JP6958398B2 - 樋連結構造および耐食槽 - Google Patents
樋連結構造および耐食槽 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6958398B2 JP6958398B2 JP2018017799A JP2018017799A JP6958398B2 JP 6958398 B2 JP6958398 B2 JP 6958398B2 JP 2018017799 A JP2018017799 A JP 2018017799A JP 2018017799 A JP2018017799 A JP 2018017799A JP 6958398 B2 JP6958398 B2 JP 6958398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- gutter
- face
- upper layer
- liquid discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
第2発明の樋連結構造は、第1発明において、前記第1底部および前記第2底部は、前記液排出部から前記樋に向かって下がる傾斜を有しており、前記第1上層の前記端面の上縁は、前記第1下層の前記端面の上縁よりも低い位置に配置されていることを特徴とする。
第3発明の樋連結構造は、槽の液排出部と樋との連結構造であって、前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、前記樋は上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有し、前記液排出部と前記樋とは、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で連結され、前記第1下層の前記端面は前記第1上層の前記端面よりも前記樋側に突出しており、前記第2上層の前記端面は前記第2下層の前記端面よりも前記液排出部側に突出していることを特徴とする。
第4発明の耐食槽は、上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有する樋と連結する液排出部を備え、前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、前記液排出部は、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で、前記樋と連結されるよう構成されており、前記第1上層の前記端面は前記第1下層の前記端面よりも前記樋側に突出していることを特徴とする。
第5発明の耐食槽は、第4発明において、前記第1底部は、前記液排出部から前記樋に向かって下がる傾斜を有しており、前記第1上層の前記端面の上縁は、前記第1下層の前記端面の上縁よりも低い位置に配置されていることを特徴とする。
第6発明の耐食槽は、上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有する樋と連結する液排出部を備え、前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、前記液排出部は、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で、前記樋と連結されるよう構成されており、前記第1下層の前記端面は前記第1上層の前記端面よりも前記樋側に突出していることを特徴とする。
銅の電解精製では電解液から不純物を除去する浄液工程が行われる。浄液工程には脱ニッケル工程が含まれる。本発明の一実施形態に係る耐食槽は、脱ニッケル工程を行なう脱ニッケル設備に用いられる。
脱ニッケル工程は図9に示す設備で行われる。脱ニッケル設備は電気蒸発槽110を有する。電気蒸発槽110には脱銅電解液が供給される。脱銅電解液は電解液から銅を除去して得られた液であり、粗硫酸ニッケル水溶液である。脱銅電解液は50〜90℃に予熱した後に電気蒸発槽110に供給される。
電気蒸発槽110では高温・高濃度の粗硫酸ニッケル水溶液が製造される。したがって、電気蒸発槽110は高温、高濃度硫酸に対する耐腐食性を有する必要がある。本発明の一実施形態に係る耐食槽1はこの電気蒸発槽110に用いられる。
つぎに、耐食槽1の液排出部13と樋113との連結構造を説明する。
図5に示すように、液排出部13はその上面を液が流れる底部30と、側壁を構成する側部33とを有する。底部30は液排出部13から樋113に向かって下がる傾斜を有している。以下、説明の便宜のため、液排出部13の底部30を「第1底部30」と称する。
図9に示す脱ニッケル設備を用いた操業を行った。電気蒸発槽110に供給される脱銅電解液は、ニッケル濃度30〜35g/L、銅濃度0.05g/L以下、砒素濃度1.0g/L以下である。脱銅電解液を90℃に予熱した後に電気蒸発槽110に供給した。電気蒸発槽110の加熱温度の設定値は160℃である。
電気蒸発槽110の槽本体として図1に示す耐食槽1を用いた。図2に示すように、底部11、側壁12および液排出部13は、それぞれ、外殻21、フッ素樹脂層22、断熱層23、レンガ層24がこの順に積層されて構成されている。フッ素樹脂層22はコートライニングにより形成した。また、液排出部13と樋113との連結構造は図5に示す通りである。
電気蒸発槽110の槽本体として図8に示す耐食槽2を用いた。この耐食槽2の構成は図1に示す耐食槽1の構成と基本的に同じであるが、液排出部13の底部を構成するレンガ層24の厚さT1が、側壁12のレンガ層24の厚さT2の0.2倍である。また、フッ素樹脂層22はシートライニングにより形成した。その結果、電気蒸発槽110の耐用年数は約2.5年であった。
11 底部
12 側壁
13 液排出部
30 第1底部
31 第1上層
32 第1下層
40 第2底部
41 第2上層
42 第2下層
113 樋
Claims (6)
- 槽の液排出部と樋との連結構造であって、
前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、
前記樋は上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有し、
前記液排出部と前記樋とは、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で連結され、
前記第1上層の前記端面は前記第1下層の前記端面よりも前記樋側に突出しており、
前記第2下層の前記端面は前記第2上層の前記端面よりも前記液排出部側に突出している
ことを特徴とする樋連結構造。 - 前記第1底部および前記第2底部は、前記液排出部から前記樋に向かって下がる傾斜を有しており、
前記第1上層の前記端面の上縁は、前記第1下層の前記端面の上縁よりも低い位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の樋連結構造。 - 槽の液排出部と樋との連結構造であって、
前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、
前記樋は上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有し、
前記液排出部と前記樋とは、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で連結され、
前記第1下層の前記端面は前記第1上層の前記端面よりも前記樋側に突出しており、
前記第2上層の前記端面は前記第2下層の前記端面よりも前記液排出部側に突出している
ことを特徴とする樋連結構造。 - 上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有する樋と連結する液排出部を備え、
前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、
前記液排出部は、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で、前記樋と連結されるよう構成されており、
前記第1上層の前記端面は前記第1下層の前記端面よりも前記樋側に突出している
ことを特徴とする耐食槽。 - 前記第1底部は、前記液排出部から前記樋に向かって下がる傾斜を有しており、
前記第1上層の前記端面の上縁は、前記第1下層の前記端面の上縁よりも低い位置に配置されている
ことを特徴とする請求項4記載の耐食槽。 - 上面を液が流れる第2上層と、該第2上層の下の第2下層とからなる第2底部を有する樋と連結する液排出部を備え、
前記液排出部は上面を液が流れる第1上層と、該第1上層の下の第1下層とからなる第1底部を有し、
前記液排出部は、前記第1上層の端面と前記第2上層の端面とが接触し、かつ、前記第1下層の端面と前記第2下層の端面とが接触した状態で、前記樋と連結されるよう構成されており、
前記第1下層の前記端面は前記第1上層の前記端面よりも前記樋側に突出している
ことを特徴とする耐食槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018017799A JP6958398B2 (ja) | 2018-02-05 | 2018-02-05 | 樋連結構造および耐食槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018017799A JP6958398B2 (ja) | 2018-02-05 | 2018-02-05 | 樋連結構造および耐食槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019135316A JP2019135316A (ja) | 2019-08-15 |
JP6958398B2 true JP6958398B2 (ja) | 2021-11-02 |
Family
ID=67624070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018017799A Active JP6958398B2 (ja) | 2018-02-05 | 2018-02-05 | 樋連結構造および耐食槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6958398B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244952U (ja) * | 1975-09-25 | 1977-03-30 | ||
US4129494A (en) * | 1977-05-04 | 1978-12-12 | Norman Telfer E | Electrolytic cell for electrowinning of metals |
JP2884348B2 (ja) * | 1989-03-30 | 1999-04-19 | 東邦チタニウム株式会社 | 金属製造用電解槽 |
DE102006052181A1 (de) * | 2006-11-02 | 2008-05-08 | Sms Demag Ag | Verfahren zur kontinuierlichen oder diskontinuierlichen Gewinnung eines Metalls oder mehrerer Metalle aus einer das Metall oder eine Verbindung des Metalls enthaltenden Schlacke |
JP3143414U (ja) * | 2008-05-09 | 2008-07-24 | 美佐子 杉本 | 素麺流し装置 |
JP5831432B2 (ja) * | 2012-11-20 | 2015-12-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 脱銅電解液からの脱ニッケル方法 |
WO2015138758A1 (en) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | Mako Frederick M | System and method for producing chemicals at high temperature |
-
2018
- 2018-02-05 JP JP2018017799A patent/JP6958398B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019135316A (ja) | 2019-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5543108B2 (ja) | 加圧水型原子炉の一次冷却系統における加圧装置、及びその加圧装置を作る方法 | |
US5082543A (en) | Filter press electrolysis cell | |
JPS5822548B2 (ja) | 複極式電極単位体 | |
CA1043735A (en) | Electrolytic cells and processes | |
US12173420B2 (en) | Electrowinning cell for the production of lithium and method of using same | |
CN103320809A (zh) | 电解槽的保护部件及采用该部件的电解槽 | |
WO2007034605A1 (ja) | 還元性金属の溶融塩電解装置およびその電解方法並びに還元性金属を用いた高融点金属の製造方法 | |
JP6958398B2 (ja) | 樋連結構造および耐食槽 | |
JP7017361B2 (ja) | 溶融塩電解槽 | |
JP7077546B2 (ja) | 耐食槽 | |
US3563878A (en) | Electrolytic cellstructure | |
EP3976861B1 (en) | An electrode assembly for electrochemical processes | |
WO2020085066A1 (ja) | フッ素ガス製造装置 | |
JP2010071557A (ja) | 燃料電池用熱交換器及びその製造方法 | |
JP4314565B2 (ja) | 電解精錬用電極板とその製造方法、及びこの電解精錬用電極板を用いた電解精錬方法 | |
US11230790B2 (en) | Plating processing apparatus | |
US2154830A (en) | Electrolytic cell | |
JP7048941B2 (ja) | 銅の電解精製方法 | |
JP4209848B2 (ja) | ハロゲン化化合物に電気分解を実施するための装置 | |
NO163768B (no) | Stabiliseringsanordning. | |
AU2020222407B2 (en) | Lead-coated article for industrial operations in acidic medium | |
JP4831557B2 (ja) | フッ素電解装置 | |
JPH06220675A (ja) | 電解槽 | |
RU152478U1 (ru) | Устройство для электролитического рафинирования золота | |
KR100730438B1 (ko) | 할로겐나이드 화합물에 전해공정을 수행하기 위한 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6958398 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |