JP6979838B2 - 緩衝装置及び落石防護装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る緩衝装置100が取り付けられた落石防護装置200の概略図である。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
まず、本発明の実施の形態1に係る緩衝装置100が取り付けられる落石防護装置200について説明する。落石防護装置200は、岩石、土砂、倒木等が路上或いは家屋へ落下することを防止するために、道路脇や山腹斜面等に設置され、落下途中の岩石等を捕捉するものである。落石防護装置200は、被支持部210に固定される複数の支柱220と、複数の支柱220の間に架設された横柱230とを有する。また、落石防護装置200は、横柱230と被支持部210との間において複数の支柱220の間を覆い落石を捕捉する落石捕捉部240を有する。また、落石防護装置200は、落石捕捉部240を支持するロープ状の支持部材250を有する。さらに、落石防護装置200は、支持部材250に緩衝装置100を有する。落石防護装置200は、支柱220と、横柱230と、落石捕捉部240と、支持部材250と、緩衝装置100とを用いて、落石を捕捉し、落石の運動エネルギーを吸収する。
被支持部210は、道路脇や山腹斜面等の地盤、あるいは擁壁等の基礎部分である。被支持部210は、斜面を構成する部分でもよく、平坦面を構成する部分であってもよい。
複数の支柱220は、被支持部210に立てられる円柱状の柱であり、一端が被支持部210内に埋設されて固定される。なお、支柱220は、円柱状の柱に限定されるものではなく、多角柱状等他の形状の柱であってもよい。なお、落石捕捉部240が、一定以上の落石の運動エネルギーを吸収した場合に、支柱220は、所定の方向に折れ曲がり、落石の運動エネルギーを所定の方向へと逃がす。
横柱230は、支柱220の他端側に架設される円柱状の柱であり、支柱220の上部と直接的に又は間接的に固定される。なお、横柱230は、円柱状の柱に限定されるものではなく、多角柱状等他の形状の柱であってもよい。横柱230は、断面剛性により、支柱220の変形の方向を定める。
落石捕捉部240は、落石が発生した際にその落石を捕捉するものである。落石捕捉部240は、例えば、鋼製のワイヤーロープを格子状に編んで形成されたものである。落石捕捉部240は、略矩形状に形成されており、落石捕捉部240には複数の第1支持部材251及び第2支持部材255が張り巡らされている。落石捕捉部240は、横柱230と被支持部210との間において複数の支柱220の間を覆うように配置されている。
図2は、図1の支持部材の概略図である。図1及び図2を用いて、支持部材250について説明する。支持部材250は、図1に示すように、横柱230と被支持部210との間に配置され落石捕捉部240を支持するロープ状の第1支持部材251と、複数の支柱220の間に配置され落石捕捉部240を支持するロープ状の第2支持部材255とを有する。
第1支持部材251は、ロープ状に形成され、横柱230と被支持部210との間に配置され落石捕捉部240を支持するものである。第1支持部材251は、例えば、鋼製のワイヤーロープで形成されている。第1支持部材251は、その一端が直接的又は間接的に被支持部210に固定され、他端が直接的又は間接的に横柱230に固定されている。緩衝装置100は、図1に示すように横柱230と被支持部210との間の第1支持部材251に設置することができる。第1支持部材251は、図2に示すように、その一端が被支持部210に固定され、他端が緩衝装置100と係合するロープ部材253と、その一端が横柱230に固定され、他端が緩衝装置100と係合するロープ部材252とを有する。なお、第1支持部材251は、横柱230と緩衝装置100との間に図示しない他の緩衝装置を設けてもよい。なお、緩衝装置100が、第1支持部材251に設置される場合には、ロープ部材252と、ロープ部材253とが、本発明の「2本のロープ部材」に相当する。
第2支持部材255は、ロープ状に形成され、複数の支柱220の間に配置され落石捕捉部240を支持するものである。第2支持部材255は、例えば、鋼製のワイヤーロープで形成されている。第2支持部材255は、支柱220に直接的又は間接的に固定されてもよい。緩衝装置100は、図1に示すように支柱220間の第2支持部材255に設置することができる。第2支持部材255は、一端が支柱220に固定されて他端が緩衝装置100と係合するロープ部材256と、一端が隣接する他の支柱220に固定されて他端が緩衝装置100と係合するロープ部材257とから構成され、本発明の「2本のロープ部材」に相当する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る緩衝装置100の正面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る緩衝装置100のA−A線断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る緩衝装置100の側面図である。図1〜図5を用いて、緩衝装置100について説明する。図5において矢印は、落石捕捉部240が落石捕捉している時にロープ部材252及びロープ部材253に作用する張力の方向を示す。なお、以下の説明では、緩衝装置100は、第1支持部材251に配置されているものとする。そして、本発明に記載の「2本のロープ部材」は、第1支持部材251を構成するロープ部材252及びロープ部材253として説明する。緩衝装置100が第2支持部材255に配置される場合には、ロープ部材252及びロープ部材253として説明する部分は、ロープ部材256及びロープ部材257に該当するものとする。
ロープ部材252及びロープ部材253は、落石が捕捉されていない通常の状態では、第1拘束板10及び第2拘束板20と、中間板30とに面接触して強く固定されている状態である。落石捕捉部240によって落石が捕捉されると、落石捕捉部240を支持するロープ部材252及びロープ部材253には落石による負荷が加えられ、張力が作用する。ロープ部材252及びロープ部材253に一定以上の張力が作用すると、ロープ部材252及びロープ部材253は、第1拘束板10及び第2拘束板20と、中間板30との間摺動摩擦抵抗に抗しながら、第1拘束板10及び第2拘束板20と、中間板30とから抜ける方向に摺動する。ロープ部材252及びロープ部材253が、摺動摩擦抵抗に抗しながら摺動することによって落石の衝撃力が緩衝されるとともにロープ部材252及びロープ部材253に作用する張力が低減する。
Claims (8)
- 落石を捕捉する落石捕捉部を支持するロープ状の支持部材を有する落石防護装置に取り付けられ、前記支持部材を構成し、落石捕捉時に反対方向に張力が作用する2本のロープ部材の重合部分を把持する緩衝装置であって、
平板状に形成された第1平板部と、前記第1平板部の短手方向の中央部分において長手方向に沿って膨出した第1膨出部とを有する第1拘束板と、
平板状に形成された第2平板部と、前記第2平板部の短手方向の中央部分において長手方向に沿って膨出した第2膨出部とを有する第2拘束板と、
前記第1拘束板と前記第2拘束板との間に配置される中間板と、
前記第1拘束板の前記第1平板部と前記第2拘束板の前記第2平板部とを締付ける締結部材と、
を有し、
前記第1膨出部と前記中間板との間に前記2本のロープ部材のうちの一方のロープ部材が配置され、
前記第2膨出部と前記中間板との間に前記2本のロープ部材のうちの他方のロープ部材が配置される緩衝装置。 - 前記第1膨出部及び前記第2膨出部は、前記中間板を介して互いに対向するように前記第1平板部及び前記第2平板部の長手方向に沿って延設されている請求項1に記載の緩衝装置。
- 前記中間板は、前記2本のロープ部材と当接する面が平滑面で形成されている請求項1又は2に記載の緩衝装置。
- 前記締結部材を複数有し、複数の前記締結部材は、前記第1膨出部及び前記第2膨出部に沿って、前記第1膨出部及び前記第2膨出部の両側に設けられ、前記第1膨出部を介して両側に位置する前記第1平板部と、前記第2膨出部を介して両側に位置する前記第2平板部とを締結する請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝装置。
- 落石を捕捉する落石捕捉部と、
落石捕捉時に反対方向に張力が作用する2本のロープ部材を有し、前記落石捕捉部を支持するロープ状の支持部材と、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の緩衝装置であって、前記2本のロープ部材の重合部分を把持する緩衝装置と、
を有し、
前記2本のロープ部材は、前記第1拘束板及び前記第2拘束板から延出した余長部を有する落石防護装置。 - 前記2本のロープ部材は、前記余長部の先端部分に、前記第1拘束板及び前記第2拘束板と、前記中間板との間に形成された開口部の直径よりも外側に張り出した端縁部を有する係止部を備えた請求項5に記載の落石防護装置。
- 被支持部に固定される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に架設された横柱と、を更に有し、
前記2本のロープ部材のうちの一方のロープ部材は、前記横柱に直接的又は間接的に固定され、
前記2本のロープ部材のうちの他方のロープ部材は、前記被支持部に直接的又は間接的に固定される請求項5又は6に記載の落石防護装置。 - 被支持部に固定される複数の支柱を更に有し、
前記2本のロープ部材のうちの一方のロープ部材は、前記支柱に直接的又は間接的に固定され、
前記2本のロープ部材のうちの他方のロープ部材は、前記支柱に隣接する他の前記支柱に直接的又は間接的に固定される請求項5又は6に記載の落石防護装置。
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