JP6942069B2 - 箱型容器 - Google Patents
箱型容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6942069B2 JP6942069B2 JP2018015863A JP2018015863A JP6942069B2 JP 6942069 B2 JP6942069 B2 JP 6942069B2 JP 2018015863 A JP2018015863 A JP 2018015863A JP 2018015863 A JP2018015863 A JP 2018015863A JP 6942069 B2 JP6942069 B2 JP 6942069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- lid
- wall portion
- peripheral wall
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 85
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 17
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 5
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
一方、箱型容器を開放することが許容されている対象者は、摘み部と蓋周壁部とを径方向で挟み込むことで摘み部を指に引っ掛けた後、摘み部を捲り上げる。ここで、上記対象者は、例えば幼児と比較して指先が器用であることから、摘み部に指を引っ掛けて摘み部を操作することができる。そして、捲り上がった摘み部に上記対象者の指をあてた状態で、蓋体を枠体に対して引き上げてヒンジ回りに回動させる。蓋体を枠体に対してヒンジ回りに回動させると、第1係止部と第2係止部との係止状態が解除される。ここで、摘み部が捲り上がることによって摘み部と上記対象者との指との接触面積が増大するので、上記対象者に対する箱型容器の開放操作性が向上する。これにより、箱型容器が開放される。
このように、上記非対象者よって摘み部が操作されることを規制しているため、箱型容器にチャイルドプルーフ機能を付与できる。
この発明では、箱型容器を開放する際に蓋周壁部の内周面を径方向の外側に向けて押して板バネ部を弾性変形させることにより、摘み部が径方向外側に向けて弾性変位するので、上記対象者が摘み部を操作しやすくなる。また、板バネ部を復元変形させることにより、摘み部が枠フランジ部に対して径方向内側へ後退するので、上記非対象者によって箱型容器が開放されることをより確実に規制できる。
本実施形態にかかる箱型容器1は、図1から図3に示すように、内容物を収容する有底長方形筒状の容器本体2と、容器本体2に取り付けられた長方形状の枠体3と、枠体3にヒンジ4を介して連結され、枠体3の開口部を開閉可能に覆う長方形板状の蓋体5と、を備える。
以下、容器本体2の中心軸線を容器軸Oと称し、図2においてこの容器軸Oに沿って容器本体2の後述する底部11から開口部に向かう方向を上方、その逆方向を下方と称する。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向、容器軸O回りで周回する方向を周方向と称する。さらに、平面視で長方形状をなす容器本体2、枠体3及び蓋体5の長辺部分が延在する方向を左右方向、短辺部分が延在する方向を前後方向と称する。
枠内周壁部22の下端部には、径方向内側に向けて突出する第1係止突出部(第1係止部)22Aが全周にわたって形成されている。また、枠内周壁部22の外周面は、容器本体2の胴部12の内周面から離間している。
摘み部34の前端位置は、枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等となっており、枠フランジ部21の前辺部の前端位置よりも若干前方に突出している。このように、「摘み部34の前端位置が枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等である」とは、大人などの箱型容器1を開放させることが許容されている対象者の指を引っ掛けづらいものの引っ掛けることは可能である程度に若干突出するものも含まれる。
まず、例えば図6(a)に示すように、上記対象者の片手の親指及び人差し指で枠外周壁部23の前壁部の外面と蓋周壁部32の前壁部の内面とを前後方向に挟み込む。このとき、親指の腹が摘み部34の前端に引っ掛かり、図6(b)に示すように、摘み部34を蓋フランジ部31の前辺部の後端を起点として捲り上げる。ここで、人差し指で蓋周壁部32の前壁部を抑えているので、親指で摘み部34を上方に引き上げようとしたときに摘み部34が蓋周壁部32の前壁部の下端ではなく上端を起点として上方に向けて回動しようとする。これにより、摘み部34が蓋フランジ部31の前辺部の後端を起点として捲り上がることがより確実に行われる。
なお、蓋体5を引き上げている過程において、蓋周壁部32の前壁部がこの前壁部の下端を起点として後方へ弾性変形することによって、第2係止突出部32Aと第1係止突出部22Aとの係止状態は、解除される。このようにして、箱型容器1を開放する。
一方、例えば幼児などの箱型容器1を開放させることが許容されていない非対象者が箱型容器1を開放させようとしても、摘み部34が枠フランジ部21の前辺部の前端に対して十分に前方に突出していないので、指で摘み部34を捲り上げることが制限される。そのため、上記非対象者が箱型容器1を開放することが規制される。
以上のようにして、箱型容器1を使用する。
また、摘み部34が弾性変形可能であるので、箱型容器1の開放時に上記対象者が捲り上げた摘み部34と上記対象者の指との接触面積が増大する。これにより、摘み部34が操作しやすくなり、上記対象者に対する箱型容器1の開放操作性が向上する。
枠体101の枠内周壁部103の前壁部には、図8から図11に示すように、後方に向けて突出する一対の板バネ部104が設けられている。一対の板バネ部104は、枠内周壁部103の前壁部において摘み部105の左右両側に間隔をあけて形成されている。
蓋フランジ部107の前辺部は、第1実施形態における蓋フランジ部31の前辺部よりも後退している。また、蓋フランジ部107に設けられた摘み部105の前端位置は、枠フランジ部21の前辺部の前端位置と同等となっているが、枠フランジ部21の前辺部の前端位置よりも若干後方に位置している。なお、蓋周壁部106の前壁部も、第1実施形態における蓋周壁部32の前壁部よりも後退している。
図12(a)に示すように、片手の親指及び人差し指で枠外周壁部23の前壁部と蓋周壁部106の前壁部とを前後方向に挟み、板バネ部104の後方付勢力に抗して蓋周壁部106の前壁部を前方に押す。これにより、蓋フランジ部107は、前方へ弾性変位し、摘み部105は、枠フランジ部21の前端から若干前方に突出する。なお、このときに摘み部105が枠フランジ部21の前端から突出する突出量は、上述した第1実施形態において摘み部34が枠フランジ部21から突出する突出量とほぼ同じとなっている。
その後、図12(b)に示すように、上述した第1実施形態にかかる箱型容器1と同様に、箱型容器100を開放する。
例えば、枠体及び蓋体は、ヒンジと共に一体的に形成されているが、別部材として形成した後に枠体もしくは蓋体と一体的に形成されたヒンジまたは別部材として形成されたヒンジによって互いに接続してもよい。
枠体は、枠外周壁部に設けられた取付爪部を容器フランジ部に係止させることによって容器本体に取り付けられているが、他の構造の係止手段や接着などの他の方法を用いて、容器本体に取り付けられてもよい。また、取付爪部は、枠外周壁部の前壁部および後壁部に設けられているが、側壁部など他の部分に形成されてもよい。さらに、枠体は、枠外周壁部を有さなくてもよい。
容器本体は、枠フランジ部が載置される容器フランジ部を有しているが、枠フランジ部が載置される構造であれば、容器フランジ部を有していなくてもよい。
摘み部は、蓋フランジ部の左右方向の中央部分に設けられているが、中央部分から左右方向のいずれかの方向にずらして設けられるなど、他の位置に設けられてもよい。また、摘み部の枠フランジ部の前辺部に対する突出量は、上記対象者の指を引っ掛けづらいものの引っ掛けることは可能である程度であれば、適宜変更してもよい。
板バネ部は、摘み部の左右両側に一対設けられているが、少なくとも1つ形成されていればよく、3つ以上形成されてもよい。また、板バネ部は、上端が枠フランジ部に繋がった形状となっているが、適宜他の形状とされてもよい。さらに、板バネ部は、蓋周壁部の前壁部を常時付勢するように構成されてもよい。
第1及び第2係止突出部は、枠周壁部のうちヒンジに対向する前壁部及び蓋周壁部のうちヒンジに対向する前壁部に各別に形成されているが、第1及び第2係止突出部が互いに係止することができれば、前壁部以外の他の位置に形成されてもよい。
容器本体、枠体及び蓋体など、各構成部材の説明において、「長方形状」などと記載しているが、円状や楕円状、三角形状のような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
Claims (2)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の上端開口縁に配設された枠体と、前記枠体にヒンジを介して連結され、前記枠体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、を備え、
前記枠体が、前記容器本体の前記上端開口縁に載置された枠フランジ部と、前記枠フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記容器本体の上端開口部内に挿入されると共に、第1係止部が設けられた枠周壁部と、を有し、
前記蓋体が、前記枠フランジ部に載置された蓋フランジ部と、前記蓋フランジ部の内周縁から下方に延在し、前記枠周壁部の内側に挿入されると共に、前記第1係止部に対して下方から係止可能な第2係止部が設けられた蓋周壁部と、を有し、
前記蓋フランジ部のうち前記容器本体の容器軸を径方向に挟んで前記ヒンジに対向する部分には、弾性変形可能である摘み部が設けられており、
前記摘み部の径方向の外端位置が前記枠フランジ部の径方向の外端位置と同等であることを特徴とする箱型容器。 - 前記枠周壁部のうち径方向で前記ヒンジに対向する部分には、前記蓋周壁部のうち径方向で前記ヒンジに対向する部分を径方向の外側に向けて変位させたときに前記ヒンジに向けて付勢する板バネ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の箱型容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018015863A JP6942069B2 (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 箱型容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018015863A JP6942069B2 (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 箱型容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019131257A JP2019131257A (ja) | 2019-08-08 |
JP6942069B2 true JP6942069B2 (ja) | 2021-09-29 |
Family
ID=67545563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018015863A Active JP6942069B2 (ja) | 2018-01-31 | 2018-01-31 | 箱型容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6942069B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2025025214A1 (zh) * | 2023-08-03 | 2025-02-06 | 上海鸿洋创智包装有限公司 | 一种推拉式儿童锁礼盒 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4209100A (en) * | 1979-06-01 | 1980-06-24 | Owens-Illinois, Inc. | Safety closure |
US4220262A (en) * | 1979-08-20 | 1980-09-02 | Owens-Illinois, Inc. | Safety closure |
JP5663149B2 (ja) * | 2009-06-30 | 2015-02-04 | 株式会社吉野工業所 | 容器 |
JP6365878B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2018-08-01 | 株式会社吉野工業所 | 閉蓋具付き容器 |
JP2016132461A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | 大日本印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
JP6808911B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2021-01-06 | 凸版印刷株式会社 | 蓋付き容器 |
JP6625830B2 (ja) * | 2015-06-04 | 2019-12-25 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 容器 |
-
2018
- 2018-01-31 JP JP2018015863A patent/JP6942069B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019131257A (ja) | 2019-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20240092550A1 (en) | Child-resistant senior-friendly packaging | |
US8875877B2 (en) | Child resistant container | |
US20200102113A1 (en) | Child-resistant container | |
JP7094984B2 (ja) | 子供に安全で高齢者に優しい機能を有する容器並びにそれを使用及び製造する方法 | |
WO2005102849A1 (en) | Childproof package | |
JP6942069B2 (ja) | 箱型容器 | |
JP6492674B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
WO2019152768A1 (en) | Unit dose packaging system (udps) inner card configurations | |
JP6456222B2 (ja) | 炊飯器 | |
US10875689B2 (en) | Child resistant senior friendly can topper mechanism | |
US6257441B1 (en) | Child safe bucket and lid | |
EP4257505A1 (en) | Latch mechanism for a child-resistant storage case | |
JP6625830B2 (ja) | 容器 | |
JPH08244814A (ja) | 容 器 | |
CN210654402U (zh) | 安全储物盒 | |
JP7009035B2 (ja) | 箱型容器 | |
JP2018012528A (ja) | 包装容器 | |
EP1069053A1 (en) | A safety container | |
JP2016132461A (ja) | 蓋付き容器 | |
US20200361676A1 (en) | Container apparatus, methods for opening containers and zipper member for a container apparatus | |
JP6427411B2 (ja) | チャイルドプルーフ機能付き箱型容器 | |
JP6519380B2 (ja) | 容器 | |
US4082182A (en) | Matchbook covers | |
JP2012176787A (ja) | 蓋付容器 | |
TWI870084B (zh) | 保冷箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210810 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6942069 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |