以下、図1~図55を用いて本発明の実施形態を説明する。以下の本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(情報処理システム100)
図1を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム100の一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1、表示入力装置2を含む。情報処理システム100は画像形成装置3を含んでもよい。例えば、情報処理装置1、表示入力装置2、画像形成装置3は、同じローカルネットワーク内に設けられる。表示入力装置2、情報処理装置1、画像形成装置3はそれぞれ複数台でもよい。便宜上、図1では、各装置をそれぞれ1台ずつ図示している。表示入力装置2、情報処理装置1、画像形成装置3は、互いに通信できる。
情報処理装置1は、例えば、サーバーである。情報処理装置1はサーバー以外のコンピューターでもよい。情報処理装置1はデータを記憶する。また、情報処理装置1は表示入力装置2からの要求に応じて、データを表示入力装置2に送信する。
表示入力装置2は、例えば、PCである。また、表示入力装置2は携帯通信機器でもよい。携帯通信機器は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピューターである。表示入力装置2は画面を表示する。また、表示入力装置2は操作を受け付ける。
画像形成装置3は、例えば、複合機である。画像形成装置3は、複合機以外の画像形成装置3でもよい。
(情報処理装置1)
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置1の一例を示す図である。
情報処理装置1は、第1制御部10、第1記憶部11、第1通信部12を含む。第1制御部10はCPUを含む制御基板である。第1制御部10は演算、処理を行う。第1制御部10は情報処理装置1の動作を制御する。第1記憶部11は、RAM、ROM、ストレージ(HDD)を含む。第1記憶部11はデータを不揮発的に記憶できる。第1通信部12は、ネットワークを介し、表示入力装置2や画像形成装置3と通信する。第1制御部10は、第1通信部12が表示入力装置2から受信したデータを第1記憶部11に記憶させる。第1制御部10は、第2通信部24(表示入力装置2)や第3通信部35(画像形成装置3)に向けて、データ、情報を第1通信部12に送信させる。
(表示入力装置2)
次に、図3を用いて、実施形態に係る表示入力装置2の一例を説明する。図3は、実施形態に係る表示入力装置2の一例を示す図である。
表示入力装置2は、第2制御部20、第2記憶部21、ディスプレイ22、入力デバイス23、第2通信部24を含む。
第2制御部20は複数の回路、素子を含む電子回路基板である。第2制御部20は、例えば、CPUや画像処理用の回路を含む。第2記憶部21はOS、データ、プログラム、各種ソフトウェアを不揮発的に記憶する。第2記憶部21はフラッシュROM、HDD、RAMを含む。第2制御部20は、OS、データ、プログラム、各種ソフトウェアに基づき、表示入力装置2の動作を制御する。第2制御部20は、第2記憶部21の記憶内容に従って、表示入力装置2の各部を制御する。
第2制御部20は、画面、情報をディスプレイ22に表示させる。ディスプレイ22は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルを含む。入力デバイス23は使用者の操作を受け付ける。入力デバイス23は、例えば、キーボードやマウスである。入力デバイス23はタッチパネルでもよい。入力デバイス23の出力に基づき、第2制御部20は操作内容を認識する。第2通信部24は通信回路、通信用ソフトウェアを含む。第2通信部24は第2制御部20の指示に応じて情報処理装置1、画像形成装置3と通信する。第2通信部24は無線、又は、有線により、各装置と通信できる。
表示入力装置2の第2記憶部21には、ソフトウェア25がインストールされる。例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像データ編集ソフト、OCRソフトのようなソフトウェア25がインストールされる。使用者はソフトウェア25を起動させる。使用者は入力デバイス23を用いて文書ファイル(データ)の作成、編集を行える。
第2記憶部21には、ブラウザーソフトウェア26(ブラウザーアプリケーション)もインストールされる。ブラウザーソフトウェア26の起動中、第2制御部20はブラウザーソフトウェア26に基づき処理を行う。例えば、第2制御部20は、ディスプレイ22にウェブページを表示させる。
また、第2記憶部21には、サービスを利用するためのサービス用ソフトウェア27(アプリケーション)もインストールすることができる。ここでのサービスは、ネットワーク(インターネット)を介したオンラインサービスである。利用するサービスは、例えば、ネットワークストレージサービスである。なお、専用アプリケーションを用いずに、ブラウザーソフトウェア26で利用できるオンラインサービスもある。
(画像形成装置3)
図4を用いて、実施形態に係る画像形成装置3の一例を説明する。図4は、実施形態に係る画像形成装置3の一例を示す図である。
図4に示すように、画像形成装置3は第3制御部30、第3記憶部31、画像読取部32、操作パネル33、印刷部34、第3通信部35を含む。第3制御部30は画像形成装置3の動作を制御する。第3制御部30はCPUや画像処理回路を含む基板である。第3制御部30は画像形成装置3に関する制御、演算を行う。第3制御部30は第3記憶部31に記憶されるプログラム、データに基づき画像形成装置3の各部の制御、各種の演算処理を行う。第3記憶部31はROM、RAM、ストレージ(HDD)を含む。第3記憶部31は、画像形成装置3の制御用の設定データ、画像データ、制御用のプログラム、ファイルを記憶する。
複写ジョブのような原稿読み取りを伴うジョブのとき、第3制御部30は画像読取部32に原稿の読み取りを行わせる。画像読取部32は原稿の画像データを生成する。原稿読み取りと画像データの生成のため、画像読取部32は、光源(ランプ)、レンズ、イメージセンサー(ラインセンサー)、A/D変換回路を含む。
操作パネル33は表示パネル33a、タッチパネル33b、ハードキー33cを含む。表示パネル33aは、画面、画像を表示する。第3制御部30は表示パネル33aの表示を制御する。第3制御部30は、ジョブの設定に用いる操作画像を表示パネル33aに表示させる。操作画像は、例えば、ボタンやキーである。タッチパネル33bは、使用者の操作を受け付ける。タッチパネル33bは表示パネル33aの上面に設けられる。タッチパネル33bはタッチ位置を認識する。タッチパネル33bの出力に基づき、第3制御部30は、操作された操作画像を認識する。操作された操作画像に基づき、第3制御部30は、使用者の操作内容を認識する。ハードキー33cも使用者の操作を受け付ける。
画像形成装置3(第3記憶部31)は認証用情報C1を記憶する。認証用情報C1は予め設定される。認証用情報C1は、画像形成装置3の使用権限を有する者の使用者名とログインパスワードを含む。操作パネル33は、使用者名とログインパスワードの入力を受け付ける。第3制御部30は、入力された情報に基づき、使用権限を有するか否かを判定する。具体的に、第3制御部30は、入力された情報と認証用情報C1を照合する。入力された情報が何れかの権限保持者の認証用情報C1と一致したとき、第3制御部30は、使用権限を有すると判定する。また、第3制御部30は、認証できた使用者を認識する。
印刷部34は、給紙部34a、用紙搬送部34b、画像形成部34c、定着部34dを含む。第3制御部30はこれらの部分の動作を制御する。第3制御部30は、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着を制御する。印刷ジョブのとき、第3制御部30は用紙を1枚ずつ給紙部34aに供給させる。第3制御部30は、供給された用紙を用紙搬送部34bに搬送させる。第3制御部30は、印刷用画像データに基づくトナー像を画像形成部34cに形成させる。第3制御部30は、搬送される用紙へのトナー像の転写を画像形成部34cに行わせる。第3制御部30は用紙に転写されたトナー像を定着部34dに定着させる。第3制御部30は、用紙搬送部34bに定着後の用紙を機外に排出させる。
第3通信部35はネットワークと通信可能に接続される。第3通信部35は通信用のハードウェア(各種ソケット、通信用回路)と通信用ソフトウェアを備える。通信部は、ネットワークを介し、表示入力装置2や情報処理装置1と通信できる。
(画像形成装置3と外部との連携)
次に、図1を用いて実施形態に係る画像形成装置3と外部との連携の一例を説明する。
情報処理装置1はサーバーとして機能する。情報処理装置1は、外部サービスと画像形成装置3とを連携するプラットフォームとして機能する。画像形成装置3と外部サービスやコンピューターとの連携のため、情報処理装置1の第1記憶部11は連携用基本ソフトウェア13を記憶する。連携用基本ソフトウェア13は、画像形成装置3と外部サービスとを連携させるための基礎となる。
また、情報処理装置1の第1記憶部11は、連携用アプリケーション14を記憶する。連携用アプリケーション14は連携用基本ソフトウェア13を基礎として動作する。階層的に、連携用基本ソフトウェア13が下層である。連携用基本ソフトウェア13の上層の連携用アプリケーション14の動作には、連携用基本ソフトウェア13が必要である。
画像形成装置3の第3記憶部31は連携用通信ソフトウェア36を記憶する。連携用通信ソフトウェア36は、情報処理装置1と通信するためのソフトウェアである。連携用通信ソフトウェア36は、情報処理装置1を介して外部サービスと連携するためのソフトウェアである。
外部サービスと画像形成装置3の連携の一例を説明する。クラウドサービスを利用する場合を例にあげて説明する。まず、クラウドサービスに保存されているデータを読み出し、読み出したデータを印刷する例を説明する。操作パネル33がクラウドサービスへのアクセスを受け付けたとき、画像形成装置3(第3制御部30)は、連携用通信ソフトウェア36を用いて、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、クラウドサービスへのアクセス依頼を第3通信部35に送信させる。
情報処理装置1はクラウドサービスへのアクセスを代行する。情報処理装置1(第1記憶部11)は、クラウドサービスへのアクセスを代行するための連携用アプリケーション14を記憶する。連携用アプリケーション14に基づき、情報処理装置1(第1制御部10)は、保存されているファイルやフォルダーの名前をクラウドサービスから第1通信部12に取得させる。第1制御部10は、画像形成装置3(第3通信部35)に向けて、取得したファイル名を第1通信部12に送信させる。画像形成装置3(第3制御部30)は、受信したファイル名を表示パネル33aに表示させる。
操作パネル33は取得するファイルの選択を受け付ける。連携用通信ソフトウェア36を用いて、画像形成装置3(第3制御部30)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択されたファイルの取得依頼を第3通信部35に送信させる。連携用アプリケーション14に基づき、情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたファイルを第1通信部12に取得させる。第1制御部10は、画像形成装置3(第3通信部35)に向けて、取得したファイルを第1通信部12に送信させる。第3制御部30は、受信したファイルに基づく印刷を印刷部34に行わせる。
画像形成装置3(第3制御部30)は、連携用通信ソフトウェア36を用いて、操作パネル33でなされた指示を情報処理装置1が理解できる形式で送信する。情報処理装置1は、連携用基本ソフトウェア13と連携用アプリケーション14を用いて、外部サービスとアクセスする。情報処理装置1は、連携用基本ソフトウェア13と連携用アプリケーション14を用いて、画像形成装置3が理解できる形式でデータや命令を画像形成装置3に送信する。連携用基本ソフトウェア13(プラットフォーム)、連携用アプリケーション14、連携用通信ソフトウェア36は、画像形成装置3と情報処理装置1の通信を仲介(翻訳)し、OSやハードウェアの差を吸収する。
情報処理装置1、連携用基本ソフトウェア13(プラットフォーム)、連携用アプリケーション14、連携用通信ソフトウェア36を用いることにより、標準で搭載していない機能を画像形成装置3に付加することができる。情報処理装置1に連携用基本ソフトウェア13に適合する連携用アプリケーション14を追加するだけでよい。画像形成装置3に記憶されたソフトウェアへの干渉はない。画像形成装置3の機能を容易に増やすことができる。例えば、画像形成装置3でスキャンして得られた画像データをクラウドサービスに記憶させることもできるようになる。画像形成装置3でスキャンして得られた画像データから、外部のOCRサービスを利用して、テキストデータを得て、得られたテキストデータを画像形成装置3に返すことも可能になる。
情報処理装置1は、連携用アプリケーション14の1つとして、ワークフロー管理用ソフトウェア15を記憶できる(図2参照)。ワークフロー管理用ソフトウェア15は、ワークフロー5の作成、編集、削除、動作管理を行うための応用ソフトウェア(アプリケーション)である。ワークフロー管理用ソフトウェア15は、ワークフロー5の作成、編集、削除、動作管理のサービスを提供する。ワークフロー管理用ソフトウェア15も、連携用基本ソフトウェア13上で動作する。
ここで、ワークフロー5は、第1対象を用いて第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、第2対象を用いて第2処理を行うためのプログラムである。言い換えると、ワークフロー5は、If条件としての処理がなされたとき、If条件に続く所定の処理を実行させるためのプログラムである。
ワークフロー5により、例えば、ソフトウェア25と画像形成装置3を連携させることができる。ソフトウェア25とサービスを連携させることができる。サービスとサービスを連携させることができる。サービスと画像形成装置3を連携させることができる。画像形成装置3と画像形成装置3を連携させることができる。ワークフロー5により、異なるソフトウェア、サービス、ハードウェアの垣根を越えて、様々な装置を連携させることができる。
(ワークフロー管理用ソフトウェア15の利用)
次に、図5、図6を用いて、実施形態に係るワークフロー管理用ソフトウェア15の利用の一例を説明する。図5は、実施形態に係るワークフロー5を管理するためのサイトへのログインの流れの一例を示す。図6は、実施形態に係るログイン画面61の一例を示す。図7は、実施形態に係るトップページ62の一例を示す図である。
使用者は、表示入力装置2を用いて、ワークフロー5の作成、編集、追加、動作管理を行える。表示入力装置2では、ブラウザーソフトウェア26を用いて、ワークフロー5の作成、編集、追加、動作の設定を行うことができる。ワークフロー5の作成、編集、追加、動作の設定を行うとき、使用者はブラウザーソフトウェア26を起動させる。使用者はブラウザーソフトウェア26を用いて、ワークフロー5の作成、編集、追加、動作の設定を行うためのサイトにアクセスする。ワークフロー5用のサイトのアドレスは、予め定められる。
図5のスタートは、ブラウザーソフトウェア26の起動後、ブラウザーソフトウェア26でワークフロー5用のサイトへのアクセスが開始された時点である。まず、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、利用開始要求を第2通信部24に送信させる(ステップ♯11)。情報処理装置1(第1記憶部11)は、ワークフロー5用のサイトの各画面を表示するためのデータを記憶する。利用開始要求を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、ログイン画面61を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる(ステップ♯12)。第2制御部20は、受信したデータに基づき、ログイン画面61をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯13)。
図6はログイン画面61の一例である。ログイン画面61には、名前入力欄T1、ログインパスワード入力欄T2、ログインボタンB1が設けられる。使用者は、入力デバイス23を用いて、使用者名とログインパスワードを入力する(ステップ♯14)。使用者名とログインパスワードが使用者を特定するための特定用情報である。特定用情報の入力後、使用者はログインボタンB1を操作する。ログインボタンB1が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、入力された特定用情報を第2通信部24に送信させる(ステップ♯15)。
情報処理装置1(第1記憶部11)は認証用情報C1を記憶する。認証用情報C1は予め設定される。例えば、第1記憶部11は、画像形成装置3と同様の認証用情報C1を記憶する。認証用情報C1は、ワークフロー5の作成、編集、追加、動作管理の権限を有する者の使用者名とログインパスワードを含む。情報処理装置1(第1制御部10)は、受信した特定用情報に基づき、使用権限を有するか否かを判定する(ステップ♯16)。具体的に、第1制御部10は、受信した特定用情報と認証用情報C1を照合する。
受信した特定用情報が何れかの権限保持者の認証用情報C1と一致したとき、第1制御部10は、使用権限を有すると判定する(ステップ♯16のYes)。また、第1制御部10は、認証できた使用者(被認証者)を認識する。つまり、第1制御部10は、記憶する認証用情報C1に基づき特定用情報に対応する者が誰かを判定する。ステップ♯16がYesのとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、トップページ62を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる(ステップ♯17)。表示入力装置2(第2制御部20)は、受信したデータに基づき、トップページ62をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯18)。そして、本フローは終了する(エンド)。
受信した特定用情報が認証用情報C1と一致しなかったとき、第1制御部10は、使用権限を有しないと判定する(ステップ♯16のNo)。ステップ♯16がNoのとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、ログイン不可を第1通信部12に通知させる(ステップ♯19)。ログイン不可を受信したとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、ログイン画面61上にログイン不可メッセージをディスプレイ22に表示させる(ステップ♯110)。そして、本フローは、ステップ♯14に戻る。
図7はトップページ62(リスト画面に相当)の一例を示す。トップページ62はリストを含む。リスト7は、以前に作成された登録済のワークフロー5のリストである。情報処理装置1(第1制御部10)は、登録済のワークフロー5ごとに、ワークフロー5の名前、作成者、タイプ、状態をリスト7内に表示させる。
情報処理装置1(第1制御部10)は、各登録済のワークフロー5の名前の左側にチェックボックスCB0を表示入力装置2(ディスプレイ22)に表示させる。チェックボックスCB0は、登録済のワークフロー5を選択するための画像である。被認証者は、入力デバイス23を用いて選択する登録済のワークフロー5に対応するチェックボックスCB0にチェックを入れる。図7は、リスト7の一番上の登録済のワークフロー5が選択されている例を示す。
情報処理装置1(第1制御部10)は追加ボタンB2、編集ボタンB3、削除ボタンB4、プレイボタンB5、ストップボタンB6を表示させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、トップページ62内に上記の各ボタンを表示する。
情報処理装置1は、リスト7を表示するページに追加ボタンB2を表示させる。表示入力装置2(入力デバイス23)は、追加ボタンB2の操作を受け付ける。追加ボタンB2が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、ワークフロー5の作成用画面63の表示要求を第2通信部24に送信させる。この表示要求を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、作成用画面63を表示するためのデータを送信させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、ワークフロー5の作成用画面63をディスプレイ22に表示させる。
(ワークフロー5の作成の概要)
次に、図8、図9を用いて、実施形態に係るワークフロー5の作成作業の一例を説明する。図8は、実施形態に係るワークフロー5作成作業の概要を示す図である。図9は、実施形態に係る作成用画面63の一例を示す図である。
被認証者は作成用画面63に入力を行うことにより、ワークフロー5を作成できる。図8のスタートは、表示入力装置2で作成用画面63が表示された時点である。以下、ワークフロー5を作成する被認証者を作成者と称する。作成者は、作成用画面63で、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定を受け付ける(ステップ♯21)。言い換えると、表示入力装置2(入力デバイス23)は、作成用画面63において、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定を受け付ける。
