JP6934986B2 - 映像表示システム及び映像表示方法 - Google Patents
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Description
以下では、車両側面にカメラを取り付けた車載カメラ型の映像表示システムについて言及する。例えば、特許文献1には、車両の各ドアにカメラを隣接させて配置したシステムが開示されている。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、乗務員が列車に乗り降りする乗客を効率よくチェックできるような仕組みを提供することを目的とする。
(1) 複数の車両を連結して構成された列車に搭載される映像表示システムにおいて、前記車両の側面に取り付けられたカメラと、前記カメラによって撮影された映像を表示するモニタと、前記モニタに表示する対象となる映像を画像処理する画像処理部とを備え、前記画像処理部は、前記モニタに表示する対象となる映像に対して、ドアの開閉状態に応じて切り出す領域を異ならせた切り出し処理を施すことを特徴とする。
以下では、図3、図6に示すように、2両の車両を連結して構成された列車を例にして説明するが、本発明に係る映像表示システムが搭載される列車の車両数(編成数)は任意であることは言うまでもない。
図1には、本発明の一実施形態に係る映像表示システムの概略的な構成例を示してある。本例の映像表示システムは、カメラ101〜108と、スイッチングハブ(HUB)201と、モニタ301と、コントロールユニット401とを有する。カメラ101〜108、モニタ301、及びコントロールユニット401は、スイッチングハブ201を介して互いに通信可能に接続されている。
モニタ310は、データ受信部312により受信された映像データを映像表示部311に供給する。映像表示部311は、供給された映像データを画面上に表示する。
図3には、駅のプラットホームに列車が停止している状況の一例を示してある。同図では、列車進行方向に対して左側のプラットホームに乗客A〜Fがいる様子と、列車進行方向に対して右側のプラットホームに乗客A’〜F’がいる様子とを示している。実際には、列車進行方向に対して左側又は右側のいずれか一方にプラットホームがあることが多いが、左右両側にプラットホームがある場合もあり得る。
上記の第1画像処理は、乗務員がカメラの映像を見る際の全体的な見易さを向上させることを主眼としている。これに対し、第2画像処理は、乗務員が注意すべき場所又は範囲が列車停車時のドアの開閉状態に応じて変化することに着目したものである。図6には、駅のプラットホームに列車が停止している状況の別の例を示してある。同図では、列車進行方向に対して左側のプラットホームに乗客T1,T2がいる様子を示している。
乗務員は、列車のドアを開いた直後の所定期間である第1期間は、主に列車から降車した人物をチェックする必要がある。そこで、第1期間においては、カメラで撮影されたオリジナル映像から、車両側に偏った領域を切り出すこととする。図7Aには、第1期間にオリジナル映像P300から切り出す領域R101の例を示してあり、図7Bには、切り出された映像P301の表示例を示してある。なお、切り出された映像P301がモニタ上の各カメラに割り当てられた領域の幅に合うように、映像P301を左右方向に伸長又は圧縮する処理を施すことが好ましい。以上のような処理により、乗務員は、車両のドア付近の様子を見やすくなり、列車から降車した人物を効率よく確認できるようになる。
なお、これらの第2画像処理は、カメラ101〜108の各々が実行する構成に限定されず、モニタ301が実行してもよい。この場合には、モニタ301が、切り出し領域情報を保持していればよい。また、別の装置(例えば、コントロールユニット410)が第2画像処理を実行してもよい。この場合には、当該別の装置が、切り出し領域情報を保持しておき、カメラ101〜108から映像データを受信して必要な画像処理を施し、処理後の映像データをモニタ301に送信して表示させればよい。
まず、モニタに映像を表示する対象のカメラであるか否かを判定する(ステップS101)。本例では、カメラのメモリ内の設置位置情報と、コントロールユニット401からの開閉扉情報とに基づいて、カメラがドアの開く側に設置されている場合に、モニタに映像を表示する対象のカメラであると判定する。
次いで、映像から切り出す領域を決定する(ステップS104)。本例では、カメラのメモリ内の切り出し領域情報と、コントロールユニット401からの開閉扉情報とに基づいて、現在のドアの開閉状態に対応する切り出し領域を選定する。
次いで、撮影した映像(必要に応じて左右反転させた映像)に対する切り出し処理を行い(ステップS105)、切り出した映像をモニタ301に送信する(ステップS106)。
ステップS107で撮影を終了しないと判定された場合は、ドアの開閉状態が変化したか否かを判定する(ステップS108)。本例では、コントロールユニット401からの開閉扉情報とに基づいて、ドアの開閉状態の変化を検出する。
ステップS108でドアの開閉状態が変化したと判定された場合は、変化後の開閉状態に対応する切り出し領域に変更し(ステップS109)、ステップS105に戻る。一方、ドアの開閉状態が変化していないと判定された場合は、切り出し領域を変更せずに、ステップS105に戻る。
なお、上記の処理フローは一例に過ぎず、ある処理を別の処理に置き換えてもよいし、別の処理を追加してもよいし、処理の手順を変更してもよい。また、上記の処理フローは、カメラ101〜108の画像処理部で実行することを想定したものであるが、モニタ301、コントロールユニット401、或いは別の装置が、同様な結果が得られるように構成された画像処理部を備えてもよい。また、画像処理部は、一例として、専用のハードウェア回路で実現してもよい。また、画像処理部は、別の例として、コンピュータ上で所定のプログラムを実行することで実現してもよい。すなわち、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等のデータ記憶装置に所定のプログラムを記憶しておき、メモリ上に読み出してプロセッサにより実行することで、画像処理部を実現することができる。
すなわち、第1画像処理として、表示対象となる映像のうち、映像上における車両とプラットホームの位置関係が列車進行方向に対する位置関係とは左右逆の映像に対して左右反転処理を施す。これにより、乗務員は、ホームミラーによる確認と同様な感覚でプラットホームの様子を確認できるので、列車に乗り降りする乗客を効率よくチェックできるようになる。
また、第2画像処理として、表示対象となる映像に対して、ドアの開閉状態に応じて切り出す領域を異ならせた切り出し処理を施す。これにより、乗務員は、ドアの開閉状態に応じて異なる種々の確認事項を効率よくチェックできるようになる。その結果、例えば、駆け込み乗車をする乗客の見落としや、ドアを閉めた際の物の挟み込みの見落としなどを未然に防ぐことが可能となる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行する方法や方式、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
111:映像表示部、
112:映像処理部、
113:データ送受信部、
201,210:スイッチングハブ、
211:データ転送部、
301,310:モニタ、
311:映像表示部、
312:データ受信部、
401,410:コントロールユニット、
411:データ送受信部、
412:進行方向判定部、
413:開閉扉判定部、
501,502:ホームミラー
Claims (3)
- 複数の車両を連結して構成された列車に搭載される映像表示システムにおいて、
前記車両の側面に取り付けられたカメラと、
前記カメラによって撮影された映像を表示するモニタと、
前記モニタに表示する対象となる映像を画像処理する画像処理部とを備え、
前記画像処理部は、上位装置から受信する列車進行方向を示す情報と、予め記憶されたカメラの撮影方向を示す情報とに基づいて、前記モニタに表示する対象となる映像のうち、映像上における車両とプラットホームの位置関係が列車進行方向に対する位置関係とは左右逆の映像を特定し、当該映像に対して左右反転処理を施すことを特徴とする映像表示システム。 - 請求項1に記載の映像表示システムにおいて、
同一車両及び同一側面に複数のカメラが取り付けられており、
前記モニタに、同一車両及び同一側面にある前記複数のカメラの映像を画像処理部により画像処理し、上下又は左右に隣接させて表示させることを特徴とする映像表示システム。 - 列車を構成する車両の側面に取り付けられたカメラで撮影された映像を画像処理部により画像処理し、前記列車に搭載されたモニタに表示する映像表示方法において、
前記画像処理部は、上位装置から受信する列車進行方向を示す情報と、予め記憶されたカメラの撮影方向を示す情報とに基づいて、前記モニタに表示する対象となる映像のうち、映像上における車両とプラットホームの位置関係が列車進行方向に対する位置関係とは左右逆の映像を特定し、当該映像に対して左右反転処理を施し、
前記モニタは、前記左右反転処理を施した後の映像を表示することを特徴とする映像表示方法。
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