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JP7023525B2 - 流路切換弁 - Google Patents

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JP7023525B2 JP2019087415A JP2019087415A JP7023525B2 JP 7023525 B2 JP7023525 B2 JP 7023525B2 JP 2019087415 A JP2019087415 A JP 2019087415A JP 2019087415 A JP2019087415 A JP 2019087415A JP 7023525 B2 JP7023525 B2 JP 7023525B2
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Description

本発明は、Uターン形状の連通空間からなるUターン連通路が形成された弁体がハウジング内に配在された流路切換弁に係り、特に、ヒートポンプ式冷暖房システム等において流路切換を行うのに好適な流路切換弁に関する。
従来より、ヒートポンプ式冷暖房システムの流路(流れ方向)切換手段として、四方切換弁や六方切換弁等の流路切換弁はよく知られている。この種の流路切換弁としては、シリンダ型のハウジング内にスライド弁体がスライド可能に配在されたスライド式のものと、円筒状のハウジング内に回転弁体が回動可能に配在されたロータリー式のものとがある。また、この流路切換弁に、ハウジングに設けられたポート間を選択的に連通すべく、隣り合うポートを連通させるUターン形状の連通空間(以下、Uターン連通路という)が形成された弁体を用いることも既知である(例えば、下記特許文献1参照)。
図4に、従来例の流路切換弁を示す。図示従来例の流路切換弁は、例えばヒートポンプ式冷暖房システムにおいて流路切換用として使用されるスライド式の四方切換弁1'であり、シリンダ型のハウジング80、該ハウジング80内に設けられた弁シート部材81、該弁シート部材81の上面に形成された弁シート面82に開口する、左右方向に横並びに設けられたポートpC、ポートpS(低圧ポート)、及びポートpE、並びに、弁シート面82上を左右方向に摺動可能に配在された断面逆立椀形状の弁体(スライド弁体)10を有する。
弁体10は、前記弁シート面82に対接するシール面12を有し、弁体10内には、前記3つのポートpC、pS、pEを選択的に連通させるべく、言い換えれば、ポートpSとポートpEとを連通させる第1の連通状態と、ポートpSとポートpCとを連通させる第2の連通状態とを作り出すべく、Uターン連通路15が設けられている。
ハウジング80の両端には、蓋部材87A、87Bが気密的に固着され、ハウジング80内は、左右2つのパッキン付きピストン84A、84Bにより気密的に仕切られて、弁室83と、2つの作動室86A、86Bとが画成されている。弁室83には、圧縮機の吐出側に接続されるポートpD(高圧ポート)が開口せしめられている。
2つのピストン84A、84Bは、横長矩形板状の連結体70により一体移動可能に連結されている。連結体70には、弁体10が下側から摺動自在に嵌合せしめられる開口72が形成されており、弁体10は、2つのピストン84A、84Bの往復移動に伴って連結体70の開口72部分に押動され、その内部に形成されたUターン連通路15を介してポートpEとポートpSとを連通させる右端位置(第1の連通状態)と、ポートpCとポートpSとを連通させる左端位置(第2の連通状態)との間を摺動するようにされている。なお、図4は、第2の連通状態を示している。
また、連結体70には、前記開口72の左右に円形開口75が形成されている。
前記2つの作動室86A、86Bは、四方パイロット弁(図4では不図示、図1に図示)を介して選択的に圧縮機吐出側と圧縮機吸入側とに接続され、2つの作動室86A、86Bの圧力差を利用してピストン84A、84Bを移動させ、それに伴って弁体10を弁シート面82上で摺動させて流路の切り換えを行うようにされている。
また、上記のようなUターン連通路15が形成された弁体10(のシール面12)は、その外側(弁室83内)を流通する高圧流体とその内側(Uターン連通路15内)を流通する低圧流体との圧力差により弁シート面82に強く押し付けられ、これによって、Uターン連通路15のシールがなされる(シール性が確保される)ようになっている。
特開2013-227989号公報
ところで、昨今、冷暖房システムにおいて性能効率向上により、高圧流量と低圧流量のバランスが調整されている。例えばスライド式の流路切換弁の弁体であれば、Cv値(流量に相当)は、内部に設けられたUターン連通路の長手方向(軸線方向)寸法が大きく影響する。例えば、Cv値を下げる場合(すなわち、高圧流量に対して低圧流量を絞る場合)、前記した寸法を小さくする必要があり、図4に示す如くに、弁体の内径部としてのUターン連通路の開口縁部は弁シート部材の内径部としてのポートの周縁(内周縁)よりも内側に配置されることになる。
しかし、Uターン連通路の開口縁部がポートの周縁(内周縁)よりも内側になり過ぎると、例えば合成樹脂からなる弁体では、長時間の差圧による押し付け力で微小に変形して、摺動面(弁シート面に摺接するシール面)よりも下方に変形突起部が形成されてしまう(図4の変形突起部10Aを参照)。この状態で弁体が移動すると、前述した変形突起部がポートの周縁に引っ掛かる、弁シート面に乗り上げる等して、弁洩れや作動不良が発生する懸念がある。また、弁体が移動するときに、前述した変形突起部が削れてスライド面が変形したり、削れた異物を摺動面に挟み込む等して、弁洩れや作動不良を引き起こす可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、弁体の内外の差圧による変形の影響を可及的に少なくし得て、弁洩れや作動不良を発生し難くできる流路切換弁を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、発明に係る流路切換弁は、基本的に、シリンダ型のハウジングと、該ハウジング内に軸線方向に移動可能に配在された弁体と、該弁体が対接せしめられるとともに複数のポートが軸線方向に並んで開口せしめられた弁シート面と、を備え、前記弁体は、前記弁シート面に摺接するシール面の内側に、前記複数のポートのうち隣り合うポートを連通させる大きさのUターン連通路を有し、該Uターン連通路を介して前記ポート間を選択的に連通させる複数の連通状態をとり得るようにされ、前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部が前記ポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、前記シール面の内縁部の軸線方向端部に、前記弁シート面側とは反対側に窪んだ逃げ面が連設されており、前記逃げ面は、前記シール面に対して傾斜したテーパ面で構成されており、前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記シール面の内縁部は、前記ポートの周縁と、少なくとも前記弁体の移動方向の両側において一致する位置に位置せしめられていることを特徴としている。
別の好ましい態様では、前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部の両方前記ポートの周縁よりも内側に配置される。
別の好ましい態様では、前記Uターン連通路の開口縁部は、軸線方向端部に位置する一対の半円部と、軸線方向に垂直な方向の端部に位置して軸線方向に沿って延びる一対の直線部とで構成される。
別の好ましい態様では、前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部は、前記シール面に垂直な面で構成される。
た、本発明に係る流路切換弁は、基本的に、筒状のハウジングと、該ハウジング内に移動可能に配在された弁体と、該弁体が対接せしめられるとともに複数のポートが並んで開口せしめられた弁シート面と、を備え、前記弁体は、前記弁シート面に摺接するシール面の内側に、前記複数のポートのうち隣り合うポートを連通させる大きさのUターン連通路を有し、該Uターン連通路を介して前記ポート間を選択的に連通させる複数の連通状態をとり得るようにされ、前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の前記隣り合うポートの並設方向端部が前記ポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、前記シール面の内縁部の前記隣り合うポートの並設方向端部に、前記弁シート面側とは反対側に窪んだ逃げ面が連設されており、前記逃げ面は、前記シール面に対して傾斜したテーパ面で構成されており、前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記シール面の内縁部は、前記ポートの周縁と、少なくとも前記弁体の移動方向の両側において一致する位置に位置せしめられていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記弁体として、前記ハウジングの軸線方向に移動可能に配在されるスライド弁体、もしくは、前記ハウジングの軸線と平行な回転軸線周りに回動可能に配在される回転弁体を備える。
本発明の流路切換弁では、弁体が所定の連通状態をとるとき、Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部(隣り合うポートの並設方向端部)がポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、弁シート面に摺接するシール面の内縁部の軸線方向端部(隣り合うポートの並設方向端部)に、弁シート面側とは反対側に窪んだ段差面やテーパ面等からなる逃げ面が設けられているので、差圧による押し付け力が発生しても、弁体のシール面よりも下方に変形突起部が形成されることはない。そのため、例えば逃げ面を有していない従来のものと比べて、弁体の内外の差圧による変形の影響を受け難くなり、その結果、弁体の内外の差圧による変形の影響を可及的に少なくし得て、弁洩れや作動不良を発生し難くできる。
本発明に係る流路切換弁の一実施形態を示す全体縦断面図。 図1に示される弁体の下面図。 (A)、(B)はそれぞれ、本発明に係る流路切換弁の他の実施形態を示す要部拡大縦断面図。 従来の流路切換弁を示す縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る流路切換弁の一実施形態を示す全体縦断面図である。図2は、図1に示される弁体の下面図である。なお、図2では、シート部材に設けられたポートpC、pS、pEの位置を仮想線で図示している。
なお、本明細書において、上下、左右、前後等の位置、方向を表わす記述は、説明が煩瑣になるのを避けるために図面に従って便宜上付けたものであり、実際に冷暖房システム等に組み込まれた状態での位置、方向を指すとは限らない。
また、各図において、部材間に形成される隙間や部材間の離隔距離等は、発明の理解を容易にするため、また、作図上の便宜を図るため、各構成部材の寸法に比べて大きくあるいは小さく描かれている場合がある。
図示実施形態の流路切換弁は、例えばヒートポンプ式冷暖房システムにおいて流路切換用として使用されるスライド式の四方切換弁1であり、弁体(スライド弁体)10を内蔵する主弁9と、四方パイロット弁8とを備える。
主弁9は、シリンダ型(円筒状)のハウジング80、該ハウジング80内に設けられた弁シート部材81、該弁シート部材81の上面に形成された平坦で滑らかな弁シート面82に開口する、左右方向(ハウジング80の長さ又は軸線O方向)に横並びに設けられたポートpC、ポートpS(低圧ポート)、及びポートpE、並びに、弁シート面82上を左右方向に摺動可能に配在された断面逆立椀形状の弁体10を有する。
弁体10は、例えば合成樹脂製とされ、前記弁シート面82に対接(対面)するシール面12を有し、弁体10内、つまり、シール面12の内側には、前記3つのポートpC、pS、pEを選択的に連通させるべく、言い換えれば、ポートpSとポートpEとを連通させる第1の連通状態と、ポートpSとポートpCとを連通させる第2の連通状態とを作り出すべく、Uターン連通路15が設けられている。
ハウジング80の両端には、蓋部材87A、87Bが気密的に固着され、ハウジング80内は、左右2つの(一対の)パッキン付きピストン84A、84Bにより気密的に仕切られて、弁室83と、2つの作動室86A、86Bとが画成されている。弁室83(図示例では、中央のポートpSに対向する位置)には、圧縮機の吐出側に接続されるポートpD(高圧ポート)が開口せしめられている。
2つのピストン84A、84Bは、横長矩形板状の連結体70により一体移動可能に連結されている。連結体70には、弁体10が下側から摺動自在に嵌合せしめられる矩形状の開口72が形成されており、弁体10は、2つのピストン84A、84Bの往復移動に伴って連結体70の開口72部分に押動され、その内部に形成されたUターン連通路15を介してポートpEとポートpS(低圧ポート)とを連通させる右端位置(第1の連通状態)と、ポートpCとポートpS(低圧ポート)とを連通させる左端位置(第2の連通状態)との間を摺動するようにされている。なお、図1は、第2の連通状態を示している。
また、連結体70には、前記開口72の左右、すなわち、弁体10が右端位置(第1の連通状態)をとるとき左側のポートpCの略真上に位置する部位に円形開口75が形成されるとともに、弁体10が左端位置(第2の連通状態)をとるとき右側のポートpEの略真上に位置する部位に円形開口75が形成されている。
かかる主弁9において、前記2つの作動室86A、86Bは、四方パイロット弁8及び細管#1~#4を介して選択的に圧縮機吐出側と圧縮機吸入側とに接続され、2つの作動室86A、86Bの圧力差を利用してピストン84A、84Bを移動させ、それに伴って弁体10を弁シート面82上で摺動させて流路の切り換えを行うようにされている。
また、上記のようなUターン連通路15が形成された弁体10(のシール面12)は、その外側(弁室83内)を流通する高圧流体とその内側(Uターン連通路15内)を流通する低圧流体との圧力差により弁シート面82に強く押し付けられ、これによって、Uターン連通路15のシールがなされる(シール性が確保される)ようになっている。
次に、上記実施形態の四方切換弁(流路切換弁)1の要部である弁体10周りについて詳細に説明する。
本実施形態においては、図2を参照すればよく分かるように、弁体10の環状のシール面12の内縁部12Cは、左右方向(長手方向)両端部に位置する左右一対の半円部13A、13Bと、前後方向(短手方向)両端部に位置して長手方向に沿って延びており、前記左右一対の半円部13A、13B(の端部同士)を繋ぐ前後一対の直線部14A、14Bとを備える、平面視概略レーストラック形状を有する。
前記左右一対の半円部13A、13Bの直径及び前記前後一対の直線部14A、14B同士の間隔は、弁シート面82に開口せしめられたポートpC、pS、pEの口径(内径)よりも若干大きくされている。
弁体10が右端位置をとるとき、左側の半円部13Aは出口側となるポートpSの周縁の左側(外側)に位置し、右側の半円部13Bは入口側となるポートpEの周縁の右側(外側)に位置し、弁体10が左端位置をとるとき、左側の半円部13Aは入口側となるポートpCの周縁の左側(外側)に位置し、右側の半円部13Bは出口側となるポートpSの周縁の右側(外側)に位置する。また、前後の直線部14A、14Bはそれぞれ、3個のポートpC、pS、pEの前側及び後側に位置する。
また、弁体10のシール面12の内側に設けられたUターン連通路15は、下側(つまり、ポートpC、pS、pEが開口した弁シート面82側)が開口した、隣り合うポート(pC-pS、又は、pS-pE)を連通させる大きさの側面視概略逆U字状ないし凹状を有する。
このUターン連通路15の開口縁部15Cは、前記したシール面12の内縁部12Cと同様に、左右方向(長手方向)両端部に位置する左右一対の半円部16A、16Bと、前後方向(短手方向)両端部に位置して長手方向に沿って延びており、前記左右一対の半円部16A、16B(の端部同士)を繋ぐ前後一対の直線部17A、17Bとを備える、平面視概略レーストラック形状を有する。
前記左右一対の半円部16A、16Bの直径及び前記前後一対の直線部17A、17B同士の間隔は、弁シート面82に開口せしめられたポートpC、pS、pEの口径(内径)よりも若干大きくされているが、左右一対の半円部16A、16B同士の(左右方向の)間隔は、左右一対の半円部13A、13Bの(左右方向の)間隔よりも若干短くされており、Uターン連通路15の開口縁部15Cは、シール面12の内縁部12Cよりも左右方向(長手方向)長さが若干短くされている(すなわち、半円部16A、16Bは半円部13A、13Bよりも内側に配置されている)。
また、本例では、Uターン連通路15の開口縁部15Cの両端部に位置する前記左右一対の半円部16A、16Bは、前記シール面12に略垂直な面で構成されている。
弁体10が右端位置をとるとき、左側の半円部16Aは出口側となるポートpSの周縁の右側(内側)に位置し、右側の半円部16Bは入口側となるポートpEの周縁の左側(内側)に位置し、弁体10が左端位置をとるとき、左側の半円部16Aは入口側となるポートpCの周縁の右側(内側)に位置し、右側の半円部16Bは出口側となるポートpSの周縁の左側(内側)に位置する。また、前後の直線部17A、17Bはそれぞれ、3個のポートpC、pS、pEの前側及び後側に位置する。
