JP6923597B2 - 車両下部構造 - Google Patents
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Description
本発明は、車両下部構造に関する。
従来の車両下部構造は、フロアパネルと、フロアパネルの下側に配置されるバッテリと、フロアパネルのうち、バッテリの上方に開口形成されるフロア開口部とを備えている。そして、フロア開口部を介して、バッテリのメンテナンスが行われる(例えば特許文献1等参照)。
しかしながら、従来の車両下部構造では、車両の側方からの荷重入力によって、フロア開口部の周縁が変形すると、フロア下方に配置されたバッテリや燃料タンク等の部品に、変形したフロアパネルが干渉してしまう虞があった。
本発明は、フロア開口部の周縁の変形を制御してフロア下方に配置された部品への干渉を抑制する車両下部構造を提供することを目的とする。
本発明は、フロア開口部の周縁の変形を制御してフロア下方に配置された部品への干渉を抑制する車両下部構造を提供することを目的とする。
本発明は、下側に部品が配置されたフロアパネルと、フロアパネルのうち、部品の上方位置に開口形成されるフロア開口部と、フロア開口部の車幅方向で側方に、車体前後に延び下方へ凹設される凹溝部と、凹溝部とフロア開口部との間に配置されてフロア開口部の周縁を車両前後方向に補強する高剛性部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、フロア開口部の周縁の変形を制御してフロア下方に配置された部品への干渉を抑制する車両下部構造が提供される。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、特に示さない限り、基本的に運転者から見た前後,左右あるいは上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
まず、車両1のフロアパネル2周辺の構成について説明する。
まず、車両1のフロアパネル2周辺の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態の下部構造が適用される車両1で、車室内のフロアカーペットを外してフロアパネル2の上面を見た斜視図である。
フロアパネル2の左,右両側には、サイドシル3,3が設けられている。サイドシル3,3は、車両前後方向に延設されて車幅方向断面を略ロ字状の中空としている。そして、フロアパネル2の各測縁は、サイドシル3に接合されている。
フロアパネル2の左,右両側には、サイドシル3,3が設けられている。サイドシル3,3は、車両前後方向に延設されて車幅方向断面を略ロ字状の中空としている。そして、フロアパネル2の各測縁は、サイドシル3に接合されている。
また、フロアパネル2の下側の一部には、部品としての燃料タンク4が配置されている。燃料タンク4は、主に、燃料を貯留するタンク本体と、タンク本体の上部に装着されるポンプユニット6とを有して構成されている。このうち、ポンプユニット6は、タンク本体から燃料を汲上げて、燃料パイプを介してエンジンへ供給する。
フロアパネル2のうち、燃料タンク4の上方位置には、フロア開口部5が開口形成されている。フロア開口部5は、平面視略円形で略同径の円形の蓋体7により開閉可能となるように覆われている。
そして、フロア開口部5の位置に対応して、ポンプユニット6を動作させる各機器が配置されている。本実施形態のポンプユニット6は、フロア開口部5の周縁部5aと車両上下方向でほぼ同じ高さ位置となるように配置されている(図3参照)。
そして、フロア開口部5の位置に対応して、ポンプユニット6を動作させる各機器が配置されている。本実施形態のポンプユニット6は、フロア開口部5の周縁部5aと車両上下方向でほぼ同じ高さ位置となるように配置されている(図3参照)。
このため、車室8内側からメンテナンスを行う際には、フロアカーペットおよび蓋体7を取外す。これにより、点検を行う者はフロア開口部5を介して直接、ポンプユニット6の点検およびポンプ等の機器の交換や修理が可能である。
また、フロアパネル2には、凹溝部10が設けられている。凹溝部10は、下方に略V字状に凹設されている(図3参照)。
本実施形態では、凹溝部10は、フロア開口部5の車幅方向で側方に、車体前後に延びる直線部11と、直線部11と連続して、フロア開口部5の後側に廻込む曲線部12とを有している。
このため、図2に示すように、本実施形態の凹溝部10は、平面視で略逆J字状となり、フロア開口部5の周縁部5aを囲んでいる。
