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JP6946943B2 - 画像読取装置、画像データ送信方法およびプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像データ送信方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像読取装置、画像データ送信方法およびプログラムに関する。
近年、ネットワーク対応型の画像読取装置が普及している。
ネットワーク対応型の画像読取装置は、装置自体に設けられた操作パネルの操作によるスキャンジョブの実行指令はもちろん、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続されていれば、PC(Personal Computer)などの外部端末からネットワーク経由でスキャンジョブの実行指令を受け付けることができる。また、画像読取装置は、スキャンジョブの実行により読み取られた画像データをネットワーク経由で外部端末に送信することができる。
特開2006−304368号公報
ところが、例えば、外部端末の種類または方式によっては、画像読取装置が所定のデータを所定時間内に外部端末に送信できない場合に、画像読取装置が正常に読取動作中であるにもかかわらず、外部端末と画像読取装置との間の通信がタイムアウトにより切断されることがある。
本発明の目的は、正常な読取動作中に外部端末と画像読取装置との間の通信の接続がタイムアウトされることを抑制できる、画像読取装置、画像データ送信方法およびプログラムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像読取装置は、原稿を読み取る読取部と、外部端末と通信する通信部と、制御部とを備える画像読取装置であって、制御部は、外部端末からのスキャン指令を通信部に受信したことに応じて、読取部を制御して、読取部に原稿を読み取らせる読取処理と、読取処理で記読取部による原稿の1ページ目の読み取りが完了する前に、当該原稿の1ページ目に係る画像データのヘッダの一部を、通信部からスキャン指令の送信元の外部端末へ送信する第1送信処理と、読取処理で読取部による原稿の1ページ目の読み取りが完了した後に、当該原稿の1ページ目に係る画像データのうち、第1送信処理で送信したヘッダの一部以外の残りの画像データを、通信部からスキャン指令の送信元の外部端末へ送信する第2送信処理とを実行する。
この構成によれば、スキャン指令を通信部に受信したことに応じて、読取部による原稿の読み取りが開始される。原稿の読み取りの開始後、読取部による原稿の1ページ目の読み取りが完了する前に、その1ページ目に係る画像データのヘッダの一部が通信部からスキャン指令の送信先の外部端末に送信される。そのため、たとえ読取部による原稿の読取速度が遅くても、外部端末がスキャン指令を送信してから画像データの受信を開始するまでの時間が短いので、外部端末の種類または方式にかかわらず、外部端末と画像読取装置との間の通信の接続がタイムアウトされることを抑制できる。
そして、読取部による原稿の1ページ目の読み取りが完了すると、その読み取りにより得られた画像データのうちの未送信の画像データが通信部からスキャン指令の送信元の外部端末に送信される。その結果、外部端末において、原稿の1ページ目の画像データを得ることができる。
なお、本発明は、画像読取装置の形態で実現することができるだけでなく、たとえば、画像読取装置で実行される画像データ送信方法および画像読取装置のコンピュータにインストールされるプログラムの形態で実現することもできる。
本発明によれば、正常な読取動作中に外部端末と画像読取装置との間の通信の接続がタイムアウトされることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の断面図である。 画像読取装置を含むシステムの構成を示す図である。 画像データの構造の一例を図解的に示す図である。 送信処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 送信処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<画像読取装置>
図1に示される画像読取装置1は、スキャナ筐体2と、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)3とを備えている。スキャナ筐体2の上面には、第1コンタクトガラス11および第2コンタクトガラス12が幅方向に並べて設けられている。ADF3は、開位置と閉位置とに開閉可能に設けられている。ADF3が閉位置に位置する状態では、ADF3により、第1コンタクトガラス11および第2コンタクトガラス12が一括して被覆される。ADF3が開位置に位置する状態では、第1コンタクトガラス11および第2コンタクトガラス12が露出する。
スキャナ筐体2内には、第1読取ヘッド13(読取部の一例)が第1コンタクトガラス11および第2コンタクトガラス12の下方で幅方向(副走査方向)に移動可能に設けられている。第1読取ヘッド13には、光源14(図2参照)およびイメージセンサ15(図2参照)が内蔵されている。第1読取ヘッド13は、幅方向と直交かつ第1コンタクトガラス11および第2コンタクトガラス12の上面と平行をなす主走査方向に延びている。イメージセンサ15は、たとえば、複数の受光素子が主走査方向である前後方向に配列されたリニアイメージセンサからなる。第1読取ヘッド13では、光源14の光が原稿シートに照射されて、原稿シートでの反射光がイメージセンサ15で受けられることにより、原稿シートの画像の主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。イメージセンサ15は、その読み取った1ライン分のアナログ画像信号を出力する。
ADF3は、供給トレイ21および排出トレイ22を備えている。供給トレイ21および排出トレイ22は、上下に間隔を空けて重なった状態に設けられている。ADF3内には、搬送経路23が形成されている、搬送経路23は、その一端が供給トレイ21における副走査方向の一方側の端部上で開放され、U字状に湾曲しつつ折り返されて、第1コンタクトガラス11上を経由し、他端が供給トレイ21と排出トレイ22との間で開放されている。また、ADF3内には、搬送経路23に沿って、供給ローラ24、分離ローラ25、搬送ローラ26、反転ローラ27および排出ローラ28が供給トレイ21側からこの順に設けられている。
そして、搬送ローラ26と反転ローラ27との間において、搬送経路23の下側には、第2読取ヘッド31(読取部の一例)が固定的に配置されている。第2読取ヘッド31には、光源32(図2参照)およびイメージセンサ33(図2参照)が内蔵されている。第2読取ヘッド31は、主走査方向に延びている。イメージセンサ33は、たとえば、複数の受光素子が主走査方向である前後方向に配列されたリニアイメージセンサからなる。第2読取ヘッド31では、光源32の光が原稿シートに照射されて、原稿シートでの反射光がイメージセンサ33で受けられることにより、原稿シートの画像の主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。イメージセンサ33は、その読み取った1ライン分のアナログ画像信号を出力する。
画像読取装置1では、FB(フラットベッド)方式およびADF方式の両方式による原稿(原稿シートの画像)の読み取りが可能である。FB方式による原稿の読み取りの際には、ADF3が開位置に開かれて、原稿シートが第2コンタクトガラス12の上面に載置される。その後、ADF3が閉位置に閉じられて、原稿シートがADF3によって上側から覆われた状態にされる。そして、スキャンの実行の指令に応じて、第1読取ヘッド13の副走査方向への移動が開始され、第1読取ヘッド13が副走査方向に移動されつつ、第1読取ヘッド13により原稿が読み取られる。
一方、ADF方式による原稿の読み取りの際には、ADF3の供給トレイ21上に原稿が載置される。また、第1読取ヘッド13が第1コンタクトガラス11の下側で停止される。その後、スキャンの実行の指令に応じて、供給ローラ24による原稿シートの搬送が開始される。原稿シートは、分離ローラ25により1枚ずつに分離されて、搬送ローラ26および反転ローラ27により搬送経路23を搬送される。原稿シートが搬送されながら、その原稿シートの裏面の原稿が第2読取ヘッド31により読み取られ、また、原稿シートの表面の原稿が第1読取ヘッド13により読み取られる。
<システム構成>
画像読取装置1は、図2に示されるように、LAN(Local Area Network)41に接続されて、スキャナドライバがインストールされたPC(Personal Computer)42などの外部端末からLAN41経由でスキャンジョブの実行を指令可能なネットワーク対応型の装置である。スキャナドライバには、画像読取装置1を含む様々な種類の画像読取装置に対応した汎用ドライバ(ユニバーサルドライバ)と、画像読取装置1に対応して作製された専用ドライバとの2種類がある。
画像読取装置1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53およびネットワークインタフェース(I/F)54を備えている。
ASIC51は、CPU55(制御部の一例)を内蔵している。CPU55は、ASIC51に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、第1読取ヘッド13、第2読取ヘッド31、ならびに供給ローラ24、分離ローラ25、搬送ローラ26、反転ローラ27および排出ローラ28を駆動する駆動機構など、画像読取装置1の各部を制御する。
ROM52は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリからなる。ROM52には、CPU55によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM53は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリであり、CPU55がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
ネットワークインタフェース54(通信部の一例)は、LAN41との接続のためのインタフェースである。LAN41を介したデータ通信の方式は、無線通信方式および有線通信方式を問わず、ネットワークインタフェース54は、無線LANとの接続のためのインタフェースであってもよいし、有線LANとの接続のためのインタフェースであってもよい。
また、ASIC51には、切替スイッチ56およびA/Dコンバータ57が内蔵されている。
切替スイッチ56は、第1読取ヘッド13のイメージセンサ15からのアナログ画像信号の入力と、第2読取ヘッド31のイメージセンサ33からのアナログ画像信号の入力とを切り替える。これにより、ASIC51には、第1読取ヘッド13のイメージセンサ15からのアナログ画像信号と第2読取ヘッド31のイメージセンサ33からのアナログ画像信号とがシリアルに入力される。
A/Dコンバータ57は、切替スイッチ56を介して入力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
<データ構造>
ASIC51がPC42からスキャンジョブの実行の指令(以下、単に「スキャン指令」という。)を受けて、ASIC51のCPU55は、画像読取装置1の各部を制御して、原稿の画像を読み取るスキャンジョブを実行する。このスキャンジョブの実行により、原稿シートの画像に係るアナログ画像信号が生成されて、そのアナログ画像信号がA/Dコンバータ57でデジタル画像信号に変換されると、CPU55は、そのデジタル画像信号を用いて、PC42などの外部端末に送信されるスキャンデータを作成する。
具体的な一例では、ASIC51のCPU55は、図3に示されるように、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などのインターネット標準技術を用いて情報を交換するための通信プロトコルの仕様の1つであるSOAP(Simple Object Access Protocol:ソープ)に従ってスキャンデータを作成する。
スキャンデータの先頭部分は、画像データの送信先のアドレスなどを含むHTTPヘッダである。スキャンデータでは、HTTPヘッダにHTTPボディが続き、そのHTTPボディ内に、SOAPヘッダおよびSOAPボディからなるSOAPエンベロープが含まれる。そして、SOAPボディには、A/Dコンバータ57から出力されるデジタル画像信号を含む画像データが含まれる。画像データは、画像ヘッダおよび画像ボディからなる。A/Dコンバータ57から出力されるデジタル画像信号が画像ボディに含まれ、そのデジタル画像信号に係る原稿のサイズ情報、つまり1ラインの画素数および副走査方向のライン数(1ラインの読み取りにより得られるラインデータの数)を表す情報や画像データのファイル種別情報(JPEG、PDFなど)が画像ヘッダに含まれる。
<送信処理>
使用者がPC42を操作して、PC42から送信されたスキャンジョブの実行指令であるスキャン指令をLAN41経由でネットワークインタフェース54に受信すると、ASIC51のCPU55は、図4Aおよび図4Bに示される送信処理を進行させる(S11:YES)。
送信処理において、CPU55は、その受信したスキャン指令のデータ構造から、スキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバの種類を判別する。
スキャナドライバが汎用ドライバである場合(S12:YES)、CPU55は、スキャン指令に係るスキャンジョブが低速読取モードで実行されるスキャンジョブであるか否かを判別する(S13)。低速読取モードで実行されるスキャンジョブは、たとえば、原稿シートの表面および裏面の画像を高解像度で読み取るジョブであり、そのジョブの開始から1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了するまでに、所定のタイムアウト時間以上の時間を要する。また、低速読取モードで実行されるスキャンジョブにより画像が読み取られる原稿シートは、ADF3の供給トレイ21上にセットされる。
スキャン指令に係るスキャンジョブが低速読取モードで実行されるスキャンジョブである場合(S13:YES)、CPU55は、スキャンジョブを開始して、ADF3における原稿シートの搬送ならびに第1読取ヘッド13および第2読取ヘッド31による画像の読み取りを開始させる(S14:スキャン開始)。
その後、CPU55は、1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了する前にスキャンデータの作成を開始する。そして、原稿シートの表面の画像の読み取りにより得られたデジタル画像信号を含む表面画像データの作成中に、HTTPヘッダから表面画像データの画像ヘッダの一部、つまり画像ヘッダにおけるサイズ情報(副走査方向のライン数を表す情報)よりも先頭側の部分であって、たとえば、画像ヘッダの先頭から2バイト(byte)の部分をPC42に送信する(S15)。PC42に送信される画像ヘッダの一部には、画像データのファイル種別情報が含まれる。
CPU55は、1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取り(スキャン)が完了するまで待機する。1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了すると(S16:YES)、CPU55は、原稿シートの表面(1ページ目)の画像の読み取りにより得られたデジタル画像信号を含む表面画像データおよび原稿シートの裏面(2ページ目)の画像の読み取りにより得られたデジタル画像信号を含む裏面画像データを完成させる。そして、表面画像データの未送信の部分および原稿シートの裏面の画像の読み取りにより得られたデジタル画像信号を含む裏面画像データをPC42に送信する(S17)。
その後、CPU55は、次の原稿の有無を判別する(S18)。
次の原稿がある場合(S18:YES)、CPU55は、ADF3における次の原稿シートの搬送ならびに第1読取ヘッド13および第2読取ヘッド31による画像の読み取りを開始させる。そして、次の1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了すると(S16:YES)、CPU55は、表面画像データおよび裏面画像データを作成して、その作成した表面画像データおよび裏面画像データをPC54に送信する(S17)。
次の原稿がない場合(S18:NO)、CPU55は、スキャンジョブを終了し(S19)、このスキャン処理を終了する。
一方、スキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが汎用ドライバであるが、スキャン指令に係るスキャンジョブが低速読取モード以外のモードで実行されるスキャンジョブである場合(S13:NO)、CPU55は、スキャンジョブを開始する(S20)。
低速読取モード以外のモードで実行されるスキャンジョブは、たとえば、原稿シートの表面および裏面の画像を低解像度で読み取るジョブ、または、原稿シートの表面の画像を高解像度もしくは低解像度で読み取るジョブである。いずれにしても、低速読取モード以外のモードで実行されるスキャンジョブでは、そのジョブの開始から1枚の原稿シートの画像の読み取りが完了するまでに、所定のタイムアウト時間以上の時間を要しない。
以下では、スキャン指令に係るスキャンジョブが原稿シートの表面の画像を高解像度もしくは低解像度で読み取るジョブである場合を例にとる。
スキャンジョブの開始後、1枚の原稿シートの表面の画像(1ページ目の原稿)の読み取りが完了すると(S21:YES)、CPU55は、表面画像データを作成して、その作成が完了した表面画像データをPC54に送信する(S22)。
その後、CPU55は、次の原稿の有無を判別する(S23)。
次の原稿がある場合(S23:YES)、CPU55は、ADF3における次の原稿シートの搬送ならびに第1読取ヘッド13による画像の読み取りを開始させる。そして、次の1ページの原稿の読み取りが完了すると(S21:YES)、CPU55は、CPU55は、表面画像データを作成して、その作成が完了した表面画像データをPC54に送信する(S22)。
一方、次の原稿がない場合(S23:NO)、CPU55は、スキャンジョブを終了し(S19)、このスキャン処理を終了する。
スキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが汎用ドライバではない場合、つまりスキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが専用ドライバである場合(S12:NO)、スキャン指令に係るスキャンジョブが低速読取モードで実行されるスキャンジョブであるか否かにかかわらず、図4Bに示されるように、そのスキャンジョブを開始し(S24)、1ページ目の原稿の読み取りが完了する前にスキャンデータの作成を開始する。
そして、CPU55は、所定バイトの表面画像データが得られると(S25:YES)、作成途中のスキャンデータにおけるHTTPヘッダから最初の表面画像データの画像ヘッダまでの部分と所定バイトの表面画像データとをPC42に送信する(S26)。1ページ目の原稿の読み取りが完了していないので、その原稿のサイズ情報が不明である。そのため、表面画像データの画像ヘッダには、仮のサイズ情報が含められる。仮のサイズ情報とは、たとえば、ランダムな値が配列された情報であってもよいし、“0”などの特定の値が配列された情報であってもよい。
その後は、所定バイトの表面画像データが得られるごとに(S25:YES)、CPU55は、その所定バイトの表面画像データをPC42に送信する(S26)。
1ページ目の原稿の読み取りが完了すると(S27:YES)、CPU55は、1ページ目の原稿に係る表面画像データにおける未送信の部分および原稿のサイズ情報をPC54に送信する(S28)。1ページ目の原稿に係る表面画像データ未送信の部分とは、1ページ目の原稿に係る表面画像データのうち、ステップS15でPC42に送信されたヘッダの一部(たとえば、画像ヘッダの先頭から2バイトの部分)以外の部分を指す。
その後、CPU55は、次の原稿の有無を判別する(S29)。
次の原稿がある場合(S29:YES)、CPU55は、ADF3における次の原稿シートの搬送ならびに第1読取ヘッド13による画像の読み取りを開始させ、次の原稿の読み取りが完了する前にスキャンデータの作成を開始する。そして、所定バイトの表面画像データが得られると(S25:YES)、作成途中のスキャンデータにおけるHTTPヘッダから最初の表面画像データの画像ヘッダまでの部分と所定バイトの表面画像データとをPC42に送信する(S26)。
以下、1ページ目の原稿の場合と同様の処理が行われて、次の原稿がなくなると(S29:NO)、CPU55は、スキャンジョブを終了し(S19)、このスキャン処理を終了する。
<作用効果>
以上のように、画像読取装置1では、スキャン指令をネットワークインタフェース54に受信したことに応じて、原稿の読み取りが開始される。PC42からのスキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが汎用ドライバである場合、原稿の読み取りの開始後、原稿の1ページ目の読み取りが完了する前に、その1ページ目に係る画像データの画像ヘッダの一部がネットワークインタフェース54からスキャン指令の送信先のPC42に送信される。そのため、原稿の読取速度が遅くても、PC42がスキャン指令を送信してから画像データの受信を開始するまでの時間が短いので、PC42でスキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが汎用ドライバであっても、PC42と画像読取装置1との間の通信の接続が汎用ドライバの仕様によりタイムアウトされることを抑制できる。
そして、原稿の1ページ目の読み取りが完了すると、その読み取りにより得られた画像データのうちの未送信の画像データがネットワークインタフェース54からスキャン指令の送信元のPC42に送信される。その結果、PC42において、原稿の1ページ目の画像データを得ることができる。
PC42に送信される画像ヘッダの一部には、画像データのファイル種別情報が含まれる。そのため、画像ヘッダの一部を受信したPC42の制御部は、その後に受信する画像データの種別を予め認識することができる。
また、PC42からのスキャン指令の送信に使用されたスキャナドライバが専用ドライバである場合には、スキャン指令に係るスキャンジョブが低速読取モードで実行されるスキャンジョブであるか否かにかかわらず、1ページ目の原稿の読み取りが完了する前にスキャンデータの作成が開始される。そして、作成途中のスキャンデータにおけるHTTPヘッダから最初の表面画像データの画像ヘッダまでの部分がPC42に送信される。そのため、PC42がスキャン指令を送信してから画像データの受信を開始するまでの時間が短いので、PC42と画像読取装置1との間の通信の接続がタイムアウトされることを抑制できる。
また、その場合、表面画像データの画像ヘッダには、仮のサイズ情報が含められる。そして、1枚の原稿シートの表面の画像の読み取りが完了すると、表面画像データにおける未送信の部分および原稿の実際のサイズ情報がPC42に送信される。PC42がサイズ情報を受信することにより、PC42では、専用ドライバの仕様により、先に受信した仮のサイズ情報が実際のサイズ情報に置き換えられる。したがって、PC42において、原稿の1ページ目の画像データを得ることができる。
A/Dコンバータ57は、第1読取ヘッド13のイメージセンサ15からASIC51に入力されるアナログ画像信号のデジタル画像信号への変換と、第2読取ヘッド31のイメージセンサ33からASIC51に入力されるアナログ画像信号のデジタル画像信号への変換とに共用される。そのため、低速読取モードで実行されるスキャンジョブでは、そのジョブの開始から1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了するまでに、所定のタイムアウト時間以上の時間を要する。したがって、低速読取モードで実行されるスキャンジョブでは、1枚の原稿シートの表面および裏面の画像の読み取りが完了した後にスキャンデータの送信を開始した場合、PC42がスキャンデータを受信し始めるまでに、PC42からのスキャン指令の送信からの経過時間がタイムアウト時間を越え、PC42と画像読取装置1との間の通信の接続がタイムアウトされる。
原稿の1ページ目の読み取りが完了する前に、その1ページ目に係る画像データの画像ヘッダの一部がネットワークインタフェース54からスキャン指令の送信先のPC42に送信される構成では、A/Dコンバータ57が第1読取ヘッド13のイメージセンサ15および第2読取ヘッド31のイメージセンサ33に共通に接続されていても、PC42と画像読取装置1との間の通信の接続がタイムアウトされることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、FB方式およびADF方式の両方式による原稿の読み取りが可能な画像読取装置1を取り上げたが、むろん、本発明をADF方式のみにより原稿を読み取り可能な画像読取装置に適用することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:画像読取装置
13:第1読取ヘッド
31:第2読取ヘッド
54:ネットワークインタフェース
55:CPU
57:A/Dコンバータ

Claims (8)

  1. 原稿を読み取る読取部と、
    外部端末と通信する通信部と、
    制御部と
    を備える画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記外部端末からのスキャン指令を前記通信部に受信したことに応じて、前記読取部を制御して、前記読取部に原稿を読み取らせる読取処理と、
    前記読取処理が原稿の表面および裏面の画像の読み取りの開始から完了までに前記外部端末との間の通信の接続がタイムアウトにより切断されるタイムアウト時間以上の時間を要する低速読取モードで実行される場合には、前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了する前に、当該原稿の画像データのヘッダの一部を、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第1送信処理と、
    前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了した後に、当該原稿の画像データのうち、前記第1送信処理で送信した前記ヘッダの一部以外の残りの画像データを、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第2送信処理と
    を実行する、
    画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記ヘッダの一部は、前記ヘッダが含まれる画像データのファイル種別情報を含む、
    画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記読取部は、主走査方向に直線状に延びる読取位置で原稿を読み取ることにより、ラインデータを生成し、
    前記画像読取装置は、原稿が前記読取位置を前記主走査方向と直交する副走査方向に通過するよう、原稿を搬送する原稿搬送部をさらに備え、
    前記ヘッダは、その途中部に、前記ラインデータの数を表す副走査ライン数情報を含み、
    前記制御部は、前記第1送信処理において、前記ヘッダの一部として、前記副走査ライン数情報よりも先頭側の部分のデータを、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する、
    画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置であって、
    前記読取部は、
    原稿の一方面に光を照射する光源および前記一方面からの反射光に応じたアナログ信号を出力するイメージセンサを含む第1読取ヘッドと、
    原稿の他方面に光を照射する光源および前記他方面からの反射光に応じたアナログ信号を出力するイメージセンサを含む第2読取ヘッドと、
    前記第1読取ヘッドおよび前記第2読取ヘッドに共通に接続され、前記第1読取ヘッドおよび前記第2読取ヘッドから入力されるアナログ信号をデジタルデータに変換するA/Dコンバータと
    を含む、
    画像読取装置。
  5. 請求項3または4に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記スキャン指令の送信元の前記外部端末のドライバが特定のドライバであるかを判別し、
    前記スキャン指令の送信元の前記外部端末のドライバが前記特定のドライバではないと判別した場合、前記第1送信処理及び前記第2送信処理を実行する、画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記スキャン指令の送信元の前記外部端末のドライバが前記特定のドライバであるかを判別し、
    前記ドライバが前記特定のドライバである場合、前記第1送信処理および前記第2送信処理を実行せず、前記読取処理で前記読取部による原稿の1ページ目の読み取りが完了する前に、当該原稿の1ページ目に係る画像データのヘッダに仮の副走査ライン数情報を含めて、当該ヘッダを前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信した後、前記1ページ目に係る画像データのボディを分割して各分割部分を順次に、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信し、
    前記ドライバが前記特定のドライバではない場合、前記第1送信処理および前記第2送信処理を実行する、
    画像読取装置。
  7. 原稿を読み取る読取部と、
    外部端末と通信する通信部と、
    制御部と
    を備える画像読取装置において、原稿の画像データを送信する方法であって、
    前記制御部が、
    前記外部端末からのスキャン指令を前記通信部に受信したことに応じて、前記読取部を制御して、前記読取部に原稿を読み取らせる読取処理と、
    前記読取処理が原稿の表面および裏面の画像の読み取りの開始から完了までに前記外部端末との間の通信の接続がタイムアウトにより切断されるタイムアウト時間以上の時間を要する低速読取モードで実行される場合には、前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了する前に、当該原稿の画像データのヘッダの一部を、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第1送信処理と、
    前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了した後に、当該原稿の画像データのうち、前記第1送信処理で送信した前記ヘッダの一部以外の残りの画像データを、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第2送信処理と
    を実行する、
    画像データ送信方法。
  8. 原稿を読み取る読取部と、
    外部端末と通信する通信部と、
    制御部と
    を備える画像読取装置のコンピュータにインストールされるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記外部端末からのスキャン指令を前記通信部に受信したことに応じて、前記読取部を制御して、前記読取部に原稿を読み取らせる読取処理と、
    前記読取処理が原稿の表面および裏面の画像の読み取りの開始から完了までに前記外部端末との間の通信の接続がタイムアウトにより切断されるタイムアウト時間以上の時間を要する低速読取モードで実行される場合には、前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了する前に、当該原稿の画像データのヘッダの一部を、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第1送信処理と、
    前記読取処理で前記読取部による1枚の原稿の読み取りが完了した後に、当該原稿の画像データのうち、前記第1送信処理で送信した前記ヘッダの一部以外の残りの画像データを、前記通信部から前記スキャン指令の送信元の前記外部端末へ送信する第2送信処理と
    を実行させる、
    プログラム。
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