なお、本例では、前記Uターン連通路15(の内部空間)は、(後述する逃げ面19が設けられた両端を除いて)一端から他端まで全長にわたって略等しい断面積(通路断面積)を有するように形成されている。
そして、本実施形態では、弁体10の内外の差圧による変形の影響を回避すべく、弁体10におけるシール面12の内縁部12Cの半円部13A、13Bに、弁シート面82側とは反対側に窪んだ形状の逃げ面19が連設されている。
本実施形態では、前記逃げ面19は、Uターン連通路15の開口縁部15Cの半円部16A、16Bまでステップ状に延在する段差面で構成されている。詳細には、前記逃げ面19は、シール面12(の内縁部12Cの半円部13A、13B)から略垂直に立ち上がる立ち上げ面19aと、該立ち上げ面19aからシール面12に略平行にUターン連通路15の開口縁部15Cの半円部16A、16Bまで延びる窪み面19bとを有して構成されている。また、窪み面19bの左右方向長さは、中心線(軸線O)上で立ち上げ面19aより長くされるとともに、中心線(軸線O)から(前後方向に)離されるにしたがって次第に短くされている。
換言すれば、本実施形態では、シール面12の内縁部12Cの半円部13A、13BとUターン連通路15の開口縁部15Cの半円部16A、16Bとの間に、段差面からなる逃げ面19が介在されている。
前記逃げ面19(段差面)の深さ(高さ)、つまり、立ち上げ面19aや窪み面19bの寸法は、弁体10が圧力を受けてもほとんど変形しない程度で、かつCv値に影響のない程度の寸法とされている。
以上で説明したように、本実施形態の四方切換弁(流路切換弁)1では、弁体10は、弁体10の内外の差圧による押し付け力で若干変形する可能性はあるものの、弁体10が右端位置(第1の連通状態)又は左端位置(第2の連通状態)をとるとき、Uターン連通路15の開口縁部15Cの左右方向両端部に位置する半円部16A、16Bがポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、弁シート面82に摺接するシール面12の内縁部12Cの左右方向両端部に位置する半円部13A、13Bに、弁シート面82側とは反対側に窪んだ段差面からなる逃げ面19が設けられているので、差圧による押し付け力が発生しても、弁体10のシール面12よりも下方に変形突起部が形成されることはない。そのため、例えば逃げ面を有していない従来のものと比べて、弁体10の内外の差圧による変形の影響を受け難くなり、その結果、弁体10の内外の差圧による変形の影響を可及的に少なくし得て、弁洩れや作動不良を発生し難くできる。
なお、上述した実施形態では、前記逃げ面19としてステップ状に延在する段差面を用いたが、前記シール面12の内縁部12C(の半円部13A、13B)に形成される逃げ面19としては、図3(A)、(B)に示される如くに、シール面12に対して所定角度(図3(A)では略45°、図3(B)では略20°)で傾斜したテーパ面を採用してもよい。なお、図3(A)、(B)に示される例では、シール面12の内縁部12Cの半円部13A、13Bは、ポートの周縁と略一致する位置(言い換えれば、ポートの周縁と同じ位置)となるように、各部の寸法形状が設定されている。また、図3(A)、(B)に示す例では、平面からなるテーパ面を採用したが、例えば上側に凸又は下側に凸となるような曲面からなるテーパ面を採用してもよいことは当然である。
図3(A)、(B)に示される如くに、前記逃げ面19としてテーパ面を採用した場合、例えば前述した段差面を用いた場合と比べて、Uターン連通路15と各ポートとの間の流れがスムーズになるため、圧力損失を減少させて流量(Cv値)を向上させることができる。
また、上述した実施形態では、弁体10が右端位置又は左端位置をとるとき、Uターン連通路15の開口縁部15Cの左右方向両端部に位置する半円部16A、16Bの両方が、ポートの周縁よりも内側に配置されているが、半円部16A、16Bの一方のみをポートの周縁よりも内側に配置してもよいことは詳述するまでも無い。
なお、上記実施形態では、流路切換弁として四方切換弁を例示して説明したが、本発明は、弁体(スライド弁体)により流路の切り換えを行う二方弁や、三方切換弁、五方以上の多方切換弁にも適用できることは勿論である。
また、上記実施形態では、流路切換弁としてスライド式のものを例示して説明したが、本発明は、円筒状のハウジング内に(ハウジングの軸線と平行な回転軸線周りに)回動可能に配在され、内部に(1本又は複数本の)Uターン連通路が設けられた弁体(回転弁体)により流路の切り換えを行うロータリー式のものにも適用できることは勿論である。
