JP6968127B2 - 力率改善コンバータ - Google Patents
力率改善コンバータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6968127B2 JP6968127B2 JP2019126647A JP2019126647A JP6968127B2 JP 6968127 B2 JP6968127 B2 JP 6968127B2 JP 2019126647 A JP2019126647 A JP 2019126647A JP 2019126647 A JP2019126647 A JP 2019126647A JP 6968127 B2 JP6968127 B2 JP 6968127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- transformer
- rectifying element
- secondary coil
- current path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
・本発明の態様は、各一次コイルに入力電圧をそれぞれ印加可能な第1のトランスおよび第2のトランスと、
前記入力電圧により前記第1のトランスの一次コイルに流れる電流が導通又は遮断するように制御される第1のスイッチング素子と、
前記入力電圧により前記第2のトランスの一次コイルに流れる電流が導通又は遮断するように制御される第2のスイッチング素子と、
前記第1および第2のトランスの二次側に設けられた共通の第1の出力端および第2の出力端と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が導通したときにその二次コイルに流れ得る第1のフォワード電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第1の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときにその二次コイルに流れる第1のフライバック電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第2の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに流れ得る第1の転流電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第3の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が導通したときにその二次コイルに流れ得る第2のフォワード電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第4の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときにその二次コイルに流れる第2のフライバック電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第5の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに流れ得る第2の転流電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第6の電流路とを備えたことを特徴とする。
・ 上記態様において、前記第2の出力端から前記第1のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第1の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第2のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第2の整流要素と、
前記第1のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第3の整流要素と、
前記第2のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第4の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端への電流を導通可能に接続された第5の整流要素と、を有することが、好適である。
さらにこの好適態様において、前記第1の電流路が、前記第1の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第2の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第3の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第4の電流路が、前記第2の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第5の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第6の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素とを含むことが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1の出力端に一端が接続されたリアクトルと、
前記第2の出力端から前記第1のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第1の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第2のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第2の整流要素と、
前記第1のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第3の整流要素と、
前記第2のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第4の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端への電流を導通可能にそれぞれ接続された第5および第6の整流要素と、
前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端から前記リアクトルの他端への電流を導通可能にそれぞれ接続された第7および第8の整流要素と、
を有することが、好適である。
さらにこの好適態様において、前記第1の電流路が、前記第1の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第7の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第2の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第3の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第7の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第4の電流路が、前記第2の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第8の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第5の電流路が、前記第6の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第6の電流路が、前記第6の整流要素と、前記第8の整流要素と、前記リアクトルとを含むことが、好適である。
・ 上記各態様において、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が、2つの異なる制御信号の各々によりそれぞれオンオフ制御されることが、好適である。
・ 上記各態様において、前記入力電圧が入力される一対の入力端の間に接続されたコンデンサと、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに当該一次コイルに生じる逆起電圧により前記コンデンサを充電する充電電流を流すための第7の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が導通したときに前記コンデンサから放電される放電電流を当該一次コイルに流すための第8の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに当該一次コイルに生じる逆起電圧により前記コンデンサを充電する充電電流を流すための第9の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が導通したときに前記コンデンサから放電される放電電流を当該一次コイルに流すための第10の電流路とをさらに有することが、好適である。
本発明は、力率改善機能と絶縁機能とを兼ね備えた力率改善コンバータを提供する。各実施形態の図面において同一または類似の構成要素には、基本的に同じ符号を付している。
(1−1)回路構成
図1は、力率改善コンバータの第1の実施形態の回路例の概略構成図である。第1の実施形態では、2つのトランスT1およびT2を有する。トランスT1は、一次コイルN1と二次コイルN2とを有し、トランスT2は、一次コイルN3と二次コイルN4とを有する(各コイルの巻き始端を黒丸で示す)。
まず、トランスT1、T2の一次側の構成について説明する。入力電圧は、高電位側の入力端1と、低電位側の入力端2との間に印加される。この例では、入力端2がトランスT1、T2の一次側の基準電位端すなわち接地端である。一次コイルN1、N3の各々の始端が、入力端1に接続されている。
トランスT1、T2の二次側には、共通の出力端である高電位側の第1の出力端pおよび低電位側の第2の出力端nが設けられる。出力端p、nの間に力率改善コンバータの出力電圧が出力される。この例では、出力端nが、トランスT1、T2の二次側の基準電位端すなわち接地端である。出力端pと出力端nとの間には平滑コンデンサCが接続されている。
同様に、出力端nから二次コイルN4の終端へ流れる電流を導通可能とする第2の整流要素が接続されている。第2の整流要素は、一例としてダイオードD2であり、そのアノードが出力端nに、カソードが二次コイルN4の終端に接続されている。
同様に、二次コイルN4の終端から出力端pへ流れる電流を導通可能とする第4の整流要素が接続されている。第4の整流要素は、一例としてダイオードD4であり、そのアノードが二次コイルN4の終端に、カソードが出力端pに接続されている。
図2〜図6を参照して、図1に示した回路の動作を説明する。図2は、図1の回路における各構成要素の電圧または電流の波形を例示的かつ模式的に示すタイミング図である。
図3は、モードIにおける電流を示している(電流の流れを矢印付き太線で示している。以下の図でも同様)。一次側においてスイッチング素子Q1がオンになると、入力電圧により一次コイルN1に電流iAが流れる(図2(c)参照)。スイッチング素子Q2はオフなので、一次コイルN3には電流は流れない。
・ダイオードD1→二次コイルN2→二次コイルN4→ダイオードD4→出力端p
ダイオードD2、D3、D5は逆バイアスとなる。電流i1は、負荷(図示せず)に供給され、出力端nに戻る。
モードIで電流i1が流れない場合、トランスT1は、トランス作用を行わない単なる磁気エネルギー蓄積コイル(いわゆるフライバック用リアクトル)と同等になる。また、モードIで電流i1が流れる場合、トランスT1に蓄積される磁気エネルギーは、電流i1が流れない場合に比べれば抑制されるが、所定の残留磁束は存在する。
図4は、モードIIにおける電流を示している。一次側において、スイッチング素子Q1がオフになると、一次側の電流iAが遮断し、二次側の電流i1も遮断される(図2(c)(e)参照)。トランスT1、T2の各コイルN1〜N4にはそれぞれ逆起電圧が生じる。モードIで蓄積された磁気エネルギーに応じて、トランスT1に生じる逆起電圧は大きく、トランスT2に生じる逆起電圧は小さい。
・ダイオードD5→二次コイルN2→ダイオードD3→出力端p
電流i2により、モードIにおいてトランスT1に蓄積された磁気エネルギーが放出される。電流i2は、フライバック方式電源におけるフライバック電流に相当し、入力電圧の大きさに関わらず流れるので力率改善に寄与する。
・ダイオードD5→二次コイルN4→ダイオードD4→出力端p
電流i3により、モードIにおいてトランスT2に蓄積された磁気エネルギーが放出される。電流i3は、モードIのフォワード電流i1の転流電流に相当する。したがって、モードIにおいて入力電圧が小さいためにフォワード電流i1が流れないときは、転流電流i3も流れない。ダイオードD5は、フリーホイーリングダイオードの役割を果たす。
図5は、モードIIIにおける電流をそれぞれ示している。モードIIIにおける回路動作は、上述したモードIにおける回路動作とほぼ対称的になり、実質的に同じである。
・ダイオードD2→二次コイルN4→二次コイルN2→ダイオードD3→出力端p
電流i4は、負荷(図示せず)に供給され、出力端nに戻る。電流i4も、電流i1と同様にフォワード電流であり、この場合は、トランスT1の二次コイルN2がフォワード方式電源における外付けリアクトルの役割を果たしている。
モードIIIで電流i4が流れない場合、トランスT2は、トランス作用を行わない単なる磁気エネルギー蓄積コイル(いわゆるフライバック用リアクトル)と同等になる。また、モードIIIで電流i4が流れる場合、トランスT2に蓄積される磁気エネルギーは、電流i4が流れない場合に比べて抑制されるが、所定の残留磁束は存在する。
図6は、モードIVにおける電流をそれぞれ示している。モードIVにおける回路動作は、上述したモードIIにおける回路動作とほぼ対称的になり、実質的に同じである。
・ダイオードD5→二次コイルN4→ダイオードD4→出力端p
電流i5は、フライバック方式電源におけるフライバック電流に相当し、入力電圧の大きさに関わらず流れるので力率改善に寄与する。電流i5はトランスT2に生じる大きな逆起電圧により流れるので、図3に示したように次の周期のモードIにおいても残留する場合がある(但し、モードIではダイオードD5を通らない)が、これは必ず残留するものではない。
・ダイオードD5→二次コイルN2→ダイオードD3→出力端p
電流i6は、モードIIIのフォワード電流i4の転流電流に相当する。したがって、モードIIIにおいて入力電圧が小さいためにフォワード電流i4が流れないときは、転流電流i6も流れない。ダイオードD5は、フリーホイーリングダイオードの役割を果たす。電流i5および電流i6は、合流して負荷(図示せず)に供給され、出力端nに戻る。
第1の実施形態の力率改善コンバータでは、入力電圧の大きさに関わらず(入力電圧が小さいときでも)、モードIIおよびモードIVのフライバック電流i2、i5が流れることができる。入力電圧が十分大きいときは、フライバック電流i2、i5に加えて、モードIおよびモードIIIにおいてフォワード電流i1、i4が流れることができ、モードIIおよびモードIVにおいてさらに転流電流i3、i6が流れることができる。
(2−1)回路構成
図7は、力率改善コンバータの第2の実施形態の回路例の概略構成図である。図7の回路は、2つのトランスT1およびT2とリアクトルLとを有する。トランスT1は、一次コイルN1と二次コイルN2とを有し、トランスT2は、一次コイルN3と二次コイルN4とを有する。リアクトルLはコアを有する。なお、第1の実施形態と同一の構成については、説明を省略または簡略化する場合がある。
トランスT1、T2の一次側の構成および入力電圧については、第1の実施形態と同じである。
トランスT1、T2の二次側には、共通の出力端である高電位側の第1の出力端pおよび低電位側の第2の出力端nが設けられる。出力端pと出力端nとの間には平滑コンデンサCが接続されている。
図8〜図12を参照して、図7に示した回路の動作を説明する。図8は、図7の回路における各構成要素の電圧または電流の波形を例示的かつ模式的に示すタイミング図である。
図9は、モードIにおける電流を示している。一次側においてスイッチング素子Q1がオンになると、入力電圧により一次コイルN1に電流iAが流れる(図8(c)参照)。スイッチング素子Q2はオフなので、一次コイルN3には電流は流れない。
・ダイオードD1→二次コイルN2→ダイオードD7→リアクトルL→出力端p
ダイオードD2、D3、D5、D6、D8は逆バイアスとなる。電流i1は、負荷(図示せず)に供給され、出力端nに戻る。
モードIで電流i1が流れない場合、トランスT1は、トランス作用を行わない単なる磁気エネルギー蓄積コイル(いわゆるフライバック用リアクトル)と同等になる。また、モードIで電流i1が流れる場合、トランスT1に蓄積される磁気エネルギーは、電流i1が流れない場合に比べて抑制されるが、所定の残留磁束は存在する。また、リアクトルLは、電流i1が流れると磁気エネルギーが蓄積される。
図10は、モードIIにおける電流を示している。一次側において、スイッチング素子Q1がオフになると、一次側の電流iAが遮断し、二次側の電流i1も遮断される(図8(c)(e)参照)。トランスT1の各コイルN1、N2には、モードIで蓄積された磁気エネルギーに応じた大きさの逆起電圧が生じる。
・ダイオードD5→二次コイルN2→ダイオードD3→出力端p
電流i2により、モードIにおいてトランスT1に蓄積された磁気エネルギーが放出される。電流i2は、フライバック方式電源におけるフライバック電流に相当し、入力電圧の大きさに関わらず流れるので力率改善に寄与する。
・ダイオードD5→ダイオードD7→リアクトルL→出力端p
電流i3は、モードIのフォワード電流i1の転流電流に相当する。リアクトルLに転流電流i3が流れることにより、モードIでリアクトルLに蓄積された磁気エネルギーが放出される。ダイオードD5は、フリーホイーリングダイオードの役割を果たす。モードIにおいて入力電圧が小さいために電流i1が流れないときは、電流i3も流れない。
図11は、モードIIIにおける電流をそれぞれ示している。モードIIIにおける回路動作は、上述したモードIにおける回路動作とほぼ対称的になり、実質的に同じである。
・ダイオードD2→二次コイルN4→ダイオードD8→リアクトルL→出力端p
電流i4は、負荷(図示せず)に供給され、出力端nに戻る。
モードIIIで電流i4が流れない場合、トランスT2は、トランス作用を行わない単なる磁気エネルギー蓄積コイル(いわゆるフライバックトランス)と同等になる。また、モードIで電流i4が流れる場合、トランスT2に蓄積される磁気エネルギーは、電流i4が流れない場合に比べて抑制されるが、所定の残留磁束は存在する。リアクトルLは、電流i4が流れると磁気エネルギーが蓄積される。
図12は、モードIVにおける電流をそれぞれ示している。モードIVにおける回路動作は、上述したモードIIにおける回路動作とほぼ対称的になり、実質的に同じである。
・ダイオードD6→二次コイルN4→ダイオードD4→出力端p
電流i5は、フライバック方式電源におけるフライバック電流に相当し、入力電圧の大きさに関わらず流れるので力率改善に寄与する。電流i5はトランスT2に生じる大きな逆起電圧により流れるので、次の周期のモードIにおいても残留する場合がある(図8(f)参照)が、これは必ず残留するものではない。
・ダイオードD5→二次コイルN2→ダイオードD3→出力端p
電流i6は、モードIIIのフォワード電流i4の転流電流に相当する。リアクトルLに転流電流i6が流れることにより、モードIIIでリアクトルLに蓄積された磁気エネルギーが放出される。ダイオードD6は、フリーホイーリングダイオードの役割を果たす。モードIIIにおいて入力電圧が小さいために電流i4が流れないときは、電流i6も流れない。
第2の実施形態の力率改善コンバータでは、入力電圧の大きさに関わらず(入力電圧が小さいときでも)、モードIIおよびモードIVのフライバック電流i2、i5が流れることができる。入力電圧が十分大きいときは、フライバック電流i2、i5に加えて、モードIおよびモードIIIにおいてフォワード電流i1、i4が流れることができ、モードIIおよびモードIVにおいてさらに転流電流i3、i6が流れることができる。
(3−1)回路構成
図13を参照して本発明の第3の実施形態の回路構成を説明する。第3の実施形態は、トランスT1、T2の一次側の構成に関する。第3の実施形態は、上述した第1の実施形態または第2の実施形態のトランスT1、T2の二次側の構成と組み合わせて適用することができる。
図14〜図17を参照して、図13の回路の動作を説明する。
図14は、モードIIの開始時の状態を示している。モードIIの開始時には、スイッチング素子Q1、Q3が導通状態から遮断状態に移行する。これにより一次コイルN1において、始端が低電位、終端が高電位の逆起電圧が生じる。この逆起電圧により、以下の第7電流路を通ってコンデンサC1の充電電流iCが流れる。
・入力端2→ダイオードD11→一次コイルN1→ダイオードD9→コンデンサC1
・コンデンサC1→スイッチング素子Q4→一次コイルN3→スイッチング素子Q2→入力端2
これにより、コンデンサC1に蓄積されていたエネルギーがトランスT2に運ばれ、二次側への電力伝達に寄与することができる。
・入力端2→ダイオードD12→一次コイルN3→ダイオードD10→コンデンサC1
・コンデンサC1→スイッチング素子Q3→一次コイルN1→スイッチング素子Q1→入力端2
これにより、コンデンサC1に蓄積されていたエネルギーがトランスT1に運ばれ、二次側への電力伝達に寄与することができる。
上述した実施形態おいて、スイッチング部におけるスイッチング素子は、MOSFET以外にIGBTまたはバイポーラトランジスタでもよい。
p 第1の出力端(正の出力端)
n 第2の出力端(接地端)
T1、T2 トランス
N1、N3 一次コイル
N2、N4 二次コイル
L リアクトル
Q1、Q2、Q3、Q4 スイッチング素子(MOSFET)
D1、D2、D3、D4、D5、D7、D8、D9、D10、D11、D12 ダイオード
C 平滑コンデンサ
C1 コンデンサ
Claims (7)
- 各一次コイルに入力電圧をそれぞれ印加可能な第1のトランスおよび第2のトランスと、
前記入力電圧により前記第1のトランスの一次コイルに流れる電流が導通又は遮断するように制御される第1のスイッチング素子と、
前記入力電圧により前記第2のトランスの一次コイルに流れる電流が導通又は遮断するように制御される第2のスイッチング素子と、
前記第1および第2のトランスの二次側に設けられた共通の第1の出力端および第2の出力端と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が導通したときにその二次コイルに流れ得る第1のフォワード電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第1の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときにその二次コイルに流れる第1のフライバック電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第2の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに流れ得る第1の転流電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第3の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が導通したときにその二次コイルに流れ得る第2のフォワード電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第4の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときにその二次コイルに流れる第2のフライバック電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第5の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに流れ得る第2の転流電流を前記第1および第2の出力端へと出力するための第6の電流路とを備えたことを特徴とする力率改善コンバータ。 - 前記第2の出力端から前記第1のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第1の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第2のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第2の整流要素と、
前記第1のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第3の整流要素と、
前記第2のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第4の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端への電流を導通可能に接続された第5の整流要素と、を有することを特徴とする請求項1に記載の力率改善コンバータ。 - 前記第1の電流路が、前記第1の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第2の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第3の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第4の電流路が、前記第2の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第5の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第6の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素とを含むことを特徴とする請求項2に記載の力率改善コンバータ。 - 前記第1の出力端に一端が接続されたリアクトルと、
前記第2の出力端から前記第1のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第1の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第2のトランスの二次コイルの終端への電流を導通可能に接続された第2の整流要素と、
前記第1のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第3の整流要素と、
前記第2のトランスの二次コイルの終端から前記第1の出力端への電流を導通可能に接続された第4の整流要素と、
前記第2の出力端から前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端への電流を導通可能にそれぞれ接続された第5および第6の整流要素と、
前記第1および第2のトランスの各二次コイルの始端から前記リアクトルの他端への電流を導通可能にそれぞれ接続された第7および第8の整流要素と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の力率改善コンバータ。 - 前記第1の電流路が、前記第1の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第7の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第2の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第1のトランスの二次コイルと、前記第3の整流要素と、を含み、
前記第3の電流路が、前記第5の整流要素と、前記第7の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第4の電流路が、前記第2の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第8の整流要素と、前記リアクトルとを含み、
前記第5の電流路が、前記第6の整流要素と、前記第2のトランスの二次コイルと、前記第4の整流要素とを含み、
前記第6の電流路が、前記第6の整流要素と、前記第8の整流要素と、前記リアクトルとを含むことを特徴とする請求項4に記載の力率改善コンバータ。 - 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が、2つの異なる制御信号の各々によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の力率改善コンバータ。
- 入力電圧が入力される一対の入力端の間に接続されたコンデンサと、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに当該一次コイルに生じる逆起電圧により前記コンデンサを充電する充電電流を流すための第7の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が導通したときに前記コンデンサから放電される放電電流を当該一次コイルに流すための第8の電流路と、
前記第2のトランスの一次コイルの電流が遮断したときに当該一次コイルに生じる逆起電圧により前記コンデンサを充電する充電電流を流すための第9の電流路と、
前記第1のトランスの一次コイルの電流が導通したときに前記コンデンサから放電される放電電流を当該一次コイルに流すための第10の電流路とをさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の力率改善コンバータ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019065621 | 2019-03-29 | ||
JP2019065621 | 2019-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020167916A JP2020167916A (ja) | 2020-10-08 |
JP6968127B2 true JP6968127B2 (ja) | 2021-11-17 |
Family
ID=72716540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019126647A Active JP6968127B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-07-08 | 力率改善コンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6968127B2 (ja) |
-
2019
- 2019-07-08 JP JP2019126647A patent/JP6968127B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020167916A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4401418B2 (ja) | 双方向dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ | |
US8169796B2 (en) | Isolated switching power supply apparatus | |
US7623362B2 (en) | Switching power supply unit | |
US7405955B2 (en) | Switching power supply unit and voltage converting method | |
US8068355B1 (en) | Apparatus for isolated switching power supply with coupled output inductors | |
TWI501529B (zh) | 直流電源轉換裝置與方法 | |
US9787197B2 (en) | Switching power supply unit | |
US9130472B2 (en) | High efficient single switch single stage power factor correction power supply | |
JPH0417567A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JP2013110832A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2006191711A (ja) | 直流変換装置 | |
JP6968127B2 (ja) | 力率改善コンバータ | |
Muhammad et al. | Non-isolated, high gain, boost converter for power electronic applications | |
JP2001218457A (ja) | Dc/dcコンバータ | |
JP4438885B2 (ja) | 絶縁型スイッチング電源装置 | |
JP2019165617A (ja) | フォワードフライバック方式の絶縁型スイッチング電源 | |
JP2006191706A (ja) | 直流変換装置 | |
JP2015008589A (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR102677228B1 (ko) | 절연형 스위칭 전원 | |
KR101372825B1 (ko) | 고승압 컨버터 | |
KR102030918B1 (ko) | 작은 출력전류 리플을 갖는 고효율 충전기 | |
JP5517361B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP6485366B2 (ja) | 位相シフト方式フルブリッジ型電源回路 | |
JP7129927B2 (ja) | 絶縁型スイッチング電源 | |
WO2010010746A1 (ja) | 絶縁型スイッチング電源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
AA64 | Notification of invalidation of claim of internal priority (with term) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764 Effective date: 20190819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190821 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211022 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6968127 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211029 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |