JP6922712B2 - 医薬用途 - Google Patents
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Description
物が使用されることが記載されている。
R1aは、CN、NO2、またはCON(R5a)2などであり;
Waは、O、N、およびSから選択された0〜2個のヘテロ原子を含む3〜6員結合基を表し、前記結合基は場合によってCO、S(O)na、C=C、またはアセチレン基を含んでおり;
Ar2aは、場合によってはR3aで置換された、アリールまたはヘテロアリール基であり;
R3aは、ハロゲン、またはCNなどであり;
Xaは、Waの結合部位に対してAr2aのオルトに結合したリンカーであり;
Qaは、COOHなどである。(基の定義を一部抜粋した。))である。
Abは、(i)単結合、(ii)C1〜6アルキレン、(iii)C2〜6アルケニレン、または(iv)C2〜6アルキニレンなどを表し;
Bb環は、C3〜12の単環あるいは二環の炭素環、または3〜12員の単環あるいは二環の複素環を表し;
R2bは、ニトロ、またはシアノなどを表し;
Qbは、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、1〜3個のハロゲン原子によって置換されているC1〜6アルキル、シアノ、またはニトロなどを表し;
Dbは、炭素原子、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ばれる原子1または2員からなる連結鎖であり、その鎖中に二重結合または三重結合を含んでいてもよく、また連結鎖は1〜4個のR40bで置換されていてもよく;
R40bは、オキソまたはハロゲンなどを表し;
R3bは、(1)C1〜6アルキル、または(2)1〜5個のR42bで置換されているかあるいは無置換のC3〜15の単環、二環あるいは三環の炭素環、または3〜15員の単環、二環あるいは三環の複素環を表し;
R42bは、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、ハロゲン、シアノ、−NR46b
COR47b、またはCyc10bを表す。(基の定義を一部抜粋した。))である。
Acは、1原子または2原子部分であって、−Wc−または−C(O)−などからなる群から選択され、Wcは、O、S(O)nc、またはNR17cであり;
Xcは、O、S(O)nc、およびN(O)mcから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜10員の単環式または二環式のアリールまたはヘテロアリール基を表し、
Ycは、O、S(O)nc、NR17c、または結合などを表し;
Bcは、−(C(R18c)2)pc−Yc−(C(R18c)2)qc−であり;
pcおよびqcは独立に0〜3であり;
ZcはOHなどであり;
R1c、R2c、およびR3cは独立に、ハロゲン、−CO2R9c、または−CON(R6c)2などを表す。(基の定義を一部抜粋した。))である。
〔1〕 一般式(I)
R1はCOOR8、テトラゾール、SO3H、SO2NH2、SO2NHR8−1、CONHSO2R8−1、SO2NHCOR8−1、またはヒドロキサム酸を表し、
R8は水素原子、C1−4アルキル、またはベンジルを表し、
R8−1は、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C3−10炭素環、または3−10員複素環を表し、各々の該C3−10炭素環および3−10員複素環は、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、−O(C1−4ハロアルキル)、C1−4アルキルチオ、−S(C1−4ハロアルキル)、ハロゲン、またはニトリル(「−CN」を示す;以下同じ)で置換されていてもよく、
L1は、C1−5アルキレン、C2−5アルケニレン、またはC2−5アルキニレンを表し、
R2は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルチオ、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、−O(C1−4ハロアルキル)、−S(C1−4ハロアルキル)、−C(O)(C1−4アルキル)、−SO2(C1−4アルキル)、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)2、−NHC(O)(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)C(O)(C1−4アルキル)、−NHSO2(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)SO2(C1−4アルキル)、−SO2NH(C1−4アルキル)、−SO2N(C1−4アルキル)2、−NR17R
17、ニトロ、ニトリル、水酸基、アルデヒド(ホルミルを示す;以下同じ)、またはカルボキシルを表し、各々の該C1−4アルキルはハロゲンで置換されていてもよく、
該R2における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
X1はCR6または窒素原子を表し、R6は水素原子またはR2を表し、
X2はCR7または窒素原子を表し、R7は、水素原子、R2、または−L3−R9を表し、L3は、メチレン、酸素原子、または酸化されていてもよい硫黄原子を表し、R9は、ハロゲン、C1−4アルキル、およびC1−4ハロアルキルからなる群より選択される置換基で置換されていてもよい4−10員複素環を表し、
L2は、−CH2CH2−、−CH=CH−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2S−、−SCH2−、−CH2S(O)−、−S(O)CH2−、−CH2SO2−、−SO2CH2−、−CH2NH−、−NHCH2−、−NHCO−、−CONH−、−NHSO2−、または−SO2NH−を表し、
R3はC1−4アルキルまたはハロゲンを表し、
R4は、ハロゲン、C1−4アルキル、またはC1−4ハロアルキルを表し、
X3は、メチレン、酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子、またはNR10を表し、R10は、C1−4アルキル、−C(O)(C1−4アルキル)、−C(O)O(C1−4アルキル)、または−SO2(C1−4アルキル)を表し、各々の該C1−4アルキルはハロゲンで置換されていてもよく、
ringはベンゼン環または5−6員単環式芳香族複素環を表し、
R5は、(1)ハロゲン、(2)C1−4アルキル、(3)カルボキシル、(4)ニトリル、(5)−CONHR11、(6)−C(O)R12、(7)−OR14、(8)−S(O)tR15、(9)−CH2R16、(10)−NR17R17、(11)−NHCOR11、(12)C4−10炭素環、または(13)4−10員複素環を表し、該C4−10炭素環または4−10員複素環は1〜3個のR18で置換されていてもよく、該R18が複数である場合、R18はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R11は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、または4−6員複素環を表し、R11は1〜3個のR13で置換されていてもよく、該R13が複数である場合、R13はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R13は、ハロゲン、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−4アルコキシ、水酸基、−NR20R21、ベンゼン、または4−6員複素環を表し、
R20およびR21は、それぞれ独立して、水素原子またはC1−4アルキルを表し、
R12は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、または4−6員複素環を表し、該C3−6シクロアルキル、ベンゼン、または4−6員複素環は、それぞれ独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
R14は、水素原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、またはベンジルを表し、該C1−6アルキルは1〜3個のR19で置換されていてもよく、該R19が複数である場合、R19はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R19は、C1−4アルコキシ、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)2、またはC1−4アルキルおよびC1−4ハロアルキルからなる群より選択される置換基で置換されていてもよい5−6員単環式芳香族複素環を表し、
該R19における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
R15は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、またはベンジルを表
し、
R16は水酸基またはC1−4アルコキシを表し、
R17は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル、またはC3−6シクロアルキルを表し、
R18は、ハロゲン、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−4アルコキシ、オキソ、ニトリル、水酸基、ヒドロキシメチル、1−メチル−1−ヒドロキシエチル、(C1−4アルキル)SO2−、4−6員複素環、(C1−4アルキル)NH−、または(C1−4アルキル)2N−を表し、
該R18における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
mは1〜4の整数を表し、nは0〜4の整数を表し、pは0〜2の整数を表し、qは0〜6の整数を表し、rは0〜6の整数を表し、sは0〜4の整数を表し、tは0〜2の整数を表し、
ただし、p、q、r、およびsがそれぞれ2以上の整数を表す場合、R2、R3、R4、およびR5は、それぞれ独立して、同一でも異なっていてもよい。)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有する医薬組成物、
〔2〕 一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグが、一般式(I−1)
〔3〕 少なくとも一つのR5が−CONHR11である、前記〔1〕または〔2〕記載の医薬組成物、
〔4〕 L2が−NHCO−または−CONH−である、前記〔1〕から〔3〕のいずれか一つに記載の医薬組成物、
〔5〕 一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグが、一般式(I−2)
〔6〕
(1) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(2) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(3) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(4) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メチル−2−プロパニル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(5) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−{[(2S)−1−メトキシ−2−プロパニル]カルバモイル}−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(6) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(7) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(8) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(イソプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(9) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロペンチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(10) 4−{2−[({(2’R,4S)−6−[(2S)−2−ブタニルカルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]−4−シアノフェニル}ブタン酸、
(11) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1
’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(12) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(13) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−ピリジニルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(14) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリダジニルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(15) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロブチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(16) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−{[1−(2−メチル−2−プロパニル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルバモイル}−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(17) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(18) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(プロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(19) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−エトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(20) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(エチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(21) 