JP6959504B2 - 移動時間出力プログラム、移動時間出力装置、及び移動時間出力方法 - Google Patents
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Description
そこで、休憩箇所の設定について、例えば、取得した予定の時間帯に走行する、道路の所定の範囲における危険度が所定の基準より高い場合に、危険度が所定の基準より高い、道路の所定範囲の前に、休憩の予定を設定する運転支援プログラムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
始点及び終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、始点から終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の代表所要時間を抽出し、
抽出した移動区間毎に代表所要時間の中で、偏差が所定値以上となる代表所要時間をより長い所要時間に補正して、移動経路の所要時間として出力する、処理をコンピュータに実行させる。
始点は、移動経路の始まる点又は範囲であり、例えば、出発地などが挙げられる。始点は、起点と称することもある。
終点は、移動経路の終わる点又は範囲であり、例えば、目的地、到着地などが挙げられる。
始点及び終点の情報としては、例えば、点での情報、範囲での情報などが挙げられる。
点での情報としては、例えば、緯度経度、地点の名称、ランドマークの名称などが挙げられる。
範囲での情報としては、例えば、上記の点での情報に、半径の情報を加えたものなどが挙げられる。この場合には、受け付けた点を中心とし、受け付けた半径の円で区切った範囲が始点及び/又は終点の範囲となる。このほかの範囲での情報としては、例えば、標準地域メッシュのメッシュコード、行政区画の名称などが挙げられる。
情報を受け付ける方法としては、例えば、ディスプレイに表示された道路地図上でポインティングデバイス等により情報を受け付ける方法、地点の名称等の文字や半径の数値で情報を受け付ける方法、ランドマークの名称等の文字で情報を受け付ける方法などが挙げられる。
移動体としては、移動可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。移動体としては、例えば、自動車や自転車等の車両、商船や漁船等の船舶、有人航空機や無人航空機等の航空機、人や動物等の生物、水や土砂等の流体などが挙げられる。また、自動車としては、例えば、乗用車、商用車などが挙げられる。
なお、水や土砂などでは、例えば、そのものの移動を確認するのではなく、小型の発信機を水や土砂などに混入させて移動の傾向を確認することにより、移動時間出力装置は、土砂災害の予測などに用いることができる。
移動履歴データとしては、移動体に関する情報であれば特に制限はなく、例えば、移動体の位置、速度、加速度、量等を計測した時刻等の情報を含む。また、移動履歴データは、例えば、移動体が車両の場合には、加速度の情報に基づき、急ブレーキや急ハンドル等の危険運転の判定結果を含むようにしてもよい。更に、移動履歴データは、例えば、移動体が車両の場合には、運転者の生体情報、タイヤの空気圧の値等の情報を含むようにしてもよい。
また、移動履歴データは、例えば、移動体が車両であれば、乗用車等に搭載されるカーナビゲーションシステム、商用車等に搭載されるデジタルタコグラフなどを用いて取得する。取得した移動履歴データは、例えば、データベースなどに格納される。
移動経路としては、例えば、走行経路(「ルート」と称されることもある)、航路、航空路などが挙げられる。移動経路は、例えば、移動区間などにより形成されている。
移動経路は、例えば、始点及び終点が異なる複数の移動経路が含まれてもよい。
移動区間としては、例えば、道路であればデジタル道路地図等で用いられているような、交差点や分岐点等を示すノード間のリンクなどが挙げられる。このほかには、移動区間としては、例えば、キロポストや所定の長さ毎に区分けした道路区間、始点と休憩箇所との間、休憩箇所と休憩箇所との間、休憩箇所と終点との間などが挙げられる。
移動距離とは、移動体が移動経路を移動した距離を意味する。
移動時間とは、移動体が移動距離を移動するのに要した時間を意味する。
抽出する処理としては、データの母集団から所定の条件に合致したデータを抜き出す処理、又は抜き出して加工する処理することであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
抽出した代表所要時間は、パーセンタイル値で出力されることが好ましく、所要時間の50パーセンタイル値などが挙げられる。
偏差としては、例えば、移動区間における速度の偏差値、移動区間における速度の平均偏差値、移動区間における速度の標準偏差、移動区間における所要時間の標準偏差などが挙げられる。
代表所要時間よりも長い所要時間は、パーセンタイル値で出力されることが好ましく、例えば、所要時間の80パーセンタイル値などが挙げられる。
出力する処理としては、処理結果を出すことであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。出力する処理としては、例えば、ディスプレイに表示すること、プリンタで印刷すること、スピーカーで音声を発すること、移動距離出力装置以外の装置に対する処理結果を送信することなどが挙げられる。
