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JP6961240B2 - 滅菌粒状バルク物質を搬送し、滅菌粒状バルク物質をアイソレーター内に移送する方法、並びに、コンテナ、アイソレーター及びアイソレーターとコンテナとの組合せ - Google Patents

滅菌粒状バルク物質を搬送し、滅菌粒状バルク物質をアイソレーター内に移送する方法、並びに、コンテナ、アイソレーター及びアイソレーターとコンテナとの組合せ Download PDF

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Description

本発明は、滅菌粒状バルク物質、特に、注入ボトル及びバイアルの栓等のような清浄化及び滅菌された小物体又は小物品をコンテナ内で搬送し、粒状バルク物質をコンテナからアイソレーター内に移送する、請求項1のプリアンブルに記載の方法に関する。さらに、本発明は、請求項8のプリアンブルに記載のコンテナ、請求項14のプリアンブルに記載のアイソレーター及び請求項16のプリアンブルに記載のアイソレーターとコンテナとの組合せに関する。
医薬品産業では、バイアル及び注入ボトルを閉鎖するのに、ゴム又はプラスチック製の栓が必要とされる。これらの栓は、バイアル又は注入ボトルを密封する機械に供給される前に、洗浄、滅菌され、乾燥されなければならない。栓、又は、コンテナ蓋やシリンジの部品等のような同様の小物体又は小物品の清浄化及び滅菌は、例えば、特許文献1に記載されているような処理装置において行うことができる。これらの処理装置は、処理及び/又は搬送コンテナを収納するようになっており、このコンテナには、充填排出開口を通して小物体が充填され、コンテナ内で、水、高温蒸気、乾燥空気及び場合によっては他の処理媒体による処理が行われる。例えば特許文献1に記載されているように、小物体は、充填排出開口が下方に向くまでコンテナを回転させることによって、処理装置に収納されたコンテナから直接アイソレーター内に移送することができる。他の場合では、例えば特許文献2に記載されているように、コンテナが処理装置から取り出されてアイソレーターまで搬送され、そこで、コンテナが持ち上げられるとともに回転されることで、バルク物質をアイソレーター内に移送する。
また、バルク物質が処理装置において単に洗浄される場合、又は、事前に清浄化されたバルク物質がコンテナ内に充填される場合、及び、バルク物質を入れたコンテナが、アイソレーターまで搬送される間にコンテナ内のバルク物質を滅菌するためにオートクレーブに通される場合も、同様のコンテナを使用することができる。
滅菌対象のバルク物質を、非無菌環境に接触せずにコンテナの無菌内部からアイソレーターの無菌内部に移送することを可能にするために、いわゆるRTP(Rapid-Transfer-Port:迅速移送ポート)システムが用いられる。RTPシステムは、コンテナの充填排出開口に固定して取り付けられた通例ベータ部と称される一部分と、アイソレーターの壁に固定して取り付けられた通例アルファ部と称される相補的な部分とを備える。バルク物質を移送する前に、ベータ部をアルファ部に機械的に結合することによって、コンテナがアイソレーターにドッキングされる。
アルファ部、すなわちアイソレーター側の部分は、シールガスケットを伴う環状フランジによって囲まれたポート穴と、ポート穴を緊密に閉鎖するポートドアとを有し、コンテナがアイソレーターにドッキング又は結合されているときにしか開くことができない。ベータ部、すなわちコンテナ側の部分は、シールガスケットを含むとともにコンテナの充填排出開口の前に配置される相補的な環状フランジと、コンテナの搬送中に充填排出開口をしっかりと密封するコンテナ蓋とを備える。コンテナがアイソレーターにドッキングされると、一方で、ベータ部及びアルファ部の2つの環状フランジが互いに機械的に結合され、他方で、コンテナ蓋及びポートドアが互いに機械的に結合される。この結合は、例えば、コンテナをポート穴の中心軸の周りでアイソレーターに対して回転させることによって行うことができる。コンテナ蓋がポートドアに結合された後、コンテナ蓋及びポートドアの対向する非無菌外面は、互いに緊密に押し付けられるか、又はポートドアとコンテナ蓋との間で密封閉鎖される。続いて、ポートドア及びコンテナ蓋は、結合された状態でアイソレーター内の開位置に一緒に移動され、それにより、充填排出開口及びポート穴を開いてバルク物質を移送する。バルク物質の移送後、ポートドア及びコンテナ蓋は閉位置に戻され、それにより、充填排出開口及びポート穴をそれぞれ閉じ、次に、2つの環状フランジ並びにコンテナ蓋及びポートドアの係止又は結合を解除し、最後に、RTPシステムの2つの相補的な部分の結合及び接続を解除することによって、コンテナとアイソレーターとのドッキングを解除した後、コンテナを離して移動させる。
