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JP6971667B2 - 固定具 - Google Patents

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JP6971667B2
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均 牧田
悦宏 増田
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田島ルーフィング株式会社
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Description

本発明は、例えば、屋根材のかぶせ改修において新規屋根材を留め付ける固定具であって、既存屋根材を貫通し新規屋根材を野地板に固定する固定具に関する。
屋根に敷設された住宅屋根用化粧スレート(既存の屋根材、以下、既存スレート)を改修する際、既存スレートの上に新規の下葺き材が施工され、その後、既存スレートにかぶさるよう新規の屋根材が施工される。このような改修は、かぶせ改修と呼ばれる。新規の屋根材には金属系の部材又はアスファルトシングル等が用いられる。そして、新規の屋根材を固定する際、既存スレートを貫通し、既存スレートの下にある野地板まで到達する釘やビス(固定具)が使用される。特許文献1には、例えば、瓦、屋根、下葺材、ハウスラップ等の基材を固定する際に、使用される釘が開示されている。
しかしながら、かぶせ改修で多く用いられる釘はその硬さが不足しているため、新規の屋根材は貫通するものの既存スレートまで打ち抜くことができない、または途中で曲がってしまう場合があった。そのため施工性が悪く、再度打ち込むと新規の下葺材に形成された釘穴を広げてしまう場合があるため漏水事故が発生する危険性があった。また、打ち込まれた釘が途中で曲がると、野地板まで到達しない場合があり、新規の屋根材が充分に固定されずその耐風性能を損なうこともある。
一方、コンクリートネイル等、既存の釘でも、硬い線材を用いたものがある。しかしながら、硬い材料を用いた場合、製造上、釘の頭部の径が小さくなり、アスファルトシングル等の新規の屋根材が充分に固定されず、充分な耐風性能を得ることが難しい。
特開平7−63207号公報
例えば住宅屋根用化粧スレートからなる既存の屋根材のかぶせ改修用として、充分な硬さを有する固定具が望まれている。
上記課題を解決するために、細長形状の胴部と、前記胴部の一方の端部に形成される頭部と他方の端部に形成される先細形状の先端部とを備える固定具であって、JIS規格のG3505でSWRM15に相当する硬さ以上の硬さを有する軟鋼線材から形成される、固定具が提供される。
本発明に係る固定具は、既存スレートである住宅屋根用化粧スレートのかぶせ改修用として充分な硬さを有していることから、従来のものと比較して確実に既存スレートまで打ち抜くことができ、また、施工時に途中で曲がる危険性が減少する。
開示する釘を示す側面図である。 開示する釘を用いて、新規の屋根材を既存の屋根材の上に固定した状態を示す断面図である。 開示する釘をエアネイラー用のプラシートで連結した状態を示す側面図である。 開示する釘をエアネイラー用のワイヤーで連結した状態を示す側面図である。
以下、添付の図面に基づいて、本実施形態である、固定具について説明する。
図1に本実施形態の固定具の一例である釘1を示す。釘1は、図1に示すように細長の胴部11と、胴部11の一方の端部に形成された平頭フラットの頭部12と、胴部11の他方の端部に形成された先細形状の先端部14を備える。また、釘1は、JIS規格のG3505でSWRM15に相当する硬さ以上の硬さを有する軟鋼線材から作製される。SWRM15は、成分のうち炭素量が0.13から0.18%である軟鋼の線材であり、JISで規定される8種類の軟鋼線材のうちの一つである。
図2に、本実施形態の釘1を用いて改修された屋根3の断面図を示す。屋根3では、野地板31に敷かれた下葺き材32に、既存の屋根材である住宅屋根用化粧スレート(既存スレート33)が敷設されている。既存スレート33のそれぞれは、既存の釘36により既存の下葺き材32を貫通して野地板31に固定されている。そして、改修のため、既存スレート33上に新規の下葺き材34が敷かれ、さらに、新規の下葺き材34の上に新規の屋根材であるアスファルトシングル35が、本実施形態の釘1を用いて固定される。
図2に示されるように、釘1は、アスファルトシングル35を固定するためには、アスファルトシングル35及び新規の下葺き材34だけでなく、既存スレート33及び既存の下葺き材32も貫通して、野地板31に達することが望ましい。しかしながら、従来の釘を用いると、柔らかいため、打ち込んでも既存スレート33に入らなかったり、途中で曲がったりして野地板31に達しない場合があった。その場合、打ち直しをすることから、例えば新規の下葺き材34に形成された釘の穴が広がってしまう、又は、釘穴が釘で埋められないため、新規の下葺き材34の防水性能を損なってしまう可能性があった。なお、既存の釘36は、例えばJIS規格のG3505でSWRM6程度の硬さの軟鋼線材から作製されている。
そのため、発明者らは、実験を重ね、かぶせ改修でアスファルトシングル35を固定するために充分な強度を有する釘の検討を行った。実験では、野地板12mm合板の上に、既存の下葺き材32、住宅屋根用化粧スレート(既存スレート33)、新規の下葺き材34、アスファルトシングル35を順に重ね、実験用の屋根を形成し、表1に示す釘をエアネイラーの空気圧を変更して打ち込んだ。それぞれを20本ずつ、実験用の屋根に打込んだ結果を表2に示す。
Figure 0006971667
Figure 0006971667
現行のくぎでは、常圧タイプだと20本中5本のみが問題なく打ち込むことができた。一方、40mmの長さの釘B及び50mmの長さの釘Cでは、頭が浮いた状態又は曲がってしまった。一方、高圧タイプとすると、20本中14本、20本中7本が問題なく打ち込むことができた。釘を高圧で打込み、さらに釘の長さLは短い方(40mm)がよいことが分かる。
さらに、コンクリート用の釘である釘D、釘Eを用いた場合は、全ての釘で問題なく打ち込むことができた。ある程度の硬さを有する釘であれば充分に打ち込むことが可能である。しかしながら、コンクリート用の釘は、JIS G 3506硬鋼線材等の硬い材料を用いており、その材質の硬さから頭部の径を大きくすることが難しい。そのため、アスファルトシングル等の新規の屋根材では充分な耐風性能を得ることが困難である。
そこで、発明者らは釘を、JIS規格のG3505でSWRM15に相当する硬さを有する軟鋼線材から作製し、同様の実験を行った。その結果、20本全ての釘で頭が浮いた状態は無く、また、すべて途中で曲がることはなく野地板まで貫通していることが確認された。そのため、線材はSWRM15以上の硬さが必要であり、長さLも40mm以上、50mm以下であれば問題が無いことが確認された。また、頭径Dを7.0mm以上とすればアスファルトシングル35を、充分な耐風性能を維持したまま、既存スレート33に固定できることが確認された。
そこで、本実施形態の釘1は、その長さLを40〜50mmとし、頭径Dを7.0mmとしている。この釘1の大きさは、図3及び図4に示されるように、エアネイラーに搭載できるよう、プラシートの一例であるポリエチレンシート2、又はワイヤー21により複数個、連結可能な大きさ及び形状である。
本実施形態の釘1を、手打ち用として用いることも可能である。その場合、釘1を傘釘形状(ワッシャーを付け、その後リング加工・めっき処理)にすることで、頭径Dをワッシャー分大きくすることができ、エアネイラーを用いた場合と比較して、施工本数を減らすことができる。
図1に示されるように、釘1は、胴部11の全体にリング部分15が設けられてもよい。また、釘1には、胴部11の一部にリング部分15が設けられてもよい。また、釘1はスクリューやハーブなどであってもよい。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本発明に係る固定具を用いれば、かぶせ改修をする際、固定具の打込みが失敗する危険性が減少し、改修作業の効率化、及び工期の短縮化につながる。
1 釘(固定具)
11 胴部
12 頭部
14 先端部
15 リング部分
2 ポリエチレンシート(プラシート)
21 ワイヤー
3 屋根
31 野地板
32 既存の下葺き材
33 既存スレート(既存の屋根材)
34 新規の下葺き材
35 アスファルトシングル(新規の屋根材)
36 既存の釘

Claims (2)

  1. 細長形状の胴部と、前記胴部の一方の端部に形成される頭部と他方の端部に形成される先細形状の先端部と、を備えた、既存の屋根材のかぶせ改修用の固定具であって、JIS規格のG3505でSWRM15に相当する線材の曲がりにくさ以上の曲がりにくさを有する軟鋼線材から形成され、
    前記固定具は、40mm以上、50mm以下の長さを有し、
    前記固定具の頭部は、7mm以上の径を有する、固定具。
  2. 前記固定具は、釘打機で使用できるように、プラシートに搭載可能な大きさで形成される、または、ワイヤーで連結可能に形成される、請求項1に記載の固定具。
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