図9に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、作成用画面63内にIf領域F1を表示させる。If領域F1は、第1対象を設定するための領域である。情報処理装置1(第1制御部10)は、第1選択欄81を作成用画面63内に表示させる。第1選択欄81は、第1処理を選択するためのものである。第1選択欄81は、If領域F1の下側に配される。また、情報処理装置1(第1制御部10)は、作成用画面63内にThen領域F2を表示させる。Then領域F2は、第2対象を設定するための領域である。また、情報処理装置1(第1制御部10)は、第2選択欄82を作成用画面63内に表示させる。第2選択欄82は、第2処理を選択するためのものである。第2選択欄82は、Then領域F2の下側に配される。第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定の詳細は後述する。
図9に示すように、作成用画面63には、保存ボタンB7が設けられる。表示入力装置2(入力デバイス23)は、保存ボタンB7の操作を受け付ける。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、設定された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を第2通信部24に通知させる(ステップ♯22)。
通知された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理に基づき、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5を生成する(ステップ♯23)。ワークフロー5は、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第1処理を行ったデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムである。ワークフロー5は、If~Then方式のプログラムである。If条件は通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことである。If条件が満たされたとき、第1制御部10は第2対象を用いて第2処理を行う、又は、行わせる。
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー管理用ソフトウェア15で定義された処理を行って、ワークフロー5を生成する。ワークフロー管理用ソフトウェア15は、ワークフロー5のソースコードのひな形を含む。第1制御部10は、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の定義をソースコードのひな形に埋め込む(ステップ♯23)。また、第1制御部10は、第1対象を用いて第1処理が行われたかの確認に必要な情報をソースコードのひな形に埋め込む。また、第1制御部10は、第2対象を用いて第2処理を行うのに必要な情報をソースコードのひな形に埋め込む。最終的に、第1制御部10は、1つのワークフロー5(ソースコード)を生成する。
例えば、第1制御部10は、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式のファイルをワークフロー5として生成する。JSON形式のファイルは、様々なソフトウェア25やプログラミング言語で使うことができる。また、JSON形式のファイルは、単純な処理で書き出しや読み込みが可能である、効率的にデータの受け渡しを行えるというメリットがある。情報処理装置1の連携用基本ソフトウェア13でも使うことができる。なお、JSON形式以外の形式が用いられてもよい。
続いて、情報処理装置1(第1制御部10)は、予め定められた保存場所に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶させる(ステップ♯24)。例えば、第1制御部10は、第1記憶部11(HDD)にワークフロー5を記憶させる。第1制御部10は、情報処理装置1と通信可能に接続された他の記憶装置にワークフロー5を記憶させてもよい。
(第1対象の設定)
次に、図10~図13を用いて、実施形態に係る第1対象の設定の一例を説明する。図10~図13は、実施形態に係る第1対象の設定の一例を示す図である。
作成用画面63は、アイコン画像9を含む。情報処理装置1(第1制御部10)は、処理に用いる第1対象と第2対象を選択するためのアイコン画像9を作成用画面63内に表示させる。作成用画面63のうち、左側に複数のアイコン画像9が設けられる。
図10~図13では、7つのアイコン画像9を表示する例を示している。図10~図13のうち、第1画像91、第2画像92、第3画像93、第4画像94は、オンラインサービスを選ぶためのアイコン画像9である。第5画像95は、ソフトウェア25を選ぶためのアイコン画像9である。第6画像96は、画像形成装置3を選ぶためのアイコン画像9である。第7画像97は登録済のワークフロー5を選ぶためのアイコン画像9である。
第1画像91は、連絡先管理用のネットワークサービス(オンラインサービス)と対応する。同様のサービスとして、例えば、グーグルコンタクト(登録商標)がある。1件の連絡先は所定の項目の情報を含む。所定の項目は、例えば、住所、名前、Eメールアドレス、電話番号、FAX番号である。ブラウザーソフトウェア26を用いて、連絡先管理サービスを提供するサイトにアクセスすることができる。
第2画像92~第4画像94は、オンラインストレージサービスと対応する。同様のサービスとして、例えば、グーグルドライブ(登録商標)、ドロップボックス(登録商標)、ワンドライブ(登録商標)がある。使用者は、ブラウザーソフトウェア26、又は、専用のクライアントアプリケーションを用いて、オンラインストレージにアクセスすることができる。
第5画像95は、表示入力装置2にインストールされたソフトウェア25と対応する。例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、画像データ編集ソフト、OCRソフトのようなソフトウェア25を選択である。
各アイコン画像9を用いることにより、サービス、ソフトウェア25、画像形成装置3、ワークフロー5のうち、何れかを第1対象と第2対象に設定することができる。第1対象と第2対象は異なっていてもよい。
表示入力装置2(入力デバイス23)は、アイコン画像9に対する第1設定操作を、アイコン画像9に対応する対象を第1対象に設定する操作として受け付ける。第1設定操作は、アイコン画像9をIf領域F1内にドラッグアンドドロップする操作である。簡単に第1対象を設定することができる。
図10を用いて、第1設定操作を説明する。まず、If領域F1内に、第1対象設定領域F1aが配される。第1対象設定領域F1aは矩形である。第1対象設定領域F1aは実線枠内の領域である。第1対象設定領域F1aはアイコン画像9を置く場所を示す。図10は画像形成装置3を第1対象に設定する例を示す。図10の上側の図で示すように、作成者は、画像形成装置3を示すアイコン画像9(第6画像96)をドラッグ操作する。そして、作成者は、第1対象設定領域F1a上で第6画像96をドロップする。その結果、表示入力装置2(第2制御部20)は、ドラッグアンドドロップされたアイコン画像9を第1対象設定領域F1a内に表示させる(図10の下側の図)。表示入力装置2(第2制御部20)は、第1対象設定領域F1aに設定されたアイコン画像9を第1対象と認識する。
複数の第1対象を設定することができる。If領域F1内にプラスボタンB8が配される。情報処理装置1(第1制御部10)は、プラスボタンB8を含む作成用画面63を表示させる。また、表示入力装置2(第2制御部20)は第1グループ枠線F1bを表示させる。第1グループ枠線F1bは矩形状の破線の枠である。第1グループ枠線F1bは第1対象のグループを示す線である。第1グループ枠線F1bは演算式(論理式)の括弧を意味する。
図11の上側の図は、第1グループ枠線F1b内のプラスボタンB8を操作したときの作成用画面63の一例を示す。プラスボタンB8が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第1グループ枠線F1b内に第1対象設定領域F1aを追加する。また、第2制御部20は、If領域F1と第1グループ枠線F1bを拡大する。第2制御部20は、第1グループ枠線F1b内に第1対象設定領域F1aが追加された作成用画面63をディスプレイ22に表示させる。情報処理装置1は、新たに追加された第1対象設定領域F1a内にオアボタンB9とアンドボタンB10を表示させる。表示入力装置2はアンドボタンB10とオアボタンB9を含む第1対象設定領域F1aを新たに表示させる。
複数の第1対象を論理和関係とする場合、使用者はオアボタンB9を操作する。オアボタンB9が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、新たな第1対象設定領域F1aに設定された第1対象と、新たな第1対象設定領域F1aの1つ前の第1対象設定領域F1aで設定された第1対象を論理和関係と扱う。つまり、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ある第1対象と他の第1対象を論理和関係とする設定を受け付ける。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、第2通信部24に関係を通知させる。第2通信部24は、論理和関係とされた複数の第1対象を通知する。この場合、情報処理装置1(第1制御部10)は、論理和関係にある第1対象の何れか1つに対応する第1処理が行われたことをIf条件とするワークフロー5を生成する。
図11の下側の図は、オアボタンB9が操作された場合の作成用画面63の一例を示す。新たな第1対象設定領域F1aとその1つ前の第1対象設定領域F1aの間に、ORの単語が追加される。ORの語は、ORを挟む2つのアイコン画像9に対応する第1対象が論理和関係であることを示す。図11の下側の図は、連絡先管理サービスとオンラインストレージサービスが論理和関係と設定された例を示す。
複数の第1対象を論理積関係とする場合、使用者はアンドボタンB10を操作する。アンドボタンB10が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、新たな第1対象設定領域F1aに設定された第1対象と、新たな第1対象設定領域F1aの1つ前の第1対象設定領域F1aで設定された第1対象を論理積関係と扱う。つまり、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ある第1対象と他の第1対象を論理積関係とする設定を受け付ける。保存ボタンB7が操作されたとき、第2制御部20は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、第2通信部24に関係を通知させる。第2通信部24は、論理積関係とされた複数の第1対象を通知する。この場合、情報処理装置1(第1制御部10)は、論理積関係にある全ての第1対象を用いて、それぞれの第1処理が行われたことをIf条件とするワークフロー5を生成する。
アンドボタンB10が操作された場合、新たな第1対象設定領域F1aとその1つ前の第1対象設定領域F1aの間に、ANDの単語が追加される。ANDは、ANDを挟む2つのアイコン画像9に対応する各第1対象が論理積関係であることを示す。
3つ以上の第1対象を設定することができる。第1グループ枠線F1b内のプラスボタンB8を2回以上操作することにより、3以上の第1対象を論理和又は論理積関係とすることができる。また、第1グループ枠線F1b外のプラスボタンB8を操作することにより、2以上の第1対象のグループに対し、1又は複数の第1対象を論理和又は論理積関係とすることができる。図12は、第1グループ枠線F1b内外の両方のプラスボタンB8を操作したときの作成用画面63の一例を示す。
図12の上側の図は、上側の第1グループ枠線F1b内でプラスボタンB8が1回、下側の第1グループ枠線F1b内でプラスボタンB8が2回操作された例を示す。また、第1グループ枠線F1b外のプラスボタンB8が1回操作された例を示す。第1グループ枠線F1b外のプラスボタンB8が操作されたとき、情報処理装置1は第1グループ枠線F1bを増やす。情報処理装置1は、新たな第1グループ枠線F1b内に、新たな第1対象設定領域F1aと新たなプラスボタンB8を表示させる。情報処理装置1は、新たな第1グループ枠線F1b内の先頭の第1対象設定領域F1aに、オアボタンB9とアンドボタンB10を表示させる。新たな第1グループ枠線F1b内の先頭の第1対象設定領域F1aのボタンを操作することにより、グループ間の論理和関係、論理積関係を設定することができる。
第1グループ枠線F1b外のプラスボタンB8が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)はIf領域F1を拡大する。また、第2制御部20は、新たな第1グループ枠線F1bと新たな第1対象設定領域F1aと新たなプラスボタンB8を表示させる。図12は、If領域F1が2段で表示される例を示す。
図12の下側の図は、各グループ内(括弧内)では、論理和関係が設定された例を示す。また、グループ間では論理積関係が設定された例を示す。図12の場合、生成されるワークフロー5のIf条件は、ワークフロー5又は画像形成装置3の何れかで対応する第1処理が行われ、かつ、3種類のネットワークストレージサービスの何れかで対応する第1処理が行われたことになる。このように、複数の第1対象を設定し、高度、複雑なワークフロー5を生成することもできる。
プラスボタンB8を操作して第1対象設定領域F1aが追加されたとき、論理和関係又は論理積関係を選択する例を説明した。しかし、保存ボタンB7が操作されるまで、いつでも論理和関係又は論理積関係を更新できるようにしてもよい。
図13は、保存ボタンB7が操作されるまで論理和関係又は論理積関係を更新可能とする画面の一例を示す。図13の場合でも、情報処理装置1(第1制御部10)は、処理対象を選択するためのアイコン画像9と、If領域F1と、プラスボタンB8を含む作成用画面63を表示させる。また、情報処理装置1は、If領域F1内に第1対象設定領域F1aを表示させる。また、情報処理装置1は、プラスボタンB8が操作されたとき、第1対象設定領域F1aを追加表示させる。プラスボタンB8が操作されたとき、情報処理装置1は、第1対象設定領域F1a間に関係選択ボタンを表示させる。関係選択ボタンは、論理和関係とするか、論理積関係とするかを選択するためのボタンである。図13は、関係選択ボタンとして、オアボタンB9とアンドボタンB10を表示する例を示す。論理和関係とする関係選択ボタン(オアボタンB9)が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、関係選択ボタンを挟む第1対象設定領域F1aで設定された第1対象同士を論理和関係と認識する。論理積関係とする関係選択ボタン(アンドボタンB10)が操作されたとき、第2制御部20は、関係選択ボタンを挟む第1対象設定領域F1aで設定された第1対象同士を論理積関係と認識する。
(第2対象の設定)
次に、図14~図17を用いて、実施形態に係る第2対象の設定の一例を説明する。図14~図17は、実施形態に係る第2対象の設定の一例を示す図である。
表示入力装置2(入力デバイス23)は、アイコン画像9に対する第2設定操作を、アイコン画像9に対応する対象を第2対象に設定する操作として受け付ける。第2設定操作は、アイコン画像9をThen領域F2内にドラッグアンドドロップする操作である。簡単に第2対象を設定することができる。
図14を用いて第2設定操作を説明する。Then領域F2内に、第2対象設定領域F2aが配される。第2対象設定領域F2aは矩形である。第2対象設定領域F2aは実線枠である。第2対象設定領域F2aはアイコン画像9を置く場所を示す。図14は、画像形成装置3を第2対象に設定する例を示す。図14の上側の図で示すように、使用者は、画像形成装置3を示すアイコン画像9(第6画像96)をドラッグ操作する。そして、使用者は、第2対象設定領域F2a上で第6画像96をドロップする。その結果、表示入力装置2(第2制御部20)は、ドラッグアンドドロップされたアイコン画像9を第2対象設定領域F2a内に表示させる(図14の下側の図)。表示入力装置2(第2制御部20)は、第2対象設定領域F2aに設定されたアイコン画像9を第2対象と認識する。
複数の第2対象を設定することができる。Then領域F2内にプラスボタンB8が配される。情報処理装置1(第1制御部10)は、プラスボタンB8を含む作成用画面63を表示させる。また、表示入力装置2(第2制御部20)は第2グループ枠線F2bを表示させる。第2グループ枠線F2bは矩形状の破線の枠である。第2グループ枠線F2bは第2対象のグループを示す線である。第2グループ枠線F2bは演算式(論理式)の括弧を意味する。
図15の上側の図は、第2グループ枠線F2b内のプラスボタンB8を操作したときの作成用画面63の一例を示す。プラスボタンB8が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第2グループ枠線F2b内に第2対象設定領域F2aを追加する。また、第2制御部20は、Then領域F2と第2グループ枠線F2bを拡大する。第2制御部20は、第2グループ枠線F2b内に第2対象設定領域F2aが追加された作成用画面63をディスプレイ22に表示させる。情報処理装置1は、新たに追加された第2対象設定領域F2a内に、並行ボタンB11と待ちボタンB12Bを表示させる。表示入力装置2は並行ボタンB11と待ちボタンB12を含む第2対象設定領域F2aを表示する。
複数の第2対象を並行関係とする場合、使用者は、並行ボタンB11を操作する。並行ボタンB11を操作したとき、新たな第2対象設定領域F2aで設定される第2対象と、新たな第2対象設定領域F2aの1つ前の第2対象設定領域F2aで設定される第2対象が並行関係となる。つまり、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ある第2対象と他の第2対象を並行関係とする設定を受け付ける。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、第2通信部24に関係を通知させる。第2通信部24は、並行関係とされた複数の第2対象を通知する。この場合、情報処理装置1(第1制御部10)は、並行関係にある第2対象のそれぞれの第2処理が行われるワークフロー5を生成する。
図15の下側の図は、並行ボタンB11が操作された場合の作成用画面63の一例を示す。新たな第2対象設定領域F2aとその1つ前の第2対象設定領域F2aの間に、WITHの単語が追加される。WITHは、WITHを挟む2つのアイコン画像9に対応する各第2対象が並行関係であることを示す。図15の下側の図は、連絡先管理サービスとオンラインストレージサービスが並行関係と設定された例を示す。
複数の第2対象を先後関係とする場合、使用者は待ちボタンB12を操作する。待ちボタンB12を操作したとき、新たな第2対象設定領域F2aで設定される第2対象と、新たな第2対象設定領域F2aの1つ前の第2対象設定領域F2aで設定される第2対象が先後関係となる。つまり、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ある第2対象と他の第2対象を先後関係とする設定を受け付ける。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、第2通信部24に関係を通知させる。第2通信部24は、先後関係とされた複数の第2対象を通知する。この場合、情報処理装置1(第1制御部10)は、先後関係にある第2対象のうち、実行時点が先と設定された第2対象の第2処理が完了してから、実行時点が後と設定された第2対象の第2処理を行う、又は、行わせるワークフロー5を生成する。
なお、待ちボタンB12が操作された場合、新たな第2対象設定領域F2aとその1つ前の第2対象設定領域F2aの間に、WAITの単語が追加される。WAITは、WAITを挟む2つのアイコン画像9に対応する各第2対象が先後関係であることを示す。表示入力装置2(第2制御部20)は、表示順で先頭側(左側)の第2対象設定領域F2aに設定された第2対象の実行時点を先とする。表示入力装置2(第2制御部20)は、表示順で後尾側(右側)の第2対象設定領域F2aに設定された第2対象の実行時点を後とする。
3つ以上の第2対象を設定することができる。第2グループ枠線F2b内のプラスボタンB8を2回以上操作することにより、3以上の第2対象を並行又は先後関係とすることができる。また、第2グループ枠線F2b外のプラスボタンB8を操作することにより、2以上の第2対象のグループに対し、1又は複数の第2対象を並行又は先後関係とすることができる。図16は第2グループ枠線F2b内外の両方のプラスボタンB8を操作したときの作成用画面63の一例を示す。
図16の上側の図は、上側の第2グループ枠線F2b内でプラスボタンB8が1回、下側の第2グループ枠線F2b内でプラスボタンB8が2回操作された例を示す。また、第2グループ枠線F2b外のプラスボタンB8が1回操作された例を示す。第2グループ枠線F2b外のプラスボタンB8が操作されたとき、情報処理装置1は第2グループ枠線F2bを増やす。情報処理装置1は、新たな第2グループ枠線F2b内に、新たな第2対象設定領域F2aと新たなプラスボタンB8を表示させる。情報処理装置1は、新たな第2グループ枠線F2b内の先頭の第2対象設定領域F2aに、並行ボタンB11と待ちボタンB12を表示させる。新たな第2グループ枠線F2b内の先頭の第2対象設定領域F2aのボタンを操作することにより、グループ間の並行関係、先後関係を設定することができる。
第2グループ枠線F2b外のプラスボタンB8が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)はThen領域F2を拡大する。また、第2制御部20は、新たな第2グループ枠線F2bと新たな第2対象設定領域F2aと新たなプラスボタンB8を拡大したThen領域F2内に表示させる。図16は、Then領域F2が2段で表示される例を示す。
