[go: up one dir, main page]

JP6992417B2 - ドライバ状態検出装置 - Google Patents

ドライバ状態検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6992417B2
JP6992417B2 JP2017214788A JP2017214788A JP6992417B2 JP 6992417 B2 JP6992417 B2 JP 6992417B2 JP 2017214788 A JP2017214788 A JP 2017214788A JP 2017214788 A JP2017214788 A JP 2017214788A JP 6992417 B2 JP6992417 B2 JP 6992417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
vehicle
face
lane
control routine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017214788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019087029A (ja
Inventor
潤 佐藤
健 松村
健一郎 原
和寛 友末
純也 春日井
航一郎 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017214788A priority Critical patent/JP6992417B2/ja
Publication of JP2019087029A publication Critical patent/JP2019087029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6992417B2 publication Critical patent/JP6992417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明はドライバ状態検出装置に関する。
従来、車両に設けられた撮像手段を用いて脇見等のドライバ状態を検出するための装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の脇見判定装置では、撮像手段によって出力されたドライバの顔画像からドライバの視線を検出し、検出された視線が所定範囲外にある場合にドライバが脇見をしていると判定される。
特開2012-058769号公報
ところで、車両の車線変更が行われる場合、ドライバは安全確認のために視線を正面からずらして移動先の車線を見る必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の脇見判定装置では、ドライバが安全確認のために横又は斜め後方を向いているにも拘わらず、ドライバが脇見をしていると判定されてしまう。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、車線変更のためにドライバが安全確認を行った場合に、ドライバが脇見をしていると誤判定することを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、車両のドライバの顔を撮影して該ドライバの顔画像を生成するドライバモニタカメラと、前記顔画像に基づいて前記ドライバの顔向き又は視線を検出する顔情報検出部と、前記ドライバの顔向き又は視線が脇見判定条件を満たした場合に前記ドライバが脇見をしていると判定するドライバ状態判定部とを備え、前記ドライバ状態判定部は、前記車両の車線変更が行われる可能性が高いと判定した場合には、前記脇見判定条件を緩め又は脇見判定を行わない、ドライバ状態検出装置が提供される。
本発明によれば、車線変更のためにドライバが安全確認を行った場合に、ドライバが脇見をしていると誤判定することを抑制することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るドライバ状態検出装置の構成を示すブロック図である。 図2は、ドライバ状態検出装置を搭載した車両の内部を概略的に示す図である。 図3は、第一実施形態における脇見判定条件設定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図4は、第一実施形態におけるドライバ状態判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図5は、第二実施形態における車線変更予測処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態におけるドライバ状態判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
<第一実施形態>
以下、図1~図4を参照して、本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係るドライバ状態検出装置の構成を示すブロック図である。ドライバ状態検出装置1は、車両に搭載され、車両のドライバの状態を検出する。ドライバ状態検出装置1はドライバモニタカメラ10及び電子制御ユニット(ECU)20を備える。
図2は、ドライバ状態検出装置を搭載した車両の内部を概略的に示す図である。ドライバモニタカメラ10は車両80(自車両)のドライバの顔を撮影してドライバの顔画像を生成する。ドライバモニタカメラ10は車両80の内部に設けられる。具体的には、図2に示すように、ドライバモニタカメラ10は車両80のステアリングコラム81の上部に設けられる。図2には、ドライバモニタカメラ10の投影範囲が破線で示されている。なお、ドライバモニタカメラ10は、車両80のステアリング82、ルームミラー、メータパネル、メータフード等に設けられてもよい。また、ドライバ状態検出装置1は複数のドライバモニタカメラ10を備えていてもよい。
