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JP7065014B2 - 駐車装置 - Google Patents

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JP7065014B2
JP7065014B2 JP2018203712A JP2018203712A JP7065014B2 JP 7065014 B2 JP7065014 B2 JP 7065014B2 JP 2018203712 A JP2018203712 A JP 2018203712A JP 2018203712 A JP2018203712 A JP 2018203712A JP 7065014 B2 JP7065014 B2 JP 7065014B2
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Description

本発明は駐車装置に関する。
多段式駐車装置において、車両の入出庫がなされる出入口にはゲートが設けられる。駐車装置内部に人等が入り込まないようにするため、ゲートは車両を入出庫するとき以外は閉じられている。
ゲートの開閉時の安全性を確保するため、ゲート付近にセンサを設け、ゲート付近にゲートの開閉の妨げになるようなもの(人や物等)がないかどうかを確認する技術が知られている。ゲートを開く際にゲート手前のセンサが反応したときのゲートの制御方法として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。
特開2003-221938号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術によると、検出用のセンサにはゲート可動範囲の一部分しか検出できないものもあり、全ての障害物を検出することは難しい。そのため、人または物などの障害物が存在するにもかかわらずゲートが停止または反転せず、障害物が挟まれてしまう可能性がある。
また、ゲートを動作させるためにモーター駆動制御装置による電気的な制御を行う場合、ゲートの停止や反転までに時間的な遅延(タイムラグ)が生じたり、ゲートの重量による慣性によって、俊敏な停止や反転ができないおそれがある。そのため、障害物が挟まれてしまい、被害が生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的の一つは、安全性を向上させるとともに、ゲートの開閉動作を容易にかつ迅速に行うことができる駐車装置を提供することにある。
本発明の一実施形態によると、車両の入出庫口に設けられるゲートと、ゲートを電気的な駆動力により開閉する第1ゲート駆動装置と、ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、第1ゲート駆動装置に対しゲートの開閉を指示する制御装置と、弾性体を有し、第1ゲート駆動装置によりゲートが閉扉方向に動作中に、検出装置がゲートの閉扉方向の所定領域に物体を検知すると、ゲートを弾性体の弾性力により開扉方向に動作させる第2ゲート駆動装置と、を備える駐車装置が提供される。
上記駐車装置において、第2ゲート駆動装置によるゲートを駆動させる速度は、第1ゲート駆動装置によるゲートを駆動させる速度よりも速くてもよい。
上記駐車装置において、第1ゲート駆動装置は、駆動部および駆動部により発生した駆動力をゲートに伝える駆動力伝達要素を有し、弾性体の第1端部は、駆動力伝達要素と接続され、弾性体の第2端部は、ゲートに接続されてもよい。
上記駐車装置において、ロック機構部は、弾性体を伸長状態に保持し、検出装置が物体を検出したときにロック機構部が弾性体の伸長状態を解除し、弾性体が収縮してもよい。
上記駐車装置において、ゲートは、第1ゲートと、第1ゲートに対して開閉方向にスライド可能に配置された第2ゲートと、を有し、検出装置が物体を検出したときに第2ゲート駆動装置により第2ゲートが第1ゲートに対して開扉方向に動作してもよい。
上記駐車装置において、第2ゲート駆動装置は、弾性体を収縮状態に保持するロック機構部を有し、弾性体は第1ゲート駆動装置に設けられた駆動力伝達要素とともにループ状に設けられ、検出装置が物体を検出したときにロック機構部が弾性体の伸長状態を解除し、弾性体が伸長し、ゲートによる閉扉方向の荷重を低減してもよい。
上記駐車装置において、第2ゲート駆動装置は、弾性体に加を加えることにより定常状態弾性力を有した状態に復帰可能であってもよい。
上記駐車装置において、検出装置が、ゲートが閉扉方向に動作中に開扉方向の荷重が加えられたことを検出したときに、第2ゲート駆動装置が動作してもよい。
上記駐車装置において、検出装置は、ゲートの下部に設けられ、複数の領域にそれぞれ配置されてもよい。
上記駐車装置において、検出装置は、接触センサであってもよい。
上記駐車装置において、ゲートの下部には、緩衝部材が配置され、検出装置は、緩衝部材中に配置されてもよい。
上記駐車装置において、検出装置は、ゲートの下部に配置された緩衝部材を有し、第2ゲート駆動装置は、緩衝部材およびロック機構部と連結されたリンク機構部を有し、物体が緩衝部材と接触したときに、リンク機構部を介して、ロック機構部が弾性体の収縮状態を解除し、弾性体が収縮するとともに、リンク機構部から制御装置に信号が送信され、制御装置は、受信した信号に基づいて第1ゲート駆動装置に対してゲートの動作を停止させるように指示してもよい。
本発明の一実施形態によると、車両の入出庫口に設けられるゲートと、電気的な駆動力をゲートに伝える駆動力伝達要素を有する第1ゲート駆動装置と、ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、第1ゲート駆動装置に対しゲートの開閉を指示する制御装置と、ゲートに接続された第1端部および駆動力伝達要素に接続された第2端部を含む弾性体、並びにゲートに固定され、ゲートの剛性を用いて弾性体が弾性力を有した状態を保持するロック機構部を有する第2ゲート駆動装置と、を備え、第2ゲート駆動装置はロック機構部が弾性体の弾性力を有した状態を解除し、第1端部に対する第2端部の位置を変える、駐車装置が提供される。
本発明の一実施形態によると、車両の入出庫口に設けられ、第1ゲートおよび第1ゲートに対して開閉方向にスライド可能に配置された第2ゲートを有するゲートと、電気的な駆動力をゲートに伝える駆動力伝達要素を有する第1ゲート駆動装置と、ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、第1ゲート駆動装置に対しゲートの開閉を指示する制御装置と、第1ゲートに接続された第1端部および第2ゲートに接続された第2端部を含む弾性体、並びに第1ゲートに固定され、第1ゲートの剛性を用いて弾性体が弾性力を有した状態を保持するロック機構部を有する第2ゲート駆動装置と、を備え、第2ゲート駆動装置はロック機構部が弾性体の弾性力を有した状態を解除し、第1端部に対する第2端部の位置を変える、駐車装置が提供される。
本発明の一実施形態を用いることにより、安全性を向上させるとともに、ゲートの開閉動作を容易にかつ迅速に行うことができる駐車装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る駐車装置を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の一部を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の一部を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するための概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略正面図である。
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
さらに、本発明の詳細な説明において、ある構成物と他の構成物の位置関係を規定する際、「上に」「下に」とは、ある構成物の直上あるいは直下に位置する場合のみでなく、特に断りの無い限りは、間にさらに他の構成物を介在する場合を含むものとする。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る駐車装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(1-1.駐車装置の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略側面図である。図1は、本発明の一実施形態に係る駐車装置100の主たる構成を示す。
駐車装置100は、支柱102により主構造体が構成され、主構造体の中に車両Vを載置するパレット104が設置されている。
パレット104は、昇降機106により支柱102に沿って昇降可能に設けられている。また、パレット104は、車体横方向(図1の紙面奥行き方向)に沿って移動させることが可能になっていてもよい。
主構造体の中でパレット104は、複数の車両Vを縦方向に積み重ねたとき、車両同士が干渉しない間隔をもって設けられている。これにより、支柱102により形成される主構造体は、縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成している。
駐車装置100は、操作盤214により操作される。操作盤214は、駐車装置100の外側に設けられている。この例では、駐車装置100の入出庫口(図右側下部)の近くの支柱102に操作盤214が取り付けられている。
操作盤214は、駐車装置100を制御する制御装置200と有線または無線にて通信を行うことができる。制御装置200は、複数のパレット104やゲート108の動作を含む、駐車装置100のあらゆる動作を制御する。図1には、車両Vの前方に制御装置200を備える例を示している。
駐車装置100の入出庫口に設けられるゲート108は、出庫時には、パレット104が入出庫口まで移動されると開放され、車両を出庫した後に操作盤214でゲート108を閉める操作がなされることによって閉じられる。入庫時には、操作盤214でゲート108を開ける操作がなされることで開放され、車両を入庫した後に操作盤214を操作することによって閉じられる。
ゲート108は、車両Vを入出庫するために開けた場合以外は閉じた状態となっている。したがって、パレット104が移動するときもゲート108は閉じた状態になっている。ゲート108が閉じていることにより、通常は駐車装置100の装置内に人が入れないようになっている。
検出装置240は、ゲート108を閉扉する際の安全性を確保するため、ゲート108の閉扉方向の所定領域における物体(人や物)を検知するように取り付けられる。この例では、検出装置240は、ゲート108の下部(具体的には、緩衝部材(バンパー110)の内部)に設けられる。これにより、検出装置240がゲート108と連動して動くため、接近または接触した物体の検出力が向上する。
縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成し立体的に車両Vを収納して駐車させる駐車装置100では、パレット104が昇降することで、目的とするパレット104を入出庫口へ移動させて車両の出し入れを行う。
目的とするパレット104を入出庫口まで移動させる動作にはいくつかの方式があり、例えば上段のパレット104に駐車された車両を出庫するために下段のパレット104を地下ピットに沈み込ませる方式、下段又は上段のパレット104を車体横方向(図1の紙面奥行き方向)にスライドさせて上段のパレット104を下段のパレット104が存在しない空間に降下させる方式、あるいはこれらを組み合わせた方式などが採用されている。
図1で示す例では、1階から上階に向かって駐車空間PS1、PS2、PS3、PS4が設けられている態様を示している。また、駐車空間PS1の横方向(図1の紙面奥方向)には駐車空間PS5(図示せず)が、さらに、その横方向(図1の紙面奥方向)には駐車空間PS9(図示せず)が、設けられている。
駐車空間PS1~PS9には、パレットの番号P1~P9のパレット104がそれぞれ備えられている。このとき、上段にある駐車空間PS4にあるパレット104を降下させ車両Vを入出庫するには、下段の駐車空間PS1、PS2、PS3のパレット104が障害となる。この場合、駐車空間PS5のパレット104を上昇させ、駐車空間PS1、PS2、PS3のパレット104を横方向にスライドさせると、障害物がなくなるので、駐車空間PS4のパレット104を入出庫口まで降下させることが可能となる。
図2は、本発明の一実施形態に係る駐車装置の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、駐車装置100は、パレット104、ゲート108、制御装置200、操作盤214、パレット駆動装置216、第1ゲート駆動装置220、第2ゲート駆動装置230、および検出装置240を備える。
制御装置200は、記憶部204および制御部206を備える。
記憶部204は、論理記憶領域であり、CPU(Central Processing Unit)内部の記憶領域、主記憶装置、二次記憶装置などのメモリである。記憶部204は、各種機能を制御装置200において実現させるプログラム等を記憶する機能を有する。
制御部206は、パレット駆動装置216及び第1ゲート駆動装置220に対し、操作盤214から受信した情報に基づいてパレット104及びゲート108の駆動に関する指示を含む信号を送信する。
制御部206は、記憶部204に記憶されたプログラムをCPUにより実行して、各種機能を制御装置200において実現させる機能を有する。
制御部206において実行されるプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、各プログラムは、ネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
操作盤214は、利用者が制御装置200に対して自動操作の指示(やゲート108の開閉指示など)を入力するユーザインターフェイスである。操作盤214は、利用者からの自動操作の指示の入力を受けると、制御装置200に対して自動操作を行うパレット104に関する情報や操作内容に関する情報を送信する。
パレット駆動装置216は、制御装置200(制御部206)から受信したパレット104の駆動に関する指示を含む信号に基づいてパレット104を駆動する。
検出装置240は、ゲート108の閉扉方向の所定領域に存在する物体を検知する。この例では、検出装置240には、ゲート108が閉扉方向に動作中に開扉方向の荷重を検出する、一以上の接触センサが複数の領域にそれぞれ配置される。
続いて、図3を用いてゲート108を中心とした駐車装置の構成について説明する。なお、説明の関係上、車両Vを1台のみとして説明する。図3は、駐車装置100の概略正面図である。
第1ゲート駆動装置220は、モーター駆動部222、チェーン224、重り226、およびローラー228を有する。第1ゲート駆動装置220は、制御装置200から受けた信号に基づき、モーター駆動部222を電気的に駆動させ、チェーン224を介して重り226およびゲート108の位置を変化させる。これにより、ゲート108の電気的な駆動力により開閉動作が可能となる。なお、上記においてチェーン224は、駆動力伝達要素ともいう。
第2ゲート駆動装置230は、弾性体232およびロック機構部234を有する。第2ゲート駆動装置230は、第1ゲート駆動装置220と連結されて配置されている。第2ゲート駆動装置230は、ゲート108のバランスを保持するために、ゲート108の左右両側に設けられる。
弾性体232には、弾性力(復元力)を有する弾性材料が用いられる。この例では、弾性体232には、バネ(引きバネ)が用いられる。なお、弾性体232は、引きバネに限定されず、板バネやゴムなどの樹脂材料が用いられてもよい。
弾性体232において、一方の端部232aは、ゲート108に接続され、固定されている。他方の端部232bは、チェーン224と接続され、通常時においてロック機構部234により伸長状態(弾性力を有した状態)で保持(固定)されている。
ロック機構部234は、剛性を有するゲート108に固定して設けられ、検出装置240と有線または無線により接続されている。ロック機構部234は、検出装置240から送信された信号に基づき、ロック機構部234の一部または全部を動作させ、弾性体232の伸長状態(弾性力を有した状態)を解除する。ロック状態が解除された場合、弾性体232が収縮する。上述の構成を、第2ゲート駆動装置230は、収縮機構を有するということができる。この構成において、端部232aはゲート108に固定され、端部232bは、チェーン224と接続されているため、端部232aに対する端部232bの位置が変化し、近くなる。上記動作を用いた場合、第2ゲート駆動装置230は、第1ゲート駆動装置220のゲート108を駆動させる速度よりも速くゲート108を開扉方向に動作させることができる。なお、検出装置240からロック機構部234に送られる信号は、電気的な信号に限定されず、振動などでもよい。
弾性体232は、収縮状態(定常状態)において力を加えることにより再度伸長状態(弾性力を有した状態)に戻し、ロック機構部234で保持することにより、収縮機構を再び使用することができる。したがって、第2ゲート駆動装置230は、復帰可能であるということができる。
また、図3に示すように、検出装置240は、バンパー110中の複数の領域にそれぞれ配置されてもよい。これにより、ゲート108に接触した物体の検出漏れを防止することができる。
(1-2.駐車装置100の入出庫の際の動作)
次に、駐車装置の入出庫の際の動作のうちゲート閉扉時の動作を中心に図3~図8を用いて説明する。操作盤214で特定のパレットが指定され入出庫の操作がなされると、制御装置200がパレットを指定する情報を受信する。制御部206は、指定されたパレット番号のパレット104を入出庫口に移動させる指示を含む信号をパレット駆動装置216に出力する。制御装置200(制御部206)は、パレット104が入出庫口に到着すると、ゲート108を開扉する指示を含む信号を第1ゲート駆動装置220に出力する。
図4は、本発明の一実施形態に係る駐車装置のゲートの動作を説明するためのフロー図である。車両Vが入庫された後に操作盤214でゲート108を閉める操作がなされると、制御部206は、ゲート108を閉扉する指示を含む信号を第1ゲート駆動装置220に出力する(S102)。
上記信号に基づき、第1ゲート駆動装置220は、ゲート108の下降(閉扉)動作を行う(S104)。このとき、制御装置200は、ゲート108が地面に到達したかどうかを判断し(S106)、図5に示すように、ゲート108が地面に到達したと判断(S106;Yes)した場合、ゲート閉扉動作を終了する。ゲート108が地面に到達していないとき(S106;No)、制御装置200は、検出装置240が物体を検出したかどうかを確認する(S108)。検出装置240がゲート108の閉扉方向に物体を検知しない場合(S108;No)、ゲート108が完全に閉扉されるまでゲート108の閉扉動作が継続される。
一方で、ゲート108の閉扉動作が継続している間に、図6に示すように、検出装置240が人、車両、またはその他の物体等がゲート108の閉扉方向に存在するという情報を取得する(S108;Yes)。この例では、人Hと、ゲート108の下部に設けられたバンパー110が接触し、検出装置240(接触センサ)が接触した情報を取得する。
物体を検出すると、検出装置240から検出した情報が第2ゲート駆動装置230に送られ、ゲート108を跳ね上げる開扉動作が行われる(S110)。
具体的には、第2ゲート駆動装置230のうちロック機構部234が動作し、弾性体232が伸長した状態(ロック状態)を解除する(S112)。このとき、弾性体232には定常状態に戻るように弾性力(復元力)が働くため、急激に収縮する。端部232aはゲート108に固定され、端部232bは、チェーン224と接続されているため、端部232aに対する端部232bの位置が近くなる。これにより、図7に示すようにゲート108が反転動作し、接触状態を回避できる程度に上昇(開扉)する。
上記動作は、制御装置200による制御とは関係なく行うことができる。そのため、物体を検出後、遅延なくゲート108が上昇するため、被害を最小限に抑えることができる。
また、検出信号は、制御装置200にも送信される。制御装置200は、検出信号を受信後、第1ゲート駆動装置220にゲート108の下降(閉扉)動作を停止させる指示信号を送る。これにより、ゲート108の全体としての下降動作が停止される(S114)。なお、ロック解除動作(S112)と、ゲート108の下降動作の停止(S114)は、この順に限定されず、順番が入れ替わってもよい。
続いて、ゲート108に対して、復帰動作が行われる。具体的には、第2ゲート駆動装置230を初期状態(弾性力を有する状態)に戻すための動作が行われる。まず、操作盤214において、復帰動作させる情報を入力する。入力された情報をもとに制御装置200は、第1ゲート駆動装置220に対してゲート108の上昇動作を指示する信号を送信する。これにより、ゲート108は、図8に示すように所定の位置(支柱102の間に設けられた梁103の下部)まで上昇する。梁103の下部まで上昇すると、ゲート108の開扉方向の動作は止められた状態となる。続いて、制御装置200が第1ゲート駆動装置220のモーター駆動部222をさらに動作させることにより、図9に示すように弾性体232が上方向に引っ張られていき、弾性体232を伸長させる。弾性体232が所定の長さまで伸長した後、ロック機構部234を弾性体232の端部232bに嵌合させるなどして弾性力を有した状態で保持(固定)する。上記動作を行うことにより、図3に示すゲート108の下降(閉扉)前の初期状態となり復帰動作が完了し、作業が終了する。ゲート108を下降させたいときは、再度操作盤214でゲート108を閉める操作を行い、上記の動作を行えばよい。
以上より、本実施形態を用いることにより、物体がゲートと接触することに対する検出漏れを防ぐことができる。また、物体検出後に遅延なくゲートが上昇するため、接触した物体の被害を最小限に抑えることができる。よって、本実施形態を用いることにより、安全性を向上させるとともに、ゲートの開閉動作を容易にかつ迅速に行うことができる駐車装置を提供することができる。
<第2実施形態>
次に、第1実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。
(2-1.駐車装置100Aの構成)
図10は、駐車装置100Aの概略正面図である。駐車装置100Aは、パレット104、ゲート108、バンパー110、制御装置200、操作盤214、第1ゲート駆動装置220A、第2ゲート駆動装置230A、検出装置240、および水平保持機構部250を備える。図10に示すように、駐車装置100Aにおいて、第1ゲート駆動装置220Aおよび第2ゲート駆動装置230Aは連結して設けられる。
第2ゲート駆動装置230Aは、弾性体232、ロック機構部234に加えて、弾性体236、およびロック機構部238を有する。また、第2ゲート駆動装置230の弾性体232は、第1ゲート駆動装置220Aのチェーン224(駆動力伝達要素ともいう)とともにループ状に設けられた部分(ループ部分235)を形成する。駐車装置100Aは、モーター駆動部222の動力によりループ部分235を時計回りまたは反時計回りに動作させることで、ゲート108を上昇(開扉)方向または下降(閉扉)方向に動作させることができる。
弾性体236の端部は、ゲート108に固定された弾性体232の端部232aと接続されている。弾性体236は、収縮した状態でロック機構部238に保持されている。この例では、弾性体236は、ロック機構部238の内部に設けられている。なお、ロック機構部238は、ロック機構部234と同様の構成でもよい。弾性体236には、弾性体232と同様の材料が用いられてもよい。この例では、弾性体236として、バネ(押しバネ)が用いられている。
また、この例では、弾性体232と弾性体236とは、連結して設けられている。なお、弾性体232と弾性体236とは、必ずしも連結して設けられる必要はなく、弾性体232と弾性体236と分離して配置され、それぞれゲート108の一部に固定されていてもよい。
水平保持機構部250は、バランスチェーン252およびローラー254を備える。水平保持機構部250は、ゲート108の周辺に配置され、第1ゲート駆動装置220の駆動によりゲート108の上昇・下降動作をする際にゲート108の水平状態を保持する機能を有する。
(2-2.駐車装置100Aの入出庫の際の動作)
次に、駐車装置100Aの入出庫の際の動作のうちゲート108の閉扉時の動作を中心に図10~図13を用いて説明する。
図11は、駐車装置100Aのゲート108を閉扉するときの制御装置200の処理を説明するためのフロー図である。車両が入庫された後に操作盤214でゲート108を閉める操作がなされると、制御装置200(制御部206)は、ゲート108を閉扉する指示を含む信号を第1ゲート駆動装置220Aに出力する(S202)。
上記信号に基づき、第1ゲート駆動装置220Aは、ゲート108の下降(閉扉)動作を行う(S204)。このとき、制御装置200は、ゲート108が地面に到達したかどうかを判断し(S206)、ゲート108が地面に到達したと判断(S206;Yes)した場合、ゲート閉扉動作を終了する。ゲート108が地面に到達していないとき(S206;No)、制御装置200は、検出装置240が物体を検出したかどうかを確認する(S208)。検出装置240がゲート108の閉扉方向に物体を検知しない場合(S208;No)、ゲート108が完全に閉扉されるまでゲート108の閉扉動作が継続される。
一方で、ゲート108の閉扉動作が継続している間に、図12に示すように、検出装置240は、物体(この例では、人H)がゲート108のバンパー110と接触したときにゲート108の閉扉方向に物体が存在するという情報を取得する(S208;Yes)。
物体を検出すると、検出装置240から検出した情報が第2ゲート駆動装置230に送られ、ゲート108を跳ね上げる開扉動作が行われる(S210)。
具体的には、第2ゲート駆動装置230Aのうちロック機構部238が動作し、弾性体236が収縮した状態(ロック状態)を解除する(S210)。このとき、弾性体236が伸長し、端部232aはゲート108に固定され、端部232bは、チェーン224と接続されているため、端部232aに対する端部232bの位置が変化し、遠くなる。これにより、第1ゲート駆動装置220Aによるゲート108の閉扉方向の荷重が低減される。
また、このときロック機構部234が動作し、弾性体232が伸長した状態(ロック状態)を解除する(S212)。このとき、弾性体232には復元力が働き、急激に収縮する。これにより、図13に示すようにゲート108が反転動作し、接触状態を回避できる程度に上昇(開扉)する。なお、ロック解除動作(S212)と、ゲート108の下降動作の停止(S214)は、この順に限定されず、順番が入れ替わってもよい。
上記動作は制御装置200による制御とは関係なく行われる。そのため、物体を検出後、遅延なくゲート108が上昇するため、被害を最小限に抑えることができる。
なお、弾性体232と弾性体236を含むループ部分235は、ゲート108の反転動作前後において全体としての長さは略同じとなる。そのため、不要にループ部分235が長くなることがないため、ループ部分235がローラー228から外れてしまうことが防止される。したがって、本実施形態を用いることにより、安全性を維持することができる。
検出信号は、制御装置200にも送信される。制御装置200は、検出信号を受信後、第1ゲート駆動装置220Aにゲート108の下降(閉扉)動作を停止させる指示信号を送る。これにより、ゲート108の全体としての下降動作が停止となる(S214)。
続いて、ゲート108に対して、復帰動作が行われる。弾性体232は、第1実施形態と同様の方法により、初期状態(弾性力を有する状態)に復帰させることができる。また、弾性体236においては、端部236aを再度ロック機構部238内に戻すように弾性体236を押圧することにより元の状態に復帰させることができる。上記動作を行うことにより図10に示すゲート108の下降前の初期状態となり、復帰動作が完了する。制御装置200は、ゲート108の下降動作を再度行うことができる。
以上より、本実施形態を用いることにより、物体を検出した段階でゲートの閉扉方向の動作が遮断されることにより、物体に加えられる圧迫を緩和することができる。さらに、遅延なくゲート108が上昇するため、より安全性の向上した駐車装置を提供することができる。
<第3実施形態>
次に、第1実施形態および第2実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。
(駐車装置100Bの構成)
図14は、駐車装置100Bの概略正面図である。駐車装置100Bは、パレット104、ゲート108、バンパー110、制御装置200、操作盤214、第1ゲート駆動装置220B、第2ゲート駆動装置230B、検出装置240を備える。図14に示すように、駐車装置100Bにおいて、第1ゲート駆動装置220Bおよび第2ゲート駆動装置230Bは連結して設けられる。
第2ゲート駆動装置230Bは、弾性体232、ロック機構部234、弾性体236、およびロック機構部238Bを有する。第2ゲート駆動装置230Bにおいて、弾性体232はゲート108の上部に一つ設けられ、両端にロック機構部234が配置されてもよい。第2ゲート駆動装置230Bは、第1ゲート駆動装置220Bとともにループ状に設けられた部分(ループ部分235)を有し、第1ゲート駆動装置220Bのモーター駆動部222が駆動することにより、ゲート108を上昇(開扉)方向または下降(閉扉)方向に移動させる。ロック機構部238Bは、ロック機構部234と同様の構成を有する。
図14に示すように、ゲート108と物体(人H)が接触した場合、検出装置240から検出した情報が第2ゲート駆動装置230Bに送られる。このときロック機構部234が動作し、弾性体232が伸長した状態(弾性力を有した状態)を解除する。このとき、弾性体232には復元力が働き、急激に収縮する。また、このとき、ループ部分235の全体の長さが短くなるため、第2ゲート駆動装置230Bのうちロック機構部238Bも同時に動作し、弾性体236が収縮した状態(ロック状態)を解除する。このとき、弾性体236が伸長し、ループ部分235において元の長さが維持されるとともに、第1ゲート駆動装置220Bによるゲート108の閉扉方向の動作が遮断された状態となる。上記動作により、図15に示すようにゲート108が、接触状態を回避できる程度に上昇(開扉)する。
<第4実施形態>
次に、第1~第3実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。
(駐車装置100Cの構成)
図16は、駐車装置100Cの概略正面図である。駐車装置100Cは、パレット104、ゲート108C、バンパー110、制御装置200、操作盤214、第1ゲート駆動装置220、第2ゲート駆動装置230、および検出装置240を備える。
本発明の第1実施形態では、ゲート108が一つ設けられた例を示したが、これに限定されない。例えば、本実施形態において、駐車装置100Cのゲート108Cが複数から構成されてもよい。図16に示すように、ゲート108Cは第1ゲート108C-1および第2ゲート108C-2を含む。
第1ゲート108C-1は、第1ゲート駆動装置220と連結される。第2ゲート108C-2は、第1ゲート108C-1と第2ゲート駆動装置230により連結され、第1ゲート108C-1に対して開閉方向にスライド可能に配置されている。バンパー110は、第2ゲート108C-2に配置されている。第1ゲート108C-1の底面とバンパー110を除く第2ゲート108C-2の底面は、通常時において、距離h1でずれている。弾性体232において、一方の端部232aは、第1ゲート108C-1に接続され、固定されている。他方の端部232bは、第2ゲート108C-2と接続され、通常時においてロック機構部234により伸長状態(弾性力を有した状態)で保持(固定)されている。
例えば、図16に示すように、ゲート108と物体(人H)が接触した場合、検出装置240から検出した情報が第2ゲート駆動装置230に送られる。次に、第2ゲート駆動装置230のうちロック機構部234が動作し、弾性体232が伸長した状態(ロック状態)を解除する。このとき、弾性体232には復元力が働き、急激に収縮する。このとき、端部232aは第1ゲート108C-1およびチェーン224に固定され、端部232bは、第2ゲート108C-2に接続されているため、端部232aに対する端部232bの位置が近くなる。上記動作により、図17に示すように第2ゲート108C-2が反転動作し、接触状態を回避できる程度(距離h2)に上昇(開扉)する。
<第5実施形態>
次に、第1~第4実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。
(駐車装置100Dの構成)
図18は、駐車装置100Dの概略正面図である。駐車装置100Dは、パレット104、ゲート108D、バンパー110、制御装置200、操作盤214、第1ゲート駆動装置220D、第2ゲート駆動装置230D、検出装置240および水平保持機構部250を備える。図18に示すように、駐車装置100Dにおいて、第1ゲート駆動装置220Dおよび第2ゲート駆動装置230Dは連結して設けられる。
本発明の第2実施形態では、第2ゲート駆動装置において弾性体232と弾性体236とがともに用いられた例を説明したが、これに限定されない。例えば、本実施形態のように第2ゲート駆動装置230Dにおいて弾性体236およびロック機構部238Dのみが用いられてもよい。このとき、弾性体236の弾性力が大きい場合、弾性体232を用いずに、ゲート108を反転動作させ、上昇させることができる。
ゲート108Dは、第1ゲート108D-1および第2ゲート108D-2を有する。第1ゲート108D-1は側方および上方にのみ設けられ、ゲート108Dの主要構成部分は第2ゲート108D-2である。ロック機構部238Dは、第1ゲート108D-1に配置され、回動部238Daを有する。弾性体236Dの端部236Daは、ロック機構部238Dの回動部238Daに固定されている。弾性体236Dの端部236Dbはチェーン224に接続されるとともに、通常時において弾性体236Dを収縮した状態でロック機構部238Dに固定されている(ロック状態)。回動部238aを中心に回動すると、弾性体236Dのロック状態が解除される。ロック機構部238Dの端部238Dbは、チェーン224と接続されている。したがって、チェーン224、ロック機構部238Dおよび弾性体236Dによりループ部分235Dが形成されている。
例えば、図18に示すように、ゲート108と物体(人H)が接触した場合、検出装置240から検出した情報が第2ゲート駆動装置230Dに送られる。このとき、第2ゲート駆動装置230Dのうちロック機構部238Dが回動し、弾性体236Dが収縮した状態(ロック状態)を解除する。このとき、弾性体236Dが伸長し、弾性体236Dの端部236Daと端部236Db間の距離が長くなる。上記動作により、図19に示すようにゲート108Dのうち第2ゲート108D-2が、接触状態を回避できる程度に上昇(開扉)する。
<第6実施形態>
次に、第1~第5実施形態の駐車装置と構成の異なる駐車装置について以下に説明する。
(駐車装置100Eの構成)
図20は、駐車装置100Eの概略正面図である。駐車装置100Eは、パレット104、ゲート108、バンパー110、制御装置200、操作盤214、第1ゲート駆動装置220、および第2ゲート駆動装置230Eを備える。本実施形態では、バンパー110を検出装置240として用いることができる。
本実施形態では、第2ゲート駆動装置230Eは弾性体232およびロック機構部234に加えて、さらにリンク機構部239を有してもよい。リンク機構部239は、ロック機構部234およびバンパー110と連結されて配置されてもよい。
例えば、図20に示すように、ゲート108のバンパー110と物体(人H)が接触した場合、リンク機構部239が押圧される。次に、リンク機構部239が押圧されたことに伴い回動軸239aを中心に回動し、リンク機構部239の形態が変化する。これにより第2ゲート駆動装置230Eのうちロック機構部234が動作し、弾性体232が伸長した状態(ロック状態)を解除する。このとき、弾性体232には復元力が働き、急激に収縮する。上記動作により、図21に示すようにゲート108が反転動作し、接触状態を回避できる程度に上昇(開扉)する。また、ロック機構部234が動作したときにこの情報が制御装置200送信され、制御装置200は、第1ゲート駆動装置220の動作を停止させてもよい。これにより、物体とゲートとが接触したときにゲートの開閉動作を容易にかつ迅速に行うことができ、安全性を高めることができる。
(変形例)
本発明の第1実施形態では、検出装置240に接触センサが用いられる例を示したが、これに限定されない。例えば、検出装置240として、第1ゲート駆動装置220のモーター駆動部222にかかる負荷(過電流)を検出する電流センサが用いられてもよい。また、これ以外にも、光センサ、超音波センサ、赤外線センサ、画像認識センサ(イメージセンサ)等の非接触センサが用いられてもよい。
たとえば、非接触センサは、ゲート108の下側に固定して配置されてもよい。この場合、検出装置240は、ゲート108に連動して動くことができる。つまり、検出領域がゲート108と連動して動くということができる。これにより、ゲート108に接近した物体を容易に検出することができるため、物体に接触することなく、より安全にゲートの開扉動作を行うことができる。
また、非接触センサは支柱102aに固定されて配置されてもよい。この場合、検出領域を固定して検出することができる。検出領域は、複数設けられてもよい。このとき、非接触センサは、複数の検出領域のそれぞれに配置されてもよい。これにより、ゲート物体に接触することなく、より安全にゲートの開扉動作を行うことができる。
100・・・駐車装置,102・・・支柱,104・・・パレット,106・・・昇降機,108・・・ゲート,110・・・バンパー,200・・・制御装置,204・・・記憶部,206・・・制御部,214・・・操作盤,216・・・パレット駆動装置,220・・・第1ゲート駆動装置,222・・・モーター駆動部,224・・・チェーン,228・・・ローラー,230・・・第2ゲート駆動装置,232・・・弾性体,232a・・・端部,232b・・・端部,234・・・ロック機構部,235・・・ループ部分,236・・・弾性体,236a・・・端部,238・・・再度ロック機構部,238・・・ロック機構部,238a・・・回動部,239・・・リンク機構部,240・・・検出装置,250・・・水平保持機構部,252・・・バランスチェーン,254・・・ローラー

Claims (14)

  1. 車両の入出庫口に設けられるゲートと、
    前記ゲートを電気的な駆動力により開閉する第1ゲート駆動装置と、
    前記ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、
    前記第1ゲート駆動装置に対し前記ゲートの開閉を指示する制御装置と、
    弾性体を有し、前記第1ゲート駆動装置により前記ゲートが閉扉方向に動作中に、前記検出装置が前記ゲートの閉扉方向の所定領域に前記物体を検知すると、前記ゲートを前記弾性体の弾性力により開扉方向に動作させる第2ゲート駆動装置と、を備える、
    駐車装置。
  2. 前記第2ゲート駆動装置による前記ゲートを駆動させる速度は、前記第1ゲート駆動装置による前記ゲートを駆動させる速度よりも速い、
    請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記第1ゲート駆動装置は、駆動部および前記駆動部により発生した駆動力を前記ゲートに伝える駆動力伝達要素を有し、
    前記第2ゲート駆動装置は、前記弾性体の状態を保持するロック機構部を有し、
    前記弾性体の第1端部は、前記駆動力伝達要素と接続され、
    前記弾性体の第2端部は、前記ゲートに接続される、
    請求項2に記載の駐車装置。
  4. 前記ロック機構部は、前記弾性体を伸長状態に保持し、
    前記検出装置が前記物体を検出したときに前記ロック機構部が前記弾性体の伸長状態を解除し、前記弾性体が収縮する、
    請求項3に記載の駐車装置。
  5. 前記ゲートは、第1ゲートと、前記第1ゲートに対して開閉方向にスライド可能に配置された第2ゲートと、を有し、
    前記検出装置が前記物体を検出したときに前記第2ゲート駆動装置により前記第2ゲートが前記第1ゲートに対して開扉方向に動作する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駐車装置。
  6. 前記第2ゲート駆動装置は、前記弾性体を収縮状態に保持するロック機構部を有し、
    前記弾性体は前記第1ゲート駆動装置に設けられた駆動力伝達要素とともにループ状に設けられ、
    前記検出装置が前記物体を検出したときに前記ロック機構部が前記弾性体の収縮状態を解除し、前記弾性体が伸長し、前記ゲートによる閉扉方向の荷重を低減する、
    請求項3に記載の駐車装置。
  7. 前記第2ゲート駆動装置は、前記弾性体に力を加えることにより定常状態から前記弾性力を有した状態に復帰可能である、
    請求項1に記載の駐車装置。
  8. 前記検出装置が、前記ゲートが閉扉方向に動作中に開扉方向の荷重が加えられたことを検出したときに、前記第2ゲート駆動装置が動作する、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の駐車装置。
  9. 前記検出装置は、前記ゲートの下部に設けられ、複数の前記領域にそれぞれ配置される、
    請求項8に記載の駐車装置。
  10. 前記検出装置は、接触センサである、
    請求項9に記載の駐車装置。
  11. 前記ゲートの下部には、緩衝部材が配置され、
    前記検出装置は、前記緩衝部材中に配置される、
    請求項9または10に記載の駐車装置。
  12. 前記検出装置は、前記ゲートの下部に配置された緩衝部材を有し、
    前記第2ゲート駆動装置は、前記緩衝部材および前記ロック機構部と連結されたリンク機構部を有し、
    前記物体が前記緩衝部材と接触したときに、前記リンク機構部を介して、前記ロック機構部が前記弾性体の伸長状態を解除し、前記弾性体が収縮するとともに、前記リンク機構部から前記制御装置に信号が送信され、
    前記制御装置は、受信した前記信号に基づいて前記第1ゲート駆動装置に対して前記ゲートの動作を停止させるように指示する、
    請求項3に記載の駐車装置。
  13. 車両の入出庫口に設けられるゲートと、
    電気的な駆動力を前記ゲートに伝える駆動力伝達要素を有する第1ゲート駆動装置と、
    前記ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、
    前記第1ゲート駆動装置に対し前記ゲートの開閉を指示する制御装置と、
    前記ゲートに接続された第1端部および前記駆動力伝達要素に接続された第2端部を含む弾性体、並びに前記ゲートに固定され、前記ゲートの剛性を用いて前記弾性体が弾性力を有した状態を保持するロック機構部を有する第2ゲート駆動装置と、を備え、
    前記第2ゲート駆動装置は前記ロック機構部が前記弾性体の前記弾性力を有した状態を解除し、前記第1端部に対する前記第2端部の位置を変える、駐車装置。
  14. 車両の入出庫口に設けられ、第1ゲートおよび前記第1ゲートに対して開閉方向にスライド可能に配置された第2ゲートを有するゲートと、
    電気的な駆動力を前記ゲートに伝える駆動力伝達要素を有する第1ゲート駆動装置と、
    前記ゲートの閉扉方向の所定の領域に存在する物体を検知する検出装置と、
    前記第1ゲート駆動装置に対し前記ゲートの開閉を指示する制御装置と、
    前記第1ゲートに接続された第1端部および前記第2ゲートに接続された第2端部を含む弾性体、並びに前記第1ゲートに固定され、前記第1ゲートの剛性を用いて前記弾性体が弾性力を有した状態を保持するロック機構部を有する第2ゲート駆動装置と、を備え、
    前記第2ゲート駆動装置は前記ロック機構部が前記弾性体の前記弾性力を有した状態を解除し、前記第1端部に対する前記第2端部の位置を変える、駐車装置。
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