構造について前記外装面に垂直な断面を見て、
前記一端側に、
第一傾斜角度を備えるように前記外装面から裏面側へ折り曲げられて形成された第一傾斜面と、
前記第一傾斜面とは平行でない第三傾斜角度を備えるように、前記第一傾斜面から折り曲げられて形成された第三傾斜面とを備えたオス側連結部を有し、
前記他端側に、
前記第一傾斜角度に対応する第二傾斜角度を備えるように前記外装面から裏面側へ折り曲げられて形成された第二傾斜面と、
前記第二傾斜面とは平行でなく前記第三傾斜角度に対応する第四傾斜角度を備えるように、前記第二傾斜面から折り曲げられて形成された第四傾斜面とを備えたメス側連結部を有し、
前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記第一傾斜面に前記第二傾斜面が面接触するとともに、前記第三傾斜面に前記第四傾斜面が面接触するように形成し、
前記外装面に近い前記第一傾斜面および前記第二傾斜面は、前記外装面に略垂直な面でも略平行な面でもない斜めの面を形成し、
前記外装面に遠い前記第三傾斜面および前記第四傾斜面は、前記外装面に略垂直な面でも斜めの面でもない略平行な面を形成し、
前記オス側連結部は、前記第一傾斜面および前記第三傾斜面の少なくともいずれかと平行でない第五傾斜角度を備えるように、前記第三傾斜面から折り曲げられて形成された第五傾斜面をさらに備え、
前記メス側連結部は、前記第二傾斜面および前記第四傾斜面の少なくともいずれかと平行でなく第五傾斜角度に対応する第六傾斜角度を備えるように、前記第四傾斜面から折り曲げられて形成された第六傾斜面をさらに備え、
前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記第五傾斜面に前記第六傾斜面が面接触することを特徴とする建築板。 - 前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記第一傾斜面と前記第三傾斜面との間に形成されるオス側第一屈曲部と、前記第二傾斜面と前記第四傾斜面との間に形成されるメス側第一屈曲部とが嵌合することを特徴とする、請求項1に記載の建築板。
- 前記オス側第一屈曲部と前記メス側第一屈曲部とが空間を介して嵌合することを特徴とする、請求項2に記載の建築板。
- 前記第五傾斜面および前記第六傾斜面は、前記外装面に略垂直な面を形成することを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の建築板。
- 前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記第三傾斜面と前記第五傾斜面との間に形成されるオス側第二屈曲部と、前記第四傾斜面と前記第六傾斜面との間に形成されるメス側第二屈曲部とが嵌合することを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれかに記載の建築板。
- 前記オス側第二屈曲部と前記メス側第二屈曲部とが空間を介して嵌合することを特徴とする、請求項5に記載の建築板。
- 前記オスメス連結構造において、前記第一傾斜面と前記第三傾斜面との間にオス側第一屈曲部が形成され、前記第二傾斜面と前記第四傾斜面との間にメス側第一屈曲部が形成され、前記第三傾斜面と前記第五傾斜面との間にオス側第二屈曲部が形成され、前記第四傾斜面と前記第六傾斜面との間にメス側第二屈曲部が形成され、
前記オス側連結部は、前記オス側第一屈曲部により形成される角度と前記オス側第二屈曲部により形成される角度とが異なり、
前記メス側連結部は、前記メス側第一屈曲部により形成される角度と前記メス側第二屈曲部により形成される角度とが異なることを特徴とする、請求項1~請求項6のいずれかに記載の建築板。 - 前記メス側連結部は、前記第六傾斜面から折り曲げられて形成されたU字状のメス側ガイド部をさらに備え、
前記オス側連結部は、前記メス側ガイド部に挿入されるオス側ガイド部をさらに備え、
前記オスメス連結構造を用いて前記建築板どうしを連結した際に、前記メス側ガイド部に前記オス側ガイド部が挿入されることを特徴とする、請求項1~請求項7のいずれかに記載の建築板。
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