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JP6972697B2 - ノズルプレート、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 - Google Patents

ノズルプレート、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、表面に撥液処理が施されたノズルプレート、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置に関するものである。
液体噴射装置は、液体噴射ヘッドを備え、液体噴射ヘッドのノズルプレートに開設されたノズルから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置があるが、最近ではごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を生かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置、バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを噴射し、ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは生体有機物の溶液を噴射する。
このような液体噴射装置において、ノズルから噴射された液滴の一部がノズルプレートの表面(詳しくは、液滴が噴射される側の面)に付着することがある。特に、ノズルの近傍に液体が付着すると、ノズルから噴射される液滴に干渉して液滴の飛翔方向が曲がる等の不具合が発生する虞がある。このような不具合を抑制するため、ノズルプレートの表面に撥液膜を形成した液体噴射ヘッドが開示されている(特許文献1参照)。
特開2014−124874号公報
ところで、液体噴射装置は、ノズルプレートの表面に付着したインクやゴミ等を除去するべく、ノズルプレートの表面を払拭する払拭部材(例えば、ワイパー等)を備えている。この払拭部材による払拭動作によりノズルプレートの表面の撥液膜が摩耗し、ノズルプレートの表面の撥液性が低下する虞があった。特に、ノズルから噴射する液体に酸化チタン等の顔料が含まれる場合、この顔料が研磨剤のように作用し、撥液膜が一層摩耗し易くなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は撥液性の劣化が抑制されたノズルプレート、液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置を提供することにある。
本発明のノズルプレートは、上記目的を達成するために提案されたものであり、液体が噴射されるノズルが一の面側に開口されたノズルプレートであって、
DLC層が、前記一の面側に形成され、
前記DLC層の表面は、凹部分および凸部分で構成される凹凸形状を有し、
隣り合う前記凸部分の前記液体が接触する側の端部は、前記一の面と交差する方向において位置が異なることを特徴とする。
この構成によれば、DLC層の表面の凹凸形状によりノズルプレートの一の面に撥液性を付与することができる。すなわち、ロータス効果によりノズルプレートの一の面における撥液性を向上させることができる。また、ノズルプレートに撥液性を付与する撥液層として、耐摩擦性(換言すると、耐久性)に優れたDLC層を採用したので、ノズルプレートの一の面における撥液性の劣化を抑制できる。
上記構成において、前記DLC層の前記凹凸形状は、大きさの異なる粒子が複数並ぶことで形成されたことが望ましい。
この構成によれば、DLC層に凹凸形状を容易に形成できる。
また、上記各構成の何れかにおいて、前記DLC層は、フッ素を含有することが望ましい。
この構成によれば、ノズルプレートの一の面における撥液性をさらに向上させることができる。
さらに、上記各構成の何れかにおいて、前記DLC層の前記表面の算術平均粗さRaが1[μm]以下であることが望ましい。
この構成によれば、ノズルプレートの一の面における撥液性を一層向上させることができる。
また、上記各構成の何れかにおいて、アモルファス層が、前記一の面側に形成され、
前記DLC層が、前記アモルファス層に積層されたことが望ましい。
この構成によれば、DLC層のノズルプレートに対する密着性を向上させることができる。その結果、DLC層が剥がれることによる撥液性の劣化を抑制できる。
そして、本発明の液体噴射ヘッドは、上記各構成の何れかのノズルプレートを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、高耐久なノズルプレートを備えるため、液体噴射ヘッドの信頼性を向上させることができる。