図16の下側の図は、各グループ内(括弧内)では、並行関係が設定された例を示す。また、図16の下側の図は、グループ間では、先後関係が設定された例を示す。図16の場合、If条件が満たされたとき、ワークフロー5と画像形成装置3の両方で対応する第2処理を行い、その後、3種類のネットワークストレージサービスの全てで対応する第2処理を行うワークフロー5が生成される。このように、複数の第2対象を設定し、高度、複雑なワークフロー5を生成することもできる。
プラスボタンB8を操作して第2対象設定領域F2aが追加されたとき、並行関係又は先後関係を選択する例を説明した。しかし、保存ボタンB7が操作されるまで、いつでも並行関係又は先後関係を更新できるようにしてもよい。
図17は、保存ボタンB7が操作されるまで、並行関係又は先後関係を更新可能な画面の一例を示す。図17の場合でも、情報処理装置1(第1制御部10)は作成用画面63を表示させる。作成用画面63には、処理対象を選択するためのアイコン画像9と、Then領域F2と、プラスボタンB8が含まれる。また、第1制御部10はThen領域F2内に第2対象設定領域F2aを表示させる。また、プラスボタンB8が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、新たな第2対象設定領域F2aを追加表示させる。プラスボタンB8が操作されたとき、情報処理装置1は、第2対象設定領域F2a間に関係選択ボタンを表示させる。関係選択ボタンは、並行関係とするか、先後関係とするかを選択するためのボタンである。図17は、関係選択ボタンとして、並行ボタンB11と待ちボタンB12を表示する例を示す。並行ボタンB11が操作されたとき、第2制御部20は、関係選択ボタンを挟む第2対象設定領域F2aで設定された第2対象同士を並行関係と認識する。待ちボタンB12が操作されたとき、第2制御部20は、関係選択ボタンを挟む第2対象設定領域F2aで設定された第2対象同士を先後関係と認識する。また、第2制御部20は、待ちボタンB12を挟む第2対象設定領域F2aのうち、順番が前の第2対象を実行時点が先の第2対象と認識する。待ちボタンB12を挟む第2対象設定領域F2aのうち、順番が後の第2対象を実行時点が後の第2対象と認識する。
(第1処理の設定)
次に、図18~図22を用いて、実施形態に係る第1処理の設定の一例を説明する。図18~図22は、実施形態に係る第1処理の設定の一例を示す図である。
情報処理装置1(第1制御部10)は、第1処理を選択するための第1選択欄81を作成用画面63内に表示させる。図18~図22に示すように、第1選択欄81はIf領域F1の下側に配される。また、第1選択欄81はそれぞれの第1対象設定領域F1aの下に1つ配される。表示入力装置2(入力デバイス23)は、第1選択欄81で選択された処理を第1処理として受け付ける。第1対象を用いて行う第1処理を設定することができる。
第1選択欄81が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、プルダウンメニューをディスプレイ22に表示させる。プルダウンメニューの内容のデータは、情報処理装置1から与えられる。プルダウンメニューから第1処理を選択することができる。選択できる処理は、設定された第1対象によって変わる。
第1画像91を操作することにより、連絡先管理サービスを第1対象に設定することができる。図18は、連絡先管理サービスを第1対象に設定したときに選択できる第1処理の一例を示す。例えば、連絡先(アドレス)の追加、更新(編集)、又は、削除を第1処理に設定することができる。この場合、生成されるワークフロー5のIf条件は連絡先管理サービスを用いて、連絡先を追加、更新、又は、削除したことになる。
第2画像92、第3画像93、又は、第4画像94を操作することにより、ネットワークストレージサービス(ネットワークストレージサービスを利用するためのアプリケーション)を第1対象に設定することができる。図19は、ネットワークストレージサービスを第1対象に設定したときに選択できる第1処理の一例を示す。例えば、ネットワークストレージへのデータの追加、更新、削除、移動を第1処理に設定することができる。ここでのデータは、ファイルでもよいし、フォルダーでもよい。この場合、生成されるワークフロー5のIf条件は、ネットワークストレージサービスを用いて、データを追加、更新、削除、又は、移動したことになる。
第5画像95を操作することにより、ソフトウェア25を第1対象に設定することができる。ソフトウェア25の一例としては、文書作成ソフトウェアがある。図20は、文書作成ソフトウェアを第1対象に設定したときに選択できる第1処理の一例を示す。例えば、文書ファイルの追加(新規保存)や更新(上書)を第1処理に設定することができる。この場合、生成されるワークフロー5のIf条件は文書作成ソフトウェアを用いて、文書ファイルを新規保存又は更新したことになる。
第6画像96を操作することにより、画像形成装置3を第1対象に設定することができる。図21は、画像形成装置3を第1対象に設定したときに選択できる第1処理の一例を示す。例えば、文書読み取り、カード読み取り、文書印刷を第1処理に設定することができる。この場合、生成されるワークフロー5のIf条件は、画像形成装置3を用いて、文書読み取り、カード読み取り、又は、文書印刷したことになる。
第7画像97を操作することにより、登録済のワークフロー5を第1対象に設定することができる。図22は、登録済のワークフロー5を第1対象に設定したときに選択できる第1処理の一例を示す。例えば、ワークフロー5の成功、ワークフロー5の失敗を第1処理に設定することができる。この場合、生成されるワークフロー5のIf条件は、ワークフロー5の成功、又は、ワークフロー5の失敗になる。
(第2処理の設定)
次に、図23~図27を用いて、実施形態に係る第2処理の設定の一例を説明する。図23~図27は、実施形態に係る第2処理の設定の一例を示す図である。
情報処理装置1(第1制御部10)は、第2処理を選択するための第2選択欄82を作成用画面63内に表示させる。図23~図27に示すように、第2選択欄82はThen領域F2の下側に配される。また、第2選択欄82はそれぞれの第2対象設定領域F2aの下に1つ配される。表示入力装置2(入力デバイス23)は、第2選択欄82で選択された処理を第2処理として受け付ける。第2対象を用いて行う第2処理を設定することにより、If条件に続いて実行される処理を設定することができる。
第2選択欄82が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、プルダウンメニューをディスプレイ22に表示させる。プルダウンメニューの内容のデータは、情報処理装置1から与えられる。プルダウンメニューから第2処理を選択することができる。選択できる処理は、設定された第2対象によって変わる。
第1画像91を操作することにより、連絡先管理サービスを第2対象に設定することができる。図23は、連絡先管理サービスを第2対象に設定したときに選択できる第2処理の一例を示す。例えば、連絡先(アドレス)の追加、更新、又は、削除を第2処理に設定することができる。この場合、If条件が満たされたとき、第1処理で用いられたデータに基づき、自動的に連絡先管理サービスの連絡先を追加、更新、又は、削除するワークフロー5が生成される。設定された第1対象、第1処理に応じて、連絡先管理サービスについて選択できる第2処理が限られてもよい。
第2画像92、第3画像93、又は、第4画像94を操作することにより、ネットワークストレージサービス(ネットワークストレージサービスを利用するためのアプリケーション)を第2対象に設定することができる。図24は、ネットワークストレージサービスを第2対象に設定したときに選択できる第2処理の一例を示す。例えば、データの追加、更新、削除、移動を第2処理に設定することもできる。ここでのデータは、ファイルでもよいし、フォルダーでもよい。この場合、If条件が満たされたとき、第1処理で用いられたデータに関し、ネットワークストレージサービスで、データの追加、更新、削除、又は、移動するワークフロー5が生成される。設定された第1対象、第1処理に応じて、ネットワークストレージサービスについて選択できる第2処理が限られてもよい。
第5画像95を操作することにより、ソフトウェア25を第2対象に設定することができる。図25は、文書作成ソフトウェアを第2対象に設定したときに選択できる第2処理の一例を示す。例えば、文書ファイルの追加(新規保存)、更新(上書)、削除を第2処理に設定することができる。この場合、If条件が満たされたとき、第1処理で用いられたデータに基づき、自動的に文書ファイルを追加、更新、又は、削除するワークフロー5が生成される。設定された第1対象、第1処理に応じて、ソフトウェア25について選択できる第2処理が限られてもよい。
第6画像96を操作することにより、画像形成装置3を第2対象に設定することができる。図26は、画像形成装置3を第2対象に設定したときに選択できる第2処理の一例を示す。例えば、文書読み取り、カード読み取り、文書印刷を第2処理に設定することができる。この場合、If条件が満たされたとき、自動的に、画像形成装置3に文書読み取り、カード読み取り、又は、文書印刷させるワークフロー5が生成される。設定された第1対象、第1処理に応じて画像形成装置3について選択できる第2処理が限られてもよい。
第7画像97を操作することにより、登録済のワークフロー5を第2対象に設定することができる。図27は、登録済のワークフロー5を第2対象に設定したときに選択できる第2処理の一例を示す。例えば、ワークフロー5の動作開始、ワークフロー5の動作停止を第2処理に設定することができる。この場合、If条件が満たされたとき、自動的に、ワークフロー5を動作させる、又は、ワークフロー5を停止させるワークフロー5が生成される。
(第1対象の詳細設定)
次に、図28~図31を用いて、実施形態に係る第1対象の詳細設定の一例を説明する。図28~図31は、実施形態に係る第1対象の詳細設定の一例を示す図である。
情報処理装置1(第1制御部10)は、第1対象の詳細を設定するための第1設定用画像71を作成用画面63内に表示させる。第1設定用画像71はIf領域F1の下側に配される(図10~図13、図18~図22参照)。第1設定用画像71は、1つの第1対象設定領域F1aにつき1つ配される。第1設定用画像71は第1選択欄81の右側に配される。図10~図13、図18~図22のうち、歯車のような画像が第1設定用画像71である。
使用者は第1設定用画像71を操作する。これにより、第1設定用画像71に対応する第1対象設定領域F1aに設定された第1対象の詳細を定めることができる。第1設定用画像71が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、トリガー設定画面64をディスプレイ22に表示させる。例えば、トリガー設定画面64は、作成用画面63上にポップアップされる。トリガー設定画面64の内容は、設定された第1対象によって変わる。
表示入力装置2はサービスを第1対象とする設定を受け付ける。図28は、連絡先管理サービスとネットワークストレージサービス(ネットワークストレージサービスを利用するためのソフトウェア25)を第1対象に設定したときのトリガー設定画面64の一例を示す。インターネット上の各種サービスの利用には、通常、ログイン用のアカウント情報が必要である。表示入力装置2(入力デバイス23)は、設定された第1対象を用いて、設定された第1処理が行われたことの監視(検知)に必要な第1アカウント情報A1の設定を受け付ける。
各サービスに必要なアカウント情報とそのパスワードは、予め第2記憶部21に記憶されている。表示入力装置2(第2制御部20)は、作成者のアカウント情報をトリガー設定画面64に表示させる。なお、表示入力装置2(第2制御部20)はパスワードを表示させない。作成者は用いる第1対象に対応するアカウント情報を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、設定に基づく第1アカウント情報A1を第2通信部24に送信させる。第1アカウント情報A1は、選択されたアカウント情報と選択されたアカウント情報でログインするためのパスワードを含む。情報処理装置1(第1制御部10)は、受信した第1アカウント情報A1を含むワークフロー5を生成する(図2参照)。第1アカウント情報A1は、第1対象及び第1処理に関する情報として、ワークフロー5に付される。
表示入力装置2は、ソフトウェア25を第1対象とする設定を受け付ける。図29は、ソフトウェア25を第1対象に設定したときのトリガー設定画面64の一例を示す。ローカルネットワーク(LAN)に接続される表示入力装置2(コンピューター)のうち、第1処理を行ったか否かを監視する表示入力装置2を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、第1処理が行われたことを監視(検知)する表示入力装置2を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2は、画像形成装置3を第1対象とする設定を受け付ける。図30は、画像形成装置3を第1対象に設定したときのトリガー設定画面64の一例を示す。表示入力装置2が属するローカルネットワーク(LAN)に複数の画像形成装置3が接続されることがある。第1処理を行う画像形成装置3を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、第1処理が行われたことを監視(検知)する画像形成装置3を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2(第2制御部20)は、ネットワークに接続された画像形成装置3を第2通信部24に検索させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、検出された画像形成装置3の情報をトリガー設定画面64に表示させる。図30は画像形成装置3の名前とそのIPアドレスを表示する例を示す。作成者は、トリガー設定画面64で監視する画像形成装置3を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択された画像形成装置3を示す第1デバイス情報D1を第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1制御部10)は、第1デバイス情報D1を含むワークフロー5を生成する。第1デバイス情報D1は、第1対象及び第1処理に関する情報として、ワークフロー5に付される。ワークフロー5において、第1対象と扱う画像形成装置3が特定される。
表示入力装置2は、ワークフロー5を第1対象とする設定を受け付ける。図31は、ワークフロー5を第1対象に設定したときのトリガー設定画面64の一例を示す。生成されたワークフロー5は、情報処理装置1に記憶される。第1対象として用いるワークフロー5を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、実行の成否を監視(検知)するワークフロー5を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)からワークフロー5の名前を第2通信部24に取得させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、取得したワークフロー5の名前をトリガー設定画面64に表示させる。図31はワークフロー5の名前を表示する例を示す。作成者は、トリガー設定画面64で用いるワークフロー5を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択されたワークフロー5の名前を第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたワークフロー5の名前を含むワークフロー5を生成する。選択されたワークフロー5の名前は、第1対象及び第1処理に関する情報として、これから生成するワークフロー5に付される。ワークフロー5において、第1対象と扱う登録済のワークフロー5が特定される。
(第2対象の詳細設定)
次に、図32~図35を用いて、実施形態に係る第2対象の詳細設定の一例を説明する。図32~図35は、実施形態に係る第2対象の詳細設定の一例を示す図である。
アイコン画像9を操作することにより、第2対象を設定することができる。情報処理装置1(第1制御部10)は、第2対象の詳細を設定するための第2設定用画像72を作成用画面63内に表示させる。第2設定用画像72はThen領域F2の下側に配される(図14~図17、図23~図27参照)。第2設定用画像72は、1つの第2対象設定領域F2aにつき1つ配される。第2設定用画像72は第2選択欄82の右側に配される。図14~図17、図23~図27のうち歯車のような画像が第2設定用画像72である。
使用者は第2設定用画像72を操作する。これにより、第2設定用画像72に対応する第2対象設定領域F2aに設定された第2対象の詳細を定めることができる。第2設定用画像72が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、アクション設定画面65をディスプレイ22に表示させる。例えば、アクション設定画面65は作成用画面63上にポップアップされる。アクション設定画面65の内容は設定された第2対象によって変わる。
表示入力装置2はサービスを第2対象とする設定を受け付ける。図32は、連絡先管理サービスとネットワークストレージサービスを第2対象に設定したときのアクション設定画面65の一例を示す。インターネット上の各種サービスの利用には、通常、ログイン用のアカウント情報が必要である。表示入力装置2(入力デバイス23)は、設定された第2対象を用いて、設定された第2処理を行うために必要な第2アカウント情報A2の設定を受け付ける。
表示入力装置2(第2制御部20)は、作成者のアカウント情報をアクション設定画面65に表示させる。作成者は、用いる第2対象に対応するアカウント情報を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、設定された第2アカウント情報A2を第2通信部24に送信させる。第2アカウント情報A2は、選択されたアカウント情報と選択されたアカウント情報でログインするためのパスワードを含む。情報処理装置1(第1制御部10)は、受信した第2アカウント情報A2を含むワークフロー5を生成する(図2参照)。第2アカウント情報A2は、第2対象及び第2処理に関する情報として、ワークフロー5に付される。情報処理装置1(第1制御部10)は、第2アカウント情報A2を用いて、第2処理を行う。
表示入力装置2は、ソフトウェア25を第2対象とする設定を受け付ける。図33は、ソフトウェア25を第2対象に設定したときのアクション設定画面65の一例を示す。第2処理を行う表示入力装置2を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、設定された第2処理を行わせる表示入力装置2を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2は、画像形成装置3を第2対象とする設定を受け付ける。図34は、画像形成装置3を第2対象に設定したときのアクション設定画面65の一例を示す。第2処理を行う画像形成装置3を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、設定された第2処理が行わせる画像形成装置3を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2(第2制御部20)は、ネットワークに接続された画像形成装置3を第2通信部24に検索させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、検出された画像形成装置3の情報をアクション設定画面65に表示させる。図34は、画像形成装置3の名前とそのIPアドレスを表示する例を示す。作成者は、アクション設定画面65で第2処理を行わせる画像形成装置3を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択された画像形成装置3を示す第2デバイス情報D2を第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1制御部10)は、第2デバイス情報D2を含むワークフロー5を生成する。第2デバイス情報D2は、第2対象及び第2処理に関する情報として、ワークフロー5に付される。ワークフロー5において、第2対象と扱う画像形成装置3が特定される。情報処理装置1(第1制御部10)は、第2処理を画像形成装置3(第3制御部30)に行わせる。
表示入力装置2はワークフロー5を第2対象とする設定を受け付ける。図35は、ワークフロー5を第2対象に設定したときのアクション設定画面65の一例を示す。第2対象として用いるワークフロー5を特定する必要がある。表示入力装置2(入力デバイス23)は、実行の成否を監視(検知)するワークフロー5を特定する設定を受け付ける。
表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)から被認証者が作成したワークフロー5の名前を第2通信部24に取得させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、取得したワークフロー5の名前をアクション設定画面65に表示させる。図35は、ワークフロー5の名前を表示する例を示す。作成者は、アクション設定画面65で用いるワークフロー5を選ぶ。表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択されたワークフロー5の名前を第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたワークフロー5の名前を含むワークフロー5を生成する。選択されたワークフロー5の名前は、第2対象及び第2処理に関する情報として、これから生成するワークフロー5に付される。ワークフロー5において、第2対象と扱う登録済のワークフロー5が特定される。
(ワークフロー5の名前の設定)
次に、図9、図36を用いて、実施形態に係るワークフロー5の名前の設定の一例を説明する。図36は、実施形態に係る情報処理装置1が自動生成するワークフロー5の名前の例を示す図である。
図9に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー名入力欄T3を表示入力装置2(ディスプレイ22)に表示させる。ワークフロー名入力欄T3は、作成用画面63のうち、Then領域F2の下側に設けられる。ワークフロー名入力欄T3は、ワークフロー5の名前を入力するための欄である。
使用者は、キーボードのような入力デバイス23を用いて、ワークフロー名入力欄T3に文字、記号を入力できる。表示入力装置2(入力デバイス23)はワークフロー5の名前の入力を受け付ける。ワークフロー5の名前が手入力されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、入力されたワークフロー5の名前を第2通信部24に送信させる。ワークフロー5の名前を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、入力されたワークフロー5の名前を付したワークフロー5を生成し、記憶する。
ワークフロー5の名前を逐一入力することを煩わしく感じる者もいる。そのため、ワークフロー5の名前を自動的に生成することもできる。ワークフロー管理用ソフトウェア15に基づき、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5の名前を自動生成する。第1制御部10は自動生成した名前を生成するワークフロー5に付す。
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー名入力欄T3の上側に第1チェックボックスCB1を表示させる。ワークフロー5の名前を自動生成したいとき、ワークフロー5の作成者は、第1チェックボックスCB1にチェックを入れる。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第1チェックボックスCB1にチェックが入れられたことを第1通信部12に通知する。この通知を受けたとき、第1制御部10は自動的にワークフロー5の名前を生成する。なお、文字、記号がワークフロー名入力欄T3に一切入力されずに保存ボタンB7が操作されたとき、第2制御部20は、第1通信部12に、ワークフロー名入力欄T3に文字、記号がないことを通知する。この場合も、第1制御部10は、自動的にワークフロー5の名前を生成する。
情報処理装置1(第1制御部10)は、予め定められた規則に基づき、ワークフロー5の名前を自動的に生成する。図36は、自動生成するワークフロー5の名前の例を示す。図36に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5に定義された第1対象の名前又はその略称を含むワークフロー5の名前を自動的に生成してもよい。また、第1制御部10は、ワークフロー5に定義された第2対象の名前又はその略称を含むワークフロー5の名前を自動的に生成してもよい。図36は、各情報をつなぐ記号として、アンダーバー、円マーク、縦線、イコール、プラス、ハイフンを用いる例を示す。記号は、図36に示すもの以外のものを用いてもよい。
図36のうち、(例1)は、第1対象の名前と第2対象の名前をtoで接続する例を示す。(例2)は、第1対象の名前と第2対象の名前をアンダーバーで接続する例を示す。(例3)は、第1対象の略称と第2対象の略称をアンダーバーで接続する例を示す。(例4)は、第1対象の略称と第2対象の略称を「and」で結ぶ例を示す。(例5)は、複数の第1対象の略称をプラスで接続し、複数の第2対象の略称もプラスで接続し、第1対象と第2対象の間にイコールを配する例を示す。
また、図36に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、自動的に生成するワークフロー5の名前に作成日時を含めてもよい。作成日時の認識のため、第1制御部10は時計回路10aを含む(図2参照)。時計回路10aは時間を測る。時計回路10aは現在の年月日と時刻を保持する。図36のうち、(例2)、(例3)、(例5)はワークフロー5の名前の最後に作成時の年月日を追加する例を示す。(例4)は、作成時の月日を追加する例を示す。
ワークフロー5を作成するとき、ユーザー名とパスワードの入力が必要である。情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5の作成者が誰かを認識している。そこで、図36に示すように、第1制御部10は、作成者(被認証者)の名前、又は、IDの何れか一方、又は、両方を含むワークフロー5の名前を自動的に生成してもよい。図36のうち、(例2)は、作成者のIDと名前をワークフロー5の名前に含める例を示す。(例3)は、被認証者のIDのみをワークフロー5の名前に含める例を示す。(例4)と(例5)は、作成者の名前のみをワークフロー5の名前に含める例を示す。
このように、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5に関する複数の情報を含むワークフロー5の名前を自動的に生成する。また、第1制御部10は、各情報を予め定められた記号でつないだワークフロー5の名前を自動的に生成する。これにより、ワークフロー5の内容、特徴に基づくワークフロー5の名前を自動的に生成することができる。また、内容を想起しやすい名前を自動的に生成することができる。
(説明の設定)
次に、図9、図37、図38を用いて、実施形態に係るワークフロー5の説明の設定の一例を説明する。図37は、実施形態に係る情報処理装置1が自動生成するワークフロー5の説明の一例を示す図である。図38は、実施形態に係るワークフロー5の説明の利用例の一例を示す図である。
図9に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、説明入力欄T4を表示入力装置2(ディスプレイ22)に表示させる。説明入力欄T4は、作成用画面63のうち、ワークフロー名入力欄T3の下側に設けられる。説明入力欄T4はワークフロー5の説明を入力するための欄である。
使用者は、キーボードのような入力デバイス23を用いて、説明入力欄T4に文字、記号を入力できる。ワークフロー5の内容を説明するための文字、記号を入力することができる。表示入力装置2(入力デバイス23)は、説明の入力を受け付ける。説明が手入力されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、説明として入力された文字、記号を第2通信部24に送信させる。説明を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、入力された説明を付したワークフロー5を生成し、記憶する。
ここで、情報処理システム100では、説明を自動的に生成することもできる。ワークフロー管理用ソフトウェア15に基づき、情報処理装置1(第1制御部10)は、説明を自動生成する。第1制御部10は自動生成した説明を生成するワークフロー5に付す。
情報処理装置1(第1制御部10)は、説明入力欄T4の上側に第2チェックボックスCB2を表示させる。説明を自動生成したいとき、ワークフロー5の作成者は、第2チェックボックスCB2にチェックを入れる。保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に、第2チェックボックスCB2にチェックが入れられたことを通知する。この通知を受けたとき、第1制御部10は自動的に説明を生成する。なお、文字、記号が説明入力欄T4に一切入力されずに保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に、説明入力欄T4に文字、記号が全くないことを通知する。この場合も、第1制御部10は自動的に説明を生成する。
情報処理装置1は、予め定められた規則に基づき、説明を自動的に生成する。図37は、自動生成された説明の例を示す。図37に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5に定義された第1対象、第2対象、第1処理、第2処理を説明する文章を自動的に生成する。文章の形式は決まっていてもよい。また、第1制御部10は、ワークフロー5に定義された第1対象と第2対象の利用に必要なアカウント情報を説明に含めてもよい。
図38はワークフロー5の説明の利用例の一例である。図38は、トップページ62の一例である。ワークフロー5の名前を含む画面(リスト7)を表示させるとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、ワークフロー5の名前とともに、説明を第1通信部12に送信させる。
ワークフロー5の名前にポインタが置かれたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、操作されたワークフロー5の名前に対応するワークフロー5の説明をディスプレイ22に表示させる。入力デバイス23がタッチパネルのとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、タッチされているワークフロー5の名前に対応するワークフロー5の説明をディスプレイ22に表示させる。図38は説明を含む吹き出し66を表示する例を示す。また、第2制御部20は、ワークフロー5を選択するためのトリガー設定画面64(図31参照)や、アクション設定画面65(図35参照)でも説明をディスプレイ22に表示させてもよい。
(結合画像90の生成)
次に、図39~図42を用いて、実施形態に係る情報処理装置1による結合画像90の生成の一例を説明する。図39~図42は、実施形態に係る結合画像90の一例を示す図である。
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー管理用ソフトウェア15に基づき、ワークフロー5を生成する。ワークフロー5の生成時、第1制御部10は結合画像90を生成する。結合画像90は、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bを組み合わせた画像である。第1アイコン画像9aは第1対象を示す。第2アイコン画像9bは第2対象を示す。
図39は、結合画像90の一例を示す。情報処理装置1(第1制御部10)は、外枠と第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bを含む結合画像90を生成する。第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bは、外枠内に配される。結合画像90は、複数のアイコン画像9を含む。結合画像90は、複数のアイコン画像9を1つにまとめた画像ともいえる。
ワークフロー5には複数の第1対象を含めることができる。ワークフロー5が複数の第1対象を含むとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、複数の第1対象のうち、何れか1つの第1対象に対応するアイコン画像9を選ぶ。例えば、第1制御部10は、作成用画面63で設定された複数の第1対象のうち、先頭の第1対象設定領域F1aに設定された第1対象を選ぶ。選んだ第1対象に対応するアイコン画像9を第1アイコン画像9aとする。
また、ワークフロー5には複数の第2対象を含めることもできる。ワークフロー5が複数の第2対象を含むとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、複数の第2対象のうち、何れか1つの第2対象に対応するアイコン画像9を選ぶ。例えば、第1制御部10は、作成用画面63で設定された複数の第2対象のうち、先頭の第2対象設定領域F2aに設定された第2対象を選ぶ。選んだ第2対象に対応するアイコン画像9を第2アイコン画像9bとする。
情報処理装置1(第1制御部10)は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも左側に配した結合画像90を生成する。第1制御部10は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも上側に配した結合画像90を生成する。第1制御部10は、第1アイコン画像9aの一部と第2アイコン画像9bの一部が重なる結合画像90を生成する。また、第1制御部10は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも下層に配した結合画像90を生成する。
また、情報処理装置1(第1制御部10)は、特定画像を付した結合画像90を生成してもよい。特定画像は、特定の対象を用いることを強調するための画像である。特定画像は、強調したい対象のアイコン画像9とできる。例えば、画像形成装置3を用いることを強調したい場合、特定画像は、画像形成装置3を示すアイコン画像9としてもよい。
図40は、第1対象が画像形成装置3のみの場合に生成される結合画像90の一例を示す。この場合、情報処理装置1(第1制御部10)は、第1アイコン画像9aを、画像形成装置3を示す画像とする。図41は、第2対象が画像形成装置3のみの場合に生成される結合画像90の一例を示す。この場合、第1制御部10は、第2アイコン画像9bを、画像形成装置3を示す画像とする。図42は第1対象又は第2対象が複数であり、複数の第1対象又は第2対象に画像形成装置3が含まれることを強調する場合に生成される結合画像90の一例を示す。この場合、第1制御部10は、外枠の右側に特定画像9cを付した結合画像90を生成する。特定画像9cには、画像形成装置3を示すアイコン画像9(96)を用いることができる。第1制御部10は、3つのアイコン画像9を含む結合画像90を生成する。
なお、複数の第1対象を含む場合がある。第1対象に画像形成装置3が含まれることを強調したい場合、第1制御部10は、外枠の左側に特定画像9cを付した結合画像90を生成してもよい。複数の第2対象に画像形成装置3が含まれることを強調したい場合、第1制御部10は、外枠の右側に特定画像9cを付した結合画像90を生成してもよい。
情報処理装置1(第1制御部10)は、生成した結合画像90を第1記憶部11に不揮発的に記憶させる。第1制御部10は、対応するワークフロー5と関連付けて、結合画像90を記憶させる。
(結合画像90と展開画像99の表示)
次に、図43~図45を用いて、実施形態に係る結合画像90と展開画像99の表示の一例を説明する。図43は、実施形態に係るリスト7の一例を示す図である。図44、図45は、実施形態に係る展開画像99の一例を示す図である。
情報処理装置1は、表示入力装置2と通信し、被認証者が誰かを認識する。情報処理装置1(第1制御部10)は、被認証者が使用する表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、表示用のデータを送信する。その結果、表示入力装置2(第2制御部20)は、トップページ62をディスプレイ22に表示させる(図7参照)。
図7、図43に示すように、情報処理装置1(第1制御部10)は、リスト7を表示入力装置2(ディスプレイ22)に表示させる。リスト7は、登録済み(作成済)のワークフロー5のリストである。第1制御部10は、リスト7を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる。なお、第1制御部10は、被認証者が作成したワークフロー5のみをリスト7に含めてみよい。
リスト7は複数の項目を含む。1行に1つのワークフロー5についての各種情報(項目に対応する情報)がリスト7に含まれる。項目として、ワークフロー5の名前、作成者、タイプ、ステータスが設けられる。情報処理装置1(第1制御部10)は、それぞれの項目のデータ(ワークフロー5の名前、作成者、結合画像90、ステータス)を第1記憶部11から読み出す。第1制御部10は、表示入力装置2に向けて、読み出したデータを第1通信部12に送信させる。表示入力装置2(第2制御部20)は、受信したデータに基づき、リスト7をディスプレイ22に表示させる。
リスト7において、表示入力装置2(第2制御部20)は、結合画像90をディスプレイ22に表示させる。結合画像90はワークフロー5のタイプを示す画像として表示される。情報処理装置1は結合画像90の画像データを送信する。この画像データに基づき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも左側に配した結合画像90をディスプレイ22に表示させる。また、第2制御部20は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも上側に配した結合画像90をディスプレイ22に表示させる。第2制御部20は、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bが一部重なる結合画像90をディスプレイ22に表示させる。第2制御部20は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも下層に配した結合画像90をディスプレイ22に表示させる。
結合画像90だけでは、ワークフロー5のタイプ(内容)がわかりづらい場合もある。そこで、結合画像90を展開画像99に切り替えることができる。展開画像99は、ワークフロー5に含まれる第1対象と第2対象を示すアイコン画像9を並べた画像である。展開画像99は、結合画像90よりも第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bの距離を離した画像である。
表示入力装置2(入力デバイス23)は、結合画像90への操作を受け付ける。結合画像90に予め定められた操作がなされたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、展開画像99をディスプレイ22に表示させる。第2制御部20は結合画像90の代わりに展開画像99を表示させる。予め定められた操作は、1回のクリック(タッチ)としてもよい。予め定められた操作は、2回の連続クリック(タッチ)としてもよい。また、予め定められた操作は長押しでもよい。
使用者を認証できたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、展開画像99を表示するためのデータ(画像データ)を表示入力装置2(第2通信部24)に送信しておいてもよい。あるいは、結合画像90が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1から、各ワークフロー5の展開画像99の画像データを取得してもよい。
図43の下側の図もトップページ62の一例を示す。図43の下側の図は、結合画像90の代わりに展開画像99を表示した例を示す。展開画像99を表示するとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第1対象に対応するアイコン画像9(第1アイコン画像9a)を並べる。また、展開画像99を表示するとき、第2制御部20は、第2対象に対応するアイコン画像9(第2アイコン画像9b)も並べる。さらに、第2制御部20は、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bの間に、矢印をディスプレイ22に表示させる。矢印は、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bの境界位置に配される。矢印の方向は、第1アイコン画像9aから第2アイコン画像9bに向かう方向である。
ワークフロー5に複数の第1対象が含まれるとき、第2制御部20は、複数の第1アイコン画像9aを並べる。第2制御部20は、論理和関係又は論理積関係を示す文字を展開画像99に含める。ワークフロー5に複数の第2対象が含まれるとき、第2制御部20は、複数の第2アイコン画像9bを並べる。第2制御部20は、並行関係又は先後関係を示す文字を展開画像99に含める。第2制御部20は、第1対象と第2対象に対応するアイコン画像9を所定の間隔で並べる。第2制御部20は、アイコン画像9の間に矢印、又は、関係を示す単語を表示させる。
図44は、展開画像99のうち、第1アイコン画像9aの表示例を示す。図44の(1)の場合、ワークフロー5で設定されている第1対象は1つである。図44の(2)~(7)の場合、ワークフロー5で設定されている第1対象は、複数である。図44の(2)、(3)の場合、ワークフロー5では、複数の第1対象が論理和関係とされている。図44の(4)、(5)の場合、ワークフロー5では、複数の第1対象が論理積関係とされている。図44の(6)、(7)の場合、ワークフロー5では論理和関係と論理積関係が組み合わされている。なお、図44の(6)、(7)の破線は、第1グループ枠線F1bを示す。
図45は、展開画像99のうち、第2アイコン画像9bの表示例を示す。図45の(1)の場合、ワークフロー5で設定されている第2対象は1つである。図45の(2)~(7)の場合、ワークフロー5で設定されている第2対象は複数である。図45の(2)、(3)の場合、ワークフロー5では、複数の第2対象が並行関係とされている。図45の(4)、(5)の場合、ワークフロー5では、複数の第2対象が先後関係とされている。図45の(6)、(7)の場合、ワークフロー5では、並行関係と先後関係が組み合わされている。なお、図45の(6)、(7)の破線は、第2グループ枠線F2bを示す。
また、表示入力装置2(入力デバイス23)は、展開画像99への操作を受け付ける。展開画像99に予め定められた操作がなされたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、もとの結合画像90をディスプレイ22に表示させる。第2制御部20は展開画像99の代わりに結合画像90を表示させる。例えば、図43の下側の図の表示状態が図43の上側の図の表示状態に戻る。
(トップページ62での操作)
図7、図43を用いて、実施形態に係るトップページ62での操作の一例を説明する。以下では、表示入力装置2にトップページ62を表示させる例を説明する。なお、画像形成装置3にトップページ62を表示させてもよい。この場合、使用者は、画像形成装置3(操作パネル33)でワークフロー5に関する操作を行う。
情報処理装置1(第1制御部10)は、トップページ62にリスト7を表示させる。リスト7の上側に複数のボタンが配される。第1制御部10は、追加ボタンB2、編集ボタンB3、削除ボタンB4、プレイボタンB5、ストップボタンB6を表示させる。追加ボタンB2が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、ワークフロー5の作成用画面63をディスプレイ22に表示させる。トップページ62から、ワークフロー5の作成作業に移行することができる。
編集ボタンB3を用いて、ワークフロー5の内容を編集することができる。表示入力装置2(入力デバイス23)は、リスト7に含まれるワークフロー5の選択を受け付ける。この場合、被認証者は、リスト7の左端に設けられたチェックボックスCB0を用いて、ワークフロー5(登録済のワークフロー5)を選択する。
ワークフロー5の選択後、編集ボタンB3が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、編集ボタンB3が操作されたワークフロー5を第2通信部24に通知させる。編集ボタンB3が操作されたワークフロー5が通知されたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2に向けて、選択されたワークフロー5のデータと作成用画面63を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる。第2制御部20は、受信したデータに基づき、作成用画面63をディスプレイ22に表示させる。第2制御部20は、ワークフロー5に対応する第1対象、第1処理、第2対象、第2処理、ワークフロー5の名前、説明を設定済の作成用画面63に表示させる。これにより、ワークフロー5の内容を編集、更新(上書)することができる。
また、削除ボタンB4を用いて、ワークフロー5を削除することができる。この場合、被認証者は、チェックボックスCB0を用いて、ワークフロー5(登録済のワークフロー5)を選択する。ワークフロー5の選択後、削除ボタンB4が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、削除ボタンB4が操作されたワークフロー5を第2通信部24に通知させる。削除ボタンB4が操作されたワークフロー5が通知されたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたワークフロー5を第1記憶部11に消去させる。
また、プレイボタンB5とストップボタンB6を用いて、ワークフロー5のアクティブ状態とインアクティブ状態を設定することができる。チェックボックスCB0によるワークフロー5の選択後、プレイボタンB5が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、プレイボタンB5が操作されたワークフロー5を第2通信部24に通知させる。プレイボタンB5が操作されたワークフロー5が通知されたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたワークフロー5の動作を開始させる。第1制御部10は、ワークフロー5をアクティブ状態にする。ワークフロー5が有効になる。
ワークフロー5の選択後、ストップボタンB6が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、ストップボタンB6が操作されたワークフロー5を第2通信部24に通知させる。ストップボタンB6が操作されたワークフロー5が通知されたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、選択されたワークフロー5の動作を停止させる。第1制御部10は、ワークフロー5をインアクティブ状態にする。ワークフロー5が無効化される。
(生成されたワークフロー5による処理の類型)
図46を用いて、ワークフロー5を用いた連携処理の類型を説明する。図46は、実施形態に係る選択用画像36の一例を示す図である。
第1対象、第1処理、第2対象、第2処理、及び、詳細設定を行うことにより、サービス、ソフトウェア25、画像形成装置3、ワークフロー5を組み合わせたワークフロー5を作成することができる。情報処理装置1(第1制御部10)はアクティブ状態のワークフロー5に基づき処理を行う。第1制御部10は、インアクティブ状態のワークフロー5に基づいて処理しない。ワークフロー5で可能な処理は様々である。以下、例を挙げる。
1.第1対象が連絡先管理サービスの場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、アクティブ状態のワークフロー5を確認する。第1制御部10は確認したワークフロー5で定義された連絡先管理サービスへのログインを第1通信部12に行わせる。第1制御部10はワークフロー5に付された第1アカウント情報A1を用いる。第1制御部10は、周期的に連絡先管理サービスにログインする。第1処理が連絡先の追加のとき、第1制御部10は、連絡先が追加されたか否かを監視する。第1処理が連絡先の更新(編集)のとき、第1制御部10は、連絡先の内容が更新されたか否かを監視する。第1処理が連絡先の削除のとき、第1制御部10は、連絡先が削除されたか否かを監視する。監視のため、第1制御部10は、連絡先管理サービスで保存されている連絡先のデータ(連絡先コピーデータ16、図2参照)を第1記憶部11に記憶させてもよい。
連絡先管理サービスにログインしたとき、第1制御部10は、連絡先管理サービスに現在保存されている連絡先と、連絡先コピーデータ16を比較する。比較に基づき、第1制御部10は、連絡先の追加、更新、又は、削除を認識する。なお、第2処理後、第1制御部10は、連絡先の追加、更新、削除にあわせて、連絡先コピーデータ16もあわせて更新してもよい。この場合、連絡先コピーデータ16は、前回のログイン時の連絡先をコピーしたデータとなる。
2.第1対象がネットワークストレージサービスの場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、アクティブ状態のワークフロー5を確認する。第1制御部10は確認したワークフロー5で定義されたネットワークストレージサービスへのログインを第1通信部12に行わせる。第1制御部10はワークフロー5に付された第1アカウント情報A1を用いる。第1制御部10は、周期的にネットワークストレージサービスにログインする。第1処理がデータの追加のとき、第1制御部10は、データが追加されたか否かを監視する。第1処理がデータの更新(編集)のとき、第1制御部10は、データの更新がなされたか否かを監視する。第1処理がデータの削除のとき、第1制御部10は、データの削除があったかを監視する。第1処理がデータの移動のとき、第1制御部10は、データが移動されたか否かを監視する。監視のため、第1制御部10は、ネットワークストレージサービスで保存されているデータ(ファイルやフォルダー、ストレージコピーデータ17、図2参照)を第1記憶部11に記憶させてもよい。
ネットワークストレージにログインしたとき、第1制御部10は、ネットワークストレージに現在保存されているデータと、ストレージコピーデータ17を比較する。比較に基づき、第1制御部10は、ストレージ内のデータの追加、更新、削除、もしくは移動があったことを認識する。第2処理後、第1制御部10は、データの追加、更新、削除にあわせて、ストレージコピーデータ17を更新してもよい。ストレージコピーデータ17は、前回のログイン時のネットワークストレージの保存データをコピーしたデータとなる。
3.第1対象がソフトウェア25の場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、アクティブ状態のワークフロー5を確認する。第1制御部10は確認したワークフロー5で定義された表示入力装置2(コンピューター)を認識する。言い換えると、第1制御部10は、ソフトウェア25の使用を監視する表示入力装置2を認識する。第1制御部10は、認識した表示入力装置2と周期的に通信する。第1制御部10は、ソフトウェア25を用いて第1処理がなされたことを監視する。第1制御部10は、ソフトウェア25を用いて第1処理がなされたときに通知することを表示入力装置2に要求してもよい。
第1処理がデータの追加のとき、第1制御部10は、ソフトウェア25を用いて新たなファイルが生成されたか否かを監視する。第1処理がデータの更新のとき、第1制御部10は、ソフトウェア25によるファイルの更新があったか否かを監視する。
4.第1対象が画像形成装置3の場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、アクティブ状態のワークフロー5を確認する。第1制御部10は確認したワークフロー5で定義された画像形成装置3を認識する。言い換えると、第1制御部10は、使用を監視する画像形成装置3を認識する。第1制御部10は、画像形成装置3を用いて第1処理がなされたことを監視する。
画像形成装置3(第3制御部30)は使用者を認証する。使用者を認証したとき、第3制御部30は、被認証者を情報処理装置(第1通信部12)に通知する。第1制御部100は、アクティブ状態のワークフロー5のうち、画像形成装置3の利用者(被認証者)がアクティブ状態にしているワークフロー5を抽出する。情報処理装置1(第1制御部10)は、画像形成装置3(第3通信部35)に向けて、選択用画像36の表示用データを第1通信部12に送信させる。表示用データは、抽出した1又は複数のワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像、状態(アクティブ状態とインアクティブ状態)を含む。
受信した表示用データに基づき、第3制御部30は選択用画像36を表示パネルに表示させる。被認証者がアクティブ状態にしているワークフローごとに、第3制御部30は1つの選択用画像36を表示させる。図46は、選択用画像36を表示した表示パネル33aの一例を示す。
それぞれの選択用画像36は、ワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像を含む。使用者は、選択用画像36を操作することにより、ワークフロー5の実行を開始できる。画像形成装置3を利用するとき、被認証者は、自分がアクティブ状態にしたワークフロー5の選択用画像36を操作できる。
選択用画像36が操作されたとき、画像形成装置3(第3制御部30)は、情報処理装置1に向けて、操作された選択用画像36に含まれるワークフロー5の名前を第3通信部35に通知させる。ワークフロー5の名前の通知を受けたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、画像形成装置3に第1処理の実行を命令する。第1処理がスキャンのとき、第1制御部10は、原稿読み取りを画像形成装置3に命令する。第1処理が印刷のとき、第1制御部10は、原稿を読み取って得られた画像データの印刷を命令する。受信した命令に基づき、第3制御部30は、画像読取部32に原稿を読み取らせる。第3制御部30は、印刷部34に印刷させる。スキャン又は印刷が完了したとき、第3制御部30は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、完了を通知する。これにより、第1制御部10は、If条件が満たされたことを認識する。
5.第1対象がワークフロー5の場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、If条件が満たされたことを監視する。また、If条件が満たされたとき、第1制御部10は、第2対象に第2処理を行わせる。第1制御部10は、ワークフロー5が成功したこと、失敗したことを認識できる。
6.If条件が満たされたとき
情報処理装置1(第1制御部10)は、第1処理で用いられたデータを用意する。例えば、第1対象が連絡先管理サービスのとき、第1制御部10は、追加、更新、又は、削除された連絡先のデータを用意する。第1対象がネットワークストレージサービスのとき、第1制御部10は、追加、変更、削除、又は、移動されたデータを用意する。第1対象がソフトウェア25のとき、追加又は更新されたファイルを用意する。第1対象が画像形成装置3のとき、スキャンで得られた又は印刷で用いられた画像データを用意する。第1対象がワークフロー5のとき、ワークフロー5で用いられたデータを用意する。
7.第2対象が連絡先管理サービスの場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5に付された第2アカウント情報A2を用いて、ワークフロー5で定義された連絡先管理サービスへのログインを第1通信部12に行わせる。第1制御部10は、第1処理で用いられたデータのうち、連絡先の部分を抽出する。連絡先抽出のため、第1制御部10はOCR処理を行ってもよい。第2処理が連絡先の追加のとき、第1制御部10は、抽出した連絡先を追加する。第2処理が連絡先の更新のとき、第1制御部10は、抽出した連絡先と同じ連絡先を更新する。第2処理が連絡先の削除のとき、第1制御部10は、抽出した連絡先と同じ連絡先を削除する。
8.第2対象がネットワークストレージサービスの場合
ワークフロー5に付された第2アカウント情報A2を用いて、情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5で定義されたネットワークストレージサービスへのログインを第1通信部12に行わせる。例えば、第2処理がデータの追加のとき、第1制御部10は、第1処理で用いられたデータと同じデータをネットワークストレージに保存する。第2処理がデータの更新のとき、第1制御部10は、第1処理で用いられたデータと同じ内容を含むファイルを、第1処理で用いられたデータで上書きする。第2処理がデータの削除のとき、第1制御部10は、第1処理で用いられたデータと同じデータをネットワークストレージに削除させる。第2処理がデータの移動のとき、第1制御部10は、第1処理で用いられたデータと同じデータを、第1対象のデータ構造と同じになるように移動させる。
9.第2対象がソフトウェア25の場合
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5に基づき、第2処理を行うと選択された表示入力装置2を認識する。第1制御部10は、認識した表示入力装置2に向けて、第2処理の内容(追加、更新、又は、削除)と、第1処理で用いられたデータを第1通信部12に送信させる。追加又は更新を受信したとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、第2対象として選択されたソフトウェア25を用いて、ファイルを生成する。第2制御部20は、第1処理で用いられたデータを含むファイルを生成する。
第2処理が追加のとき、第2制御部20は、生成したファイルを第2記憶部21に不揮発的に記憶させる。第2処理が更新のとき、第2制御部20は、第2記憶部21に記憶されるファイルのうち、生成したファイルと同じ内容を含むファイルを検索する。第2制御部20は、探し出したファイルを生成したファイルで上書きする。第2処理が削除のとき(削除を受信したとき)、第2制御部20は、第2記憶部21に記憶されるファイルのうち、第1処理で用いられたデータと同じ内容を含むファイルを検索する。第2制御部20は、探し出したファイルを削除する。
10.第2対象が画像形成装置3の場合
情報処理装置1(第1制御部10)は印刷用データを生成する。例えば、第1制御部10は、第1処理で用いられたデータをページ記述言語で記述した印刷用データを生成する。第1制御部10は、第2対象に設定されている画像形成装置3に向けて、生成した印刷用データを第1通信部12に送信させる。画像形成装置3(第3制御部30)は、受信した印刷用データに基づき、印刷する。また、第2処理としてスキャンが設定されている場合、If条件が満たされたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は第2対象に設定されている画像形成装置3に原稿読み取りの開始指示を与えてもよい。この指示を受けた画像形成装置3(第3制御部30)は原稿読み取りを画像読取部32に行わせる。
11.第2対象がワークフロー5の場合
If条件が満たされたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は第2対象に設定されているワークフロー5の動作を開始、又は、停止させる。
(登録済のワークフロー5の利用)
次に、図47~図52を用いて、実施形態に係る情報処理システム100での登録済のワークフロー5の利用について説明する。図47は、実施形態に係る登録済のワークフロー5の利用の一例を示す図である。図48は、実施形態に係る作成手法選択画面67の一例を示す図である。図49は、実施形態に係るテンプレートリスト画面68の一例を示す図である。図50は、実施形態に係る共用確認画面69の一例を示す図である。図51は、実施形態に係る利用可能者設定画面610の一例を示す図である。図52は実施形態に係るパスワード要求画面611の一例を示す図である。
上記の実施形態では、図10~図35を用いて、何も入力されていない状態の作成用画面63を表示する例を説明した。この場合、ワークフロー5の作成に必要な全項目の設定が必要である。登録済のワークフロー5をテンプレートとして利用できるようにしてもよい。これにより、ワークフロー5の作成を簡素化することができる。登録済のワークフロー5を利用した場合、予め定められた項目について、テンプレートと同じ内容が設定された状態からワークフロー5の作成を開始することができる。
図47のスタートは、追加ボタンB2が操作された時点である。まず、表示入力装置2(第2制御部20)は、作成手法選択画面67をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯31)。第2制御部20は、作成手法選択画面67を表示するためのデータを第2通信部24に要求させる。この要求を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、作成手法選択画面67を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる。
図48は、作成手法選択画面67の一例を示す。作成手法選択画面67は、第1選択画像E1と、第2選択画像E2と、クローズボタンB13とネクストボタンB14が配される。第1選択画像E1は、新規ワークフロー5作成用の画像である。第2選択画像E2は、登録済のワークフロー5をテンプレートとして再利用するための画像である。
テンプレートを利用せずにワークフロー5を作成するとき、使用者は、第1選択画像E1を操作する。そして、使用者は、ネクストボタンB14を操作する。テンプレートを利用してワークフロー5を作成するとき、使用者は、第2選択画像E2を操作する。そして、使用者は、ネクストボタンB14を操作する。
表示入力装置2(第2制御部20)は、テンプレートを利用してワークフロー5を作成するか否かを確認する(ステップ♯32)。第2制御部20は、第1選択画像E1の操作後、ネクストボタンB14が操作されたとき、テンプレートを利用しないと判定する(ステップ♯32のNo)。テンプレートを利用しないと判定したとき、第2制御部20は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、作成用画面63を表示するためのデータを第2通信部24に要求させる。情報処理装置1(第1制御部10)は、作成用画面63を表示するためのデータを第1通信部12に送信させる。作成用画面63表示用のデータが送受信される(ステップ♯33)。第2通信部24が受信したデータに基づき、第2制御部20は、何も入力されていない状態の作成用画面63をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯34)。そして、本フローは終了する(エンド)。
表示入力装置2(第2制御部20)は、第2選択画像E2の操作後、ネクストボタンB14が操作されたとき、テンプレートを利用すると判定する(ステップ♯32のYes)。テンプレートを利用すると判定したとき、第2制御部20は、テンプレートリスト画面68の表示用データを第2通信部24に要求させる(ステップ♯35)。
情報処理装置1(第1記憶部11)は登録済のワークフロー5を記憶する。テンプレートリスト画面68の表示用データの要求を受けたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、被認証者が利用可能な登録済のワークフロー5を抽出する(ステップ♯36)。表示入力装置2から特定用情報を受信したとき、第1制御部10は、記憶する認証用情報C1に基づき、被認証者を判定している。ログインしている者が被認証者である。
情報処理装置1(第1制御部10)は、テンプレートリスト画面68の表示用データを第1通信部12に送信させる。テンプレートリスト画面68の表示用データが送受信される(ステップ♯37)。第1制御部10は、抽出した登録済のワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像をテンプレートリスト画面68の表示用データに含める。受信した表示用データに基づき、表示入力装置2(第2制御部20)は、テンプレートリスト画面68をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯38)。第1制御部10は、被認証者が利用可能な登録済のワークフロー5の表68aを表示入力装置2に表示させる。
図49は、テンプレートリスト画面68の一例を示す図である。テンプレートリスト画面68は、テンプレートとして選択可能な登録済のワークフロー5の表68aと終了ボタンB15を含む。表68aの1行に1つの登録済のワークフロー5の情報が列挙される。表68aは、ワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像(展開画像99)を含む。表示入力装置2(第2制御部20)は、タイプを示す画像として結合画像90を表示させてもよい。第2制御部20は、登録済のワークフロー5のそれぞれの名前の左側にラジオボタンRBをディスプレイ22に表示させる。ラジオボタンRBを選択し、終了ボタンB15を操作することで、特定の登録済のワークフロー5をテンプレートフローとして選択することができる。
表示入力装置2(入力デバイス23)は、登録済のワークフロー5の中から、テンプレートフロー(ひな形)として用いる登録済のワークフロー5の選択を受け付ける(ステップ♯39)。ステップ♯36において、情報処理装置1(第1制御部10)は、被認証者が作成した登録済のワークフロー5を抽出してもよい。第1制御部10は、被認証者が作成した登録済のワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像をテンプレートリスト画面68の表示用データに含めてもよい。その結果、被認証者が作成した登録済のワークフロー5を含むテンプレートリスト画面68が表示される。
情報処理装置1(第1制御部10)は、各使用者の所属部門が定義された認証用情報C1を記憶する。ステップ♯36において、第1制御部10は、被認証者と同じ部門の使用者が作成した登録済のワークフロー5を抽出してもよい。第1制御部10は、同じ部門の使用者が作成した登録済のワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像をテンプレートリスト画面68の表示用データに含める。その結果、同じ部門の使用者が作成した登録済のワークフロー5を含むテンプレートリスト画面68が表示される。
ステップ♯36において、情報処理装置1(第1制御部10)は、共用設定の登録済のワークフロー5を抽出してもよい。ワークフロー5の作成時、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ワークフロー5の共用設定を受け付ける。例えば、保存ボタンB7が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、共用確認画面69をディスプレイ22に表示させる。共用確認画面69は、ワークフロー5を共用とするか否かを確認するための画面である。図50は、共用確認画面69の一例を示す。
共用確認画面69は、YesボタンB16とNoボタンB17を含む。使用者は、各ボタンにより、作成するワークフロー5を他の使用者と共用するか否かを設定できる。YesボタンB16が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1に向けて、共用設定がなされた通知を第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1通信部12)は通知を受信する。通知を受信したとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、共用設定情報を付したワークフロー5を生成する。第1制御部10は、共用設定情報の有無に基づき、共用する設定か否かを判定できる。そして、第1制御部10は、共用設定の登録済のワークフロー5の名前、作成者、タイプを示す画像をテンプレートリスト画面68の表示用データに含める。その結果、共用設定の登録済のワークフロー5が含まれるテンプレートリスト画面68が表示される。
ステップ♯36において、情報処理装置1(第1制御部10)は、被認証者が利用可能者とされている登録済のワークフロー5(利用許諾フロー)を抽出してもよい。ワークフロー5の作成時、表示入力装置2(入力デバイス23)は、ワークフロー5の利用可能者とパスワードの設定を受け付ける。例えば、保存ボタンB7の操作後、かつ、共用確認画面69でのNoボタンB17の操作後、表示入力装置2(第2制御部20)は、利用可能者設定画面610をディスプレイ22に表示させる。利用可能者設定画面610は、利用可能者とパスワードを設定するための画面である。図51は利用可能者設定画面610の一例を示す。
利用可能者設定画面610は、利用可能者名入力欄T5、パスワード設定欄T6、エンドボタンB18を含む。作成者は、入力デバイス23を用いて、利用可能者の名前を設定する。また、作成者は、入力デバイス23を用いて、パスワードを設定する。表示入力装置2(入力デバイス23)は、利用可能者とパスワードの設定を受け付ける。
エンドボタンB18が操作されたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1に向けて、設定された利用可能者とパスワードを第2通信部24に送信させる。情報処理装置1(第1通信部12)は通知を受信する。なお、利用可能者とパスワードを設定しないとき、作成者は、利用可能者とパスワードの設定を設定せずにエンドボタンB18を操作すればよい。情報処理装置1(第1制御部10)は、通知された利用可能者とパスワードを示す情報を付したワークフロー5を生成する。ワークフロー5に付された情報に基づき、第1制御部10は、利用許諾フローか否かを判定できる。そして、第1制御部10は、利用許諾フローの名前、作成者、タイプを示す画像をテンプレートリスト画面68の表示用データに含める。その結果、利用許諾フローが含まれるテンプレートリスト画面68が表示される。
テンプレートフローが選択されたとき(ステップ♯39)、表示入力装置2(第2制御部20)は、情報処理装置1(第1通信部12)に向けて、選択されたテンプレートフローを第2通信部24に通知させる(ステップ♯310)。テンプレートフローの通知を受けたとき、情報処理装置1(第1制御部10)は、テンプレートフローが利用許諾フローか否かを確認する(ステップ♯311)。
利用許諾フローでないとき(ステップ♯311のNo)、情報処理装置1(第1制御部10)は、作成用画面63の表示用データを第1通信部12に送信させる(ステップ♯312)。このとき、第1制御部10は、予め定められた項目について、テンプレートフローの内容と同じ内容が設定済の作成用画面63を表示させる。予め定められた項目には、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が含まれる。
受信した表示用データに基づき、表示入力装置2(第2制御部20)は、予め定められた項目が設定済の作成用画面63をディスプレイ22に表示させる(ステップ♯313)。そして、本フローは終了する(エンド)。第2制御部20は、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が設定済の作成用画面63を表示させる。
一方、情報処理装置1(第1制御部10)は、トリガー設定画面64で設定する情報は設定済としない。つまり、第1処理、第1対象に関する項目(If条件)の一部は、設定済とされない。トリガー設定画面64で設定する情報は、例えば、第1アカウント情報A1、表示入力装置2、画像形成装置3、ワークフロー5である(図28~図31参照)。使用者は、第1設定用画像71を操作し、必要な情報を設定する必要がある。
また、情報処理装置1(第1制御部10)は、アクション設定画面65で設定する情報は設定済としない。つまり、第2処理、第2対象に関する一部の項目は、設定済とされない。アクション設定画面65で設定する情報は、例えば、第2アカウント情報A2、表示入力装置2、画像形成装置3、ワークフロー5である(図32~図35参照)。使用者は、第2設定用画像72を操作し、必要な情報を設定する必要がある。
利用許諾フローのとき(ステップ♯311のYes)、情報処理装置1(第1制御部10)は、パスワードを第1通信部12に取得させる(ステップ♯314)。具体的に、第1制御部10は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、パスワード要求画面611の表示用データを第1通信部12に送信させる。受信した表示用データに基づき、表示入力装置2(第2制御部20)は、パスワード要求画面611をディスプレイ22に表示させる。図52はパスワード要求画面611の一例を示す。表示入力装置2(入力デバイス23)は、パスワードの入力を受け付ける。表示入力装置2(第2制御部20)は、第1通信部12に向けて、入力されたパスワードを第2通信部24に送信させる。
情報処理装置1(第1制御部10)は、取得したパスワードが利用許諾フローのパスワードと一致するか否かを確認する(ステップ♯315)。一致するとき(ステップ♯315のYes)、第1制御部10は、利用許諾フローの利用権限があるとみなす。フローは、ステップ♯312に移動する。
一致しないとき(ステップ♯315)、情報処理装置1(第1制御部10)は、表示入力装置2(第2通信部24)に向けて、利用許諾フローの利用不可通知を第1通信部12に送信させる。この通知を受けたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、選択した利用許諾フローの利用不可を表示する(ステップ♯316)。利用許諾フローの利用不可の表示後、フローはステップ♯31に戻る。
(アクティブ状態のワークフロー5に基づく処理)
次に、図53を用いて、実施形態に係るアクティブ状態のワークフロー5に基づく処理の流れの一例を説明する。図53は、実施形態に係るアクティブ状態のワークフロー5に基づく処理の流れの一例を示す図である。
使用者は、ログインし、トップページ62で、ワークフロー5(登録済のワークフロー5)のアクティブ状態、インアクティブ状態を切り替えることができる。情報処理装置1(第1制御部10)は、アクティブ状態のワークフロー5に基づき、処理を行う。第1制御部10は、ワークフロー5を実行させるワークフロー実行部として機能する。図53のスタートは、ワークフロー5がアクティブ状態になった時点である。第1制御部10は、アクティブ状態のワークフロー5ごとに、図53のフローチャートを実行する。
情報処理装置1(第1制御部10)は、ワークフロー5がインアクティブ状態になったか否かを確認する(ステップ♯41)。ワークフロー5がインアクティブ状態になったとき(ステップ♯41のYes)、第1制御部10は、インアクティブ状態の設定がなされたワークフロー5の動作を停止させる(ステップ♯42)。そして、本フローは終了する(エンド)。
ワークフロー5がアクティブ状態のとき(ステップ♯41のNo)、第1制御部10は、ワークフロー5で定義された第1対象を用いて、ワークフロー5で定義された第1処理が行われたか否かを監視する(ステップ♯43)。
アクティブ状態のワークフロー5で定義された第1対象を用いて、第1処理がなされていないとき(ステップ♯43のNo)、処理はステップ♯41に戻る。アクティブ状態のワークフロー5で定義された第1対象を用いて、第1処理がなされたとき、第1制御部10は、第2対象に第2処理を行う又は行わせる(ステップ♯44)。そして、処理は、ステップ♯41に戻る。
(第1変形例)
次に、図54を用いて、第1変形例を説明する。図54は、第1変形例の一例を示す図である。
上記の説明では、作成用画面63でワークフロー5を選択するアイコン画像9として、WFの文字を含むアイコン画像9を用いる例を説明した。WFの文字を含むアイコン画像9を第1対象領域に設定したとき、トリガー設定画面64でワークフロー5を選択する例を説明した。また、WFの文字を含むアイコン画像9を第2対象領域に設定したとき、アクション設定画面65でワークフロー5を選択する例を説明した。
WFの文字を含むアイコン画像9に加え、情報処理装置1(第1制御部10)は、登録済のワークフロー5の結合画像90を作成用画面63内に表示させてもよい。結合画像90の第1設定操作がなされたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、操作された結合画像90に対応するワークフロー5が第1対象に設定されたと認識する。つまり、第1対象設定領域F1aへの結合画像90のドラッグアンドドロップ操作は、対応するワークフロー5を第1対象に設定する操作と扱われる。
また、結合画像90の第2設定操作がなされたとき、表示入力装置2(第2制御部20)は、操作された結合画像90に対応するワークフロー5が第2対象に設定されたと認識する。つまり、第2対象設定領域F2aへの結合画像90のドラッグアンドドロップ操作は、対応するワークフロー5を第2対象に設定する操作と扱われる。
(第2変形例)
次に、図55を用いて、第2変形例を説明する。図55は、第2変形例の一例を示す図である。
上記の説明では、情報処理装置1がワークフロー5を生成する例を説明した。また、情報処理装置1が生成したワークフロー5を記憶する例を説明した。また、情報処理装置1がアクティブ状態のワークフロー5のIf条件が満たされたか否かを監視する例を説明した。また、情報処理装置1が第2対象に第2処理を行わせる例を説明した。
ワークフロー5を生成する装置と、情報処理装置1と、を別にしてもよい。例えば、情報処理システム100は、情報処理装置1とは別に、ウェブサーバー4(第2の情報処理装置1)を含んでもよい。この場合、ウェブサーバー4は、情報処理装置1、表示入力装置2と通信可能に接続される。ウェブサーバー4は、サーバー制御部40、サーバー記憶部41を含む。ウェブサーバー4(サーバー記憶部41)には、ワークフロー管理用ソフトウェア15がインストールされる。ウェブサーバー4が表示入力装置2と通信する。そして、ウェブサーバー4(サーバー制御部40)がワークフロー5の作成、編集、削除、動作管理のサービスを提供する。
例えば、ウェブサーバー4は使用者を認証する。ウェブサーバー4がトップページ62や作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。ウェブサーバー4がワークフロー5を生成する。ウェブサーバー4は生成したワークフロー5を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、受信したワークフロー5を不揮発的に記憶する。情報処理装置1がアクティブ状態のワークフロー5のIf条件が満たされたか否かを監視する。また、情報処理装置1が第2対象に第2処理を行わせる。
このようにして、実施形態に係る情報処理システム100は、表示入力装置2と、表示入力装置2と通信する情報処理装置1と、を含む。表示入力装置2は、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定を受け付ける。表示入力装置2は、設定された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第1処理を行ったデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。情報処理装置1は、予め定められた保存場所に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶させる。
第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定するだけで、第1対象を用いた第1処理がなされたとき、第2対象を用いた第2処理を行うというワークフロー5(プログラム)を作成することができる。If条件を設定し、If条件が満たされたとき、所定の処理を行うワークフロー5を容易に作成することができる。作成者は、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理に関する専門的な知識を知らなくてもよい。プログラム開発の専門的な知識も必要ない。デバイス、ソフトウェア25、サービス、プログラム作成に関する専門知識が無くても、各対象を連携させるワークフロー5を容易に作成することができる。
また、複数の処理を含む一連の業務(流れが決まっている業務)のうち、最初の処理を行うだけで、最初の処理に続く処理(仕事)を自動的に行わせることができる。業務担当者は、業務に含まれる仕事の全てを1つずつ実行しなくてすむ。従って、業務担当者の負担を軽くすることができる。処理効率を高めることができる。オフィスでの生産性を向上することができる。
第1対象と第2対象は、ソフトウェア25、サービス、又は、画像形成装置3の何れかである。表示入力装置2は、第1対象と異なるソフトウェア25、サービス、又は、画像形成装置3を第2対象とする設定を受け付ける。情報処理装置1は、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、第1対象を用いて第1処理で用いられたデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのワークフロー5を生成する。第1対象と第2対象が異なっても、第1処理後に第2処理がなされるワークフロー5を容易に生成することができる。例えば、従来、ある処理を行った後、ある処理とは異なるソフトウェア25やハードウェアを用いて続きの処理をする場合、業務担当者は、1つずつ作業しなくてはならなかった。本発明によれば、あるソフトウェア25の処理後、別のソフトウェア25の処理が自動的に開始されるワークフロー5を容易に作成することができる。ソフトウェア25、サービス、デバイスの違いを超えて、各対象を連携させるワークフロー5を容易に作成することができる。
表示入力装置2からワークフロー5の作成用画面63の表示要求を受信したとき、
情報処理装置1は、作成用画面63を表示するためのデータを表示入力装置2に送信する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。表示入力装置2は、作成用画面63で設定された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を情報処理装置1に通知する。使用者は、作成用画面63に入力して、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定することができる。作成用画面63により、直感的かつ容易に第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定することができる。
情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を選択するためのアイコン画像9を作成用画面63内に表示させる。表示入力装置2は、アイコン画像9に対する予め定められた第1設定操作を、アイコン画像9に対応する処理使用対象を第1対象に設定する操作として受け付ける。表示入力装置2は、アイコン画像9に対する予め定められた第2設定操作を、アイコン画像9に対応する処理使用対象を第2対象に設定する操作として受け付ける。アイコン画像9を操作するだけで、第1対象と第2対象を設定することができる。
情報処理装置1は、If領域F1を作成用画面63内に表示させる。第1設定操作は、アイコン画像9をIf領域F1にドラッグアンドドロップする操作である。第1設定操作は、アイコン画像9をIf領域F1に移動させる操作である。容易に第1対象を設定することができる。
情報処理装置1は、Then領域F2を作成用画面63内に表示させる。第2設定操作は、アイコン画像9をThen領域F2にドラッグアンドドロップする操作である。第2設定操作はアイコン画像9をThen領域F2に移動させる操作である。容易に第2対象を設定することができる。
情報処理装置1は、第1処理を選択するための第1選択欄81を作成用画面63内に表示させる。情報処理装置1は、第2処理を選択するための第2選択欄82を作成用画面63内に表示させる。表示入力装置2は、第1選択欄81で選択された処理を第1処理として受け付ける。表示入力装置2は、第2選択欄82で選択された処理を第2処理として受け付ける。選択欄から項目を選択するだけで、第1処理と第2処理を設定することができる。第1処理と第2処理を直感的かつ容易に設定することができる。
第1対象としてソフトウェア25又はサービスが設定されている場合、第1選択欄81が操作されたとき、表示入力装置2は、第1処理の候補として、データの追加、更新、削除、移動の何れか1つ又は複数を表示する。第2対象としてソフトウェア25又はサービスが設定されている場合、第2選択欄82が操作されたとき、表示入力装置2は、第2処理の候補として、データの追加、更新、削除、移動の何れか1つ又は複数を表示させる。ソフトウェア25、サービス、画像形成装置3でのデータの追加、削除、若しくは、移動を各処理として選択することができる。データの処理に関するワークフロー5を生成することができる。
表示入力装置2は、サービスを第1対象とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、第1アカウント情報A1の設定を受け付ける。表示入力装置2は、設定された第1アカウント情報A1を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、受信した第1アカウント情報A1を含むワークフロー5を生成する。第1アカウント情報A1は、サービスを用いて第1処理がなされたことを監視するときにサービスにログインするための情報である。第1対象として設定されたサービスの利用に必要なアカウント情報を設定することができる。第1処理がなされたことの確認に必要な情報をワークフロー5に含めることができる。
表示入力装置2は、サービスを第2対象とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、第2アカウント情報A2の設定を受け付ける。表示入力装置2は、設定された第2アカウント情報A2を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、受信した第2アカウント情報A2を含むワークフロー5を生成する。第2アカウント情報A2は、サービスを用いて第2処理を行うときにサービスにログインするための情報である。第2対象として設定されたサービスの利用に必要なアカウント情報を設定することができる。第2対象を用いた第2処理の実行に必要な情報をワークフロー5に含めることができる。
表示入力装置2は、画像形成装置3を第1対象とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、第1対象とする画像形成装置3の選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択された画像形成装置3を示す第1デバイス情報D1を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、通知された第1デバイス情報D1を含むワークフロー5を生成する。第1対象として特定の画像形成装置3を設定することができる。画像形成装置3での第1処理に連動して、ソフトウェア25やサービスが実行されるワークフロー5を生成することができる。ハードウェアやソフトウェア25が異なる機器を連動させることができる。
表示入力装置2は、画像形成装置3を第2対象とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、第2対象とする画像形成装置3の選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択された画像形成装置3を示す第2デバイス情報D2を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、通知された第2デバイス情報D2を含むワークフロー5を生成する。第2対象として特定の画像形成装置3を設定することができる。ソフトウェア25やサービスを利用した第1処理に連動して、自動的に画像形成装置3に処理を実行させるワークフロー5を生成することができる。ハードウェアやソフトウェア25が異なる機器を連動させることができる。
情報処理システム100はワークフロー5に基づき処理を行うワークフロー実行部を含む。ワークフロー実行部は、ワークフロー5で定義された第1対象を用いて、ワークフロー5で定義された第1処理が行われたか否かを監視する。ワークフロー5で定義された第1対象を用いて、ワークフロー5で定義された第1処理が行われたと認識したとき、ワークフロー実行部は、ワークフロー5で定義された第2対象を用いて、ワークフロー5で定義された第2処理を行う、又は、行わせる。ワークフロー5を機能させることができる。
表示入力装置2は、複数の第1対象の選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択された第1対象のそれぞれについて、第1処理の設定を受け付ける。情報処理装置1は、複数の第1対象が通知されたとき、通知された第1対象の全て、又は、一部の第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。情報処理装置1は、予め定められた保存場所に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶させる。
この構成によれば、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定するだけで、第1対象の全て、又は、一部で第1処理が行われたとき、第2処理を行うというワークフロー5(プログラム)を作成することができる。If条件とし、条件が満たされたとき複数の第1対象、第1処理を含む高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
作成者は、それぞれの第1対象、第1処理、プログラム開発に関する専門的な知識を知らなくてもよい。つまり、デバイス、ソフトウェア25、サービス、プログラム開発に関する専門知識が無くても、複数の第1対象、第1処理が定義された高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
表示入力装置2は、ある第1対象と他の第1対象を論理和関係とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、論理和関係とされた複数の第1対象を情報処理装置1に通知する。論理和関係とされた複数の第1対象が通知された場合、情報処理装置1は、論理和関係にある第1対象の何れか1つについて対応する第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行う、又は、行わせるワークフロー5を生成する。複数の第1対象のうち、何れか1つの第1対象の第1処理が実行されたとき、第2処理を行う、又は、行わせるワークフロー5を作成することができる。複雑、高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
情報処理装置1は、作成用画面63を表示するためのデータを表示入力装置2に送信する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を選択するためのアイコン画像9と、If領域F1と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、If領域F1内に第1対象設定領域F1aを配置する。追加用ボタンが操作されたとき、情報処理装置1は、第1対象設定領域F1aを追加表示させる。情報処理装置1は、第1対象設定領域F1aを追加表示したとき、オアボタンB9を表示させる。表示入力装置2は、第1対象設定領域F1aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第1対象として受け付ける。オアボタンB9が操作されたとき、表示入力装置2は、追加用ボタンにより追加された第1対象設定領域F1aに設定された第1対象と、追加された第1対象設定領域F1aよりも順番が1つ前の第1対象設定領域F1aに設定された第1対象を論理和関係とする。使用者は、作成用画面63に入力して、直感的かつ容易に複数の第1対象を設定することができる。また、直感的かつ容易に、論理和関係を設定することができる。
表示入力装置2は、ある第1対象と他の第1対象を論理積関係とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、論理積関係とされた複数の第1対象を情報処理装置1に通知する。論理積関係とされた複数の第1対象が通知された場合、情報処理装置1は、論理積関係にある第1対象の全てで、対応する第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行う、又は、行わせるワークフロー5を生成する。全ての第1対象の第1処理が実行されたとき、第2処理を行う、又は、行わせるワークフロー5を作成することができる。複雑、高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
情報処理装置1は、作成用画面63を表示するためのデータを表示入力装置2に送信する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を選択するためのアイコン画像9と、If領域F1と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、If領域F1内に第1対象設定領域F1aを表示させる。情報処理装置1は、追加用ボタンが操作されたとき、第1対象設定領域F1aを追加表示させる。情報処理装置1は、第1対象設定領域F1aを追加表示したとき、アンドボタンB10を表示させる。表示入力装置2は、If領域F1に設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第1対象として受け付ける。アンドボタンB10が操作されたとき、表示入力装置2は、追加用ボタンにより追加された第1対象設定領域F1aに設定された第1対象と、追加された第1対象設定領域F1aよりも順番が1つ前の第1対象設定領域F1aに設定された第1対象を論理積関係とする。使用者は、作成用画面63に入力して、作成用画面63により、直感的かつ容易に複数の第1対象を設定することができる。また、直感的かつ容易に、論理積関係を設定することができる。
表示入力装置2は、ある第1対象と他の第1対象を論理和関係とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、論理和関係とされた複数の第1対象を情報処理装置1に通知する。表示入力装置2は、ある第1対象と他の第1対象を論理積関係とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、論理積関係とされた複数の第1対象を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示するためのデータを表示入力装置2に送信する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を選択するためのアイコン画像9と、If領域F1と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、If領域F1内に第1対象設定領域F1aを表示させる。情報処理装置1は、追加用ボタンが操作されたとき、第1対象設定領域F1aを追加表示させる。情報処理装置1は、追加用ボタンが操作されたとき、第1対象設定領域F1a間に論理和関係とするか、論理積関係とするかを選択するための関係選択ボタンを表示させる。表示入力装置2は、第1対象設定領域F1aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第1対象として受け付ける。論理和関係とする関係選択ボタンが操作されたとき、表示入力装置2は、関係選択ボタンを挟む第1対象設定領域F1aで設定された第1対象同士を論理和関係とする。論理積関係とする関係選択ボタンが操作されたとき、表示入力装置2は、関係選択ボタンを挟む第1対象設定領域F1aで設定された第1対象同士を論理積関係とする。使用者は、作成用画面63に入力して、論理和関係と論理積関係を容易に設定することができる。関係選択ボタンを操作するだけで、論理和関係と論理積関係を設定することができる。
情報処理装置1は、作成用画面63を表示するためのデータを表示入力装置2に送信する。情報処理装置1は、作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を選択するためのアイコン画像9と、If領域F1と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、If領域F1内に第1対象設定領域F1aを配置する。情報処理装置1は、追加用ボタンが操作されたとき、第1対象設定領域F1aを追加表示させる。表示入力装置2は、第1対象設定領域F1aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第1対象として受け付ける。情報処理装置1は、2回以上追加用ボタンが操作されたとき、3個以上の第1対象設定領域F1aを表示入力装置2に表示させる。複数の第1対象設定領域F1aを作成用画面63内に表示させることができる。それぞれの第1対象設定領域F1aに第1対象を設定することにより、複数の第1対象を容易に設定することができる。
表示入力装置2は、第1対象のグループを定める設定を受け付ける。使用者が所望する論理和関係、又は、論理積関係となるように、複数の第1対象をグループ分けすることができる。
また、情報処理装置1は、予め定められた規則に基づき、ワークフロー5の名前を自動的に生成する。情報処理装置1は、自動生成したワークフロー5の名前を付したワークフロー5を、予め定められた保存場所に不揮発的に記憶させる。ワークフロー5に名前を自動的に付すことができる。使用者はワークフロー5ごとに名前を考えなくてすむ。また、使用者は、ワークフロー5ごとに、名前として付す文字、記号を入力しなくてすむ。
情報処理装置1は、ワークフロー5に関する複数の情報を含み、それぞれの情報を予め定められた記号でつないだワークフロー5の名前を自動的に生成する。どのような処理対象を用い、どのような処理を行うかを推測しやすい名前をワークフロー5に自動的に付すことができる。
情報処理装置1は、ワークフロー5に定義された第1対象の名前又はその略称を含むワークフロー5の名前を自動的に生成する。第1対象は何かを示す文字列をワークフロー5の名前に自動的に含めることができる。ワークフロー5の機能を推測しやすい名前をワークフロー5に付すことができる。
情報処理装置1は、ワークフロー5に定義された第2対象の名前又はその略称を含むワークフロー5の名前を自動的に生成する。第2対象は何かを示す文字列をワークフロー5の名前に自動的に含めることができる。ワークフロー5の機能を推測しやすい名前をワークフロー5に付すことができる。
情報処理装置1は、ワークフロー5の作成日時を含むワークフロー5の名前を自動的に生成する。ワークフロー5の作成日時をワークフロー5の名前に自動的に含めることができる。作成したワークフロー5の内容を思い出すためのヒントをワークフロー5の名前に埋め込むことができる。ワークフロー5の作成者は、作成時の記憶に基づき、ワークフロー5の内容を思い出すことができる。
表示入力装置2は、使用者を特定するための特定用情報の入力を受け付ける。表示入力装置2は、入力された特定用情報を情報処理装置1に送信する。表示入力装置2から特定用情報を受信したとき、情報処理装置1は、記憶する認証用情報C1に基づき、特定用情報に対応する使用者が誰かを判定する。情報処理装置1は、判定された使用者である被認証者の名前、又は、IDの何れか一方、又は、両方を含むワークフロー5の名前を自動的に生成する。ワークフロー5の作成者の名前や作成者のIDをワークフロー5の名前に自動的に含めることができる。ワークフロー5の作成者に関する情報をワークフロー5の名前に自動的に含めることができる。
表示入力装置2は、ワークフロー5の名前の入力を受け付ける。表示入力装置2は、入力されたワークフロー5の名前を送信する。情報処理装置1は、ワークフロー5の名前を受信したとき、自動生成したワークフロー5の名前ではなく、入力されたワークフロー5の名前を付したワークフロー5を保存場所に記憶させる。自動生成した名前ではなく、作成者が入力した名前をワークフロー5の名前とすることができる。使用者は自分で考えた名前をワークフロー5に付すことができる。
情報処理装置1は、表示入力装置2からアクセスがあったとき、作成済みのワークフロー5のリスト7を含むリスト画面を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、リスト7において、ワークフロー5を示す画像として結合画像90を表示入力装置2に表示させる。結合画像90は、第1対象を示す第1アイコン画像9aと第2対象を示す第2アイコン画像9bを組み合わせた画像である。結合画像90により、複数の第1対象の候補のうち、第1対象は何であるかを知らせることができる。また、結合画像90により、複数の第2対象の候補のうち、第2対象は何であるかを知らせることができる。つまり、結合画像90により、ワークフロー5の内容を知らせることができる。
情報処理装置1は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも左側に配した結合画像90を表示入力装置2に表示させる。慣習的に、左側を先頭方向、右側を末尾方向とすることが多い(例えば、横書きの文字順やタイミングチャートなど)。ワークフロー5の処理の実行順にあわせ、第1アイコン画像9aを左側に、第2アイコン画像9bを右側に配することができる。結合画像90のうち、どれが第1アイコン画像9aで、どれが第2アイコン画像9bかを直感的にわかるようにすることができる。
情報処理装置1は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも上側に配した結合画像90を表示入力装置2に表示させる。慣習的に、上側を先頭方向、下側を末尾方向とすることが多い(例えば、縦書きの文字順やフローチャートなど)。ワークフロー5の処理の実行順にあわせ、第1アイコン画像9aを上側に、第2アイコン画像9bを下側に配することができる。結合画像90のうち、どれが第1アイコン画像9aで、どれが第2アイコン画像9bかを直感的にわかるようにすることができる。
情報処理装置1は、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bが重なる結合画像90を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、第1アイコン画像9aを第2アイコン画像9bよりも下層に配した結合画像90を表示入力装置2に表示させる。ワークフロー5の処理の実行順にあわせ、第1アイコン画像9aを下層側に、第2アイコン画像9bを上層側に配することができる。結合画像90のうち、どれが第1アイコン画像9aで、どれが第2アイコン画像9bかを直感的にわかるようにすることができる。
表示入力装置2は、結合画像90への操作を受け付ける。結合画像90が操作されたとき、表示入力装置2は、結合画像90の代わりに展開画像99を表示する。表示入力装置2は、展開画像99の表示において(展開画像99の表示中)、第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bの間に、第1アイコン画像9aから第2アイコン画像9bに向かう矢印を表示させる。表示入力装置2は、展開画像99への操作を受け付ける。展開画像99が操作されたとき、表示入力装置2は、展開画像99の代わりに結合画像90を表示する。展開画像99は、結合画像90を分解し、結合画像90よりも第1アイコン画像9aと第2アイコン画像9bの距離を離した画像である。結合画像90を展開画像99に変化させることができる。矢印により、どのアイコン画像9が第1アイコン画像9aであり、どのアイコン画像9が第2アイコン画像9bを示すことができる。
情報処理装置1は作成済みのワークフロー5の名前、作成者をリスト7に含める。リスト7を含むリスト画面によりワークフロー5の名前、作成者名を確認することができる。
情報処理装置1は、リスト画面に追加ボタンB2を表示入力装置2に表示させる。追加ボタンB2が操作されたとき、情報処理装置1は、ワークフロー5の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。表示入力装置2は、作成用画面63において、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定を受け付ける。トップページ62で追加ボタンB2を操作することにより、新たなワークフロー5を作成することができる。容易にワークフロー5の作成を開始することができる。
情報処理装置1は、リスト画面に削除ボタンB4を表示入力装置2に表示させる。表示入力装置2は、リスト7に含まれるワークフロー5の選択を受け付ける。ワークフロー5の選択後、削除ボタンB4が操作されたとき、情報処理装置1は、選択されたワークフロー5を保存場所から消去させる。トップページ62でワークフロー5を選択し、削除ボタンB4を操作することにより、選択したワークフロー5を削除することができる。不要なワークフロー5を消すことができる。
表示入力装置2は、リスト7に含まれるワークフロー5の選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択したワークフロー5のアクティブ状態への設定とインアクティブ状態への設定を受け付ける。表示入力装置2は、選択されたワークフロー5のアクティブ状態への設定、又は、インアクティブ状態への設定を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、アクティブ状態の設定がなされたワークフロー5を動作させる。情報処理装置1は、インアクティブ状態の設定がなされたワークフロー5の動作を停止させる。情報処理装置1は、リスト7に含まれるワークフロー5がアクティブ状態かインアクティブ状態かを表示入力装置2に表示させる。トップページ62でワークフロー5を動作させるか否かを設定することができる。作成済みのワークフロー5のうち、一部のみを動作させることができる。作成済みのワークフロー5のうち、特定のワークフロー5を動作させないようにすることもできる。
以前に生成された登録済のワークフロー5があるとき、表示入力装置2は、第1対象として登録済のワークフロー5を用いる設定を受け付ける。表示入力装置2は、第1対象として設定されたワークフロー5を情報処理装置1に通知する。第1対象としてワークフロー5が通知されたとき、情報処理装置1は、通知されたワークフロー5を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて、通知された第2処理を行うためのワークフロー5を生成する。特定のワークフロー5(登録済のワークフロー5)を第1対象に設定することができる。第1対象としたワークフロー5の処理完了に連動して、ソフトウェア25、サービス、又は、画像形成装置3を動作させるワークフロー5を生成することができる。登録済のワークフロー5を利用し、様々な機器、ソフトウェア25が連動するワークフロー5を生成することができる。
情報処理装置1は、ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9を作成用画面63内に表示させる。表示入力装置2は、ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9(第7画像97)に対して第1設定操作がなされたとき、登録済のワークフロー5を選択するためのワークフロー5選択画面を表示させる。表示入力装置2は、ワークフロー5選択画面で選択された登録済のワークフロー5を第1対象として情報処理装置1に通知する。ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9を操作し、登録済のワークフロー5を選択するだけで登録済のワークフロー5を第1対象に設定することができる。
情報処理装置1は、第1処理を選択するための第1選択欄81を作成用画面63内に表示させる。第1対象として登録済のワークフロー5が設定されたとき、情報処理装置1は、第1選択欄81での第1処理の候補として、登録済のワークフロー5の成功と登録済のワークフロー5の失敗を表示させる。第1対象とした登録済のワークフロー5の全ての処理終了に連動して、第2対象による第2処理がなされるワークフロー5を生成することができる。また、第1対象とした登録済のワークフロー5の処理失敗に連動して、第2対象による第2処理がなされるワークフロー5を生成することができる。
表示入力装置2は、第2対象として登録済のワークフロー5を用いる設定を受け付ける。表示入力装置2は、第2対象として設定された登録済のワークフロー5を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、第2対象としてワークフロー5が通知されたとき、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知されたワークフロー5について通知された第2処理を行うためのワークフロー5を生成する。特定のワークフロー5(登録済のワークフロー5)を第2対象に設定することができる。第1対象の第1処理の完了に連動して、登録済のワークフロー5を動作させるワークフロー5を生成することができる。登録済のワークフロー5を利用し、様々な機器、ソフトウェア25が連動するワークフロー5を生成することができる。
情報処理装置1は、ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9を作成用画面63内に表示させる。表示入力装置2は、ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9に対して第2設定操作がなされたとき、登録済のワークフロー5を選択するためのワークフロー5選択画面を表示させる。表示入力装置2は、ワークフロー5選択画面で選択された登録済のワークフロー5を第2対象として情報処理装置1に通知する。ワークフロー5を選択するためのアイコン画像9を操作し、登録済のワークフロー5を選択するだけで登録済のワークフロー5を第2対象に設定することができる。
情報処理装置1は、第2処理を選択するための第2選択欄82を作成用画面63内に表示させる。情報処理装置1は、第2対象として登録済のワークフロー5が設定されたとき、第2選択欄82での第2処理の候補として、登録済のワークフロー5の動作開始と動作停止を表示させる。第1対象の処理終了に連動して、登録済のワークフロー5の動作を開始させる(アクティブ状態にする)ワークフロー5を生成することができる。また、第1対象の処理終了に連動して、登録済のワークフロー5の動作を停止させる(インアクティブ状態にする)ワークフロー5を生成することができる。
第1の変形例のように、情報処理装置1は、結合画像90を含む作成用画面63を表示させてもよい。この場合、表示入力装置2は、結合画像90に第1設定操作がなされたとき、第1設定操作がなされた結合画像90に対応する登録済のワークフロー5を第1対象として認識する。表示入力装置2は、認識した第1対象を情報処理装置1に通知する。結合画像90は、登録済のワークフロー5の第1対象を示す第1アイコン画像9aと第2対象を示す第2アイコン画像9bを組み合わせた画像である。結合画像90によりワークフロー5の内容を示すことができる。結合画像90を操作するだけで登録済のワークフロー5を第1対象に設定することができる。
また、表示入力装置2は、結合画像90に第2設定操作がなされたとき、第2設定操作がなされた結合画像90に対応する登録済のワークフロー5を第2対象として認識してもよい。表示入力装置2は認識した第2対象を情報処理装置1に通知する。
表示入力装置2は、複数の第2対象の選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択された第2対象のそれぞれについて、第2処理の設定を受け付ける。複数の第2対象が通知された場合、情報処理装置1は、通知された第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された複数の第2対象のそれぞれの第2処理を同時に、又は、順番に行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。
第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定するだけで、第1対象の第1処理が行われたとき、複数の第2処理を同時に、又は、順番に行わせるワークフロー5(プログラム)を作成することができる。If条件の充足後、複数の第2対象、第2処理を行うワークフロー5を容易に作成することができる。
作成者は、第2対象、第2処理に関する専門的な知識を知らなくてもよい。同時、又は、順番に第2処理を実行させるための高度なプログラム開発の知識も必要ない。つまり、ソフトウェア25、サービス、プログラム作成に関する専門知識が無くても、複数の第2対象、第2処理を同時、又は、順番に行わせる高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
表示入力装置2は、ある第2対象と他の第2対象を並行関係とする設定を受け付ける。表示入力装置2は、並行関係とされた複数の第2対象を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、並行関係とされた複数の第2対象が通知されたとき、通知された第1対象の第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、並行関係にある第2対象のそれぞれの第2処理を行うためのワークフロー5を生成する。第1対象を用いた第1処理が実行されたとき(If条件が満たされたとき)、複数の第2対象にそれぞれの第2処理を同時に行わせるワークフロー5を作成することができる。複雑、高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を示すアイコン画像9と、Then領域F2と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、Then領域F2内に第2対象設定領域F2aを配置する。追加用ボタンが操作されたとき、情報処理装置1は、第2対象設定領域F2aを追加表示させる。第2対象設定領域F2aを追加表示したとき、情報処理装置1は並行ボタンB11を表示させる。表示入力装置2は、第2対象設定領域F2aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第2対象として受け付ける。並行ボタンB11が操作されたとき、表示入力装置2は、追加用ボタンにより追加された第2対象設定領域F2aに設定された第2対象と、追加された第2対象設定領域F2aよりも順番が1つ前の第2対象設定領域F2aに設定された第2対象を並行関係とする。使用者は作成用画面63に入力するだけでよい。直感的かつ容易に複数の第2対象を設定することができる。直感的かつ容易に並行関係を設定することができる。
表示入力装置2は、複数の第2処理の実行時点の先後関係の設定を受け付ける。表示入力装置2は、先後関係が設定された複数の第2対象を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、先後関係が設定された複数の第2処理が通知されたとき、通知された第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、実行時点が先と設定された第2対象の第2処理が完了してから、実行時点が後と設定された第2対象の第2処理を行うワークフロー5を生成する。If条件が満たされたとき、ある第2対象を用いて第2処理を行った後、他の第2対象を用いて別の第2処理を行うワークフロー5を作成することができる。複雑、高度なワークフロー5を容易に作成することができる。
情報処理装置1は、処理に用いる対象である処理使用対象を示すアイコン画像9と、Then領域F2と、追加用ボタン(プラスボタンB8)を作成用画面63内に含ませる。情報処理装置1は、Then領域F2内に第2対象設定領域F2aを配置する。情報処理装置1は、追加用ボタンが操作されたとき、第2対象設定領域F2aを追加表示させる。情報処理装置1は、第2対象設定領域F2aを追加表示したとき、待ちボタンB12を表示させる。表示入力装置2は、第2対象設定領域F2aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第2対象として受け付ける。待ちボタンB12が操作されたとき、表示入力装置2は、追加された第2対象設定領域F2aよりも順番が1つ前の第2対象設定領域F2aに設定された第2対象の第2処理の実行時点を前とし、追加用ボタンにより追加された第2対象設定領域F2aに設定された第2対象の第2処理の実行時点を後に設定する。使用者は作成用画面63に入力するだけでよい。直感的かつ容易に複数の第2対象を設定することができる。また、直感的かつ容易に先後関係を設定することができる。
情報処理装置1は、追加用ボタン(プラスボタンB8)が操作されたとき、第2対象設定領域F2aを追加表示させる。表示入力装置2は、第2対象設定領域F2aに設定されたアイコン画像9に対応する処理使用対象を第2対象として受け付ける。情報処理装置1は、2回以上追加用ボタンが操作されたとき、3個以上の第2対象設定領域F2aを表示入力装置2に表示させる。
表示入力装置2は、第2対象のグループを定める設定を受け付ける。使用者が所望する並行関係、又は、先後関係となるように、複数の第2対象をグループ分けすることができる。
以前に生成された登録済のワークフロー5があるとき、表示入力装置2は、登録済のワークフロー5の中から、ひな形として用いるワークフロー5であるテンプレートフローの選択を受け付ける。表示入力装置2は、選択されたテンプレートフローを情報処理装置1に通知する。テンプレートフローの通知を受けたとき、情報処理装置1は、新たなワークフロー5の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。情報処理装置1は、予め定められた項目について、テンプレートフローの内容と同じ内容が設定済の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。登録済のワークフロー5をテンプレートとして用いることができる。新たなワークフロー5の作成時の作業量を減らすことができる。作成者の負担を軽くすることができる。登録済のワークフロー5と類似するワークフロー5を容易に作成することもできる。
予め定められた項目には、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が含まれる。これにより、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を設定せずに、ワークフロー5を生成できる場合がある。
情報処理装置1は、登録済のワークフロー5のうち、判定できた使用者である被認証者が利用可能なワークフロー5を抽出する。情報処理装置1は、抽出したワークフロー5のリストを含むテンプレートリスト画面68を表示入力装置2に表示させる。表示入力装置2は、テンプレートリスト画面68に含まれる登録済のワークフロー5を選択する操作を、テンプレートフローを選択する操作として受け付ける。利用が認められている登録済のワークフロー5のみをテンプレートリスト画面68に含めることができる。利用が認められているワークフロー5のみをテンプレートとして選択させることができる。
情報処理装置1は、被認証者が作成したワークフロー5を抽出する。被認証者が作成したワークフロー5をテンプレートリスト画面68に含めることができる。被認証者が作成したワークフロー5をテンプレートとして選択させることができる。
情報処理装置1は、各使用者の所属部門が定義された認証用情報C1を記憶する。情報処理装置1は、被認証者と同じ部門の使用者によって作成されたワークフロー5を抽出する。被認証者と同じ部門(グループ)に属する者が作成したワークフロー5をテンプレートリスト画面68に含めることができる。同じ部門に属する者が作成したワークフロー5をテンプレートとして選択させることができる。
表示入力装置2は、ワークフロー5の利用可能者の設定を受け付ける。表示入力装置2は、設定された利用可能者を情報処理装置1に通知する。情報処理装置1は、通知された利用可能者を示す情報を付したワークフロー5を生成する。情報処理装置1は、表示入力装置2から特定用情報を受信したとき、登録済のワークフロー5のうち、被認証者が利用可能者とされているワークフロー5である利用許諾フローを抽出する。作成者によって利用が特別に許可されているワークフロー5をテンプレートリスト画面68に含めることができる。利用が特別に許可されているワークフロー5をテンプレートとして選択させることができる。
表示入力装置2はパスワードの設定を受け付ける。表示入力装置2は設定されたパスワードを情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は設定されたパスワードを付したワークフロー5を生成する。テンプレートフローの通知を受けたとき、情報処理装置1は、テンプレートフローが利用許諾フローか否かを確認する。テンプレートフローが利用許諾フローであるとき、情報処理装置1は表示入力装置2にパスワードを要求する。要求の応答として表示入力装置2からパスワードを受信したとき、情報処理装置1は、受信したパスワードが利用許諾フローに付されたパスワードと一致するか否かを確認する。一致するとき、情報処理装置1は、利用許諾フローの第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が設定済の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。一致しないとき、情報処理装置1は、利用許諾フローの利用不可通知を表示入力装置2に送信する。表示入力装置2は、利用不可通知を受信したとき、選択した利用許諾フローの利用不可を表示する。
表示入力装置2は、ワークフロー5の利用可能者とパスワードの設定を受け付ける。表示入力装置2は、設定された利用可能者とパスワードを情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、設定された利用可能者とパスワードを付したワークフロー5を生成する。登録済のワークフロー5について、利用可能者を設定することができる。また、テンプレートとして利用するときに必要なパスワードを設定することができる。
表示入力装置2は、ワークフロー5を共用とする共用設定を受け付ける。表示入力装置2は、共用設定がなされたことを情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、共用設定がなされたワークフロー5に共用設定情報を付す。登録済のワークフロー5から、共用設定情報が付されたワークフロー5を抽出する。作成者が共用する(誰でも使える)と設定したワークフロー5をテンプレートリスト画面68に含めることができる。共有されているワークフロー5をテンプレートとして選択させることができる。
情報処理システム100は、情報処理方法、情報処理装置1の発明と捉えることもできる。情報処理方法、情報処理装置1は、情報処理システム100と同様の効果を有する。
具体的に、実施形態に情報処理方法は、第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の設定を受け付けること、設定された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理を情報処理装置1に通知すること、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を情報処理装置1に生成させること、予め定められた保存場所に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶することを含む。
また、情報処理方法は、複数の第1対象の選択を受け付けること、選択された第1対象のそれぞれについて、第1処理の設定を受け付けること、複数の第1対象が通知されたとき、通知された第1対象の全て、又は、一部の第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、第1処理を行ったデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を情報処理装置1に生成させることを含む。
また、情報処理方法は、予め定められた規則に基づき、ワークフロー5の名前を自動的に生成すること、自動生成したワークフロー5の名前を付したワークフロー5を、予め定められた保存場所に不揮発的に記憶させること、を含む。
情報処理方法は、作成済みのワークフロー5のリスト7を含むリスト画面を表示すること、リスト7において、ワークフロー5を示す画像として結合画像90を表示すること、結合画像90は、第1対象を示す第1アイコン画像9aと第2対象を示す第2アイコン画像9bを組み合わせた画像であること、を含む。
情報処理方法は、以前に生成された登録済のワークフロー5があるとき、第1対象として登録済のワークフロー5を用いる設定を受け付けること、第1対象として設定された登録済のワークフロー5を通知すること、第1対象として登録済のワークフロー5が通知されたとき、通知されたワークフロー5を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのワークフロー5を情報処理装置1に生成させること、を含む。
情報処理方法は複数の第2対象の選択を受け付けること、選択された第2対象のそれぞれについて、第2処理の設定を受け付けること、複数の第2対象が通知された場合、通知された第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された複数の第2対象のそれぞれの第2処理を同時に、又は、順番に行わせるためのプログラムであるワークフロー5を情報処理装置1に生成させることを含む。
情報処理方法は、生成済のワークフロー5である登録済のワークフロー5があるとき、登録済のワークフロー5の中からひな形として用いるテンプレートフローの選択を受け付けること、選択されたテンプレートフローを情報処理装置1に通知すること、テンプレートフローの通知があったとき、新たなワークフロー5の作成用画面63を表示すること、テンプレートフローの第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が設定済の作成用画面63を表示することを含む。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、通信部(第1通信部12)と制御部(第1制御部10)を含む。通信部は表示入力装置2と通信する。制御部はワークフロー5を生成する。制御部は、通信部が表示入力装置2で設定された第1対象、第1処理、第2対象、第2処理の通知を受信した場合、通知された第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。制御部は、予め定められた保存場所(第1記憶部11)に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶させる。
制御部は、複数の第1対象が通知されたとき、通知された第1対象の全て、又は、一部の第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、第1処理を行ったデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。
また、制御部は、予め定められた規則に基づき、ワークフロー5の名前を自動的に生成する。制御部は、自動生成したワークフロー5の名前を付したワークフロー5を、予め定められた保存場所に不揮発的に記憶させる。
制御部は、リスト7において、ワークフロー5を示す画像として結合画像90を表示入力装置2に表示させる。結合画像90は、第1対象を示す第1アイコン画像9aと第2対象を示す第2アイコン画像9bを組み合わせた画像である。
以前に生成された登録済のワークフロー5があり、かつ、通信部が第1対象として登録済のワークフロー5の通知を受信したとき、制御部は、通知されたワークフロー5を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのワークフロー5を生成する。
制御部は、複数の第2対象が通知された場合、通知された第1対象を用いて、通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された複数の第2対象のそれぞれの第2処理を同時に、又は、順番に行わせるためのプログラムであるワークフロー5を生成する。
制御部は、通知された第1対象を用いて通知された第1処理が行われたことを条件とし、条件が満たされたとき、通知された第1処理を行ったデータについて、通知された第2対象を用いて通知された第2処理を行うためのプログラムであるワークフロー5を生成する。制御部は、予め定められた保存場所に生成したワークフロー5を不揮発的に記憶させる。生成済のワークフロー5である登録済のワークフロー5があり、かつ、通信部が登録済のワークフロー5の中から、ひな形として選択されたワークフロー5であるテンプレートフローの通知を受けたとき、制御部は新たなワークフロー5の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。制御部は、テンプレートフローの第1対象、第1処理、第2対象、第2処理が設定済のワークフロー5の作成用画面63を表示入力装置2に表示させる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の更新を加えて実施することができる。