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JP7051282B2 - 建築板およびこの建築板の施工構造 - Google Patents

建築板およびこの建築板の施工構造 Download PDF

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JP7051282B2 JP2016193244A JP2016193244A JP7051282B2 JP 7051282 B2 JP7051282 B2 JP 7051282B2 JP 2016193244 A JP2016193244 A JP 2016193244A JP 2016193244 A JP2016193244 A JP 2016193244A JP 7051282 B2 JP7051282 B2 JP 7051282B2
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Description

本発明は、外壁材等に用いられる建築板およびこの建築板の施工構造に関する。
窯業系サイディング等の外壁材を施工する際、隣接する外壁材間の目地に水が浸入するのを防止すべく、目地にシーリング処理を施すことがある。シーリング処理は、次のような手順で行われる(例えば特許文献1参照)。予め壁下地の目地対応箇所にバックアップ材を取り付けておいた状態で、先ず、目地の両側にある外壁材の当該目地に隣接する箇所の表面にマスキングテープを貼り付け、次に、目地にシーリング材を充填し、その表面をヘラ等で均して、マスキングテープを除去し、シーリング材を硬化させる。
特開平10-219960号公報(段落0014、図6等参照)
ところで、外壁材には、表面に凸部を不規則に設けたものがある。このような外壁材を並べて、隣接する外壁材間に上述の如くシーリングを設けると、複数枚の外壁材で形成された凹凸状の面のなかに、シーリングの表面で形成された一直線状の平坦な面が現れて、観者に異質感を与えるおそれがある。また、シーリングが目立つことでパネル感が強調され、建物の外観に安価且つ安易な印象を与えるおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、継ぎ目にシーリングが施されても、観者に異質感を与えず、また、建物の外観に安価且つ安易な印象を与えない建築板およびこの建築板の施工構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、建築板の表面に設けられた凸部の形状を工夫したものである。
具体的には、本発明は、所定方向にシーリングを介して複数枚並べられて施工される建築板を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、表面には、複数の上記所定方向に延びる突条が該所定方向と直交する直交方向に並ぶように設けられ、上記各突条は、上記所定方向に並ぶ複数の短冊状の凸部で構成されており、上記複数の凸部は、表面が上記所定方向及び上記直交方向に平行な平行面からなる平行凸部と、表面が上記所定方向に傾斜する傾斜面からなる傾斜凸部とによって構成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、建築板の表面が、表面が平行面からなる平行凸部と表面が傾斜面からなる傾斜凸部とによって突条が構成されている。したがって、突条の表面は、建築板の並ぶ方向にうねるように形成されている。そのため、隙間をあけて建築板を並べると、この隙間の両側に位置する突条の表面高さが揃いにくくなる。このような状態で隙間にシーリング材を充填してヘラ等で均すと、シーリングの表面の一部は、一方の突条の表面から他方の突条の表面に亘って幅方向に傾斜する。その結果、シーリングの表面の一部が突条の傾斜凸部の表面と同様に傾斜する。
さらに、建築板の表面に、複数の突条が建築板の並ぶ方向と直交する方向、すなわちシーリングが延びる方向に並んで設けられているため、シーリングの表面が同じ傾斜で連続して形成されず、該表面の傾斜角度がシーリングの延びる方向で変化する。したがって、シーリングの表面と建築板の表面との見分けがつきにくくなり、シーリングを目立ちにくくすることができる。以上により、観者に異質感を与えにくくなり、また、建物の外観に安価且つ安易な印象を与えない。
第2の発明は、第1の発明において、上記凸部の表面は、略四角形をなし、その上記所定方向に並ぶ辺は、上記直交方向から見て、該直交方向に隣り合う上記凸部の表面における上記所定方向に並ぶ辺からずれていることを特徴とする。