バルク物質がアイソレーター内に移送されるとき、アイソレーターの汚染を防がなければならない。ドッキング後、2つの環状フランジ並びにポートドア及びコンテナ蓋が互いに結合されているとき、対向する非無菌面は、互いに当接し、略完全に互いを覆うが、環状フランジの2つの対向する非無菌面の内縁部における幅狭環状面と、ポートドア及びコンテナ蓋の2つの対向する非無菌面の外縁部における幅狭環状面とは、これに当てはまらない。これらの環状面は、無菌性に関する懸念の原因であるため、「懸念の環(rings of concern)」とも称される。ポートドア及びコンテナ蓋が開かれた後、バルク物質がアイソレーター内に下降するとき、小物体のうちのいくつかが、環状フランジの対向する非無菌面の内縁部における「懸念の環」に接触する場合がある。この場合、汚染微生物又は内毒素が、この「懸念の環」からこれらの小物体に移動し、その後アイソレーター内に入って汚染を引き起こすリスクが存在する。
このリスクを回避するために、可動シュート及び外部からアクセス可能なグローブがアイソレーター内にしばしば設けられる。作業員がグローブの中に手を入れた後、シュートを掴んでポート穴の前に移動させ、「懸念の環」に接触せずに「懸念の環」を通過する又は越えるようにバルク物質をガイドすることができる。シュートは、バルク物質をアイソレーター内の所望の位置までガイドする役割も果たす。しかしながら、こうしたシュートには追加の費用がかかる。さらに、こうしたシュートは、ポートドア及びコンテナ蓋が開かれた後でしか、ポート穴の前に移動させることができない。なぜなら、そうしなければ、シュートがポートドア及びコンテナ蓋の進路を塞いでしまうからである。したがって、バルク物質のアイソレーター内への移送は、シュートがポート穴の前に移動されるまで阻止しておかなければならない。これは、通例、充填排出開口を閉鎖し、シュートがポート穴の前に配置された後にのみ開放される、コンテナのフラップバルブによって行われる。しかしながら、こうしたフラップバルブは、小型のコンテナには大抵存在せず、比較的大型のコンテナの場合には、コンテナの全高、ひいてはコンテナを回転させるためにRTPにおいて必要とされる空間を不所望に増大させる。
欧州特許出願公開第2823828号 欧州特許第1769889号
したがって、本発明の目的は、アイソレーターに可動シュートを備え付けることも、コンテナにフラップバルブを備え付けることも必要とすることなく、コンテナ内のバルク物質を「懸念の環」に接触せずに「懸念の環」を通過してアイソレーター内の所望の位置に安全に移送することができるように、冒頭に述べたタイプの方法、コンテナ、アイソレーター及び組合せを改善することである。
この目的を達成するために、本発明に係る方法は、物質がコンテナ内でバスケットに入れて搬送され、RTP、すなわちポートドア及びコンテナ蓋が開かれた後であって、物質をアイソレーター内に移送する前に、バスケットが、コンテナから充填排出開口及び開かれたRTPを通してアイソレーター内の傾斜位置に移動され、この位置において、物質は、バスケットから自ずと下方に滑動又は下降することができることを特徴とする。
本発明に係るコンテナは、搬送される物質を収納するバスケットを備え、バスケットは、RTPが開かれると、充填排出開口及び開かれたRTPを通して、コンテナからアイソレーター内の傾斜位置に少なくとも部分的に移動可能であり、この位置において、物質は、バスケットから自ずと下方に滑動又は下降することができることを特徴とする。
本発明に係るアイソレーター及び組合せは、アイソレーター内に取り付けられ、RTPシステムのアルファ部の下方に配置される、バスケットを傾斜位置に支持する支持体であって、この位置において、物質は、バスケットから自ずと下方に滑動又は下降することができる、支持体を特徴とする。
本発明の構想は、バスケットをシュートの代替物として使用することであるが、ただしこのとき、この代替物(バスケット)をコンテナ内で搬送し、RTPが開かれた後、この代替物(バスケット)をコンテナから抜き出して、アイソレーター内の傾斜位置に移動させる。傾斜位置において、バスケットは、環状フランジの2つの対向する非無菌面の内縁部における「懸念の環」の上方に配置されるブリッジとして機能し、バスケットから滑動又は下降する物体は、バスケット内で「懸念の環」を通過するようになっている。こうして、物体と「懸念の環」との接触が防止される。こうした方法において、アイソレーター内のシュートは不要とすることができる。
さらに、コンテナ内でバスケットを使用することによって、コンテナ内での物体の清浄化及び滅菌が促進される。このために、バスケットの壁は、コンテナ内の物質の処理中に、処理媒体がバスケット及びバスケット内の物質を通過することができるように有孔板金又はワイヤメッシュで作製されることが好都合である。
コンテナ及びバスケットの双方が略円筒形であることが有利である。コンテナの充填排出開口と、コンテナ蓋と、バスケットの出入開口とは、コンテナの同じ端部に配置され、バスケットが傾斜位置にあるとき、出入開口は下方を向くようになっている。
作業員が、アイソレーター内に突き出るグローブによってバスケットをコンテナから傾斜位置に移動させるのをより容易にするために、バスケットにハンドルが設けられることが好ましい。ハンドルは、バスケットの出入開口を囲む環状リムに対して旋回される。一方の端位置において、ハンドルは、リムの外周部に当接するので、コンテナにおける空間要件が小さい。
バスケット内の物質をアイソレーター内の所望の位置にガイドすることを可能にするために、本発明のさらに好ましい実施形態によれば、バスケットは、好ましくはアイソレーターの内部でRTPシステムのアルファ部の下方に配置される支持体上で、規定の傾斜角度を有する傾斜位置に移動され、この位置に維持される。支持体は、バスケットを、水平線に対して所望の傾斜角度、好ましくは30度〜70度、最も好ましくは40度〜60度に保持する。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、バスケットは、後端部がコンテナ内に突き出したままとなる範囲までしか、コンテナから移動されない。支持体の代わりに又は支持体に加えて、バスケット及び/又はコンテナには、保持手段、好ましくは、バスケットを傾斜位置に保持するとともに、適切な場合、所望の傾斜角度を付与するためにも使用され得る協働保持手段が設けられる。結果として、バスケットが支持体から落下又は傾倒することを確実に防止することも可能である。
バスケットは、有孔カバーを有することが有利である。有孔カバーは、バスケットの長手方向中心軸に対して垂直の回転軸の周りに回転することができ、閉状態に係止することができる。このようにして、コンテナにおけるフラップバルブを不要とすることができる。加えて、RTPが開かれているときに、バスケットからの物質がアイソレーター内に滑動又は下降し得ないことを確実にすることができる。有孔カバーを開位置に回転させた後のバスケットの内容物の迅速かつ妨害のない排出を確実にするために、回転軸は、バスケットが傾斜位置にあるとき、水平に位置合わせされることが有利である。回転軸のかかる向きは、バスケットを、コンテナのリニアガイドに沿って充填排出開口及びポート穴を通して移動させることによって実現されることが好ましい。これにより、ドッキング状態におけるコンテナの規定の回転位置合わせと協働して、所望の向きがもたらされる。
ハンドルの回転軸は、鉛直であるとともにカバーの回転軸に対して直交し、ハンドルは、解放されてもその位置を維持し、自重によって下方に回転し得ないようになっていることが好ましい。
コンテナの充填排出開口の寸法、又はRTPシステムのベータ部の開口、すなわちコンテナ蓋によって閉鎖される開口の寸法は、バスケットの最大断面寸法よりもいくらか大きく、必要であれば、保持手段を解除した後、バスケットをコンテナから取り出すことができるようになっていることが好ましい。
RTPが開かれているとき、バスケットが開かれたポートドア又はポートドアに結合されたコンテナ蓋と衝突するのを防止するために、又は、支持体がポートドア及びコンテナ蓋を開かないようにするために、ポートドア及びコンテナ蓋は、鉛直旋回軸又は急傾斜した旋回軸の周りで片側に、好ましくはアイソレーター内に突き出るグローブに背反する側に、旋回されることが好都合である。
本発明の更に好ましい実施形態は、RTPシステムのアルファ部がアイソレーターの鉛直壁に統合されることを規定する。これにより、特許文献2による水平壁への統合、又は、アイソレーターの凸部若しくは凹部の斜壁への統合と比較して、壁に沿った層状空気流を確保することがより容易になる。加えて、この構成により、コンテナの内容物をアイソレーター内に排出するために、コンテナを完全に又は部分的に回転させる必要がない。その代わりに、コンテナの内容物を排出するためにバスケットがコンテナから傾斜位置に移動されるので、コンテナの長手方向中心軸は、コンテナがアイソレーターにドッキングされているとき水平とすることができる。こうして、物質の搬送に必要とされる鉛直方向の空間を大幅に低減することができる。
