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JP6996838B2 - コネクタおよびコネクタユニット - Google Patents

コネクタおよびコネクタユニット Download PDF

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Description

本発明は、電子機器に取り付けられるコネクタおよびコネクタユニットに関する。
例えば、車載用のカメラや、物体を検知するレーダ等の電子機器にケーブル等を接続するために、一対のコネクタが用いられる。一対のコネクタは互いに着脱可能であり、一方のコネクタは電子機器に取り付けられ、他方のコネクタ(相手コネクタ)はケーブルの端部に取り付けられる。下記の特許文献1には、カメラユニットにコネクタを取り付けることにより構成されたカメラモジュールが記載されている。
特開2015-26568号公報
電子機器の多くは、内部の電子部品を電磁シールドするためのシールド構造を備えている。シールド構造には様々なものがある。例えば、電子部品を金属製のケースに収容することにより形成されたシールド構造や、樹脂製のケースの内側に金属板を設け、当該金属板により電子部品の周囲を覆うことにより形成されたシールド構造等がある。また、電子機器にコネクタを取り付ける場合には、当該コネクタの端子と相手コネクタの端子との接続点から当該コネクタの端子と電子機器内部の電子部品との接続点までの部分をも電磁シールドすることが望ましい。このためには、電子部品のシールド構造を当該部分へ拡張することが望ましい。
ところで、電子機器の小型化に伴い、上記シールド構造の小型化が要請されている。この要請に応じるべく、電子機器の構造、または電子部品の配置、あるいはコネクタの取付態様等に応じた専用のシールド構造を設計・製造することで、構造上の無駄を省き、シールド構造をコンパクト化することが考えられる。
しかしながら、一機種に専用のシールド構造を設計・製造する場合、機種が変わるごとに新しい専用のシールド構造を設計・製造しなければならず、製造コストが高くなるという問題がある。
例えば、特許文献1に記載のカメラモジュールにおいては、コネクタの端子を包囲する金属製のグランドシェルとカメラユニットを収容する金属製のケースとを溶着することによりシールド構造が形成されている。このシールド構造においては、グランドシェルとケースとを電気的に接続するために、ケースに形成されたボスを、グランドシェルに形成されたボス挿入部に挿入して両者を溶着するといった特別な構造を有している。この構造から、グランドシェルはカメラモジュールの一機種に専用に設計・製造されるものと考えられる。このため、機種変更があった場合には、変更後の機種に合った新しいグランドシェルを設計・製造しなければならず、金型費等の製造コストが高くなる。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、複数機種の電子機器に適用可能なコンパクトなシールド構造を低コストで実現することができるコネクタおよびコネクタユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタユニットの第1の態様は、電子部品、および電子部品の周囲を覆うことにより電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタユニットであって、相手コネクタが接続される外部コネクタと、外部コネクタと電子機器とを接続する内部コネクタとを備え、外部コネクタは、筒状に形成され、一端側は相手コネクタに臨み、他端側には電子機器に取り付けられる取付部が形成されたハウジングと、ハウジング内に配置され、一端側には相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には内部コネクタの内部端子と接触する第2の接触部が形成された外部端子と、ハウジング内に配置され、両端面が互いに向かい合うように筒状に曲げられた金属平板により形成され、外部端子の外周側を覆い、外部端子を電磁シールドする端子シールド部材と、導電材料により形成され、端子シールド部材の他端側に接合され、電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には第2の接触部を内部端子に臨むように露出させる貫通孔が形成され、シールド構造と共に電子部品を覆うことにより電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、端子シールド部材と機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成され、機器シールド部材の貫通孔の周縁部には、端子シールド部材の軸方向に伸長し、端子シールド部材の外周面に接触する平板部が形成され、内部コネクタは、外部コネクタと電子機器との間に配置され、電子機器に固定されたベース部と、ベース部に支持され、第2の接触部と電子機器の信号経路とを接続する内部端子とを備えている。
本発明のコネクタユニットの第1の態様によれば、端子シールド部材および機器シールド部材により、当該コネクタユニットにおける外部コネクタ外部端子と相手コネクタの相手端子との接続点から電子機器にかけての部分を電磁シールドするシールド構造が形成される。そして、端子シールド部材と機器シールド部材とが互いに独立した部材により形成されているので、当該コネクタユニットを複数の機種に適用する場合には、端子シールド部材については複数機種に共通のものを設計・製造し、機器シールド部材については機種ごとに異なるものを必要に応じて設計・製造することができる。このように、コネクタユニットを複数機種に適用する場合でも、共通の端子シールド部材を用いることができるので、コネクタユニットの製造コストを削減することができる。そして、機器シールド部材については機種ごとに専用のものを用いることができるので、シールド構造のコンパクト化を図ることができる。
また、上述した本発明のコネクタユニットの第1の態様において、端子シールド部材は、四角筒状に屈曲した金属平板により形成されていることが好ましい。
また、上述した本発明のコネクタユニットの第1の態様において、機器シールド部材の対向面において貫通孔の周縁部には一対の第3の接触部が形成され、一対の第3の接触部は、貫通孔の両側にそれぞれ配置され、内部コネクタは、ベース部に支持され、一対の第3の接触部と電子機器の接地経路とをそれぞれ接続する一対の接地端子を備え、一対の接地端子は内部端子の両側にそれぞれ配置されていることが好ましい。
本発明のコネクタユニットの第1の態様によれば、端子シールド部材、機器シールド部材、一対の第3の接触部および一対の接地端子により、外部コネクタの外部端子と相手コネクタの相手端子との接続点から電子機器にかけての部分を電磁シールドするシールド構造を容易に形成することができる。特に、外部端子の第2の接触部の両側に配置された一対の第3の接触部と、内部コネクタの内部端子の両側に配置された一対の接地端子とにより、外部端子と内部端子との接続点付近を電磁シールドするシールド構造を容易に形成することができる。
また、上述した本発明のコネクタユニットの第1の態様において、端子シールド部材の周壁部には、端子シールド部材の内側と外側との間においてポッティング用の樹脂材料を流通させる連通孔が形成されていることが好ましい。
また、上述した本発明のコネクタユニットの第1の態様において、電子機器は、電子部品が設けられ、シールド構造に固定された基板を備え、ベース部は当該基板に固定されていることが好ましい。また、シールド構造は、金属材料により形成され、電子部品を収容するケースであることが好ましい。

上記課題を解決するために、本発明のコネクタの第2の態様は、電子部品、および電子部品の周囲を覆うことにより電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタであって、棒状の外形を有し、一端側には相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には電子機器の電気接続部と接触する第2の接触部が形成された端子と、導電材料により筒状に形成され、端子の外周側を覆い、一端側は相手コネクタに臨み、他端側には電子機器に取り付けられる取付部が形成された端子シールド部材と、導電材料により形成され、端子シールド部材の他端側に接合され、電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には第2の接触部を電子機器の電気接続部に臨むように露出させる貫通孔が形成され、電子機器が有するシールド構造と共に電子部品を覆うことにより電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、端子シールド部材と機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成されている。この態様は、コネクタの端子シールド部材にコネクタのハウジングの機能を持たせたものである。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタユニットの第2の態様は、電子部品、および電子部品の周囲を覆うことにより電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタユニットであって、相手コネクタが接続される外部コネクタと、外部コネクタと電子機器とを接続する内部コネクタとを備え、外部コネクタは、棒状の外形を有し、一端側には相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には内部コネクタの内部端子と接触する第2の接触部が形成された外部端子と、導電材料により筒状に形成され、外部端子の外周側を覆い、一端側は相手コネクタに臨み、他端側には電子機器に取り付けられる取付部が形成された端子シールド部材と、導電材料により形成され、端子シールド部材の他端側に接合され、電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には第2の接触部を内部端子に臨むように露出させる貫通孔が形成され、電子機器が有するシールド構造と共に電子部品を覆うことにより電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、端子シールド部材と機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成され、機器シールド部材の対向面において貫通孔の周縁部には、内部コネクタの一対の接地端子とそれぞれ接触する一対の第3の接触部が形成され、一対の第3の接触部は、貫通孔の両側にそれぞれ配置され、内部コネクタは、外部コネクタと電子機器との間に配置され、電子機器に固定されたベース部と、ベース部に支持され、第2の接触部と電子機器の信号経路とを接続する内部端子と、ベース部に支持され、一対の第3の接触部と電子機器の接地経路とをそれぞれ接続する一対の接地端子とを備え、一対の接地端子は、内部端子の両側にそれぞれ配置され、外部端子の伸長方向と直交する方向において互いに平行に伸長している。この態様は、外部コネクタの端子シールド部材に外部コネクタのハウジングの機能を持たせたものである。
本発明によれば、複数機種の電子機器に適用可能なコンパクトなシールド構造を低コストで実現することができる。
本発明の第1の実施形態のコネクタユニット、電子機器および相手コネクタ等を示す部分断面図である。 相手コネクタ等を示す断面図である。 側方から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタを示す外観図である。 上方から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタを示す外観図である。 下方から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタを示す外観図である。 図4中の矢示VI-VI方向から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタを示す断面図である。 上側方から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタの分解図である。 下側方から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタの分解図である。 相手コネクタを外部コネクタに嵌合した際のケーブルの引出方向を任意に選択できる構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の外部コネクタにおける端子シールド部材および機器シールド部材を示す外観図である。 本発明の第1の実施形態の外部コネクタの端子シールド部材を示す外観図である。 本発明の第1の実施形態の外部コネクタにおいて防水層が形成される前の状態を示す説明図である。 図12中の矢示XIII-XIII方向から見た本発明の第1の実施形態の外部コネクタにおいて防水層が形成される前の状態を示す説明図である。 上側方から見た本発明の第1の実施形態の内部コネクタを示す外観図である。 上方から見た本発明の第1の実施形態の内部コネクタを示す外観図である。 側方から見た本発明の第1の実施形態の内部コネクタを示す外観図である。 図15中の矢示XVII-XVII方向から見た本発明の第1の実施形態の内部コネクタを示す断面図である。 本発明の第2の実施形態のコネクタユニット、電子機器および相手コネクタ等を示す部分断面図である。 本発明の各実施形態の外部コネクタにおける機器シールド部材の変形例を示す外観図である。 本発明の各実施形態の外部コネクタにおける端子シールド部材および機器シールド部材の変形例を示す外観図である。 本発明の第1の実施形態のコネクタユニットの変形例を示す断面図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のコネクタユニット11、電子機器81および相手コネクタ87等を示している。図2は相手コネクタ87等を示している。なお、図中の右側に描いた矢印が示すZ1方向は上方向であり、Z2方向は下方向である。図1に示すように、電子機器81にはコネクタユニット11が取り付けられ、コネクタユニット11には相手コネクタ87が接続される。以下、説明の便宜上、図1に示すように、コネクタユニット11が取り付けられた部分が上向きとなるように電子機器81が配置され、コネクタユニット11に相手コネクタ87が上方から接続される場合を例にあげる。
コネクタユニット11は種々の電子機器81に取り付けることができる。本実施形態における電子機器81は例えば車載用のカメラモジュールである。電子機器81は、撮像素子および信号処理回路等の電子部品を有する電子機器本体82と、電子機器本体82が実装された基板83と、電子機器本体82および基板83を収容するケース84と、レンズ86等を備えている。
ケース84は箱状に形成され、ケース84内に、電子機器本体82が実装された基板83が固定されている。ケース84は、金属材料により形成されており、電子機器81を電磁シールドするシールド構造を構成している。また、ケース84にはレンズ孔85が形成され、レンズ孔85にはレンズ86が設けられている。
コネクタユニット11は、外部コネクタ12および内部コネクタ41を備えている。外部コネクタ12は、電子機器81の外側へ臨むように電子機器81に取り付けられており、外部コネクタ12には相手コネクタ87が接続される。内部コネクタ41は、電子機器81のケース84内に配置されており、外部コネクタ12と電子機器81とを接続する。
相手コネクタ87はL型のコネクタであり、図2に示すように、水平方向に伸長する基端部88と、垂直方向に伸長する先端部89とを備えている。そして、基端部88がケーブル95の端部に取り付けられている。先端部89には、外部コネクタ12の嵌合部14と嵌合する相手嵌合部90と、外部コネクタ12の係止部15に係合する相手係合部91と、外部コネクタ12の外部端子20と接触して電気的に接続される4個の相手端子92(2個のみ図示)と、外部コネクタ12の端子シールド部材25と接触して電気的に接続される相手シールド部材93とが設けられている。また、ケーブル95は、4本の内部ケーブル96(2本のみ図示)の外周側を外部導体97で包囲し、外部導体97の外周側を外部被膜98で覆うことにより形成されている。また、各内部ケーブル96は内部導体99の外周側を絶縁体100で包囲することにより形成されている。内部ケーブル96の内部導体99は相手端子92にそれぞれ電気的に接続され、外部導体97は相手シールド部材93に電気的に接続されている。
図3ないし図8はコネクタユニット11の外部コネクタ12を示している。詳しくは、図3、図4および図5は外部コネクタ12を側方、上方および下方からそれぞれ見た図である。また、図6は、図4中の矢示VI-VI方向から見た外部コネクタ12の断面を示す図である。また、図7および図8は外部コネクタ12を分解した状態を上側方および下側方からそれぞれ見た図である。
外部コネクタ12は、図7に示すように、ハウジング13、4個の外部端子20、端子支持部材23、端子シールド部材25、および機器シールド部材30を備えている。
ハウジング13は、図7に示すように、樹脂等の非導電材料により筒状に形成されている。相手コネクタ87に臨むハウジング13の上部には、図3に示すように、相手コネクタ87における相手嵌合部90と嵌合される嵌合部14が形成されている。また、嵌合部14の外周側には、嵌合部14に嵌合された相手嵌合部90を係止する凸状の係止部15が形成されている。係止部15は、図4に示すように、嵌合部14の外周側に例えば4個形成され、嵌合部14の周方向においてそれぞれ等間隔に配置されている。嵌合部14に相手嵌合部90が嵌合されたときには、4個の係止部15のうちの1個が相手コネクタ87における相手係合部91に係合する。また、嵌合部14の内周側には、相手コネクタ87の嵌合方向を規制する凸状のキー16が形成されている。キー16は、嵌合部14の内周側に例えば2個形成され、嵌合部14の周方向において互いに異なる間隔となるように配置されている。
また、ハウジング13の下部の中央部には、図6に示すように、外部端子20、端子支持部材23および端子シールド部材25を挿入する挿入部17が形成されている。挿入部17の内径は嵌合部14の内径よりも小さく、嵌合部14と挿入部17との間には段部18が形成されている。また、ハウジング13の下部外周側には、外部コネクタ12を電子機器81に取り付けるための取付部19が形成されている。取付部19は、ハウジング13の外周面から径方向外向きに張り出したフランジ状に形成されている。図1に示すように、取付部19が電子機器81のケース84に例えば融着またはねじ止め等の手段によって固定されることにより、外部コネクタ12が電子機器81に取り付けられる。
ここで、外部コネクタ12は、相手コネクタ87を外部コネクタ12に嵌合した際のケーブル95の引出方向を任意に選択できるように構成されている。すなわち、図4に示すように、外部コネクタ12のハウジング13の嵌合部14および係止部15は、外部コネクタ12を上方から見たときに90度の回転対称となるように形成されている。これにより、相手コネクタ87に形成されたキーの配置を変更するだけで、相手コネクタ87を外部コネクタ12に嵌合する向きを変えることができ、相手コネクタ87を外部コネクタ12に嵌合した際のケーブル95の引出方向を変えることができる。図9(A)ないし(D)は、相手コネクタ87を外部コネクタ12に嵌合した際のケーブル95の4通りの引出方向を示している。
一方、各外部端子20は、図6に示すように、棒状の外形を有し、黄銅またはリン青銅等の金属材料の表面に例えば金または錫めっきを施すことにより形成されている。各外部端子20の上端部には相手コネクタ87に設けられた相手端子92と接触する第1の接触部21が形成されている。各外部端子20の下端部には内部コネクタ41の内部端子45(電子機器81の電気接続部)と接触する第2の接触部22が形成されている。図5に示すように、各外部端子20の第2の接触部22は、外部端子20の軸方向と直交する方向に大きく拡がる下面を有する平板状に形成されている。第2の接触部22の当該下面の面積は、第1の接触部21の横断面の面積よりも大幅に大きい。このように、第2の接触部22の下面の面積を大きくすることにより、外部コネクタ12と内部コネクタ41との位置が左、右、前または後ろにずれても、外部コネクタ12の外部端子20と内部コネクタ41の内部端子45とを確実に接触させることができる。
端子支持部材23は、図7に示すように、各外部端子20を位置決めして支持する部材である。端子支持部材23は樹脂等の非導電材料により形成されている。各外部端子20は、その下部が端子支持部材23に形成された孔に挿入されることにより端子支持部材23に支持されている。
端子シールド部材25は、各外部端子20を電磁シールドする部材である。端子シールド部材25は、筒状の形状を有し、金属等の導電材料の表面に例えば金またはニッケルめっきを施すことにより形成されている。各外部端子20は端子支持部材23に支持された状態で、端子シールド部材25の内側に挿入されている。端子シールド部材25は、図6に示すように、各外部端子20において第2の接触部22を除く部分の外周側を覆っている。また、端子シールド部材25の上端は、各外部端子20の上端よりも高い位置にある。また、図1および図2に示すように、外部コネクタ12に相手コネクタ87が嵌合されたときには、相手コネクタ87における相手シールド部材93が端子シールド部材25に接触し、両者間の電気的接続が形成される。また、端子支持部材23および端子シールド部材25には、端子支持部材23を端子シールド部材25に挿入した状態で互いに係止される係止機構がそれぞれ形成されており、これら係止機構により、端子支持部材23は端子シールド部材25内に支持されている。
また、図8に示すように、端子シールド部材25の下端部には一対の平板部26が形成されている。各平板部26は、端子シールド部材25の下端部から径方向外向きに、かつ互いに反対向きに拡がっている。ここで、図10は、端子シールド部材25と機器シールド部材30とが接続された状態を示している。図10に示すように、端子シールド部材25は、各平板部26が機器シールド部材30の載置面30Aに載置され、載置面30Aに溶着されることにより、機器シールド部材30と接合される。また、これにより両者の電気的接続が形成される。
機器シールド部材30は、電子機器81を電磁シールドするシールド構造の一部を形成する部材である。機器シールド部材30は、図7に示すように、板状の形状を有し、金属等の導電材料の表面に例えばニッケルめっきを施すことにより形成されている。また、機器シールド部材30は、端子シールド部材25と独立した部材により形成されており、端子シールド部材25に溶接により接合されている。また、機器シールド部材30の上面は、図10に示すように、端子シールド部材25の各平板部26を載置して溶着する載置面30Aとなっている。また、機器シールド部材30の下面は、図1に示すように、電子機器81に対向する対向面30Bとなっている。また、機器シールド部材30の中央には貫通孔31が形成されている。各外部端子20の第2の接触部22は、図5に示すように、貫通孔31を介して、外部コネクタ12の外部に露出し、内部コネクタ41の内部端子45に臨んでいる。
また、図6に示すように、機器シールド部材30は、ハウジング13の下面を覆っており、ハウジング13の外部に露出している。そして、図1に示すように、外部コネクタ12が電子機器81に取り付けられた状態では、機器シールド部材30は電子機器81のケース84に接触する。これにより、機器シールド部材30はケース84と電気的に接続され、電子機器81を電磁シールドするシールド構造の一部となる。端子シールド部材25および機器シールド部材30により、各外部端子20と相手コネクタの相手端子との接続点から電子機器にかけての部分を電磁シールドするシールド構造が形成される。
また、外部コネクタ12において、端子シールド部材25と機器シールド部材30とが互いに独立した部材により形成されているので、外部コネクタ12またはコネクタユニット11を複数の機種に適用する場合には、端子シールド部材25については複数機種に共通のものを設計・製造し、機器シールド部材30については機種ごとに異なるものを必要に応じて設計・製造することができる。このように、本実施形態による外部コネクタ12によれば、外部コネクタ12またはコネクタユニット11を複数機種に適用する場合でも、共通の端子シールド部材25を用いることができるので、外部コネクタ12またはコネクタユニット11の製造コストを削減することができる。そして、機器シールド部材30については、機種ごとに専用のものを用いることができるので、機器シールド部材30またはシールド構造の構造上の無駄を省き、シールド構造をコンパクト化することができる。
また、端子シールド部材25と機器シールド部材30とは、端子シールド部材25の各平板部26を機器シールド部材30の載置面30Aに重ね合わせて溶着するといった単純な方法により接合されている。したがって、端子シールド部材25と機器シールド部材30を簡単に接合することができる。よって、端子シールド部材25と機器シールド部材30とを別部材化したことより製造の複雑化が生じることを防止することができる。
また、図8に示すように、機器シールド部材30の対向面30Bにおいて貫通孔31の周縁部には、機器シールド部材30と内部コネクタ41の接地端子46とを接続するための第3の接触部33が形成されている。貫通孔31の周縁部には一対の第3の接触部33が形成されている。各第3の接触部33は、機器シールド部材30の対向面30Bに部分めっきを施すことにより形成されている。めっき材料は例えば金または錫等の導電性の高い金属であることが好ましい。一対の第3の接触部33は、貫通孔31の両側にそれぞれ配置されている。一対の第3の接触部33の位置は、内部コネクタ41の一対の接地端子46の位置と対応している。また、図5に示すように、一対の第3の接触部33は、4個の外部端子20の第2の接触部22の外周側に配置されている。図1に示すように、外部コネクタ12および内部コネクタ41が電子機器81に取り付けられ、外部コネクタ12に相手コネクタ87が嵌合されたときには、例えばケーブル95の外部導体97に接続された相手コネクタ87の相手シールド部材93、端子シールド部材25、機器シールド部材30、各第3の接触部33、各接地端子46、および各接地端子46に接続された電子機器本体82の回路における接地経路が電気的に接続される。
このように機器シールド部材30に第3の接触部33を形成したことにより、電子機器81の接地接続を容易に行うことができる。また、第3の接触部33を、貫通孔31の両側、すなわち4個の外部端子20の第2の接触部22の外周側に配置したことにより、内部コネクタ41の一対の接地端子46と協働して、外部コネクタ12と電子機器81との間の信号経路を容易に電磁シールドすることができる。
図11ないし図13は、外部コネクタ12のハウジング13内に防水層28を形成するための構造を示している。外部コネクタ12のハウジング13内には、図6に示すように、防水層28が形成されている。防水層28は、ハウジング13の嵌合部14内に水等が入ったときに、その水等が電子機器81のケース84内に浸入することを防止する機能を有している。防水層28は、ハウジング13内において段部18上、および端子シールド部材25内において端子支持部材23上に形成され、挿入部17と端子シールド部材25との間の隙間、端子シールド部材25と端子支持部材23との間の隙間、および各外部端子20と端子支持部材23との間の隙間を塞いでいる。
防水層28はポッティングにより形成される。すなわち、防水層28は、外部コネクタ12の製造時において、各外部端子20、端子支持部材23、端子シールド部材25および機器シールド部材30をハウジング13に組み付けた後に、ハウジング13の嵌合部14の上部開口部から、液状またはゲル状の樹脂材料を注入し、その後、注入した樹脂材料を硬化させることにより形成される。図11に示すように、端子シールド部材25の周壁部には、端子シールド部材25の内側と外側とを連通させる複数の連通孔27が形成されている。各連通孔27は、図12に示すように、ハウジング13の段部18上の、防水層28が形成される部分に配置されている。また、各連通孔27は、端子シールド部材25の周壁部に全周に亘って多数形成されている。嵌合部14の上部開口部から注入された樹脂材料は、各連通孔27を流通し、ハウジング13内における段部18上、および端子シールド部材25内における端子支持部材23上の双方の領域に行き渡る。これにより、防水層28による防水効果を高めることができ、水等のケース84内への浸入を確実に防止することができる。また、樹脂材料をハウジング13内において端子シールド部材25の外側に注入すれば、樹脂材料は各連通孔27を流通して端子シールド部材25内に流入するので、樹脂材料を端子シールド部材25内に直接注入しなくても適切に防水層28を形成することができる。したがって、樹脂材料の注入時に樹脂材料が端子シールド部材25内に配置された外部端子20の第1の接触部21に付着することを防止することができる。
図14ないし図16は、コネクタユニット11の内部コネクタ41を上側方、上方および側方からそれぞれ見た図である。また、図17は、図15中の矢示XVII-XVII方向から見た内部コネクタ41の断面を示す図である。図14に示すように、内部コネクタ41は、いわゆるコンプレッションコネクタであり、ベース部42、4個の内部端子45、および2個の接地端子46を備えている。
ベース部42は、各内部端子45および各接地端子46を支持する部材である。ベース部42は、樹脂等の非導電材料により形成され、図1に示すように、下面側が電子機器81の基板83に固定され、上面側が外部コネクタ12に臨んでいる。ベース部42には、4個の内部端子45および2個の接地端子46をそれぞれ装着する端子装着部43が合計6個形成されている。
内部端子45は、金属材料により形成されている。内部端子45の一端側には、基板83に形成されたパッド等の導電パターンに半田付けされる接続部45Aが形成され、接続部45Aはベース部42の下部から側方に突出している。内部端子45の他端側には、外部コネクタ12における外部端子20の第2の接触部22に接触する接触部45Bが形成され、接触部45Bはベース部42から上方に突出している。また、内部端子45の接触部45Bは、上方から圧力を加えたときに下方へ弾性変形する。また、図16または図17に示すように、内部端子45の接触部45Bが下方へ弾性変形したときに、内部端子45の他端45Cが、自身の他の部分に接触して電気的なループが形成されることのないように、内部端子45の他端45Cの縁部はベース部42に形成された受け部44に支持され、その変位が規制されている。接地端子46も内部端子45と同様に構成されている。また、内部端子45は電子機器81の信号経路と接続され、接地端子46は電子機器81の接地経路と接続されている。
内部端子45の個数および配置は、外部コネクタ12における外部端子20の個数および第2の接触部22の配置に対応している。また、接地端子46の個数および配置は、外部コネクタ12の第3の接触部33の個数および配置に対応している。各内部端子45は、ベース部42の中央側の部分に配置されている。2個の接地端子46は、ベース部42の外側の部分にそれぞれ配置され、内部端子45の両側にそれぞれ位置している。また、2個の接地端子46は、図15に示すように、外部端子20の伸長方向と直交する方向において互いに平行に伸長している。
このように、外部端子20の第2の接触部22の両側に配置された一対の第3の接触部33と、内部コネクタ41の内部端子45の両側に配置された一対の接地端子46とにより、外部端子20と内部端子45との接続点付近を電磁シールドするシールド構造を容易に形成することができる。さらに、一対の接地端子46を、外部端子20の伸長方向と直交する方向において互いに平行に伸長する構成とすることで、一対の接地端子46を、内部端子45を電磁シールドする隔壁として機能させることができ、内部端子45の電磁シールド効果を高めることができる。
(第2の実施形態)
図18は、本発明の第2の実施形態のコネクタユニット51、電子機器101および相手コネクタ87等を示している。図18に示すように、第2の実施形態のコネクタユニット51において、外部コネクタ52の機器シールド部材53は上板部(板部)、左、右、前、後の側板部、および下板部を有する箱状に形成されている。また、第2の実施形態における電子機器101のケース104は樹脂等の非導電材料により形成されている。その余の部分は、上述した第1の実施形態と同じである(同一の構成要素に同一の符号を付し、説明を省略する)。
図1と図18とを比較するとわかる通り、上述した第1の実施形態における電子機器81は、金属製のケース84により電子機器81を包囲することにより電子機器81を電磁シールドするシールド構造を有している。これに対し、第2の実施形態における電子機器101は、樹脂製のケース104の内部に設けられた箱状の機器シールド部材53により電子機器101を包囲することにより電子機器101を電磁シールドするシールド構造を有している。このように、第1の実施形態における電子機器81と第2の実施形態における電子機器101とではシールド構造が互いに異なる。このようにシールド構造が異なる電子機器81、101のそれぞれに本発明の実施形態による外部コネクタまたはコネクタユニットを適用する場合、機器シールド部材については、2種類の機器シールド部材30、53を設計・製造する必要があるものの、端子シールド部材25およびその他の部材については1種類の共通のものを設計・製造すればよい。したがって、外部コネクタおよびコネクタユニットの製造コストを削減することができる。
なお、上述した各実施形態では、図10に示すように、端子シールド部材25の下端に形成された一対の平板部26が機器シールド部材30(53)の載置面30Aに載置されて溶着されることにより、端子シールド部材25と機器シールド部材30(53)とが互いに接合されている。しかし、これに代え、図19および図20に示すように、平板部64を機器シールド部材62に形成してもよい。具体的に説明すると、端子シールド部材61には平板部を形成しない。一方、機器シールド部材62の貫通孔63の周縁部には、上方に伸長する一対の平板部64(またはタブ)を形成する。各平板部64を端子シールド部材61の外周面に溶着することにより、端子シールド部材61と機器シールド部材62とを接合する。
また、上述した各実施形態では、図1(図18)および図2を見るとわかる通り、外部コネクタ12(52)のハウジング13に形成された嵌合部14が相手コネクタ87における相手嵌合部90と嵌合し、かつハウジング13に形成された係止部15が相手コネクタ87における相手係合部91と係合することにより、外部コネクタ12(52)と相手コネクタ87とが接続され、抜け止めされた状態で保持される。しかし、外部コネクタ12(52)と相手コネクタ87とを接続して保持するための構成はこれに限定されない。例えば、外部コネクタ12(52)の端子シールド部材25が相手コネクタ87における相手シールド部材93に嵌合または係合することにより、外部コネクタ12と相手コネクタ87とを接続して保持する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、ハウジング13を非導電材料により形成する場合を例にあげたが、ハウジング13を金属等の導電材料により形成してもよい。また、図21に示すコネクタユニット71の外部コネクタ72のように、端子シールド部材73にハウジングとしての機能を持たせ、ハウジングを廃してもよい。この場合には、相手コネクタに臨む端子シールド部材73の上部に、相手コネクタと嵌合または係合する構造を形成し、端子シールド部材73の下部外周側に、外部コネクタ72を電子機器81に取り付けるための取付部74を形成する。
また、上述した各実施形態では、外部コネクタ12(52)において、端子シールド部材25と機器シールド部材30(53)とを溶着する場合を例にあげたが、ねじ止め等の他の簡単な方法で両者を接合してもよい。また、上述した各実施形態では、機器シールド部材30(53)の貫通孔31の周縁部に一対の第3の接触部33を形成する場合を例にあげたが、貫通孔31の周縁部に1個または3個以上の第3の接触部33を形成する構成としてもよい。また、外部コネクタ12(52)において外部端子20の個数は限定されず、また、外部端子20の第1の接触部21を筒状の雌型としてもよい。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うコネクタおよびコネクタユニットもまた本発明の技術思想に含まれる。
11、51、71 コネクタユニット
12、52、72 外部コネクタ
13 ハウジング
14 嵌合部
19、74 取付部
20 外部端子
21 第1の接触部
22 第2の接触部
23 端子支持部材
25、61、73 端子シールド部材
26、64 平板部
27 連通孔
28 防水層
30、53、62 機器シールド部材
30A 載置面
30B 対向面
31 貫通孔
33 第3の接触部
41 内部コネクタ
42 ベース部
45 内部端子
46 接地端子
81、101 電子機器
83 基板
84、104 ケース
87 相手コネクタ

Claims (8)

  1. 電子部品、および前記電子部品の周囲を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタユニットであって、
    相手コネクタが接続される外部コネクタと、前記外部コネクタと前記電子機器とを接続する内部コネクタとを備え、
    前記外部コネクタは、
    筒状に形成され、一端側は前記相手コネクタに臨み、他端側には前記電子機器に取り付けられる取付部が形成されたハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され、一端側には前記相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には前記内部コネクタの内部端子と接触する第2の接触部が形成された外部端子と、
    前記ハウジング内に配置され、両端面が互いに向かい合うように筒状に曲げられた金属平板により形成され、前記外部端子の外周側を覆い、前記外部端子を電磁シールドする端子シールド部材と、
    導電材料により形成され、前記端子シールド部材の他端側に配置され、前記電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には前記第2の接触部を前記内部端子に臨むように露出させる貫通孔が形成され、前記シールド構造と共に前記電子部品を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、
    前記端子シールド部材と前記機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成され、
    前記機器シールド部材の前記貫通孔の周縁部には、前記端子シールド部材の軸方向に伸長し、前記端子シールド部材の外周面に接触する平板部が形成され、
    前記内部コネクタは、
    前記外部コネクタと前記電子機器との間に配置され、前記電子機器に固定されたベース部と、
    前記ベース部に支持され、前記第2の接触部と前記電子機器の信号経路とを接続する前記内部端子とを備えていることを特徴とするコネクタユニット。
  2. 前記端子シールド部材は、四角筒状に屈曲した金属平板により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタユニット。
  3. 前記機器シールド部材の前記対向面において前記貫通孔の周縁部には一対の第3の接触部が形成され、
    前記一対の第3の接触部は、前記貫通孔の両側にそれぞれ配置され、
    前記内部コネクタは、
    前記ベース部に支持され、前記一対の第3の接触部と前記電子機器の接地経路とをそれぞれ接続する一対の接地端子を備え、
    前記一対の接地端子は前記内部端子の両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタユニット。
  4. 前記端子シールド部材の周壁部には、前記端子シールド部材の内側と外側との間においてポッティング用の樹脂材料を流通させる連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコネクタユニット。
  5. 前記電子機器は、
    前記電子部品が設けられ、前記シールド構造に固定された基板を備え、
    前記ベース部は前記基板に固定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコネクタユニット。
  6. 前記シールド構造は、金属材料により形成され、前記電子部品を収容するケースであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコネクタユニット。
  7. 電子部品、および前記電子部品の周囲を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタであって、
    棒状の外形を有し、一端側には相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には前記電子機器の電気接続部と接触する第2の接触部が形成された端子と、
    導電材料により筒状に形成され、前記端子の外周側を覆い、一端側は前記相手コネクタに臨み、他端側には前記電子機器に取り付けられる取付部が形成された端子シールド部材と、
    導電材料により形成され、前記端子シールド部材の他端側に接合され、前記電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には前記第2の接触部を前記電子機器の電気接続部に臨むように露出させる貫通孔が形成され、前記シールド構造と共に前記電子部品を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、
    前記端子シールド部材と前記機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成されていることを特徴とするコネクタ。
  8. 電子部品、および前記電子部品の周囲を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドするシールド構造を有する電子機器に取り付けられるコネクタユニットであって、
    相手コネクタが接続される外部コネクタと、前記外部コネクタと前記電子機器とを接続する内部コネクタとを備え、
    前記外部コネクタは、
    棒状の外形を有し、一端側には前記相手コネクタに設けられた相手端子と接触する第1の接触部が形成され、他端側には前記内部コネクタの内部端子と接触する第2の接触部が形成された外部端子と、
    導電材料により筒状に形成され、前記外部端子の外周側を覆い、一端側は前記相手コネクタに臨み、他端側には前記電子機器に取り付けられる取付部が形成された端子シールド部材と、
    導電材料により形成され、前記端子シールド部材の他端側に接合され、前記電子機器に対向する対向面を有する板部を含み、当該板部には前記第2の接触部を前記内部端子に臨むように露出させる貫通孔が形成され、前記シールド構造と共に前記電子部品を覆うことにより前記電子部品を電磁シールドする機器シールド部材とを備え、
    前記端子シールド部材と前記機器シールド部材とは互いに独立した部材により形成され、
    前記機器シールド部材の前記対向面において前記貫通孔の周縁部には、前記内部コネクタの一対の接地端子とそれぞれ接触する一対の第3の接触部が形成され、前記一対の第3の接触部は、前記貫通孔の両側にそれぞれ配置され、
    前記内部コネクタは、
    前記外部コネクタと前記電子機器との間に配置され、前記電子機器に固定されたベース部と、
    前記ベース部に支持され、前記第2の接触部と前記電子機器の信号経路とを接続する前記内部端子と、
    前記ベース部に支持され、前記一対の第3の接触部と前記電子機器の接地経路とをそれぞれ接続する前記一対の接地端子とを備え、
    前記一対の接地端子は、前記内部端子の両側にそれぞれ配置され、前記外部端子の伸長方向と直交する方向において互いに平行に伸長していることを特徴とするコネクタユニット。
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