第2の発明によれば、シーリングの延びる方向に凸部が揃いにくいため、シーリング表面の傾斜がその延びる方向により変化しやすくなる。その結果、観者にさらに異質感を与えにくくなる。また、建築板をシーリングが延びる方向、すなわち突条が並ぶ方向にカットしても、この方向に凸部が揃いにくいため、カット品を施工してもシーリングの目立ちを軽減することが可能である。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記傾斜凸部には、表面が上記所定方向一方側に上がるように傾斜する凸部と、表面が上記所定方向一方側に下がるように傾斜する凸部との2種類の凸部が存在することを特徴とする。
第3の発明によれば、傾斜凸部の傾斜面が複数種類存在するので、シーリングの両側の突条の表面高さがさらに揃いにくくなる。したがって、観者に与える異質感をさらに低減させることができる。
また、第3の発明によれば、突条間に擬似目地が形成されている場合に、この擬似目地に隣接する突条の高さが該擬似目地に沿って変化するため、擬似目地に形成される陰影に変化が生じる。そのため、観者には、この擬似目地の幅が不均一に変化しているような印象を与えることができ、その結果、建築板間で擬似目地がずれている場合に、そのずれを目立ちにくくすることができる。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか1つの発明において、上記平行凸部には、表面高さの異なる複数種類の凸部が存在することを特徴とする。
第4の発明によれば、表面高さの異なる複数種類の平行凸部が存在するため、シーリングの両側の突条の表面高さがより一層揃いにくくなり、シーリング表面の傾斜が生じやすくなる。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれか1つの発明において、上記複数の凸部は、上記所定方向の幅が5mm以上15mm以下の凸部を含むことを特徴とする。
第5の発明によれば、通常、シーリングの幅は10mm前後であって、シーリング幅と同等の幅を有する凸部が建築板の表面に存在するため、シーリングをより目立ちにくくすることができる。
第6の発明は、第1乃至第5のいずれか1つの発明における建築板が所定方向にシーリングを介して複数並べて施工された建築板の施工構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第6の発明は、上記シーリングの両側に施工された上記建築板の該シーリング側端部の上記直交方向における同じ位置の表面高さが異なるように施工されていることを特徴とする。
第6の発明によれば、第1の発明と同様に、シーリングの表面と建築板の表面との見分けがつきにくくなり、シーリングを目立ちにくくすることができる。その結果、観者に異質感を与えにくくなる。
本発明によれば、シーリングの表面の一部が突条の傾斜凸部の表面と同様に傾斜し、さらにシーリングの表面が同じ傾斜で連続して形成されず、傾斜角度が変化するため、シーリング表面と建築板の表面との見分けがつきにくくなり、観者に異質感を与えにくくなり、また、建物の外観に安価且つ安易な印象を与えにくくなる。
本発明の実施形態に係る外壁材の施工状態の一例を示す正面図である。 図2Aは、図1のシーリング付近を模式的に示す一部断面拡大斜視図であり、図2Bは、図2AのA部分の端面図である。 隣接する突条を模式的に示す斜視図である。 突条の一部を示す正面図である。 図5A,Bは、本発明の実施形態に係る外壁材を上下に並べた状態における上下接続部の例の縦断面を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。なお、本実施形態では、本発明に係る建築板を外壁材に適用した例について説明する。
図1は、本実施形態に係る外壁材1を壁下地3(図2B参照)に複数枚横張り施工した状態を示す正面図である。以下、図1における左右方向及び上下方向を、それぞれ「左右方向」及び「上下方向」とする。さらに、図1における紙面奥側及び手前側をそれぞれ「屋内側」及び「屋外側」とし、外壁材1における「高さ位置」とは、屋内外方向における位置を言い、屋外側ほど高いものとする。なお、図1は、右上から太陽光が当てられている状態を示している。
