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JP7093711B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

この発明は、動作モードの切り替えが可能な電子時計に関する。
従来、指針によって表示する情報の内容の切り替えや、特定の機能のオン/オフの切り替えなどの複数の動作モードの切り替えがユーザ操作によって可能な電子時計が知られている。また、リューズやプッシュボタンなどのユーザ操作を受け付ける操作部を複数備える電子時計が知られている。また、指針を用いた表示部による表示内容等を変更するための操作部がその表示部の近くに配置された構成が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開昭59-116077号公報
しかしながら、上述した従来技術では、電子時計の大型化および外観品質の劣化を回避しつつ、電子時計の動作モードの切り替えを行うための操作部をユーザに容易に把握させることができないという問題がある。
たとえば、動作モードの表示部の付近に、その動作モードを切り替えるための操作部がいずれであるかを説明する文字列等を表記することが考えられるが、文字列等の表記に要するスペースの確保のために電子時計が大型化したり、文字列等の表記により電子時計の外観品質が劣化したりするという問題がある。
また、たとえば動作モードを切り替えるための操作部をその動作モードの表示部の近くに配置するのみでは、ユーザは、その操作部と表示部との対応関係をユーザが容易に把握することができないという問題がある。また、動作モードを切り替えるための操作部をその動作モードの表示部の近くに配置するという制限により、電子時計における各要素のレイアウトが困難になり、電子時計が大型化したり電子時計の外観品質が劣化したりするという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、電子時計の大型化および外観品質の劣化を回避しつつ、電子時計の動作モードの切り替えを行うための操作部をユーザに容易に把握させることができる電子時計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる電子時計は、互いに切り替え可能な複数の動作モードのうちの自時計の現在の動作モードを表示し、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が所定の色である表示部と、ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色と一致または類似する色である第1の操作部と、ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分に前記所定の色と一致または類似する色の部分を含まない、前記第1の操作部と異なる第2の操作部と、前記第1の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記複数の動作モードの中で自時計の動作モードを切り替える制御を行い、前記第2の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記制御とは異なる動作を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
これにより、表示部によって表示される動作モードの切り替えを行うための操作部が第2の操作部ではなく第1の操作部であることをユーザが容易に把握することができる。
また、この発明にかかる電子時計は、前記表示部が、前記複数の動作モードを示す各表記を含む表示板と、前記表示板における前記各表記のうち自時計の現在の動作モードを示す表記を指示する指針と、を含み、前記各表記および前記指針の少なくともいずれかのユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色であることを特徴とする。
また、この発明にかかる電子時計は、前記表示部が、前記所定の色と一致せずかつ類似しない色の表示板に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる電子時計は、前記第1の操作部が竜頭であることを特徴とする。
また、この発明にかかる電子時計は、前記第1の操作部が、ユーザ操作を受け付ける自時計の操作部のうち前記表示部に最も近い位置に設けられた操作部であることを特徴とする。
また、この発明にかかる電子時計は、ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色と一致または類似する色である、前記第1の操作部と異なる操作部を備えないことを特徴とする。
また、この発明にかかる電子時計は、前記複数の動作モードとは異なる互いに切り替え可能な第2の複数の動作モードのうちの自時計の現在の動作モードを表示し、ユーザから視認される部分に前記所定の色(以下、「第1の色」と称する。)と一致または類似する色の部分を含まず、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が、前記第1の色と一致せずかつ類似しない第2の色である第2の表示部を備え、前記第2の操作部が、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記第2の色と一致または類似する色であり、前記制御部が、前記第2の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記第2の複数の動作モードの中で自時計の動作モードを切り替える制御を行うことを特徴とする。
この発明の一側面によれば、電子時計の大型化および外観品質の劣化を回避しつつ、電子時計の動作モードの切り替えを行うための操作部をユーザに容易に把握させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる電子時計の外観の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部の一例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる電子時計のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施の形態にかかる電子時計の動作の各動作モードの一例を示す状態遷移図である。 図5は、実施の形態にかかる電子時計のモードマークの他の一例を示す図である。 図6は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部の他の一例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部のさらに他の一例を示す図である。 図8は、実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部の他の一例を示す図である。 図9は、実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部のさらに他の一例を示す図である。 図10は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードの複数の表示部の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明にかかる電子時計の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる電子時計の外観)
図1は、実施の形態にかかる電子時計の外観の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかる電子時計100は、外装(時計ケース)である胴内に、文字板(表示板)110、時針121、分針122、秒針123および指針140を備える。
時針121、分針122および秒針123は、文字板110に表記された時刻(たとえば「0」、「1」、「2」、「3」など)や目盛を指示することによって現在時刻を表示する指針である。図1に示す例において、時針121および分針122は、互いに長さが同じ指針であるが、それぞれ着色領域の位置や大きさが異なることによって互いに区別可能になっている。
時針121、分針122および秒針123のそれぞれは、現在時刻とは異なる情報の表示にも用いられてもよい。たとえば、時針121および分針122によってそれぞれ現在時刻の時および分を表示しつつ、秒針123によって現在時刻の秒とは異なる情報を表示してもよい。このような秒針123による情報表示については後述する。
電子時計100は、互いに切り替え可能な複数の動作モードを有する。この複数の動作モードは、たとえば電子時計100における特定の機能に関する各動作状態である。たとえば、複数の動作モードは、秒針123による情報表示に関する各動作モードであって、秒針123により表示する情報の種別が異なる各動作モードである。
この場合に、複数の動作モードにおいて秒針123により表示される各情報には、たとえば電子時計100における測定により得られた計測結果が含まれる。また、複数の動作モードにおいて秒針123により表示される各情報には、電子時計100が外部の通信装置から受信した情報が含まれてもよい。
一例としては、複数の動作モードは、電子時計100による方位の計測結果を秒針123により表示する動作モードと、電子時計100による温度の計測結果を秒針123により表示する動作モードと、電子時計100による高度の計測結果を秒針123により表示する動作モードと、を含む。方位、温度および高度の測定方法や表示方法については後述する。
ただし、複数の動作モードは、秒針123による情報表示に関する各動作モードに限らず、互いに切り替え可能な各種の各動作モードとすることができる。たとえば、複数の動作モードは、時針121、分針122、指針140、またはその他の表示部材による情報表示に関する各動作モードであってもよい。
または、複数の動作モードは、電子時計100の省エネルギー機能に関する各動作モードであってもよい。この場合の一例として、複数の動作モードは、省エネルギー機能がオンである動作モードと、省エネルギー機能がオフである動作モードと、を含む。また、この場合の別の一例として、複数の動作モードは、第1の省エネルギー機能がオンである動作モードと、第1の省エネルギー機能より省エネルギーレベルが低い第2の省エネルギー機能がオンである動作モードと、省エネルギー機能がオフである動作モードと、を含む。省エネルギー機能については後述する(たとえば図10参照)。
または、複数の動作モードは、電子時計100が標準電波等を受信することにより内部時刻を自動的に修正する機能に関する各動作モードであってもよい。この場合の一例として、複数の動作モードは、標準電波等を受信することにより内部時刻を自動的に修正する動作モードと、内部時刻を自動的に修正しない動作モードと、を含む。また、この場合の別の一例として、複数の動作モードは、標準電波を受信することにより内部時刻を自動的に修正する動作モードと、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)信号を受信することにより内部時刻を自動的に修正する動作モードと、内部時刻を自動的に修正しない動作モードと、を含む。
または、複数の動作モードは、時針121、分針122および秒針123によって表示される時刻のタイムゾーンが異なる各動作モードであってもよい。この場合の一例として、複数の動作モードは、時針121、分針122および秒針123によって日本のタイムゾーンの時刻を表示する動作モードと、時針121、分針122および秒針123によって日本以外の国のタイムゾーンの時刻を表示する動作モードと、を含む。
または、複数の動作モードは、時針121、分針122および秒針123によって表示される時刻におけるサマータイム等の適用の有無が異なる各動作モードであってもよい。この場合の一例として、複数の動作モードは、時針121、分針122および秒針123によってサマータイムが適用された時刻を表示する動作モードと、時針121、分針122および秒針123によってサマータイムが適用されていない時刻を表示する動作モードと、を含む。
このように、複数の動作モードは、電子時計100において互いに切り替え可能な各種の各動作モードとすることができる。ここでは一例として、複数の動作モードが、秒針123により現在時刻の秒を表示する動作モードと、秒針123により方位の計測結果を表示する動作モードと、秒針123により温度の計測結果を表示する動作モードと、秒針123により高度の計測結果を表示する動作モードと、である場合について説明する。
指針140は、文字板110に表記された目盛150のいずれかの位置を指示することによって、電子時計100における計測により得られた計測結果を表示する。たとえば、目盛150は電子時計100の電池残量を示しており、指針140は目盛150を指示することによって電子時計100の電池残量の計測値を表示する。
図1に示す例では、指針140と、文字板110のうちの第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が表記された部分と、指針140の駆動部(たとえば図3に示すモータ駆動回路326および駆動機構330)と、により、上述の複数の動作モードのうち電子時計100の現在の動作モードを表示する表示部が構成される。以下、この表示部を「指針140等により構成される表示部」と称する場合がある。
第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163は、上述の電子時計100の複数の動作モードのうちそれぞれ異なる動作モードに対応する各表記である。また、指針140が、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163のうち、電子時計100の現在の動作モードに対応するモードマークを指示する。
たとえば、第1モードマーク161は、秒針123により方位の計測結果を表示する動作モードに対応する。第2モードマーク162は、秒針123により温度の計測結果を表示する動作モードに対応する。第3モードマーク163は、秒針123により高度の計測結果を表示する動作モードに対応する。
電子時計100の動作モードが秒針123により方位の計測結果を表示する動作モードである場合、指針140は第1モードマーク161を指示する。このとき、電子時計100は、方位の計測に基づいて特定した所定の方位(たとえば北)を秒針123により指示することにより所定の方位の計測結果を表示する。方位の計測は、電子時計100の内部に設けられた磁気センサや加速度センサを用いて行うことができる。
また、電子時計100の動作モードが秒針123により温度の計測結果を表示する動作モードである場合、指針140は第2モードマーク162を指示する。このとき、電子時計100は、温度の計測結果を秒針123によって表示する。温度の計測は、電子時計100の内部に設けられた温度センサを用いて行うことができる。たとえば、電子時計100において、秒針123によって表示される秒が温度と対応付けられているとする。この場合に、電子時計100は、たとえば温度の計測結果が20度であれば20秒の方向(「4」が表記された方向)を秒針123により指示し、温度の計測結果が30度であれば30秒の方向(「6」が表記された方向)を秒針123により指示する。
また、電子時計100の動作モードが秒針123により高度の計測結果を表示する動作モードである場合、指針140は第3モードマーク163を指示する。このとき、電子時計100は、高度の計測結果を秒針123によって表示する。高度の計測は、電子時計100の内部に設けられたGPSユニットなどの高度センサを用いて行うことができる。たとえば、電子時計100において計測され得る各高度と、秒針123によって表示される秒と、が所定のルールで対応付けられているとする。この場合に、電子時計100は、高度の計測結果に対応する秒の方向を秒針123により指示する。
また、電子時計100の動作モードが秒針123により現在時刻の秒を表示する動作モードである場合、指針140は第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163とは異なる部分を指示する。たとえば、この場合に、電子時計100は、目盛150のうち電池残量の計測値に対応する部分を指針140により指示することにより、電子時計100の動作モードが秒針123により現在時刻の秒を表示する動作モードであることと、電子時計100の電池残量の計測値と、を表示する。
このように、指針140等により構成される表示部によって、複数の動作モードのうち電子時計100の現在の動作モードが表示される。
また、電子時計100は、胴の側面に、電子時計100のユーザからの操作(ユーザ操作)を受け付ける操作部130として、第1プッシュボタン131、第2プッシュボタン132およびリューズ(竜頭)133を備える。図1に示す例では、第1プッシュボタン131は4時側に配置され、ここでは、第1の操作部にあたる。第2プッシュボタン132は2時側に配置され、リューズ133は3時側に配置されている。ここでは、第2プッシュボタン132またはリューズ133が、第2の操作部にあたる。
第1プッシュボタン131は、上述の電子時計100の動作モードの切り替えを行うための操作部である。たとえば、ユーザによって第1プッシュボタン131が押下(プッシュ)されるたびに、電子時計100の動作モードが切り替わり、それに連動して指針140が表示する動作モードも切り替わる。第1プッシュボタン131による電子時計100の動作モードの切り替わりについては後述する(たとえば図4参照)。
第2プッシュボタン132は、上述の電子時計100の動作モードの切り替えとは異なる動作を行うための操作部である。一例としては、ユーザによって第2プッシュボタン132が押下されると、電子時計100は、標準電波等を受信して内部時刻を修正する動作を行う。ただし、第2プッシュボタン132の押下によって行われる動作はこれに限らず、上述の電子時計100の動作モードの切り替えとは異なる各種の動作とすることができる。たとえば、第2プッシュボタン132が押下されると、上述の秒針123による情報表示に関する各動作モードとは異なる各動作モード(たとえば省エネルギー機能のオン/オフ)の切り替えが行われてもよい(たとえば図10参照)。
第1プッシュボタン131のうち電子時計100のユーザから視認される部分の少なくとも一部は、指針140等により構成される表示部のうち電子時計100のユーザから視認される部分の少なくとも一部の色(所定の色)と一致または類似する色になっている。ユーザから視認される部分とは、たとえば、少なくともユーザが電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部を把握しようとする状況において、ユーザにとって目に見える部分である。
ユーザが電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部を把握しようとする状況には、たとえば、ユーザが電子時計100の動作モードを切り替えようとする状況や、ユーザが電子時計100の動作モードを将来切り替えるために電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部を予め把握しようとする状況が含まれる。
ユーザから視認される部分は、たとえば、ユーザが電子時計100を腕に装着した状態、または電子時計100を任意の場所に置いた状態で電子時計100を見た際に、ユーザにとって目に見える部分が含まれる。または、ユーザから視認される部分には、特定の条件が満たされた場合にユーザにとって目に見える状態となる部分であってもよい。たとえば、電子時計100が文字板110を保護する蓋を備えている場合に、ユーザから視認される部分は、ユーザがその蓋を開けることによってユーザにとって目に見える状態となる部分であってもよい。また、後述のように電子時計100がディスプレイを備える場合に、ユーザから視認される部分は、ユーザからの操作等に応じてそのディスプレイが表示する画面に含まれる部分であってもよい。
ユーザから視認される部分の少なくとも一部とは、たとえば、少なくともユーザが電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部を把握しようとする状況において、ユーザにとって目に見える部分の一部または全部である。
図1に示す例では、指針140等により構成される表示部のうち電子時計100のユーザから視認される部分は、たとえば、指針140等により構成される表示部のうち、文字板110上に設けられ、ユーザにとって、後述の透明な風防を介して目に見える部分である。具体的には、指針140等により構成される表示部のうち電子時計100のユーザから視認される部分は、指針140のおもて面(文字板110とは反対側の面)と、文字板110上に表記された第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163と、である。
図1に示す例では、少なくとも、指針140のうち回転中心(図2参照)の付近の円形部分を除く針部のおもて面と、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163と、が所定の色(たとえば黄色)になっている。なお、指針140の裏面(文字板110の側の面)や指針140の駆動部については、所定の色であってもよいし所定の色でなくてもよい。
または、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が所定の色になっており、指針140は所定の色になっていなくてもよい。または、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が所定の色になっておらず、指針140が所定の色になっていてもよい。
第1プッシュボタン131のうち電子時計100のユーザから視認される部分は、たとえば第1プッシュボタン131のうち電子時計100の胴から外部に露出している部分である。図1に示す例では、第1プッシュボタン131は、電子時計100の胴から外部に露出している部分のすべてが、指針140等により構成される表示部の少なくとも一部の色(所定の色)と一致または類似する色(たとえば黄色)になっている。
また、第1プッシュボタン131における電子時計100の胴から外部に露出している部分の一部のみが、指針140等により構成される表示部の少なくとも一部の色(所定の色)と一致または類似する色になっていてもよい。たとえば、第1プッシュボタン131における電子時計100の胴から外部に露出している部分に、指針140等により構成される表示部の少なくとも一部の色(所定の色)と一致または類似する色のマーク等が設けられていてもよい。
上述した電子時計100における各部品の色は、部品の素材(たとえば金属や樹脂)自体の色であってもよいし、部品に対する着色により実現される色であってもよい。
図1に示す例では、上述のように、指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が同じ色(たとえば黄色)になっている。また、第1プッシュボタン131のうち電子時計100の胴から露出している部分の全体が、指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色と同一の色(たとえば黄色)になっている。ここで、第1プッシュボタン131のうち電子時計100の胴から露出している部分の色は、指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色と一致していないが類似する色であってもよい。
2つの色が類似しているとは、2つの色の間で色相、彩度および明度の少なくともいずれかが異なっているが、2つの色が同系統の色であるとユーザに把握されることである。たとえば、2つの色が有彩色である場合、この2つの色の色相が同じであれば類似しており、2つの色の色相が異なれば類似していない。この場合の色相は、たとえば赤色、黄色、緑色、青色、紫色といった大まかな色相である。一例としては、濃い黄色と薄い黄色は類似しているが、濃い黄色と濃い赤色は類似していない。
また、2つの色が無彩色である場合、2つの色の明度の差が小さければ類似しており、2つの色の明度の差が大きければ類似していない。一例としては、白色と薄い灰色は類似しているが、白色と濃い灰色、あるいは白色と黒色は類似していない。また、2つの色がそれぞれ有彩色と無彩色である場合、2つの色は類似していない。一例としては、黒色と黄色は類似していない。
たとえば、文字板110は全体として黒色であり、文字板110に対して第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が黄色で表記されているとする。この場合に、第1プッシュボタン131も黄色である。すなわち、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色と、第1プッシュボタン131の色と、は色相が一致しているため一致または類似する色である。
そして、操作部130に含まれる第2プッシュボタン132およびリューズ133の色は、第1プッシュボタン131と一致または類似しない色である。一例としては、第1プッシュボタン131の色は黄色であり、第2プッシュボタン132およびリューズ133の色は黒色である。すなわち、電子時計100は、第1プッシュボタン131の他に、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色と一致または類似する、ユーザ操作を受け付ける操作部を備えない。
これにより、ユーザは、指針140等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部が、操作部130のうちの第1プッシュボタン131であることを容易に(直感的に)把握することができる。
また、指針140等により構成される表示部が、この表示部に用いられた色(たとえば黄色)と一致せずかつ類似しない色(たとえば黒色)の文字板110に設けられる。これにより、指針140等により構成される表示部に用いられた色(たとえば黄色)が文字板110において目立ち、表示部と、表示部に用いられた色と一致または類似する色が用いられた第1プッシュボタン131と、の対応関係をユーザが容易に把握することができる。このため、ユーザは、指針140等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部が第1プッシュボタン131であることをより容易に把握することができる。
また、電子時計100の動作モードを切り替えるための第1プッシュボタン131は、操作部130のうち、指針140等により構成される表示部に最も近い位置に設けられた操作部である。これにより、指針140等により構成される表示部と、この表示部に用いられた色と一致または類似する色が用いられた第1プッシュボタン131と、の対応関係をユーザが容易に把握することができる。このため、ユーザは、指針140等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部が第1プッシュボタン131であることをより容易に把握することができる。
また、指針140等により構成される表示部および第1プッシュボタン131は、ともに電子時計100の本体部(電子時計100のうちバンド170を除く部分)の下半分の領域に設けられている。電子時計100の本体部の下半分の領域とは、たとえば電子時計100の本体部を、3時(「3」の表記)の位置と9時(「9」の表記)の位置とを結ぶ直線により2つの領域に区切った場合に、2つの領域の6時(「6」の表記)の位置を含む領域である。指針140等により構成される表示部および第1プッシュボタン131がともに電子時計100の本体部の下半分の領域に設けられていることで、指針140等により構成される表示部と第1プッシュボタン131との対応関係をユーザが容易に把握することができる。このため、ユーザは、指針140等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部が第1プッシュボタン131であることをより容易に把握することができる。
電子時計100の胴には、文字板110を覆うようにガラス等の透明材料により形成された風防が取り付けられている。また、電子時計100の胴における風防の反対側には裏蓋が取り付けられている。以降、電子時計100において風防が配置される方向(図1における紙面手前方向)を表側、電子時計100において裏蓋が配置される方向(図1における紙面奥方向)を裏側と呼ぶ。電子時計100の胴には、電子時計100のユーザが手首等に巻くことによって電子時計100を携帯するためのバンド170が取り付けられている。
電子時計100は、太陽などの光エネルギーを動力源とする太陽電池時計であってもよい。たとえば、文字板110の裏側には太陽電池が配置され、表側から入光した光により太陽電池において発電がなされる。そのため、文字板110はある程度光線を透過する材質で形成される。太陽電池によって発電された電力は二次電池(たとえば図3に示す二次電池312)に蓄積され、二次電池に蓄積された電力は電子時計100の電源として使用される。二次電池は、たとえばリチウムイオン電池等により実現することができる。上述の指針140および目盛150は、たとえばこの二次電池の残量を表示する。
図1に示した電子時計100の外観は一例であり、電子時計100の外観はこれに限らない。たとえば、胴を丸型でなく角型にしてもよいし、リューズ133等の有無、数、配置、形状も任意に変更することができる。または、曜日、サマータイムの有無、電波の受信状態など各種の表示を行う指針や、日付表示部等を追加したりしてもよい。
また、電子時計100が腕時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。たとえば、電子時計100は、懐中時計、置き時計、掛け時計などの時計であってもよい。また、電子時計100が指針により現在時刻を表示するアナログ時計である構成について説明したが、このような構成に限らない。
たとえば、電子時計100は、数値によって現在時刻を表示するデジタル時計、または音声によって現在時刻を通知する音声時計などであってもよい。また、電子時計100は、アナログ時計やデジタル時計の時刻表示部を示す画像をディスプレイにより表示することにより現在時刻を通知する時計(たとえばスマートウォッチ)であってもよい。
電子時計100がディスプレイを備える場合、たとえば指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163は、そのディスプレイによって表示される画像によって実現される仮想的な指針およびモードマークであってもよい。
図1に示した電子時計100によれば、上述のように、指針140等により構成される表示部によって表示される動作モードの切り替えを行うための操作部が第1プッシュボタン131であることをユーザが容易に把握することができる。
また、図1に示した電子時計100によれば、たとえば指針140等により構成される表示部の付近に動作モードを切り替えるための操作部が第1プッシュボタン131であることを説明する文字列等を表記する構成と比べて、文字列等の表記に要するスペースの確保のための電子時計100の大型化や、文字列等の表記による電子時計100の外観品質の劣化を回避することができる。
また、図1に示した電子時計100によれば、たとえば第1プッシュボタン131を指針140等により構成される表示部の近くに配置するのみの構成と比べて、第1プッシュボタン131および指針140等により構成される表示部に一致または類似する色を用いることで、第1プッシュボタン131と指針140等により構成される表示部との対応関係をユーザが容易に把握することができる。
(実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部)
図2は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部の一例を示す図である。図2に示す回転中心220は、指針140の回転中心(回転軸)である。第1モードマーク161は、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色(たとえば黄色)の1個の矩形161aにより実現されている。矩形161aは、矩形161aの中心を通り矩形161aの長手方向と平行な直線上に回転中心220が位置するように配置されている。
第2モードマーク162は、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色(たとえば黄色)の2つの矩形162a,162bにより実現されている。矩形162a,162bは、回転中心220を中心として回転角Δθだけ矩形161aを回転させ、回転させた矩形161aを短手方向の線で2つに区切ることにより得られる各矩形である。したがって、矩形162a,162bの各中心を通り矩形162a,162bの各長手方向と平行な直線上に回転中心220が位置する。
第3モードマーク163は、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色(たとえば黄色)の、それぞれ矩形162a,162bの矩形よりも長手方向に短い3つの矩形163a,163b,163cにより実現されている。矩形163a,163b,163cは、回転中心220を中心として回転角Δθ×2だけ矩形161aを回転させ、回転させた矩形161aを短手方向の2本の線で3つに区切ることにより得られる各矩形である。したがって、矩形163a,163b,163cの各中心を通り矩形163a,163b,163cの各長手方向と平行な直線上に回転中心220が位置する。
したがって、回転中心220を中心とした指針140の回転を制御することにより、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163のうちいずれのモードマークを指針140で指示するかを切り替えることができる。また、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163のそれぞれは数と長さが異なる矩形によって実現されていることにより、それぞれ区別が可能である。たとえば、ユーザは、矩形が1つの第1モードマーク161は方位表示、矩形が2つの第2モードマーク162は温度表示、矩形が3つの第3モードマーク163は高度表示というように、いずれのモードマークがいずれの動作モードを示すかを覚えることができる。
また、第2モードマーク162および第3モードマーク163は、第1モードマーク161を区切って得られる各矩形により実現されるため、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163に統一感を持たせることができる。このため、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が電子時計100において互いに切り替え可能なひとまとまりの各動作モード(たとえば秒針123の動作の各動作モード)を示していることをユーザが容易に把握することができる。
(実施の形態にかかる電子時計のハードウェア構成)
図3は、実施の形態にかかる電子時計のハードウェア構成の一例を示す図である。図3において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、実施の形態にかかる電子時計100は、操作部130と、太陽電池311と、二次電池312と、制御回路320と、駆動機構330と、表示装置340と、通信部350と、により実現される。
太陽電池311は、たとえば図1に示した文字板110の裏側に配置されている。そして、太陽電池311は、電子時計100に対して照射される太陽光などの外光によって発電し、発電した電力を二次電池312に供給する。二次電池312は、太陽電池311によって発電された電力を蓄積する。そして、二次電池312は、蓄積した電力を、制御回路320などの電子時計100の各回路に対して供給する。二次電池312は、たとえばリチウムイオン電池等により実現することができる。
制御回路320は、ROM(Read Only Memory)321と、RAM(Random Access Memory)322と、RTC(Real Time Clock)323と、計測部324と、演算部(制御部)325と、モータ駆動回路326と、を含む。制御回路320は、たとえばマイクロコンピュータ等の情報処理装置により実現することができる。
ROM321は、電子時計100を動作させる各種のプログラムやデータを記憶する補助メモリである。ROM321は、たとえば磁気ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。RAM322は、演算部325のワークエリアとして使用され、演算部325の処理対象となるデータが書き込まれるメインメモリである。
RTC323は、演算部325における計時に使用されるクロック信号を供給する。たとえば、RTC323は、電子時計100が備える水晶振動子を発振させてクロック信号を生成し、生成したクロック信号を基準信号として演算部325へ供給する。
計測部324は、電子時計100において計測可能な物理量を計測し、計測により得られた計測値を演算部325へ出力する。計測部324による計測対象の物理量には、たとえば二次電池312における電池残量が含まれる。この場合に、計測部324による電池残量の計測は、たとえば二次電池312の出力電圧を検出することにより行うことができる。ただし、電池残量の計測方法は、これに限らず各種の計測方法とすることができる。
また、計測部324による計測対象の物理量には、上述の方位、温度、高度など、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163が示すモードにおいて計測値が表示される物理量であってもよい。たとえば、計測部324による計測対象の物理量には、二次電池312における電池残量と、上述の方位、温度および高度と、が含まれる。この場合に、計測部324は、二次電池312における電池残量を計測する回路、方位を計測する回路、温度を計測する回路および高度を計測する回路により実現することができる。
演算部325は、電子時計100の全体の制御を司る。たとえば、演算部325は、ROM321に記憶されたプログラムをRAM322にロードして実行することにより各種の制御を行う。たとえば、演算部325は、RTC323から供給されたクロック信号に基づいて現在時刻を計時し、計時した現在時刻を表示装置340に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。
また、演算部325は、計測部324から出力された計測値を表示装置340に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。また、上述の複数の動作モードにおいて秒針123等により表示される各情報に、電子時計100が外部の通信装置から受信した情報が含まれる場合に、演算部325は、後述の通信部350から出力された情報を表示装置340に表示させるようにモータ駆動回路326を制御してもよい。
モータ駆動回路326は、演算部325からの制御に応じて、後述する駆動機構330に含まれるモータを駆動する駆動信号を出力する。これにより、たとえば制御回路320によって計時された現在時刻や、計測部324によって得られた各計測値が表示装置340により表示される。
駆動機構330は、上述したモータ駆動回路326から出力される駆動信号に応じて動作するステップモータや輪列を含み、ステップモータの回転を輪列が伝達することによって、表示装置340に含まれる指針を回転させる。
表示装置340は、たとえば、図1に示した文字板110、時針121、分針122、秒針123および指針140を含む。表示装置340に含まれる各指針が文字板110上を回転することによって各情報が表示される。
通信部350は、電子時計100の外部の通信装置との通信を行う。通信部350は、たとえばBluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)などの無線通信を外部の通信装置との間で行う通信部である。または、通信部350は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線接続による通信を外部の通信装置との間で行う通信部であってもよい。外部の通信装置は、たとえばパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報端末であってもよいし、各種のネットワークを介して通信可能なサーバ等であってもよい。
通信部350は、たとえば演算部325からの制御により外部の通信装置から受信した情報を演算部325へ出力する。通信部350が外部の通信装置から受信する情報は、たとえば、天気予報等の気象情報、外部の通信装置に登録されたユーザのスケジュール情報など、外部の通信装置から受信可能な各種の情報とすることができる。
操作部130は、ユーザによる操作を受け付けて、その操作内容を制御回路320に対して出力する。制御回路320は、操作部130が受け付けた操作入力の内容に応じて各種の処理を実行する。操作部130には、たとえば図1に示した第1プッシュボタン131、第2プッシュボタン132およびリューズ133などが含まれる。たとえば、制御回路320の演算部325は、操作部130に含まれる第1プッシュボタン131がプッシュされるごとに、上述の各動作モードを順次切り替える。
(実施の形態にかかる電子時計の動作の各動作モード)
図4は、実施の形態にかかる電子時計の動作の各動作モードの一例を示す状態遷移図である。実施の形態にかかる電子時計100の動作モードは、たとえば図4に示す時刻表示モード400、方位表示モード401、温度表示モード402および高度表示モード403に切り替え可能である。
これらの各動作モードは、いずれも、現在時刻の時を時針121により表示し、現在時刻の分を分針122により表示する動作モードである。したがって、これらの各動作モードのいずれにおいても、図3に示した演算部325は、RTC323からのクロック信号に基づいて計時した現在時刻の時および分をそれぞれ時針121および分針122に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。一方で、これらの各動作モードは、秒針123によって表示させる情報がそれぞれ異なる。
電子時計100は、電子時計100の現在の動作モードがこれらの各動作モードのうちいずれのモードであるかを、指針140等により構成される表示部により表示する。
時刻表示モード400は、秒針123により現在時刻の秒を表示する動作モードである。時刻表示モード400において、演算部325は、RTC323からのクロック信号に基づいて計時した現在時刻の秒を秒針123に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。
また、時刻表示モード400において、演算部325は、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163とは異なる部分を指針140に指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。これにより、ユーザは、電子時計100の現在の動作モードが、方位表示モード401、温度表示モード402および高度表示モード403ではなく時刻表示モード400であることを把握することができる。
たとえば、時刻表示モード400において、演算部325は、目盛150のうち、計測部324から出力される電池残量の計測値に対応する位置を指針140により指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。これにより、ユーザは、電子時計100の現在の動作モードが時刻表示モード400であることに加えて電池残量の計測値も把握することができる。
時刻表示モード400は、図4に示す各動作モードの中のデフォルトのモードである。時刻表示モード400において第1プッシュボタン131が押下されると電子時計100は方位表示モード401に遷移する。
方位表示モード401は、秒針123により方位の計測結果を表示する動作モードである。方位表示モード401において、演算部325は、計測部324から出力される方位の計測値に基づいて、秒針123に所定の方位を指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。また、方位表示モード401において、演算部325は、指針140に第1モードマーク161を指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。方位表示モード401において第1プッシュボタン131が押下されると電子時計100は温度表示モード402に遷移する。
温度表示モード402は、秒針123により温度の計測結果を表示する動作モードである。温度表示モード402において、演算部325は、計測部324から出力される温度の計測値を秒針123に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。また、温度表示モード402において、演算部325は、指針140に第2モードマーク162を指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。温度表示モード402において第1プッシュボタン131が押下されると電子時計100は高度表示モード403に遷移する。
高度表示モード403は、秒針123により高度の計測結果を表示する動作モードである。高度表示モード403において、演算部325は、計測部324から出力される高度の計測値を秒針123に表示させるようにモータ駆動回路326を制御する。また、高度表示モード403において、演算部325は、指針140に第3モードマーク163を指示させるようにモータ駆動回路326を制御する。高度表示モード403において第1プッシュボタン131が押下されると電子時計100は方位表示モード401に遷移する。
このように、第1プッシュボタン131が押下されるごとに、電子時計100の動作モードは、時刻表示モード400、方位表示モード401、温度表示モード402、高度表示モード403、時刻表示モード400、のように順次切り替わる。
ユーザは、指針140が目盛150を指示している場合は、電子時計100の動作が時刻表示モード400であること、すなわち秒針123は現在時刻の秒を表示していることを把握できる。また、ユーザは、指針140が第1モードマーク161を指示している場合は、電子時計100の動作が方位表示モード401であること、すなわち秒針123は方位の計測結果を表示していることを把握できる。
また、ユーザは、指針140が第2モードマーク162を指示している場合は、電子時計100の動作が温度表示モード402であること、すなわち秒針123は温度の計測結果を表示していることを把握できる。また、ユーザは、指針140が第3モードマーク163を指示している場合は、電子時計100の動作が高度表示モード403であること、すなわち秒針123は高度の計測結果を表示していることを把握できる。
たとえば、ユーザが、指針140等により構成される表示部によって電子時計100の現在の動作モードを把握し、その動作モードを切り替えたいとする。ここで、上述のように、指針140等により構成される表示部に用いられた色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)が第1プッシュボタン131に用いられている。このため、ユーザは、第1プッシュボタン131を操作すればこの動作モードを切り替えることができることを容易に把握することができる。
(実施の形態にかかる電子時計のモードマークの他の例)
図5は、実施の形態にかかる電子時計のモードマークの他の一例を示す図である。図5において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、第1モードマーク161は、図2に示した矩形161aに代えて、「S1」の文字列511により実現されてもよい。
同様に、第2モードマーク162は、図2に示した矩形162a,162bに代えて、「S2」の文字列512により実現されてもよい。また、第3モードマーク163は、図2に示した矩形163a,163b,163cに代えて、「S3」の文字列513により実現されてもよい。この場合、たとえば文字列511~513の色を、第1プッシュボタン131に用いられた色と一致または類似する色(たとえば黄色)とすることができる。
(実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部の他の例)
図6は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部の他の一例を示す図である。図6において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すように、電子時計100の動作モードを表示する表示部は、指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163に加えて周辺領域601を含んでもよい。
周辺領域601は、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163を囲むように、図1に示した文字板110に表記されている。周辺領域601の外周は、回転中心220を中心とする円環を1/4に区切って得られる形状であり、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163を囲んでいる。
そして、周辺領域601は、第1プッシュボタン131に用いられた色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)になっている。この場合は、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色は、第1プッシュボタン131に用いられた色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)でなくてもよい。一例としては、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163の色は、文字板110における表記がない部分と同様に黒色とすることができる。
また、図6に示した電子時計100の動作モードを表示する表示部のうち、指針140の色は、第1プッシュボタン131に用いられた色と一致または類似する色でなくてもよい。このように、電子時計100の動作モードを表示する表示部のうち、第1プッシュボタン131に用いられた色と一致または類似する色になっている部分は、各動作モードに対応する第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163に限らず、たとえばその周辺の周辺領域601であってもよい。
また、たとえば図5に示した構成において、図6に示した構成と同様に、文字列511~513を囲む領域の色を、第1プッシュボタン131に用いられた色と一致または類似する色としてもよい。この場合、文字列511~513の色は、第1プッシュボタン131に用いられた色と一致または類似する色でなくてもよい。
(実施の形態にかかる電子時計の動作モードの表示部のさらに他の例)
図7は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードを表示する表示部のさらに他の一例を示す図である。図7において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7に示すように、電子時計100の動作モードを示す表示部は、図1に示した指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163に代えて、表示窓710により実現されてもよい。
表示窓710は、窓枠711および回転板712を有する。窓枠711は、文字板110に設けられた開口部の周囲に設けられた枠である。回転板712は、文字板110の裏側に配置され、文字板110に設けられ窓枠711により囲まれた開口部に位置する部分のみが文字板110上に露出する回転板である。
回転板712は、たとえば図5に示したような「S1」、「S2」、「S3」のような電子時計100の各動作モードを示す表記を有する。これらの表記のうちいずれかが窓枠711内に位置するように回転板712の回転が制御されることにより、電子時計100の現在の動作モードを表示することができる。
表示窓710は、たとえば図3に示した表示装置340に含まれ、図3に示した演算部325によって制御される。たとえば、演算部325は、電子時計100の動作モードが秒針123によって方位の計測結果を表示する動作モードである場合、回転板712の「S1」が窓枠711内に位置するようにモータ駆動回路326を制御する。
また、演算部325は、電子時計100の動作モードが秒針123によって温度の計測結果を表示する動作モードである場合、回転板712の「S2」が窓枠711内に位置するようにモータ駆動回路326を制御する。また、演算部325は、電子時計100の動作モードが秒針123によって高度の計測結果を表示する動作モードである場合、回転板712の「S3」が窓枠711内に位置するようにモータ駆動回路326を制御する。
また、図7に示すように、表示窓710のうち、窓枠711は、第1プッシュボタン131の色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)になっている。これにより、ユーザは、表示窓710により表示された電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部が、操作部130のうちの第1プッシュボタン131であると容易に把握することができる。
ただし、表示窓710のうち第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色とする部分は、窓枠711に限らない。たとえば、回転板712における「S1」、「S2」、「S3」等の表記の色を、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色としてもよい。または、回転板712における「S1」、「S2」、「S3」等の表記以外の部分の色を、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色としてもよい。または、表示窓710におけるこれらの各部分のうち複数の部分の色を、第1プッシュボタン131の色と一致または類似する色としてもよい。
図7に示したように、電子時計100の動作モードを表示する表示部は、指針140等により構成される表示部に限らず、たとえば表示窓710により実現される表示部であってもよい。また、上述のように電子時計100がディスプレイを備える場合、表示窓710は、そのディスプレイによって表示される画像によって実現される仮想的な表示窓であってもよい。
(実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部の他の例)
図8は、実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部の他の一例を示す図である。図8において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。指針140等により表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部として第1プッシュボタン131を用いる構成について説明したが、電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部は第1プッシュボタン131に限らない。
たとえば、指針140等により表示される電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部としてリューズ133を用いる構成としてもよい。この場合に、リューズ133は、第1の操作部にあたり、リューズ133のうちユーザから視認される部分の少なくとも一部は、指針140等により構成される表示部に用いられる色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)とする。図8に示す例では、リューズ133のユーザから視認される部分のうち、先端を除く部分が指針140、第1モードマーク161、第2モードマーク162および第3モードマーク163と一致する色になっている。
また、この場合に、第1プッシュボタン131は、第2の操作部にあたり、第1プッシュボタン131のうちユーザから視認される部分には、指針140等により構成される表示部に用いられる色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)の部分は含まないようにする。一例としては、第1プッシュボタン131の色は黒色とすることができる。
たとえば、リューズ133が引き出された状態でリューズ133が所定量だけ回転するごとに、電子時計100の動作モードが上述の各動作モードに切り替わるとともに、指針140が表示する動作モードも切り替わる。
図8に示したように、電子時計100の動作モードを切り替えるための操作部としてリューズ(竜頭)133を用いる構成とすることにより、ユーザの誤操作による、ユーザが意図しない電子時計100の動作モードの切り替わりを抑制することができる。
(実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部のさらに他の例)
図9は、実施の形態にかかる動作モードを切り替える操作部のさらに他の一例を示す図である。図9において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示す例では、指針140等により構成される表示部に表示される動作モードを切り替える操作部が第2プッシュボタン132になっている。この場合は、第2プッシュボタン132が、第1の操作部にあたり、指針140等により構成される表示部に用いられた色(たとえば黄色)と一致または類似する色(たとえば黄色)を、第2プッシュボタン132に用い、第2の操作部となる第1プッシュボタン131には用いないようにする。
すなわち、指針140等により構成される表示部に表示される動作モードを切り替える操作部は、操作部130のうち最もその表示部から遠い第2プッシュボタン132であってもよい。この場合においても、指針140等により構成される表示部と、第2プッシュボタン132と、に一致または類似する色を用いることで、指針140等により構成される表示部と第2プッシュボタン132との対応関係をユーザが容易に把握することができる。このため、指針140等により構成される表示部によって表示される動作モードを切り替えるための操作部が第2プッシュボタン132であることをユーザが容易に把握することができる。
(実施の形態にかかる電子時計の動作モードの複数の表示部)
図10は、実施の形態にかかる電子時計の動作モードの複数の表示部の一例を示す図である。図10において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、図1に示した電子時計100の構成において、さらに、文字板110に指針1010が設けられ、文字板110に第4モードマーク1021および第5モードマーク1022が表記されていてもよい。
指針1010、第4モードマーク1021、第5モードマーク1022および指針1010の駆動部(たとえば図3に示したモータ駆動回路326および駆動機構330)は、上述の指針140等により構成される表示部とは別の、電子時計100の動作モードを表示する表示部(第2の表示部)を構成する。以下、この表示部を「指針1010等により構成される表示部」と称する場合がある。このように、電子時計100は、動作モードを表示する表示部を複数備えてもよい。
指針1010は、文字板110に表記された第4モードマーク1021および第5モードマーク1022のいずれかの位置を指示することによって、秒針123の動作とは異なる電子時計100の機能に関する現在の動作モードを表示する。秒針123の動作とは異なる電子時計100の機能とは、一例としては、電子時計100の省エネルギー機能であり、この機能に関する動作モードはたとえば省エネルギー機能のオンおよびオフである。
電子時計100は、省エネルギー機能がオンである場合に、省エネルギー機能がオフである場合と比べて消費電力が少ない状態に切り替わる。消費電力が少ない動作とは、たとえば、時針121、分針122および秒針123の少なくともいずれか(たとえば秒針123)の運針を行わない状態や、測時や測位等のための電波を受信しない状態や、他の通信装置との間で通信を行わない状態などである。
たとえば、第4モードマーク1021は省エネルギー機能がオンであることを示し、第5モードマーク1022は省エネルギー機能がオフであることを示す。電子時計100は、電子時計100の省エネルギー機能がオンである場合は指針1010により第4モードマーク1021を指示する。また、電子時計100は、電子時計100の省エネルギー機能がオフである場合は指針1010により第5モードマーク1022を指示する。
このように、指針1010等により構成される表示部は、上述の指針140等により構成される表示部が表示する動作モードとは異なる、互いに切り替え可能な第2の複数の動作モード(一例としては省エネルギー機能のオン/オフ)のうちの自時計の現在の動作モードを表示する。
第2プッシュボタン132は、指針1010等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モードの切り替えを行うための操作部(第2の操作部)である。電子時計100は、第2プッシュボタン132によってユーザ操作が受け付けられた場合に、指針1010等により構成される表示部によって表示される動作モードを切り替える制御を行う。たとえば、電子時計100は、ユーザによって第2プッシュボタン132が押下(プッシュ)されるたびに、上述の省エネルギー機能のオンおよびオフを切り替え、それに応じて指針1010が表示する動作モード(オンおよびオフ)も切り替える。
指針1010等により構成される表示部のうち電子時計100のユーザから視認される部分は、指針140等により構成される表示部に用いられた上述の色(第1の色)と一致または類似する色を含まない。また、指針1010等により構成される表示部のうち電子時計100のユーザから視認される部分の少なくとも一部は、指針140等により構成される表示部に用いられた色(第1の色)と一致せずかつ類似しない色(第2の色)になっている。たとえば、指針1010のうち電子時計100のユーザから視認される部分は緑色になっている。
第2プッシュボタン132のうち電子時計100のユーザから視認される部分は、上述のように、指針140等により構成される表示部に用いられた色(第1の色)と一致または類似する色を含まない。また、第2プッシュボタン132のうち電子時計100のユーザから視認される部分の少なくとも一部は、指針1010等により構成される表示部に用いられた色(第2の色)と一致または類似する色になっている。たとえば、上述のように文字板110は全体として黒色であり、指針1010の色が緑色であるとする。この場合に、第2プッシュボタン132も緑色とすることができる。
そして、操作部130に含まれる他の操作部である第1プッシュボタン131およびリューズ133の色は、第2プッシュボタン132と一致または類似しない色である。一例としては、上述のように第1プッシュボタン131の色は黄色であり、リューズ133の色は黒色である。これにより、ユーザは、指針1010等により構成される表示部によって表示される電子時計100の動作モード(省エネルギー機能のオンおよびオフ)を切り替えるための操作部が、操作部130のうちの第2プッシュボタン132であると容易に把握することができる。
指針1010等により構成される表示部によって表示される動作モードは、省エネルギー機能のオンおよびオフに限らず、電子時計100の各種の機能とすることができる。たとえば、指針1010等により構成される表示部によって表示される動作モードは、電子時計100が標準電波等を受信することにより内部時刻を自動的に修正する機能のオンおよびオフであってもよい。または、指針1010等により構成される表示部によって表示される動作モードは上述のタイムゾーンやサマータイムに関する各動作モードであってもよい。
このように、実施の形態にかかる電子時計は、互いに切り替え可能な複数の動作モードのうちの自時計の現在の動作モードを表示する表示部の所定の色と一致または類似する色を、その動作モードを切り替えるための第1の操作部に含み、第1の操作部とは異なる第2の操作部には含まない。このため、実施の形態にかかる電子時計によれば、表示部によって表示される動作モードの切り替えを行うための操作部が第2の操作部ではなく第1の操作部であることをユーザが容易に把握することができる。
また、実施の形態にかかる電子時計によれば、たとえば動作モードの表示部の付近にその動作モードを切り替えるための操作部がいずれであるかを説明する文字列等を表記する構成と比べて、文字列等の表記に要するスペースの確保のための電子時計の大型化や、文字列等の表記による電子時計の外観品質の劣化を回避することができる。
また、実施の形態にかかる電子時計によれば、たとえば動作モードを切り替えるための操作部をその動作モードの表示部の近くに配置するのみの構成と比べて、対応する操作部および表示部に一致または類似する色を用いることで、操作部と表示部との対応関係をユーザが容易に把握することができる。
また、実施の形態にかかる電子時計によれば、動作モードを切り替えるための操作部をその動作モードの表示部の近くに配置するという制限がないため、電子時計における各要素のレイアウトの自由度を向上させることができる。このため、たとえば、電子時計における各要素のレイアウトが困難になることによる電子時計の大型化や電子時計の外観品質の劣化を回避することができる。
以上説明したように、この発明にかかる電子時計によれば、電子時計の大型化および外観品質の劣化を回避しつつ、電子時計の動作モードの切り替えを行うための操作部をユーザに容易に把握させることができる。
以上のように、この発明にかかる電子時計は、動作モードの切り替えが可能な電子時計に有用であり、特に、ユーザ操作を受け付ける複数の操作部を有する電子時計に適している。
100 電子時計
110 文字板
121 時針
122 分針
123 秒針
130 操作部
131 第1プッシュボタン
132 第2プッシュボタン
133 リューズ(竜頭)
140,1010 指針
150 目盛
161 第1モードマーク
161a,162a,162b,163a,163b,163c 矩形
162 第2モードマーク
163 第3モードマーク
170 バンド
220 回転中心
340 表示装置
350 通信部
400 時刻表示モード
401 方位表示モード
402 温度表示モード
403 高度表示モード
511~513 文字列
601 周辺領域
710 表示窓
711 窓枠
712 回転板
1021 第4モードマーク
1022 第5モードマーク

Claims (6)

  1. 互いに切り替え可能な複数の動作モードのうちの自時計の現在の動作モードを表示し、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が所定の色である表示部と、
    ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色と一致または類似する色である第1の操作部と、
    ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分に前記所定の色と一致または類似する色の部分を含まない、前記第1の操作部と異なる第2の操作部と、
    前記第1の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記複数の動作モードの中で自時計の動作モードを切り替える制御を行い、前記第2の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記制御とは異なる動作を行う制御部と、
    を備え
    前記表示部は、
    前記複数の動作モードを示す各表記を含む表示板と、
    前記表示板における前記各表記のうち自時計の現在の動作モードを示す表記を指示する指針と、
    を含み、
    前記現在の動作モードを示す表記は、
    前記自時計の現在時刻を示す指針で表示する情報の種別が異なる前記動作モードの表記であって、
    それぞれ数と長さが異なる矩形によって表され、
    前記現在の動作モードを示す表記および前記指針の少なくともいずれかのユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色である、
    とを特徴とする電子時計。
  2. 前記表示部は、前記所定の色と一致せずかつ類似しない色の表示板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記第1の操作部は竜頭であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子時計。
  4. 前記第1の操作部は、ユーザ操作を受け付ける自時計の操作部のうち前記表示部に最も近い位置に設けられた操作部であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の電子時計。
  5. ユーザ操作を受け付け、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記所定の色と一致または類似する色である、前記第1の操作部と異なる操作部を備えないことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の電子時計。
  6. 前記複数の動作モードとは異なる互いに切り替え可能な第2の複数の動作モードのうちの自時計の現在の動作モードを表示し、ユーザから視認される部分に前記所定の色(以下、「第1の色」と称する。)と一致または類似する色の部分を含まず、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が、前記第1の色と一致せずかつ類似しない第2の色である第2の表示部を備え、
    前記第2の操作部は、ユーザから視認される部分の少なくとも一部の色が前記第2の色と一致または類似する色であり、
    前記制御部は、前記第2の操作部によってユーザ操作が受け付けられた場合に前記第2の複数の動作モードの中で自時計の動作モードを切り替える制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の電子時計。
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