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JP7018353B2 - 収穫機 - Google Patents

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JP7018353B2 JP2018095712A JP2018095712A JP7018353B2 JP 7018353 B2 JP7018353 B2 JP 7018353B2 JP 2018095712 A JP2018095712 A JP 2018095712A JP 2018095712 A JP2018095712 A JP 2018095712A JP 7018353 B2 JP7018353 B2 JP 7018353B2
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Description

本発明は、収穫物の収穫量を検出する収穫量検出装置が備えられた収穫機に関する。
上記のような収穫機は、圃場等の作業領域に植立している作物(例えば、サトウキビ)を刈取装置にて刈り取り、刈り取った作物を搬送装置にて搬送し、選別装置にて葉や塵等を除去して収穫物を選別し、選別された収穫物を排出搬送装置にて運搬車等の外部に排出している(例えば、特許文献1参照。)。
排出搬送装置は、後方側部位ほど上方側に位置する後方傾斜姿勢で備えられている。排出搬送装置は、前下端部にて選別された収穫物を受け入れ、中間部にて収穫物を後上方側に搬送し、後上端部の排出部から運搬車両等の外部に収穫物を排出している。
特許文献1に記載の収穫機では、収穫量検出装置が排出搬送装置の中間部に備えられている。この収穫量検出装置は、排出搬送装置の搬送面上を通過する収穫物の高さを検出する複数の光学式センサを備え、複数の光学式センサの検出情報に基づいて、搬送面上を通過する収穫物の体積を求めて収穫量を検出している。
また、特許文献1に記載の収穫機では、収穫量検出装置の配置位置として、排出搬送装置の中間部とは別に、搬送装置に備える場合が例示されている。この場合には、搬送装置が、刈り取った作物を上下方向で挟持搬送自在な上コンベヤと下コンベヤとを備えている。上コンベヤは、作物の搬送量に応じて上下方向に移動自在に備えられ、収穫量検出装置は、上コンベヤの移動量を検出することで、作物の搬送量を収穫物の収穫量として検出している。
国際公開第2017/094588号
上記特許文献1に記載の収穫機では、収穫量検出装置を排出搬送装置の中間部に備える場合と搬送装置に備える場合とが記載されている。しかしながら、搬送装置は、選別装置にて収穫物を選別する前の作物を搬送しているので、選別の状況によって作物の搬送量と実際の収穫物の収穫量との間に差が生じてしまう可能性がある。よって、搬送装置に備えた収穫量検出装置では、収穫量を精度よく検出できない場合がある。また、収穫機の収穫作業の状況等によっては、排出搬送装置の中間部に備えた収穫量検出装置だけでは収穫物の収穫量を精度よく検出できない可能性もあり、収穫物の収穫量を精度よく検出するためには改善の余地があった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、収穫物の収穫量を精度よく検出することができる収穫機を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、刈取装置にて刈り取った作物を搬送する搬送装置と、その搬送装置にて搬送される作物から収穫物を選別する選別装置と、その選別装置にて選別された収穫物を後上方側に搬送して外部に排出する排出搬送装置と、収穫物の収穫量を検出する収穫量検出装置とが備えられ、
前記収穫量検出装置として、搬送方向上流側に配置された第1収穫量検出装置と、搬送方向下流側に配置された第2収穫量検出装置とが備えられ、
特定条件が満たされている場合には、前記第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求め、特定条件が満たされていない場合には、前記第1収穫量検出装置及び前記第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求める収穫量演算部が備えられている点にある。
収穫量検出装置として、第1収穫量検出装置だけでなく、第2収穫量検出装置を備えているので、第1収穫量検出装置と第2収穫量検出装置との間において、収穫物に対して選別等の何らかの処理を行っても、その処理後の収穫物を第2収穫量検出装置にて検出することができるので、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、選別等の何らかの処理を行った後の収穫物の収穫量を求めることができる。
そこで、本構成によれば、第2収穫量検出装置にて正確な収穫物の収穫量を求めることができる場合に特定条件を満たすように特定条件を設定することができる。これにより、特定条件が満たされている場合には、収穫量演算部が、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、正確な収穫物の収穫量を求めることができる。第2収穫量検出装置の検出情報だけでは正確な収穫物の収穫量を求めることができないときには、特定条件が満たされないので、収穫量演算部は、第2収穫量検出装置の検出情報に加えて、第1収穫量検出装置の検出情報を用いて、正確な収穫物の収穫量を求めることができる。よって、特定条件が満たされる場合だけでなく、特定条件が満たされない場合でも、収穫量演算部は、収穫物の収穫量を精度よく求めることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記第1収穫量検出装置は、前記搬送装置にて搬送される作物を検出対象とする位置に配置され、前記第2収穫量検出装置は、前記排出搬送装置にて搬送される収穫物を検出対象とする位置に配置されている点にある。
本構成によれば、第2収穫量検出装置は、選別装置にて選別された後の収穫物を検出するので、収穫量演算部は、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて収穫物の収穫量を求めることで、排出搬送装置にて排出される収穫物の収穫量を正確に求めることができる。第1収穫量検出装置は、搬送装置にて搬送される作物を検出するので、収穫量演算部は、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて収穫物の収穫量を求めることで、刈り取った作物量に応じた収穫物の収穫量を求めることができる。
例えば、刈取装置、搬送装置、選別装置、及び、排出搬送装置が作動状態である場合には、第2収穫量検出装置にて収穫物を検出できるので、このような場合には、特定条件が満たされるとして、収穫量演算部が、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて正確な収穫物の収穫量を求めることができる。刈取装置、搬送装置、及び、選別装置が作動状態で、且つ、排出搬送装置が作動停止状態である場合には、第2収穫量検出装置にて収穫物を検出できないので、このような場合には、特定条件が満たされないとして、収穫量演算部が、第2収穫量検出装置の検出情報に加えて、第1収穫量検出装置の検出情報に基づいて収穫物の収穫量を求めることができる。このように、各種の装置の作動状態が変化しても、収穫量演算部は、各種の装置の作動状態の状況に応じて、正確な収穫物の収穫量を求めることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記搬送装置は、刈り取った作物を挟持搬送自在な上コンベヤと下コンベヤとが備えられ、前記上コンベヤは、作物の搬送量に応じて移動自在に備えられ、前記第1収穫量検出装置は、前記上コンベヤの移動量を検出することで、収穫物の収穫量を検出し、前記第2収穫量検出装置は、前記排出搬送装置にて搬送される収穫物に対して非接触にて検出作用する非接触式のセンサが備えられている点にある。
本構成によれば、第1収穫量検出装置は、上コンベヤの移動量を検出する構成を備えるだけで、収穫量演算部は、第1収穫量検出装置の検出情報に基づいて、作物の搬送量を精度良く且つ簡易に求めることができる。第2収穫量検出装置は、非接触式のセンサを備えることで、収穫物が保有する水分量の違いや収穫物の放出圧力の違い等に影響されずに、収穫物に対して適切に検出作用することができ、収穫量演算部は、第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を精度よく求めることができる。
本発明の第4特徴構成は、特定条件が満たされていない期間が前記第1収穫量検出装置及び前記第2収穫量検出装置における複数の検出タイミングに亘る場合に、前記収穫量演算部は、各検出タイミングにおける前記第2収穫量検出装置による検出量の合計量を、各検出タイミングにおける前記第1収穫量検出装置による検出量の大小に応じて割り当てる状態で、各検出タイミングにおける収穫物の収穫量を求めるように構成されている点にある。
例えば、刈取装置、搬送装置、及び、選別装置が作動状態で、且つ、排出搬送装置が作動停止状態である期間が第1収穫量検出装置における複数の検出タイミングに亘るとき等、特定条件が満たされていない期間が第1収穫量検出装置及び第2収穫量検出装置における複数の検出タイミングに亘る場合がある。このような場合には、第2収穫量検出装置が、各検出タイミングにおいて収穫物を検出することができない。しかしながら、その後、排出搬送装置を作動させることで、第2収穫量検出装置にて排出搬送装置にて搬送される収穫物を検出して、各検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量の合計量を検出することができる。
ここで、収穫物(作物)は、通常、第1収穫量検出装置、第2収穫量検出装置の順に検出作用を受けるので、第1収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量が大きくなれば、第2収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量も大きくなり、第1収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量が小さければ、第2収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量も小さくなる等、第1収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量と第2収穫量検出装置の検出情報に基づく収穫量との間には一定の相関関係が成立している。
そこで、本構成によれば、収穫量演算部は、その相関関係を利用して、各検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量の合計量を、各検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量の大小に応じて割り当てる状態で、各検出タイミングにおける収穫物の収穫量を求めることができる。つまり、ある検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量が大きければ、その検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量も大きいとして割り当てる。逆に、ある検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量が小さければ、その検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量も小さいとして割り当てる。
このように、特定条件が満たされていない期間が第1収穫量検出装置及び第2収穫量検出装置における複数の検出タイミングに亘る場合であっても、収穫量演算部が、第2収穫量検出装置による検出量の合計量を、各検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量の大小に応じて割り当てることで、各検出タイミングにおける収穫物の収穫量を正確に求めることができる。よって、収穫量演算部は、収穫物の収穫量を時系列的に把握することができるので、どのような刈取タイミングにてどのような収穫量であるかを適切に把握することができる。
収穫機の概略構成を示す側面図 収穫機と運搬車両とが併走している状態を示す平面図 排出搬送装置を示す斜視図 排出搬送装置の終端部位を拡大した斜視図 排出搬送装置の終端部位を排出部側から見た斜視図 排出搬送装置の終端部位において一部の部材を省略した斜視図 第2収穫量検出装置による検出状態を示す図 後搬送装置及び第1収穫量検出装置を示す図 ラダーの使用姿勢を示す斜視図 収穫機の制御構成を示す制御ブロック図 作業領域における収穫機と運搬車両の走行状態を示す図 収穫量演算部の動作を示すフローチャート 割当演算処理を説明するためのグラフ 収穫量画像情報を示す図
本発明に係る収穫機の実施形態について図面に基づいて説明する。
この収穫機1は、図1に示すように、例えば、収穫する作物をサトウキビとし、サトウキビ収穫機として構成されている。収穫機1については、サトウキビ収穫機に限らず、他の作物を収穫する収穫機でもよく、各種の収穫機を適用することができる。
収穫機1は、図1に示すように、走行装置2上に機体フレーム3が支持されており、その機体フレーム3の前後方向の中央部の上方側に、駆動源としてのエンジン30が備えられている。機体フレーム3の前部には、左右一対のクロップデバイダ4が昇降リンク機構5を介して昇降自在に備えられている。走行装置については、例えば、クローラ式の走行装置を適用しているが、ホイル式の走行装置を適用することもできる。
クロップデバイダ4は、上方側ほど後方側に位置する後傾姿勢の分草フレーム6と、その分草フレーム6と略平行の後傾姿勢の左右一対のオーガ7とを備えている。オーガ7は、分草フレーム6に回転自在に支持されており、分草フレーム6の上部に配置された油圧モータ等にて回転駆動されるように構成されている。収穫機1は、クロップデバイダ4により、サトウキビを引き起こしながら機内に引き込むようにしている。左右一対のクロップデバイダ4の上部には、サイドカッター8が備えられ、クロップデバイダ4にて引き込むときに絡み合う稈の上部を切断できるようにしている。刈取部取付フレーム9の上部から前方に突出する状態でトップカッター10が配置され、トップカッター10にてサトウキビの上部を切断できるようにしている。
昇降リンク機構5は、分草フレーム6と刈取部取付フレーム9との間を連結する左右一対の上リンク5aと、分草フレーム6と刈取部取付フレーム9との間を連結する左右一対の下リンク5bとを備え、昇降シリンダ5cを伸縮駆動することで、クロップデバイダ4を昇降させるように構成されている。
クロップデバイダ4の後方側には、掻込ロータ11とベースカッター12と前搬送装置13(搬送装置に相当する)とが前搬送フレーム14に支持されている。前搬送フレーム14は、左右一対備えられ、その後部が後搬送装置15(搬送装置に相当する)を支持する支持フレーム(図示省略)に上下回動自在に枢支されている。前搬送フレーム14と機体フレーム3との間に油圧シリンダ等が備えられ、その油圧シリンダを伸縮駆動することで、前搬送フレーム14を上下回動させて、掻込ロータ11とベースカッター12との高さを調整自在に構成されている。
掻込ロータ11は、図2に示すように、左右の前搬送フレーム14(図1参照)の前部に配置されて左右方向に沿う軸心を有する回転軸と、その回転軸上に配置された羽根体とを備え、油圧モータ等により回転軸を回転駆動させるように構成されている。
ベースカッター12は、図1に示すように、前搬送フレーム14の前部から下方側に延びる左右一対の支持筒12aと、その支持筒12aの下端部に固定された支持円板の外周に配置された複数の刈刃12bと、支持円板上に固定された棒状の螺旋12cとが備えられ、油圧モータ等により刈刃12b及び螺旋12cを回転駆動させるように構成されている。
刈取装置として、クロップデバイダ4、サイドカッター8、ベースカッター12、トップカッター10等が備えられ、その刈取装置が走行装置2の前部に配置されている。収穫機1では、サトウキビがクロップデバイダ4により分草され、サイドカッター8及びトップカッター10によりサトウキビの稈の上部及び左右両側が切断される。掻込ロータ11の回転によりサトウキビの稈が掻き込まれて、株元がベースカッター12の刈刃12bの回転により切断されると同時に、螺旋12cの回転により稈の下端(根元)が跳ね上げられる。跳ね上げられたサトウキビは、その直後に配置された前搬送装置13に根元から引き込まれ、前搬送装置13の送りローラ16にて斜め後上方に搬送される。
前搬送装置13は、左右方向に軸心を有する上下一対の送りローラ16が前後方向に複数組配置され、送りローラ16のローラ軸の両側は左右の搬送ケースに回動自在に支持されている。上側のローラ軸は、チェーンにより動力伝達可能に構成され、下側のローラ軸は、ギヤにより動力伝達可能に構成され、油圧モータ等により送りローラ16を回転駆動させるように構成されている。
前搬送装置13の後部は、後搬送装置15の前下部に配置されている。後搬送装置15は、下コンベヤ17と上コンベヤ18とを備えている。ベースカッター12にて切断された後のサトウキビは、前搬送装置13により後方側へ送られて、後搬送装置15に受け継がれて上コンベヤ18と下コンベヤ17とにより挟まれながら斜め後上方側に搬送される。
後搬送装置15の後部には、チョッピング装置19が配置されている。チョッピング装置19は、カッター20と跳ね出しローラ21とを備えている。カッター20は、左右方向に軸心を有する上下一対のカッター軸がカッターケースに回転自在に支持され、そのカッター軸上に180度位相をずらせてブレード刃が固定されている。この上下のブレード刃の刃先が接触するように回転させることで、サトウキビを上下のブレード刃の間を通過するときに細断するように構成されている。
跳ね出しローラ21は、上下一対の左右方向に軸心を有する回転軸がカッターケースの左右側板に支持され、回転軸上に跳ね出し羽根が固定されている。上下の回転軸を互いに反対方向に回転させることで、細断されたサトウキビを後上方へ跳ね飛ばし、強制的に斜め上方へ送るように構成されている。ちなみに、カッター20及び跳ね出しローラ21は、油圧モータ等により回転駆動される。
チョッピング装置19の排出口の後部には拡散ケース22が連設され、その拡散ケース22の前下部に拡散ロータが配置されている。拡散ロータは、左右方向に軸心を有する回転軸を備え、その回転軸上に放射状に複数のブラシが固定されている。拡散ロータを回転させることで、カッター20により細断され、跳ね出しローラ21により後上方に排出されたサトウキビの茎や葉は、回転するブラシにより上方へ跳ね上げられて拡散される。
風選装置23(選別装置に相当する)は、拡散ケース22の後上部に設けられたブロワケース24と、ブロワケース24内に収納されたブロワ25とを備えている。ブロワケース24は、下方側と上方側とが開口されており、下方側開口がチョッピング装置19に連通され、上方側開口が茎や葉等の排出口として構成されている。ブロワケース24は、上下方向の軸心を中心に回動可能となっており、その回動により排出方向を変更可能に構成されている。ブロワ25を回転駆動させることで、下方側から上方側への高速空気流を発生させて、サトウキビの葉等を上方側へ押し込んで側方又は後方に排出し、重い茎を下方の排出搬送装置26の下部に設けられたホッパー27上に落下させるようにしている。
排出搬送装置26は、下部が機体フレーム3の後部に設けられた旋回台28上に支持され、旋回台28に排出搬送装置26が上下方向を軸心として左右回動可能に支持されている。排出搬送装置26は、油圧モータにより上下方向の軸心周りで左右回動させて、排出方向を変更可能に構成されている。排出搬送装置26の後端上部の排出部60にはデフレクタ29が備えられ、落下方向を変更可能に構成されている。
収穫機1にてサトウキビを収穫する場合には、図2に示すように、収穫機1と運搬車両40とが併走して、図2中点線にて示すように、収穫機1の排出搬送装置26の排出部60を運搬車両40の荷台40Aに向くように油圧モータ等を作動させて排出方向を変更するようにしている。これにより、収穫機1と運搬車両40とが併走して、収穫機1にて収穫されたサトウキビを排出搬送装置26にて外部の運搬車両40に移し変えながら、サトウキビの収穫作業が行われている。収穫機1は、排出搬送装置26の排出方向を調整することで、併走状態となる運搬車両40に対して、収穫された収穫物を移し変え可能に構成されている。
図1及び図3に基づいて、排出搬送装置26について説明する。
排出搬送装置26は、図1に示すように、左右の搬送フレーム51の間の下部に駆動ローラ52が配置され、上部に従動ローラ53が配置され、駆動ローラ52と従動ローラ53とに亘って左右の搬送チェーン54が巻回されている。左右の搬送チェーン54の間には、図3に示すように、搬送面となる搬送底板56が掛け渡され、搬送底板56上に一定の所定間隔を隔てる状態で複数の仕切板57が備えられている。搬送チェーン54が駆動ローラ52と従動ローラ53とに亘って巻回駆動されることで、搬送底板56及び仕切板57からなる搬送体が駆動ローラ52と従動ローラ53とに亘って巻回する状態で搬送駆動自在に構成されている。これにより、排出搬送装置26は、搬送底板56と仕切板57とにより囲まれた空間に収穫物(サトウキビ)を収納する状態で、収穫物を前下方側から後上方側に搬送するように構成されている。左右の搬送フレーム51の夫々には、その上端部から上方側に延びる起立壁部61が備えられ、搬送底板56と仕切板57とにより囲まれた空間から左右方向の外側に収穫物が落下するのを防止している。搬送底板56には、図示しない多数のスリットが形成されており、収穫物に含まれる埃等をスリットから下方側に落下させるようにしている。
排出搬送装置26は、図1及び図3に示すように、前下方側から後上方側に延びる後傾斜姿勢の主搬送部位58とその主搬送部位58よりも水平方向に屈曲させた終端部位59とを有している。主搬送部位58の前下端部にホッパー27が配置され、終端部位59の後端部に排出部60が配置されている。排出搬送装置26は、ホッパー27にて受け入れた収穫物(サトウキビ)を、搬送底板56と仕切板57とにより囲まれた空間に収穫物(サトウキビ)を順次収納して排出部60まで搬送するように構成されている。
収穫機1には、図6及び図8に示すように、収穫物の収穫量を検出する収穫量検出装置31、70が備えられている。収穫量検出装置31、70として、搬送方向上流側に配置された第1収穫量検出装置31と搬送方向下流側に配置された第2収穫量検出装置70とが備えられている。
図8に基づいて、第1収穫量検出装置31について説明する。
第1収穫量検出装置31は、後搬送装置15にて搬送される作物を検出対象とする位置に配置されている。後搬送装置15は、下コンベヤ17と上コンベヤ18とを備えている。下コンベヤ17は、左右の搬送フレーム32の間に左右方向に回転自在に支持された複数の下搬送ローラ33が前後方向に並ぶ状態で平行に配置されている。下搬送ローラ33の回転軸の一端部には、歯車又はスプロケット等が固定され、油圧モータによりチェーンや歯車を介して動力が伝達されている。
下コンベヤ17の上方には、所定間隔を隔てて上コンベヤ18が配置されている。上コンベヤ18は、前後方向に並ぶ状態で平行に複数の上搬送ローラ34が配置されている。上搬送ローラ34の回転軸35は、前後方向に延びるチェーンケース36の一端部に回転自在に支持されている。チェーンケース36は、上搬送ローラ34を支持する搬送ローラ支持部として構成され、チェーンケース36のチェーンを介して動力が上搬送ローラ34に伝達されている。上搬送ローラ34の回転軸35の左右両側は、搬送フレーム32に円弧状に形成された長孔37に挿入されている。チェーンケース36の他端部は、左右方向に延びる揺動軸38により揺動自在に支持され、揺動軸38の左右両端側が搬送フレーム32に回転自在に支持されている。上搬送ローラ34は、回転軸35が長孔37にて案内される状態で上下動自在に備えられ、上搬送ローラ34の上下動に伴いチェーンケース36が揺動軸38周りに揺動するように構成されている。
後搬送装置15は、前搬送装置13から作物(サトウキビ)が送られてくると、下コンベヤ17と上コンベヤ18との間に作物が搬送され、下搬送ローラ33と上搬送ローラ34との回転駆動により下搬送ローラ33と上搬送ローラ34とで作物を後方側に搬送している。このとき、上搬送ローラ34は、上下動自在であるので、自重により搬送される作物を上方側から押さえ付ける状態となり、下搬送ローラ33と上搬送ローラ34とで挟持しながら作物を後方側に搬送している。上搬送ローラ34は、作物の搬送量に応じて上下動するので、上搬送ローラ34の上下移動量がチェーンケース36の揺動量となっている。
そこで、チェーンケース36の揺動基部には、チェーンケース36の揺動量を検出する第1収穫量検出装置31が備えられている。第1収穫量検出装置31は、例えば、角度センサにて構成されており、作物の搬送量に応じた上搬送ローラ34の移動量を検出している。図10に示すように、第1収穫量検出装置31の検出情報が制御部100に入力されている。制御部100の収穫量演算部101は、第1収穫量検出装置31の検出情報に加えて、補正値及びパラメータ等を用いて作物の断面積を求め、その求めた作物の断面積、後搬送装置15の搬送速度及び搬送時間とから作物の体積を求めて、作物の搬送量を収穫物の収穫量として求めている。
以下、図1、図3~図7に基づいて、第2収穫量検出装置70について説明する。図4は、排出搬送装置26の終端部位59を拡大した斜視図であり、図5は、排出搬送装置26の終端部位59において一部の部材を省略して排出部60側から見た斜視図である。図6は、第2収穫量検出装置70の周囲を囲む部材を省略した状態を示しており、図7は、第2収穫量検出装置70の検出状態を示している。
第2収穫量検出装置70は、図6に示すように、排出搬送装置26にて搬送される収穫物を検出対象とする位置に配置されている。第2収穫量検出装置70は、排出搬送装置26の終端部位59の上方側に配置されている。排出搬送装置26の終端部位59において、左右の搬送フレーム51の夫々には、上方側に延びる板状の支持体71が備えられ、第2収穫量検出装置70が左右の支持体71の上端側部位に亘る状態で備えられている。
第2収穫量検出装置70は、図6に示すように、複数の板状体を組み合わせた筒状体72と、その筒状体72の内部空間に配置された複数の光学式のセンサ73とが備えられている。筒状体72は、前面部72a、上面部72b、後面部72c、下面部72dを有する矩形筒状に形成され、排出搬送装置26における搬送横幅方向の全長に亘る長さを有している。筒状体72は、左右の支持体71の上端側部位に亘る状態で備えられている。複数の光学式のセンサ73(例えば、3つ)は、排出搬送装置26における搬送横幅方向に間隔を隔てて配置されている。
光学式のセンサ73は、図7に示すように、排出搬送装置26にて搬送される収穫物Aに対して非接触にて検出作用する非接触式に構成されている。光学式のセンサ73は、例えば、投光したレーザ光が検出対象物に当たって跳ね返ってくるまでの往復時間から検出対象物までの距離を測定するレーザ測距センサにて構成されている。光学式のセンサ73は、投受光部73aからのレーザ光を筒状体72の下面部72dに形成された孔部72eを通して通過させる状態でレーザ光を下方側に向けて投光し、排出搬送装置26にて搬送される収穫物Aまでの距離を測定して、収穫物Aの高さを検出している。図10に示すように、第2収穫量検出装置70(光学式のセンサ73)の検出情報が制御部100に入力されている。制御部100の収穫量演算部101は、複数の光学式のセンサ73の夫々における収穫物Aの高さから収穫物Aの断面積を求め、その求めた収穫物Aの断面積、排出搬送装置26の搬送速度及び搬送時間とから収穫物Aの体積を求めて、収穫物Aの収穫量を求めている。
図1に戻り、第2収穫量検出装置70は、排出搬送装置26の排出部60よりも搬送方向の直前部位となる終端部位59に備えられているので、収穫物の落下等により収穫物を再度検出することもなく、収穫量を精度よく検出することができる。終端部位59は、主搬送部位58よりも水平方向に屈曲させた部位であるので、収穫物の搬送姿勢自体が安定した姿勢となっており、安定した姿勢の収穫物を検出対象とすることで、検出精度の向上を図ることができる。
排出搬送装置26は、搬送底板56と仕切板57とにより囲まれた空間に収穫物(サトウキビ)を収納させて搬送しているので、その搬送過程において、搬送方向及び搬送横幅方向の両方で収穫物の高さの均等化を図ることができる。これにより、収穫物に極端な高さの差が生じることなく、光学式のセンサ73にて均等化された収穫物の高さを検出することができ、収穫物の収穫量の検出精度の向上を図ることができる。
排出搬送装置26では、上述の如く、搬送底板56に複数のスリットが形成されており、収穫物を後上方側に搬送するので、収穫物に埃等が含まれていても、埃等の自重を利用しながら、埃等を落としていくことができる。これにより、終端部位59に備えられた第2収穫量検出装置70に収穫物が到達したときには、埃等の大部分が落とされることになり、光学式のセンサ73の投受光部73a等に対して埃等が付着すること自体を防止することができる。この点でも、検出精度の向上を図ることができるとともに、メンテナンス作業が必要となる頻度の低減を図り、メンテナンス作業の軽減化を図ることができる。
排出搬送装置26の終端部位59には、図4に示すように、第2収穫量検出装置70の配置空間を囲む第1枠体74及び第2枠体75が備えられている。左右の搬送フレーム51の夫々には、搬送方向の上流側と下流側とに亘るアーチ状の第1枠体74が備えられ、左右の第1枠体74同士を連結する2つの第2枠体75が備えられている。第1枠体74及び第2枠体75は、パイプ状に構成されている。第1枠体74及び第2枠体75により囲まれた平面視及び側面視で矩形状の中空空間が形成され、この空中空間の内部に第2収穫量検出装置70が配置されている。第2収穫量検出装置70を支持する支持体71は、排出搬送装置26の搬送方向で第1枠体74の中央部に配置され、排出搬送装置26の搬送方向で第1枠体74の中央部に第2収穫量検出装置70が配置されている。
図4に示すように、左右の第1枠体74同士を連結する第1連結体76及び第2連結体77が備えられている。第1連結体76は、左右の側面部76aと上面部76bとを有する折り曲げ成形した屈曲状の板状体にて構成され、左右の第1枠体74の前端側部位同士を連結している。第1連結体76は、左右の側面部76aが起立壁部61から上方側に連続する状態で備えられている。第1連結体76において、側面部76aの前端部が第1枠体74に連結され、側面部76aの後端部が第2収穫量検出装置70を支持する支持体71に連結されている。第2連結体77も、第1連結体76と同様に、左右の側面部77aと上面部77bとを有する折り曲げ成形した屈曲状の板状体にて構成され、左右の第1枠体74の後端側部位同士を連結している。第2連結体77は、左右の側面部77aが起立壁部61から上方側に連続する状態で備えられている。第2連結体77において、側面部77aの後端部が第1枠体74に連結され、側面部77aの前端部が第2収穫量検出装置70を支持する支持体71に連結されている。このようにして、第2収穫量検出装置70の左右両側が、第1連結体76、支持体71、第2連結体77によって一連に覆われている。
図4に示すように、第2収穫量検出装置70の上方側を覆う被覆体87が備えられている。被覆体87は、例えば、可撓性を有するゴム板等の弾性体にて構成されている。被覆体87は、第1連結体76の上面部76bと第2連結体77の上面部77bとに亘る状態で備えられている。これにより、第2収穫量検出装置70の左右両側だけでなく、第2収穫量検出装置70の上方側も被覆体87にて覆うことで、第2収穫量検出装置70に対する遮光を行うことができ、光学式のセンサ73による測定を精度よく行うことができる。
図4に示すように、排出搬送装置26において、第2収穫量検出装置70よりも搬送方向の上流側には、排出搬送装置26にて搬送される収穫物に対して当接自在な前側当接体78(当接部に相当する)が備えられている。前側当接体78は、可撓性を有するゴム板等の弾性体にて構成されている。前側当接体78は、その上端側部位が第1連結体76の上面部76bに取り付けられ、上方側から下方側に延びる垂下姿勢にて備えられている。これにより、前側当接体78が収穫物に対して上方側から当接すると、搬送方向及び搬送横幅方向の両方向において収穫物の高さの均等化を図ることができる。
図5に示すように、排出搬送装置26において、第2収穫量検出装置70よりも搬送方向の下流側の排出部60の手前部位には、排出搬送装置26にて搬送される収穫物に対して当接自在な後側当接体79が備えられている。後側当接体79は、可撓性を有するゴム板等の弾性体にて構成されている。後側当接体79は、その上端側部位が第2連結体77の上面部77bに取り付けられ、上方側から下方側に延びる垂下姿勢にて備えられている。
このように、前側当接体78だけでなく、後側当接体79を備えることで、第2収穫量検出装置70の前後で収穫物に対して上方側から当接することに加えて、第2収穫量検出装置70の前方側と後方側とを前側当接体78と後側当接体79とで覆うことができる。よって、前側当接体78及び後側当接体79により、第2収穫量検出装置70に対する遮光を行うことができる。
第2収穫量検出装置70は、排出搬送装置26の終端部位59の高い位置に配置されている。そこで、図1、図3及び図4に示すように、第2収穫量検出装置70のメンテナンス作業等を行うために、排出搬送装置26には、搬送フレーム51の外側部にラダー80が備えられている。図3及び図4に示すように、排出搬送装置26の終端部位59において、搬送フレーム51の外側部にラダー用フレーム81が備えられ、そのラダー用フレーム81にラダー80が取り付けられている。
ラダー80は、図4に示すように、左右の支柱82と、左右の支柱82に亘るステップ部83と、左右の支柱82の上端部同士を連結する連結部84とが備えられている。左右の支柱82は、第1揺動軸部85の第1軸心P1周りで連結部84に対して揺動自在に備えられている。連結部84は、第2揺動軸部86の第2軸心P2周りに揺動自在にラダー用フレーム81に連結されている。
ラダー80は、図1及び図3に示すように、排出搬送装置26の搬送方向に沿うように搬送フレーム51の外端部に収納される収納姿勢と、図9に示すように、排出搬送装置26の終端部位59から下方側に延びて左右の支柱82の下端部を地面等に接地させる使用姿勢とに姿勢変更自在に構成されている。ラダー80は、図1及び図3に示すように、収納姿勢において、排出搬送装置26から上方側にも下方側にもはみ出さないように、搬送フレーム51の上下幅の範囲内に収まる状態で備えられている。ラダー80は、収納姿勢に姿勢変更されたときも、使用姿勢に姿勢変更されたときも、図外のロック部にて姿勢が保持されている。
ラダー80を収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更するときには、図4に示すように、ラダー用フレーム81に対して連結部84を第2軸心P2周りで後方側に揺動させ、且つ、連結部84に対して左右の支柱82を第1軸心P1周りで搬送フレーム51から離れる側に揺動させている。このように、作業者等は、ラダー用フレーム81に対して連結部84を揺動させ、且つ、連結部84に対して左右の支柱82を揺動させるという2つの揺動作業を行うだけで、図9に示すように、ラダー80を収納姿勢から使用姿勢に姿勢変更させることができる。ラダー80を使用姿勢から収納姿勢に姿勢変更するときも、揺動方向を反対側として、ラダー用フレーム81に対して連結部84を揺動させ、且つ、連結部84に対して左右の支柱82を揺動させるという2つの揺動作業を行うだけでよい。
ラダー80を使用姿勢とするときの支持は、上方側の1点(連結部84とラダー用フレーム81との連結箇所である第1揺動軸85)と下方側の2点(左右の支柱82の夫々における下端部)との3点支持となっている。これにより、排出搬送装置26の傾斜角度及び地面の傾斜角度がどのような角度となっていても、ラダー用フレーム81に対して連結部84を第2軸心P2周りで揺動させて、ラダー80を使用姿勢にて支持することができる。また、ラダー80と地面との間の高さが異なる場合でも、連結部84に対して左右の支柱82を第1軸心P1周りで揺動させることで、高さの違いを吸収しながら、ラダー80を使用姿勢にて支持することができる。
収穫機1には、図10に示すように、収穫機1の作動を制御する制御部100が備えられている。制御部100は、クロップデバイダ4、サイドカッター8、トップカッター10、及び、ベースカッター12等の刈取装置、走行装置2、掻込ロータ11、前搬送装置13、後搬送装置15、チョッピング装置19、風選装置23、排出搬送装置26、旋回台28、デフレクタ29等の各種の装置や機器の作動状態を制御して、収穫機1の作動を制御するように構成されている。制御部100は、操作ペダル、操作レバー、操作スイッチ等の各種の操作具を用いた操縦者による操作に基づいて、各種の装置や機器の作動状態を制御するように構成されている。
制御部100が、各種の装置や機器を作動させることで、図2に示すように、収穫機1と運搬車両40とが併走して、収穫機1にて収穫されたサトウキビを排出搬送装置26にて外部の運搬車両40に移し変えながら、サトウキビの収穫作業を行うようにしている。しかしながら、圃場等の作業領域において、収穫機1にてサトウキビの収穫作業を行うに当たり、作業領域の全体において、収穫機1と運搬車両40とが併走できるわけでなく、例えば、図11に示すように、作業領域Sの端部側領域S2では、運搬車両40が旋回走行するための旋回半径を確保できない等、運搬車両40が併走するためのスペースを確保できず、収穫機1に対して運搬車両40を併走させることができない。
そこで、図11に示すように、作業領域Sの中央側領域S1を、収穫機1と運搬車両40とが併走可能な併走領域とし、中央側領域S1については、図2に示すように、収穫機1と運搬車両40とが併走して、収穫機1にて収穫されたサトウキビを排出搬送装置26にて外部の運搬車両40に移し変えながら、サトウキビの収穫作業を行うようにしている。
図11に示すように、作業領域Sの端部側領域S2を、収穫機1が単独で回行する回行領域とし、端部側領域S2については、収穫機1が単独で回行して、収穫機1は、収穫した収穫物(サトウキビ)を排出搬送装置26にて排出することなく、ホッパー27に収穫物を貯留させる状態で収穫作業を行うようにしている。この場合には、制御部100が、クロップデバイダ4、サイドカッター8、トップカッター10、及び、ベースカッター12等の刈取装置、前搬送装置13、後搬送装置15、チョッピング装置19、及び、風選装置23等の排出搬送装置26以外の装置や機器を作動状態とし、排出搬送装置26を作動停止状態としている。図11では、収穫機1が回行するときの走行経路について、説明を分かり易くするために、単純な旋回走行経路を例示しているが、実際には操縦者の運転操作に応じた走行経路を辿ることになる。ちなみに、図11では、収穫機1の走行経路について、図示する内容を分かり易くするために、上下方向に間隔を隔てて示しているが、実際は上下方向に隣接する状態となる。
このようにして、中央側領域S1の終点(端部側領域S2の始点)となる第1地点V1までは、収穫機1と運搬車両40とが併走して、収穫機1にて収穫されたサトウキビを排出搬送装置26にて外部の運搬車両40に移し変えながら、サトウキビの収穫作業を行っている。第1地点V1から中央側領域S1の始点(端部側領域S2の終点)となる第2地点V2までは、収穫機1が単独で回行して、収穫機1がホッパー27に収穫物を貯留させる状態で収穫作業を行っている。収穫機1が第2地点V2に到達すると、収穫機1と運搬車両40との併走による収穫作業を再開している。
ここで、収穫機1が第1地点V1に到達した場合に、操縦者による操作具の操作に応じて、制御部100が、収穫した収穫物の全てを運搬車両40に移し変えるように排出搬送装置26の作動を制御している。これにより、ホッパー27に収穫物を貯留させる容量を確保した状態で収穫機1単独での回行による収穫作業を行うようにしている。収穫機1が第1地点V1から第2地点V2まで移動して収穫機1に運搬車両40が横付けされて排出タイミングになると、操縦者による操作具の操作に応じて、制御部100が、第1地点V1から第2地点V2までの回行により収穫した収穫物の全てを運搬車両40に移し変えるように排出搬送装置26の作動を制御している。
収穫機1の単独走行により収穫作業を行う場合は、作業領域Sの端部側領域S2にて回行する場合だけでなく、例えば、収穫作業の開始時等、運搬車両40が併走できない状況下においても、収穫機1の単独走行により収穫作業を行うことができる。また、運搬車両40の収穫物の積載量が満杯となった場合には、運搬車両40が収穫機1から離れて工場等の搬送箇所に向けて走行するので、このような場合にも収穫機1の単独走行により収穫作業を行うことができる。更に、次の運搬車両40が併走するまで時間が空いた場合でも、収穫機1の単独走行により収穫作業を行うことができる。
図10に示すように、第1収穫量検出装置31の検出情報、及び、第2収穫量検出装置70の検出情報が制御部100に入力されており、制御部100の収穫量演算部101は、第1収穫量検出装置31の検出情報及び第2収穫量検出装置70の検出情報を用いて、収穫物の収穫量を求めている。第2収穫量検出装置70は、排出搬送装置26にて搬送される収穫物に対して検出作用するので、排出搬送装置26にて排出される収穫物の収穫量を求めるためには、収穫量演算部101が、第2収穫量検出装置70の検出情報を用いて、収穫物の収穫量を求めることで、正確な収穫物の収穫量を求めることができる。
上述の如く、作業領域Sの中央側領域S1のように、収穫機1と運搬車両40が併走して収穫作業を行う場合には、収穫された収穫物が順次第2収穫量検出装置70まで搬送されてくるので、収穫量演算部101が、第2収穫量検出装置70の検出情報を用いて、収穫物の収穫量を求めることで、収穫物の収穫量を時系列的に把握することができる。
しかしながら、作業領域Sの端部側領域S2のように、収穫機1の単独走行にて収穫作業を行う場合には、収穫された収穫物をホッパー27に貯留しておき、例えば、収穫機1が第2地点V2に到達して収穫機1に運搬車両40が横付けされて排出タイミングになると、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の全てを排出搬送装置26から排出する。よって、収穫量演算部101が、第2収穫量検出装置70の検出情報を用いて、収穫物の収穫量を求めるだけでは、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の総量を把握できるものの、収穫物の収穫量を時系列的に把握することができない。
そこで、図12のフローチャートに示すように、収穫量演算部101は、特定条件を満たす場合に、第2収穫量検出装置70の検出情報を用いて、収穫物の収穫量を求める通常演算処理を行う(ステップ#1のYesの場合、ステップ#2)。収穫量演算部101は、特定条件を満たされていない場合に、第2収穫量検出装置70の検出情報だけでなく、第1収穫量検出装置31の検出情報をも用いて、収穫物の収穫量を求める割当演算処理を行う(ステップ#1のNoの場合、ステップ#3)。
特定条件については、例えば、収穫機1と運搬車両40が併走して収穫作業を行うことを特定条件と設定することができる。この場合には、収穫機1が単独走行による収穫作業を行っていると、特定条件が満たされていないとすることができる。また、刈取装置、前搬送装置13、後搬送装置15、チョッピング装置19、風選装置23、排出搬送装置26等の各種の装置を作動状態として、収穫した収穫物を排出搬送装置26にて排出していることを特定条件とすることもできる。この場合には、刈取装置、前搬送装置13、後搬送装置15、チョッピング装置19、風選装置23等、排出搬送装置26以外の各種の装置が作動状態であるものの、排出搬送装置26が作動停止状態であると、特定条件が満たされていないとすることができる。このように、特定条件については、各種の条件を設定することができる。
ここで、特定条件が満たされていない場合に、操縦者が操作具を操作することで、排出搬送装置26を作動させることもできる。この場合には、排出搬送装置26にて収穫物が搬送されるので、排出搬送装置26の終端部位59まで搬送された収穫物を、第2収穫量検出装置70にて検出することができる。そこで、制御部100は、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出するまで、排出搬送装置26の作動を継続させ、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出すると、排出搬送装置26を作動停止させる。