上記外壁材1は、例えば窯業系サイディング材および金属サイディング材等で構成され、左右方向に長い矩形板状をなしている。該外壁材1は、上記壁下地3に、例えば金具止め又は釘止めによって複数枚上下左右に並べて貼り付けられている。上下方向に並ぶ上記外壁材1は、後述する合いじゃくり接合によって互いに接続されている。一方、左右方向に並ぶ上記外壁材1は、隙間5をあけて貼り付けられている。この隙間5は、上下方向に直線状に形成されており、シーリング処理が施されている。シーリング処理とは、隙間5に充填されたシーリング材が硬化してシーリング7を形成する処理である。このシーリング7により、上記隙間5から上記外壁材1の裏面側への浸水を防いでいる。
上記外壁材1の表面1aには、左右方向に延びる帯状の突条9が上下方向に複数本並ぶように形成されており、隣り合う突条9間には、該突条9と同様に左右方向に連続して延びる横目地11が形成されている。上記突条9は、上下方向に4本~30本形成されているのが好ましい。上記各横目地11は、上下方向に対向する一対の傾斜面と平坦な底面からなる箱目地で構成されている。なお、この箱目地の傾斜面と底面とは角張って交差していてもよく、または、傾斜面と底面との接続箇所が湾曲していてもよく、さらには、傾斜面と底面との間に当該傾斜面よりも緩やかに傾斜する緩勾配傾斜面(傾斜角度が例えば30°未満)が形成されていてもよい。このように、傾斜面と底面との接続箇所をシャープなものとせずにエッジ感を弱めることにより、横目地11の位置を曖昧にすることができる。また、上記複数本の横目地11は、上下幅は均一に形成されておらず、不均一に形成されているのが好ましい。
上記各突条9は、上記外壁材1の左右方向一端から他端に亘って連続して形成されている。該各突条9は、左右方向に並ぶ複数の短冊状の凸部13で構成されている。上記各突条9は、30個~100個の凸部13で構成されているのが好ましい。
図2Aは、図1のシーリング7付近を模式的に示す一部断面拡大斜視図であり、図2Bは、図2AのA部分の端面図である。上記各凸部13は、表面13aが略四角形をなしており、石肌のような微細な凹凸が形成され、その左右両辺が上下方向に延びている。これら凸部13の左右幅は均一ではなく様々な左右幅を有している。そのうち、左右幅が5mm以上15mm以下の複数の上記凸部13が左右方向にランダムに配置されている。当該左右幅の上記凸部13は、上記外壁材1の表面に形成されている全ての上記凸部13のうち1割程度形成されているのが好ましい。また、図2Aに示すように、上記凸部13には、表面が上下方向及び左右方向に平行な平行面15aからなる平行凸部15と、表面が左右方向に傾斜する傾斜面17aからなる傾斜凸部17と、の大きく2種類がある。
上記平行凸部15には、表面高さがすべて同一ではなく、表面高さの異なる複数種類の凸部15が存在する。一方、上記傾斜凸部17には、表面が右側に向かって下がるように傾斜する傾斜面171aからなる右下り傾斜凸部171と、表面が右側に向かって上がるように傾斜する傾斜面173aからなる右上り傾斜凸部173と、が存在する(傾斜面171aと傾斜面173aとをまとめて「傾斜面17a」という)。そして、これら平行凸部15、右下り傾斜凸部171及び右上り傾斜凸部173が直線上に不規則に配置されて上記突条9が形成されている。上記傾斜凸部17の傾斜面17aは、上記平行面15aに対し、15°~85°傾斜しているのが好ましい。
図3は、上下に隣接する突条9の一部を模式的に示す斜視図である。これら突条9において、上記凸部13の略四角形の表面の左右方向に並ぶ辺、すなわち上下方向に延びる辺は、上下方向から見て、当該上下方向に隣り合う上記凸部13の表面における左右方向に並ぶ辺からずれるように形成されている。
なお、上記各突条9を構成する凸部13間には、上下方向に延びるV目地(左右方向に対向する一対の傾斜面からなる擬似目地)及び箱目地(左右方向に対向する一対の傾斜面と平坦な底面からなる擬似目地)がランダムに設けられている。
図4は、一本の突条9の一部を示す正面図である。また、上記各突条9を構成する凸部13の上下両端部は、図4に示すように、屋外側に向かうほど、凸部13の幅方向のうちの中央側に位置するように傾斜するテーパ状をなしている。このテーパ部91は、上記凸部13の表面が平行面15a、傾斜面17aで構成されているため、該テーパ部91の上下幅が不均一となる。その結果、横目地11の幅がその長さ方向に不均一に変化するように見える。
また、上記外壁材1は、合いじゃくりによって上下方向に接続されている。図5は、上下に隣接する外壁材1の接続箇所を模式的に示す縦断面図である。各外壁材1の上端面には、その屋内側半部分から上方に突出する合いじゃくり受け部19が左右方向全体に亘って形成されている。この合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aは、上記外壁材1の上端部及び下端部に形成されている上記横目地11の底面よりも高い位置にあり、言い換えると、上記屋外側の面19aは、上記横目地11の底面よりも浅く形成されている。例えば、横目地11の深さが5.0mm~5.8mmの場合に、合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aは、上記突条9の最長部から2.5mm程の深さに設定されている。さらには、この合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aと、それに隣接する上記突条9との間の接続部分は、屋内側に突出するように湾曲している。一方、該外壁材1の下端面には、その屋外側半部分から下方に突出する合いじゃくり押え部21が左右方向全体に亘って形成されており、この合いじゃくり押え部21の屋外側の面21aは、上記突条9の平均高さと同じ高さ位置にあり、屋内側の面21aは、上記外壁材1の上端部及び下端部に形成されている上記横目地11の底面よりも高い位置にある。
そして、下側の外壁材1の合いじゃくり受け部19の屋外側に、その上側の外壁材1の合いじゃくり押え部21が位置した状態で、これら両外壁材1が上下方向に接続される。この状態で、上記合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aは、上述の如く上記横目地11の底面よりも浅く形成されているので、この屋外側の面19aに形成される影が上記横目地11に形成される影よりも薄くなる。したがって、上下に隣り合う外壁材1の上下接続部分が目立ちにくくなる。
以上の構成を備えた上記外壁材1は、壁下地3に複数枚上下左右に貼り付けられている。具体的には、上記の如く上下方向に相じゃくり継ぎによって接続された複数枚の外壁材1と、その左右方向に隣接して設けられた上下方向に接続された複数枚の外壁材1と、の間の隙間5に、図2Bに示すように、あらかじめハット型ジョイナ等のシーリングバックアップ材23が壁下地3に固定された状態で、シーリング処理を施す。この状態で、隙間5の左右両側には、突条9と横目地11とによって上下方向に凹凸が形成されている一方、左右方向においては、左右方向にうねるように形成された突条9によって高さ位置があまり揃っていない。そして、バックアップ材23の屋外側からシーリング材を充填し、シーリング材が硬化する前に、ヘラ等でシーリング材の表面を上下方向に均す。すると、シーリング7の表面7aの一部は、一方の突条9の表面から他方の突条9の表面に亘って幅方向に傾斜する。その結果、シーリング7の表面7aの一部が突条9の傾斜凸部17の表面17aと同様に傾斜する。さらに、外壁材1の表面1aに、複数の突条9がシーリング7の延びる上下方向に並んで設けられているため、シーリング7の表面7aが同じ傾斜で連続して形成されず、該表面7aの傾斜角度がシーリング7の延びる方向で変化する。したがって、シーリング7の表面7aと外壁材1の表面1aとの見分けがつきにくくなり、シーリング7を目立ちにくくすることができる。以上により、観者に異質感を与えにくくなる。
-発明の実施形態の効果-
本実施形態によれば、上記のように、外壁材1の凹凸と、シーリング7の傾斜とがほぼ同質となり、観者に異質感を与えにくくなる。
また、本実施形態によれば、シーリング7の延びる方向に凸部13が揃いにくいため、シーリング7の表面7aの傾斜がその延びる方向により変化しやすくなる。その結果、観者にさらに異質感を与えにくくなり、また、建物の外観に安価且つ安易な印象を与えない。
また、本実施形態によれば、傾斜凸部13の表面13aの傾斜の種類が複数存在するので、シーリング7の両側の突条9の表面高さがさらに揃いにくくなる。したがって、観者に与える異質感をさらに低減させることができる。また、外壁材1を上下方向にカットしても、この方向に凸部13が揃いにくいため、カット品を施工してもシーリング7の目立ちを軽減することが可能である。
また、本実施形態によれば、横目地11に隣接する突条9の高さが該横目地11に沿って変化するため、横目地11に形成される陰影に変化が生じる。そのため、観者には、この横目地11の幅が不均一に変化しているような印象を与えることができ、その結果、外壁材1間で横目地11がずれている場合に、そのずれを目立ちにくくすることができる。また、凸部13の上下両端部がテーパ状をなし、このテーパ部91の上下幅が横目地11に沿って変化しているため、上記横目地11のずれを一層目立ちにくくすることができる。
さらに、本実施形態によれば、表面高さの異なる複数種類の平行凸部15が存在するため、シーリング7の両側の突条9の表面高さがより一層揃いにくくなり、シーリング7の表面の傾斜が生じやすくなる。
さらにまた、本実施形態によれば、通常、シーリングの幅は10mm前後であって、シーリング7の幅と同等の幅を有する凸部13が外壁材1の表面1aに存在するため、シーリング7をより目立ちにくくすることができる。また、当該左右幅の凸部13が外壁材1の表面1aの全面積に対して1割程度形成されているため、シーリング7と同質感を与え、該シーリング7が一層目立ちにくくなる。
(発明の実施形態の変形例)
なお、上記実施形態では、建築板として外壁材を例に説明したが、これに限定されず、シーリングを用いて施工される建築板であればよい。
また、上記実施形態では、外壁材1が横張り施工された例について説明したが、これに限定されず、例えば縦張り施工されてもよい。縦張り施工の場合、上下に隣り合う外壁材1の間の水平に延びる隙間にシーリング7が施工され、このシーリング7の表面が上下両側に外壁材1の端縁に沿うように上下方向に傾斜するように設けられる。
また、上記実施形態では、合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aとそれに隣接する突条9との接続部分が湾曲しているが、これに限定されず、例えば傾斜角度の異なる傾斜面が多段階で形成されてもよい。また、図5Bに示すように、合いじゃくり受け部19の屋外側の面19aと、外壁材1の上端面とが直交してもよい。
また、傾斜凸部17の傾斜面17aは、上記実施形態において、右下りの傾斜面171aと右上りの傾斜面173aとをまとめて傾斜面17aとしたが、いずれか一方の傾斜面であってもよい。
本発明は、外壁材等に用いられる建築板として有用である。
1 外壁材
1a 外壁材の表面
7 シーリング
9 突条
11 横目地
11a 横目地の底面
13 凸部
13a 凸部の表面
15 平行凸部
15a 平行面
17 傾斜凸部
17a 傾斜面
171 右下り傾斜凸部
171a 右下り傾斜凸部の表面
173 右上り傾斜凸部
173a 右上り傾斜凸部の表面
19 合いじゃくり受け部
19a 合いじゃくり受け部の屋外側の面
21 合いじゃくり押え部
21a 合いじゃくり押え部の屋外側の面
21b 合いじゃくり押え部の屋内側の面

Claims (4)

  1. 所定方向にシーリングを介して複数枚並べられて施工される建築板であって、
    表面には、複数の上記所定方向に延びる突条が該所定方向と直交する直交方向に並ぶように設けられ、
    上記各突条は、上記所定方向に並ぶ複数の短冊状の凸部で構成されており、
    上記複数の凸部の上記所定方向の幅は均一でなく、幅が異なる上記複数の凸部が上記所定方向にランダムに配置されており、
    上記凸部の表面は、略四角形をなし、その上記所定方向に並ぶ辺は、上記直交方向から見て、該直交方向に隣り合う上記凸部の表面における上記所定方向に並ぶ辺からずれており、
    上記複数の凸部には、表面が上記所定方向及び上記直交方向に平行な平行面からなる平行凸部と、表面が上記所定方向に傾斜する傾斜面からなる傾斜凸部とがあり、
    上記平行凸部には、表面高さの異なる複数種類の凸部が存在し、
    上記傾斜凸部には、表面が上記所定方向一方側に上がるように傾斜する凸部と、表面が上記所定方向一方側に下がるように傾斜する凸部との2種類の凸部が存在し、上記2種類の凸部が所定方向に沿った直線上に不規則に配置されていることを特徴とする建築板。
  2. 請求項1に記載の建築板において、
    上記複数の凸部は、上記所定方向の幅が5mm以上15mm以下の凸部を含むことを特徴とする建築板。
  3. 請求項1又は2に記載の建築板が所定方向にシーリングを介して複数並べて施工された建築板の施工構造であって、
    上記シーリングの両側に施工された上記建築板の該シーリング側端部の上記直交方向における同じ位置の表面高さが異なるように施工されていることを特徴とする建築板の施工構造。
  4. 請求項3に記載の建築板の施工構造において、
    上記シーリングの表面の上記所定方向の傾斜角度が、上記シーリングの延びる方向で変化することを特徴とする建築板の施工構造。
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