本実施形態では、凹溝部10は、フロア開口部5の車幅方向で側方に、車体前後に延びる直線部11と、直線部11と連続して、フロア開口部5の後側に廻込む曲線部12とを有している。
このため、図2に示すように、本実施形態の凹溝部10は、平面視で略逆J字状となり、フロア開口部5の周縁部5aを囲んでいる。
また、凹溝部10の直線部11とフロア開口部5との間には、高剛性部15が形成されている。高剛性部15は、直線部11とフロア開口部5との間で、上下方向からフロアパネル2に接合される長尺状のパッチ16を有している。そして、高剛性部15は、フロア開口部5の周縁部5aを車両前後方向に補強している。
本実施形態のパッチ16は、長尺平板形状の金属製で、長手方向に複数の山部と谷部とを交互に繰り返して形成されている。このうち、谷部には、所定の間隔を置いて下方に凸の複数の接合部16a〜16dが設けられている。
本実施形態のパッチ16は、長尺平板形状の金属製で、長手方向に複数の山部と谷部とを交互に繰り返して形成されている。このうち、谷部には、所定の間隔を置いて下方に凸の複数の接合部16a〜16dが設けられている。
図3に示すように、フロア開口部5の周縁部5aの略全周は、フロアパネル2の他の部位よりも一段高く形成されている。また、周縁部5aのうち、直線部11とフロア開口部5との間には、他の周縁部5aの部位よりもさらに一段高く膨出して、平坦な上面を有する接合座面15a〜15cが車両前後方向に所定の間隔を置いて形成されている(図1参照)。
そして、各接合座面15a〜15cには、パッチ16の接合部16a〜16cがそれぞれ上方から重合されて接合されている。これにより、フロアパネル2とパッチ16の各山部との間には、所定の大きさの間隙がそれぞれ形成されている。
そして、各接合座面15a〜15cには、パッチ16の接合部16a〜16cがそれぞれ上方から重合されて接合されている。これにより、フロアパネル2とパッチ16の各山部との間には、所定の大きさの間隙がそれぞれ形成されている。
また、図2に示すように本実施形態のフロア開口部5の前側には、クロスメンバ20が車幅方向に延設されている。クロスメンバ20は、車両前後方向の断面形状を略ロ字状として長尺状を呈している。また、クロスメンバ20は、車幅方向の左,右両端をサイドシル3,3にそれぞれ接合している。そして、クロスメンバ20は、フロアパネル2の上面から上方に所定の高さで凸設されている(図1参照)。
そして、本実施形態のフロアパネル2は、クロスメンバ20とフロア開口部5の間に延設された上向きに凸のビード30をさらに備えている(図5参照)。本実施形態のビード30は、クロスメンバ20とフロア開口部5の周縁部5aとを接続している。
そして、本実施形態のフロアパネル2は、クロスメンバ20とフロア開口部5の間に延設された上向きに凸のビード30をさらに備えている(図5参照)。本実施形態のビード30は、クロスメンバ20とフロア開口部5の周縁部5aとを接続している。
本実施形態のビード30は、図2に示す上面視で、車両前後方向に沿う直線から中心軸を左側方に約45度、傾斜させてクロスメンバ20に近づくほど外側に延設されている。
さらに、本実施形態のビード30は、クロスメンバ20およびフロア開口部5の周縁部5aにそれぞれ連結されている。
このうち、クロスメンバ20側には、比較的剛性の高い前側座面部32が上方に膨出するように形成されている。
また、周縁部5a側には、比較的高剛性の蓋体座面部33が上方に膨出するように形成されている。
さらに、本実施形態のビード30は、クロスメンバ20およびフロア開口部5の周縁部5aにそれぞれ連結されている。
このうち、クロスメンバ20側には、比較的剛性の高い前側座面部32が上方に膨出するように形成されている。
また、周縁部5a側には、比較的高剛性の蓋体座面部33が上方に膨出するように形成されている。
そして、ビード30は、さらに延設方向の中間部に下向きに凸となるくぼみ部31を有している。図6に示すように、くぼみ部31は、前側座面部32と蓋体座面部33との中間部に一体に連設されている。また、くぼみ部31は、前側座面部32および蓋体座面部33の上面よりも低く、下向きに凸となるように形成されている。
さらに、本実施形態のくぼみ部31は、図2に示すように幅方向寸法が前側座面部32および蓋体座面部33よりも小さくなるように形成されている。
さらに、本実施形態のくぼみ部31は、図2に示すように幅方向寸法が前側座面部32および蓋体座面部33よりも小さくなるように形成されている。