また、本実施形態の四方切換弁1は、ヒートポンプ式冷暖房システムのみならず、他のシステム、装置、機器類にも組み込めることは勿論である。
1 四方切換弁(流路切換弁)
8 四方パイロット弁
9 主弁
10 弁体
12 シール面
12C シール面の内縁部
13A、13B 半円部
14A、14B 直線部
15 Uターン連通路
15C Uターン連通路の開口縁部
16A、16B 半円部
17A、17B 直線部
19 逃げ面
70 連結体
72 開口
75 円形開口
80 ハウジング
81 弁シート部材
82 弁シート面
83 弁室
84A、84B ピストン
86A、86B 作動室
87A、87B 蓋部材

Claims (6)

  1. シリンダ型のハウジングと、該ハウジング内に軸線方向に移動可能に配在された弁体と、該弁体が対接せしめられるとともに複数のポートが軸線方向に並んで開口せしめられた弁シート面と、を備え、
    前記弁体は、前記弁シート面に摺接するシール面の内側に、前記複数のポートのうち隣り合うポートを連通させる大きさのUターン連通路を有し、該Uターン連通路を介して前記ポート間を選択的に連通させる複数の連通状態をとり得るようにされている流路切換弁であって、
    前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部が前記ポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、
    前記シール面の内縁部の軸線方向端部に、前記弁シート面側とは反対側に窪んだ逃げ面が連設されており、
    前記逃げ面は、前記シール面に対して傾斜したテーパ面で構成されており、
    前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記シール面の内縁部は、前記ポートの周縁と、少なくとも前記弁体の移動方向の両側において一致する位置に位置せしめられていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部の両方が前記ポートの周縁よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の流路切換弁。
  3. 前記Uターン連通路の開口縁部は、軸線方向端部に位置する一対の半円部と、軸線方向に垂直な方向の端部に位置して軸線方向に沿って延びる一対の直線部とで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流路切換弁。
  4. 前記Uターン連通路の開口縁部の軸線方向端部は、前記シール面に垂直な面で構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の流路切換弁。
  5. 筒状のハウジングと、該ハウジング内に移動可能に配在された弁体と、該弁体が対接せしめられるとともに複数のポートが並んで開口せしめられた弁シート面と、を備え、
    前記弁体は、前記弁シート面に摺接するシール面の内側に、前記複数のポートのうち隣り合うポートを連通させる大きさのUターン連通路を有し、該Uターン連通路を介して前記ポート間を選択的に連通させる複数の連通状態をとり得るようにされている流路切換弁であって、
    前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記Uターン連通路の開口縁部の前記隣り合うポートの並設方向端部が前記ポートの周縁よりも内側に配置されるとともに、
    前記シール面の内縁部の前記隣り合うポートの並設方向端部に、前記弁シート面側とは反対側に窪んだ逃げ面が連設されており、
    前記逃げ面は、前記シール面に対して傾斜したテーパ面で構成されており、
    前記弁体が所定の連通状態をとるとき、前記シール面の内縁部は、前記ポートの周縁と、少なくとも前記弁体の移動方向の両側において一致する位置に位置せしめられていることを特徴とする流路切換弁。
  6. 前記弁体として、前記ハウジングの軸線方向に移動可能に配在されるスライド弁体、もしくは、前記ハウジングの軸線と平行な回転軸線周りに回動可能に配在される回転弁体を備えることを特徴とする請求項に記載の流路切換弁。
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