移動時間出力装置が行う各種の処理は、移動時間出力装置における制御部の機能を有するコンピュータにより実行される。
コンピュータとしては、記憶、演算、制御などの装置を備えた機器であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、パーソナルコンピュータなどが挙げられる。
目標所要時間とは、移動経路における目標となる時間を意味し、終点の時刻から始点の時刻を引いた時間であり、休憩箇所での休憩時間を含む。
休憩候補箇所とは、移動経路内において休憩箇所として選定されることができる箇所であり、選定されていない休憩箇所を意味する。
以下では、移動体としての車両を用いて説明する。このため、「移動体」を「車両」と、「移動履歴データ」を「走行履歴データ」と、「始点」を「出発地」と、「終点」を「目的地」と、「移動経路」を「走行経路」と、「移動区間」を「道路区間」と、読み替えて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る移動時間出力装置100を含むシステム10の構成を示すブロック図である。
システム10は、例えば、移動時間出力装置100が、出力した遅れが生じにくい移動時間を利用者あるいは運行管理者に対して提供するものである。
利用者としては、例えば、車両の運転者、運転補助者などが挙げられる。
出力した移動時間の提供手段としては、例えば、音声で出力したり、デジタルタコグラフやカーナビゲーションシステムの車載装置のディスプレイに表示するようにしてもよい。
図1に示すように、システム10は、本発明の移動時間出力装置100と、車両A、B、C、・・・にそれぞれ搭載されている端末装置200a、200b、200c、・・・を有し、ネットワーク300を介してそれぞれ通信可能に接続されている。
移動時間出力装置100は、車両A、B、C、・・・にそれぞれ搭載されている端末装置200a、200b、200c、・・・から、走行履歴データをそれぞれ取得して格納する。
また、端末装置は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、デジタルタコグラフや、カーナビゲーションシステムの車載装置などが挙げられる。
<移動時間出力装置のハードウェア構成>
図2は、移動時間出力装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、移動時間出力装置100は以下の各部を有する。各部は、バス107を介してそれぞれ接続されている。
移動時間出力プログラムは、必ずしも最初から主記憶装置102、補助記憶装置103などに記憶されていなくともよい。また、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを介して移動時間出力装置100に接続される他の情報処理装置などに移動時間出力プログラムを記憶させ、移動時間出力装置100がこれらから移動時間出力プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
主記憶装置102は、図示しない、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、を有する。
ROMは、BIOS(Basic Input/Output System)等の各種プログラムなどを記憶している。
RAMは、ROMに記憶された各種プログラムがCPU101により実行される際に展開される作業範囲として機能する。RAMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。RAMとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
図3は、移動時間出力装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、移動時間出力装置100は、通信部110と、記憶部120と、入力部130と、制御部140と、を有する。
走行履歴DB121は、通信部110が受信した走行履歴データを走行履歴データ群として記憶する。
図4に示すように、走行履歴データは、本実施例では「車両ID、トリップID、取得日時、位置情報(経度、緯度)、速度、出発日時、出発地(経度、緯度)、到着日時、目的地(経度、緯度)、移動距離」のデータ項目を含む。
「トリップID」のデータ項目は、本実施例では、目的をもってある出発地からある到着地へ移動する単位であるトリップを識別するためのデータである。
「取得日時」及び「位置情報(経度、緯度)」のデータ項目は、本実施例では、端末装置200に搭載されているGPS(Global Positioning System)ユニットにより取得される。
「速度」のデータ項目は、本実施例では、GPSユニットと同期させ、端末装置200が有する速度センサを用いて車両の車軸から計測した結果である。
「出発日時」及び「出発地(経度、緯度)」のデータ項目は、本実施例では、当該トリップの出発日時及び出発地の経度緯度である。
「到着日時」及び「目的地(経度、緯度)」のデータ項目は、本実施例では、当該トリップの到着日時及び目的地の経度緯度である。