また、本実施形態のフロアパネル2は、補強部材40をさらに備えている。補強部材40は、フロア開口部5の後側の形状に適合するように、金属製の平板部材を平面視略凹字状に形成している。また、補強部材40は、車幅方向寸法W1を、フロア開口部5の車幅方向寸法W2より大きく設定している。
そして、補強部材40は、フロアパネル2の上面部に車両上下方向で重ねて接合される。これにより、補強部材40は、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に固定される。
そして、補強部材40は、フロアパネル2の上面部に車両上下方向で重ねて接合される。これにより、補強部材40は、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に固定される。
次に、本実施形態の車両1の下部構造における作用効果について説明する。図1に示すように車両1は、下側に燃料タンク4が配置されたフロアパネル2と、フロアパネル2のうち、ポンプユニット6の上方位置に開口形成されるフロア開口部5と、フロア開口部5の車幅方向で側方に、車体前後に延び下方へ凹設される凹溝部10と、凹溝部10とフロア開口部5との間に配置されてフロア開口部5の周縁部5aを車両前後方向に補強する高剛性部15とを備える。
かかる構成の車両1の下部構造では、フロア開口部5の周縁部5aの下方への変形を制御してフロア下方に配置された燃料タンク4の主にポンプユニット6への干渉を防止することができる。
すなわち、図4に示すように、車両1の側方から入力した荷重は、サイドシル3からフロアパネル2へほぼ水平に伝達される(矢印a)。フロアパネル2のフロア開口部5の手前には、下向きに凹設された凹溝部10および、高剛性部15が存在する。このため、凹溝部10を基点として、荷重は下方に伝達されて、フロアパネル2を沈むように屈曲させる(矢印b)。
この際、形状を維持しようとする高剛性部15を支点として、フロア開口部5の周縁部5aは、上方へ向けて持上げられる(矢印c)。
したがって、フロアパネル2の下方に燃料タンク4のポンプユニット6が配置されていても、周縁部5aがポンプユニット6に干渉しにくい。
すなわち、図4に示すように、車両1の側方から入力した荷重は、サイドシル3からフロアパネル2へほぼ水平に伝達される(矢印a)。フロアパネル2のフロア開口部5の手前には、下向きに凹設された凹溝部10および、高剛性部15が存在する。このため、凹溝部10を基点として、荷重は下方に伝達されて、フロアパネル2を沈むように屈曲させる(矢印b)。
この際、形状を維持しようとする高剛性部15を支点として、フロア開口部5の周縁部5aは、上方へ向けて持上げられる(矢印c)。
したがって、フロアパネル2の下方に燃料タンク4のポンプユニット6が配置されていても、周縁部5aがポンプユニット6に干渉しにくい。
このように、本実施形態の車両1の下部構造では、フロア開口部5の周縁部5aの変形方向を制御することができる。そして、周縁部5aの変形を制御して、上方へ向けて持上げるように変形させる。これにより、燃料タンク4の上部に配置されたポンプユニット6へ周縁部5aが干渉することを防止できる。
このため、車室8内側からメンテナンスを行う際に、フロア開口部5を介して点検者は直接、フロア開口部5の周縁部5aと車両上下方向でほぼ同じ高さ位置に配置(図3参照)されているポンプユニット6の点検や機器の交換を良好なアクセス性で行える。
このため、車室8内側からメンテナンスを行う際に、フロア開口部5を介して点検者は直接、フロア開口部5の周縁部5aと車両上下方向でほぼ同じ高さ位置に配置(図3参照)されているポンプユニット6の点検や機器の交換を良好なアクセス性で行える。
また、図2に示すように、フロアパネル2に接合された長尺状のパッチ16によって高剛性部15が構成されている。このため、パッチ16の形状や大きさ、または、接合箇所によってより変形の制御を容易に行うことができる。
本実施形態の車両1の下部構造では、パッチ16が長尺平板形状に形成されている。パッチ16は、長手方向に複数の山部と谷部とを交互に繰り返して、谷部に設けられた複数の接合部16a〜16dをフロアパネル2からそれぞれ膨出形成された各接合座面15a〜15cに上下方向で接合している。
このため、フロアパネル2の上面とパッチ16の各山部との間には、所定の大きさの間隙がそれぞれ形成されている。したがって、長尺平板形状のパッチ16であっても間隙を形成しないフロアパネル2との接合の場合と比較して、良好な部材効率で剛性を向上させることができる。
このため、フロアパネル2の上面とパッチ16の各山部との間には、所定の大きさの間隙がそれぞれ形成されている。したがって、長尺平板形状のパッチ16であっても間隙を形成しないフロアパネル2との接合の場合と比較して、良好な部材効率で剛性を向上させることができる。
本実施形態の高剛性部15では、パッチ16をフロアパネル2の上面に接合することにより、コストの上昇を抑制しつつ、凹溝部10とフロア開口部5の周縁部5aとの間の狭い範囲を直線状に補強して剛性を向上させることができる。
このため、さらにフロア開口部5の周縁部5aの変形方向および変形量を容易に制御することができる。
このため、さらにフロア開口部5の周縁部5aの変形方向および変形量を容易に制御することができる。
さらに、図6に示すように、フロア開口部5の後側に設けられるクロスメンバ20と、クロスメンバ20とフロア開口部5の間に延設された、上に凸のビード30とを備えている。ビード30は、延設方向の中間部に、下向きに凸となるくぼみ部31を形成している。本実施形態のフロアパネル2では、ビード30のクロスメンバ20およびフロア開口部5の周縁の中間部に下向きに凸となるくぼみ部31を形成している。
かかる構成の本実施形態の車両1では、図5に示すように車幅方向外側から伝達される荷重によって、起点となるビード30の中心軸の延設方向を尾根としながら水平方向両側から圧縮されて上方に屈曲変形する。
この際、図6に示すようにクロスメンバ20から伝達された荷重によってビード30のくぼみ部31が折曲がり変形の起点となって、くぼみ部31を下方に沈ませるように屈曲させる。このため、くぼみ部31の両側に位置する前側座面部32と、周縁部5a側に設けられた蓋体座面部33は相対的に上方へ盛上がるように変形する。
このため、蓋体座面部33に連結されている周縁部5aは、上方向に変形して所望の制御が可能となる。したがって、周縁部5aがフロア下方に配置された部品へ干渉することがない。
かかる構成の本実施形態の車両1では、図5に示すように車幅方向外側から伝達される荷重によって、起点となるビード30の中心軸の延設方向を尾根としながら水平方向両側から圧縮されて上方に屈曲変形する。
この際、図6に示すようにクロスメンバ20から伝達された荷重によってビード30のくぼみ部31が折曲がり変形の起点となって、くぼみ部31を下方に沈ませるように屈曲させる。このため、くぼみ部31の両側に位置する前側座面部32と、周縁部5a側に設けられた蓋体座面部33は相対的に上方へ盛上がるように変形する。
このため、蓋体座面部33に連結されている周縁部5aは、上方向に変形して所望の制御が可能となる。したがって、周縁部5aがフロア下方に配置された部品へ干渉することがない。
そして、図2に示すように、フロア開口部5の後側に補強部材40が設けられている。
補強部材40は、車幅方向寸法を、フロア開口部5の車幅方向寸法より大きく設定している。また、補強部材40は、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に設けられている。
このように構成された本実施形態の車両1では、フロア開口部5の車幅方向全幅で補強部材40が周縁部5aを補強する。したがって、側方から荷重が加わる際、フロア開口部5の変形を抑制することができる。
補強部材40は、車幅方向寸法を、フロア開口部5の車幅方向寸法より大きく設定している。また、補強部材40は、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に設けられている。
このように構成された本実施形態の車両1では、フロア開口部5の車幅方向全幅で補強部材40が周縁部5aを補強する。したがって、側方から荷重が加わる際、フロア開口部5の変形を抑制することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば以下のようなものである。
本実施形態では、フロアパネル2の下側に部品としての燃料タンク4が配置されている。しかしながら、特にこれに限らず、部品としては、蓄電池、蓄電池モジュールや燃料電池、燃料電池スタック等、あるいは電装部品等、どのような部品であってもよく、フロアパネル2の下側に装着されて、上部にフロア開口部5が開口形成されるものであればよい。
また、高剛性部15は、どのような形状および数量のパッチ16であってもよく、パッチを有していなくてもよい。すなわち、凹溝部10とフロア開口部5との間に配置されてフロア開口部5の周縁部5aを車両前後方向に補強していればよい。
たとえば、フロアパネル2に直接、車幅方向に延びるビード部が形成されているものや、あるいは、数枚の板材を重合させた補強部材等の他の部品によって補強するものであってもよく、パッチ16の数量、形状および材質が特に限定されるものではない。
また、高剛性部15は、どのような形状および数量のパッチ16であってもよく、パッチを有していなくてもよい。すなわち、凹溝部10とフロア開口部5との間に配置されてフロア開口部5の周縁部5aを車両前後方向に補強していればよい。
たとえば、フロアパネル2に直接、車幅方向に延びるビード部が形成されているものや、あるいは、数枚の板材を重合させた補強部材等の他の部品によって補強するものであってもよく、パッチ16の数量、形状および材質が特に限定されるものではない。
さらに、クロスメンバ20は、フロア開口部5の前側または後側のうち少なくとも何れか一方に設けられていればよい。
そして、ビード30の方向は、本実施形態のように車両前後方向に沿う直線から左側方に約斜め45度に傾いて延設されているものに限らず、どのような方向で、クロスメンバ20およびフロア開口部5の周縁部5a間を接続するものであってもよい。
そして、ビード30の方向は、本実施形態のように車両前後方向に沿う直線から左側方に約斜め45度に傾いて延設されているものに限らず、どのような方向で、クロスメンバ20およびフロア開口部5の周縁部5a間を接続するものであってもよい。
また、本実施形態の補強部材40は、図2に示すように、フロア開口部5の後側に補強部材40が設けられている。しかしながら、特にこれ限らず、フロア開口部5の前側に補強部材40が設けられていてもよく、前,後両側に設けられていてもよい。
さらに、補強部材40は、金属製の平板部材をフロア開口部5の周縁部5aの形状に適合するように平面視略凹字状としている。しかしながら、特にこれに限らず、たとえば、棒状部材によって、周縁部5aを補強してもよい。
すなわち、補強部材40は、フロア開口部5より大きく、かつ、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に設けられるものであれば、形状、数量および材質が特に本実施形態によって限定されるものではない。
さらに、補強部材40は、金属製の平板部材をフロア開口部5の周縁部5aの形状に適合するように平面視略凹字状としている。しかしながら、特にこれに限らず、たとえば、棒状部材によって、周縁部5aを補強してもよい。
すなわち、補強部材40は、フロア開口部5より大きく、かつ、フロア開口部5の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に設けられるものであれば、形状、数量および材質が特に本実施形態によって限定されるものではない。
1 車両
2 フロアパネル
4 燃料タンク(部品)
5 フロア開口部
5a 周縁部
6 ポンプユニット(部品)
10 凹溝部
15 高剛性部
2 フロアパネル
4 燃料タンク(部品)
5 フロア開口部
5a 周縁部
6 ポンプユニット(部品)
10 凹溝部
15 高剛性部
Claims (4)
- 下側に部品が配置されたフロアパネルと、
前記フロアパネルのうち、前記部品の上方位置に開口形成されるフロア開口部と、
前記フロア開口部の車幅方向で側方に、車体前後に延び下方へ凹設される凹溝部と、
前記凹溝部と前記フロア開口部との間に配置されて前記フロア開口部の周縁を車両前後方向に補強する高剛性部とを備えることを特徴とする車両下部構造。 - 前記高剛性部は、フロアパネルに接合された長尺状のパッチであることを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
- 前記フロア開口部の前側または後側のうち少なくとも何れか一方に設けられるクロスメンバと、
前記クロスメンバと前記フロア開口部の間に延設された上に凸のビードとをさらに備え、
前記ビードには、延設方向の中間部に下向きに凸となるくぼみ部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両下部構造。 - 前記フロア開口部の前側または後側のうち少なくとも何れか一方に設けられた補強部材をさらに備え、
前記補強部材は、車幅方向寸法を、前記フロア開口部の車幅方向寸法より大きく設定するとともに、前記補強部材は、前記フロア開口部の車幅方向全幅で車両前後方向に重複する位置に設けられることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の車両下部構造。
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