JP6954771B2 - 海中採鉱基地およびこれを用いた海底鉱床の掘削方法 - Google Patents
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Description
海底鉱物中には、現在地上で採掘されている鉱物と比較して、高濃度で有用金属が存在していることが各種調査で明らかにされている。そこで、近年、様々な機関で試掘調査が行なわれ、また、海底鉱物の採鉱方法や採鉱システムも種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、海底鉱床の平坦地に堆積する軟弱な地盤や、海山の傾斜や起伏に対応できる海中採鉱基地およびこれを用いた海底鉱床の掘削方法を提供することを課題とする。
そして、採掘装置は、ワイヤにて昇降可能に垂下される筐体と、筐体下部に設けられて互いに対向する少なくとも一対のドラムカッタと、その対をなすド
ラムカッタを回転駆動させる駆動部と、ドラムカッタで掘削した掘削物を採鉱するための採鉱部とを有するので、海底鉱床の採掘に好適な海中採鉱基地を提供できる。
そして、採掘装置は、ワイヤにて昇降可能に垂下される筐体と、筐体下部に設けられて互いに対向する少なくとも一対のドラムカッタと、その対をなすドラムカッタを回転駆動させる駆動部と、ドラムカッタで掘削した掘削物を採鉱するための採鉱部とを有するので、海底鉱床の採掘に好適な海中採鉱基地を提供できる。
さらにまた、前記筐体は、前記支持脚の垂直方向への移動機構の駆動による前記プラットフォーム自体の昇降動作に応じて、前記スライドガイドと一体で昇降するように構成されていることは好ましい。
このような構成であれば、口切掘削工程により、プラットフォームに対して採掘装置の垂直姿勢を確実に保持した状態で安定して掘削することができ、垂下掘削工程にて、ワイヤを伸ばして予定の深さまで掘削することができる。よって、海底鉱床の平坦地に堆積する軟弱な地盤や、海山の傾斜や起伏に対応しつつ海底鉱床を掘削する方法として優れている。
なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
この採掘システムは、図1に示すように、海上採鉱基地として海上SLに配置される採鉱母船1と、海底SBに配置される採鉱ステーション20および揚鉱ユニット4とを有する。この採掘システムでは、複数の採鉱ステーション20を海中採鉱基地とする。各採鉱ステーション20には採掘装置30がそれぞれ装備されている。
架設配置用母船2には、揚鉱ユニット4および採鉱ステーション20を、海底SBに架設配置するためのクレーン等の作業機11が装備されている。架設配置用母船2は、海底熱水鉱床ODの所定の位置まで採鉱ステーション20を搬送し、作業機11のワイヤ11wで採鉱ステーション20を垂下して海底SBに立設する。また、同様にして、架設配置用母船2は、海底SBの適切な位置に揚鉱ユニット4を配置する。
図2に示すように、採鉱ステーション20は、ベースフレームとなる複数の矩形枠体から構成されたプラットフォーム21を備える。プラットフォーム21は、上下の枠体の四隅が複数(この例では8脚)の支持脚26で支持されている。各支持脚26は、ジャッキ機構49を介してプラットフォーム21に固定されている。
図5に拡大図示するように、Y移動フレーム44の下方には、ワイヤ33を介して採掘装置30の筐体31が昇降可能に垂下されている。筐体31の上部には、筐体31の側部に沿って採掘装置30をZ方向の初期の位置での案内するスライドガイド38が設けられている。なお、採掘装置30のZ方向の初期位置は、スライドガイド38の内側面に設けられたストッパ38sで規制される。
本実施形態の採掘装置30は、いわゆるトレンチカッタと呼ばれるものであり、上部の基地制御ユニット46に設けられた巻回器48、51およびウインチ47等の昇降機器部と、海底を掘削するために昇降される筐体31等の掘削部本体とを有する。掘削部本体は、掘削予定位置にて海底に着床されるとともに、ワイヤ33による筐体31の昇降動作と、ジャッキ機構49によるプラットフォーム21の昇降動作と、により掘削方向に給進可能に構成されている。
また、筐体31の下部には、ドラムカッタ32よりも上部の位置に、掘削した土砂を含む礫またはスラリー状の鉱物を採鉱するための採掘・吸引部であるサクションボックス34および揚鉱ポンプ37が装備されている。揚鉱ポンプ37には、上記揚鉱管36が接続される。なお、回転駆動を伴う連結部は、スイベルジョイントを介して接続されている。
これにより、採掘装置30は、対をなすドラムカッタ32の駆動で掘削された鉱物をサクションボックス34から吸引し、海上の採鉱母船1に向けて揚鉱用ポンプ25を介して揚鉱可能になっている。なお、回転駆動を伴う連結部は、スイベルジョイントを介して接続されている。
ジャッキ機構49は、各支持脚26の両側に1基ずつ、計二基が装備され、各支持脚26には、図3に示すように、Z移動用ラックRzが、各支持脚26の軸方向に沿って周方向で対向する位置にそれぞれ取付けられている。
例えば、油圧シリンダ方式でスライドさせる移動機構を用いることができる。同様に、各支持脚26は、ラック&ピニオン機構を介してZ方向に相対的スライド移動が可能な例を示すが、これに限定されず、例えば油圧シリンダ方式でスライドさせる移動機構とすることができる。また、油圧駆動に限定されず、電気駆動式としてもよい。
コントローラ45は、採鉱ステーション20の姿勢制御処理が実行されると、慣性センサの出力に基づいて、採鉱ステーション20自体の姿勢の不均衡の程度を判定し、ラック&ピニオン機構のピニオンを駆動する各駆動モータの調整により、姿勢安定を維持する姿勢安定制御を行う。
まず、図1に示したように、採鉱母船1、および架設配置用母船2を目的とする海域の海上SLに停泊する。次いで、架設配置用母船2に設置されているクレーン等の作業機11を用い、採鉱ステーション20および揚鉱ユニット4を海中に降ろし、これらの機材が図1に示す配置となるように海底SBの適切な位置に設置する。これらの機材の設置前または設置後に、吸込管5、揚鉱管6および排出管7、並びにアンビリカルケーブル8等の必要な配管および配線を行い、各配管内には海水を満たす。
採鉱ステーション20のコントローラ45は、管理コンピュータから採掘開始命令を受けると、中間フレーム21Mの内側の所定領域(例えば10m×10m)を採掘装置30により採掘する。なお、以下、この中間フレーム21Mの内側の所定領域を「一の区画」とも称する。
これにより、プラットフォーム21に対して採掘装置30の垂直姿勢を確実に保持した状態で安定して掘削を開始することができる(口切掘削工程)。採掘装置30は、掘削部本体は、対をなすドラムカッタ32の動きにより、海底熱水鉱床ODを略長方形断面に掘削し、懸濁状態の鉱物で満たされた竪穴状の掘削溝VHが地中に形成される。
なお、トルク検出器は、ジャッキ機構49に限定されず、例えば、採掘装置30の流体駆動モータ35を駆動する供給ポンプ40の吐出側にトルク検出器を設け、このトルク検出器から取得した情報により、流体駆動モータ35の駆動情報を得ることによっても、掘削状態を判定できる。
なお、上記区画内移動工程において、隣接する掘削溝間の壁の厚さは、一対のドラムカッタ32の中心間距離よりも狭い幅とするように上記特定距離を設定することが、ドラムカッタ32が掘削溝間の壁面に安定して噛み込める厚さとする上で好ましい。
そして、姿勢が安定している状態で、口切掘削工程から垂下掘削工程による掘削手順を繰り返すことにより、一の区画内での掘削を安定して継続することができる。さらに、区画内移動工程および壁面除去工程を繰り返すことで、一段下の高さにて、上述した各工程での掘削を継続することができる。
一方、分離された鉱物のうち、所望の比重の鉱物は、揚鉱用ポンプ25に送られ、揚鉱管6を介して採鉱母船1の貯蔵器13に揚鉱される。採鉱母船1では、貯蔵器13に貯蔵するときに、鉱物を海水と分離し、鉱物が貯蔵器13内部に貯蔵される。
つまり、一の区画の採鉱を終えた状態では、同図(a)に示すように、上部プラットフォーム21Xおよび下部プラットフォーム21Yの全ての支持脚26が着底している。そのため、コントローラ45は、まず、同図(b)に示すように、上部プラットフォーム21Xの支持脚26を着底させたまま、下部プラットフォーム21Yの4つの支持脚26を、これに対応するジャッキ機構49の駆動により離底させる。
さらに、掘削された鉱物を掘削溝VH内にある掘削部本体に装備されたサクションボックス34から揚鉱管36に吸い込むので、鉱物が海水中に舞い上がって飛散してしまうことが防止または抑制される。また、本実施形態の採掘システムは、採掘装置30で掘削された鉱物を掘削溝VH内部から揚鉱管36を介して吸込管5に直接導入するので、揚鉱時の海水中への飛散も防止または抑制できる。
これに対し、本実施形態では、採鉱ステーション20の採掘装置30として、トレンチカッタを採用するところ、本実施形態の採掘装置30は、海底に立設するプラットフォーム21上をXY方向にスライド移動でき、また、スライドガイド38の内に筐体31を格納すれば、採掘装置30の掘削部本体を垂下時の揺動を防止または抑制できる。
例えば、上記実施形態では、海上採鉱基地として採鉱母船1を例に説明したが、これに限定されず、海上揚鉱基地として機能すれば、例えば海上に建設されたプラットフォームなどであってもよい。
また、例えば上記実施形態では、採鉱された鉱物を、採鉱母船1内に設けられた貯蔵器13まで運搬する例で説明したが、これに限定されず、海上の近傍や海面下(例えば船底近くに貯蔵器を設ける)で揚鉱もしくは貯蔵、または分級を行ってもよい。
また、例えば上記実施形態では、採鉱ステーション20は、複数台を用いて広範囲を同時に採鉱する例を示したが、勿論、一台のみを稼働することができる。また、採鉱ステーション20が装備する採掘装置30についても、小型のものから大型のものまで、種々の採掘装置30を用いることができる。
詳しくは、図11に示すように、第二実施形態の採鉱ステーション120は、プラットフォーム21上にクレーン147を備える点が、上記第一実施形態と相違する。なお、昇降用のウインチ47に替えてクレーン147を備える点以外は、上記第一実施形態と同様の構成を有するので、他の説明については省略する。
そして、このような構成であれば、クレーン147のブーム147bの起伏、伸縮および旋回動作の範囲にて、プラットフォーム21を構成するフレームの内外に採掘装置30を位置付け可能である。特に、海底熱水鉱床ODにおいては、同図に示すような、高いチムニーT(例えば、高いものは30m程度)が存在するところ、第二実施形態の構成であれば、高いチムニーTであっても、その上部からの掘削が可能となる。また、船上からトレンチカッタ等の採掘装置30の位置や姿勢を制御するよりも制御が容易である。
2 架設配置用母船
3 運搬船
4 揚鉱ユニット
5 吸込管
6 揚鉱管
7 排出管
8 アンビリカルケーブル
11 作業機
11w 作業機のワイヤ
12 発電機
13 貯蔵器
20、120 採鉱ステーション(海中採鉱基地)
21 プラットフォーム
21M 中間フレーム
21X 上部プラットフォーム
21Y 下部プラットフォーム
25 揚鉱用ポンプ
26 支持脚
27 分級器
30 採掘装置(トレンチカッタ)
31 筐体
31a,31b ガイド部
32 ドラムカッタ
32g 水平軸
33 ワイヤ
34 サクションボックス
35 流体駆動モータ(駆動部)
36 揚鉱管(採鉱部)
37 揚鉱ポンプ
38 スライドガイド
39 高圧管
40 供給ポンプ
43 X移動フレーム
44 Y移動フレーム
45 コントローラ
46 基地制御ユニット
47r ワイヤドラム
47 ウインチ
48r 高圧管ドラム
48 高圧管の巻回器
49 ジャッキ機構(垂直方向への移動機構)
51 揚鉱管の巻回器
53 X方向用移動機構
54 Y方向用移動機構
SL 海上
SB 海底
OD 海底熱水鉱床(海底鉱床)
VH 竪穴(掘削溝)
Claims (8)
- 海底鉱床を採掘する採掘装置と、該採掘装置が装備され且つ海底に立設されるとともに水平面で互いに直交するX方向およびY方向の少なくとも一方に自ら移動可能なプラットフォームと、を備え、
前記採掘装置は、前記プラットフォーム側からワイヤにて昇降可能に垂下される筐体と、該筐体下部に設けられて互いに対向する少なくとも一対のドラムカッタと、該対をなすドラムカッタを回転駆動させる駆動部と、前記ドラムカッタで掘削した掘削物を採鉱するための採鉱部と、を有し、
前記プラットフォームは、上部プラットフォーム、下部プラットフォーム、および、これら上下のプラットフォームの間に配置される中間フレームを有し、
前記中間フレームと前記上部プラットフォームとは、水平方向への移動機構を介して一の方向に相対的スライド移動が可能に構成されるとともに、
前記中間フレームと前記下部プラットフォームとは、水平方向への移動機構を介して前記一の方向と直交する他の方向に相対的スライド移動が可能に構成され、
前記上下のプラットフォームそれぞれは、複数の支持脚を有し、各支持脚は、垂直方向への移動機構を介してZ方向に個別に相対的スライド移動が可能に構成され、
前記採掘装置は、前記上部プラットフォームまたは下部プラットフォームに支持されて上下方向に延びるスライドガイドと、前記スライドガイドの面に沿って上下方向にスライド移動可能な前記筐体とを有し、
前記筐体は、前記ワイヤの巻回による昇降方向において、前記ワイヤで牽引されて前記スライドガイド上部のストッパに当接した状態で格納された初期位置から、前記初期位置よりも繰り出されて前記スライドガイドによって自身が案内されつつ前記ワイヤで垂下される第一の下降位置を経て、前記第一の下降位置よりも繰り出されて前記スライドガイドによって案内されることなく前記ワイヤで垂下される第二の下降位置の間で昇降するように構成され、
前記第一の下降位置では、少なくとも前記垂直方向への移動機構による前記プラットフォームのZ方向での移動範囲において前記筐体の下端が前記支持脚の下端よりも低い位置まで下降されるまでは前記筐体が前記スライドガイドに案内されることを特徴とする海中採鉱基地。 - 前記筐体は、前記支持脚の垂直方向への移動機構の駆動による前記プラットフォーム自体の昇降動作に応じて、前記スライドガイドと一体で昇降するように構成されている請求項1に記載の海中採鉱基地。
- 前記採掘装置が、前記中間フレームに固定されている請求項1または2に記載の海中採鉱基地。
- 前記上部プラットフォームに装備されて前記中間フレームの枠内用移動機構により移動可能な移動フレームを更に備え、
前記採掘装置は、前記枠内用移動機構の駆動により前記プラットフォームに沿って水平面で互いに直交するX方向およびY方向の少なくとも一方に移動可能に前記移動フレームに装着されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の海中採鉱基地。 - 前記移動フレームは、相互に水平方向にスライド移動可能に組み合わされた複数のフレームと、該複数のフレーム相互を前記中間フレームの枠内で水平方向にスライド移動させるX移動機構およびY移動機構と、を有する請求項4に記載の海中採鉱基地。
- 前記支持脚は、前記支持脚を上下にスライド移動およびその移動位置の保持が可能なジャッキ機構を介して前記プラットフォームに固定されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の海中採鉱基地。
- 前記プラットフォーム側から前記採掘装置をワイヤにて昇降する手段が、ウインチである請求項1〜6のいずれか一項に記載の海中採鉱基地。
- 請求項2に記載の海中採鉱基地を用いて海底鉱床を掘削する方法であって、
前記プラットフォーム自体の昇降動作に応じて前記採掘装置を給進して海底鉱床を掘削する工程と、
前記ワイヤの巻回による昇降動作に応じて前記採掘装置を給進して海底鉱床を掘削する工程と、
を含むことを特徴とする海底鉱床の掘削方法。
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