JP6958722B2 - フロア構造 - Google Patents
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Description
図5に示すように第1実施形態のフロア構造1は、フロアパネル2とサイドシル3で構成されている。サイドシル3は、サイドシルアウタ4と、サイドシルインナ5で構成されている。
図7に示すように第2実施形態のフロア構造1では、補強部材6が平板部材で構成され、補強部材6はサイドシルアウタ4とサイドシルインナ5との間に配置されている。サイドシルアウタ4のフランジ部4dとサイドシルインナ5のフランジ部5dは、補強部材6が間に挟み込まれた状態で例えばスポット溶接で接合されている。同様に、サイドシルアウタ4のフランジ部4eとサイドシルインナ5のフランジ部5eも、補強部材6が間に挟み込まれた状態で例えばスポット溶接で接合されている。このように、第2実施形態のフロア構造1においては、スポット溶接でサイドシルアウタ4とサイドシルインナ5を接合する際に、同時に補強部材6を接合することが可能となる。これにより、溶接箇所を少なくすることができ、生産性を向上させることができる。
図8に示すように第3実施形態のフロア構造1では、サイドシルアウタ4とサイドシルインナ5との間にセンターピラーインナ7が配置されている。サイドシルアウタ4のフランジ部4dとサイドシルインナ5のフランジ部5dは、センターピラーインナ7が間に挟み込まれた状態で例えばスポット溶接で接合されている。同様に、サイドシルアウタ4のフランジ部4eとサイドシルインナ5のフランジ部5eも、センターピラーインナ7が間に挟み込まれた状態で例えばスポット溶接で接合されている。このように、第3実施形態ではセンターピラーインナ7が、第2実施形態の補強部材6としての役割も担っている。すなわち、第3実施形態のフロア構造1では、車体製造に使用される部品点数を削減することができると共に、第2実施形態のフロア構造1のように溶接箇所を少なくすることが可能となる。
第1〜第3実施形態では、サイドシル3の構造によって耐力を向上させるフロア構造1について説明したが、第4実施形態では、フロアパネル2の形状によって耐力の質量効率を向上させるフロア構造1について説明する。
従来のフロア構造と本発明に係るフロア構造におけるサイドシル構造の影響を評価するため、側面衝突シミュレーションを実施した。図17に示すように、本シミュレーションは、サイドシルインナ5の天面部5aを支持する支持点20を設けると共に、サイドシルアウタ4にポール21を衝突させる3点曲げの条件で実施されている。また、バッテリーケースを想定した構造体を模擬するために、サイドシルインナ5の天面部5aに接触するプレート22が配置されている。
ポール側面衝突を想定したフロア構造の側面衝突シミュレーションを実施した。本シミュレーションに用いた解析モデルのフロア構造は、図22に示す平板状のフロアパネルを有する構造(比較例7)と、図23に示すような、平板状のフロアパネルに図24の側面衝突対応用のクロスメンバを接合した構造(比較例8)と、図25に示す波形状のフロアパネルを用いた構造である。また、波形状のフロアパネルを用いたフロア構造に関しては、凸部の周期Cと高さhを変化させた複数の解析モデルを作成してシミュレーションを実施した(実施例4〜13)。実施例13の構造は、波形状のフロアパネルにクロスメンバを接合した構造である。なお、本シミュレーションではフロアパネルの耐力に着目して評価を行うため、サイドシルを厚み6mmの弾性体のプレートに置き換えている。
2 フロアパネル
3 サイドシル
4 サイドシルアウタ
4a サイドシルアウタ天面部
4b サイドシルアウタ上側縦壁部
4c サイドシルアウタ下側縦壁部
4d サイドシルアウタフランジ部
4e サイドシルアウタフランジ部
5 サイドシルインナ
5a サイドシルインナ天面部
5b サイドシルインナ上側縦壁部
5c サイドシルインナ下側縦壁部
5d サイドシルインナフランジ部
5e サイドシルインナフランジ部
6 補強部材
6a 補強部材平面部
6b 補強部材フランジ部
6c 補強部材フランジ部
7 センターピラーインナ
10 フロアパネルの凸部
10a 凸部の天面部
10b 凸部の側壁部
10c 凸部の稜線部
11 底面部
12 稜線部
20 支持点
21 ポール
22 プレート
101 従来のフロア構造
102 フロアパネル
102a フロアパネルフランジ部
103 サイドシル
104 サイドシルアウタ
104a サイドシルアウタ天面部
104b サイドシルアウタ上側縦壁部
104c サイドシルアウタ下側縦壁部
104d サイドシルアウタフランジ部
104e サイドシルアウタフランジ部
105 サイドシルインナ
105a サイドシルインナ天面部
105b サイドシルインナ上側縦壁部
105c サイドシルインナ下側縦壁部
105d サイドシルインナフランジ部
105e サイドシルインナフランジ部
C 凸部の周期
H 車高方向
h 凸部の高さ
L 車長方向
t サイドシルインナ縦壁部の板厚
W 車幅方向
W1 サイドシルインナ縦壁部の幅
θ サイドシルインナの天面部と縦壁部のなす角
Claims (8)
- フロア構造であって、
サイドシルアウタと、サイドシルインナと、を有するサイドシルと、
前記サイドシルインナに接合されたフロアパネルと、
前記サイドシルインナの内方に配置された補強部材と、を備え、
前記サイドシルアウタは、車長方向に垂直な断面がハット形状であって、天面部と、前記天面部から車幅方向の車内側に延伸する縦壁部と、車高方向に延伸するフランジ部と、を有し、
前記サイドシルインナは、車長方向に垂直な断面がハット形状であって、天面部と、前記天面部から車幅方向の車外側に延伸する縦壁部と、車高方向に延伸するフランジ部と、を有し、
前記サイドシルアウタと前記サイドシルインナは、互いの前記フランジ部で接合され、
前記サイドシルインナの前記天面部と前記サイドシルインナの前記縦壁部とのなす角θが85〜95度であり、
前記フロアパネルは、前記サイドシルインナの車高方向上側にある前記縦壁部である上側縦壁部、または前記サイドシルインナの車高方向下側にある前記縦壁部である下側縦壁部に接合され、
前記補強部材は、上端部が前記サイドシルインナの前記上側縦壁部に接合され、下端部が前記サイドシルインナの前記下側縦壁部に接合され、
前記サイドシルインナの前記縦壁部の幅W1と、該縦壁部の板厚tとの比であるW1/tの値が42.9未満であり、
前記フロアパネルは、車幅方向または車長方向に平行な稜線部を有する波形状部を備え、
前記波形状部の凸部の周期Cと高さhを用いたC/√hの値が60未満である。 - 請求項1に記載のフロア構造において、
W1/tの値が40以下である。 - フロア構造であって、
サイドシルアウタと、サイドシルインナと、を有するサイドシルと、
前記サイドシルインナに接合されたフロアパネルと、
前記サイドシルアウタと前記サイドシルインナの間に配置された補強部材と、を備え、
前記サイドシルアウタは、車長方向に垂直な断面がハット形状であって、天面部と、前記天面部から車幅方向の車内側に延伸する縦壁部と、車高方向に延伸するフランジ部と、を有し、
前記サイドシルインナは、車長方向に垂直な断面がハット形状であって、天面部と、前記天面部から車幅方向の車外側に延伸する縦壁部と、車高方向に延伸するフランジ部と、を有し、
前記サイドシルインナの前記天面部と前記サイドシルインナの前記縦壁部とのなす角θが85〜95度であり、
前記フロアパネルは、前記サイドシルインナの車高方向上側にある前記縦壁部である上側縦壁部、または前記サイドシルインナの車高方向下側にある前記縦壁部である下側縦壁部に接合され、
前記サイドシルアウタの前記フランジ部と、前記補強部材と、前記サイドシルインナの前記フランジ部とが互いに接合され、
前記サイドシルインナの前記縦壁部の幅W1と、該縦壁部の板厚tとの比であるW1/tの値が35.7未満であり、
前記フロアパネルは、車幅方向または車長方向に平行な稜線部を有する波形状部を備え、
前記波形状部の凸部の周期Cと高さhを用いたC/√hの値が60未満である。 - 請求項3に記載のフロア構造において、
W1/tの値が32以下である。 - 請求項3または4に記載のフロア構造において、
前記補強部材はセンターピラーインナである。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のフロア構造において、
C/√hの値が55以下である。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のフロア構造において、
前記稜線部が前記車幅方向に平行である。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のフロア構造において、
前記フロアパネルは、引張強度が780MPa以上の鋼板からなる。
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