また、本発明の液体噴射装置は、上記構成の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体噴射装置の信頼性を向上させることができる。
プリンターの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドの構成を説明する要部の断面図である。 ノズルプレートの断面を拡大した模式図である。 表面粗さと接触角との関係を示すグラフである。 DLC層の製造方法を説明する模式図である。 第2の実施形態におけるノズルプレートの断面を拡大した模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、液体噴射ヘッドの一種として、液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、プリンター)1に搭載されたインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)3を例に挙げて説明する。
図1は、プリンター1の斜視図である。プリンター1は、記録紙等の記録媒体2(着弾対象の一種)の表面に対してインク(液体の一種)を噴射して画像等の記録を行う装置である。このプリンター1は、記録ヘッド3、この記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構5、記録媒体2を副走査方向に移送する搬送機構6等を備えている。ここで、上記のインクは、液体供給源としてのインクカートリッジ7に貯留されている。このインクカートリッジ7は、記録ヘッド3に対して着脱可能に装着される。なお、インクカートリッジがプリンターの本体側に配置され、当該インクカートリッジからインク供給チューブを通じて記録ヘッドに供給される構成を採用することもできる。
上記のキャリッジ移動機構5はタイミングベルト8を備えている。そして、このタイミングベルト8はDCモーター等のパルスモーター9により駆動される。したがってパルスモーター9が作動すると、キャリッジ4は、プリンター1に架設されたガイドロッド10に案内されて、主走査方向(記録媒体2の幅方向)に往復移動する。キャリッジ4の主走査方向の位置は、位置情報検出手段の一種であるリニアエンコーダー(図示せず)によって検出される。リニアエンコーダーは、その検出信号、即ち、エンコーダーパルス(位置情報の一種)をプリンター1の制御部に送信する。
記録媒体2が搬送される領域(又は、印刷領域)に対して主走査方向の一端側(図1中、右側)に外れた位置には、記録ヘッド3の待機位置であるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、キャップ11及びワイパー12が設けられている。キャップ11は、ホームポジションに待機する記録ヘッド3のノズル面23(後述)を封止する、例えば、弾性体からなる部材である。また、ワイパー12は、ホームポジションに待機する記録ヘッド3のノズル面23を払拭する部材である。本実施形態におけるワイパー12は、エラストマー等の弾性体からなり、ブレード状に形成されている。なお、ワイパー12としては、綿、絹等の布からなるシート状の部材を用いることもできる。
次に記録ヘッド3について説明する。図2は、記録ヘッド3の構成を説明する要部の断面図である。図3は、ノズルプレート21の断面を拡大した模式図である。なお、記録ヘッド3の構成はノズル列方向に直交する方向において概ね左右対称であるため、図2では一方の構成のみを表している。また、図3においては、図2とは逆にノズル面23が上方になるように表している。さらに、以下の説明では、便宜上、ヘッドケース16側を上方(又は上側)、ノズル面23側を下方(又は下側)として説明する。本実施形態における記録ヘッド3は、図2に示すように、アクチュエーターユニット14及び流路ユニット15が積層された状態でヘッドケース16に取り付けられている。
ヘッドケース16は、合成樹脂製の箱体状部材であり、その内部には各圧力室30にインクを供給する液体導入路18が形成されている。この液体導入路18は、後述する共通液室25と共に、複数形成された圧力室30に共通なインクが貯留される空間である。本実施形態においては、2列に並設された圧力室30の列に対応して液体導入路18が2つ形成されている。また、ヘッドケース16の下側(流路ユニット15側)の部分には、当該ヘッドケース16の下面(流路ユニット15側の面)からヘッドケース16の高さ方向の途中まで直方体状に窪んだ収容空間17が形成されている。流路ユニット15がヘッドケース16の下面に位置決めされた状態で接合されると、後述する連通基板24に積層されたアクチュエーターユニット14が収容空間17内に収容されるように構成されている。さらに、収容空間17の天井面の一部には、ヘッドケース16の外側の空間と収容空間17とを連通する挿通開口19が開設されている。この挿通開口19を通じて図示しないFPC(フレキシブルプリント基板)等の配線基板が収容空間17内に挿通され、当該収容空間17内のアクチュエーターユニット14に接続される。
本実施形態における流路ユニット15は、連通基板24及びノズルプレート21を有している。ノズルプレート21は、連通基板24の下面(圧力室形成基板29とは反対側の面)に接合されたシリコン製の基板(例えば、シリコン単結晶基板)である。本実施形態では、このノズルプレート21により、後述する共通液室25となる空間の下面側の開口が封止されている。また、ノズルプレート21には、複数のノズル22が直線状(列状)に開設されている。この複数のノズル22からなるノズル22の列(すなわち、ノズル列)は、ノズルプレート21に2列形成されている。各ノズル列を構成するノズル22は、一端側のノズル22から他端側のノズル22までドット形成密度に対応したピッチで、例えば主走査方向に沿って等間隔に設けられている。なお、ノズルプレートを連通基板における共通液室から内側に外れた領域に接合し、共通液室となる空間の下面側の開口を、例えば可撓性を有するコンプライアンスシート等の部材で封止することもできる。また、以下の説明においては、ノズル22が開口するノズルプレート21の外側の面(図2における下面、本発明における一の面に相当)を、ノズル面23と称する。
本実施形態におけるノズルプレート21の表面には、図3に示すように、例えば、熱酸化膜(SiO)及びこれに積層された酸化タンタル膜(TaOx)や窒化タンタル膜(TaN)等からなる下地層39が形成されている。この下地層39は、耐インク性を有し、ノズルプレート21の表面を保護する層である。この下地層39により、たとえDLC層40の一部にピンホールやクラック等の欠陥が生じたとしてもノズルプレート21のノズル面23を保護することができる。なお、下地層39は1つの層からなる単層構造でも良いし、複数の層が積層してなる積層構造でも良い。複数の層で構成される場合は、最表面の層が耐インク性を有するように構成すればよい。また、この下地層39は、ノズル22の内面やノズル面23とは反対側の面にも形成されている。
ノズル面23における下地層39の表面(ノズルプレート21の一の面側)には、撥液性を有する撥液層として、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)層40が積層されている。本実施形態においては、ノズル面23の全面にDLC層40が形成されている。このDLC層40は、図3に示すように、柱状の粒子41が複数並んだ状態に形成されている。この柱状の粒子41は、例えば、数十[nm]〜数[μm]の大きさの微結晶ダイヤモンドやDLC等からなり、ノズル面23に不規則に且つ密に配置されている。そして、この粒子41により、DLC層40の表面に微小な凹凸形状が形成される。すなわち、粒子41が凹凸形状の凸部分49を構成し、粒子と粒子との間が凹凸形状の凹部分50を構成する。ここで、粒子41(凸部分49)の先端部(インクが接触する側の端部)は、一の面と交差する方向(換言すると、高さ方向)に向けて先細った形状に構成されている。このため、凹部分50は、凸部分49の先端から斜めに傾斜した面と、これに隣り合う凸部分49の先端から斜めに傾斜した面との間に形成される。すなわち、凹部分50は、凸部分49の高さ方向における先端側に向けて広がるように形成されている。また、個々の粒子41は、それぞれ異なる大きさに形成されている。このため、隣り合う凸部分49の先端部は、高さ方向において位置が異なるように形成される。
このように、ノズル面23に凹凸形状を形成することで、ロータス効果により当該ノズル面23に撥液性を付与することができる。すなわち、ノズル面23に凹凸形状をつけることで、蓮の葉の表面が水を弾くのと同じ原理で撥液性を付与することができる。また、凸部分49の先端部が先細っているため、凸部分49におけるインク(液体)の接触面積を小さくでき、インク(液体)が点接触に近い状態で凸部分49と接触するようになる。これにより、ノズル面23における撥液性を一層向上させることができる。さらに、隣り合う凸部分49の高さが異なるため、隣り合う凸部分の高さが揃ったものと比べて、隣り合う凸部分49の先端間の距離を広げることができる。すなわち、インクが接触する位置を広げることができる。その結果、撥液性をより一層向上させることができる。そして、DLC層40を柱状の粒子41が複数並んだ状態に構成することで、撥液性を有するDLC層40を容易に形成できるようになる。なお、ノズル面23へDLC層40を形成する方法に関し、詳しくは後述する。
