[go: up one dir, main page]

JP6975963B2 - 成形物の製造方法及び成形物 - Google Patents

成形物の製造方法及び成形物 Download PDF

Info

Publication number
JP6975963B2
JP6975963B2 JP2017191445A JP2017191445A JP6975963B2 JP 6975963 B2 JP6975963 B2 JP 6975963B2 JP 2017191445 A JP2017191445 A JP 2017191445A JP 2017191445 A JP2017191445 A JP 2017191445A JP 6975963 B2 JP6975963 B2 JP 6975963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
composition
producing
product according
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017191445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019064861A (ja
Inventor
淳 谷口
貴雄 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo University of Science
Original Assignee
Tokyo University of Science
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo University of Science filed Critical Tokyo University of Science
Priority to JP2017191445A priority Critical patent/JP6975963B2/ja
Publication of JP2019064861A publication Critical patent/JP2019064861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6975963B2 publication Critical patent/JP6975963B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

本発明は、成形物の製造方法及び成形物に関する。
近年、セラミックス、金属、金属酸化物材料等の無機材料の開発及びその微細加工技術の進展に伴い、無機材料の機能がさらに評価され、様々な製品への適用が進んでいる。
無機材料の適用としては、例えば、固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell、SOFC)の固体電解質材料や電極などが挙げられる。燃料電池は非常に高温で作動するが、SOFCはセラミックス等の酸化物を用いるため耐久性に優れる。SOFCでは、無機材料で構成される固体電解質の両面にそれぞれカソードとアノードの電極が形成されている。SOFCの発電効率の向上のために、電極の表面積を大きくすることが提案されている。
また、無機材料の表面に微細な凹凸を形成して、表面に撥水性又は親水性を付与する技術がある。さらに、微細な凹凸を表面に有する無機材料は、触媒やコンデンサとしても有用である。
このように、無機材料の表面に微細な凹凸が形成されることにより種々の機能が付与されるため、より微細な凹凸を無機材料の表面に形成することが可能な加工技術が望まれている。特に、ナノサイズの微細構造を安価で且つ大面積に形成できる技術が望まれている。
このような無機材料の微細加工法の一つとして、原料に金属粉末を用いて射出成型するMIM(Metal Injection Molding)法がある(例えば、非特許文献1及び2参照)。MIM法では、金属粉、熱可塑性樹脂、ワックス等の成分を混合する工程、射出成型する工程、熱可塑性樹脂を脱脂する工程、そして焼結する工程を経て、三次元構造の金属成形物を得る。MIM法は、プレス焼結法と比較して複雑な形状の製品を製作することができる。
また、無機材料の微細加工法の他の例として、有機材料で適用されているナノインプリント技術をセラミックスの微細加工に応用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の方法では、セラミックス粉末と有機材料を混合したスラリー状の複合物を、ナノサイズの凹凸を表面に有するパターン転写用モールドに塗布して、セラミックス基板を押圧し(ナノインプリント)、この状態で乾燥した後モールドをセラミックス基板から剥離して焼結している。
特開2010−52408号公報
http://www.ady-jp.jp/category/1213988.html http://www.castem.co.jp/mim/tech.html
非特許文献1、2及び特許文献1の製造方法により、従来よりも微細な表面形状の無機成形物が得られるが、さらに微細な凹凸を表面に形成することが可能な方法が望まれている。
そこで、本発明の課題は、成形物の表面に微細な凹凸をセラミックス、金属、又は金属酸化物で形成可能な成形物の製造方法及び成形物を提供することである。
本発明は、以下の形態を含む。
<1> 対象物品の表面の少なくとも一部に、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有する成形物の製造方法であり、
光硬化性樹脂と、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子と、を含有する組成物を、前記対象物品又は凹部及び凸部の少なくとも一方を表面に有するモールドに付与する工程と、
前記対象物品と前記モールドとを前記組成物を介して押圧する工程と、
押圧された前記組成物を光硬化する工程と、
光硬化した前記組成物を焼結する工程と、
を有する、成形物の製造方法。
<2> 前記粒子は、ガドリニウムドープセリア(GDC)、セリア、サマリウムドープセリア(SDC)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、ジルコニア、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)、サマリウムストロンチウムコバルタイト(SSC)、ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、ランタンストロンチウムコバルトマンガナイト(LSCM)、マンガンコバルトスピネルオキサイド(MCO)、ランタンストロンチウムクロマイト(LSCr)、ガリウムナイトライド、シリコンカーバイド、タングステンカーバイド、アルミナ、チタニア、及びランタンガレート(LaGaO)からなる群より選択される少なくとも1種を含む、<1>に記載の成形物の製造方法。
<3> 前記組成物が光重合開始剤をさらに含有する、<1>又は<2>に記載の成形物の製造方法。
<4> 前記光重合開始剤の吸収波長が、前記組成物に含有される前記粒子の吸収波長と重ならないように、前記光重合開始剤が選択される、<3>に記載の成形物の製造方法。
<5> 前記光重合開始剤が、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤、並びに炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤の少なくとも1種である、<3>又は<4>に記載の成形物の製造方法。
<6> 前記ラジカル重合開始剤が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、アセトフェノン、p−アニシル、ベンジル、ベンゾイン及びベンゾフェノンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、<5>に記載の成形物の製造方法。
<7> 前記光硬化性樹脂が、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂、及び炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂の少なくとも1種である、<1>〜<6>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<8> 前記光硬化性樹脂が、(メタ)アクリル樹脂及びエポキシ樹脂の少なくとも一方を含む、<1>〜<7>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<9> 前記光硬化性樹脂が、下記一般式(1)で表される化合物を含む、<1>〜<8>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
Figure 0006975963

〔式(1)中、Rは、水素原子又はメチル基を表し、Xは2価の炭化水素基、又は(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基を表す。〕
<10> 前記一般式(1)において、Xが2価の直鎖状炭化水素基、又は(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基である化合物を含む、<9>に記載の成形物の製造方法。
<11> 前記光硬化性樹脂は、モノマー、オリゴマー、又はモノマーとオリゴマーの両方からなる重合性化合物を含む、<1>〜<10>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<12> 前記光硬化性樹脂の粘度が、1.5mPa・s〜100mPa・sである、<1>〜<11>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<13> 前記モールドの前記凹部又は前記凸部の直径が、50μm以下である、<1>〜<12>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<14> 前記モールドの前記凹部又は前記凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)が、2以上である、<1>〜<13>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<15> 前記モールドは、マスターモールドから複写したレプリカモールドである、<1>〜<14>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<16> 前記対象物品が、燃料電池の電極若しくは電解質、キャパシタの誘電体若しくは電極、超電導磁石、超電導電極、摩擦摺動面、工具、アクチュエータ、センサ、又は触媒である、<1>〜<15>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<17> 前記組成物とは、成分が異なる組成物をさらに用いる、<1>〜<16>のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
<18> 前記組成物と前記成分が異なる組成物とは、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の種類が異なる、<17>に記載の成形物の製造方法。
<19> 前記光硬化する工程で得られた第一の硬化物の上、及び前記第一の硬化物が形成された領域とは別の領域の少なくとも一方に、前記成分が異なる組成物を付与し、光硬化して第二の硬化物を得た後、
前記第一の硬化物と前記第二の硬化物とを一括して焼結する、<17>又は<18>に記載の成形物の製造方法。
<20> 表面の少なくとも一部に、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、前記凹部又は凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)が、2以上である成形物。
本発明によれば、成形物の表面に微細な凹凸をセラミックス、金属、又は金属酸化物で形成可能な成形物の製造方法及び成形物を提供できる。
本発明の成形物の製造方法の一例を示す概略断面図である。 重合開始剤の吸収スペクトルと、粒子の吸収スペクトルと、硬化に用いる照射光の波長との関係の一例を、模式的に示すグラフである。 実施例1において、樹脂成分のみで凹凸形状のパターンを形成した硬化物の平面SEM画像である。 図3を拡大した平面SEM画像である。 組成物の硬化性を確認した結果を示す写真である。 実施例1で得られた仮焼物の平面SEM画像である。 図6を拡大した平面SEM画像である。 実施例1で得られた仮焼物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。 実施例2で作製したレプリカモールドの平面光学顕微鏡画像である。 (A)は曲面に凹凸形状のパターンを形成した実施例2の仮焼物の外観を示す斜視写真であり、(B)は(A)におけるパターンの平面光学顕微鏡画像である。 実施例2で得られた仮焼物の平面光学顕微鏡画像である。 実施例3における焼結工程の温度プロファイルを表すグラフである。 実施例3で得られた焼結物の外観写真である。 実施例3で得られた焼結物を拡大した平面レーザ顕微鏡画像である。 実施例3で得られた焼結物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。 図14を拡大した平面SEM画像である。 (A)は図16を拡大した平面SEM画像であり、(B)は(A)をさらに拡大した平面SEM画像である。 図17(B)を拡大した平面SEM画像である。 実施例4で得られた焼結物の平面レーザ顕微鏡画像である。 実施例4で得られた焼結物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。 実施例4で得られた焼結物の平面SEM画像である。 (A)は図21を拡大した平面SEM画像であり、(B)は(A)をさらに拡大した平面SEM画像である。 (A)は図21の斜視SEM画像であり、(B)は(A)をさらに拡大した斜視SEM画像である。 図23(B)をさらに拡大した斜視SEM画像である。 実施例5で得られた硬化物の一部を除去し、各層を露出させたときの平面光学顕微鏡画像である。 実施例5で得られた硬化物からYSZ板を剥離したサンプルの断面光学顕微鏡画像である。 図25及び図26の観察方向を説明する図である。 実施例5で得られた仮焼物の断面光学顕微鏡画像である。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
なお、各図において同一又は対応する部材には同一符号を用いる。
<成形物の製造方法>
図1に、本発明の成形物の製造方法の一例を示すが、本発明の成形物の製造方法は、これに限定されない。また、図中の部材の形状、大きさ等についても、これに限定されない。
成形物100の製造方法は、対象物品10の表面の少なくとも一部に、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有する成形物100の製造方法であり、光硬化性樹脂と、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子と、を含有する組成物20を、対象物品10又は凹部及び凸部の少なくとも一方を表面に有するモールド30に付与する工程(以下、「付与工程」ともいう。図1(A))と、対象物品10とモールド30とを組成物20を介して押圧する工程(以下、「押圧工程」ともいう。図1(B))と、押圧された組成物20を光硬化する工程(以下、「光硬化工程」ともいう。図1(C))と、光硬化した組成物20(硬化物22)を焼結する工程(以下、「焼結工程」ともいう。図1(E))と、を有する。本発明では、更に他の工程を有していてもよい。
成形物100の製造方法では、セラミックス粒子、金属粒子及び金属化合物粒子の少なくとも1種とともに光硬化性樹脂を含有する組成物20を用いる。光硬化性樹脂を用いることで、光硬化工程(図1(C))の後で、硬化物22からモールド30を外しても(図1(D)、また、モールド30を外した状態で硬化物22を焼結しても(図1(E))、凹凸形状は保持される。
熱可塑性樹脂は一般にヤング率の値が大きく、変形しにくい材料である。そのため、非特許文献1並びに特許文献1及び2のように、従前は、樹脂として熱可塑性樹脂を用いている。これらの方法では、100μmオーダの凹凸形状を形成することは可能である。
しかしながら、樹脂として熱可塑性樹脂を用いた場合には、焼結の昇温時の熱に耐えられず、昇温の途中で形状がダレてしまうため、組成物20に転写した凹凸形状が保持されにくい。そのため、熱可塑性樹脂を用いる方法では、凹凸形状がより微細化すると精度よく転写できないことが分かった。
これに対して、光硬化性樹脂は熱可塑性樹脂に比べて分解温度が高いため、高い温度までバインダとして機能する。これにより、光硬化性樹脂を用いた場合には、熱可塑性樹脂を用いた場合では得られない微細な凹凸形状を実現することができる。また、加熱によりダレてしまう熱可塑性樹脂では、対象物品10の形状が基本的には平板形状に限定されてしまうのに対して、硬化性樹脂を用いれば、様々な形状の対象物品10に凹凸形状を形成することができる。
また、光硬化性樹脂の硬化物で構成された凹部及び凸部は、熱可塑性樹脂を含む組成物20で構成された凹部及び凸部に比べて丈夫である。そのため、光硬化工程の後の硬化物の状態で、保管したり、長距離輸送したりすることが可能となる。つまり、光硬化工程(図1(C))までを実施した後、時間を置いて、改めて焼結工程(図1(E))を実施してもよい。したがって、硬化物を複数個作製してから、一括して焼結することができるため、高スループットとなり、製造コストを削減することができる。
なお、熱可塑性樹脂を用いる場合には、水、アルコール等の媒質を使用するため、真空脱泡により泡立ちやすくなることから、消泡剤が必要な場合がある。また、長時間の真空脱泡により媒質が揮発することから、真空脱泡の時間を短縮化するためにも消泡剤の添加が望ましい。
これに対して、光硬化性樹脂の場合、光硬化性樹脂としてモノマーやオリゴマーのような低分子量の化合物で組成物20を調製できるため、媒質を使用せずに混合物を得ることができる。したがって、光硬化性樹脂を用いる場合において媒質を使用しない場合には、媒質に起因する泡立ちが発生しないことから消泡剤を使用しなくともよい。また、硬化した後の光硬化性樹脂は分子量が大きいため真空脱泡で揮散しにくく、真空脱泡を長時間行うことが可能である。これにより、製品である成形物における気泡由来の欠陥を少なくすることができる。
また、熱可塑性樹脂を用いる場合には、媒質を使用するため焼結工程前に乾燥工程が必要となるが、光硬化性樹脂を用いる場合において媒質を使用しない場合には、乾燥工程が不要となる。
そして、光硬化性樹脂を用いる方法では、特許文献1のように適当な時間が経過すると硬化する硬化性樹脂を用いる方法に比べて、製造時間を短縮することができる。また、ロット間のバラツキが抑えられる。さらに、1つの成形物中での硬化状態のムラが抑えられ、より微細な凹凸形状を形成することができる。
また、硬化時間が長い特許文献1に記載の硬化性樹脂では、組成物の状態で安定的に成分が分散するよう分散剤が必要となる。熱可塑性樹脂の場合も、焼結までは組成物の状態で存在するため、組成物の状態での時間が長くなることが想定され、分散剤が必要となる。
これに対して、光硬化性樹脂の場合には、焼結の前に硬化させ、硬化時間も短いため、組成物の状態での時間が短く、分散剤を用いなくともよい。
なお、金型により凹凸形状を成形する方法では、凹凸部分は本体部分と一体的にしか形成することができない。これに対して、本発明の方法では、対象物品10に対して後付けで凹凸形状を付与することができる。そのため、種々の対象物品10に対して、表面に微細な凹凸形状を付与することができる。
以下、成形物の製造方法を工程ごとに説明する。
(付与工程)
付与工程では、光硬化性樹脂と、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子と、を含有する組成物20を準備する。
光硬化性樹脂としては特に制限されず、例えば、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂、及び炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂の少なくとも1種が挙げられる。
光硬化性樹脂としては、具体的には、(メタ)アクリル樹脂及びエポキシ樹脂が挙げられる。(メタ)アクリル樹脂としては、(メタ)アクリロイル基を1つ有するモノ(メタ)アクリレート樹脂、(メタ)アクリロイル基を2つ以上有するポリ(メタ)アクリレート樹脂が挙げられ、硬化性の観点から、ポリ(メタ)アクリレート樹脂を用いることが好ましく、取り扱い性の観点からジ(メタ)アクリレート樹脂を用いることがより好ましい。
モノ(メタ)アクリレート樹脂としては、エチレングリコールモノフェニルエーテル(メタ)アクリレート、3-フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。具体例化合物として、下記化合物を挙げることができる。
Figure 0006975963
ジ(メタ)アクリレート樹脂としては、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006975963
式(1)中、Rは、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表し、Xは2価の炭化水素基、又は(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基を表す。
式(1)におけるXで表される2価の炭化水素基は、直鎖状であることが好ましく、炭素数3〜12の2価の直鎖状炭化水素基であることがより好ましく、炭素数4〜6の2価の直鎖状炭化水素基であることがさらに好ましい。
式(1)におけるXで表される2価の炭化水素基は、置換基を有していてもよい。置換基としては、水酸基等を挙げることができる。
式(1)におけるXで表される(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基は、アルキレンオキシ基を1つ含むモノアルキレンオキシ基であっても、2以上含むポリアルキレンオキシ基であってもよい。Xにおけるアルキレンオキシ基の数は制限されない。(ポリ)アルキレンオキシ基としては、(ポリ)エチレンオキシ基、(ポリ)プロピレンオキシ基が挙げられる。
式(1)におけるXで表される(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基は、(ポリ)アルキレンオキシ基以外のその他の基を含んでいてもよい。その他の基としては、ビスフェノール基などを挙げることができる。
式(1)におけるXで表される(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基は、置換基を有していてもよい。置換基としては、水酸基等を挙げることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、Xがアルキレンオキシ基を含む2価の基である化合物(エポキシエステル)としては、下記化合物を挙げることができる。
Figure 0006975963
エポキシエステルの市販品としては、例えば、共栄社化学株式会社の商品名:エポキシエステルM−600A、エポキシエステル40EM、エポキシエステル70PA、エポキシエステル200PA、エポキシエステル80MFA、エポキシエステル3002M(N)、エポキシエステル3002A(N)、エポキシエステル3000MK、及びエポキシエステル3000Aとして入手可能である。
光硬化性樹脂は、モノマー、オリゴマー、又はモノマーとオリゴマーの両方からなる重合性化合物を含んでもよい。モノマーを含むと、組成物20の粘度を低く抑えることができる。オリゴマーを含むと、組成物20の粘度を高めることができる。モノマーとオリゴマーの両方を含むと、組成物20の粘度を適宜調整することができ、モールド30への付与性及び取り扱い性に優れる。
光硬化性樹脂の粘度は、モールド30への付与性及び取り扱い性の観点から、1.5mPa・s〜100mPa・sであることが好ましく、5.0mPa・s〜60mPa・sであることがより好ましく、6.5mPa・s〜20mPa・sであることがさらに好ましい。
光硬化性樹脂の粘度は、JIS Z8803:2011に準じて測定したときの値をいう。
セラミックス、金属及び金属化合物としては特に制限されず、例えば、SOFCの電極に適用する場合には、ガドリニウムドープセリア(GDC)、セリア、サマリウムドープセリア(SDC)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、ジルコニア、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)、サマリウムストロンチウムコバルタイト(SSC)、ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、ランタンストロンチウムコバルトマンガナイト(LSCM)、マンガンコバルトスピネルオキサイド(MCO)、ランタンストロンチウムクロマイト(LSCr)、ガリウムナイトライド、シリコンカーバイド、タングステンカーバイド、アルミナ、チタニア、及びランタンガレート(LaGaO)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでもよい。
セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の平均粒子径は、10nm〜3μmであることが好ましく、10nm〜1μmであることがより好ましく、10nm〜300nmであることがさらに好ましい。
平均粒子径は、レーザ回折散乱法粒度分布測定装置で測定することができ、得られた粒度分布からメディアン径を算出した値を平均粒子径とすることができる。また、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察することで平均粒子径を求めることもできる。
組成物20中のセラミックス粒子、金属粒子及び金属化合物粒子の含有率は、焼結後に得られる成形物の所望の密度に応じて適宜設計することができる。例えば、40質量%〜65質量%であることが好ましく、50質量%〜60質量%であることがより好ましく、50質量%〜56質量%であることがさらに好ましい。上記含有率が65質量%以下であると、焼結の際の割れが抑えられる傾向にある。
組成物20は、光硬化性樹脂、セラミックス粒子、金属粒子及び金属化合物粒子のほかに、その他の成分を含んでもよい。その他の成分としては、光重合開始剤、増感剤、分散剤、消泡剤、可塑剤等が挙げられる。本発明に係る組成物20では、増感剤、分散剤、消泡剤、及び可塑剤は必ずしも必要ではない。
光重合開始剤は、ラジカル重合開始剤であっても、カチオン重合開始剤であっても、アニオン重合開始剤であってもよい。ラジカル重合開始剤としては、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤、及び炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤の少なくとも1種が挙げられる。具体的には、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、アセトフェノン、p−アニシル、ベンジル、ベンゾイン及びベンゾフェノンからなる群より選択される少なくとも1種が挙げられる。
光重合開始剤の吸収波長は、組成物20に含有されるセラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の吸収波長と重ならないようにすることが好ましい。
例えば、粒子としてGDCを用いる場合、GDCは波長400nm以下の光を吸収する。そのため、光重合開始剤としては波長400nm超に吸収スペクトルを有するものを選定することが好ましい。波長400nm超に吸収スペクトルを有するものとしては、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(CAS No.119313−12−1)が挙げられ、市販品は、例えば、商品名IRGACURE369(BASFジャパン株式会社)として入手可能である。2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1は、アミノアセトフェノンとベンゼン環を有するため吸収波長域が広く、450nm付近の長波長側の光まで吸収する。そのため、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1は、400nm以下の光を吸収する粒子を含んだ状態でも重合を可能にする。
波長400nm超に吸収スペクトルを有する光重合開始剤を用いる場合、硬化には、400nm超の波長を有する光を用いる。このときの光重合開始剤の吸収スペクトルと、粒子の吸収スペクトルと、硬化に用いる照射光の波長との関係の一例を、模式的なグラフとして図2に示す。但し、これらの関係は、図2に限定されない。
光重合開始剤の含有量は、用いる光硬化性樹脂の種類や量に応じて適宜設計することができる。
例えば、光硬化性樹脂として、一般式(1)で表される化合物を用い、光重合開始剤として波長400nm超に吸収スペクトルを有する光重合開始剤を用いる場合、光重合開始剤の含有率は、光硬化性樹脂と光重合開始剤の総量に対して、2質量%以上であることが好ましい。2質量%以上であると、充分に重合反応が進み、成形性に優れる。
組成物20は、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子と、光硬化性樹脂(モノマーやオリゴマーを含んでもよい)と、任意成分である光重合開始剤等の他の成分とを混合して、調製される。
混合方法は特に制限されず、プロペラ式攪拌機、混練機、ミキサー等の装置を用いてもよい。また、混合後に、気泡除去装置を用いて、組成物20中の気泡を除去してもよい。
光重合開始剤が光硬化性樹脂と混合し難い場合には、混合後に湯煎し、さらには超音波攪拌することが好ましい。湯煎と超音波攪拌は、交互に繰り返し行ってもよい。湯煎温度は、光重合開始剤及び光硬化性樹脂の種類によって適宜設定する。
なお、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子は、混合する前に、ボールミル、ビーズミル等により解粒処理を施してもよい。解粒処理を施すことにより、より均質なナノサイズの凹凸形状の形成が可能となる。
組成物20の粘度は、付与性及び取り扱い性の観点から、50mPa・s〜100mPa・sであることが好ましく、60mPa・s〜80mPa・sであることがより好ましく、60mPa・s〜70mPa・sであることがさらに好ましい。
組成物の粘度は、JIS Z8803:2011に準じて測定したときの値をいう。
組成物20の硬化時間(光を照射し始めてから充分に硬化するまでの時間)は、10分以下であることが好ましく、120秒以下であることが好ましく、10秒以下であることがさらに好ましい。
上述の組成物20を対象物品10又はモールド30に付与する。モールド30は、凹部及び凸部の少なくとも一方を表面に有するものであれば特に制限されない。
対象物品10の例としては、燃料電池の電極若しくは電解質、キャパシタの誘電体若しくは電極、超電導磁石、超電導電極、摩擦摺動面、工具、アクチュエータ、センサ、触媒等が挙げられる。対象物品10における凹凸が形成される面は、平面であっても、曲面であってもよい。また、対象物品10の表面には、凹凸があってもよい
モールド30の材質としては、例えば、グラファイト(C)、グラファイトとカーボンナノチューブの複合体等のカーボン材料;単結晶シリコン(Si)、ポリシリコン(α−Si)、炭化シリコン(SiC)、窒化シリコン(SiN)等の半導体材料;ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、銅(Cu)等の金属材料が挙げられる。また、セラミックス等の誘電体材料でもよく、石英、ソーダガラス等の光学材料であってもよい。
モールド30は、マスターモールドから複写したレプリカモールドであってもよい。レプリカモールドは、マスターモールドと同じ材質で作製されていても、異なる材質で作製されていてもよい。
光硬化性樹脂として、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂を用いる場合には、レプリカモールドも炭素原子、酸素原子及び水素原子からなる樹脂で構成されることが好ましく、光硬化性樹脂として炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂を用いる場合には、レプリカモールドも炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなる樹脂で構成されることが好ましい。このような材質のレプリカモールドは、得られる成形物を燃料電池に用いたときに、燃料電池を被毒させない傾向にある。
例えば、レプリカモールドは、ネガ型フォトレジストを用いて、UV−NIL(UV−nanoimprint lithography)法によりマスターモールドから転写して作製することができる。ネガ型フォトレジストは、(メタ)アクリル樹脂及びエポキシ樹脂であってもよい。
エポキシ樹脂ベースのネガ型フォトレジストは、市販品として、例えば、商品名:SU−8 3005、SU−8 3010、SU−8 3025、SU−8 3035、SU−8 3050(いずれも、日本化薬株式会社製)として入手可能である。
レプリカモールドの柔軟性を高めて離型不良の発生を抑える観点からは、レプリカモールドに用いる樹脂は、エポキシエステルであってもよい。エポキシエステルとしては、前述の一般式(1)におけるXが(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基である化合物を挙げることができる。
なお、後の光硬化工程において、モールド30側から光を照射して組成物20を硬化させる場合には、モールド30の材質は、硬化に用いる波長の光を透過するものであることが好ましい。
モールド30の凹部又は凸部の直径は、50μm以下であってもよい。本発明の製造方法は微細加工が可能であるため、ナノオーダ(1〜99nm)としてもよいが、必ずしもこれに限定されず、サブミクロンオーダ(100〜999nm)であっても、ミクロンオーダ(1μm〜99μm)であってもよい。
モールド30の凹部又は凸部の直径に対する高さの比(アスペクト比)はいずれであってもよく、本発明の製造方法は凹凸形状の保持性が高いことから、アスペクト比は2以上とすることも可能である。成形物の用途に応じて、アスペクト比は適宜設計することができる。
モールド30に離型剤を付与して離型処理を施してもよい。離型処理を施すことで、モールド30を硬化物22から引き剥がしやすくなる。離型剤としては、一般に知られているものを使用することができ、フッ素化合物、シランカップリング剤、界面活性剤等が挙げられる。
組成物20を対象物品10又はモールド30に付与する方法は特に制限されず、通常用いられる方法を用いることができる。例えば、スクリーン印刷法、グラビア印刷法等の印刷法、刷毛塗り法、ドクターブレード法、ロールコート法等が挙げられる。大面積化の観点からは、連続的に付与できる方法であることが好ましい。
(押圧工程)
押圧工程では、対象物品10とモールド30とを組成物20を介して押圧する(図1(B))。押圧工程により、組成物20がモールド30と対象物品10の両者の表面に広がり、組成物20にモールド30の凹凸パターンが転写される。
押圧方法は特に制限されず、単純に対象物品10とモールド30とを互いに押し付ける方法、2枚の平板で挟んで押圧する方法等が挙げられる。
押圧力は100kPa〜50MPaであることが好ましく、1MPa〜10MPaであることがより好ましい。
押圧力が100kPa以上であるとモールド30の凹凸の先端まで組成物20が入り込みやすくなり、50MPa以下であるとモールド30の破損が抑えられやすい。
押圧時間は、10秒〜1時間であることが好ましく、3分〜10分であることがより好ましい。
押圧時間が10秒以上であるとモールド30の凹凸の先端まで組成物20が入り込みやすくなり、1時間以下であると組成物20が過度に乾燥して流動性が悪くなるのが抑制される傾向にある。
(光硬化工程)
光硬化工程では、押圧された組成物20を光硬化する(図1(C))。光硬化することで、組成物20は硬化物22となる。
光照射条件は、用いる光硬化性樹脂の種類や量、さらに光重合開始剤を用いる場合には、その光重合開始剤の種類などに応じて適宜設定することができる。
照射する光としては、組成物20に含有されるセラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の吸収波長と重ならない波長のものを選択する。具体的には、400nm超の波長の光を用いることが好ましく、420nm以上の波長の光を用いることが好ましい。
モールド30が照射光を透過する材質で構成されている場合には、モールド30越しに光を照射する。対象物品10が照射光を透過する材質で構成されている場合には、対象物品10越しに光を照射する。対象物品10及びモールド30の両方とも照射光を透過しない材質で構成されている場合には、モールド30を外してから光を照射する。
対象物品10又はモールド30越しに光を照射した場合には、光硬化工程の後で、硬化物22からモールド30を外す(図1(D))。
外したモールド30は、表面に組成物20が残っていれば、その組成物20を取り除くことで、再利用可能である。モールド30からの組成物20の除去方法は、溶媒に浸漬して、組成物20中の光硬化性樹脂を溶解させる方法などが挙げられる。溶媒に浸漬した後のモールド30は、乾燥して溶媒を除去することが好ましい。
モールド30を外した後、次の焼結工程(図1(E))の前に、必要に応じて乾燥工程を設けてもよい。
また、モールド30を外した後、次の焼結工程(図1(E))の前に、組成物20をさらに付与してもよい。さらに付与する際に用いる組成物20は、1回目に用いた組成物20と同じものであっても異なるものであってもよい。異なる組成物20としては、光硬化性樹脂の種類や量が異なるもの、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の種類や量が異なるもの等が挙げられる。
成分が異なる組成物を用いると、様々な技術分野の成形物の製造への応用が可能となり、例えば、SOFCにおけるセラミック電解質と電極との積層物、SOFCのコンポジット電極(例えば、GDCとLSCとを含む電極)等、様々な技術分野の成形物を作製することができる。
さらに付与する組成物20の付与位置を、硬化物22の上とすれば、積層体の硬化物を得ることができる。
また、さらに付与する組成物20の付与位置を、先に形成した硬化物22の領域とは別の領域とすれば、2つ以上の組成物20によるパターンを形成することができる。例えば、成分の異なる組成物を用いれば、1つの面上に成分が異なるパターンを形成することができる。
そして、2つ以上の組成物を用いる場合において、従来の方法では、組成物を付与した都度で焼結を行う焼結を行う必要があるが、本発明の方法によれば、一括して焼結して成形物を得ることができるため、安価に高スループットで作製することが可能となる。
また、本発明の方法では、一括焼結で作製できるため、組成物を付与した都度で焼結を行う従来の方法に比べて、焼結炉から取り出す工程数が少なくなり、成形物の割れの発生を抑えることができる。したがって、例えば、本発明の方法によれば、積層構造の成形物における各層を薄くできるため、大変形可能なピエゾアクチュエータが作製可能である。
(焼結工程)
焼結工程では、硬化した組成物20(硬化物22)を焼結する(図1(E))。焼結には、電気炉40等を用いることができる。
焼結温度及び焼結時間(最高温度での保持時間)は、用いるセラミックス、金属及び金属酸化物の粒子の種類によって適宜設定する。例えば、GDC粒子においては、得られる成形物100の強度の観点から、1100℃〜1700℃であることが好ましく、1400℃〜1550℃であることがより好ましい。
焼結時間は、例えば、60分〜5時間であってもよく、120分〜3時間であってもよい。
焼結工程の雰囲気条件は、光硬化性樹脂等が燃焼して消失する条件であれば特に制限されない。コスト面からは、常圧の空気中で焼結することが好ましいが、熱間等方圧加圧法(HIP)などのガス圧力中で焼結でもよい。
本発明の製造方法によれば、対象物品10の表面に微細な凹凸形状を形成可能である。例えば、凹部又は凸部の直径を50μm以下とすることができ、サブミクロンオーダ(100〜999nm)とすることもでき、ナノオーダ(1〜99nm)とすることも可能である。
また、凹部又は凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)を2以上とすることができる。
凹部及び凸部の直径、並びにアスペクト比は、電子顕微鏡にて測定することができる。
<成形物>
成形物は、表面の少なくとも一部に、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有する。上記の製造方法によれば、対象物品10の表面に微細な凹凸形状を形成可能であるため、前記凹部又は凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)を2以上とすることが可能である。また、凹部又は凸部の直径を50μm以下とすることができ、サブミクロンオーダ(100〜999nm)とすることもでき、ナノオーダ(1〜99nm)とすることも可能である。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
1.樹脂成分の調製
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(粘度:7.0mPa・s)96質量%に、IRGACURE369(BASFジャパン株式会社)4質量%を添加して混合した後、80℃の湯煎にかけ、超音波攪拌を行った。湯煎と超音波攪拌を交互に5回繰り返し行い、樹脂成分を調製した。
2.樹脂成分の解像度の確認
調製した樹脂成分は、粒子を含んでいない。この樹脂成分での解像度を確認した。
直径200nmの凹部を複数有するモールドに樹脂成分を付与し、UV照射装置(パナソニック株式会社製、ランプ方式SPOT型紫外線硬化装置 Aicure UP50)を用いて、波長300nm〜450nmの光を露光量4.5J/cmで照射して硬化物を得た。硬化後モールドを外し、硬化物を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。
図3及び図4の平面SEM画像に示されるように、粒子を添加しない樹脂成分のみの硬化物では、直径200nmのパターンが転写されていた。この樹脂成分は、充分な解像度を有することが分かった。
3.組成物の調製
樹脂成分40質量%に、GDC粒子(平均粒子径100nm)60質量%を加え、シャーレ上でスパチュラを用いて5分程度混合し、スラリー状の組成物を得た。組成物の粘度は、70mPa・sであった。
4.組成物の硬化性の確認
得られた組成物に対して、波長300nm〜450nmのUVランプを用いて、組成物が硬化するかを確認した。照射時間は30秒、照度75lx、照射量2.25J/cmで露光した。
図5に示すとおり、組成物は充分硬化しており、ヘラで押し付けて触れても形状は変化せず、形状保持性に優れていた。この組成物は紫外線波長域に吸収を有するGDC粒子を含有しているが、UVランプにおいて充分硬化することが分かった。
5.レプリカモールドの作製
表面に、直径:2μm、深さ:8μm、ピッチ間隔:2μmのピラーパターンを有するマスターモールドに白金及びフッ素化合物で離型処理を施した。離型処理されたマスターモールドにエポキシ樹脂ベースのネガ型フォトレジストSU−8 3025(商品名、日本化薬株式会社製)を付与した。そして、UV照射装置(パナソニック株式会社製、ランプ方式SPOT型紫外線硬化装置 Aicure UP50)を用いて、波長300nm〜400nmの光を露光した。露光時間は1分間、照度75lx、照射量4.5J/cmとした。その後、85℃で3分間ベークして、レプリカモールドを得た。
6.レプリカモールドの離型処理
得られたレプリカモールドに、スパッタ装置(株式会社エリオニクス製、ESC101)を用いて白金をコーティングした。この上に、離型剤(ダイキン工業株式会社製、製品名オプツール、フッ素化合物を1質量%含有)を塗布し、85℃で2時間加熱し、その後、水で30分間リンスした。
7.付与及び硬化
離型処理を施したレプリカモールドに、上記で調製した組成物を1滴滴下し、その上からガラス板を押圧した。この状態で、波長300nm〜450nmの光をUVランプにより照射した。照射時間は10分、照度は75lx、照射量は45J/cmとした。光照射を行った後、レプリカモールドを外した。
8.仮焼き
硬化後、300℃で60分間、仮焼きを行った。
9.観察
図6及び図7に、仮焼物の平面SEM画像に示す。図6及び図7に示すとおり、直径2μmのパターンが確認された。粒子間距離は約数百nmであるため、結晶成長すれば焼結されると思われる。
図8は、仮焼物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。図8に示されるように、直径約2μmで高さが約6.5μmのピラーパターンが形成されていることがわかる。この結果から、SOFCの高効率化に必要とされる10μmオーダの凹凸形状が形成できることが分かった。
[実施例2]
(曲面への凹凸形状の成形)
直径:10μm、深さ:15μm、ピッチ間隔:25μmのピラーパターンを有するマスターモールドを用いた以外は、実施例1と同様の方法で、レプリカモールドを作製し、離型処理を施した。
図9に作製したレプリカモールドの平面光学顕微鏡画像を示す。図9に示すとおり、レプリカモールドには、直径10μmの凹部のパターンが形成されていた。
図10(A)に示すように、直径30mmの円筒物における外面の曲面の矢印(→)の部分に実施例1で調製した組成物を塗布し、そして作製したレプリカモールドを使ってピラーパターンを転写し、実施例1と同じ方法で硬化した。
図10(B)は、円筒物に形成された硬化物の平面光学顕微鏡画像である。図10(B)に示すとおり、曲面に直径10μmのピラーパターンが成形されていた。
硬化物を300℃で1時間仮焼きした。図11に仮焼物の平面光学顕微鏡画像を示す。300℃の仮焼き後もピラーパターンが残っていた。
この結果から、比較的曲率の大きい曲面上でも10μmオーダのパターンを形成できることが分かった。
[実施例3]
(電極サンプルの作製)
直径50μm、深さ:15μm、ピッチ間隔:100μmのピラーパターンを有するマスターモールドを用いた以外は、実施例1と同様の方法で、レプリカモールドを作製し、離型処理を施した。離型処理を施したレプリカモールドに、実施例1で調製した組成物を1滴滴下し、その上からYSZ板(東ソー株式会社製、直径24mm、厚さ0.5mm)を押圧した。この状態で、レプリカモールド側から、波長300nm〜450nmの光をUVランプにより照射した。照射時間は10分、照度は75lx、照射量は45J/cmとした。光照射した後、レプリカモールドを外し、硬化物を得た。その後、300℃で60分間、仮焼きを行い、さらに電気炉を用いて焼結を実施した。図12に焼結工程の温度プロファイルを示す。1450℃からの冷却は、自然冷却とした。
図13に、得られた焼結物の外観写真を示し、図14にその平面レーザ顕微鏡画像を示す。パターン成型部分が焼結され、YSZ板と一体化していた。
図15は、焼結物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。
パターンの高さは約11μm、直径50μmであった。焼結によるパターンの大きな収縮は確認されず、良好な形状が得られた。
図16〜図18は、図14を拡大した平面SEM画像である。図17の画像により、GDC粒子の結晶成長の様子が確認できる。図18では、成長した結晶同士がくっつきあっている様子が確認できる。この結果から、用いた光硬化性樹脂はバインダとして作用し、かつ焼結工程においてGDC粒子の結晶成長を阻害しないことがわかる。
再現性を確認するため、実施例3の方法でもう一つサンプルを作製し、そのサンプルをSEMで観察したところ、このサンプルでも焼結し、多孔質になっていた。拡大SEM画像から結晶の様子を確認したところ、上記のサンプルと同様であり、再現性が高いことがわかった。
[実施例4]
直径:10μm、深さ:15μm、ピッチ間隔:約25μmのピラーパターンを有するマスターモールドを用いた以外は、実施例3と同様の方法で、焼結物を作製した。
図19に、得られた焼結物の平面レーザ顕微鏡画像を示す。図19の画像に示すとおり、直径10μmのピラーパターンでも、YSZ板と一体化したピラーパターンが形成されていた。
図20は、焼結物の断面形状をレーザ顕微鏡により測定した結果を示すグラフである。高さ約4μm〜8μm、直径13μm(根元部分)のパターンが形成されていた。このサンプルも多孔質になっていることから、表面積が著しく拡大している。
図21に、得られた焼結物の平面SEM画像を示す。図21に示すとおり、成型部がGDCの結晶となっている様子がはっきり見え、焼結されたパターンの再現性が高いことがわかる。
図22は、図21を拡大した平面SEM画像である。図23は、斜視SEM画像である。図24は図23をさらに拡大した斜視SEM画像である。図24の画像により、内部まで焼結し、結晶成長していることがわかる。
[実施例5]
(電極サンプルの作製2)
まず、実施例3と同様の方法で、表面にパターンを有する硬化物(1)(以下、GDCパターン層ともいう)をYSZ板上に作製した。
そして、LSCF粒子60質量%と、実施例1で調製した樹脂成分40質量%を混合して、スラリー状の組成物を得た。
得られた組成物をGDCパターン層上に1滴滴下し、PETフィルムで押圧した後、UV照射装置(パナソニック株式会社製、ランプ方式SPOT型紫外線硬化装置 Aicure UP50)を用いて、波長300nm〜450nmの光を露光量45J/cmで照射した。これにより、GDCパターン層の上に、さらにLSCF粒子を含有する層状の硬化物(2)(以下、LSCF層ともいう)が形成された積層体が得られた。
図25は、得られた積層体において、LSCF層の一部を除去し、さらにその下のGDCパターン層の一部も除去して、各層を露出させたときの平面光学顕微鏡画像である。また、図26は、観察のしやすさのため、YSZ板を剥離して観察したときの断面光学顕微鏡画像である。図27は、図25及び図26の観察方向を説明する図である。
図25及び図26に示すとおり、GDCパターン層の上にLSCF層が成形されていた。
硬化物を300℃で1時間仮焼きした。図28に仮焼物の断面光学顕微鏡画像を示す。300℃の仮焼き後もピラーパターンが残っていた。この結果から、SOFCの電解質とパターンを有する電極とが積層されてなる成形物を、一括焼結で作製できることがわかった。
[参考例1]
実施例5において、硬化物(2)に用いたLSCF粒子をセラミックス粒子に代えることで、セラミックの電解質とパターンを有する電極とが積層されてなる成形物を、一括焼結で作製することができる。
10 対象物品
20 組成物
30 モールド
40 電気炉
100 成形物

Claims (20)

  1. 対象物品の表面の少なくとも一部に、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有する成形物の製造方法であり、
    光硬化性樹脂と、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子と、を含有する組成物を、前記対象物品又は凹部及び凸部の少なくとも一方を表面に有するモールドに付与する工程と、
    前記対象物品と前記モールドとを前記組成物を介して押圧する工程と、
    押圧された前記組成物を光硬化する工程と、
    光硬化した前記組成物を1100〜1700℃で焼結する工程と、
    を有する、成形物の製造方法。
  2. 前記粒子は、ガドリニウムドープセリア(GDC)、セリア、サマリウムドープセリア(SDC)、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、ジルコニア、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)、サマリウムストロンチウムコバルタイト(SSC)、ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、ランタンストロンチウムコバルトマンガナイト(LSCM)、マンガンコバルトスピネルオキサイド(MCO)、ランタンストロンチウムクロマイト(LSCr)、ガリウムナイトライド、シリコンカーバイド、タングステンカーバイド、アルミナ、チタニア、及びランタンガレート(LaGaO)からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の成形物の製造方法。
  3. 前記組成物が光重合開始剤をさらに含有する、請求項1又は請求項2に記載の成形物の製造方法。
  4. 前記光重合開始剤の吸収波長が、前記組成物に含有される前記粒子の吸収波長と重ならないように、前記光重合開始剤が選択される、請求項3に記載の成形物の製造方法。
  5. 前記光重合開始剤が、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤、並びに炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなるラジカル重合開始剤の少なくとも1種である、請求項3又は請求項4に記載の成形物の製造方法。
  6. 前記ラジカル重合開始剤が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル、アセトフェノン、p−アニシル、ベンジル、ベンゾイン及びベンゾフェノンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項5に記載の成形物の製造方法。
  7. 前記光硬化性樹脂が、炭素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂、及び炭素原子、窒素原子、酸素原子及び水素原子からなる光硬化性樹脂の少なくとも1種である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  8. 前記光硬化性樹脂が、(メタ)アクリル樹脂及びエポキシ樹脂の少なくとも一方を含む、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  9. 前記光硬化性樹脂が、下記一般式(1)で表される化合物を含む、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
    Figure 0006975963


    〔式(1)中、Rは、水素原子又はメチル基を表し、Xは2価の炭化水素基、又は(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基を表す。〕
  10. 前記一般式(1)において、Xが2価の直鎖状炭化水素基、又は(ポリ)アルキレンオキシ基を含む2価の基である化合物を含む、請求項9に記載の成形物の製造方法。
  11. 前記光硬化性樹脂は、モノマー、オリゴマー、又はモノマーとオリゴマーの両方からなる重合性化合物を含む、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  12. 前記光硬化性樹脂の粘度が、1.5mPa・s〜100mPa・sである、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  13. 前記モールドの前記凹部又は前記凸部の直径が、50μm以下である、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  14. 前記モールドの前記凹部又は前記凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)が、2以上である、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  15. 前記モールドは、マスターモールドから複写したレプリカモールドである、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  16. 前記対象物品が、燃料電池の電極若しくは電解質、キャパシタの誘電体若しくは電極、超電導磁石、超電導電極、摩擦摺動面、工具、アクチュエータ、センサ、又は触媒である、請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  17. 前記組成物とは、成分が異なる組成物をさらに用いる、請求項1〜請求項16のいずれか1項に記載の成形物の製造方法。
  18. 前記成分が異なる組成物は、前記組成物とは、セラミックス、金属及び金属化合物からなる群より選択される少なくとも1種の粒子の種類が異なる、請求項17に記載の成形物の製造方法。
  19. 前記光硬化する工程で得られた第一の硬化物の上、及び前記第一の硬化物が形成された領域とは別の領域の少なくとも一方に、前記成分が異なる組成物を付与し、光硬化して第二の硬化物を得た後、
    前記第一の硬化物と前記第二の硬化物とを一括して焼結する、請求項17又は請求項18に記載の成形物の製造方法。
  20. 表面の少なくとも一部に、セラミックス又は金属の焼結物で構成される凹部及び凸部の少なくとも一方を有し、前記凹部又は凸部の直径に対する深さ又は高さの比(アスペクト比)が、2以上であり、前記凸部の直径が999nm以下である成形物。
JP2017191445A 2017-09-29 2017-09-29 成形物の製造方法及び成形物 Active JP6975963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191445A JP6975963B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 成形物の製造方法及び成形物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017191445A JP6975963B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 成形物の製造方法及び成形物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019064861A JP2019064861A (ja) 2019-04-25
JP6975963B2 true JP6975963B2 (ja) 2021-12-01

Family

ID=66338331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017191445A Active JP6975963B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 成形物の製造方法及び成形物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6975963B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3828315B2 (ja) * 1999-06-22 2006-10-04 積水ハウス株式会社 外壁パネルの製造方法
JP5288758B2 (ja) * 2007-09-28 2013-09-11 Jsr株式会社 光造形用光硬化性組成物、金属造形物及びその製造方法
WO2010030032A1 (ja) * 2008-09-12 2010-03-18 日本碍子株式会社 立体形成部製造方法
JP2010247461A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Murata Mfg Co Ltd インプリント方法
JP5679445B2 (ja) * 2011-06-14 2015-03-04 信越化学工業株式会社 凹凸パターン形成方法
JP2016057356A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 学校法人東京理科大学 凹凸構造体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019064861A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhang et al. Digital light processing-stereolithography three-dimensional printing of yttria-stabilized zirconia
CN102349184B (zh) 固态氧化物型燃料电池用电解质片及其制备方法以及固态氧化物型燃料电池用单体电池
Jia et al. A new and simple way to prepare monolithic solid oxide fuel cell stack by stereolithography 3D printing technology using 8 mol% yttria stabilized zirconia photocurable slurry
CN1297026C (zh) 固体氧化物型燃料电池用电解质薄片及其制法
JP2007519176A (ja) 凹凸構造を有する電解質シート
TW200534526A (en) Electrolyte sheet with protruding features having undercut angles and method of separating such sheet from its carrier
Tsumori et al. Development of improved solid oxide fuel cell electrolyte sheet by microimprinting for layered material
Tsumori et al. Micrometer-scale imprinting process for ceramic sheet from powder compound material
Yuan et al. 3D printing of robust 8YSZ electrolytes with a hyperfine structure for solid oxide fuel cells
US20190345068A1 (en) Improved performance of technical ceramics
US20220371963A1 (en) Method for Manufacturing Silicon Nitride Substrate
Akama et al. Fabrication of a micropatterned composite electrode for solid oxide fuel cells via ultraviolet nanoimprint lithography
EP3361542B1 (en) Zirconia electrolyte and method for producing zirconia electrolyte
JP2018154039A (ja) 立体造形物の製造方法、立体造形材料セット、及び立体造形物の製造装置
Tsumori et al. Development of corrugated ceramic sheet for SOFC electrolyte by micro imprint process
CN114276143A (zh) 一种基于3D打印SiC-SiO2陶瓷生坯的两步烧结方法
JP6975963B2 (ja) 成形物の製造方法及び成形物
Wang et al. Photopolymerization-based three-dimensional ceramic printing technology
Okabe et al. Fabrication process for micropatterned ceramics via UV-nanoimprint lithography using UV-curable binder
Yao et al. 3D printing of high solid Al2O3 ceramics based on green and renewable photosensitive resin with low viscosity and low shrinkage
EP2903066A1 (en) Electrolyte sheet for solid oxide fuel cell, method for producing same, and single cell for solid oxide fuel cell and provided with same
CN107935591B (zh) 一种改性锆钛酸铅粉体、其制备方法及压电陶瓷成型坯体
CN110451986A (zh) 光固化3D打印SiCN陶瓷先驱体材料及其应用
Jiang et al. 4D printing of shape-programmable polymer-derived ceramics via two-stage folding-assisted pyrolysis strategy
Bartoletti et al. Dispersant-and solvent-free pastes for UV-assisted micro-extrusion of porous proton conductive membrane supports

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6975963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150