JP7097270B2 - 吸収性シート、吸収性物品及び吸収性シートの製造方法 - Google Patents
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前記吸収性シートは、坪量が互いに異なる3種類以上の領域を有し、
前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向における任意の位置に存在しているとともに、縦方向に直交する横方向における任意の位置に存在している、吸収性シートを提供するものである。
前記湿潤紙匹上に吸水性ポリマーを散布し、
前記吸水性ポリマーを含む前記湿潤紙匹上に、親水性繊維及び熱融着性繊維を含む繊維構造体を重ね合わせて繊維複合体を形成し、然る後に、該繊維複合体を乾燥させる、吸収性シートの製造方法であって、
前記抄紙網として、その抄紙面に一方向に延びる低堆積部及び高堆積部が交互に形成されたものを用い、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有する前記湿潤紙匹を抄造し、
前記繊維構造体として、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有するものを用い、
前記繊維構造体に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向が、前記湿潤紙匹に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向と交差するように、該湿潤紙匹上に該繊維構造体を重ね合わせる、吸収性シートの製造方法を提供するものである。
<1>
親水性繊維、熱融着性繊維及び吸水性ポリマーを含み、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在している吸収性シートであって、
前記吸収性シートは、坪量が互いに異なる3種類以上の領域を有し、
前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向における任意の位置に存在しているとともに、縦方向に直交する横方向における任意の位置に存在している、吸収性シート。
前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向及び横方向のいずれの位置にも存在している、前記<1>に記載の吸収性シート。
<3>
前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向における任意の位置と横方向における任意の位置とのそれぞれに交互に存在している、前記<1>又は<2>に記載の吸収性シート。
<4>
前記吸収性シートの縦方向Xにおけるいずれの位置にも、坪量が互いに異なる領域のうち2種類以上が存在し、且つ該吸収性シートの横方向Yにおけるいずれの位置にも、坪量が互いに異なる領域のうち2種類以上が存在していることが好ましい、前記<1>ないし<3>のいずれか一に記載の吸収性シート。
坪量が互いに異なる3種類以上の前記領域が、坪量が最も高い高坪量領域と、坪量が最も低い低坪量領域と、坪量が該高坪量領域と該低坪量領域との中間である中坪量領域とを有し、
前記中坪量領域が一方向に延びて存在しており、
前記中坪量領域の延在方向と直交する方向における該中坪量領域の幅が2mm未満である、前記<1>ないし<4>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<6>
前記中坪量領域が、前記縦方向及び前記横方向との双方に交差するように所定の角度を有して延在している、前記<5>に記載の吸収性シート。
<7>
前記中坪量領域及び前記低坪量領域が交互に且つ直線状に配置された第1列を所定の間隔で複数有している、前記<5>又は<6>に記載の吸収性シート。
<8>
第1列どうしの間隔は、1mm以上6mm以下であり、1.5mm以上であることが更に好ましく、また3mm以下であることが更に好ましい、前記<7>に記載の吸収性シート。
<9>
第1列どうしの間隔は1.5mm以上3mm以下である、前記<7>又は<8>に記載の吸収性シート。
前記中坪量領域及び前記低坪量領域が交互に且つ直線状に配置された第2列を所定の間隔で複数有し、
第1列と第2列とがなす角度θは、5度以上90度以下であり、8度以上であることが更に好ましく、また60度以下であることが更に好ましい、前記<7>ないし<9>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<11>
前記中坪量領域及び前記低坪量領域が交互に且つ直線状に配置された第2列を所定の間隔で複数有し、
第1列と第2列とがなす角度θは、8度以上60度以下である、前記<7>ないし<10>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<12>
前記中坪量領域の延在方向と直交する方向における長さを前記中坪量領域の幅としたときに、前記中坪量領域の幅は、0.5mm以上2mm未満であり、1.8mm以下であることがより好ましく、1.5mm以下であることが更に好ましく、また下限は0.5mm以上が好ましい、前記<5>ないし<11>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<13>
前記中坪量領域の延在方向と直交する方向における長さを前記中坪量領域の幅としたときに、前記中坪量領域の幅は、0.5mm以上1.5mm以下である、前記<5>ないし<12>のいずれか一に記載の吸収性シート。
坪量が互いに異なる3種類以上の前記領域が、坪量が最も高い高坪量領域と、坪量が最も低い低坪量領域と、坪量が該高坪量領域と該低坪量領域との中間である中坪量領域とを有し、
前記高坪量領域、前記中坪量領域及び前記低坪量領域が所定の順序で配置されてなる繰り返し単位が、縦方向及び横方向のそれぞれに複数繰り返すように配置されている部位が複数存在する、前記<1>ないし<13>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<15>
前記高坪量領域、前記中坪量領域、前記低坪量領域及び前記中坪量領域がこの順序で配置されてなる繰り返し単位が前記横方向に沿って繰り返すように配置されている、前記<14>に記載の吸収性シート。
<16>
前記高坪量領域、前記中坪量領域、前記低坪量領域及び前記中坪量領域がこの順序で配置されてなる繰り返し単位が前記縦方向に沿って繰り返すように配置されている、前記<14>又は<15>に記載の吸収性シート。
<17>
前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数且つ互いに離間して存在し、
前記吸収性シートの横方向に沿って隣り合う該低坪量領域どうしの間隔が1mm以上6mm以下であり、2mm以上であることが更に好ましく、4mm以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<16>のいずれか一に記載の吸収性シート。
前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数且つ互いに離間して存在し、
前記吸収性シートの横方向に沿って隣り合う該低坪量領域どうしの間隔が2mm以上4mm以下である、前記<1>ないし<17>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<19>
前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数存在し、該各低坪量領域の面積が、0.01cm2以上0.22cm2以下であり、0.02cm2以上であることが更に好ましく、0.07m2以下であることが更に好ましい、前記<1>ないし<18>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<20>
前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数存在し、該各低坪量領域の面積が、0.02cm2以上0.07cm2以下である、前記<1>ないし<19>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<21>
厚みが1.5mm以下である、前記<1>ないし<20>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<22>
吸収性シートの破断強度は、200cN以上2000cN以下であり、250cN以上であることがより好ましく、300cN以上であることが更に好ましい、前記<1>ないし<21>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<23>
抄紙体で構成されている、前記<1>ないし<22>のいずれか一に記載の吸収性シート。
<24>
前記<1>ないし<23>のいずれか一に記載の吸収性シートが、表面シートと裏面シートとの間に配されている、吸収性物品。
<25>
親水性繊維及び熱融着性繊維を水に分散させたスラリーを抄紙網で湿式抄紙して、親水性繊維及び熱融着性繊維を含む湿潤紙匹を形成し、
前記湿潤紙匹上に吸水性ポリマーを散布し、
前記吸水性ポリマーを含む前記湿潤紙匹上に、親水性繊維及び熱融着性繊維を含む繊維構造体を重ね合わせて繊維複合体を形成し、然る後に、該繊維複合体を乾燥させる、吸収性シートの製造方法であって、
前記抄紙網として、その抄紙面に一方向に延びる低堆積部及び高堆積部が交互に形成されたものを用い、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有する前記湿潤紙匹を抄造し、
前記繊維構造体として、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有するものを用い、
前記繊維構造体に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向が、前記湿潤紙匹に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向と交差するように、該湿潤紙匹上に該繊維構造体を重ね合わせる、吸収性シートの製造方法。
<26>
前記スラリーを第2抄紙網で抄紙して前記繊維構造体を形成し、
第2抄紙網として、その抄紙面に、一方向に延びる低堆積部及び高堆積部が交互に形成されたものを用い、高坪量部及び低坪量部とを交互に有する前記繊維構造体を抄造し、
前記抄紙面に形成されている低堆積部及び高堆積部の延びる方向と、第2抄紙網の抄紙面に形成されている低堆積部及び高堆積部の延びる方向とが交差するように配置して繊維構造体及び湿式紙匹を抄造する、前記<25>に記載の吸収性シートの製造方法。
<27>
前記抄紙面は開孔を複数有し、
前記開孔は前記抄紙面に均一に存在しており、
前記高堆積部に形成されている溝部が、前記低堆積部に形成されている溝部より深い、前記<25>又は<26>に記載の吸収性シートの製造方法。
<28>
前記抄紙面は開孔を複数有し、
抄紙面において、高堆積部に存在する開孔が、低堆積部に存在する開孔よりも多い、前記<25>ないし<27>のいずれか一に記載の吸収性シートの製造方法。
<29>
前記抄紙網は開孔を複数有し、
前記高堆積部は開孔しており、且つ前記低堆積部は開孔していない、前記<25>ないし<28>のいずれか一に記載の吸収性シートの製造方法。
<30>
前記抄紙面は開孔を複数有し、
前記開孔は前記抄紙面に均一に存在しており、
前記抄紙面上に開孔の少ない開孔部材が配置されて低堆積部が形成されている、前記<25>ないし<27>のいずれか一に記載の吸収性シートの製造方法。
図4に示す製造装置を用いて、図2(b)に示すように、坪量が互いに異なる領域を3種類有する吸収性シートを湿式抄紙法によって製造した。詳細には、繊維構造体11に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向が、湿潤紙匹12Aに形成されている高坪量部12b及び低坪量部12aの延びる方向と交差するように、湿潤紙匹12A上に繊維構造体11を重ね合わせて乾燥し、図2(b)に示す坪量配置を有する吸収性シートを製造した。繊維構造体11の坪量は25g/m2であり、吸水性ポリマー15の坪量は30g/m2であり、吸収性シート10の坪量は75g/m2であった。吸収性シート10中の親水性繊維の含有量は、吸収性シート100質量部中58.6質量部であり、熱融着性繊維の含有量は、吸収性シート100質量部中1.4質量部であり、吸水性ポリマーの含有量は、吸収性シート100質量部中40.0質量部であった。吸収性シートに形成された第1列L1及び第2列L2は、これらの列のなす角度が10度となるように交差した交差形状とし、列の幅W1及び列どうしの間隔W2は以下の表1に示すとおりとした。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
図1に示す坪量配置を有するものとし、吸収性シート10に形成された第1列L1と第2列L2とのなす角度が30度となるように交差した交差形状とした他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
図2(c)に示す坪量配置を有するものとし、吸収性シート10に形成された第1列L1と第2列L2とのなす角度θが60度となるように交差した交差形状とした他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
図2(b)に示す坪量配置を有するものとし、第1列L1どうしの間隔と、第2列L2どうしの間隔W2とをそれぞれ5mmとする交差形状とした他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
図2(a)に示す坪量配置を有するものとし、第1列L1と第2列L2とのなす角度θが90度となるように交差した交差形状とした他は、実施例1と同様の幅及び列間隔を有する吸収性シートを製造した。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
図2(b)に示す坪量配置を有するものとし、列の幅W1を2mmとし、列の間隔W2を6mmとした他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。
繊維構造体11に形成されている高坪量部11b及び低坪量部11aの延びる方向が、湿潤紙匹12Aに形成されている高坪量部12b及び低坪量部12aの延びる方向と一致するように、湿潤紙匹12A上に繊維構造体11を重ね合わせて乾燥した他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。この吸収性シートは、低坪量領域及び高坪量領域のみが交互に存在しており、低坪量領域と高坪量領域とがそれぞれ線状に延びて形成されているものであった。
線状に形成された低坪量領域の幅を2mmとし、低坪量領域どうしの間隔を6mmとした他は、比較例2と同様に、低坪量領域及び高坪量領域のみが交互に存在しており、低坪量領域と高坪量領域とがそれぞれ線状に延びて形成されている吸収性シートを製造した。
坪量分布が均一な繊維複合体を形成して乾燥し、吸収性シートを製造した。本比較例の吸収性シートは、一枚のシートに坪量の異なる領域が存在せず、坪量が均一のシートであった。
ブロック状の坪量分布パターンを有する吸収性シートを混合積繊法によって製造した。詳細には、ブロック状の集積用凹部が外周面の周方向に一定の間隔で形成された積繊ドラムを備えた公知の積繊装置を用い、集積用凹部の底面から吸引しつつ、ダクト内に、吸水性ポリマーとパルプ繊維とを混合したコア材料を供給することによって、集積用凹部の形状に堆積したコア材料を得た。そのコア材料を、集積用凹部から離型することで、吸収性シートの前駆体を得た。吸収性シートの前駆体は、コアラップシートで被覆し、ロータリーカッターでカットした。このようにして吸収性シートを得た。
図2(b)に示す坪量配置を有するものとし、第1列L1どうしの間隔と、第2列L2どうしの間隔W2とをそれぞれ8mmとする交差形状とした他は、実施例1と同様に吸収性シートを製造した。得られた吸収性シートには、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在していた。
引張圧縮試験機(株式会社島津製作所製、AG-IS)を用いて、JIS P 8113に準じて、吸収性シートの破断強度を引張試験によって測定した。詳細には、各実施例及び比較例の測定サンプルとして、その寸法が長さ(縦方向X200mm×幅(横方向Y)25mmであるシートを用いた。これらの測定サンプルを、50Nのロードセルを用い、チャック間距離を180mmとし、その横方向に伸長させるように引張速度20mm/minで引っ張り、破断時の最大荷重(cN)を記録した。1つの測定対象部位につき5つの測定サンプルを用意してそれぞれの最大荷重を測定し、それらの平均値をCD方向破断強度(cN)とした。CD方向強度が高いほど、シートの強度が高いものである。結果を表1に示す。
実施例及び比較例のねじれ剛性は、以下の方法で評価した。詳細には、長さ120mm×幅75mmにカットしたサンプルを用いた。測定条件は、チャック間距離:100mm、ねじり角:0deg、-40deg、+40deg、0degの順、ねじり速度:66.67deg/sec、初期張力:50gにて行った。チャック下部をスティッピングモーターで回転させ、チャック上部にかかるトルク(mN×m)と軸方向荷重(mN)とを測定した。ねじれ剛性(mN×m2)は、ねじり角をX軸に、トルクをY軸にプロットしたときに、ねじり角が0deg~5degのときの傾きで表される。ねじれ剛性が低いほど、シートがしなやかで、柔軟性を有するものである。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の繰り返し通液時間は、その所要時間を基準として、以下の方法で評価した。詳細には、内径5cmのガラス筒の間に、筒の開口部を覆う大きさに切り出した吸収性シートの中央部が開口部に配置するように挟み、B型粘度計(東機産業株式会社製 型番TVB-10M、測定条件:ローターNo.19、30rpm、60秒間)を用いて測定した粘度が、25℃で8mPa・sになるように血球・血漿比率を調整した馬無菌脱繊血(株式会社日本生物材料センター製)3gを注入し、筒から2gの馬無菌脱繊血が通液するまでの時間を測定した。この操作を再度行い、2回目に注入した際の通液時間を繰り返し通液時間(秒)とした。繰り返し通液時間の測定は独立して2回行い、2回の測定値の平均値を示した。繰り返し通液時間が短いほど、シートが高い通液性を有するものである。結果を表1に示す。
11 繊維構造体
12A 湿潤紙匹
15 吸水性ポリマー
100 製造装置
22 抄紙網
H 高坪量領域
M 中坪量領域
L 低坪量領域
MD 搬送方向
X 縦方向
Y 横方向
Claims (8)
- 親水性繊維、熱融着性繊維及び吸水性ポリマーを含み、厚み方向に三等分したいずれの部位にも吸水性ポリマーが存在している吸収性シートであって、
前記吸収性シートは、坪量が互いに異なる3種類以上の領域を有し、
前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向における任意の位置に存在しているとともに、縦方向に直交する横方向における任意の位置に存在しており、
坪量が互いに異なる3種類以上の前記領域が、坪量が最も高い高坪量領域と、坪量が最も低い低坪量領域と、坪量が該高坪量領域と該低坪量領域との中間である中坪量領域とを有し、
前記中坪量領域が一方向に延びて存在しており、
前記中坪量領域の延在方向と直交する方向における該中坪量領域の幅が2mm未満である、吸収性シート。 - 前記領域のうち2種類以上が、前記吸収性シートの縦方向における任意の位置と横方向における任意の位置とのそれぞれに交互に存在している、請求項1に記載の吸収性シート。
- 前記高坪量領域、前記中坪量領域及び前記低坪量領域が所定の順序で配置されてなる繰り返し単位が、縦方向及び横方向のそれぞれに複数繰り返すように配置されている部位が複数存在する、請求項1又は2に記載の吸収性シート。
- 前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数且つ互いに離間して存在し、
前記吸収性シートの横方向に沿って隣り合う該低坪量領域どうしの間隔が1mm以上6mm以下である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性シート。 - 前記領域のうち坪量が最も低い低坪量領域が複数存在し、該各低坪量領域の面積が、0.01cm2以上0.22cm2以下である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 厚みが1.5mm以下である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性シート。
- 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収性シートが、表面シートと裏面シートとの間に配されている、吸収性物品。
- 親水性繊維及び熱融着性繊維を水に分散させたスラリーを抄紙網で湿式抄紙して、親水性繊維及び熱融着性繊維を含む湿潤紙匹を形成し、
前記湿潤紙匹上に吸水性ポリマーを散布し、
前記吸水性ポリマーを含む前記湿潤紙匹上に、親水性繊維及び熱融着性繊維を含む繊維構造体を重ね合わせて繊維複合体を形成し、然る後に、該繊維複合体を乾燥させる、吸収性シートの製造方法であって、
前記抄紙網として、その抄紙面に一方向に延びる低堆積部及び高堆積部が交互に形成されたものを用い、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有する前記湿潤紙匹を抄造し、
前記繊維構造体として、一方向に延びる高坪量部及び低坪量部を交互に有するものを用い、
前記繊維構造体に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向が、前記湿潤紙匹に形成されている高坪量部及び低坪量部の延びる方向と交差するように、該湿潤紙匹上に該繊維構造体を重ね合わせる、吸収性シートの製造方法。
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