ここで、撥液性(撥液の度合)は、DLC層40の表面の凹凸形状、すなわち粗さに応じて変化する。図4は、DLC層40の表面の粗さ(算術平均粗さRa[μm])と接触角(純水に対する接触角[°])との関係を示すグラフである。このグラフから、Raが小さくなるほど接触角が大きくなっていることが分かる。特に、Raが1[μm]の場合に接触角が約95[°]となっている。一般的なプリンターにおいては、ノズル面23における接触角として90[°]以上が要求されるため、DLC層40の表面のRaが1[μm]以下になるように構成することが望ましい。本実施形態においては、表面におけるRaが約0.08[μm](すなわち80[nm])になるようにDLC層40が形成されている。このため、本実施形態におけるノズル面23は、接触角が約110[°]になっている。また、本実施形態におけるDLC層40は、約200〜300[nm]の厚さ(膜厚)に形成されている。
連通基板24は、図2に示すように、流路ユニット15の上部(ヘッドケース16側の部分)を構成するシリコン製の基板である。この連通基板24には、液体導入路18と連通し、各圧力室30に共通なインクが貯留される共通液室25と、この共通液室25を介して液体導入路18からのインクを各圧力室30に個別に供給する個別連通路26と、圧力室30とノズル22とを連通するノズル連通路27とが、異方性エッチング等により形成されている。共通液室25は、ノズル列方向に沿った長尺な空部であり、2列に並設された圧力室30の列に対応して2列に形成されている。また、個別連通路26及びノズル連通路27は、ノズル列方向に沿って複数形成されている。
本実施形態におけるアクチュエーターユニット14は、図2に示すように、圧力室形成基板29、振動板31、アクチュエーターの一種である圧電素子32、及び、封止板33が積層されてユニット化された状態で、連通基板24に接合されている。なお、アクチュエーターユニット14は、収容空間17内に収容可能なように、収容空間17よりも小さく形成されている。
圧力室形成基板29は、アクチュエーターユニット14の下部(流路ユニット15側の部分)を構成するシリコン製の基板(例えば、シリコン単結晶基板)である。この圧力室形成基板29には、異方性エッチングにより一部が板厚方向に除去されて、圧力室30となるべき空間がノズル列方向に沿って複数並設されている。この空間は、下方が連通基板24により区画され、上方が振動板31により区画されて圧力室30を構成する。また、この空間、すなわち圧力室30は、2列に形成されたノズル列に対応して2列に形成されている。各圧力室30は、ノズル列方向に直交する方向に長尺な空部であり、長手方向の一側の端部に個別連通路26が連通すると共に、他側の端部にノズル連通路27が連通する。
振動板31は、例えば、圧力室形成基板29の上面に形成された二酸化シリコン(SiO)からなる弾性膜と、この弾性膜上に形成された酸化ジルコニウム(ZrO)からなる絶縁体膜と、からなる。この振動板31における各圧力室30に対応する領域は、撓み変形が許容される駆動領域35であり、圧電素子32が積層されている。本実施形態における圧電素子32は、所謂撓みモードの圧電素子である。この圧電素子32は、例えば、振動板31上に、下電極層、圧電体層及び上電極層が順次積層されてなる。この上電極膜又は下電極膜のうち何れか一方が各圧電素子32に共通に形成された共通電極となり、他方が各圧電素子32に個別に形成された個別電極となっている。そして、下電極層と上電極層との間に両電極の電位差に応じた電界が付与されると、圧電素子32はノズル22から遠ざかる方向あるいは近接する方向に撓み変形する。これにより、圧力室30の容積が変化し、当該圧力室30内のインクに圧力変動が生じることになる。そして、この圧力変動を利用することで、圧力室30内のインクをノズル22から噴射することができる。なお、本実施形態における圧電素子32は、ノズル列方向に沿って2列に並設された圧力室30に対応して、当該ノズル列方向に沿って2列に形成されている。
封止板33は、図2に示すように、圧力室形成基板29の上面(詳しくは、振動板31の上面)に接合されたシリコン単結晶、金属、又は、合成樹脂等からなる基板である。この封止板33の下面には、当該封止板33の下面から封止板33の板厚方向の途中まで窪んだ圧電素子収容空間36が形成されている。そして、この圧電素子収容空間36内に、圧電素子32の列が収容されている。本実施形態では、2列に形成された圧電素子32の列に対応して、圧電素子収容空間36が2列に形成されている。なお、2つの圧電素子収容空間36の間の部分には、封止板33が板厚方向に貫通された開口が形成されている。この開口内において、挿通開口19を通じて挿通された配線基板の端子と、圧電素子32から延在された配線の端子とが接続される。
次に、記録ヘッド3の製造方法、特に、ノズルプレート21の製造方法について詳しく説明する。なお、本実施形態においては、ノズルプレート21となる基板42(例えば、シリコンウエハー)にDLC層40を形成した後、個々のノズルプレート21に分割する方法を例示する。図5は、DLC層40の製膜方法(本実施形態では、プラズマイオン注入法)を説明する、ノズルプレート21(基板42)の断面における模式図である。
まず、ノズルプレート21となる基板42の所定の位置にノズル22を形成する。ノズル22は、例えば、レーザーやボッシュ法等により、ノズルプレート21を貫通した状態に形成される。次に、基板42の表面に下地層39を形成する。下地層39は、例えば、熱酸化によりノズルプレート21の表面に熱酸化膜(SiO)を形成した後、スパッタリング法、ALD法(原子層堆積法)、化学気相成長法、真空蒸着法等により、例えば酸化タンタル膜(TaOx)等の層を形成してなる。
ノズルプレート21に下地層39を形成したならば、図5に示すような、プラズマイオン注入法を用いてDLC層40を形成する。プラズマイオン注入法は、図示しないRF(高周波)電源によりチャンバー(容器)内にガスプラズマPを生成し、パルス電源44によりチャンバー内に配置された基板42に対して高電圧パルスバイアスを、例えば数十〜数百マイクロ秒の周期で印加することでプラズマP中のイオンを加速する手法である。これにより、基板42に対して高エネルギーイオンが短時間に繰り返し照射され(図5における矢印参照)、当該基板42上にDLC層40が形成される。本実施形態においては、プロセスガスとしてアセチレン(C)及びメタン(CH)等を流量40[sccm]でチャンバー内に導入し、チャンバー内のガス圧力を1[Pa]に調整した。また、チャンバー内部に取り付けられた回路等を介して周波数13.56[MHz]の高周波電力を投入することで、チャンバー内部にプラズマを生成した。さらに、パルス電源44により負極性のバイアスピーク電圧が−5[KV]、周波数が4000[Hz]のパルスバイアスを基板42に印加した。そして、本発明においては、図示しないヒーター等の加熱機構により基板42を加熱した状態で、上記のプラズマイオン注入法を行った。
ここで、プラズマイオン注入法における基板42の温度を変えることで、基板42に形成される層の構成を変えることができる。具体的には、基板42の温度が200℃以下の場合には、基板42にアモルファスの単層が形成される。また、基板42の温度が300℃の場合には、基板42にDLCの層が形成される。このDLCの層は、微結晶ダイヤモンドやDLCからなる柱状の粒子41が複数並んだ状態に構成される。すなわち、基板42に形成されるDLCの層の表面には、柱状の粒子41に起因する細かな凹凸形状(凸部分49及び凹部分50)が形成される。このように、基板42の温度が300℃よりも高い場合には、結晶等が基板42の表面から柱状に成長し、凹凸形状を有するDLCの層が形成される。そして、基板42の温度が300℃から高くなるにつれて、基板42に形成される柱状の粒子41の大きさは小さくなり、表面の凹凸形状も小さくなる。すなわち、プラズマイオン注入法における基板42の温度が高くなるほど、基板42に形成されるDLC層40の表面のRaも小さくなる。本実施形態では、プラズマイオン注入法における基板42の温度を400℃に設定して、基板42にDLCの層を形成した。これにより、表面におけるRaが約0.08[μm]となるDLC層40が形成される。
上記の方法により、基板42にDLC層40を形成したならば、カッター等により個々のノズルプレート21に分割する。これにより、ノズル面23にDLC層40が形成されたノズルプレート21が作製される。その後、分割されたノズルプレート21を連通基板24の下面に接合し、アクチュエーターユニット14を連通基板24の上面に接合する。そして、アクチュエーターユニット14が収容空間17内に収容されるようにヘッドケース16を連通基板24に取り付けることで、記録ヘッド3が作成される。