しかしながら、原理上では、RTPシステムのアルファ部を、アイソレーターの斜め上に向く壁に統合することも可能である。この場合、コンテナをドッキングした後、バスケットは既に傾斜位置にあり、したがって、RTPが開かれた後、バスケットはコンテナから引き出すだけでよく、傾斜位置に更に移動させる必要がない。この場合も、アイソレーター内のシュートを不要とすることができる。
本発明に係るコンテナが、例えば特許文献1に記載されているように、処理装置内での粒状小物体の形態のバルク材の単なる洗浄又は洗浄及び滅菌に使用される場合、コンテナには、水、高温蒸気又は乾燥空気のような処理媒体をコンテナ内に供給するとともに、バスケット内の物質を通過した後で処理媒体をコンテナから除去するための、2つの媒体ポートが設けられることが好ましい。媒体ポートのうちの一方は、欧州特許出願公開第2881124号に記載されているように、RTPシステムのベータ部をドッキングするためのドッキング開閉装置が処理装置に設けられている場合、省いてもよい。この場合、処理媒体は、ドッキング開閉装置の媒体ポート及びRTPシステムのベータ部を通して、コンテナ内に供給又はコンテナから除去することができる。事前に洗浄された物質がコンテナに充填され、コンテナ内の物質がオートクレーブにおいて滅菌される場合、双方の媒体ポートを省くことができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明をより詳細に説明する。
バスケットとRTPシステムのベータ部とを備える、本発明に係るコンテナの分解斜視図である。 移動キャリッジに挿入された後のコンテナの斜視図である。 コンテナを処理装置にドッキングした後のコンテナの斜視図である。 コンテナ及び処理装置のドッキング開閉装置の、部分断面を含む拡大正面図である。 コンテナをドッキングした後の、RTPシステムの相補的なアルファ部を伴うアイソレーターの壁の一部の断面図である。 図5と同様であるが、RTPが開かれた後の図である。 図6と同様であるが、バスケットをコンテナから部分的に取り出した後の図である。 図7と同様であるが、バスケットをアイソレーターの支持体上の傾斜位置に移動した後の図である。 図8と同様であるが、バスケットのカバーが開かれた後の図である。 フィルターを備える、本発明に係る更なるコンテナの断面図である。
図1〜図9に示すコンテナ10は、バイアル又は注入ボトル(図示せず)に取り付けられることが意図されるゴム又はプラスチック製の栓の清浄化及び滅菌に使用される。清浄化及び滅菌は、処理装置12によって行われ、ここで、コンテナ10内の栓は、熱水、高温蒸気及び乾燥空気等の様々な処理媒体を用いて処理される。その後、清浄化及び滅菌された栓を入れたコンテナ10は、アイソレーター14まで搬送され、アイソレーター14にドッキングされる。次に、栓が、コンテナ10からアイソレーター14に移送され、そこで、栓は、今度はバイアル又は注入ボトルに機械的に取り付けられる。コンテナ10は、特に、この目的で比較的少数の栓を必要とするユーザー向けに意図されている。
アイソレーター14への搬送及びドッキング中さらに栓の移送中において、コンテナ10内の滅菌物質の汚染を防止するために、アイソレーター14及びコンテナ10には、RTPシステムが備え付けられる。アイソレーター14には、RTPシステムのアルファ部16が備え付けられ、コンテナ10には、RTPシステムの相補的なベータ部18が備え付けられる。例えば、Getinge-LaCalhene社によって、好適なRTPシステムが提供されている。
図1において最もよく見て取ることができるように、コンテナ10は、略円筒形の下側本体部20を備え、下側本体部20は、一端部が底部22によって閉鎖されており、他端部に栓の充填排出開口24を有する。コンテナ10は、下部20に挿入されるバスケット26を備える。コンテナ10は、RTPシステムのベータ部18をさらに備え、ベータ部18は、充填排出開口24に取り付けられていて、コンテナ蓋28を含む。コンテナ10の底部22には、媒体ポート30が設けられ、媒体ポート30は、図1に最もよく示されているように、ハンドホイール34を伴う遮断バルブ32によって閉鎖することができる。
処理のために、栓は、コンテナ蓋28が開いている間に、コンテナ10のバスケット26内に充填される。コンテナ蓋28が閉じられて、コンテナ10が移動キャリッジ31(図2)に挿入された後、コンテナ10は、処理装置12(図3)にドッキングされる。コンテナ蓋28が開かれた後、処理媒体は、処理装置12から充填排出開口24を通ってコンテナ10内に流れ込み、コンテナ10内でバスケット26及びバスケット26の内容物を通過した後、再びコンテナ10から媒体ポート30を通って処理装置12内に戻ることができ、その逆も同様である。
略円筒形のバスケット26は、有孔周壁33と、図1の下端部における有孔底部35とを備える。底部35には、バスケット26をコンテナ10に挿入した後、底部35がコンテナの基部22から距離をおいて配置されるように、突出脚部(図示せず)を設けてもよい。バスケット26の上端部には、有孔カバー36が設けられ、有孔カバー36は、閉状態において、処理媒体は通過させるがバスケット26内の物体は通過させない。この円形のカバー36は、円形の出入開口38を密封する。カバー36が開かれた後、この円形の出入開口38を通して、栓がバスケット26内に導入され、またバスケット26から排出される。カバー36は、開口38を囲むリム40に回転可能に取り付けられ、開口38を通って直径方向に延びる回転軸42の周りに回転することができる。
バスケット26の上端部には、ハンドル44(図7)が設けられ、ハンドル44の端部は、開口38の両側において、リム40に回転可能に取り付けられる。ハンドル44の回転軸は、カバー36の回転軸42と直角に交わる。この半円形のハンドル44は、リム40よりも僅かに大きい直径を有し、開口38の一方の半部分を囲み、リム40の外周部に当接し、コンテナ10内で僅かな空間しか必要としない位置へと回転することができるようになっている。
図10に示すように、バスケット26には、周壁33の付近において底部35を超えて突出するアイレット46が設けられる。バスケット26がコンテナ10に対して規定の角度位置にあるとき、アイレット46は、スライダー50の突出フック48に掛け留めることができる。スライダー50は、コンテナ下部20のリニアガイド52において、充填排出開口24の付近まで、コンテナ10及びバスケット26の長手方向中心軸54に平行に移動可能である。アイレット46がフック48に掛け留められると、コンテナ10内のバスケット26は、もはや長手方向中心軸54の周りに回転することができず、もはやコンテナ10から完全に退出することもできない。
また図10に示すように、コンテナ10側のRTPシステムのベータ部18は、環状フランジ56を備え、環状フランジ56は、充填排出開口24を囲み、コンテナ下部20の端部フランジ60にボルト留めされ、環状フランジ56に挿入される環状シールガスケット58を備える。ベータ部18は、円錐状の外面を有する取り外し可能なコンテナ蓋28をさらに備え、コンテナ蓋28の円錐状の外面は、蓋28が閉じた状態において、環状ガスケット58の相補的な円錐状の内面に密封式に押し付けられる。コンテナ蓋28の上側又は外側には、処理装置12において、またアイソレーター14のアルファ部16にドッキングした後に、コンテナ蓋28を開閉することを可能にする、係止係合手段60が設けられる。
コンテナ10のドッキングのため及びコンテナ蓋28の開閉のために、処理装置12は、ドッキング開閉装置62を備える。コンテナ10内の物質を清浄化及び滅菌するために、処理媒体は、処理装置12から開かれたコンテナ蓋28を通過し、ドッキング開閉装置62を通してコンテナ10内に、又はコンテナ10から処理装置12に圧送することができる。処理媒体は、環状シール58及び開かれたコンテナ蓋28の円錐面を通過するので、これらの面も清浄化及び滅菌される。
図4に最もよく示されているように、ドッキング開閉装置62は、下部に開口を有しているがそれ以外は閉鎖された円筒形のフード64を備える。フード64は、ベータ部16の環状フランジ56上に降ろして、環状フランジ56に対して密封式に押し付けることができる。処理装置12に接続された媒体ポート66は、フード64内に開口している。処理装置12からの処理媒体を、媒体ポート66を通してフード64内に供給し、フード64からコンテナ10内に供給することができる。代替的には、コンテナ10からの処理媒体を、フード64及び媒体ポート66を通して処理装置12内に排出することができる。
フード64の中には、フード64に対して昇降されるとともに鉛直回転軸70の周りに回転される係合ツール68が存在する。係合ツール68は、まず、コンテナ蓋28の係止係合手段60に係合し、その後、コンテナ蓋28を回転させて係止解除し、次に、コンテナ蓋28を持ち上げて環状フランジ56及び環状シール58から取り外すことで、コンテナ蓋28を開く。コンテナ蓋28が開かれると、処理媒体、とりわけ高温蒸気が、環状シール58及び開かれたコンテナ蓋28の円錐面を通過して、コンテナ10の内外に流れることができ、それにより、これらの円錐面を、高温蒸気との接触によって滅菌することができる。コンテナ10の充填排出開口24を閉じるためには、蓋28が環状シール58に当接するまで、係合ツール68をコンテナ蓋28とともに降ろし、次に、係合ツール68を反対方向に回転させてコンテナ蓋28と環状フランジ56とを相互係止させた後、係合ツール68を係合するコンテナ蓋28から解放させて、最後に、コンテナ蓋28を伴わずに係合ツール68を再び持ち上げることができる。
ドッキングの間、コンテナ10を処理装置12に対して規定の位置関係に移動させ、処理の間、コンテナ10の移動を防止してコンテナ10を規定の位置関係に維持するために、移動キャリッジ31は、ロック可能なホイール72を備える。コンテナ10及びドッキング開閉装置62は、協働位置合わせ手段74を備える。協働位置合わせ手段74は、コンテナ10の長手方向中心軸54が、係合ツール68の回転軸70と位置合わせされ、フード64の下方に面する端面が、環状フランジ56の対向する上端面に対して、隙間が無く平行な関係で押し付けられることを確実にする。
ドッキング開閉装置62及び位置合わせ手段74、並びにそれらの機能は、上記で引用された欧州特許出願公開第2881124号においてより詳細に記載されており、その開示内容は、本明細書に引用することにより本願の一部をなす。
閉鎖栓の処理後、コンテナ10は、処理装置12から取り出されてアイソレーター14まで搬送され、そこで、コンテナ10は、図5に最もよく示されているように、清浄化及び滅菌された栓の移送のためにアイソレーター14にドッキングされる。
図5〜図9に最もよく示されているように、RTPシステムのアルファ部16は、アイソレーター14の鉛直壁76に取り付けられる。コンテナ10のベータ部18をアルファ部16にドッキングするために、コンテナ10は、アイソレーター14に近付けられた後、水平な長手方向中心軸54の周りに回転され、アルファ部16及びベータ部18がともに機械的に結合される。
アルファ部16は、それ自体既知であるように、壁76の壁開口に堅固かつ密封式に取り付けられる環状フランジ77と、フランジ77に挿入される環状シール(ガスケット)(図では見えない)とを備える。フランジ77及びガスケットは、環状であり、円形のポート穴(図では見えない)を囲む。アルファ部16は、円形の輪郭を有する旋回ポートドア78をさらに備え、旋回ポートドア78は、環状フランジ77上に取り付けられ、通常はポート穴を密封する。コンテナ10をアルファ部16にドッキングした後、RTP及び充填排出開口24を開くために、ポートドア78をコンテナ蓋28とともに開くことができる。このために、ポート穴の近くで、アイソレーター14に、壁76を通ってアイソレーター14の内部80に突き出るグローブ(図示せず)が設けられる。ポートドア78の係止解除レバー82を作動及び係止解除するために、作業員は、手をグローブの中に入れてレバー82を掴み、図6に示すように、ポートドア78及びコンテナ蓋28を、ポート穴の側方に隣接して配置される鉛直旋回軸の周りでアイソレーター14の内部80まで一緒に旋回させることによって、ポートドア78及びコンテナ蓋28を開くことができる。
加えて、アルファ部16は、ベータ部18の係止係合手段60に対して相補的な係止手段(図示せず)を備える。ドッキング時にコンテナ10が回転する際、係止手段は、一方で、アルファ部16及びベータ部18の2つの環状フランジ77,56が互いに堅固に結合され、他方で、コンテナ蓋28がポートドア78と相互係止するように、相互係止される。このようにして、コンテナ10は、事前に選択された回転位置においてアイソレーター14にドッキングされる。加えて、2つの環状フランジ77,56並びにポートドア78及びコンテナ蓋28の対向する非無菌外面は、互いに接触させられ、互いに緊密に押し付けられる。非無菌面は、略完全に互いを覆うが、「懸念の環」と称される2つの幅狭周面は、これに当てはまらない。これらの周面のうちの一方は、図6及び図9において参照符号82で示されているが、環状フランジ77及び56の非無菌面の間における他方の周面は、図では見えない。
アルファ部16の下方で、アイソレーター14に、壁76からアイソレーター14の内部に突出する支持体84が設けられる。コンテナ10からアイソレーター14内への栓の移送中、支持体84は、栓をアイソレーター14内の所望の位置にガイドし、栓が環状フランジ77及び56の非無菌面における「懸念の環」に接触するのを防ぐために、バスケット26を傾斜位置に保持する。
支持体84は、環状フランジ77に取り付けられるホルダー86と、ホルダー86から斜め下方に延在するとともに、バスケット26の周壁33のための平坦支持面90を有する支持レール88と、バスケット26の周壁33を支持するための略半円形の支持フォーク92とからなる。支持フォーク92の内径は、壁33の外径に対応する。図示のアイソレーター14において、支持面90の傾斜角度は、おおよそ45度であるが、バスケット26の内容物が完全に排出されることが確実である限り、栓の意図される軌道に応じて、より大きく又はより小さくすることができる。
ポートドア78及びコンテナ蓋28を開いた後、作業員は、グローブを用いてバスケット46のハンドル44を掴み、ハンドル44をコンテナ10から外側へ旋回させ、スライダー50がリニアガイド52(図10)の前端部に当接するまで、バスケット26をハンドル44において引っ張り、コンテナ10からアイソレーター14の内部80へと引き出す。バスケット26のこの位置は、図7に示されている。
その後、作業員は、図8に示すように、バスケット26の周壁33が支持体84上に載るまで、バスケット26を下降させる。この位置において、バスケット26は、ポート穴を通ってコンテナ10内に少し突き出したままであり、ここで、バスケット26は、底部35の下縁部におけるフック48に掛け止められたアイレット46によって保持されている。したがって、コンテナ10は、支持体84上で下方に滑動することも、支持フォーク92を超えて下方に傾倒することもできない。この位置において、ハンドル44は、同様に図8に示すように、ハンドル44がリム40の外面に当接するまで、作業員によって旋回されて戻される。このとき、バスケット26は、アイソレーター14の内部80において、規定の傾斜角度を有する傾斜位置に保持される。この位置において、バスケット26の下端部は、壁76から或る水平方向距離を置いて配置される。
最後に、作業員は、カバー36の上半部分をバスケット26の内部に押し込むことによって、有孔カバー36を開く。これにより、図9の矢印Aで示すように、下半部分が外側に移動する。そうすると、滅菌栓は、バスケット26からアイソレーター14の内部80へと、自ずと下方に滑動及び/又は下降する。
バスケット26の内容物が排出された後、作業員は、バスケット26をコンテナ10内に戻し、ポートドア78を閉じて係止し、コンテナ10とアイソレーター14とのドッキングを解除することができる。
上述したコンテナ10とは対照的に、図10に示すコンテナ100は、事前に洗浄された栓を滅菌するのに役立つ。滅菌は、コンテナ100をアイソレーター14まで搬送する前又は搬送する間に、オートクレーブ(図示せず)において行われる。このために、オートクレーブには、閉じられたコンテナ100が導入される。オートクレーブにおいて、まず、コンテナ100は、媒体ポート30ではなく、コンテナ100の底部22に接続されるライン94によって真空引きされ、次に、コンテナ100は、高温蒸気に曝露され、最後に、コンテナに負圧をかけることによって凝縮物を除去する。コンテナ100がオートクレーブから取り出されるときに、流入する周囲空気によってコンテナ100内の物質が汚染されることを防ぐために、導管92には粒子フィルター94が設けられる。

Claims (14)

  1. 滅菌粒状バルク物質をコンテナ(10)で搬送し、前記滅菌粒状バルク物質を前記コンテナ(10)内からアイソレーター(14)内にRTPシステムを用いて移送する方法において、
    前記RTPシステムは、前記コンテナ(10)の充填排出開口(24)に取り付けられるベータ部(18)と、前記アイソレーター(14)に取り付けられる前記ベータ部(18)と相補的なアルファ部(16)とを備え、前記ベータ部(18)を前記アルファ部(16)に結合することにより前記コンテナ(10)を前記アイソレーター(14)にドッキングするものであり、前記RTPシステムが開かれることにより前記滅菌粒状バルク物質は前記コンテナ(10)内から前記アイソレーター(14)内に移送され、
    前記滅菌粒状バルク物質は、前記コンテナ(10)内でバスケット(26)に収納された状態で搬送され、前記RTPシステムが開かれた後であって前記滅菌粒状バルク物質が前記アイソレーター(14)内に移送される前に、前記バスケット(26)は、前記コンテナ(10)から前記充填排出開口(24)及び開かれた前記RTPシステムを通って前記アイソレーター(14)内の傾斜位置に移動され、該位置において、前記滅菌粒状バルク物質は、前記バスケット(26)から自ずと下方に滑動又は下降することができることを特徴とする、方法。
  2. 前記バスケット(26)は、前記コンテナ(10)のリニアガイド(52)に沿って、前記充填排出開口(24)及び開かれた前記RTPシステムを通って移動されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記バスケット(26)は、規定の傾斜角度を有する傾斜位置に移動され、この位置に保持されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記バスケット(26)は、前記傾斜位置において、前記アイソレーター(14)内で前記RTPシステム(16、18)の前記アルファ部(16)の下方に配置される支持体(84)によって保持されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記バスケット(26)は、前記コンテナ(10)内の保持手段(46、48)によって、前記傾斜位置に保持されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記バスケット(26)が前記傾斜位置にあるとき、前記バスケット(26)の出入開口(38)を密封する有孔カバー(36)が開かれることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記カバー(36)は、前記出入開口(38)を囲むリム(40)に回転可能に取り付けられており、
    前記カバー(36)の回転軸(42)を境にした一方の半部分が前記バスケット(26)の内部に押し込まれることにより他方の半部分が前記回転軸(42)の周りで前記バスケット(26)から外側へ回転されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 滅菌粒状バルク物質を搬送し、前記滅菌粒状バルク物質をRTPシステムを用いてドッキングされるアイソレーター(14)内に移送するためのコンテナ(10)において、
    一端部に充填排出開口(24)を有する略円筒形の本体部(20)と、
    前記本体部(20)に挿入されるバスケット(26)であって、出入開口(38)を有し、前記滅菌粒状バルク物質を収納するバスケット(26)と、
    を備え、
    前記本体部(20)の前記充填排出開口(24)には、前記RTPシステム(16、18)のベータ部(18)であって前記アイソレーター(14)に取り付けられる該ベータ部(18)と相補的な前記RTPシステムのアルファ部(16)に結合されるベータ部(18)が取り付けられ、
    前記バスケット(26)は、前記RTPシステムが開かれると、前記充填排出開口(24)及び開かれた前記RTPシステムを通って前記本体部(20)内から前記アイソレーター(14)内に移動可能であり、前記バスケット(26)は、前記アイソレーター(14)内に移動したときに前記出入開口(38)が下方を向く傾斜状態で前記本体(20)に保持されることにより前記滅菌粒状バルク物質が前記バスケット(26)から自ずと下方に滑動又は下降することを特徴とする、コンテナ。
  9. 前記バスケット(26)を前記傾斜状態に保持するために保持手段(46、48)が前記コンテナ(10)内に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のコンテナ。
  10. 前記バスケット(26)の移動をガイドするためにリニアガイド(52)が前記コンテナ(10)内に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のコンテナ。
  11. 前記バスケット(26)は、円筒形の当該バスケット(26)の長手方向中心軸(54)と直角をなす回転軸(42)の周りに回転して前記出入開口(38)を開閉する有孔カバー(36)を備えることを特徴とする、請求項8に記載のコンテナ。
  12. 前記バスケット(26)は、ハンドル(44)を備えることを特徴とする、請求項8に記載のコンテナ。
  13. RTPシステム(16、18)のアルファ部(16)を備えるアイソレーター(14)と、前記アイソレーター(14)にドッキングされる請求項8〜12のいずれか1項に記載のコンテナ(10)との組合せであって、
    前記バスケット(26)を前記傾斜状態に支持するために支持体(84)が前記アイソレーター(14)内に取り付けられ、かつ前記RTPシステム(16、18)の前記アルファ部(16)の下方に配置され、前記位置において、前記物質は、前記バスケット(26)から自ずと下方に滑動又は下降することができることを特徴とする、組合せ。
  14. 前記RTPシステム(16、18)の前記アルファ部(16)は、前記アイソレーター(14)の鉛直壁(76)に取り付けられることを特徴とする、請求項13に記載の組合せ。
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