JP6973371B2 - 情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents
情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6973371B2 JP6973371B2 JP2018501118A JP2018501118A JP6973371B2 JP 6973371 B2 JP6973371 B2 JP 6973371B2 JP 2018501118 A JP2018501118 A JP 2018501118A JP 2018501118 A JP2018501118 A JP 2018501118A JP 6973371 B2 JP6973371 B2 JP 6973371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- information
- data
- file
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/189—Recording image signals; Reproducing recorded image signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/102—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
- G11B27/105—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/106—Processing image signals
- H04N13/111—Transformation of image signals corresponding to virtual viewpoints, e.g. spatial image interpolation
- H04N13/117—Transformation of image signals corresponding to virtual viewpoints, e.g. spatial image interpolation the virtual viewpoint locations being selected by the viewers or determined by viewer tracking
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/106—Processing image signals
- H04N13/139—Format conversion, e.g. of frame-rate or size
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/106—Processing image signals
- H04N13/167—Synchronising or controlling image signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/106—Processing image signals
- H04N13/172—Processing image signals image signals comprising non-image signal components, e.g. headers or format information
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/10—Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
- H04N13/194—Transmission of image signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/698—Control of cameras or camera modules for achieving an enlarged field of view, e.g. panoramic image capture
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/222—Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
- H04N5/2224—Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment related to virtual studio applications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/222—Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
- H04N5/262—Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
- H04N5/2628—Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/7605—Television signal recording on discs or drums
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/91—Television signal processing therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/91—Television signal processing therefor
- H04N5/93—Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
なお、画像処理により表示範囲を変更する処理を開示した従来技術として特許文献1(特開2014−127001号公報)がある。
従って、例えばある1つの方式(方式A)のパノラマ画像データがディスクに記録されており、再生装置がこの方式Aのパノラマ画像データをディスクから読み取り、表示装置に出力した場合、その表示装置が方式Aのパノラマ画像データの表示プログラム(表示アプリケーション)を有していない場合は、そのパノラマ画像の表示ができないという問題が発生する。
情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する情報処理装置にある。
情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する情報処理装置にある。
画像データを格納した再生データファイルと、
前記再生データファイルに格納された画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを記録データとして含み、
再生装置が、前記VR識別情報を参照して、再生データを表示する表示装置の表示機能に適合したタイプの画像データを選択再生することを可能とした情報記録媒体にある。
情報記録媒体の記録データの再生処理を実行する再生装置とのデータ送受信を実行する通信部と、
データ処理部を有し、
前記データ処理部は、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する表示装置にある。
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する情報処理方法にある。
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する情報処理方法にある。
表示装置において実行する情報処理方法であり、
前記表示装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行する再生装置とのデータ送受信を実行する通信部と、
データ処理部を有し、
前記データ処理部が、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する情報処理方法にある。
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力する処理と、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得する処理と、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する処理を実行させるプログラムにある。
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する処理を実行させるプログラムにある。
表示装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記表示装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行する再生装置とのデータ送受信を実行する通信部と、
データ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する処理を実行させるプログラムにある。
具体的には、情報記録媒体からのデータ再生を実行するデータ処理部が、再生データ表示処理を行なう表示装置から、表示可能なVR画像のタイプ情報等の画像表示機能情報を入力し、情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR各画像のどの画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、取得した表示装置機能情報とVR識別情報との対比結果に基づいて、表示装置において表示可能な画像データを情報記録媒体から読み取り、表示装置に出力する。
本構成により、情報記録媒体に格納された画像のタイプと、表示装置の表示機能情報に応じて、記録媒体から表示可能な画像を取得して表示装置に出力する構成が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
1.画像表示処理の概要について
2.複数の画像タイプと、画像の再生、表示処理構成について
3.情報記録媒体に記録された画像データの識別情報記録構成例について
3−1.情報記録媒体の記録データの概要について
3−2.インデックスファイルに対するVR識別情報の記録例について
3−3.プレイリストファイルに対するVR識別情報の記録例について
3−4.プレイリストファイルにおけるプレイアイテム単位のVR識別情報の記録例について
3−5.クリップ情報ファイルに対するVR識別情報の記録例について
3−6.クリップ情報ファイルのストリーム符号化情報記録フィールドにVR識別情報を記録した例について
4.再生装置と表示装置間の情報入出力構成例について
4−1.表示装置が再生装置に送信する表示装置情報について
4−2.再生装置が表示装置に送信する再生データ情報について
5.情報記録媒体に対するデータ記録処理を実行する情報処理装置の構成と処理について
6.情報記録媒体からのデータ再生処理を実行する情報処理装置の構成と処理について
7.情報処理装置の構成例について
8.本開示の構成のまとめ
まず、図1以下を参照して、全天球画像や全方位画像、あるいはパノラマ画像等、様々な方向の画像を表示部に表示可能とした装置における画像表示処理の概要について説明する。
図1に示す画像データ1は、パノラマ画像である。水平方向360度の画像が1枚の画像データとして設定されている。
画像データの中心部がユーザ(観察者)の正面方向(例えば0度=北方向)の画像とすると、画像データ1の左端がユーザ(観察者)の後ろ方向(−180度=南方向)の画像であり、画像データ1の右端もユーザ(観察者)の後ろ方向(+180度=南方向)の画像である。
画像データ1の左端と右端は同じ位置の画像となる。
なお、以下の説明において、全天球画像や全方位画像、あるいはパノラマ画像等、様々な異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像をVR(Virtual Reality)画像(仮想現実画像)と呼ぶ。
携帯端末2の表示部には、画像データ1の一部の領域、例えばユーザが任意に選択した領域の画像を表示することができる。
右側の携帯端末2の表示画像Bは、画像データ1内の一部領域の画像区間b1〜b2の部分区間の領域画像である。
ユーザは、タッチパネルとして構成された表示部に対する指のスライド処理などによって、表示画像を移動させて、任意の領域の画像を表示することができる。
ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)5に画像を表示する場合は、HMDに搭載した頭部の動きや方向を検出するセンサ情報に応じて、ユーザの頭の向きに応じた画像を表示させる。この画像表示制御により、ユーザは、あたかもHMDの表示部に表示された画像の中に存在しているような感覚を味わうことができる。
HMD5を装着したユーザが右を向いたときの画像が表示画像Qである。
HMD5を装着したユーザは、体(頭)の向きを変更することで、周囲360度の画像を観察することができる。
なお、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)5にも、スピーカ6が備えられており、表示画像に併せて記録された音声データが出力される。
次に、全天球画像や全方位画像、あるいはパノラマ画像等のVR(Virtual Reality)画像(仮想現実画像)の記録再生方式と、再生、表示処理構成について説明する。
全天球画像や全方位画像、あるいはパノラマ画像等のVR画像を記録、表示するための画像記録や再生処理の方式として様々な方式が混在する。
すなわち、VR画像には、その画像の記録処理、表示処理に適用するアルゴリズムが異なる複数の画像タイプ(VRタイプ)がある。
具体的な画像タイプ(VRタイプ)の例について、図3を参照して説明する。
(1)タイプ1(Type1)は、「(b)画像の特徴」に説明のあるように、360度周囲画像を構成する複数の異なる視点画像の組み合わせからなる画像であり、「(c)画像例」に示すように、例えば4枚の異なる視点からの画像の組み合わせによって構成される。
(2)タイプ2(Type2)は、「(b)画像の特徴」に説明のあるように、球体面上の周囲画像を平面に展開して記録した画像であり、「(c)画像例」に示すように、球面上の画像を平面状に展開した1枚の画像によって構成される。
タイプ2の画像を表示するためには、タイプ2の画像対応の表示画像生成アルゴリズムを実行する表示アプリケーション(プログラム)を適用したデータ処理が必要となる。
同様に、タイプ2の画像表示アプリケーションを有する表示装置にタイプ1の画像を入力しても正しい画像表示を行うことができない。
なお、VR画像には、上述したタイプ1,2の他にも、複数の異なるタイプが存在する。
情報記録媒体10は、例えば、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)であり、以下のいずれかのタイプの画像を格納している。
(1)VR画像ではない非VR画像コンテンツ
(2)タイプ1のVR画像コンテンツ
(3)タイプ2のVR画像コンテンツ
:
(n)タイプnのVRコンテンツ
なお、VR画像ではない非VR画像コンテンツとは、一般的な1つのカメラ視点から撮影された2次元画像コンテンツを意味する。
(1)表示装置30a:VR画像非対応テレビ
(2)表示装置30b:タイプ1のVR画像対応テレビ
(3)表示装置30c:タイプ2のVR画像対応ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)
(4)表示装置30d:タイプ1、およびタイプ2のVR画像対応スマートホン
(2)表示装置30b:タイプ1のVR画像対応テレビはタイプ1のVR画像と、VR画像ではない非VR画像を表示可能である。
なお、非VR画像は、すべての表示装置において表示可能であるものとする。
(4)表示装置30d:タイプ1、およびタイプ2のVR画像対応スマートホンは、タイプ1とタイプ2のVR画像と、VR画像ではない非VR画像を表示可能である。
表示装置30cは、タイプ1のVR画像の表示処理を行なうためのアプリケーションを有していないため、タイプ1のVR画像の正しい表示ができないという事態が発生する。
(1)再生装置20が、装着した情報記録媒体(BD)10に記録された画像データの種類、すなわち、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像が記録されているのかを確認すること。
(2)再生装置20が、再生装置に接続された表示装置が表示可能な画像データの種類、すなわち、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像が表示可能であるかを確認すること。
(3)表示装置30a〜30dが、再生装置20から入力するデータが、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像データであるかを確認すること。
なお、上記(1)〜(3)の確認処理によって、再生装置20の装着したBD10の格納データの画像タイプが、再生装置20に接続された表示装置30a〜30dの表示可能な画像タイプと一致しないことが確認された場合は、再生装置20は、表示装置30a〜30dに対して、正常な画像表示が実行できないことを示すメッセージ等を出力するといった対応を行うことができる。
以下、上記(1)〜(3)の確認処理を実現可能とするための具体的な構成例について説明する。
まず、情報記録媒体に記録された画像データの識別情報記録構成例について説明する。
先に図4を参照して説明したように、表示装置30において画像の正常な表示を実現するためには、再生装置20が、装着した情報記録媒体(BD)10に記録された画像データの種類、すなわち、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像が記録されているのかを確認することが必要である。
以下、この確認処理を可能とするための構成として、情報記録媒体に記録された画像データの識別情報を情報記録媒体に記録する構成例について説明する。
まず、情報記録媒体の記録データの概要について説明する。
図5は、例えばROM型のBD(Blu−ray(登録商標) Disc)である情報記録媒体(メディア)10に記録されたBDMVフォーマットに従った記録データのディレクトリを示す図である。
管理情報設定部51(AACSディレクトリ)には、データの暗号化鍵であるCPSユニットキーファイルや、利用制御情報ファイルなどが格納される。
再生装置は、再生装置に格納されたデバイスキーや、ディスクに格納されたデータを適用した処理によって、CPSユニットキーファイルからCPSユニットキーを取得し、取得したCPSユニットキーを適用してクリップAVストリームファイルに格納された暗号化データを復号して再生処理を行なう。
インデックスファイル、
プレイリストファイル、
クリップ情報ファイル、
クリップAVストリームファイル、
BDJOファイル、
例えば、これらのファイルが記録される。
プレイリストファイルは、タイトルによって指定される再生プログラムのプログラム情報に従ってコンテンツの再生順等を規定したファイルであり、例えば、再生位置情報等を記録したクリップ情報ファイルの指定情報等を有する。
クリップ情報ファイルは、プレイリストファイルによって指定されるファイルであり、クリップAVストリームファイルの再生位置情報等を有する。
クリップAVストリームファイルは、再生対象となるAVストリームデータを格納したファイルである。クリップAVストリームファイルは、再生対象となる画像、音声、字幕等の各データを格納したパケットによって構成される。
BDJOファイルは、JAVA(登録商標)プログラム、コマンド等を格納したファイルの実行制御情報を格納したファイルである。
(a)まず、再生アプリケーションによってインデックスファイルから特定のタイトルを指定する。
(b)指定されたタイトルに関連付けられた再生プログラムが選択される。
(c)選択された再生プログラムのプログラム情報に従ってコンテンツの再生順等を規定したプレイリストが選択される。
(d)選択されたプレイリストに規定されたクリップ情報によって、コンテンツ実データとしてのAVストリームあるいはコマンドが読み出されて、AVストリームの再生や、コマンドの実行処理が行われる。
プレイリストファイル、
クリップ情報ファイル、
クリップAVストリームファイル、
これらのデータの対応関係を説明する図である。
プレイリスト(PlayList)ファイルを含むプレイリストレイヤ、
クリップAVストリーム(Clip AV Stream)ファイルと、クリップ情報(Clip Information)ファイルからなるクリップレイヤ、
これらの2つのレイヤに区分できる。
クリップAVストリームファイルに含まれるデータの詳細情報、例えばMPEGデータのIピクチャ位置情報などを記録したEPマップなどの管理情報がクリップ情報ファイルに記録される。
例えば、コンテンツの開始点からの再生時間経過位置を示すタイムスタンプに基づいてクリップ情報ファイルを参照して、クリップAVストリームファイルのデータ読み出し位置、すなわち再生開始点としてのアドレスを取得することが可能となる。
クリップ情報ファイル(Clip Information file)は、このタイムスタンプから、クリップAVストリームファイル中のストリームのデコードを開始すべきアドレス情報を見つけるために利用される。
プレイリスト(PlayList)ファイルには、1つ以上のプレイアイテム(PlayItem)が設定され、プレイアイテムの各々が、クリップ(=クリップ情報ファイル+クリップAVストリームファイル)レイヤに含まれる再生可能データに対する再生区間の指定情報を有する。
インデックスファイル、
プレイリストファイル、
クリップ情報ファイル、
クリップAVストリームファイル、
これらのファイルがある。
インデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイルは、クリップAVストリームファイルに格納された再生対象データの再生処理に適用する様々なデータを格納したファイルであり、クリップAVストリームファイルに格納されたデータの属性情報等を記録することができる。
図7は、インデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイルに対する格納する画像情報としてのVR識別情報の具体例を説明する図である。
「情報記録媒体の記録データとしてVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、記録データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
「プレイリストによる再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
「クリップ情報ファイルに対応づけられた再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
まず、図8以下を参照してインデックスファイルに対するVR識別情報の記録例について説明する。
「情報記録媒体の記録データとしてVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、記録データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
インデックスファイルには、情報記録媒体全体の記録データに関する情報、例えばタイトル情報等が記録される。
インデックスファイルには、図8に示すように、様々な拡張データを記録可能な拡張データ記録領域[ExtensionData()]101が設定される。
拡張データ識別子は2つのID(ID1,ID2)によって構成される。
インデックスファイルの拡張データ識別子として、既にいくつかの識別子は定義済みである。例えば、
ID1=0x0001
ID2=0x0002
この拡張データ識別子は、LPCM(リニアPCM)のダウンコンバート情報の記録領域として定義されている。
ID1=0x0004
ID2=0x0001
この識別子の組み合わせは未定義であり、この拡張データ識別子をVR識別情報、すなわち以下のVR識別情報を記録する拡張データ記録領域を示す識別子とする。
「情報記録媒体の記録データとしてVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、記録データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
ID1=0x0004
ID2=0x0001
これらのID設定は一例であり、この他のIDをVR識別情報の記録領域を示すIDとして利用する構成も可能である。
図10に示すように、インデックスファイルの拡張データ記録領域101には、拡張データ識別子(ID)記録領域102と、データブロック(data_block)103が設定される。
この拡張データ識別子(ID)記録領域102の後にVR識別情報の記録領域であるデータブロック(data_block)103が設定される。
図11(a)は、図10に示すデータブロック(data_block)103の詳細構成を示す図である。すなわち、インテックスファイルに記録されるVR識別情報の具体的なデータ例を示している。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域104、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域104には、このインデックスファイルの記録された情報記録媒体(ディスク)に記録されている画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域104は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:情報記録媒体の記録データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:情報記録媒体の記録データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:情報記録媒体の記録データ中にタイプ1のVR画像と、タイプ2のVR画像が含まれる。
次に、図12以下を参照してプレイリストファイルに対するVR識別情報の記録例について説明する。
「プレイリストによる再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
プレイリストファイルには、そのプレイリストを適用して再生されデータに関する情報が記録される。
プレイリストファイルには、図12に示すように、様々な拡張データを記録可能な拡張データ記録領域[ExtensionData()]121が設定される。
本実施例では、プレイリストファイルにおけるVR識別情報格納領域を示す拡張データ識別子として未定義の以下の識別子、
ID1=0x0004
ID2=0x0002
この拡張データ識別子を利用する。
この識別情報に対応付けられた拡張データ記録領域にVR識別情報、すなわち以下のVR識別情報を記録する。
「プレイリストによる再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
ID1=0x0004
ID2=0x0002
これらのID設定は、一例であり、この他のIDをVR識別情報の記録領域を示すIDとして利用する構成も可能である。
図13に示すように、プレイリストファイルの拡張データ記録領域121には、拡張データ識別子(ID)記録領域122と、データブロック(data_block)123が設定される。
この拡張データ識別子(ID)記録領域122の後にVR識別情報の記録領域であるデータブロック(data_block)123が設定される。
図14は、図13に示すデータブロック(data_block)123の詳細構成の一例を示す図である。すなわち、プレイリストファイルに記録されるVR識別情報の具体的なデータ例を示している。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域124、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域124には、このプレイリストファイルを適用した再生対象データとなる画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域124は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ1のVR画像と、タイプ2のVR画像が含まれる。
図15は、図13に示すデータブロック(data_block)123の詳細構成のもう1つの例を示す図である。
図15(a)も、図14(a)と同様、図13に示すデータブロック(data_block)123の詳細構成を示す図である。すなわち、プレイリストファイルに記録されるVR識別情報の具体的なデータ例を示している。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域125、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域125には、このプレイリストファイルを適用した再生対象データとなる画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域125は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:このプレイリストによる再生対象データ中にタイプ3のVR画像が含まれる。
なお、さらに、他のビット値設定として、以下のような情報を示すビット値を設定してもよい。
プレイリストによる再生対象データ中にタイプ1,2のVR画像が含まれる。
プレイリストによる再生対象データ中にタイプ1,3のVR画像が含まれる。
プレイリストによる再生対象データ中にタイプ2,3のVR画像が含まれる。
プレイリストによる再生対象データ中にタイプ1,2,3のVR画像が含まれる。
また、VR画像タイプが4つ以上の場合も同様であり、画像タイプの組み合わせをすべて識別可能としたビット値を設定する構成とすることが可能である。
次に、図16以下を参照してプレイリストファイルにおけるプレイアイテム単位のVR識別情報の記録例について説明する。
また、プレイリストファイルには、1つ以上のプレイアイテム(PlayItem)が設定され、プレイアイテムの各々が、クリップ(=クリップ情報ファイル+クリップAVストリームファイル)レイヤに含まれる再生可能データに対する再生区間の指定情報を有する。
以下に説明する例は、プレイリストファイルにおけるプレイアイテム単位のVR識別情報の記録例である。
図16に示すように、プレイリストファイルは、ファイルタイプを示すタイプ情報[type_indicator]が記録され、その後に各実体データのスタートアドレス情報[PlayList_start_address]〜[ExtensionData_start_address]が記録され、その後に、プレイリストファイルに記録される実体データの記録領域が設けられている。
(1)再生制御パラメータ等を格納した再生制御バラメータ格納領域である[AppInfoPlayList()]
(2)プレイリストに含まれるプレイアイテム単位の再生対象データのストリーム情報等を記録した再生ストリーム情報記録領域126である[PlayList()]
(3)例えばチャプタサーチ等に用いるエントリマーク等の再生開始位置情報等を記録したマーク情報記録領域である[PlayListMark()]
(4)様々な拡張データを記録可能な拡張データ記録領域である[ExtensionData()]
図17は、再生ストリーム情報記録領域[PlayList()]126のデータ構成(シンタックス)を示す図である。
図18は、プレイアイテム単位情報記録領域[PlayItem()]127のデータ構成(シンタックス)を示す図である。
STNテーブル(ストリームナンバーテーブル)128は、プレイリストに含まれるプレイアイテムによって再生される画像や音声、字幕のストリーム情報が記録される。
なお、STNテーブル(ストリームナンバーテーブル)は、プレイリストファイルに含まれるプレイアイテム単位で記録される。
図19に示すように、STNテーブル(ストリームナンバーテーブル)128には、以下のストリーム情報が記録される。
(a)ストリームエントリ情報(stream_entry)129
(b)ストリーム属性情報(stream_attribute)130
(b)ストリーム属性情報(stream_attribute)130には、例えば、ストリーム番号、言語の種類、チャネル数、コーデック情報などが記録される。
具体的には、画像、音声、字幕データ等のデータ種類によって異なるIDが設定される。
さらに、例えば画像データについては、異なる種類の画像については異なるPIDが設定される。音声データや字幕データについても、例えば異なる言語種類(日本語、英語等)に応じて異なるPIDが設定される。
ストリーム属性情報(stream_attribute)130には、プレイリストに含まれるプレイアイテムによって再生される画像や音声、字幕のストリーム情報を格納することができる。
すなわち、プレイリストファイルの1つのプレイアイテムによって再生対象として選択される画像ストリームについて、個別にその画像ストリームのVRタイプを記録することができる。
図20(a)は、図19に示すSTNテーブルのストリーム属性情報(stream_attribute)130の詳細構成を示す図である。
図20(a)に示すようにSTNテーブルのストリーム属性情報(stream_attribute)には、以下のデータ記録領域が設定される。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域131、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域131には、プレイリストファイルに設定された1つのプレイアイテムを適用した再生対象データとなる画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域131は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:このプレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:このプレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:このプレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ3のVR画像が含まれる。
プレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ1,2のVR画像が含まれる。
プレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ1,3のVR画像が含まれる。
プレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ2,3のVR画像が含まれる。
プレイアイテムによる再生対象データ中にタイプ1,2,3のVR画像が含まれる。
また、VR画像タイプが4つ以上の場合も同様であり、画像タイプの組み合わせをすべて識別可能としたビット値を設定する構成とすることが可能である。
プレイリストの特定のプレイアイテムを利用して画像再生を行なう場合、これらの情報を参照して、参照情報に応じて画像特性に応じた適正な処理を行なうことができる。
次に、図21以下を参照してクリップ情報ファイルに対するVR識別情報の記録例について説明する。
「クリップ情報ファイルに対応づけられた再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
クリップ情報ファイルには、そのクリップ情報に対応付けられた再生データに関する情報が記録される。
クリップ情報ファイルには、図21に示すように、様々な拡張データを記録可能な拡張データ記録領域[ExtensionData()]141が設定される。
本実施例では、クリップ情報ファイルにおけるVR識別情報格納領域を示す拡張データ識別子として未定義の以下の識別子、
ID1=0x0004
ID2=0x0003
この拡張データ識別子を利用する。
この識別情報に対応付けられた拡張データ記録領域にVR識別情報、すなわち以下のVR識別情報を記録する。
「クリップ情報ファイルに対応付けられた再生対象データにVR画像が含まれているか否か、含まれている場合は、再生対象データがタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるかを示すVRタイプ情報」
ID1=0x0004
ID2=0x0003
これらのID設定は、一例であり、この他のIDをVR識別情報の記録領域を示すIDとして利用する構成も可能である。
図22に示すように、クリップ情報ファイルの拡張データ記録領域141には、拡張データ識別子(ID)記録領域142と、データブロック(data_block)143が設定される。
この拡張データ識別子(ID)記録領域142の後にVR識別情報の記録領域であるデータブロック(data_block)143が設定される。
図23は、図22に示すデータブロック(data_block)143の詳細構成を示す図である。すなわち、クリップ情報ファイルに記録されるVR識別情報の具体的なデータ例を示している。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域144、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域144には、このクリップ情報ファイルに対応付けられた再生対象画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域144は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,2のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ2,3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,2,3のVR画像が含まれる。
また、VR画像タイプが4つ以上の場合も同様であり、画像タイプの組み合わせをすべて識別可能としたビット値を設定する構成とすることが可能である。
次に、クリップ情報ファイルのストリーム符号化情報記録フィールドにVR識別情報を記録した例について説明する。
図24に示すように、クリップ情報ファイルには、以下の実体データ記録フィールドが設定される。
(1)クリップストリームタイプ情報や、アプリケーションタイプ情報等のクリップの属性情報が記録されるクリップ情報記録フィールド[ClipInfo()]145、
(2)主に再生処理における時間管理情報などのシーケンス情報を記録するシーケンス情報記録フィールド[SequenceInfo()]146、
(3)プログラムマップテーブルの識別情報、プログラムストリーム中のストリーム数などのプログラム情報を記録するプログラム情報記録フィールド[ProgramInfo()]147、
(4)様々な拡張データを記録可能な拡張データ記録フィールドである[ExtensionData()]148、
図25に示すプログラム情報記録フィールド[ProgramInfo()]は、クリップ情報ファイルに予め設定されたプログラム情報記録フィールド[ProgramInfo()]である。
この中のストリーム符号化情報記録フィールド[StreamCodingInfo()]149に、VR識別情報を記録する。
(1)VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域150、
VR画像タイプ情報(VR_type)記録領域150には、このクリップ情報ファイルに対応付けられた再生対象画像データの種類を示すビット値が記録される。
このVR画像タイプ情報(VR_type)記録領域150は、例えば、8ビットデータである。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:このクリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,2のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ2,3のVR画像が含まれる。
クリップ情報ファイルに対応付けられた画像データ中にタイプ1,2,3のVR画像が含まれる。
また、VR画像タイプが4つ以上の場合も同様であり、画像タイプの組み合わせをすべて識別可能としたビット値を設定する構成とすることが可能である。
先に図4等を参照して説明したように、例えば、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)等の情報記録媒体10に記録された画像データを再生装置(BDプレーヤ)20が再生し、表示装置30a〜30dにおいて正常な画像表示を行うために必要な処理は、例えば以下の処理である。
(1)再生装置20が、装着した情報記録媒体(BD)10に記録された画像データの種類、すなわち、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像が記録されているのかを確認すること。
(2)再生装置20が、再生装置に接続された表示装置が表示可能な画像データの種類、すなわち、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像が表示可能であるかを確認すること。
(3)表示装置30a〜30dが、再生装置20から入力するデータが、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VR画像、これらのどのタイプの画像データであるかを確認すること。
以下、この処理について説明する。
再生装置20と表示装置30は、例えばHDMI(登録商標)ケーブル等によって接続され、相互に様々なデータを送受信することができる。
なお、再生装置20と表示装置30との接続構成はHDMI(登録商標)ケーブルに限らず、その他の様々な接続構成が可能である。例えば無線ネットワークを介した通信を行う構成等としてもよい。
具体的には、図27に示すように、例えばHDMI(登録商標)規定のEDID(Extended Display Identification Data)201を出力する。
このEDIDには、表示装置30がどのようなタイプの画像を出力可能であるか等の表示装置機能情報が含まれる。
まず、図28以下を参照して表示装置30が再生装置20に送信する表示装置情報について説明する。
EDIDとは、規格化団体であるCEA(Consumer Electronics Association)の規格であるCEA861によって定義される256バイトのデータブロックである。
例えば、図28に示すようにEDID中の、EDIDタグコード[0x8]の項目にVR画像再生機能情報(VR type Data block)221を格納して、再生装置20に送信する。
VR画像再生機能情報(VR type Data block)221は、例えば図29に示す8ビットデータによって構成される。
また、図29(b)に示すように、VR画像再生機能情報を構成する8ビット(bit0〜bit7)中のbit0=1の設定の場合、表示装置30がタイプ1のVR画像の再生機能を有することを示す。
また、図29(c)に示すように、VR画像再生機能情報を構成する8ビット(bit0〜bit7)中のbit1=1の設定の場合、表示装置30がタイプ2のVR画像の再生機能を有することを示す。
また、図29(d)に示すように、VR画像再生機能情報を構成する8ビット(bit0〜bit7)中のbit0=1、bit1=1の設定の場合、表示装置30がタイプ1のVR画像、およびタイプ2のVR画像双方の再生機能を有することを示す。
再生装置20は、記憶部の一部領域、例えば32ビットデータの記録領域を有するPSR33に表示装置機能情報を格納する。
データ記録領域である32ビット領域の下位2ビット(bit1,bit0)に、表示装置の表示機能に応じたビット値を格納する。
(a)(bit1,bit0)=(0,0):表示装置はVR画像の表示機能を有していない。
(b)(bit1,bit0)=(0,1):表示装置はタイプ1のVR画像のみの表示機能を有する。
(c)(bit1,bit0)=(1,0):表示装置はタイプ2のVR画像のみの表示機能を有していない。
(d)(bit1,bit0)=(1,1):表示装置はタイプ1のVR画像,およびタイプ2のVR画像の表示機能を有する。
再生装置20は、この記憶部格納情報を参照することで、再生装置20に接続された表示装置30の表示機能、すなわち表示可能画像がタイプ1のVR画像であるか、タイプ2のVR画像であるか、VR画像ではない非VRのみであるかを判別することが可能となる。
再生装置20の画像変換機能について図31を参照して説明する。
図31は、再生装置20の装着した情報記録媒体に格納された画像データがタイプ1のVR画像である場合の例を示している。
また、再生装置20は、再生装置20に接続された表示装置30から受信した表示装置機能情報(EDID)に基づいて、表示装置30が、VR画像表示機能を有していないことを確認したものとする。
再生装置20は、このような状況において、情報記録媒体から読み出したタイプ1のVR画像を非VR画像に変換する。
図31(1)に示すように、VR画像から非VR画像への変換処理を実行する。
この画像変換処理によって生成した非VR画像225を再生装置30に出力する。
この処理の結果、表示装置30は、非VR画像231を表示することが可能となる。
この画像変換機能は、再生装置ごとに異なり、例えばタイプ1のVR画像のみ非VR画像に変換することができる再生装置や、タイプ2のVR画像のみ非VR画像に変換することができる再生装置等が存在することが想定される。
再生装置20は、記憶部の一部領域、例えば32ビットデータの記録領域を有するPSR32に再生装置画像変換機能情報を格納する。
データ記録領域である32ビット領域の下位2ビット(bit1,bit0)に、再生装置の画像変換機能に応じたビット値を格納する。
(a)(bit1,bit0)=(0,0):再生装置はVR画像の変換機能を有していない。
(b)(bit1,bit0)=(0,1):再生装置はタイプ1のVR画像のみ非VR画像に変換する変換機能を有する。
(c)(bit1,bit0)=(1,0):再生装置はタイプ2のVR画像のみ非VR画像に変換する変換機能を有する。
(d)(bit1,bit0)=(1,1):再生装置はタイプ1のVR画像と、タイプ2のVR画像を非VR画像に変換する変換機能を有する。
再生装置20に接続された表示装置30がVR画像ではない非VRのみ表示可能な表示装置である場合、再生装置は、再生対象となるVR画像のタイプと、記憶部(PSR32)に格納された再生装置画像変換機能を比較し、変換可能であることが確認された場合には、画像変換機能を実行し、VR画像を非VR画像に変換して表示装置30に出力することができる。
次に、図27に示す再生装置20が表示装置30に送信する再生データ情報であるインフォフレーム202の具体的構成例について説明する。
図33(a)に示すように、インフォフレーム202には、複数のフィールドが設けられ、各フィールド単位で記録された様々な情報が再生装置20から表示装置30に提供される。
この情報は、表示装置30が、再生装置20から入力する再生コンテンツの表示処理等に適用するための再生データ情報である。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=1:再生データ中にタイプ1のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=2:再生データ中にタイプ2のVR画像が含まれる。
VR画像タイプ情報(VR_type)のビット値=3:再生データ中にタイプ3のVR画像が含まれる。
再生データ中にタイプ1,2のVR画像が含まれる。
再生データ中にタイプ1,3のVR画像が含まれる。
再生データ中にタイプ2,3のVR画像が含まれる。
再生データ中にタイプ1,2,3のVR画像が含まれる。
また、VR画像タイプが4つ以上の場合も同様であり、画像タイプの組み合わせをすべて識別可能としたビット値を設定する構成とすることが可能である。
次に、図34、図35を参照して情報記録媒体に対するデータ記録処理を実行する情報処理装置の構成と処理について説明する。
情報記録媒体がBD(Blu−ray(登録商標) Disc)である場合、BDフォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイルにVR識別情報等を記録する。
情報処理装置300は、図34に示す情報記録媒体(記録メディア)320に、タイプ1のVR画像、またはタイプ2のVR画像、またはVR画像ではない非VR画像等の画像ファイルを格納したストリームファイル(クリップAVストリームファイル)を記録し、さらに先に説明したVR識別情報等を格納したインデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイルを記録し、BDフォーマットに従ったデータ記録ディスクを生成する。
字幕データ取得部311は、データ入力部301が入力し、記憶部304に格納された記録用データ331から、字幕データを取得する。
画像データ取得部312は、データ入力部301が入力し、記憶部304に格納された記録用データ331から、画像データを取得する。
音声データ取得部313は、データ入力部301が入力し、記憶部304に格納された記録用データ331から、音声データを取得する。
このクリップAVストリームファイルが、制御部303の制御の下、記録部306によって、ドライブ307を介して情報記録媒体320に出力され、記録される。
クリップAVストリームファイルは、図34に示す記録データ332の構成データである。
さらに、記録データの種類、具体的には、VR画像ではない非VR画像、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像等が含まれるか否か等の情報を入力する。
制御部401は、これらの入力情報に基づいて、情報記録媒体520に記録するための管理データや再生制御情報ファイルを生成する。具体的には、前述したVR識別情報を記録したインデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイルを含む記録データ332を生成する。
あるいは、制御部303が、データ入力部301から入力する記録用データ331を解析して、画像種類情報を取得する構成としてもよい。
以下、図35のフローに示す各ステップの処理について、順次、説明する。
まず、情報処理装置300は、ステップS101において、データ入力部301を介して記録用データを入力する。
記録用データには画像データ、音声データ、字幕データ等が含まれる。
画像データは例えばVR画像ではない非VR画像、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像等によって構成される。
次に、ステップS102において、制御部303は、ユーザ入力部302から入力される画像タイプ情報を検出する。
すなわち、記録データの画像タイプが、タイプ1のVR画像,タイプ2のVR画像,VR画像ではない非VRのいずれを含むものであるかを検出する。
なお、前述したように画像タイプ情報は、メタデータから取得してもよいし、入力画像データを解析して取得する構成としてもよい。
次に、ステップS103において、記録データとしての画像、音声、字幕各データの多重化処理[TS(トランスポートストリーム)生成処理]を実行する。
これは、図34に示す多重化処理部305において実行する処理である。
ステップS104において、制御部303は、全ての記録データの多重化処理が終了したか否かを判定する。未処理データがある場合は、ステップS101からの処理を繰り返す。
全ての記録データの多重化処理が終了したと判定するとステップS105に進む。
次に、ステップS105において、制御部303は、生成したTS(トランスポートストリーム)に対応するクリップ情報ファイルを生成し、クリップ情報ファイルにVR識別情報等を記録する。
具体的には、例えば、先に図21〜図26を参照して説明したVR識別情報等を記録したクリップ情報ファイルを生成する。
ステップS106において、制御部303は、全てのクリップ情報ファイルの生成処理が完了したか否かを判定する。完了していない場合は、ステップS105の処理を繰り返す。
全てのクリップ情報ファイルの生成処理が完了したと判定するとステップS107に進む。
次に、ステップS107において、制御部303は、生成したTS(トランスポートストリーム)の再生制御情報ファイルであるプレイリストファイルを生成し、プレイリストファイルにVR識別情報等を記録する。
具体的には、例えば、先に図12〜図20を参照して説明したVR識別情報等を記録したプレイリストファイルを生成する。
次に、ステップS108において、制御部303は、全てのプレイリストファイルの生成処理が完了したか否かを判定する。完了していない場合は、ステップS107の処理を繰り返す。
全てのプレイリストファイルの生成処理が完了したと判定するとステップS109に進む。
次に、ステップS109において、制御部303は、生成したプレイリストファイルに記録されたVR識別情報を参照して、情報記録媒体の全記録データ対応のVR識別情報を生成し、生成したVR識別情報を記録したインデックスファイルを生成する。
具体的には、例えば、先に図8〜図11を参照して説明したVR識別情報等を記録したインデックスファイルを生成する。
次に、ステップS110において、制御部303は、生成したインデックスファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイル、およびTSファイル(クリップAVストリームファイル)を、情報記録媒体に記録する。
次に、図36、図37を参照して情報記録媒体からのデータ再生処理を実行する情報処理装置の構成と処理について説明する。
さらに、先に図27を参照して説明したように、再生装置20は、表示装置30から、EDID等の表示装置機能情報を入力し、さらに、表示装置30に対して、インフォフレーム等の再生データ情報を出力する。
これらの処理を実行することで、表示装置30において画像の正常な表示が実現される。
情報処理装置400は、図36に示す情報記録媒体(記録メディア)510に記録されたデータを読み取り、表示装置520に出力する。なお、表示装置20は、例えばテレビ等であり、ディスプレイ、スピーカ等を備えた表示装置である。
情報処理装置400の制御部401は、例えば図27〜図33を参照して説明したEDID等の表示装置機能情報を表示装置520から受信する。
また、制御部401は、情報記録媒体510から読み出したインデックススファイル、プレイリストファイル、クリップ情報ファイル等のデータベースファイルに記録されたVR識別情報を解析し、表示装置520における再生データの表示処理に必要となる再生データ情報をインフォフレームに格納して表示装置520に送信する。
出力データ生成部415は、字幕、画像、音声の各データを、入出力インタフェース407を介して表示装置520に出力する。
具体的には、表示装置520がVR画像ではない非VRテレビである場合、タイプ1のVR画像を出力すると、表示装置520では表示することができない。
このような場合、出力データ生成部415は、タイプ1のVR画像をVR画像ではない非VR画像に変換する処理を実行して生成してVR画像ではない非VR画像データを表示装置520に出力する。
また、表示装置520から受信する表示装置機能情報が、情報記録媒体510のデータを再生できない、例えば表示できないことが明らかになった場合には、再生データ生成を実行することなく処理を停止する。なお、この場合、情報処理装置400の制御部401は、表示装置520に対して再生不可であることを示す通知メッセージの出力処理を行なう構成としてもよい。
以下、図37のフローに示す各ステップの処理について、順次、説明する。
まず、情報処理装置400は、ステップS201において、表示装置520から表示装置機能情報(EDID)を入力し、記憶部(PSR)に格納する。
情報処理装置400は、表示装置520から受信した再生機能情報を記憶部(PSR)に格納する。例えば図30を参照して説明したように記憶部(PSR)に格納する。
次に、情報処理装置400は、ステップS202において、情報記録媒体からインデックスファイルを取得する。
インデックスファイルには、例えば、先に図8〜図11を参照して説明したVR識別情報が記録されている。
次に、情報処理装置400は、ステップS203において、情報記録媒体510から読み出したインデックスファイルに記録されたVR識別情報と、先のステップS201において表示装置520から受信した表示装置機能情報(EDID)に基づいて、表示装置520の表示可能なVR画像が、情報記録媒体510に記録されているか否かを判定する。
ステップS203の判定処理において、表示装置520の表示可能なVR画像が、情報記録媒体510に記録されていると判定した場合は、ステップS204に進む。
ステップS204では、表示装置の表示可能なVR画像の再生用プレイリストを選択取得する。
情報処理装置400は、表示装置520において表示可能なVR画像を格納したストリームファイルの再生制御情報であるプレイリストを選択取得する。。
次に、情報処理装置400は、ステップS205において、選択取得したプレイリストの格納データに基づいて、再生データ情報(インフォフレーム)を生成して、表示装置520に送信する。
図33に示すように、インフォフレームには、複数のフィールドが設けられ、各フィールド単位で記録された様々な情報が情報処理装置(再生装置)400から表示装置520に提供される。この情報は、表示装置520が、情報処理装置(再生装置)400から入力する再生コンテンツの表示処理等に適用するための再生データ情報であり、例えば再生画像データの種類(非VR画像/タイプ1のVR画像/タイプ2のVR画像)情報が記録される。
図37に示す点線枠で示すステップ(ステップS221〜S223)の処理は表示装置520において実行する処理である。
表示装置520は、ステップS221において、情報処理装置400から受信した再生データ情報(インフォフレーム)に基づいて、表示モードを設定し、設定した表示モードに従ってVR画像を表示する。
次に、ステップS203において、示装置520の表示可能なVR画像が、情報記録媒体510に記録されていないと判定した場合に実行するステップS211以下の処理について説明する。
この判定処理は、ステップS202で情報記録媒体510から読み出したインデックスファイルのVR識別情報に基づいて行われる。
情報記録媒体510にVR画像ではない非VR画像が記録されていないことが確認された場合は、ステップS212に進む。
一方、情報記録媒体510にVR画像ではない非VR画像が記録されていることが確認された場合は、ステップS215に進む。
ステップS211の判定処理において、情報記録媒体510にVR画像ではない非VR画像が記録されていないことが確認された場合は、ステップS212に進む。
情報処理装置400は、ステップS212において、情報処理装置(再生装置)400が、情報記録媒体510に記録された再生用VR画像を非VR画像に変換できるか否かを判定する。
これは、先に図31〜図32を参照して説明した情報処理装置(再生装置)400の記憶部(PSR32)に格納された画像変換機能情報を参照して判定する。
一方、情報処理装置(再生装置)400が、情報記録媒体510に記録された再生用VR画像を非VR画像に変換できないことが確認された場合は、ステップS213に進む。
ステップS212の判定処理において、情報処理装置(再生装置)400が、情報記録媒体510に記録された再生用VR画像を非VR画像に変換できないことが確認された場合は、ステップS213に進む。
情報処理装置400は、ステップS213において、表示可能な非VR画像がないことを通知するメッセーシを生成して表示装置520に出力する。
ステップS222の処理は表示装置520の実行する処理である。
表示装置520は、ステップS222において、情報処理装置400から入力した表示可能な非VR画像がないことを通知するメッセーシの出力(表示)処理を実行する。
一方、ステップS212の判定処理において、情報記録媒体510に記録された再生用VR画像を非VR画像に変換できることが確認された場合は、ステップS214に進む。
この場合、情報処理装置400は、ステップS214において、情報記録媒体510に記録された再生用VR画像を非VR画像に変換し、変換後の非VR画像を表示装置520に出力する。
ステップS223の処理は表示装置520の実行する処理である。
表示装置520は、ステップS223において、情報処理装置400から入力したVR画像ではない非VR画像の表示処理を実行する。
ステップS211において、情報記録媒体510にVR画像ではない非VR画像が記録されていることが確認された場合には、ステップS215に進む。
情報処理装置400は、ステップS215において、VR画像ではない非VR画像データを表示装置に出力する。
ステップS215の処理の後も、表示装置520は、ステップS223の処理を実行する。
表示装置520は、ステップS223において、情報処理装置400から入力したVR画像ではない非VR画像の表示処理を実行する。
次に、情報記録媒体に対するデータ記録、情報記録媒体からのデータ再生を実行する情報処理装置、情報記録媒体からの再生データを表示する表示装置、あるいは情報記録媒体製造装置として適用可能な情報処理装置のハードウェア構成例について、図38を参照して説明する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
(1) 情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する情報処理装置。
画像タイプの異なるタイプ1のVR画像とタイプ2のVR画像、さらに、VR画像ではない非VR画像各々についての表示機能を表示装置が有するか否かの情報を含む情報であり、
前記VR識別情報は、
前記情報記録媒体に、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれのタイプの画像データが記録されているかを示す情報を含む情報であり、
前記データ処理部は、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能なVR画像、またはVR画像ではない非VR画像のいずれかを出力する(1)に記載の情報処理装置。
前記表示装置情報に基づいて、前記表示装置がVR画像ではない非VR画像のみ表示可能な表示装置であることが確認され、
前記VR識別情報に基づいて、情報記録媒体に記録された画像がVR画像であることが確認された場合、
情報記録媒体から読み取ったVR画像を非VR画像に変換して前記表示装置に出力する(1)または(2)に記載の情報処理装置。
記憶部に格納された画像変換機能情報を参照して、情報記録媒体に記録されたVR画像を非VR画像に変換可能か否かを確認し、変換可能であることが確認された場合に、情報記録媒体から読み取ったVR画像を非VR画像に変換して前記表示装置に出力する(3)に記載の情報処理装置。
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルである(1)〜(4)いずれかに記載の情報処理装置。
前記情報記録媒体に記録された画像データの表示処理に適用する再生データ情報を前記表示装置に送信する構成であり、
前記再生データ情報には、再生画像データがタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれのタイプの画像データであるかを示すVR識別情報を含む(1)〜(5)いずれかに記載の情報処理装置。
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する情報処理装置。
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルである(7)に記載の情報処理装置。
インデックスファイルには、情報記録媒体の記録データ全体に関するVR識別情報を記録し、
プレイリストファイルには、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を記録し、
クリップ情報ファイルには、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を記録する(8)に記載の情報処理装置。
前記再生データファイルに格納された画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを記録データとして含み、
再生装置が、前記VR識別情報を参照して、再生データを表示する表示装置の表示機能に適合したタイプの画像データを選択再生することを可能とした情報記録媒体。
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルである(10)に記載の情報記録媒体。
前記プレイリストファイルは、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を格納し、
クリップ情報ファイルは、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を格納した構成である(11)に記載の情報記録媒体。
データ処理部を有し、
前記データ処理部は、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する表示装置。
画像タイプの異なるタイプ1のVR画像とタイプ2のVR画像、さらに、VR画像ではない非VR画像各々についての表示機能を表示装置が有するか否かの情報を含む情報である(13)に記載の表示装置。
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する情報処理方法。
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する情報処理方法。
前記表示装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行する再生装置とのデータ送受信を実行する通信部と、
データ処理部を有し、
前記データ処理部が、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する情報処理方法。
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力する処理と、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得する処理と、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する処理を実行させるプログラム。
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する処理を実行させるプログラム。
前記表示装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行する再生装置とのデータ送受信を実行する通信部と、
データ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を生成して、前記再生装置に出力する処理を実行させるプログラム。
具体的には、情報記録媒体からのデータ再生を実行するデータ処理部が、再生データ表示処理を行なう表示装置から、表示可能なVR画像のタイプ情報等の画像表示機能情報を入力し、情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR各画像のどの画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、取得した表示装置機能情報とVR識別情報との対比結果に基づいて、表示装置において表示可能な画像データを情報記録媒体から読み取り、表示装置に出力する。
本構成により、情報記録媒体に格納された画像のタイプと、表示装置の表示機能情報に応じて、記録媒体から表示可能な画像を取得して表示装置に出力する構成が実現される。
2 携帯端末
3 スピーカ
5 ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)
6 スピーカ
10 情報記録媒体(ディスク)
20 再生装置
30 表示装置
51 管理情報設定部
52 データ部
300 情報処理装置
301 データ入力部
302 ユーザ入力部
303 制御部
304 記憶部
305 多重化処理部
306 記録部
307 ドライブ
308 情報記録媒体
311 字幕データ取得部
312 画像データ取得部
313 音声データ取得部
314 マルチプレクサ
400 情報処理装置
401 制御部
402 ユーザ入力部
403 ドライブ
404 記録再生部
405 記憶部
406 再生処理部
407 入出力I/F
411 デマルチプレクサ
412 字幕データ生成部
413 画像データ生成部
414 音声データ生成部
415 出力データ生成部
510 情報記録媒体
520 表示装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 バス
605 入出力インタフェース
606 入力部
607 出力部
608 記憶部
609 通信部
610 ドライブ
611 リムーバブルメディア
Claims (12)
- 情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する構成であり、
前記データ処理部は、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能なVR画像が含まれると判定した場合、
前記表示装置において表示可能なVR画像を格納したストリームファイルの再生制御情報であるプレイリストを選択取得し、
選択取得したプレイリストの格納データに基づいて、再生画像データの種類情報を含む再生データ情報(インフォフレーム)を生成して、前記表示装置に出力する情報処理装置。 - 前記表示装置情報は、
画像タイプの異なるタイプ1のVR画像とタイプ2のVR画像、さらに、VR画像ではない非VR画像各々についての表示機能を表示装置が有するか否かの情報を含む情報であり、
前記VR識別情報は、
前記情報記録媒体に、タイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれのタイプの画像データが記録されているかを示す情報を含む情報であり、
前記データ処理部は、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能なVR画像、またはVR画像ではない非VR画像のいずれかを出力する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記データ処理部は、
前記表示装置情報に基づいて、前記表示装置がVR画像ではない非VR画像のみ表示可能な表示装置であることが確認され、
前記VR識別情報に基づいて、情報記録媒体に記録された画像がVR画像であることが確認された場合、
情報記録媒体から読み取ったVR画像を非VR画像に変換して前記表示装置に出力する請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記データ処理部は、
記憶部に格納された画像変換機能情報を参照して、情報記録媒体に記録されたVR画像を非VR画像に変換可能か否かを確認し、変換可能であることが確認された場合に、情報記録媒体から読み取ったVR画像を非VR画像に変換して前記表示装置に出力する請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記データベースファイルは、
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルである請求項1〜4いずれかに記載の情報処理装置。 - 前記データ処理部は、
前記情報記録媒体に記録された画像データの表示処理に適用する再生データ情報を前記表示装置に送信する構成であり、
前記再生データ情報には、再生画像データがタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれのタイプの画像データであるかを示すVR識別情報を含む請求項1〜5いずれかに記載の情報処理装置。 - 情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する構成であり、
前記データベースファイルは、
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルであり、
前記データ処理部は、
インデックスファイルには、情報記録媒体の記録データ全体に関するVR識別情報を記録し、
プレイリストファイルには、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を記録し、
クリップ情報ファイルには、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を記録する情報処理装置。 - 画像データを格納した再生データファイルと、
前記再生データファイルに格納された画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを記録データとして含み、
再生装置が、前記VR識別情報を参照して、再生データを表示する表示装置の表示機能に適合したタイプの画像データを選択再生することを可能とした情報記録媒体であり、
前記データベースファイルは、
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルであり、
前記インデックスファイルは、情報記録媒体の記録データ全体に関するVR識別情報を格納し、
前記プレイリストファイルは、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を格納し、
クリップ情報ファイルは、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を格納した構成である情報記録媒体。 - 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力し、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得し、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力し、
前記データ処理部は、さらに、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能なVR画像が含まれると判定した場合、
前記表示装置において表示可能なVR画像を格納したストリームファイルの再生制御情報であるプレイリストを選択取得し、
選択取得したプレイリストの格納データに基づいて、再生画像データの種類情報を含む再生データ情報(インフォフレーム)を生成して、前記表示装置に出力する情報処理方法。 - 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記データ処理部が、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する処理を実行し、
前記データベースファイルは、
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルであり、
前記データ処理部は、
インデックスファイルには、情報記録媒体の記録データ全体に関するVR識別情報を記録し、
プレイリストファイルには、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を記録し、
クリップ情報ファイルには、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を記録する情報処理方法。 - 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体の記録データの再生処理を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体からの再生データの表示処理を行なう表示装置から、
異なる方向の画像を選択的に表示可能とした画像であるVR(Virtual Reality)画像の表示機能情報を含む表示装置情報を入力する処理と、
前記情報記録媒体に記録されたデータベースファイルから、情報記録媒体に記録された画像データにVR画像が含まれるか否かを示すVR識別情報を取得する処理と、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能な画像データを前記情報記録媒体から読み取り、前記表示装置に出力する処理を実行させ、
前記プログラムは、さらに、前記データ処理部に、
前記表示装置情報と、前記VR識別情報との対比結果に基づいて、前記表示装置に表示可能なVR画像が含まれると判定した場合、
前記表示装置において表示可能なVR画像を格納したストリームファイルの再生制御情報であるプレイリストを選択取得させ、
選択取得したプレイリストの格納データに基づいて、再生画像データの種類情報を含む再生データ情報(インフォフレーム)を生成して、前記表示装置に出力させるプログラム。 - 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、情報記録媒体に対するデータ記録を実行するデータ処理部を有し、
前記プログラムは、前記データ処理部に、
前記情報記録媒体の記録画像データとして、
異なる方向の画像を選択的に表示可能としたVR(Virtual Reality)画像であるタイプ1のVR画像、タイプ2のVR画像、VR画像ではない非VR画像のいずれが含まれるかを示すVR識別情報を格納したデータベースファイルを生成して情報記録媒体に記録する処理を実行させ、
前記データベースファイルは、
Blu−ray(登録商標)ディスク・フォーマットにおいて規定されるインデックスファイル、またはプレイリストファイル、またはクリップ情報ファイルのいずれかのデータファイルであり、
前記プログラムは、前記データ処理部に、さらに、
インデックスファイルに、情報記録媒体の記録データ全体に関するVR識別情報を記録させ、
プレイリストファイルに、プレイリストファイルによる再生対象データ単位のVR識別情報を記録させ、
クリップ情報ファイルに、クリップ情報ファイルに対応付けられた再生データ単位のVR識別情報を記録させるプログラム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016035428 | 2016-02-26 | ||
JP2016035428 | 2016-02-26 | ||
PCT/JP2017/004179 WO2017145721A1 (ja) | 2016-02-26 | 2017-02-06 | 情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2017145721A1 JPWO2017145721A1 (ja) | 2018-12-20 |
JP6973371B2 true JP6973371B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=59685126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018501118A Active JP6973371B2 (ja) | 2016-02-26 | 2017-02-06 | 情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11122252B2 (ja) |
EP (1) | EP3422347B1 (ja) |
JP (1) | JP6973371B2 (ja) |
WO (1) | WO2017145721A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7267764B2 (ja) * | 2019-02-08 | 2023-05-02 | キヤノン株式会社 | 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム、及び、記憶媒体 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0962861A (ja) * | 1995-08-21 | 1997-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パノラマ映像装置 |
US7483939B2 (en) * | 2005-08-25 | 2009-01-27 | General Electric Company | Medical processing system allocating resources for processing 3D to form 2D image data based on report of monitor data |
WO2009133714A1 (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-05 | パナソニック株式会社 | 立体視映像を再生するための光ディスク |
JP5262546B2 (ja) * | 2008-10-08 | 2013-08-14 | ソニー株式会社 | 映像信号処理システム、再生装置および表示装置、ならびに映像信号処理方法 |
JP2011254239A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Sony Corp | 記録装置、再生装置、記録再生システム、記録媒体およびプログラム |
JP6044328B2 (ja) | 2012-12-26 | 2016-12-14 | 株式会社リコー | 画像処理システム、画像処理方法およびプログラム |
JP5637298B2 (ja) * | 2013-12-10 | 2014-12-10 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、電子機器および表示制御方法 |
US10204658B2 (en) * | 2014-07-14 | 2019-02-12 | Sony Interactive Entertainment Inc. | System and method for use in playing back panorama video content |
KR20170060485A (ko) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 삼성전자주식회사 | 표시 모드에 따른 콘텐트를 표시하기 위한 전자 장치 및 방법 |
-
2017
- 2017-02-06 EP EP17756162.8A patent/EP3422347B1/en active Active
- 2017-02-06 US US16/064,403 patent/US11122252B2/en active Active
- 2017-02-06 JP JP2018501118A patent/JP6973371B2/ja active Active
- 2017-02-06 WO PCT/JP2017/004179 patent/WO2017145721A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3422347A1 (en) | 2019-01-02 |
WO2017145721A1 (ja) | 2017-08-31 |
EP3422347A4 (en) | 2019-03-13 |
US20190014306A1 (en) | 2019-01-10 |
EP3422347B1 (en) | 2021-12-29 |
US11122252B2 (en) | 2021-09-14 |
JPWO2017145721A1 (ja) | 2018-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103503070B (zh) | 与高画质有关的记录介质、再现装置、记录装置、编码方法、及解码方法 | |
JP6508248B2 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP6508249B2 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
CN103281547B (zh) | 数据结构、记录介质、播放设备和播放方法以及程序 | |
JP6471915B2 (ja) | 再生装置、再生方法、情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
JPWO2016027579A1 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP6992740B2 (ja) | 情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
US8305860B2 (en) | Information processing device, information processing method, and program | |
JP6863271B2 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP6241692B2 (ja) | 再生装置、再生方法、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および記録媒体 | |
WO2015178112A1 (ja) | 情報処理装置、情報生成装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP6973371B2 (ja) | 情報処理装置、表示装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JPWO2017199743A1 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP6589980B2 (ja) | 情報処理装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
KR20190131025A (ko) | 정보 처리 장치, 정보 기록 매체 및 정보 처리 방법, 그리고 프로그램 | |
JP2015153441A (ja) | 情報処理装置、情報記録装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム | |
JP2015167059A (ja) | 情報処理装置、情報記録装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211018 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6973371 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |