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JP6927784B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ及びポンプの設置方法に関する。
プルアウト型立軸ポンプは、羽根車、ケーシング(流路形成部)、主軸等で構成されるプルアウト部と、コラムパイプ等で構成される固定部とを有する。プルアウト部が固定部に固定されて使用され、メンテナンス時等にプルアウト部を引き抜くことが可能になっている。ポンプ室からポンプ井までの距離が長くなる、或いは、原動機出力が大きくなるにつれ、プルアウト部の寸法が長くなり揺れ易くなる。また、先行待機ポンプとして気水(水及び空気)混合運転などを行う場合には、プルアウト部の振動抑制が必要となる。
プルアウト型立軸ポンプは、通常、コラムパイプ上部で固定され、コラムパイプ内に吊り下げられた状態となっている。コラムパイプ内の揚水がポンプ井へ逆流しないよう、プルアウト部とコラムパイプとの隙間は最小隙間に管理され、ゴムリング等で止水されているが、防振支持はされていない。
また、水中ポンプが着脱式となっている着脱式水中ポンプの場合は、通常、ポンプを単に吊り降ろして自重で支持する構造となっている。据付時等の緩衝材としてゴムリング等も付属させるが、防振支持はされていない。また、プルアウト部とコラムパイプとの間に回転防止用支持材が設けられているが、同様に防振支持はされていない。以下、プルアウト型立軸ポンプと、着脱式水中ポンプを総称して、プルアウト型ポンプという。
特開平10−169589号公報
このように、プルアウト型ポンプは、防振支持されていないため、高揚程、大流量、コラム寸法が長い場合、防振装置無しで振動抑制しようとすると、プルアウト部(ケーシングなど)の剛性を上げる必要が有り、荷重増及び材料費増といった課題がある。
上記問題点を解決すべく、特許文献1では、プルアウト部の支持構造として、自重で固定するのに加え、コラムパイプの上蓋で上端を固定する構造が示されている。しかし、構造が複雑になる事という問題がある。また、コラム寸法が長くなるに伴い、プルアウト支持位置がコラムパイプの上部蓋から距離が離れ下方となり、支持材の剛性確保のため、支持材の荷重及び材料費が増加する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することを可能とするポンプ及びポンプの設置方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るポンプは、回転軸に連結された羽根車と、前記回転軸の回りに配置され且つ外面にケーシング張出部を有するケーシングと、ポンプ据付床の下に吊下げられているコラムパイプと、を備え、前記コラムパイプには、前記ケーシングに対向する面にコラム張出部が設けられており、前記ケーシングを略水平方向に回転させることにより、前記ケーシング張出部が前記略水平方向から前記コラム張出部に固定されている。
この構成によれば、ケーシング張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
本発明の第2の態様に係るポンプは、第2の態様に係るポンプであって、前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向は、前記羽根車の回転方向と略同一である。
この構成によれば、ポンプの運転中の水流が、羽根車の回転方向と同じになるので、ケーシングに羽根車の回転方向と同じ方向に力が働く。このため、ケーシング張出部をコラム張出部に押し付ける方向に力が働き、ケーシング張出部のコラム張出部への固定力が上昇する。
本発明の第3の態様に係るポンプは、第1または2の態様に係るポンプであって、前記コラム張出部には、略水平に溝が形成されており、前記ケーシング張出部は、前記略水平方向から前記溝に嵌って前記コラム張出部に固定される。
この構成によれば、ケーシング張出部がコラム張出部に形成された溝に嵌るので、ケーシング張出部のコラム張出部への固定力を向上させることができる。
本発明の第4の態様に係るポンプは、第3の態様に係るポンプであって、前記コラム張出部に形成された溝は、前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向に沿って形成されており、前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向に沿って狭くなっている。
この構成によれば、ケーシング張出部がコラム張出部に形成された溝の途中で嵌り込むので、ケーシング張出部のコラム張出部への固定力を向上させることができる。
本発明の第5の態様に係るポンプは、第3または4の態様に係るポンプであって、前記ケーシング張出部は、前記回転軸の半径方向に沿って外側にいくほど細くなる形状を有し、前記コラム張出部の溝は、前記回転軸の半径方向に深くなるほど細くなる形状を有する。
この構成によれば、ケーシング張出部の先端部分がコラム張出部の溝にしっかり嵌るので、ケーシングの揺れ及び共振を抑えることができる。
本発明の第6の態様に係るポンプは、第1から3のいずれかの態様に係るポンプであって、前記ケーシング張出部には、テーパーが設けられ、前記コラム張出部には、テーパーが設けられ、前記ケーシング張出部のテーパーと前記コラム張出部のテーパーとが当接することにより前記ケーシング張出部が前記コラム張出部に固定されている。
この構成によれば、ケーシング張出部がコラム張出部にしっかり固定されるので、ケーシングの揺れ及び共振を抑えることができる。
本発明の第7の態様に係るポンプは、第1から6のいずれかの態様に係るポンプであって、前記回転軸と前記羽根車と前記ケーシングは一体として引き抜き可能である。
この構成によれば、回転軸と羽根車とケーシングを、容易にメンテナンスすることができる。
本発明の第8の態様に係るポンプは、第1から7のいずれかの態様に係るポンプであって、当該ポンプは、プルアウト型立軸ポンプであり、前記コラムパイプには、前記ケーシングに対向する面に第1のコラムライナーと、前記ケーシングに対向する面に前記第1のコラムライナーから下方向に間隔を設けて第2のコラムライナーとが設けられ、前記ケーシングには、前記第1のコラムライナーと接する第1のケーシングライナーと、前記第2のコラムライナーと接する第2のケーシングライナーとが設けられ、前記ケーシング張出部は、前記第1のケーシングライナーと前記第2のケーシングライナーの間に設けられており、前記ケーシング張出部の先端は、前記回転軸を中心とする半径方向において、前記第1のコラムライナーの内縁よりも内側に位置する。
この構成によれば、プルアウト型立軸ポンプについて、ケーシングを引き抜くときに、ケーシング張出部が第1のコラムライナーに引っかからずに抜くことができる。
本発明の第9の態様に係るポンプは、第1から7のいずれかの態様に係るポンプであって、当該ポンプは、着脱式水中ポンプである。
この構成によれば、着脱式水中ポンプについて、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
本発明の第10の態様に係るポンプは、回転軸に連結された羽根車と、前記回転軸の回りに配置され且つ外面にガイド張出部を有するガイドベーンと、ポンプ据付床の下に吊下げられているコラムパイプと、を備え、前記コラムパイプには、前記ガイドベーンに対向する面にコラム張出部が設けられており、前記ガイドベーンを略水平方向に回転させることにより、前記ガイド張出部が前記略水平方向から前記コラム張出部に固定されている。
この構成によれば、ガイド張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ガイド張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
本発明の第11の態様に係るポンプの設置方法は、ケーシングと前記ケーシングの外面に設けられたケーシング張出部とを有するポンプの設置方法であって、前記ケーシングを略水平方向に回転させることにより、前記ケーシング張出部が前記略水平方向から、ポンプ据付床の下に吊下げられているコラムパイプの前記ケーシングに対向する面に設けられた前記コラム張出部に固定される。
この構成によれば、ケーシング張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
本発明の第12の態様に係るポンプの設置方法は、ガイドベーンと前記ガイドベーンの外面に設けられたガイド張出部とを有するポンプの設置方法であって、前記ガイドベーンを略水平方向に回転させることにより、前記ガイド張出部が前記略水平方向から、ポンプ据付床の下に吊下げられているコラムパイプの前記ガイドベーンに対向する面に設けられた前記コラム張出部に固定される。
この構成によれば、ガイド張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ガイド張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
第1の態様に係るポンプによれば、ケーシング張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
また、第10の態様に係るポンプによれば、ガイド張出部がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングが固定されるので、ポンプの振動を抑制することができる。また、ガイド張出部、コラム張出部を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプの振動を抑制することができる。
第1の実施形態に係るポンプシステムPS1の概略断面図である。 図2(A)は、ケーシングPPを吊り降ろした場合の図1のA−A断面図である。図2(B)は、ケーシングPPを回転させて固定した場合の図1のA−A断面図である。 図1のB−B矢視図である。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 第1の変形例に係る図2のC−C断面図である。 第2の変形例に係る図2のC−C断面図である。 第1の実施形態の変形例に係るポンプPM1bの概略断面図である。 第2の実施形態に係るポンプシステムPS2の概略断面図である。 図10(A)は、ケーシングPP2を吊り降ろした場合の図9のE−E断面図である。図10(B)は、ケーシングPPを回転させて固定した場合の図9のE−E断面図である。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るポンプシステムPS1の概略断面図である。図1に示すように、ポンプシステムPS1は、ポンプPM1と、ポンプ井(吸込水槽)TKと、ポンプ井TKの上面に設けられたポンプ据付床FLとを備える。ポンプ井TKには水が張られている。本実施形態に係るポンプPM1は、プルアウト型立軸ポンプである。
図1に示すように、ポンプPM1は、回転軸MSと、回転軸MSに連結された羽根車IPと、回転軸MS及び羽根車IPの回りに配置されたケーシングPPと、ポンプ据付床FLの下に吊下げられるコラムパイプCPを備える。
回転軸MS、羽根車IP、ケーシングPP等で構成されるプルアウト部は、コラムパイプ等で構成される固定部から引き抜くことが可能である。すなわち、回転軸MSと羽根車とケーシングPPは一体として引き抜き可能である。これにより、回転軸MSと羽根車IPとケーシングPPを、容易にメンテナンスすることができる。
ケーシングPPは、羽根車IPによってポンプ井TKから汲み上げられた水が通る部位であり、ケーシングPPを通った水は吐出管DPを通って吐き出される。ケーシングPPは、開口を有する吸込ベルマウスBLと、羽根車IPを収容するポンプボウルDCとを有する。回転軸MSは、ポンプボウルDC内を通って鉛直方向に延びている。
コラムパイプCPは、据付用ベースPBを介してポンプ据付床FLに固定されている。このようにして、コラムパイプCPは、ポンプ据付床FLの下に吊下げられている。
コラムパイプCPには、ケーシングPPに対向する面に第1のコラムライナーCR1と、ケーシングPPに対向する面に第1のコラムライナーCR1から下方向に間隔を設けて第2のコラムライナーCR2とが設けられている。第1のコラムライナーCR1と第2のコラムライナーCR2は、リング状の形状を有する。
ケーシングPPには、第1のコラムライナーCR1と接する第1のケーシングライナーPR1と、第2のコラムライナーCR2と接する第2のケーシングライナーPR2とが設けられている。第1のケーシングライナーPR1と第2のケーシングライナーPR2は、リング状の形状を有する。ケーシング張出部P2、P4は、第1のケーシングライナーPR1と第2のケーシングライナーPR2の間に設けられている。
吸込ベルマウスBLは下方を向いて開口し、吸込ベルマウスBLの上端はポンプボウルDCの下端に接続されている。羽根車IPは回転軸MSの下端に固定されており、羽根車IPと回転軸MSとは一体で回転する。この羽根車IPの上方(吐出側)には複数のガイドベーンGB1〜GB7が配置されている。図1の断面図では、ガイドベーンGB2、GB5が見えている。これらのガイドベーンGB1〜GB7はポンプボウルDCの内周面に固定されている。回転軸MSは外軸受OBおよび水中軸受WBにより回転自在に支持されている。水中軸受WBはポンプボウルDC内に収容されており、羽根車IPの上方に配置されている。水中軸受WBを支持する支持部材SBはポンプボウルDCの内面に固定されている。外軸受OBはボールベアリングなどの転がり軸受であり、水中軸受WBは、回転軸MSに滑り接触する、いわゆる滑り軸受である。
続いて図2〜5を用いて、ケーシングPPの固定方法について説明する。図2(A)は、ケーシングPPを吊り降ろした場合の図1のA−A断面図である。図2(B)は、ケーシングPPを回転させて固定した場合の図1のA−A断面図である。図2(A)に示すように、一例としてケーシングPPのポンプボウルDCの外面にケーシング張出部P1、P2、P3、P4が設けられている。コラムパイプCPには、ケーシングPPに対向する面にコラム張出部S1、S2、S3、S4が設けられている。これにより、コラム張出部S1〜S4はそれぞれ、対応するケーシング張出部P1〜P4と接合可能である。
図2(B)の矢印A1〜A4に示すように、図2(A)の状態から、ケーシングPPを略水平方向に回転させることにより、ケーシング張出部P1〜P4それぞれが略水平方向から、対応するコラム張出部S1〜S4に固定される。これにより、ケーシング張出部P1〜P4それぞれが対応するコラム張出部S1〜S4に固定されている。
この構成により、ケーシング張出部P1〜P4がコラム張出部S1〜S4に固定されることにより、ケーシングPPが固定されるので、ポンプPM1の振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部P1〜P4、コラム張出部S1〜S4を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプPM1の振動を抑制することができる。
ケーシング張出部P1〜P4が固定されるときの回転方向(矢印A1〜A4の方向)は、羽根車IPの回転方向(矢印A5の方向)と略同一である。この構成により、ポンプPM1の運転中の水流が、羽根車IPの回転方向と同じになるので、ケーシングPPに羽根車IPの回転方向と同じ方向に力が働く。このため、ケーシング張出部P1〜P4をコラム張出部S1〜S4に押し付ける方向に力が働き、ケーシング張出部P1〜P4のコラム張出部S1〜S4への固定力が上昇する。
図3は、図1のB−B矢視図である。図3に示すように、ケーシング張出部P1〜P4の先端は、回転軸MSを中心とする半径方向において、第1のコラムライナーCR1の内縁よりも内側に位置する。これにより、ケーシングPPを引き抜くときに、ケーシング張出部P1〜P4が第1のコラムライナーCR1に引っかからずに抜くことができる。
図4は、図2のC−C断面図である。コラム張出部S2には、略水平に溝GT2が形成されている。ケーシングPPを略水平方向に回転させることにより、ケーシング張出部P2は、略水平方向から溝GT2に嵌ってコラム張出部S2に固定される。これにより、ケーシング張出部P2がコラム張出部S2に形成された溝GT2に嵌るので、ケーシング張出部P2のコラム張出部S2への固定力を向上させることができる。
図5は、図2のD−D断面図である。図5に示すように、コラム張出部S4の形成された溝は、ケーシング張出部P4が固定されるときの回転方向(矢印A6の方向)に沿って形成されている。コラム張出部S4に形成された溝GTは、ケーシング張出部P4が固定されるときの回転方向(矢印A6の方向)に沿って狭くなっている。これにより、ケーシング張出部P4がコラム張出部S4に形成された溝の途中で嵌り込むので、ケーシング張出部P4のコラム張出部S4への固定力を向上させることができる。
以上、本実施形態によれば、ポンプPM1は、回転軸MSと、回転軸MSに連結された羽根車IPと、回転軸MSの回りに配置され且つ外面にケーシング張出部P1〜P4を有するケーシングPPと、ポンプ据付床FLの下に吊下げられているコラムパイプCPとを備える。そして、コラムパイプCPには、ケーシングPPに対向する面にコラム張出部S1〜S4が設けられており、ケーシングPPを略水平方向に回転させることにより、ケーシング張出部P1〜P4が略水平方向からコラム張出部S1〜S4に固定される。
この構成により、ケーシング張出部P1〜P4がコラム張出部S1〜S4に固定されることにより、ケーシングPPが固定されるので、ポンプPM1の振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部P1〜P4、コラム張出部S1〜S4を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプPM1の振動を抑制することができる。
図6は、第1の変形例に係る図2のC−C断面図である。図6に示すように、ケーシング張出部P2は、前記回転軸の半径方向に沿って外側にいくほど細くなる形状を有し、コラム張出部S2の溝GT2は、回転軸MSの半径方向に深くなるほど細くなる形状を有してもよい。この構成により、ケーシング張出部P2の先端部分がコラム張出部S2の溝GT2にしっかり嵌るので、ケーシングPPの揺れ及び共振を抑えることができる。
図7は、第2の変形例に係る図2のC−C断面図である。図7に示すように、ケーシング張出部P2には、テーパーが設けられ、コラム張出部S2には、テーパーが設けられている。そして、ケーシング張出部P2のテーパーとコラム張出部S2のテーパーとが当接することによりケーシング張出部P2がコラム張出部S2に固定されている。この構成により、ケーシング張出部P2がコラム張出部S2にしっかり固定されるので、ケーシングPPの揺れ及び共振を抑えることができる。
図8は、第1の実施形態の変形例に係るポンプPM1bの概略断面図である。図8に示すように、第1の実施形態の変形例に係るポンプPM1bは、吸込ベルマウスが固定側であり、吸込ベルマウスBL2がコラムパイプCP2と一体になっている。また、第1の実施形態の変形例に係るポンプPM1bは、ガイドベーンGB2、GB5の外面にガイド張出部G2、G4が設けられている点が異なっている。
コラムパイプCP2には、ガイドベーンGB1〜GB7に対向する面にコラム張出部S2、S4が設けられている。そして、ガイドベーンGB1〜GB7を略水平方向に回転させることにより、ガイド張出部G2、G4それぞれが略水平方向から、対応するコラム張出部S2、S4に固定される。これにより、ガイド張出部G2、G4それぞれが、対応するコラム張出部S2、S4に固定されている。
この構成により、ガイド張出部G2、G4がコラム張出部に固定されることにより、ケーシングPPが固定されるので、ポンプPM1bの振動を抑制することができる。また、ガイド張出部G2、G4、コラム張出部S2、S4を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプPM1bの振動を抑制することができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態に係るポンプシステムPS2について説明する。第1の実施家形態に係るポンプPM1は、プルアウト型立軸ポンプであったのに対して、第2の実施形態に係るポンプPM2は、着脱式水中ポンプである。
図9は、第2の実施形態に係るポンプシステムPS2の概略断面図である。図9に示すように、ポンプシステムPS2は、ポンプPM2と、ポンプ井(吸込水槽)TKと、ポンプ井TKの上面に設けられたポンプ据付床FLとを備える。ポンプ井TKには水が張られている。更に、ポンプシステムPS2は、ポンプ据付床FLの下に吊下げられるコラムパイプCPを備える。
本実施形態に係るポンプPM2は、着脱式水中ポンプである。図9に示すように、ポンプPM2は、回転軸MSと、回転軸MSに連結された羽根車IPと、回転軸MSに連結された電動機MTと、回転軸MSの一部及び電動機MTを収容する筐体HSと、ケーシングPP2とを備える。
ケーシングPP2は、羽根車IPによってポンプ井TKから汲み上げられた水が通る部位であり、ケーシングPP2を通った水は吐出管DPを通って吐き出される。ケーシングPP2は、開口を有する吸込ベルマウスBL2と、羽根車IPを収容するポンプボウルDC2とを有する。
図10(A)は、ケーシングPP2を吊り降ろした場合の図9のE−E断面図である。図10(B)は、ケーシングPPを回転させて固定した場合の図9のE−E断面図である。図9及び図10(A)に示すように、ケーシングPP2の外面にケーシング張出部P11〜P14が設けられている。コラムパイプCPには、ケーシングPP2に対向する面にコラム張出部S11〜S14が設けられている。これにより、コラム張出部S11〜S14はそれぞれ、対応するケーシング張出部P11〜P14と接合可能である。
図10(B)の矢印A11〜A14に示すように、図10(A)の状態から、ケーシングPP2を略水平方向に回転させることにより、ケーシング張出部P11〜P14それぞれが略水平方向から、対応するコラム張出部S11〜S14に固定される。これにより、ケーシング張出部P11〜P14それぞれが対応するコラム張出部S11〜S14に固定されている。
この構成により、ケーシング張出部P11〜P14がコラム張出部S11〜S14に固定されることにより、ケーシングPP2が固定されるので、ポンプPM2の振動を抑制することができる。また、ケーシング張出部P11〜P14、コラム張出部S11〜S14を新たに設けるだけなので、荷重増及び材料費増を抑制することができる。このように、荷重増及び材料費増を抑制しつつ、ポンプPM2の振動を抑制することができる。
ケーシング張出部P11〜P14が固定されるときの回転方向(矢印A11〜A14の方向)は、羽根車IPの回転方向(矢印A15の方向)と略同一である。この構成により、ポンプPM2の運転中の水流が、羽根車IPの回転方向と同じになるので、ケーシングPP2に羽根車IPの回転方向と同じ方向に力が働く。このため、ケーシング張出部P11〜P14をコラム張出部S11〜S14に押し付ける方向に力が働き、ケーシング張出部P11〜P14のコラム張出部S11〜S14への固定力が上昇する。
なお、ケーシング張出部P11〜P14は、ケーシングPP2の外面の任意の位置に配置可能であり、コラム張出部S11〜S14は、コラムパイプCPの任意の位置且つケーシング張出部P11〜P14に対応する位置に配置可能である。例えば、ケーシング張出部P11〜P14は、ケーシングPP2の上方の領域R1に配置されてもよいし、吸込ベルマウスBL2の領域R2に配置されてもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
BL、BL2 吸込ベルマウス
CP、CP2 コラムパイプ
CR1 第1のコラムライナー
CR2 第2のコラムライナー
DC、DC2 ポンプボウル
DP 吐出管
FL ポンプ据付床
GB1、GB2 ガイドベーン
GT、GT2 溝
HS 筐体
IP 羽根車
MS 回転軸
MT 電動機
OB 外軸受
P1〜P4、P11〜P14 ケーシング張出部
PB 据付用ベース
PM1、PM1b、PM2 ポンプ
PP、PP2 ケーシング
PR1 第1のケーシングライナー
PR2 第2のケーシングライナー
PS1、PS2 ポンプシステム
R1、R2 領域
S1〜S4、S11〜S14 コラム張出部
SB 支持部材
TK ポンプ井
WB 水中軸受

Claims (7)

  1. 回転軸に連結された羽根車と、
    前記回転軸の回りに配置され且つ外面にケーシング張出部を有するケーシングと、
    ポンプ据付床の下に吊下げられており且つ前記ケーシングの外周面の少なくとも一部を囲むように設けられているコラムパイプと、
    を備え、
    前記コラムパイプには、前記ケーシングに対向する面にコラム張出部が設けられており、
    前記ケーシングを略水平方向に回転させることにより、前記ケーシング張出部が前記略水平方向から前記コラム張出部に固定されており、
    当該ポンプは、プルアウト型立軸ポンプであり、
    前記コラムパイプには、前記ケーシングに対向する面に第1のコラムライナーと、前記ケーシングに対向する面に前記第1のコラムライナーから下方向に間隔を設けて第2のコラムライナーとが設けられ、
    前記ケーシングには、前記第1のコラムライナーと接する第1のケーシングライナーと、前記第2のコラムライナーと接する第2のケーシングライナーとが設けられ、
    前記ケーシング張出部は、前記第1のケーシングライナーと前記第2のケーシングライナーの間に設けられており、
    前記ケーシング張出部の先端は、前記回転軸を中心とする半径方向において、前記第1のコラムライナーの内縁よりも内側に位置する
    ポンプ。
  2. 前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向は、前記羽根車の回転方向と略同一である
    請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記コラム張出部には、略水平に溝が形成されており、
    前記ケーシング張出部は、前記略水平方向から前記溝に嵌って前記コラム張出部に固定される
    請求項1または2に記載のポンプ。
  4. 前記コラム張出部に形成された溝は、前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向に沿って形成されており、前記ケーシング張出部が固定されるときの回転方向に沿って狭くなっている
    請求項3に記載のポンプ。
  5. 前記ケーシング張出部は、前記回転軸の半径方向に沿って外側にいくほど細くなる形状を有し、
    前記コラム張出部の溝は、前記回転軸の半径方向に深くなるほど細くなる形状を有する
    請求項3または4に記載のポンプ。
  6. 前記ケーシング張出部には、テーパーが設けられ、
    前記コラム張出部には、テーパーが設けられ、
    前記ケーシング張出部のテーパーと前記コラム張出部のテーパーとが当接することにより前記ケーシング張出部が前記コラム張出部に固定されている
    請求項1から3のいずれか一項に記載のポンプ。
  7. 前記回転軸と前記羽根車と前記ケーシングは一体として引き抜き可能である
    請求項1から6のいずれか一項に記載のポンプ。
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