「移動距離」のデータ項目は、出発地から現在地までの移動距離である。
図5に示すように、道路区間所要時間データは、本実施例では、「時間帯、道路区間、道路区間の所要時間」のデータ項目を含む。
「時間帯」は、本実施例では、車両が走行経路の出発地を通過する際の時間帯である。
「道路区間」は、本実施例では、出発地と休憩箇所との間、休憩箇所と休憩箇所との間、休憩箇所と目的地との間である。
「道路区間の所要時間」は、本実施例では、20パーセンタイル値、中央値(50パーセンタイル値)、及び80パーセンタイル値で表す。パーセンタイル値とは、測定値の分布を小さい数字から大きい数字に並べ替え、パーセント表示することによって、小さい数字から大きな数字に並べ替えた測定値において、どこに位置するのかを示す単位である。例えば、測定値が100個ある場合、中央値(50パーセンタイル値)であれば小さい数字から数えて50番目に位置する値である。80パーセンタイル値であれば小さい数字から数えて80番目に位置する値である。
図6に示すように、速度標準偏差データは、本実施例では、「時間帯、道路区間、速度」のデータ項目を含む。
「時間帯」、及び「道路区間」は、道路区間所要時間データと同様である。
「速度」は、道路区間毎の平均速度と標準偏差で表される。
入力する各種指示としては、走行履歴データを抽出する際の抽出条件を含めることができる。抽出条件としては、車両の種類や時間的要素を挙げることができる。車両の種類としては、例えば、商用車、一般車、或いは、大型車、中型車、普通車などが挙げられる。時間的要素としては、例えば、年月日、曜日、及び時間帯の少なくともいずれかに対応した情報、或いは、直近の所定の時間範囲などが挙げられる。
制御部140は、抽出部141と、出力部142と、選定部143と、割当部144と、を有する。ここで、制御部140の構成は、本発明の移動時間出力装置に該当する。制御部140を実施する処理は、本発明の移動時間出力方法に該当する。制御部140の処理をコンピュータに実行させるプログラムは、本発明の移動時間出力プログラムに該当する。
抽出部141は、例えば、出発地が東京、目的地が大阪であれば、東京−大阪間の走行経路を走行した車両の走行履歴データを抽出する。あるいは、抽出部141は、東京−大阪間の走行経路に含まれる横浜−小田原間や浜松−名古屋間などの走行履歴データを組み合わせて、走行経路を抽出してもよい。
代表所要時間としては、本実施例では、道路区間毎における道路区間の所要時間の中央値(50パーセンタイル値)を用いる。
偏差としては、例えば、道路区間における速度の偏差値、道路区間における速度の平均偏差値、道路区間における速度の標準偏差などが挙げられる。なお、道路区間における所要時間の偏差、道路区間における所要時間の平均偏差値、道路区間における所要時間の標準偏差を用いることもできる。
本実施例では、偏差として、道路区間の速度の標準偏差を用いる。道路区間における速度の標準偏差が大きいと、予期せず渋滞などの発生により、道路区間の所要時間が長くかかり、移動経路において遅れが生じる恐れがある。
偏差が所定値以上としては、本実施例では、道路区間の速度の標準偏差の所定値が20以上である。道路区間の速度の標準偏差の所定値が20以上であると、道路区間における速度のバラツキが大きくなり、移動経路において遅れが生じる可能性があるため、道路区間の代表所要時間の補正が必要となる。
本実施例では、補正に用いる「代表所要時間よりも長い所要時間」として、80パーセンタイル値を用いる。
休憩箇所とは、例えば、車両である場合には、駐車する駐車スペースを有する施設であり、例えば、高速道路においては、サービスエリア、パーキングエリアなどが挙げられ、国道などの一般道路においては、道の駅(登録商標)などが挙げられる。また、駐車スペースとは、白線などで駐車する位置が規定されている区画である。
車両が大型トラックなどの商用車である場合には、連続運転時間が所定時間を超えないように休憩を取ることが推奨されており、連続運転時間の所定時間は、4時間(240分間)以下が好ましい。
目標所要時間とは、走行経路における目標となる時間を意味し、具体的には、目的地の到着時刻から出発地の出発時刻を引いた時間であり、休憩箇所での休憩時間を含む。
なお、出力部により出力した所要時間が目標所要時間以上となると、与えられた目標所要時間以上である旨を利用者に通知し、移動時間出力処理を終了させることができる。
まず、制御部140は、出発時刻:10時30分、到着時刻:14時10分、目標所要時間:220分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から目的地までを道路区間3とする。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122及び速度標準偏差DB123から、図8に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間を求める。
なお、道路区間3は、図8から、速度の標準偏差が27.0であり、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間であるため、道路区間3の所要時間は中央値ではなく、80パーセンタイル値を用いる。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図8から、所要時間の中央値で60分間である。
次に、休憩箇所2から目的地までの道路区間3の所要時間は、図8から、所要時間の80パーセンタイル値で90分間である。
なお、道路区間1〜3では、合計所要時間が220分間であり、連続運転時間が4時間(240分間)未満であるため、休憩箇所2は選択されない。
したがって、実施例1では、休憩をとらなくてすみ、道路区間3で渋滞等が発生したとしても、そのことを考慮して移動時間を設定しているため、目的地への到着時刻が14時10分を遅れることはない。
図9は、端末装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図9に示すように、端末装置200は、以下の各部を有する。各部は、バス207を介してそれぞれ接続されている。
端末装置の各種プログラムは、必ずしも最初から主記憶装置202に、補助記憶装置203などに記憶されていなくともよい。また、インターネット、LAN、WANなどを介して、端末装置200に接続される他の情報処理装置などに端末装置の各種プログラムを記憶させ、端末装置200がこれらから端末装置の各種プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
また、CPU201は、端末装置200全体の動作を制御する。なお、本実施例では、端末装置200全体の動作を制御する装置をCPU201としたが、これに限ることなく、例えば、FPGAなどとしてもよい。
主記憶装置202は、各種プログラムを記憶し、各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。
主記憶装置202は、図示しない、ROMと、RAMと、を有する。
ROMは、BIOS等の各種プログラム等を記憶している。
RAMは、ROMに記憶された各種プログラムがCPU201により実行される際に展開される作業範囲として機能する。RAMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。RAMとしては、例えば、DRAM、SRAMなどが挙げられる。
図10は、端末装置200の機能構成の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、端末装置200は、通信部220と、記憶部230と、制御部240と、取得部250と、出力部260と、を有する。
また、通信部220は、移動時間出力装置100で得られた遅れが生じにくい移動時間の結果を受信してもよい。
記憶部230は、移動時間出力装置100から受信した遅れが生じにくい移動時間の結果を補助記憶装置203に記憶する。
制御部240は、本実施例では、端末装置200全体の動作を制御する機能を有する。
取得部250は、GPSユニットと、速度センサなどを有する。
取得部250は、GPSユニット及び速度センサを同期させて取得した位置の情報及び速度の情報を、同期させた時刻の情報と対応づけて走行データとする。
出力部260は、移動時間出力装置100から受信した遅れが生じにくい移動時間の結果を、ディスプレイやスピーカーで出力する。
なお、制御部140の抽出部141は、出発地から目的地を結ぶ走行経路に含まれる道路区間の少なくとも1つを通過した車両の走行履歴DBから走行経路を抽出する。
なお、出発時刻、及び時間帯別の所要時間推定値は、道路区間所要時間DB122、及び速度標準偏差DB123から読み取ることができる。
図12及び図13を参照して、実施例2の走行経路の移動時間を出力する処理の一例について説明する。
まず、制御部140は、出発時刻:9時00分、到着時刻:15時00分、目標所要時間:360分間、連続運転時間:180分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から休憩箇所3までを道路区間3、休憩箇所3から目的地までを道路区間4とする。
なお、制御部140は、出発時刻から連続運転時間に到達する直前の休憩箇所を選択する。制御部140は、休憩箇所において、仮の所定時間(30分間)の休憩時間を加算する。制御部140は、次の道路区間の所要時間を算出する。制御部140は、残りの時間を休憩時間に加算し、再度所要時間を算出する。この場合、制御部140は、所要時間が到着時刻を超えると、休憩時間をマイナスし、再度所要時間を算出する。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から、図13に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間及び休憩箇所を求める。
なお、道路区間4は、図13から、速度の標準偏差が27.0であり、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間であるため、制御部140は、道路区間4の所要時間は中央値ではなく、所要時間の80パーセンタイル値を用いる。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図13から、所要時間の中央値で70分間である。
なお、道路区間1〜2では、合計所要時間が160分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所1は選択されない。
次に、休憩箇所2から休憩箇所3までの道路区間3の所要時間は、図13から、所要時間の中央値で60分間である。
なお、道路区間1〜3では、合計所要時間が220分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所2が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
次に、休憩箇所3から目的地までの道路区間4の所要時間は、図13から、所要時間の80パーセンタイル値で90分間である。
なお、道路区間3〜4では、合計所要時間が150分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所3は選択されない。
道路区間1〜4の合計所要時間は、休憩箇所2での休憩時間30分間を加算して340分間であり、目標所要時間360分間との差である20分間を休憩箇所2での休憩時間に加算すると、休憩箇所2の休憩時間は50分間となる。
したがって、実施例2では、道路区間4で渋滞等が発生したとしても、そのことを考慮して移動時間を設定するので、目的地への到着時刻が15時00分を遅れることはなく、休憩箇所2において50分間の休憩をとることができる。また、実施例2によれば、休憩箇所2で50分間の休憩時間をとることにより、目的地での待ち時間が生じにくい、適正な移動時間を提示することができる。
比較例1は、図14及び図15に示すように、実施例2において、道路区間4の所要時間を中央値である40分間とし、休憩箇所2での休憩時間を100分間とした以外は、実施例2と同様にして、走行経路における移動時間の出力処理を行った。
比較例1では、道路区間4は、図15に示すように、速度の標準偏差が27.0であり、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間であるため、道路区間4の所要時間として中央値ではなく80パーセンタイル値である90分間を用いるところ、中央値である40分間とした。
したがって、比較例1では、渋滞区間である道路区間4の所要時間の補正が行われていないため、休憩箇所2で休憩時間を100分間とると、道路区間4で渋滞が生じると到着時刻が15時00分から遅れてしまう可能性が高くなる。
図16及び図17を参照して、実施例3の走行経路の移動時間を出力する処理の一例について説明する。
まず、制御部140は、出発時刻:0時00分、到着時刻:6時00分、目標所要時間:360分間、連続運転時間:180分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から休憩箇所3までを道路区間3、休憩箇所3から目的地までを道路区間4とする。
なお、制御部140は、出発時刻から連続運転時間に到達する直前の休憩箇所を選択する。制御部140は、休憩箇所において、仮の所定時間(30分間)の休憩時間を加算する。制御部140は、次の道路区間の所要時間を算出する。制御部140は、残りの時間を休憩時間に加算し、再度所要時間を算出する。この場合、制御部140は、所要時間が到着時刻を超えると、休憩時間をマイナスし、再度所要時間を算出する。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から、図17に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間及び休憩箇所を求める。
なお、実施例3では、図17から、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間がないため、所要時間の中央値を80パーセンタイル値に補正する道路区間は存在しない。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図17から、所要時間の中央値で50分間である。
なお、道路区間1〜2では、合計所要時間が120分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所1は選択されない。
次に、休憩箇所2から休憩箇所3までの道路区間3の所要時間は、図17から、所要時間の中央値で60分間である。
なお、道路区間1〜3では、合計所要時間が180分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所2が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
次に、休憩箇所3から目的地までの道路区間4の所要時間は、図17から、所要時間の中央値で35分間である。
なお、道路区間3〜4では、合計所要時間が95分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所3は選択されない。
道路区間1〜4の合計所要時間は、休憩箇所2での休憩時間30分間を加算して245分間であり、目標所要時間360分間との差である115分間を休憩箇所2での休憩時間に加算すると、休憩箇所2の休憩時間は145分間となる。
したがって、実施例3では、目的地への到着時刻が6時00分を遅れることはなく、休憩箇所2において145分間の休憩をとることができる。また、実施例3によれば、休憩箇所2で145分間の休憩時間をとることにより、目的地での待ち時間が生じにくい、適正な移動時間を提示することができる。
図18及び図19を参照して、実施例4の走行経路の移動時間を出力する処理の一例について説明する。
まず、制御部140は、出発時刻:6時00分、到着時刻:12時00分、目標所要時間:360分間、連続運転時間:180分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から休憩箇所3までを道路区間3、休憩箇所3から目的地までを道路区間4とする。
なお、制御部140は、出発時刻から連続運転時間に到達する直前の休憩箇所を選択する。制御部140は、休憩箇所において、仮の所定時間(30分間)の休憩時間を加算する。制御部140は、次の道路区間の所要時間を算出する。制御部140は、残りの時間を休憩時間に加算し、再度所要時間を算出する。この場合、制御部140は、所要時間が到着時刻を超えると、休憩時間をマイナスし、再度所要時間を算出する。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から、図19に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間及び休憩箇所を求める。
なお、道路区間1は、図19から、速度の標準偏差が21.0であり、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間であるため、制御部140は、道路区間1の所要時間は中央値ではなく、80パーセンタイル値を用いる。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図19から、所要時間の中央値で80分間である。
なお、道路区間1〜2では、合計所要時間が200分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所1が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
次に、休憩箇所2から休憩箇所3までの道路区間3の所要時間は、図19から、所要時間の中央値で65分間である。
なお、道路区間2〜3では、合計所要時間は145分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所2は選択されない。
次に、休憩箇所3から目的地までの道路区間4の所要時間は、図19から、所要時間の中央値で35分間である。
なお、道路区間2〜4では、合計所要時間が180分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所3が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
道路区間1〜4の合計所要時間は、休憩箇所1での休憩時間30分間と休憩箇所3での休憩時間30分間を加算すると、360分間であり、目標所要時間360分間との差は0分間である。このため、休憩箇所1での休憩時間は30分間、休憩箇所3での休憩時間は30分間で確定する。
したがって、実施例4では、目的地への到着時刻が12時00分を遅れることはなく、休憩箇所1において休憩時間30分間、休憩箇所3で休憩時間30分間の休憩をとることができる。また、実施例4によれば、休憩箇所1で休憩時間30分間、休憩箇所3で休憩時間30分間の休憩をとることにより、目的地での待ち時間が生じにくい、適正な移動時間を提示することができる。
図20及び図21を参照して、実施例5の走行経路の移動時間を出力する処理の一例について説明する。
まず、制御部140は、出発時刻:12時00分、到着時刻:18時00分、目標所要時間:360分間、連続運転時間:180分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から休憩箇所3までを道路区間3、休憩箇所3から目的地までを道路区間4とする。
なお、制御部140は、出発時刻から連続運転時間に到達する直前の休憩箇所を選択する。制御部140は、休憩箇所において、仮の所定時間(30分間)の休憩時間を加算する。制御部140は、次の道路区間の所要時間を算出する。制御部140は、残りの時間を休憩時間に加算し、再度所要時間を算出する。この場合、制御部140は、所要時間が到着時刻を超えると、休憩時間をマイナスし、再度所要時間を算出する。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から、図21に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間及び休憩箇所を求める。
なお、道路区間4は、図21から、速度の標準偏差が27.0であり、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間であるため、制御部140は、道路区間4の所要時間は中央値ではなく、80パーセンタイル値を用いる。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図21から、所要時間の中央値で70分間である。
なお、道路区間1〜2では、合計所要時間が160分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所1は選択されない。
次に、休憩箇所2から休憩箇所3までの道路区間3の所要時間は、図21から、所要時間の中央値で60分間である。
なお、道路区間1〜3では、合計所要時間が220分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所2が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
次に、休憩箇所3から目的地までの道路区間4の所要時間は、図21から、所要時間の80パーセンタイル値で90分間である。
なお、道路区間3〜4では、合計所要時間が150分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所3は選択されない。
道路区間1〜4の合計所要時間は、休憩箇所2での休憩時間30分間を加算すると340分間であり、目標所要時間360分間との差である20分間を休憩箇所2での休憩時間に加算すると、休憩箇所2の休憩時間は50分間となる。
したがって、実施例5では、目的地への到着時刻が18時00分を遅れることはなく、休憩箇所2において50分間の休憩をとることができる。また、実施例5によれば、休憩箇所2で50分間の休憩をとることにより、目的地での待ち時間が生じにくい、適正な移動時間を提示することができる。
図22及び図23を参照して、実施例6の走行経路の移動時間を出力する処理の一例について説明する。
まず、制御部140は、出発時刻:18時00分、到着時刻:24時00分、目標所要時間:360分間、連続運転時間:180分間の情報を受け付ける。
出発地から休憩箇所1までを道路区間1、休憩箇所1から休憩箇所2までを道路区間2、休憩箇所2から休憩箇所3までを道路区間3、休憩箇所3から目的地までを道路区間4とする。
なお、制御部140は、出発時刻から連続運転時間に到達する直前の休憩箇所を選択する。制御部140は、休憩箇所において、仮の所定時間(30分間)の休憩時間を加算する。制御部140は、次の道路区間の所要時間を算出する。制御部140は、残りの時間を休憩時間に加算し、再度所要時間を算出する。この場合、制御部140は、所要時間が到着時刻を超えると、休憩時間をマイナスし、再度所要時間を算出する。
次に、制御部140は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から、図23に示す道路区間毎の所要時間を抽出し、道路区間の所要時間の中央値をベースとして、各道路区間の所要時間及び休憩箇所を求める。
なお、実施例6では、図23から、速度の標準偏差が20以上の渋滞区間がないため、所要時間の中央値を80パーセンタイル値に補正する道路区間は存在しない。
次に、休憩箇所1から休憩箇所2までの道路区間2の所要時間は、図23から、所要時間の中央値で50分間である。
なお、道路区間1〜2では、合計所要時間が125分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所1は選択されない。
次に、休憩箇所2から休憩箇所3までの道路区間3の所要時間は、図23から、所要時間の中央値で65分間である。
なお、道路区間1〜3では、合計所要時間が190分間であり、連続運転時間が180分間以上であるため、休憩箇所2が選択され、仮の休憩時間として30分間を入力する。
次に、休憩箇所3から目的地までの道路区間4の所要時間は、図23から、所要時間の中央値で40分間である。
なお、道路区間3〜4では、合計所要時間が105分間であり、連続運転時間が180分間未満であるため、休憩箇所3は選択されない。
道路区間1〜4の合計所要時間は、休憩箇所2での休憩時間30分間を加算して260分間であり、目標所要時間360分間との差である100分間を休憩箇所2での休憩時間に加算すると、休憩箇所2の休憩時間は130分間となる。
したがって、実施例6では、目的地への到着時刻が24時00分に遅れることはなく、休憩箇所2において130分間の休憩をとることができる。また、実施例6によれば、休憩箇所2で130分間の休憩をとることにより、目的地での待ち時間が生じにくい、適正な移動時間を提示することができる。
なお、図24中、「OTime」は見積り連続運転時間、「NTime」は見積り合計所要時間である。
目標所要時間とは、走行経路における目標となる時間を意味し、具体的には、目的地の到着時刻から出発地の出発時刻を引いた時間であり、休憩箇所での休憩時間を含む。
なお、出発時刻、連続運転時間、及び時間帯別の所要時間推定値は、道路区間所要時間DB122、速度標準偏差DB123、及び連続運転時間DB124から読み取ることができる。
一方、制御部140は、目標所要時間が見積り合計所要時間(NTime)より大きいと判定すると、処理をS213に移行する。
(付記1)
始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値以上となる前記代表所要時間をより長い所要時間に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする、移動時間出力プログラム。
(付記2)
抽出した前記代表所要時間が、パーセンタイル値で出力される、
ことを特徴とする、付記1に記載の移動時間出力プログラム。
(付記3)
目標所要時間の情報を更に受け付け、
前記移動経路における休憩候補箇所を抽出し、前記休憩候補箇所の中から連続運転時間が所定時間を超えないように休憩箇所を選定し、
出力した前記所要時間と、前記目標所要時間との差として算出される時間を選定した前記休憩箇所での休憩時間として割り当てる、
ことを特徴とする、付記1又は2に記載の移動時間出力プログラム。
(付記4)
始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値以上となる前記代表所要時間をより長い所要時間に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とする、移動時間出力装置。
(付記5)
抽出した前記代表所要時間が、パーセンタイル値で出力される、
ことを特徴とする、付記4に記載の移動時間出力装置。
(付記6)
目標所要時間の情報を更に受け付け、
前記移動経路における休憩候補箇所を抽出し、前記休憩候補箇所の中から連続運転時間が所定時間を超えないように休憩箇所を選定し、
出力した前記所要時間と、前記目標所要時間との差として算出される時間を選定した前記休憩箇所での休憩時間として割り当てる、
ことを特徴とする、付記4又は5に記載の移動時間出力装置。
(付記7)
始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値以上となる前記代表所要時間をより長い所要時間に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする、移動時間出力方法。
(付記8)
抽出した前記代表所要時間が、パーセンタイル値で出力される、
ことを特徴とする、付記7に記載の移動時間出力方法。
(付記9)
目標所要時間の情報を更に受け付け、
前記移動経路における休憩候補箇所を抽出し、前記休憩候補箇所の中から連続運転時間が所定時間を超えないように休憩箇所を選定し、
出力した前記所要時間と、前記目標所要時間との差として算出される時間を選定した前記休憩箇所での休憩時間として割り当てる、
ことを特徴とする、付記7又は8に記載の移動時間出力方法。
110 通信部
120 記憶部
130 入力部
140 制御部
Claims (5)
- 始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値である代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値(ただし、前記偏差が0である場合を除く)以上となる前記代表所要時間を前記移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値より大きなパーセンタイル値に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする、移動時間出力プログラム。 - 前記偏差が、前記移動区間における速度の標準偏差である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の移動時間出力プログラム。 - 目標所要時間の情報を更に受け付け、
前記移動経路における休憩候補箇所を抽出し、前記休憩候補箇所の中から連続運転時間が所定時間を超えないように休憩箇所を選定し、
出力した前記所要時間と、前記目標所要時間との差として算出される時間を選定した前記休憩箇所での休憩時間として割り当てる、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の移動時間出力プログラム。 - 始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値である代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値(ただし、前記偏差が0である場合を除く)以上となる前記代表所要時間を前記移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値より大きなパーセンタイル値に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とする、移動時間出力装置。 - 始点及び終点の情報を受け付け、
前記始点及び前記終点を結ぶ移動経路に含まれる移動区間の少なくとも1つを通過した移動体の移動履歴データ群の組み合わせから、前記始点から前記終点までの移動経路に含まれる移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値である代表所要時間を抽出し、
抽出した前記移動区間毎に前記代表所要時間の中で、偏差が所定値(ただし、前記偏差が0である場合を除く)以上となる前記代表所要時間を前記移動区間毎の所要時間の50パーセンタイル値より大きなパーセンタイル値に補正して、前記移動経路の所要時間として出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする、移動時間出力方法。
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