このように、プラズマイオン注入法を用いることで、表面に凹凸形状を有するDLC層40が形成されたノズルプレート21を容易に作製できる。これにより、ノズルプレート21のノズル面23に撥液性を付与することができる。すなわち、ロータス効果によりノズルプレート21のノズル面23における撥液性を向上させることができる。また、ノズルプレート21に撥液性を付与する層(撥液層)を、耐摩擦性(換言すると、耐久性)に優れたDLC層40としたので、ノズルプレート21のノズル面23における撥液性の劣化を抑制できる。その結果、ワイパー12による払拭動作に対するノズルプレート21の耐久性が向上し、ひいては記録ヘッド3及びプリンター1の信頼性が向上する。また、プラズマイオン注入法における基板42の温度を調整することで、DLC層40の表面の粗さを調整でき、ノズルプレート21表面の撥液の度合(具体的には、インクに対する接触角)を調整できる。本実施形態においては、DLC層40の表面の算術平均粗さRaが1[μm]以下になるように形成されたので、ノズルプレート21のノズル面23における撥液性を一層向上させることができる。
ところで、上記した第1の実施形態では、ノズルプレート21のノズル面23にDLC層40を積層したが、これには限られない。図6に示す第2の実施形態におけるノズルプレート21においては、ノズル面23にアモルファス層46が形成され、このアモルファス層46にDLC層47が積層されている。具体的には、上記した第1の実施形態と同様に、ノズルプレート21の表面には、下地層39が形成されている。そして、ノズル面23における下地層39の表面に、アモルファス層46とDLC層47とがこの順に積層されている。アモルファス層46は、DLC層47と略同じ組成からなる、DLCとは異なる非晶質(アモルファス)の層である。なお、DLC層47は、上記した第1の実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。本実施形態においては、アモルファス層46が約100〜300[nm]の厚さ(膜厚)に形成され、DLC層47が約200〜300[nm]の厚さ(膜厚)に形成されている。このように、ノズル面23とDLC層47との間にアモルファス層46を配置することで、当該アモルファス層46を緩衝膜として機能させることができる。すなわち、アモルファス層46は、DLC層47よりも柔らかいため、外部からの衝撃等を吸収することができる。また、アモルファス層46とDLC層47とは、組成がほぼ同じであるため、DLC層47がアモルファス層46に密着し易くなる。すなわち、DLC層47のノズルプレートに対する密着性を向上させることができる。その結果、DLC層47の一部(DLC層47を構成する粒子41等)が剥がれたり、脱落したりすることによる撥液性の低下(劣化)を抑制できる。なお、その他の構成は、上記した第1の実施と同じ構成であるため説明を省略する。
このような、ノズルプレート21の製造方法について説明する。まず、上記した第1の実施形態と同様に、基板42(ノズルプレート21)にノズル22及び下地層39を形成する。次に、下地層39にアモルファス層46を積層する。ここで、アモルファス層46は、プラズマイオン注入法における基板42の温度を調整することにより作成できる。具体的には、プラズマイオン注入法における基板42の温度を200℃に設定し、それ以外の製膜条件を第1の実施形態におけるDLC層40の製膜条件と同じにして、製膜する。これにより、基板42の表面にアモルファス層46が形成される。その後、第1の実施形態におけるDLC層40の製膜条件でプラズマイオン注入法により、DLC層47を成膜する。これにより、アモルファス層46に、表面におけるRaが約0.08[μm]となるDLC層47が積層される。なお、製膜条件を変えて、アモルファス層46をグラフェンがフィルム状に形成された層とすることもできる。
なお、上記した各実施形態におけるDLC層40、DLC層47としては、炭素のみから成るDLCの層に限られない。水素やフッ素を含有していても良い。特に、DLC層40、DLC層47にフッ素を含有させることで、ノズルプレート21のノズル面23における撥液性をさらに向上させることが可能になる。例えば、DLC層40、DLC層47として、フッ素を0.5〜30[原子%]含有するF−DLC(フッ素含有ダイヤモンドライクカーボン)層にすることで、フッ素を含有しないDLC層よりも撥液性を向上させることができる。なお、この場合でも、DLC層40、DLC層47(すなわち、F−DLC層)の表面の算術平均粗さRaが1[μm]以下になるように形成されることが望ましい。また、DLC層40、DLC層47にフッ素を含有させる方法としては、例えば、プラズマイオン注入法において、チャンバー内に導入するガスにフッ素成分(フッ素原子)を含むガス(例えば、四フッ化炭素ガス(CF))を導入することで可能となる。
ところで、上記した各実施形態では、シリコン製のノズルプレート21を例示したがこれには限られない。例えば、金属製のノズルプレートを採用することもできる。さらに、ノズルプレート自体が、耐インク性を有する場合、ノズルプレートの表面の下地層を無くすこともできる。この場合、ノズルプレートの表面にDLC層、又は、アモルファス層が積層される。また、上記した各実施形態では、圧力室30内のインクに圧力変動を生じさせる駆動素子として、所謂撓み振動型の圧電素子を例示したが、これには限られない。例えば、所謂縦振動型の圧電素子や、発熱素子、静電気力を利用して圧力室の容積を変動させる静電アクチュエーター等の各種アクチュエーターを採用することができる。
そして、以上においては、液体噴射装置として、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド3を備えたインクジェット式プリンター1を例に挙げて説明したが、本発明は、他の液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置にも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた液体噴射装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッドを備えた液体噴射装置、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた液体噴射装置等にも本発明を適用することができる。ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドでは液体の一種としてR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液体の一種として液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは液体の一種として生体有機物の溶液を噴射する。
1…プリンター,2…記録媒体,3…記録ヘッド,4…キャリッジ,5…キャリッジ移動機構,6…搬送機構,7…インクカートリッジ,8…タイミングベルト,9…パルスモーター,10…ガイドロッド,11…キャップ,12…ワイパー,14…アクチュエーターユニット,15…流路ユニット,16…ヘッドケース,17…収容空間,18…液体導入路,19…挿通開口,21…ノズルプレート,22…ノズル,23…ノズル面,24…連通基板,25…共通液室,26…個別連通路,27…ノズル連通路,29…圧力室形成基板,30…圧力室,31…振動板,32…圧電素子,33…封止板,35…駆動領域,36…圧電素子収容空間,39…下地層,40…DLC層,41…粒子,42…基板,44…パルス電源,46…アモルファス層,47…DLC層,49…凸部分,50…凹部分

Claims (8)

  1. 液体が噴射されるノズルが一の面側に開口されたノズルプレートであって、
    DLC層が、前記一の面側に形成され、
    前記DLC層の表面は、凹部分および凸部分で構成される凹凸形状を有し、
    隣り合う前記凸部分の前記液体が接触する側の端部は、前記一の面と交差する方向にお
    いて位置が異なり、
    前記DLC層の前記凹凸形状は、大きさの異なる粒子が複数並ぶことで形成され、
    前記粒子の先端部は、前記一の面と交差する方向に向けて先細った形状であることを特
    徴とするノズルプレート。
  2. 前記DLC層は、フッ素を含有することを特徴とする請求項1に記載のノズルプレート
  3. 前記DLC層の前記表面の算術平均粗さRaが1[μm]以下であることを特徴とする
    請求項1または請求項2の何れか一項に記載のノズルプレート。
  4. 前記DLC層の厚さは、200〜300[nm]であることを特徴とする請求項1また
    は請求項3に記載のノズルプレート。
  5. アモルファス層が、前記一の面側に形成され、
    前記DLC層が、前記アモルファス層に積層されたことを特徴とする請求項1から請求
    項4の何れか一項に記載のノズルプレート。
  6. 前記ノズルプレートは、シリコン単結晶により形成されることを特徴とする請求項1か
    ら請求項5の何れか一項に記載のノズルプレート。
  7. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のノズルプレートを備えたことを特徴とする
    液体噴射ヘッド。
  8. 請求項に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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