ドライバモニタカメラ10はカメラ及び投光器から構成される。例えば、カメラはCMOS(相補型金属酸化膜半導体)カメラ又はCCD(電荷結合素子)カメラであり、投光器はLED(発光ダイオード)である。また、夜間等の低照度時においてもドライバに不快感を与えることなくドライバの顔を撮影できるように、好ましくは、投光器は近赤外LEDである。例えば、投光器は、カメラの両側に配置された二個の近赤外LEDである。また、カメラには可視光カットフィルタのようなフィルタが設けられてもよい。ドライバモニタカメラ10によって生成されたドライバの顔画像はドライバモニタカメラ10からECU20に送信される。
ECU20は、読み出し専用メモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)のようなメモリ、中央演算装置(CPU)、入力ポート、出力ポート、通信モジュール等を備えたマイクロコンピュータである。本実施形態では、一つのECU20が設けられているが、機能毎に複数のECUが設けられていてもよい。ECU20は顔情報検出部21及びドライバ状態判定部22を有する。
顔情報検出部21はドライバの顔情報を検出する。具体的には、顔情報検出部21は、ドライバモニタカメラ10によって生成されたドライバの顔画像に基づいてドライバの顔向き又は視線を検出する。
顔情報検出部21は、例えば、以下の方法によってドライバの顔向きを検出する。顔情報検出部21は、ドライバが正面を向いているときの顔形状データを予め記憶している。顔形状データは、一般的な人間の顔のデータであっても、ドライバ毎に取得されてもよい。顔形状データはECU20のメモリに記憶される。顔情報検出部21は、生成されたドライバの顔画像と、顔形状データとのマッチングを行う。顔情報検出部21は、両者の一致率が最大となるようにドライバの顔画像を回転させ、一致率が最大となるときの回転角度からドライバの顔向きを検出する。
また、顔情報検出部21は以下の方法によってドライバの顔向きを検出してもよい。顔情報検出部21は、ドライバの顔向きが異なる複数の顔形状データを予め記憶している。顔形状データは、一般的な人間の顔のデータであっても、ドライバ毎に取得されてもよい。顔形状データはECU20のメモリに記憶される。顔情報検出部21は、生成されたドライバの顔画像と、複数の顔形状データとのマッチングを行う。顔情報検出部21は、両者の一致率が最大となる顔形状データの顔向きをドライバの顔向きとして検出する。また、顔情報検出部21は、特開2000-976762号公報又は特開2003-44853号公報に記載されたような他の公知の手法によってドライバの顔向きを検出してもよい。
顔情報検出部21は、例えば、以下の方法によってドライバの視線を検出する。顔情報検出部21は、生成されたドライバの顔画像から顔領域を特定し、眼、鼻、口等の顔部品の特徴点を抽出することによって顔部品を検出する。さらに、顔情報検出部21は、プルキニエ像(角膜反射像)の位置と瞳孔中心の位置とを検出し、プルキニエ像と瞳孔中心との位置関係に基づいてドライバの視線を検出する。なお、顔情報検出部21は、プルキニエ像と瞳孔中心との位置関係と、検出されたドライバの顔向きとに基づいてドライバの視線を検出してもよい。
ドライバ状態判定部22はドライバの状態を判定する。具体的には、ドライバ状態判定部22は、顔情報検出部21によって検出されたドライバの顔向き又は視線が脇見判定条件を満たした場合にドライバが脇見をしていると判定する。例えば、ドライバ状態判定部22は、ドライバの顔向き又は視線が閾値時間以上閾値範囲外に維持された場合に、ドライバが脇見をしていると判定する。
ドライバ状態判定部22は、ドライバが脇見をしていると判定した場合には、ドライバに警報を与える。例えば、ドライバ状態判定部22はヒューマン・マシン・インターフェース(Human Machine Interface(HMI))30を介して視覚的又は聴覚的にドライバに警報を与える。HMI30は、ドライバと車両80との間で情報の入出力を行うためのインターフェイスである。HMI30は、例えば、文字又は画像情報を表示するディスプレイ、音を発生させるスピーカ、ドライバが入力操作を行うための操作ボタン、タッチパネル、マイク等から構成される。
人間の眼には有効視野が存在するため、ドライバが右側を向いているときには左側の視野が狭くなり、ドライバが左側を向いているときには右側の視野が狭くなる。したがって、ドライバが左右両方の広い範囲を監視するためには、ドライバはできるだけ正面を向いている必要がある。このため、脇見判定の閾値範囲は、正面(0°)を中心とする所定範囲(例えば±20~40°)に設定される。
一方、車両80の車線変更が行われる場合、ドライバは安全確認のために顔向き又は視線を正面からずらして移動先の車線を見る必要がある。しかしながら、車線変更時にも脇見判定条件(閾値範囲及び閾値時間)が維持されると、ドライバが安全確認のために横又は斜め後方を向いているにも拘わらず、ドライバが脇見をしていると判定され、ドライバに警報が与えられる。また、ウィンカーが作動されて実際に車線変更が行われる前にも、ドライバによる安全確認が行われる場合がある。
このため、本実施形態では、ドライバ状態判定部22は、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定した場合には、脇見判定条件を緩める。このことによって、車線変更のためにドライバが安全確認を行った場合に、ドライバが脇見をしていると誤判定することを抑制することができる。
車両80が自動運転されている場合、自動運転システムによって必要に応じて車線変更が提案され、ドライバの承諾により車線変更が実行される。このため、ドライバ状態判定部22は、自動運転システムによって車線変更が提案された場合に、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定する。
また、車両80が先行車に接近した場合には、先行車との衝突を回避すべく、追越車線への車線変更が行われることが多い。このため、ドライバ状態判定部22は、先行車との衝突余裕時間(TTC:Time To Collision)が所定時間以内である場合に、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定する。TTCとは、車両80が先行車に衝突するまでの時間の予測値であり、車両80と先行車との相対距離を車両80と先行車との相対速度で除算することで得られる。
車両80には他車両検出装置40が設けられ、他車両検出装置40の出力はECU20に送信される。他車両検出装置40は車両80の周囲の他車両を検出する。ドライバ状態判定部22は、他車両検出装置40の出力に基づいて、車両80と先行車との相対距離及び車両80と先行車との相対速度を算出する。他車両検出装置40は、例えば、ミリ波レーダ、レーザレーダ、ステレオカメラ等である。
また、走行経路上で自車線が消滅する場合には、走行を続行するために車線変更を行う必要がある。このため、ドライバ状態判定部22は、車両80の進行方向の所定距離内で自車線が消滅する場合には、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定する。
車両80にはナビゲーション装置50が設けられ、ナビゲーション装置50に記憶された情報はECU20に送信される。ナビゲーション装置50は、GPS受信機を有し、GPS受信機によって車両80の現在位置を検出する。また、ナビゲーション装置50は地図情報を記憶している。地図情報には、道路の位置情報、道路の形状情報(例えばカーブと直線部との種別、カーブの曲率半径、道路勾配等)、合流地点、分流地点等の位置情報、道路種別等の情報が含まれる。
ドライバ状態判定部22は、ナビゲーション装置50から取得した情報に基づいて、自車線の消滅を検出する。例えば、走行中の道路の車線の数が減少すること又は合流によって自車線が消滅する。なお、ドライバ状態判定部22は、車両80の外部から受信した情報に基づいて自車線の消滅を検出してもよい。
また、走行経路上で自車線が走行不可となる場合には、走行を続行するために車線変更を行う必要がある。このため、ドライバ状態判定部22は、車両80の進行方向の所定距離内で自車線が走行不可となる場合には、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定する。
車両80には道路交通情報受信装置60が設けられ、道路交通情報受信装置60によって受信される道路交通情報はECU20に送信される。道路交通情報受信装置60は、事故、工事、災害、気象条件等による道路規制情報、渋滞情報等の道路交通情報を道路交通情報通信システムセンタのような外部の通信センタから受信する。なお、道路交通情報受信装置60は車両80と他車両との車車間通信によって道路交通情報を受信してもよい。また、ナビゲーション装置50が道路交通情報受信装置として機能してもよい。
ドライバ状態判定部22は、道路交通情報受信装置60から取得した情報に基づいて、自車線が走行不可になることを検出する。例えば、工事、事故、火災、土砂崩れ、崩落等によって自車線が走行不可となる。
ドライバ状態判定部22は、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定した場合には、例えば閾値範囲を拡張する。具体的には、ドライバ状態判定部22は、車線変更によって車両80が右側の車線に移動する可能性が高いと判定した場合には、右側(プラス側)の閾値範囲を拡張する。例えば、閾値範囲は+180°まで拡張される。一方、ドライバ状態判定部22は、車線変更によって車両80が左側の車線に移動する可能性が高いと判定した場合には、左側(マイナス側)の閾値範囲を拡張する。例えば閾値範囲は-180°まで拡張される。
また、ドライバ状態判定部22は、閾値範囲を拡張する代わりに、閾値時間を延長してもよい。例えば、閾値時間は、車線変更が終了するまでの予測時間よりも長い時間まで延長される。また、ドライバ状態判定部22は閾値範囲を拡張し且つ閾値時間を延長してもよい。
<脇見判定条件設定処理>
以下、図3及び図4のフローチャートを参照して、ドライバ状態検出装置1を用いてドライバの脇見を検出するための制御について詳細に説明する。図3は、第一実施形態における脇見判定条件設定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU20によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。本制御ルーチンでは、脇見判定条件(閾値判定及び閾値時間)が設定される。
最初に、ステップS101において、自動運転システムによって車線変更が提案されたか否かが判定される。自動運転システムによって車線変更が提案されなかったと判定された場合、本制御ルーチンはステップS102に進む。
ステップS102では、TTCが所定時間T1以下であるか否かが判定される。所定時間T1は例えば1~5秒である。TTCが所定時間T1よりも長いと判定された場合、本制御ルーチンはステップS103に進む。
ステップS103では、車両80の進行方向の所定距離内で自車線が消滅するか否かが判定される。所定距離は例えば100~800mである。車両80の進行方向の所定距離内で自車線が消滅しないと判定された場合、本制御ルーチンはステップS104に進む。
ステップS104では、車両80の進行方向の所定距離内で自車線が走行不可になるか否かが判定される。所定距離は例えば100~800mである。車両80の進行方向の所定距離内において自車線が走行可能であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS105に進む。
ステップS105では、閾値範囲が初期化される。すなわち、閾値範囲が拡張前の元の値に戻される。次いで、ステップS106では、閾値時間が初期化される。すなわち、閾値時間が延長前の元の値に戻される。ステップS106の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS101~ステップS104のいずれか一つのステップにおける判定が肯定された場合、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定され、本制御ルーチンはステップS107に進む。ステップS107では、予測される車線変更の移動方向が右側であるか否かが判定される。
例えば、自動運転システムによって右側への車線変更が提案された場合には、予測される車線変更の移動方向が右側であると判定される。一方、自動運転システムによって左側への車線変更が提案された場合には、予測される車線変更の移動方向が左側であると判定される。また、TTCが所定時間T1以下であり、追越車線が右側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が右側であると判定される。一方、TTCが所定時間T1以下であり、追越車線が左側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が左側であると判定される。また、自車線の消滅が検出され、移動先の車線が右側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が右側であると判定される。一方、自車線の消滅が検出され、移動先の車線が左側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が左側であると判定される。また、自車線が走行不可になることが検出され、移動先の車線が右側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が右側であると判定される。一方、自車線が走行不可になることが検出され、移動先の車線が左側にある場合には、予測される車線変更の移動方向が左側であると判定される。
ステップS107において、予測される車線変更の移動方向が右側であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS108に進む。ステップS108では、右側の閾値範囲が拡張される。次いで、ステップS109では、閾値時間が延長される。ステップS109の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS107において、予測される車線変更の移動方向が左側であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS110に進む。ステップS110では、左側の閾値範囲が拡張される。次いで、ステップS111では、閾値時間が延長される。ステップS111の後、本制御ルーチンは終了する。
なお、TTCが急激に減少した場合には追越車線への車線変更が行われる可能性が高いので、ステップS102において、TTCの単位時間当たりの減少量が所定値以上であるか否かが判定されてもよい。
<ドライバ状態判定処理>
図4は、第一実施形態におけるドライバ状態判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU20によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。本制御ルーチンでは、ドライバが脇見をしているか否かが判定される。
最初に、ステップS201において、ドライバモニタカメラ10からドライバの顔画像が取得される。ドライバの顔画像はドライバモニタカメラ10によって生成される。
次いで、ステップS202において、ドライバの顔画像に基づいてドライバの顔向き又は視線が検出される。例えば、ドライバの顔向き又は視線は、上述したいずれかの方法によって検出される。
次いで、ステップS203において、ドライバの顔向き又は視線が閾値範囲内であるか否かが判定される。閾値範囲は図3の制御ルーチンにおいて設定される。ドライバの顔向き又は視線が閾値範囲内であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS208に進む。ステップS208では、積算時間ETがゼロにリセットされる。ステップS208の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS203において顔向き又は視線が閾値範囲外であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS204に進む。ステップS204では、積算時間ETが更新される。具体的には、積算時間ETに微小時間Δtを加算した値が新たな積算時間ETとされる。積算時間ETは、ドライバの顔向き又は視線が閾値範囲外に維持された時間である。積算時間ETの初期値はゼロである。また、微小時間Δtは本制御ルーチンの実行間隔に相当する値である。
次いで、ステップS205において、積算時間ETが閾値時間Tref以上であるか否かが判定される。閾値時間Trefは図3の制御ルーチンにおいて設定される。積算時間ETが閾値時間Tref未満であると判定された場合、本制御ルーチンは終了する。
一方、積算時間ETが閾値時間Tref以上であると判定された場合、本制御ルーチンはステップS206に進む。ステップS206では、ドライバが脇見をしていると判定される。次いで、ステップS207では、HMI30を介してドライバに警報が所定時間与えられる。次いで、ステップS208では、積算時間ETがゼロにリセットされる。ステップS208の後、本制御ルーチンは終了する。
なお、図3のステップS106、ステップS109及びステップS111は省略されてもよい。この場合、閾値時間は車線変更の有無に関わらず一定にされる。また、図3のステップS105、ステップS108及びステップS110は省略されてもよい。この場合、閾値範囲は車線変更の有無に関わらず一定にされる。すなわち、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定された場合、閾値範囲及び閾値時間の少なくとも一方が変更される。
<第二実施形態>
第二実施形態に係るドライバ状態検出装置の構成及び制御は、以下に説明する点を除いて、基本的に第一実施形態に係るドライバ状態検出装置の構成及び制御と同様である。このため、以下、本発明の第二実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第二実施形態では、ドライバ状態判定部22は、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定した場合には、脇見判定を行わない。このことによって、車線変更のためにドライバが安全確認を行った場合に、ドライバが脇見をしていると誤判定することを抑制することができる。
<車線変更予測処理>
図5は、第二実施形態における車線変更予測処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU20によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。本制御ルーチンでは、車両80の車線変更が行われる可能性が高いか否かが判定される。
ステップS301~ステップS304では、図3のステップS101~ステップS104と同様の判定が行われる。ステップS301~ステップS304における全ての判定が否定された場合、車両80の車線変更が行われる可能性が低いと判定され、本制御ルーチンはステップS305に進む。ステップS305では、車線変更フラグFrcがゼロに設定される。なお、車線変更フラグFrcの初期値はゼロである。ステップS305の後、本制御ルーチンは終了する。
一方、ステップS301~ステップS304のいずれか一つのステップにおける判定が肯定された場合、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定され、本制御ルーチンはステップS306に進む。ステップS306では、車線変更フラグFrcが1に設定される。ステップS306の後、本制御ルーチンは終了する。
<ドライバ状態判定処理>
図6は、第二実施形態におけるドライバ状態判定処理の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンはECU20によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。本制御ルーチンでは、ドライバが脇見をしているか否かが判定される。
最初に、ステップS401において、車線変更フラグFrcが1であるか否かが判定される。車線変更フラグFrcがゼロであると判定された場合、本制御ルーチンはステップS402に進む。ステップS402~ステップS409は、図4のステップS201~ステップS208と同様であることから説明を省略する。なお、この場合、閾値範囲及び閾値範囲は予め定められている。
一方、ステップS401において車線変更フラグFrcが1であると判定された場合、本制御ルーチンは終了する。すなわち、車両80の車線変更が行われる可能性が高いと判定された場合、脇見判定が行われない。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。
1 ドライバ状態検出装置
10 ドライバモニタカメラ
20 電子制御ユニット(ECU)
21 顔情報検出部
22 ドライバ状態判定部
80 車両

Claims (1)

  1. 車両のドライバの顔を撮影して該ドライバの顔画像を生成するドライバモニタカメラと、
    前記顔画像に基づいて前記ドライバの顔向き又は視線を検出する顔情報検出部と、
    前記ドライバの顔向き又は視線が閾値時間以上閾値範囲外に維持された場合に前記ドライバが脇見をしていると判定するドライバ状態判定部と
    を備え、
    前記ドライバ状態判定部は、自動運転システムによって車線変更が提案された場合、先行車との衝突余裕時間が所定時間以内である場合、又は前記車両の進行方向の所定距離内で自車線が消滅する場合には、前記閾値範囲を拡張し又は前記閾値時間を延長する、ドライバ状態検出装置。
JP2017214788A 2017-11-07 2017-11-07 ドライバ状態検出装置 Active JP6992417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214788A JP6992417B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 ドライバ状態検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214788A JP6992417B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 ドライバ状態検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019087029A JP2019087029A (ja) 2019-06-06
JP6992417B2 true JP6992417B2 (ja) 2022-01-13

Family

ID=66763122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017214788A Active JP6992417B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 ドライバ状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6992417B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7484902B2 (ja) * 2019-05-15 2024-05-16 日産自動車株式会社 運転支援方法及び運転支援システム
JP2024103261A (ja) 2023-01-20 2024-08-01 トヨタ自動車株式会社 ドライバ状態検出装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072629A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Toyota Motor Corp 車載警報装置
JP2008217693A (ja) 2007-03-07 2008-09-18 Toyota Motor Corp 顔向き警告装置、顔向き警告装置の警告方法
JP2009181286A (ja) 2008-01-30 2009-08-13 Mazda Motor Corp 乗員の視線検出装置
WO2013051306A1 (ja) 2011-10-06 2013-04-11 本田技研工業株式会社 脇見検出装置
JP2014095987A (ja) 2012-11-08 2014-05-22 Denso Corp 車載機および車両安全制御システム
JP2017097709A (ja) 2015-11-26 2017-06-01 トヨタ自動車株式会社 画像表示装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072629A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Toyota Motor Corp 車載警報装置
JP2008217693A (ja) 2007-03-07 2008-09-18 Toyota Motor Corp 顔向き警告装置、顔向き警告装置の警告方法
JP2009181286A (ja) 2008-01-30 2009-08-13 Mazda Motor Corp 乗員の視線検出装置
WO2013051306A1 (ja) 2011-10-06 2013-04-11 本田技研工業株式会社 脇見検出装置
JP2014095987A (ja) 2012-11-08 2014-05-22 Denso Corp 車載機および車両安全制御システム
JP2017097709A (ja) 2015-11-26 2017-06-01 トヨタ自動車株式会社 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019087029A (ja) 2019-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6915502B2 (ja) ドライバ状態検出装置
JP6693427B2 (ja) ドライバ状態検出装置
US6411901B1 (en) Vehicular active drive assist system
CN109080641B (zh) 驾驶意识推定装置
KR102051142B1 (ko) 차량용 운전자 위험 지수 관리 시스템 및 그 방법
JP6705437B2 (ja) 脇見判定装置、脇見判定方法及び脇見判定のためのプログラム
JP4722777B2 (ja) 障害物認識判定装置
EP3217318B1 (en) Method of switching vehicle drive mode from automatic drive mode to manual drive mode depending on accuracy of detecting object
JP2010030513A (ja) 車両の運転支援装置
JPH09171075A (ja) 車両用距離測定装置
US20200064834A1 (en) Operation switching support device and operation switching support method
JP2007249757A (ja) 警報装置
JP2015090676A (ja) 車両運転評価システム
WO2017145549A1 (ja) 脇見見落とし注意システム及びコンピュータプログラム
US11900698B2 (en) Information processing device and information processing method
JP6992417B2 (ja) ドライバ状態検出装置
JP2015141432A (ja) 車両運転評価システム
JP4725254B2 (ja) 脇見判定装置
JP7524173B2 (ja) 運転支援システム、運転支援方法及びプログラム
WO2018168097A1 (ja) 運転状態判定装置、運転状態判定方法及び運転状態判定のためのプログラム
JP4661339B2 (ja) 車両用移動物体検出装置
JP6962141B2 (ja) ドライバ状態検出装置
JP2005284975A (ja) 走行安全装置
JP2020086907A (ja) 漫然運転判定装置
JP2021196941A (ja) ドライバ監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6992417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151