このようにして、特定条件が満たされていない場合に、ホッパー27だけでなく、排出搬送装置26にも収穫物を貯留できるようにしている。制御部100は、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出するまで、排出搬送装置26の作動を継続させるので、排出搬送装置26の終端部位59までの全長に亘って収穫物を貯留させることができ、排出搬送装置26における収穫物の貯留量を最大限まで大きくすることができる。制御部100は、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出すると、排出搬送装置26を作動停止させるので、排出搬送装置26の後端上部の排出部60から収穫物が落下するのを防止することができる。
図13に基づいて、割当演算処理について説明する。
収穫機1では、図1に示すように、刈り取られた作物が前搬送装置13及び後搬送装置15にて搬送される。このとき、後搬送装置15に第1収穫量検出装置31が備えられているので、後搬送装置15にて作物が搬送される際に、図8に示すように、第1収穫量検出装置31にて作物を検出している。第1収穫量検出装置31にて検出作用を受けた作物は、風選装置23にて選別されて収穫物となりホッパー27に落下する。その後、排出搬送装置26にて収穫物が搬送される際に、図7に示すように、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出している。このように、収穫物(作物)は、第1収穫量検出装置31、第2収穫量検出装置70の順に検出作用を受けるので、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づく収穫量が大きくなれば、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づく収穫量も大きくなり、逆に、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づく収穫量が小さければ、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づく収穫量も小さくなる等、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づく収穫量と第2収穫量検出装置70の検出情報に基づく収穫量との間には一定の相関関係が成立している。そこで、収穫量演算部101は、その相関関係を利用して、割当演算処理を行うようにしている。
図13は、例えば、図11に示すように、収穫機1が第1地点V1から第2地点V2まで回行して単独走行により収穫作業した場合を示している。この場合には、図13(a)に示すように、収穫量演算部101は、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量(作物の搬送量)を時系列的に求めている。つまり、第1収穫量検出装置31における複数の検出タイミングの夫々(B1~B5)において、収穫量演算部101は、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量(作物の搬送量)を求めている。
それに対して、排出搬送装置26が作動停止状態であるので、図13(b)に示すように、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出できず、収穫量演算部101は、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求めても、その収穫量はゼロのままとなっている。その後、排出タイミング(例えば、B5)になると、制御部100が、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の全てを排出搬送装置26から排出するように、排出搬送装置26を作動させるので、第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出し、収穫量演算部101は、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求めて、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の総量Cを把握することができる。
そこで、収穫量演算部101は、図13(c)に示すように、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の総量Cを、各検出タイミング(B1~B5)における第1収穫量検出装置31による収穫量の大小に応じて割り当てる状態で、各検出タイミング(B1~B5)における収穫物の収穫量を求めている。
つまり、収穫量演算部101は、単独走行による収穫作業にて収穫された収穫物の総量Cに対して、各検出タイミング(B1~B5)における第1収穫量検出装置31による収穫量がどのような割合となっているかに応じて、各検出タイミング(B1~B5)における収穫物の収穫量を求めている。例えば、ある検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量が大きければ、その検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量も大きいとして割り当てる。逆に、ある検出タイミングにおける第1収穫量検出装置による検出量が小さければ、その検出タイミングにおける第2収穫量検出装置による検出量も小さいとして割り当てる。
このようにして、収穫量演算部101は、各検出タイミング(B1~B5)における第2収穫量検出装置70による検出量の合計量を、各検出タイミング(B1~B5)における第1収穫量検出装置31による検出量の大小に応じて割り当てる状態で、各検出タイミング(B1~B5)における収穫物の収穫量を求めるように構成されている
上述の如く、収穫量演算部101が、特定条件が満たされている場合に通常演算処理を行うだけでなく、特定条件が満たされていない場合でも割当演算処理を行うことで、収穫物の収穫量を時系列的に把握している。
収穫機1には、図10に示すように、測位衛星から送信される測位データを受信する測位アンテナ39(図1参照)、測位アンテナ39にて受信される測位データから収穫機1の現在位置を示す収穫機1の位置情報を取得する位置情報取得部102が備えられている。ちなみに、位置情報取得部102は、単独測位や相対測位により、収穫機1の位置情報として、収穫機1の現在の緯度・経度情報等を取得している。
制御部100は、位置情報取得部102にて収穫機1の位置情報を取得しているので、作物を刈り取った複数の刈取位置の夫々を把握できるとともに、収穫量演算部101にて収穫した収穫物の収穫量を時系列的に把握している。刈取位置の位置情報について、制御部100は、位置情報取得部102により、収穫機1において測位アンテナ39が配置された位置情報を取得している。収穫機1の前後方向において、刈取装置による刈取位置から測位アンテナ39の配置位置までの距離は規定値である。よって、制御部100は、この規定値と位置情報取得部102により取得される測位アンテナ39の位置情報から刈取位置を求めることができる。これにより、制御部100は、収穫機1の位置情報と収穫量演算部101にて求めた収穫物の収穫量とを関連付けることで、収穫物の収穫量のうちから、収穫機1が特定位置に位置して作物を刈り取ったときの収穫物の収穫量を特定することができ、圃場等の作業領域S(図11参照)においてどの刈取位置でどれだけの収穫量を得たかを把握することができる。
収穫機1では、刈り取られた作物の収穫物が、前搬送装置13を経て、後搬送装置15にて搬送される際に第1収穫量検出装置31にて検出され、更に、風選装置23等の各種の装置を経て、第2収穫量検出装置70にて検出される。よって、位置情報取得部102にて刈取位置を取得したタイミングから、第1収穫量検出装置31や第2収穫量検出装置70にて収穫物を検出するタイミングまでに時間遅れが生じる。そこで、制御部100は、収穫機1の位置情報と収穫物の収穫量とを関連付けるに当たり、この時間遅れを考慮して、収穫機1の位置情報と収穫物の収穫量とを関連付けている。
制御部100は、刈り取られた作物の搬送速度等を用いて、位置情報取得部102にて刈取位置を取得したタイミングから第1収穫量検出装置31や第2収穫量検出装置70にて収穫物(作物)を検出するタイミングまでの収穫物(作物)の搬送時間を求めることができる。搬送速度については、例えば、実験等により予め求めたものを用いたり、駆動源の回転速度や各部の作動状態、及び、作物の量等に基づいて求めることもできる。そこで、制御部100は、求めた搬送時間が時間遅れに相当するとして、位置情報取得部102にて取得された刈取位置と、その刈取位置を取得したタイミングから搬送時間だけ遅れたタイミングにて第1収穫量検出装置31や第2収穫量検出装置70に基づく収穫物の収穫量とを関連付けている。
このような関連付けを行うことで、制御部100は、収穫量演算部101にて求めた収穫物の収穫量のうちから、収穫機1が特定位置に位置するときに刈り取った作物の収穫量を特定して、圃場等の作業領域Sにおいてどの刈取位置でどれだけの収穫量を得たかを把握している。よって、制御部100の収穫量画像情報生成部103は、作業領域Sにおいて、図14に示すように、どの刈取位置でどれだけの収穫量を収穫できたかを示す作業領域の収穫量画像情報を生成することができ、その収穫量画像情報を表示装置等の各種の装置に出力可能に構成されている。また、制御部100は、位置情報取得部102にて取得された刈取位置と収穫物の収穫量とを関連付けた情報や、収穫量画像情報生成部103にて生成された収穫量画像情報等を記憶部104に記憶させている。
ちなみに、図14に示す収穫量画像情報では、収穫量について、大、中、小の3段階に分けた画像情報を生成しているが、何段階に分けるかは適宜変更設定することができ、収穫量画像情報生成部103が、どのような収穫量画像を生成するかは適宜変更が可能である。
上述の如く、収穫量演算部101は、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づいて収穫物の収穫量を求めることができるとともに、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づいて収穫物の収穫量を求めることができる。第1収穫量検出装置31の検出情報に基づく収穫量と第2収穫量検出装置70の検出情報に基づく収穫量との間には、一定の相関関係が成立している。そこで、制御部100は、例えば、第1収穫量検出装置31の検出情報に基づく収穫量に対して、第2収穫量検出装置70の検出情報に基づく収穫量が大き過ぎる等、一定の相関関係が崩れていると、風選装置23等に異常が発生しているとして、少なくとも排出搬送装置26を作動停止させる。これにより、風選装置23等に異常が発生している状態で収穫された収穫物が、正常なものとして外部に排出されるのを防止することができる。
制御部100は、一定の相関関係が崩れていると、排出搬送装置26だけでなく、必要に応じて、クロップデバイダ4、サイドカッター8、トップカッター10、及び、ベースカッター12等の刈取装置、前搬送装置13、後搬送装置15、及び、風選装置23等を作動停止させることもできる。
このように、異常検知により排出搬送装置26等を作動停止させた場合には、制御部100が、表示装置や報知装置等により異常を検知した旨を報知するとともに、外部の管理装置等にも通信装置を介して異常検知状態を通信することができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、第2収穫量検出装置70において、非接触式のセンサとして、光学式のセンサ73を備えた例を示したが、例えば、超音波式の距離センサや色の識別を検出するセンサ等、各種の非接触式のセンサを適用することができる。
(2)上記実施形態では、第2収穫量検出装置70が、排出搬送装置26の終端部位59の上方側に配置された例を示したが、例えば、終端部位59の横側部等に第2収穫量検出装置70を配置することもできる。また、第2収穫量検出装置70の配置位置は、排出搬送装置26の終端部位59に限らず、例えば、主搬送部位58とすることもできる。
(3)上記実施形態では、第1収穫量検出装置31を後搬送装置15に備えた例を示したが、例えば、前搬送装置13に第1収穫量検出装置31を備えることもでき、第1収穫量検出装置31の配置位置を適宜変更することができる。
1 収穫機
4 クロップデバイダ(刈取装置)
8 サイドカッター(刈取装置)
10 トップカッター(刈取装置)
12 ベースカッター(刈取装置)
13 前搬送装置(搬送装置)
15 後搬送装置(搬送装置)
17 下コンベヤ
18 上コンベヤ
23 風選装置(選別装置)
26 排出搬送装置
31 第1収穫量検出装置
70 第2収穫量検出装置
73 光学式のセンサ(非接触式のセンサ)
101 収穫量演算部

Claims (4)

  1. 刈取装置にて刈り取った作物を搬送する搬送装置と、その搬送装置にて搬送される作物から収穫物を選別する選別装置と、その選別装置にて選別された収穫物を後上方側に搬送して外部に排出する排出搬送装置と、収穫物の収穫量を検出する収穫量検出装置とが備えられ、
    前記収穫量検出装置として、搬送方向上流側に配置された第1収穫量検出装置と、搬送方向下流側に配置された第2収穫量検出装置とが備えられ、
    特定条件が満たされている場合には、前記第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求め、特定条件が満たされていない場合には、前記第1収穫量検出装置及び前記第2収穫量検出装置の検出情報に基づいて、収穫物の収穫量を求める収穫量演算部が備えられている収穫機。
  2. 前記第1収穫量検出装置は、前記搬送装置にて搬送される作物を検出対象とする位置に配置され、前記第2収穫量検出装置は、前記排出搬送装置にて搬送される収穫物を検出対象とする位置に配置されている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記搬送装置は、刈り取った作物を挟持搬送自在な上コンベヤと下コンベヤとが備えられ、前記上コンベヤは、作物の搬送量に応じて移動自在に備えられ、前記第1収穫量検出装置は、前記上コンベヤの移動量を検出することで、収穫物の収穫量を検出し、前記第2収穫量検出装置は、前記排出搬送装置にて搬送される収穫物に対して非接触にて検出作用する非接触式のセンサが備えられている請求項2に記載の収穫機。
  4. 特定条件が満たされていない期間が前記第1収穫量検出装置及び前記第2収穫量検出装置における複数の検出タイミングに亘る場合に、前記収穫量演算部は、各検出タイミングにおける前記第2収穫量検出装置による検出量の合計量を、各検出タイミングにおける前記第1収穫量検出装置による検出量の大小に応じて割り当てる状態で、各検出タイミングにおける収穫物の収穫量を求めるように構成されている請求項1~3の何れか1項に記載の収穫機。
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