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JP6997157B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理技術に関する。
車載装置から車両の情報を収集して、リスクが高い道路上の地点を特定するシステムが知られている(例えば特許文献1)。こうしたシステムでは、例えば、車載装置において大きな加速度(減速度)の発生が検知されると急制動がなされたとみなして、車載装置は、その位置情報と共に発生した事象の検知結果をサーバに送信する。サーバでは、こうした情報を蓄積し、道路上の特定の領域に事象の発生が偏っている場合に、その地点を注意が必要な地点として登録する。
特許第5979027号公報
事象の発生をサーバに送信する移動端末としては車載装置の他、スマートフォンに代表される、各種のセンサを備えた携帯端末も利用可能である。情報を提供する移動端末が増えれば、それだけ道路上の要注意地点の特定に寄与する。しかし、こうした移動端末は、その種類や製造された年代によってセンサや現在位置検知の性能に差がある。つまり、各移動端末から収集した情報の信頼度には差が生じ得る。こうした信頼度の差は、道路上の要注意地点の特定精度に影響する。
本発明の目的は、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することにある。
本発明によれば、
移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え
前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
前記生成手段は、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いず、
前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値以上である検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
ことを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
情報処理システムの概要図。 (A)及び(B)は検知情報の収集と注意情報の配信の例を示す説明図。 (A)は情報処理装置のブロック図、(B)は移動端末のブロック図。 移動端末の処理の例を示すフローチャート。 (A)は情報処理装置の処理の例を示すフローチャート、(B)は性能区別情報の例を示す図、(C)は検知情報データベースが記憶する情報の例を示す図。 (A)は情報処理装置の処理の例を示すフローチャート、(B)注意情報の種類と加速度との関係の例を示す図、(C)は検知情報の使用/不使用の例を示す図。 (A)及び(B)は要注意地点の設定方法の例を示す図。 (A)~(C)は移動端末の処理の例を示すフローチャート。 (A)は情報処理装置の処理の例を示すフローチャート、(B)は注意情報の種類と加速度との関係の例を示す図、(C)及び(D)は要注意地点の設定方法の例を示す図。 (A)は情報処理装置の処理の例を示すフローチャート、(B)は要注意地点の設定方法の例を示す図。 (A)情報処理装置の処理の例を示すフローチャート、(B)は複数種類の判定基準領域の例を示す図。 (A)及び(B)は複数種類の判定基準領域の例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
<システムの概要>
図1は情報処理システム1の概要図である。情報処理システム1は、移動端末3a~3dから、それらのセンサの検知情報を収集し、車両を運転する乗員が注意すべき道路上の要注意地点に関する注意情報を配信するサービスを行うシステムである。情報処理装置2は、インターネット等の通信ネットワークを介して移動端末3a~3dと通信可能に接続され、検知情報の収集と注意情報の配信とを行うサーバである。
図示の移動端末3a~3dは、車両102a~102dと共に移動する通信端末である。本実施形態では、一例として、車両102a、102cは自動二輪車であり、車両102b、102dは自動四輪車である。乗員101a、101cは自動二輪車102a、102cのライダであり、乗員101b、101dは自動四輪車102b、102dのドライバである。また、本実施形態では、一例として、移動端末3a、3bは乗員101a、101bが携帯するスマートフォン等の携帯端末であり、移動端末3c、3dは車両102c、102dに搭載された車載端末である。なお、本実施形態では、車両の例として自動二輪車と自動四輪車を例示したが、他の種類の車両が含まれてもよく、逆に、自動二輪車のみであってもよい。また、移動端末の例として携帯端末と車載端末を例示したが、携帯端末のみであってもよい。
以下の説明において、ユーザ101a~101dを総称する場合或いは区別しない場合は、ユーザ101と表記する。車両102a~102dを総称する場合或いは区別しない場合は車両102と表記する。移動端末3a~3dを総称する場合或いは区別しない場合は移動端末3と表記する。
<サービスの概要>
図2(A)及び図2(B)は情報処理システム1のサービスの運用例を示す説明図である。図2(A)は移動端末3が検知情報を送信する例を模式的に示している。図示の例では、車両102aのライダ101aが急制動を行っている。移動端末3aでその加速度(減速度)が検知され、その検知結果を現在の位置情報と共に検知情報10として情報処理装置2へ送信する。情報処理装置2ではこうした検知情報10を様々な移動端末3から受信し、蓄積する。
道路上の特定の地点で、車両の急制動が行われる事例が頻発した場合、その地点には走行上のリスクが存在していると推測される。例えば、事故が発生し易い、転倒やスリップが生じやすい、脇見運転が生じやすい、といったリスクである。情報処理装置2は、蓄積した検知情報10から注意情報11を生成し、各移動端末3に配信する。
図2(B)は注意情報11を移動端末3へ配信する例を模式的に示している。図示の注意情報11は、一例として、地図上に要注意地点12a、12bを付加した地図情報である。要注意地点12aは、乗員に対して軽度の注意を促す地点として設定されており、要注意地点12bは、乗員に対して重度の注意を促す地点として設定されている。注意情報11を受信した移動端末3は、例えば、要注意地点12a、12bに車両102が接近した場合に、乗員101に対して注意を促す報知を行う。これにより、乗員101の走行安全性が向上する。
なお、本実施形態では、一例として、検知情報10を送信するためのアプリケーションプログラム(以下、サービス利用アプリという。)が事前に移動端末3にインストールされ、サービス利用アプリがインストールされている移動端末3に注意情報11を情報処理装置2から配信するシステムを想定している。これにより、検知情報10の提供の見返りとして乗員101には注意情報11が提供され、より多くの検知情報10の収集が期待できる。しかし、注意情報11はサービス利用アプリがインストールされていない移動端末やその他の端末に提供されてもよい。
<情報処理装置及び移動端末の構成例>
図3(A)は、情報処理装置2のブロック図である。情報処理装置2は、処理部21、記憶部22、通信部23を含む。処理部21は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行する。記憶部22は、RAM、ROM、ハードディスクなどの記憶デバイスである。通信部23は、通信ネットワークを介して移動端末3と通信可能な有線又は無線の通信インタフェースを含む。
記憶部22には、処理部21が実行するプログラムや、注意情報11の配信先である移動端末3の情報の他、各種のデータが格納される。図3(A)の例では記憶部22に格納されるデータとして、データベース(DB)221~223が例示されている。DB221には、移動端末3から受信した検知情報10が蓄積される。DB222には移動端末3へ配信される注意情報11が蓄積される。DB223には検知情報10を送信した移動端末3の性能レベルを判定する性能判別情報が蓄積される。
図3(B)は移動端末3のブロック図である。移動端末3は、処理部31、記憶部32、通信部33、表示部34及びGPS(Global Positioning System)センサ35、加速度センサ36を含む。処理部31は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部32に記憶されたプログラムを実行する。記憶部32は、RAM、ROMなどの記憶デバイスである。記憶部32に記憶されたプログラムには、上述したサービス利用アプリも含まれる。サービス利用アプリは、情報処理装置2等のサーバからダウンロードされてもよいし、CD-ROM等の記憶媒体で配布されてもよい。
通信部33は、通信ネットワークを介して情報処理装置2と通信可能な無線通信装置である。表示部34は、例えば、入力機能を備えた電子画像の表示装置(タッチパネル式ディスプレイ)である。GPSセンサ35は移動端末3の現在位置を検知するセンサである。加速度センサ36は移動端末3に作用する加速度を検知するセンサである。加速度センサ36は、例えば、X、Y、Zの三軸方向の加速度をそれぞれ検知する。
本実施形態の場合、加速度センサ36の検知結果により車両102の挙動を検知する。移動端末3が、車載端末3c、3dの場合、車両102に設置されているため、加速度センサ36の加速度検知方向(三軸方向)は、車両102の特定の方向(前後方向、左右方向、上下方向)に維持される。移動端末3が、携帯端末3a、3bの場合、乗員101が車両102に対して携帯端末3a、3bを、固定器具を介して特定の向きに固定すればよい。
<処理例>
情報処理システム1の処理例について説明する。移動端末3は、その種類や製造された年代によって加速度センサ36の検知精度やGPSセンサ35の検知精度に差がある。より性能の高い移動端末3からの検知情報10はその信頼度が高い。しかし、性能の高い移動端末3からの検知情報10のみを活用するとすれば、検知情報10の収集量が低下する。本実施形態では移動端末3の性能レベルに応じて検知情報10を活用する。これにより多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
<移動端末の処理>
図4は移動端末3の処理部31が実行する処理例を示すフローチャートであり、サービス利用アプリの処理例である。同図の処理は例えばサービス利用アプリの起動中、周期的に実行される。S1では加速度センサ36の検知結果が取得される。S2ではS1で取得した検知結果(加速度)が閾値以上であるか否かが判定され、閾値以上であればS3へ進み、閾値未満であれば処理を終了する。この閾値は、例えば、車両102が急制動した場合に発生する加速度程度に設定される。
S3ではGPSセンサ35の検知結果(移動端末3の現在位置)が取得される。S4では検知情報10が生成される。検知情報10はS1で取得した加速度センサ36の検知結果である加速度情報、S3で取得したGPSセンサ35の検知結果である位置情報、及び、移動端末3の性能特定情報を含む。性能特定情報とは移動端末3の性能レベルを情報処理装置2において区別するための情報である。例えば、移動端末3の製品種を特定する型式番号、製品名等である。性能特定情報は、移動端末3の記憶部32に格納されている情報をサービス利用アプリが取得する方式でもよいし、サービス利用アプリのインストール時に乗員101に対して入力を要求する方式でもよい。S5ではS4で生成された検知情報10が情報処理装置2へ送信される。
なお、本実施形態ではS1で取得した検知結果(加速度)が閾値以上である場合のみ、検知情報10が送信される。しかし、閾値を設定せずに、加速度センサ36の検知結果を全て情報処理装置2へ送信してもよい。但し、本実施形態のように閾値を設定することで、通信量や処理負担を削減することができる。
<情報処理装置の処理>
図5(A)は情報処理装置2の処理部21が実行する処理例を示すフローチャートであり、移動端末3から検知情報10を受信した場合に開始される処理例である。S11では検知情報10を送信した移動端末3の性能レベルが判別される。移動端末3の性能レベルは、検知情報10に含まれる性能特定情報と、DB223に蓄積された性能判別情報により判別する。図5(B)は性能判別情報の例を示している。本実施形態の場合、移動端末3の性能レベルは高レベルと低レベルの二種類である。性能判別情報には、低レベルに分類される移動端末3の性能特定情報と、高レベルに分類される移動端末3の性能特定情報とが区別して示されている。図5(B)の例によれば、型式番号が「ABC0001」の移動端末3は低レベルと判別され、型式番号が「XY01001」の移動端末3は高レベルと判別される。
S12ではS11での判別結果にしたがって検知情報10が区別され、検知情報10の情報がDB221に蓄積される。図5(C)はDB221に蓄積された検知情報10の例を示している。「加速度」は検知情報10に含まれる加速度情報である。「位置」は検知情報10に含まれる位置情報(図示の例では座標情報)である。「性能レベル」はS11の判別結果である。このような処理によって、検知情報10が移動端末3の性能レベルに応じて区別されて順次DB221に蓄積される。
なお、本実施形態では、移動端末3の性能レベルを情報処理装置2が検知情報10に含まれる性能特定情報と、DB223に蓄積された性能判別情報により判別した。しかし、検知情報10の性能判別情報が、高レベル、低レベルを直接示す情報であってもよく、この場合、情報処理装置2は性能判別情報のみによって検知情報10を送信した移動端末3の性能レベルを判別することができる。この場合、移動端末3が自身の性能レベルが高レベル、低レベルか否かを認識している必要がある。そのための処理例としては、例えば、サービス利用アプリのインストール時に移動端末3が、その型式番号等と共に情報処理装置2に性能レベルの問合せを行う。これに応答して情報処理装置2が移動端末3に性能レベルを通知する。以降、移動端末3は通知された性能レベルを検知情報10に性能特定情報として含めればよい。
次に、情報処理装置2がDB221に蓄積された検知情報10から注意情報11を生成して配信する例について説明する。本実施形態では、要注意地点を加速度に応じて軽注意地点12aと重注意地点12bとの二種類に区別している。
図6(B)は加速度と注意レベルの関係を示す図である。加速度A1は図4のS2の判定に用いた閾値と同じである。加速度A2は加速度A1よりも加速度が強い(絶対値が大きい)加速度である。加速度A1以上A2未満の検知情報10を軽注意地点12aの設定対象の情報とし、加速度A2以上の検知情報10を重注意地点12bの設定対象の情報とする。そして、加速度A1以上A2未満の検知情報10は、性能レベルが高レベルと判別された移動端末3から受信した検知情報10のみを用い、加速度A2以上の検知情報10は、性能レベルが低レベルと判別された移動端末3から受信した検知情報10のみを用いる。
性能レベルが低い移動端末3の加速度センサ36は、その分解能が粗い可能性があり、細かな加速度の相違を検知できていない可能性がある。一方、性能レベルが高い移動端末3の加速度センサ36は、細かな加速度の相違を検知できていると考えられる。そこで、性能レベルが低い移動端末3の加速度センサ36の検知結果については、加速度が強い範囲についてはある程度の信頼性があると考えて加速度A2以上の検知情報10のみを用いる。性能レベルが高い移動端末3の加速度センサ36の検知結果については、加速度が弱い範囲であっても信頼性があると考えて加速度A1以上A2未満の検知情報10のみを用いる。図6(C)は検知情報10の使用/不使用の一例を示している。加速度がAx(≧A2)で移動端末3の性能レベルが高レベルの検知情報10は、注意情報の生成に使用しない。加速度がAy(≧A2)で移動端末3の性能レベルが低レベルの検知情報10は、注意情報の生成に使用する。加速度がAz(<A2)で移動端末3の性能レベルが低レベルの検知情報10は、注意情報の生成に使用しない
なお、本実施形態では性能レベルが高い移動端末3の加速度センサ36の検知結果については、加速度A1以上A2未満の検知情報10のみを用いることとしたが、加速度A2以上の検知情報10も用いてもよい。しかし、本実施形態の方が処理の対象情報を削減できる。
図6(A)は情報処理装置2の処理部21が実行する処理例を示すフローチャートであり、定期的に或いは検知情報10の受信数が所定数に達した場合に実行される。S21ではDB221の検知情報10が性能レベル別にソートされる。そして、S22~S24では高レベルの移動端末3から受信した検知情報10が用いられ、S25~S27では低レベルの移動端末3から受信した検知情報10が用いられる。
S22では、軽注意レベルに相当する加速度が検知された地点を地図上に示した軽注意分布情報が生成される。具体的には、高レベルの移動端末3から受信した検知情報10のうち、加速度の検知結果がA1以上A2未満の各検知情報10の位置情報が抽出される。そして、抽出された位置情報が地図上にプロットされた情報が軽注意分布情報として生成される。S23では、S22で生成された軽注意分布情報から多発領域が特定され、S24では軽注意地点12aが設定される。
図7(A)はS23及びS24の処理例を示す模式図である。軽注意分布情報は、地図13と、軽注意レベルに相当する加速度が検知された位置情報15(星マーク)とを含む。図示の例では道路14上に位置情報15が示されている。一つの位置情報15が一つの検知情報10に対応する。S23の多発領域の特定は、所定の単位領域である判定基準領域の位置を変化させつつ行い、判定基準領域内に閾値を超える位置情報15が存在した場合、その判定基準領域を多発領域とする。図7(A)の例では、位置が異なる判定基準領域R1~R4が図示されている。図示の例では判定基準領域は円形である。閾値は例えば6個とされる。判定基準領域R3では位置情報15の数が一つであるので、多発領域とはされない。判定基準領域R4は位置情報15の数が七つであるので多発領域とされる。そして、判定基準領域R4の中心点が軽注意地点12aとして設定される。
図6(A)に戻り、S25では、重注意レベルに相当する加速度が検知された地点を地図上に示した重注意分布情報が生成される。具体的には、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10のうち、加速度の検知結果がA2以上の各検知情報10の位置情報が抽出される。そして、抽出された位置情報が地図上にプロットされた情報が重注意分布情報として生成される。S26では、S25で生成された重注意分布情報から多発領域が特定され、S27では重注意地点12bが設定される。
図7(B)はS26及びS27の処理例を示す模式図である。重注意分布情報は、軽注意分布情報と同様の構成であり、S26及びS27の処理もS23及びS24の処理と同様の処理である。重注意分布情報は、地図13と重注意レベルに相当する加速度が検知された位置情報16(星マーク)とを含む。図示の例では道路14上に位置情報16が示されている。一つの位置情報16が一つの検知情報10に対応する。S25の多発領域の特定は、所定の単位領域である判定基準領域の位置を変化させつつ行い、判定基準領域内に閾値を超える位置情報16が存在した場合、その判定基準領域を多発領域とする。S23とS26で判定基準領域の大きさは同じである。
図7(B)の例では、位置が異なる判定基準領域R11~R14が図示されている。図示の例では判定基準領域は円形である。閾値は例えば6個とされる。判定基準領域R12は位置情報16の数が四つであり、判定基準領域R14では位置情報16の数が一つであるので、いずれも多発領域とはされない。判定基準領域R13は位置情報16の数が六つであるので多発領域とされる。そして、判定基準領域R13の中心点が重注意地点12bとして設定される。
図6(A)に戻り、S28ではS24で設定された軽注意地点、S27で設定された重注意地点が示された地図情報を注意情報11として生成し、生成した注意情報11をDB222に蓄積する。S29ではS28で生成した注意情報11を各移動端末3に配信する。注意情報11の配信は、一斉に配信するものであってもよいし、移動端末3から配信要求を受けた場合にその移動端末3へ配信するものであってもよい。
<第二実施形態>
第一実施形態では、注意情報11の生成にあたり、情報処理装置2において、性能レベルが低い移動端末3の加速度センサ36の検知結果については加速度A2以上の検知情報10のみを用い、性能レベルが高い移動端末3の加速度センサ36の検知結果については加速度A1以上A2未満の検知情報10のみを用いることとした。しかし、性能レベルが低い移動端末3は加速度A2以上の検知情報10のみを送信し、性能レベルが高い移動端末3は加速度A1以上A2未満の検知情報10のみを送信してもよい。これにより、移動端末3と情報処理装置2との間の通信量を削減でき、また、情報処理装置2の処理負担も軽減できる。
図8(A)は本実施形態において移動端末3の処理部31が実行する処理例を示すフローチャートであり、サービス利用アプリの処理例である。S31ではその移動端末3の性能レベルを判定する。性能レベルの判定は、例えば、移動端末3が、その型式番号等と共に情報処理装置2に性能レベルの問合せを行う。これに応答して情報処理装置2が移動端末3に性能レベルを通知する。移動端末3では通知された性能レベルにより自身の性能レベルを決定する。或いは、サービス利用アプリにDB223の性能判別情報が含まれており、移動端末3において性能判別情報とその型式番号等とを照合して自身の性能レベルを判定してもよい。
S32では、S31で判定された性能レベルにしたがって、加速度の閾値が設定される。低レベルの移動端末3の場合、加速度の閾値はA2とされ、A2以上の加速度が検知された場合に検知情報10が送信される。高レベルの移動端末3の場合、加速度の閾値はA1、A2とされ、A1以上A2未満の加速度が検知された場合に検知情報10が送信される。
図8(B)及び(C)は本実施形態において移動端末3の処理部31が実行する処理例を示すフローチャートであり、図4の処理例に代わる処理例である。図8(B)はS32で閾値がA2に設定された場合(低レベルの移動端末3の場合)の処理例を示し、図8(C)はS32で閾値がA1、A2に設定された場合(高レベルの移動端末3の場合)の処理例を示す。まず、図8(B)の例について説明する。
S41では加速度センサ36の検知結果が取得される。S42ではS41で取得した検知結果(加速度)が閾値A2以上であるか否かが判定され、閾値A2以上であればS43へ進み、閾値未満であれば処理を終了する。S43ではGPSセンサ35の検知結果(移動端末3の現在位置)が取得される。S44では検知情報10が生成される。検知情報10はS41で取得した加速度センサ36の検知結果である加速度情報、S43で取得したGPSセンサ35の検知結果である位置情報を含む。本実施形態の検知情報10は第一実施形態における性能特定情報は不要である。S45ではS44で生成された検知情報10が情報処理装置2へ送信される。
次に、図8(C)の例について説明する。S51では加速度センサ36の検知結果が取得される。S52ではS51で取得した検知結果(加速度)が閾値A1以上閾値A2未満であるか否かが判定され、この範囲内であればS53へ進み、範囲外であれば処理を終了する。S53ではGPSセンサ35の検知結果(移動端末3の現在位置)が取得される。S54では検知情報10が生成される。検知情報10はS51で取得した加速度センサ36の検知結果である加速度情報、S53で取得したGPSセンサ35の検知結果である位置情報を含む。S44の処理と同様、性能特定情報は不要である。S55ではS54で生成された検知情報10が情報処理装置2へ送信される。
本実施形態における情報処理装置2の処理は第一実施形態と基本的に同じであるが、移動端末3の性能レベルを判別する処理や検知情報10を性能レベルに応じて区別する必要はない。すなわち、図5(A)の処理においてはS11の処理は不要であり、S12においては受信した検知情報10を、移動端末3の性能レベルで区別することなくDB221に蓄積すればよい。DB221に蓄積される検知情報10は、図6(C)の例で言えば、「性能レベル」の情報が不要である。
図6(A)の処理においては、S21の処理において、DB221の検知情報10が、加速度がA1以上A2未満の検知情報と、加速度がA2以上の検知情報とにソートされる。そして、S22~S24では加速度がA1以上A2未満の検知情報10が用いられ、S25~S27では加速度がA2以上の検知情報10が用いられる。検知情報10は全て使用される。その他の処理は第一実施形態と同じである。
<第三実施形態>
第一、第二実施形態では、移動端末3から情報処理装置2へ提供する検知情報10として、加速度センサ36の検知結果を例示したが、センサの種類はこれに限られない。例えば、角速度センサ等、車両102の挙動を検知可能な他の種類のセンサであってもよい。また、車両102の挙動を検知するのではなく、乗員101の状態を検知するセンサであってもよい。そのようなセンサとしては、例えば、乗員101の脈拍や発汗等、生理的な変化を検知するセンサを挙げることができる。乗員101の生理的な変化が大きい場合(例えば脈拍が高くなった場合)、乗員101が危険に遭遇している場合があり、そのような検知結果が多発している地点は要注意地点を設定するに値する。軽注意地点、重注意地点の区別は加速度の場合と同様、検知結果の大小(絶対値の大小)で区別することが可能である。センサは複数種類あってもよく、この場合、検知情報10に含まる検知結果はセンサの種類と対応づけられていればよい。
<第四実施形態>
第一~第三実施形態では、移動端末3の性能レベルを高/低の二種類としたが三種類以上であってもよい。この場合、要注意地点も性能レベルに合わせた種類としてもよい。例えば、移動端末3の性能レベルを高、中、低の三種類とした場合、要注意地点は、軽注意地点、中注意地点、重注意地点とし、対応する加速度も三段階に設定してもよい。この例の場合、高レベルの移動端末3の検知情報10は軽注意地点に、中レベルの移動端末3の検知情報10は中注意地点に、低レベルの移動端末3の検知情報10は重注意地点に、それぞれ用いることができる。
<第五実施形態>
第一実施形態では、主に加速度センサ36の加速度検知性能に着目したが、GPSセンサ35の位置検知性能に着目してもよい。本実施形態では、多発領域の特定(図6(A)のS23、S26)にあたって、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10と高レベルの移動端末3から受信した検知情報10とで、数の閾値を異ならせる。以下、具体例について説明する。
本実施形態では、要注意地点を加速度に応じて区別しない一種類(以下、要注意地点12と表現する)とする。図9(B)はその説明図である。閾値A1以上の加速度は一律の要注意地点12の設定対象となる。本実施形態における移動端末3の処理は図4の処理例と同じである。情報処理装置2の処理のうち、検知情報10の受信時の処理は図5(A)と同じであり、DB221に蓄積される検知情報10も図5(C)と同様である。図9(A)は、情報処理装置2の処理のうち、本実施形態における、DB221に蓄積された検知情報10から注意情報11を生成して配信する処理の例であり、図6(A)の処理に代わる処理例である。
S61ではDB221の検知情報10が性能レベル別にソートされる。そして、S62~S64では高レベルの移動端末3から受信した検知情報10が用いられ、S65~S67では低レベルの移動端末3から受信した検知情報10が用いられる。
S62では、高レベルの移動端末3から受信した検知情報10に基づく分布情報が生成される。具体的には、高レベルの移動端末3から受信した各検知情報10の位置情報が抽出される。そして、抽出された位置情報が地図上にプロットされた情報が分布情報として生成される。S63では、S62で生成された分布情報から多発領域が特定され、S64では要注意地点12が設定される。
図9(C)はS63及びS64の処理例を示す模式図である。分布情報は、地図13と、高レベルの移動端末3によって閾値A1以上の加速度が検知された位置情報15(星マーク)とを含む。図示の例では道路14上に位置情報15が示されている。一つの位置情報15が一つの検知情報10に対応する。S63の多発領域の特定は、所定の単位領域である判定基準領域の位置を変化させつつ行い、判定基準領域内に閾値C1を超える位置情報15が存在した場合、その判定基準領域を多発領域とする。
図9(C)の例では、位置が異なる判定基準領域R21~R24が図示されている。図示の例では判定基準領域は円形である。閾値C1は例えば4とされる。判定基準領域R21、R22は位置情報15の数が0、一つであるので、多発領域とはされない。判定基準領域R23、R24は位置情報15の数が四つ、六つであるので多発領域とされる。そして、判定基準領域R23、R24の各中心点が要注意地点12として設定される。
図9(A)に戻り、S65では、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10に基づく分布情報が生成される。具体的には、低レベルの移動端末3から受信した各検知情報10の位置情報が抽出される。そして、抽出された位置情報が地図上にプロットされた情報が分布情報として生成される。S66では、S65で生成された分布情報から多発領域が特定され、S67では要注意地点12が設定される。
図9(D)はS66及びS67の処理例を示す模式図である。S65の分布情報は、S62の分布情報と同様の構成であり、S66及びS67の処理もS63及びS64の処理と同様の処理である。分布情報は、地図13と閾値A1以上の加速度が検知された位置情報16(星マーク)とを含む。図示の例では道路14上に位置情報16が示されている。一つの位置情報16が一つの検知情報10に対応する。S66の多発領域の特定は、所定の単位領域である判定基準領域の位置を変化させつつ行い、判定基準領域内に閾値C2を超える位置情報16が存在した場合、その判定基準領域を多発領域とする。S63とS66で判定基準領域の大きさは同じである。
図9(D)の例では、位置が異なる判定基準領域R31~R34が図示されている。図示の例では判定基準領域は円形である。閾値C2は閾値C1よりも多い数が設定され、例えば6とされる。判定基準領域R31~R33は位置情報16の数が0、一つ、四つであるので、多発領域とはされない。判定基準領域R34は位置情報16の数が六つであるので多発領域とされる。そして、判定基準領域R34の中心点が要注意地点12として設定される。
このように閾値C2>閾値C1とすることにより、位置精度が低い低レベルの移動端末3から受信した検知情報10については、位置精度が高い高レベルの移動端末3から受信した検知情報10よりも、要注意地点の設定条件を厳しくすることができる。これにより、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10であっても、要注意地点の信頼度を向上することができる。
図9(A)に戻り、S68ではS64で設定された要注意地点、S67で設定された要注意地点が示された地図情報を注意情報11として生成し、生成した注意情報11をDB222に蓄積する。S69ではS68で生成した注意情報11を各移動端末3に配信する。注意情報11の配信は、一斉に配信するものであってもよいし、移動端末3から配信要求を受けた場合にその移動端末3へ配信するものであってもよい。
<第六実施形態>
第五実施形態では、閾値C2>閾値C1とすることにより、位置精度が低い低レベルの移動端末3から受信した検知情報10に関する要注意地点の信頼度を向上した。本実施形態では移動端末3の性能レベルによらず閾値は同じとする一方、検知情報10の数をポイントに換算して多発領域を特定し、かつ、その換算率を移動端末3の性能レベルによって異ならせる。この方式も第五実施形態と同様に、位置精度が低い低レベルの移動端末3から受信した検知情報10については、位置精度が高い高レベルの移動端末3から受信した検知情報10よりも、要注意地点の設定条件を厳しくすることができる。これにより、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10であっても、要注意地点の信頼度を向上することができる。以下、第五実施形態と異なる処理について説明する。
図10(A)は、情報処理装置2の処理のうち、本実施形態における、DB221に蓄積された検知情報10から注意情報11を生成して配信する処理の例であり、図9(A)の処理に代わる処理例である。
S71ではDB221の検知情報10が性能レベル別にソートされる。S72では性能レベル別にソートされた検知情報10の受信回数をポイントに換算する。換算率は高レベルの移動端末3から受信した検知情報10が高く、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10を低くする。一例として、高レベルの移動端末3から受信した検知情報10については一回の受信につき1ポイントとし、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10については一回の受信につき0.5ポイントとする。
S73では、S72で換算したポイントに基づく分布情報が生成される。具体的には、各検知情報10の位置情報とポイントが抽出される。そして、抽出された位置情報とポイントが地図上にプロットされた情報が分布情報として生成される。S74では、S73で生成された分布情報から多発領域が特定され、S75では要注意地点12が設定される。
図10(B)はS74及びS75の処理例を示す模式図である。分布情報は、地図13と、閾値A1以上の加速度が検知された位置情報15a(星マーク)、位置情報15b(三角マーク)とを含む。一つの位置情報15a、15bが一つの検知情報10に対応する。位置情報15aは0.5ポイントを、位置情報15bは1ポイントを、それぞれ示す。つまり、位置情報15aは低レベルの移動端末3から受信した検知情報10の位置情報であり、位置情報15bは高レベルの移動端末3から受信した検知情報10の位置情報である。S74の多発領域の特定は、所定の単位領域である判定基準領域の位置を変化させつつ行い、判定基準領域内のポイントの合計数が閾値を超える場合、その判定基準領域を多発領域とする。
図10(B)の例では、位置が異なる判定基準領域R41~R44が図示されている。図示の例では判定基準領域は円形である。閾値は例えば5ポイントとされる。判定基準領域R41は、位置情報15aの数が六つなのでポイントは3ポイントであり、多発領域とはされない。判定基準領域R42は、位置情報15aの数が二つで、位置情報15bの数が一つなのでポイントは2ポイントであり、多発領域とはされない。判定基準領域R44は、位置情報15aの数が五つで、位置情報15bの数が二つなのでポイントは4.5ポイントであり、多発領域とはされない。判定基準領域R43は、位置情報15aの数が三つで、位置情報15bの数が四つなのでポイントは5.5ポイントであり、多発領域とされる。そして、判定基準領域R43の中心点が要注意地点12として設定される。
このようにポイントの換算率を異ならせることにより、位置精度が低い低レベルの移動端末3から受信した検知情報10については、位置精度が高い高レベルの移動端末3から受信した検知情報10よりも、要注意地点の設定条件を厳しくすることができ、要注意地点の信頼度を向上することができる。
図10(A)に戻り、S76ではS75で設定された要注意地点が示された地図情報を注意情報11として生成し、生成した注意情報11をDB222に蓄積する。S77ではS76で生成した注意情報11を各移動端末3に配信する。注意情報11の配信は、一斉に配信するものであってもよいし、移動端末3から配信要求を受けた場合にその移動端末3へ配信するものであってもよい。
なお、ポイントの換算処理は移動端末3の側で行ってもよい。すなわち、第二実施形態の図8(A)のS31の処理で示したように、移動端末3が自身の性能レベルを認識する。加速度の検知結果が閾値A1以上であった場合、検知情報10を情報処理装置2へ送信する。検知情報10には加速度情報に代えてポイントが含まれる。上記の換算率を採用した場合、ポイントは、低レベルの移動端末3の場合は一律0.5ポイントとなり、高レベルの移動端末3の場合は一律1ポイントとなる。情報処理装置2の側の処理としては、図10(A)のS71、S72の処理が不要となる。
<第七実施形態>
第五実施形態では、閾値C2>閾値C1とすることにより、位置精度が低い低レベルの移動端末3から受信した検知情報10に関する要注意地点の信頼度を向上した。本実施形態では移動端末3の性能レベルによらず閾値は同じとする一方、移動端末3の性能レベルに応じて判定基準領域の範囲を異ならせる。これにより、低レベルの移動端末3における位置情報の誤差の影響を軽減することができる。以下、第五実施形態と異なる処理について説明する。
図11(A)は、情報処理装置2の処理のうち、本実施形態における、DB221に蓄積された検知情報10から注意情報11を生成して配信する処理の例であり、図9(A)の処理に代わる処理例である。図9(A)の処理との違いは、S63がS63’に、S66がS66’に変更されている点にある。
S63’、S66’の処理は、基本的にS63、S66の処理と同じであるが、判定基準領域の大きさが異なる。図11(B)はその説明図である。S63’の高レベルの移動端末3から受信した検知情報10について多発領域を判定する場合、判定基準領域は相対的に狭い判定基準領域Raとする。S66’の低レベルの移動端末3から受信した検知情報10について多発領域を判定する場合、判定基準領域は相対的に広い判定基準領域Rbとする。低レベルの移動端末3から受信した検知情報10の方が、高レベルの移動端末3から受信した検知情報よりも、同じ判定基準領域Rbに属しやすくなる。これにより、低レベルの移動端末3における位置情報の誤差の影響を軽減することができる。位置情報の数の閾値は、S63’、S66’の処理で同じである。しかし、閾値が異なっていてもよい。
なお、本実施形態は、第一実施形態の処理(図6(A)のS23、S26)にも適用可能である。
<第八実施形態>
上記各実施形態では、道路形態によらずに多発領域を特定するための判定基準領域を一定の広さとしたが、道路形態によって判定基準領域の広さを変更してもよい。特に、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10については位置精度が低い可能性があり、道路が密集した地域での検知情報10が、ある道路での加速度の検知結果を別の道路での加速度の検知結果として示されている可能性がある。そこで、低レベルの移動端末3から受信した検知情報10に関しては、道路の粗密によって判定基準領域の広さを変更してもよい。
図12(A)及び図12(B)はその説明図である。図12(A)は地図13上に道路14が一本のみ存在しており、道路の粗密は粗い。この場合、相対的に広い判定基準領域Rcが多発領域の特定に用いられる。図12(B)は地図13上に道路14が複数存在しており、道路の粗密は密である。この場合、相対的に狭い判定基準領域Rdが多発領域の特定に用いられる。図12(B)は比較のために判定基準領域Rcも図示されている。
低レベルの移動端末からの検知情報10に関する判定基準領域の変更は、第一実施形態の処理(図6(A)のS26)、第五実施形態の処理(図9(A)のS66)に適用可能である。
<第九実施形態>
第五~第八実施形態では、移動端末3の性能レベルを高/低の二種類としたが三種類以上であってもよい。この場合、多発領域の特定に用いる閾値も性能レベルに合わせた種類としてもよい。例えば、図6(A)の例では、二種類の性能レベルに合わせて閾値もC1、C2の二種類であるが、性能レベルを三種類とした場合、閾値も三種類としてもよい。また、図10(A)の例ではS72のポイント換算において、性能レベルに合わせた種類の換算率を用意してもよい。例えば、性能レベルを三種類とした場合、換算率も三種類とし、低レベルには低換算率が、中レベルには中換算率が、高レベルには高換算率が、それぞれ適用される。
また、第五~第八実施形態においても、移動端末3から情報処理装置2へ提供する検知情報10として、加速度センサ36の検知結果を例示したが、第三実施形態で述べたことと同様にセンサの種類はこれに限られない。
<第十実施形態>
上記各実施形態では、判定基準領域内の検知情報10の数やポイントを基準として要注意地点を設定したが、これに限られない。例えば、判定基準領域内に極めて大きな加速度の検知結果を示す検知情報10が属する場合、その一つの検知情報10をもってその判定基準領域に要注意地点を設定してもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の情報処理装置、情報処理方法、移動端末、記憶媒体及びプログラムを少なくとも開示する。
1.上記実施形態の情報処理装置(2)は、
移動端末(3)から、該移動端末が備えるセンサ(36)の検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報(10)を受信する受信手段(33)と、
前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段(31,S11,S12)と、
前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段(31,S21-S28,S61-S68,S71-S77)と、を備える。
この実施形態によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
2.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記生成手段は、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値(A2)に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いない(S25)。
この実施形態によれば、精度が低いと推測される検知情報を用いないことで、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
3.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記生成手段は、
前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値(A2)以上である検知情報は、前記注意情報の生成に用いない(S22)。
この実施形態によれば、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した情報と重複する範囲の検知情報は用いないことで、処理負担を軽減することができる。
4.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記センサ(36)は、加速度センサであり、
前記生成手段は、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記加速度センサの検知結果の大きさが、前記閾値としての所定の加速度(A2)に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いない(S25)。
この実施形態によれば、精度が低いと推測される検知情報を用いないことで、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
5.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記生成手段は、
前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記加速度センサの検知結果の大きさが、前記所定の加速度(A2)以上の検知情報は、前記注意情報の生成に用いない(S22)。
この実施形態によれば、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した情報と重複する範囲の検知情報は用いないことで、処理負担を軽減することができる。
6.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記生成手段は、
道路上の同じ領域に属する前記検知情報の数が閾値以上の場合に、その領域に前記要注意地点を設定し(S63,S66)、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数の前記閾値(C2)は、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数の前記閾値(C1)よりも多い数である。
この実施形態によれば、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報について前記要注意地点が設定される条件を厳しくすることで、前記要注意地点の特定精度の低下を防止できる。
7.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記生成手段は、
道路上の同じ領域に属する前記検知情報の数から換算したポイントが閾値以上の場合に、その領域に前記要注意地点を設定し(S74)、かつ、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数を、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数よりも低いポイントに換算する(S72)。
この実施形態によれば、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報について前記要注意地点が設定される条件を厳しくすることで、前記要注意地点の特定精度の低下を防止できる。
8.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記生成手段は、
道路上の同じ領域に属する前記検知情報に基づいて、その領域に前記要注意地点を設定し(S63',S64,S66',S67)、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲(Rb)が、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲(Ra)よりも広い。
この実施形態によれば、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の位置情報の誤差の影響を軽減することができる。
9.上記実施形態の情報処理装置(2)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記生成手段は、
道路上の同じ領域に属する前記検知情報に基づいて、その領域に前記要注意地点を設定し、
前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲が、道路の粗密によって変更される(Rc,Rd)。
この実施形態によれば、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の位置情報の誤差の影響を軽減することができる。
10.上記実施形態の情報処理方法は、
情報処理装置(2)が、移動端末(3)から、該移動端末が備えるセンサ(36)の検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信工程(33)と、
前記情報処理装置が、前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別工程(S11,S12)と、
前記情報処理装置が、前記区別工程により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成工程(S21-S28,S61-S68,S71-S77)と、を備える。
この実施形態によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
11.上記実施形態の移動端末(3)は、
センサ(36)と、
前記センサの検知結果が、該移動端末の性能レベルに対応して設定された範囲に属するか否かを判定する判定手段(31,S42,S52)と、
前記検知結果が前記範囲に属すると前記判定手段が判定した場合に、前記検知結果及び前記移動端末の位置を含む検知情報(10)を、該検知情報に基づき道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する情報処理装置に送信する送信手段(31,33,S45,S55)と、を備える。
この実施形態によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
12.上記実施形態の移動端末(3)では、
前記性能レベルは、第一の性能レベル(低レベル)と、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベル(高レベル)とを含み、
前記センサ(36)は、加速度センサであり、
前記第一の性能レベルに対応した前記範囲は、前記加速度センサの検知結果の大きさが、所定の加速度(A2)以上の範囲である。
この実施形態によれば、精度が低いと推測される検知情報を用いないことで、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
13.上記実施形態の移動端末(3)では、
前記第二の性能レベルに対応した前記範囲は、前記検知結果の大きさが前記所定の加速度(A2)未満の範囲である。
この実施形態によれば、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した情報と重複する範囲の検知情報は用いないことで、処理負担を軽減することができる。
14.上記実施形態の記憶媒体は、
センサ(36)を備えた移動端末(3)を、
前記センサの検知結果が、該移動端末の性能レベルに対応して設定された範囲に属するか否かを判定する判定手段(31,S42,S52)、
前記検知結果が前記範囲に属すると前記判定手段が判定した場合に、前記検知結果及び前記移動端末の位置を含む検知情報(10)を、該検知情報に基づき道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する情報処理装置に送信する送信手段(31,33,S45,S55)、
として機能させるプログラムを記憶する。
この実施形態によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
15.上記実施形態のプログラムは、
センサ(36)を備えた移動端末(3)を、
前記センサの検知結果が、該移動端末の性能レベルに対応して設定された範囲に属するか否かを判定する判定手段(31,S42,S52)、
前記検知結果が前記範囲に属すると前記判定手段が判定した場合に、前記検知結果及び前記移動端末の位置を含む検知情報(10)を、該検知情報に基づき道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する情報処理装置に送信する送信手段(31,33,S45,S55)、
として機能させる。
この実施形態によれば、多様な移動端末から情報を収集しつつ、道路上の要注意地点の特定精度の低下を防止することができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
2 情報処理装置、3 移動端末

Claims (9)

  1. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成手段は、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いず、
    前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値以上である検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記センサは、加速度センサであり、
    前記生成手段は、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記加速度センサの検知結果の大きさが、所定の加速度に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記生成手段は、
    前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記加速度センサの検知結果の大きさが、前記所定の加速度以上の検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成手段は、
    道路上の同じ領域に属する前記検知情報の数が閾値以上の場合に、その領域に前記要注意地点を設定し、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数の前記閾値は、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数の前記閾値よりも多い数である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成手段は、
    道路上の同じ領域に属する前記検知情報の数から換算したポイントが閾値以上の場合に、その領域に前記要注意地点を設定し、かつ、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数を、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報の数よりも低いポイントに換算する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成手段は、
    道路上の同じ領域に属する前記検知情報に基づいて、その領域に前記要注意地点を設定し、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲が、前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲よりも広い、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信手段と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別手段と、
    前記区別手段により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成手段と、を備え、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成手段は、
    道路上の同じ領域に属する前記検知情報に基づいて、その領域に前記要注意地点を設定し、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報に関する前記同じ領域の範囲が、道路の粗密によって変更される、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 情報処理装置が、移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信工程と、
    前記情報処理装置が、前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別工程と、
    前記情報処理装置が、前記区別工程により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成工程と、を備え、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成工程では、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いず、
    前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値以上である検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    移動端末から、該移動端末が備えるセンサの検知結果及び該移動端末の位置を含む検知情報を受信する受信工程と、
    前記移動端末の性能レベルを判別し、その判別結果に基づいて前記検知情報を区別する区別工程と、
    前記区別工程により区別された前記検知情報に基づいて、道路上の要注意地点を示す注意情報を生成する生成工程と
    を実行させるプログラムであって、
    前記性能レベルは、第一の性能レベルと、前記第一の性能レベルよりも性能が高い第二の性能レベルとを含み、
    前記生成工程では、
    前記第一の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値に達しない検知情報は、前記注意情報の生成に用いず、
    前記第二の性能レベルの前記移動端末から受信した前記検知情報のうち、前記検知結果が閾値以上である検知情報は、前記注意情報の生成に用いない、
    ことを特徴とするプログラム
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