4−[4−シアノ−2−({[(1R,2R)−6’−(メチルカルバモイル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(22) 4−{4−シアノ−2−[({(1R,2R)−6’−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(23) 4−{4−シアノ−2−[({(1R,2R)−6’−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバモイル]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(24) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−フルオロ−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(25) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−フルオロ−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(26) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−フルオロ−6−(イソプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(27) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(28) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(29) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(30) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−メトキシ−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(31) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,3S)−5−(メチルカルバモイル)−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(32) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,3S)−5−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(33) 4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−6’−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−3’,3’−ジメチル−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、もしくは
(34) 4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−3’,3’−ジメチル−6’−(メチルカルバモイル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有する前記〔1〕記載の医薬組成物、
〔7〕 少なくとも一つのR5が1〜3個のR18で置換されていてもよい、C4−10炭素環または4−10員複素環であって、該R18が複数である場合、R18はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよい前記〔1〕または〔2〕記載の医薬組成物、
〔8〕 L2が−NHCO−または−CONH−である、前記〔7〕記載の医薬組成物、〔9〕 一般式(I)で示されるで化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグが、一般式(I−3)
〔10〕
(1) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(2) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(3) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(4) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(5) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1H−ピラゾール−1−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(6) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1H−ピラゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(7) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(4−ピリダジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(8) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−オキソ−1−ピロリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(9) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(10) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(1H−ピラゾール−1−イル)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(11) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(ジメチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(12) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(6−メチル−3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(13) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(メチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(14) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(15) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1,3−チアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(16) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(17) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’
−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(18) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリダジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(19)4−[4−シアノ−2−({[(2’R,3S)−5−(3−ピリジニル)−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、もしくは
(20)4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−3’,3’−ジメチル−6’−(3−ピリジニル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有する前記〔1〕記載の医薬組成物、
〔11〕 EP4受容体拮抗剤である前記〔1〕記載の医薬組成物、
〔12〕 前記〔1〕記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有し、さらに薬学的に許容される担体を含有してなる、EP4受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤、〔13〕 EP4受容体の活性化に起因する疾患が、骨疾患、がん、全身性肉芽腫、免疫疾患、歯槽膿漏、歯肉炎、歯周病、川崎病、多臓器不全、慢性頭痛、疼痛、血管炎、静脈不全、静脈瘤、動脈瘤、大動脈瘤、痔瘻、尿崩症、新生児動脈管開存症、または胆石症である前記〔12〕記載の剤、
〔14〕 がんが、乳がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、頭頸部がん、悪性リンパ腫、ぶどう膜悪性黒色腫、胸腺腫、中皮腫、食道がん、胃がん、十二指腸がん、肝細胞がん、胆管がん、胆のうがん、膵臓がん、腎細胞がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、陰茎がん、精巣がん、子宮がん、膣がん、外陰がん、皮膚がん、悪性骨腫瘍、軟部肉腫、軟骨肉腫、白血病、骨髄異形成症候群、または多発性骨髄腫である前記〔13〕記載の剤、
〔15〕 前記〔1〕記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグと、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗癌性抗生物質、植物性製剤、ホルモン剤、白金化合物、トポイソメラーゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤、抗CD20抗体、抗HER2抗体、抗EGFR抗体、抗VEGF抗体、プロテアソーム阻害剤、HDAC阻害剤、および免疫調整薬からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬、
〔16〕 前記〔1〕記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグと、HMG−CoA還元酵素阻害剤、降圧剤、およびテトラサイクリン系抗生物質からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬、または
〔17〕 前記〔1〕記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグと、N型カルシウムチャネル阻害剤、一酸化窒素合成酵素(NOS)阻害剤、およびカンナビノイド−2受容体刺激剤からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬に関する。
,3−トリフルオロプロピル、1,1,2,2−テトラフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、4−フルオロブチル、4−クロロブチル、3−フルオロブチル、3−クロロブチル、2−フルオロブチル、2−クロロブチル、1−フルオロブチル、1−クロロブチル、3,3−ジフルオロブチル、2,3−ジフルオロブチル、1,3−ジフルオロブチル、1,2−ジフルオロブチル、2,2−ジフルオロブチル、1,1−ジフルオロブチル、3,3,3−トリフルオロブチル、2,3,3−トリフルオロブチル、1,3,3−トリフルオロブチル、1,2,2−トリフルオロブチル、1,1,2−トリフルオロブチル、1,1,3−トリフルオロブチル、1,1,2,2−テトラフルオロブチル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロブチルなどである。
フラン、ジヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、パーヒドロイソベンゾチオフェン、ジヒドロインダゾール、パーヒドロインダゾール、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、パーヒドロキノリン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、パーヒドロイソキノリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロフタラジン、パーヒドロフタラジン、ジヒドロナフチリジン、テトラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、ジヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒドロキナゾリン、テトラヒドロキナゾリン、パーヒドロキナゾリン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、パーヒドロシンノリン、ベンゾオキサチアン、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアジン、ピラジノモルホリン、ジヒドロベンゾオキサゾール、パーヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、パーヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、パーヒドロベンゾイミダゾール、ジオキソラン、ジオキサン、ジオキサインダン、ベンゾジオキサン、チオクロマン、ジヒドロベンゾジオキシン、ジヒドロベンゾオキサチイン、クロマン、ピラゾロピリミジン、イミダゾピリダジン、イミダゾピリジン、イミダゾピリミジン、ピロロピリジン、ピロロピリミジン、ピロロピリダジン、イミダゾピラジン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピリミジン、トリアゾロピリジン、およびジヒドロピリドオキサジン環などである。
、イミダゾール、トリアゾール、ピロロピリジン、ピロロピリミジン、ピロロピリダジン、イミダゾピリダジン、イミダゾピリジン、イミダゾピリミジン、イミダゾピラジン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピリミジンなど)である。
、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、またはチアジアゾール環である。該4−6員複素環はC1−4アルコキシで置換されていてもよい。
れる化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグであり、さらになお好ましくは一般式(I−e)
。)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、その溶媒和物、またはそれらのプロドラッグであり、なお好ましくは一般式(I−h)
一般式(I)で示される化合物は、公知の方法で塩に変換される。
一般式(I)で示される化合物のプロドラッグとは、生体内において酵素や胃酸などによる反応により一般式(I)で示される化合物に変換される化合物をいう。一般式(I)で示される化合物のプロドラッグとしては、例えば、一般式(I)で示される化合物がアミノ基を有する場合、該アミノ基がアシル化、アルキル化、リン酸化された化合物(例えば、一般式(I)で示される化合物のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、アセトキシメチル化、tert−ブチル化された化合物など);一般式(I)で示される化合物が水酸基を有する場合、該水酸基がアシル化、アルキル化、リン酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、一般式(I)で示される化合物の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物など)が挙げられ;一般式(I)で示される化合物がカルボキシ基を有する場合、該カルボキシ基がエステル化、アミド化された化合物(例えば、一般式(I)で示される化合物のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、1−{(エトキシカルボニル)オキシ}エチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、1−{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチルエステル化、メチルアミド化された化合物など)などが挙げられる。これらの化合物はそれ自体公知の方法によって製造することができる。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは水和物および非水和物のいずれであってもよい。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは、廣川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻「分子設計」163〜198頁に記載されているような生理的条件で、一般式(I)で示される化合物に変化するものであってもよい。
一般式(I)で示される化合物は、公知の方法、例えば以下に示す方法、これらに準ずる方法または実施例に示す方法に従って製造することができる。なお、以下の各製造方法において、原料化合物は塩として用いてよい。このような塩としては、一般式(I)で示される化合物の薬学的に許容される塩として記載されたものが用いられる。
または
すなわち、一般式(IVa)で示される化合物は、一般式(IIa)で示される化合物および一般式(IIIa)で示される化合物をアミド化反応に付すことで製造することができる。また、一般式(IVb)で示される化合物は、一般式(IIb)で示される化合物および一般式(IIIb)で示される化合物をアミド化反応に付すことで製造することができる。
(1)酸ハライドを用いる方法、
(2)混合酸無水物を用いる方法、
(3)縮合剤を用いる方法などが挙げられる。
(1)酸ハライドを用いる方法は、例えば、カルボン酸を有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなど)中または無溶媒で、酸ハライド化剤(オキザリルクロライド、チオニルクロライドなど)と約−20℃〜還流温度で反応させ、得られた酸ハライドを塩基(ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、アミンと有機溶媒(クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなど)中、約0〜40℃の温度で反応させることにより行なわれる。また、得られた酸ハライドを
有機溶媒(ジオキサン、テトラヒドロフランなど)中、アルカリ水溶液(重曹水または水酸化ナトリウム溶液など)を用いて、アミンと約0〜40℃で反応させることにより行なうこともできる。
ロキシベンズトリアゾール(HOBt)を用いるか用いないで、約0℃〜還流で反応させることにより行なわれる。
または
すなわち、一般式(IVc)で示される化合物は、一般式(IIc)で示される化合物および一般式(IIIc)で示される化合物をスルホンアミド化反応に付すことで製造することができる。また、一般式(IVd)で示される化合物は、一般式(IId)で示される化合物および一般式(IIId)で示される化合物をスルホンアミド化反応に付すことで製造することができる。
または
すなわち、一般式(IVe)で示される化合物は、一般式(IIe)で示される化合物および一般式(IIIe)で示される化合物を還元的アミノ化反応に付すことで製造することができる。また、一般式(IVf)で示される化合物は、一般式(IIf)で示される化合物および一般式(IIIf)で示される化合物を還元的アミノ化反応に付すことで製造することができる。
または
すなわち、一般式(IVg)で示される化合物は、一般式(IIg)で示される化合物および一般式(IIIg)で示される化合物をエーテル化反応に付すことで製造することができる。また、一般式(IVh)で示される化合物は、一般式(IIh)で示される化合物および一般式(IIIh)で示される化合物をエーテル化反応に付すことで製造することができる。
または
すなわち、一般式(IVj)で示される化合物は、一般式(IIj)で示される化合物および一般式(IIIj)で示される化合物をチオエーテル化反応に付すことで製造することができる。また、一般式(IVk)で示される化合物は、一般式(IIk)で示される化合物および一般式(IIIk)で示される化合物をチオエーテル化反応に付すことで製造することができる。
、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、酢酸、N,N−ジメチルホルムアミドなど)中、水中またはこれらの混合溶媒中で、過剰の酸化剤(過酸化水素、過ヨウ素酸ナトリウム、亜硝酸アシル、過ホウ酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、過酸(3−クロロ過安息香酸、過酢酸等)、オキソン(商品名;ポタシウムパーオキシモノスルフェート)、過マンガン酸カリウム、クロム酸、ジメチルジオキソランなど)の存在下、約20〜60℃の温度で反応させることにより行なわれる。
すなわち、一般式(IVm)で示される化合物は、一般式(IIIm)で示された化合物をビニル化反応に付すことで製造された一般式(Vm)で示された化合物および一般式(IIm)で示された化合物をHeck化反応に付すことで製造することができる。
ニルホスフィン)ニッケル(II)など)、コバルト触媒(例えば、塩化コバルトなど)
、銅触媒(例えば、塩化銅など)亜鉛触媒(例えば、亜鉛など)、またはこれらの触媒を
適宜混合した触媒など)存在下、さらにリン試薬(例えば、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(dppp)、Ph2P−(CH2)6−PPh2など)存在下または非存在下、約0℃〜120℃の温度で反応させることにより行なわれる。
すなわち、一般式(IIIaa)で示される化合物は、一般式(Vaa)で示された化合物をビニル化反応に付すことで製造された一般式(VIaa)で示された化合物を環化反応、次いで加水分解反応に付すことで製造することができる。
ウム、n−ブチルリチウム、tert−ブトキシカリウム、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エントリエチルアミン(DBU)など)存在下、約0℃〜120℃の温度で反応させることにより行なわれる。
て製造することができる。
& Sons Inc, 1999)」に記載された方法を用いて製造することができる。
parations 2nd Edition(Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999)」に記載
された方法を用いて、還元反応に付すことで製造することができる。
された方法を用いて、カルボン酸を還元して1級アルコール誘導体とした後、該アルコール誘導体をハロゲン誘導体、トシラート誘導体、またはメシラート誘導体に変換することで製造することができる。
−4492ページ、1987年」に記載された方法を用いて製造することができる。
−4492ページ、1987年」に記載された方法を用いて、2級アルコール誘導体とした後、該アルコール誘導体をチオール誘導体に変換することで製造することができる。
Sons Inc, 1999)」に記載された方法を用いることにより容易に製造することができる
。
載された方法を用いることにより容易に製造することができる。
Wiley & Sons Inc, 1999)」に記載された保護基で保護された化合物を用いて、上記の
反応工程式(Ia)もしくは(Ib)に記載されたアミド化反応、上記の反応工程式(Ic)もしくは(Id)に記載されたスルホンアミド化反応、上記の反応工程式(Ie)も
しくは(If)に記載された還元的アミノ化反応、上記の反応工程式(Ig)もしくは(Ih)に記載されたエーテル化反応、上記の反応工程式(Ij)もしくは(Ik)に記載されたチオエーテル化反応、または上記の反応工程式(Im)に記載されたHeck反応までの反応を行った後または適切な反応工程の後、公知の脱保護反応、あるいは、例えば、「Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations 2nd Edition(Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999)」に記載された
脱保護反応を行って製造することができる。
本発明に用いられる化合物の毒性は低いものであるため、医薬品の有効成分として安全に使用することができる。
本発明の課題は、EP4受容体に対して強力な拮抗活性を有し、良好な薬物動態を示す化合物を含有する医薬組成物およびEP4受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤を提供することにある。
は治療剤の有効成分として有用である。
1)その化合物の予防および/または治療効果の補完および/または増強、
2)その化合物の動態・吸収改善、投与量の低減、および/または
3)その化合物の副作用の軽減のために他の薬剤と組み合わせて、併用剤として投与してもよい。
ジピン、塩酸ロメリジン、塩酸エホニジピンなどが挙げられる。
ゾール水和物、アビラテロン、フルベストラント、およびアミノグルテチミドなどが挙げられる。
経口投与用製剤には、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、経口液剤、シロップ剤、経口ゼリー剤などが含まれる。また、経口投与用製剤には、製剤からの有効成分の放出性を特に調節していない速崩性製剤と、固有の製剤設計および製法により放出性を目的にあわせて調節した、例えば、腸溶性製剤や徐放性製剤などの放出調節製剤がある。腸溶性製剤は、有効成分の胃内での分解を防ぐ、または有効成分の胃に対する刺激作用を低減させるなどの目的で、有効成分を胃内で放出せず、主として小腸内で放出するよう設計された製剤をいい、通常、酸不溶性の腸溶性基剤を用いて被膜を施すことにより製造することができる。徐放性製剤は、投与回数の減少または副作用の低減を図るなどの目的で、製剤からの有効成分の放出速度、放出時間、放出部位を調節した製剤をいい、通常、適切な徐放化剤を用いることにより製造することができる。経口投与用製剤のうち、カプセル剤、顆粒剤、錠剤などでは、服用を容易にする、または有効成分の分解を防ぐなどの目的で、糖類または糖アルコール類、高分子化合物など適切なコーティング剤で剤皮を施すこともできる。
錠剤は、経口的に投与される一定の形状を有する固形の製剤であり、素錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、多層錠、有核錠などの一般的に錠剤と称されるもののほか、口腔内速崩錠、チュアブル錠、発泡錠、分散錠、溶解錠などが含まれる。素錠を製造する際には、通常、下記の(a)、(b)、または(c)の手法:
(a)有効成分に賦形剤、結合剤、崩壊剤などの添加剤を加えて混和して均質とし、水または結合剤を含む溶液を用いて適切な方法で粒状とした後、滑沢剤などを加えて混和し、圧縮成形する;
(b)有効成分に賦形剤、結合剤、崩壊剤などの添加剤を加えて混和して均質としたものを、直接圧縮成形するか、または予め添加剤で製した顆粒に有効成分および滑沢剤などを加えて混和して均質とした後、圧縮成形する;
(c)有効成分に賦形剤、結合剤などの添加剤を加えて混和して均質とし、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで成形した後、適切な方法で乾燥する;
が用いられる。フィルムコーティング錠は、通常、素錠に高分子化合物などの適切なコー
ティング剤で薄く剤皮を施すことにより製造することができる。糖衣錠は、通常、素錠に糖類または糖アルコールを含むコーティング剤で剤皮を施すことにより製造することができる。多層錠は、適切な方法により、組成の異なる粉粒体を層状に積み重ね、圧縮成形することにより製造することができる。有核錠は、内核錠を組成の異なる外層で覆うことにより製造することができる。また、錠剤は、公知の適切な手法を用いて腸溶錠または徐放錠とすることもできる。口腔内速崩錠、チュアブル錠、発泡錠、分散錠、および溶解錠は、添加剤の適切な選択により錠剤に独特の機能を付与したものであり、前記錠剤の製造手法に準じて製造することができる。なお、口腔内速崩錠とは、口腔内で速やかに溶解または崩壊させて服用できる錠剤を;チュアブル錠とは、咀嚼して服用する錠剤を;発泡錠とは、水中で急速に発泡しながら溶解または分散する錠剤を;分散錠とは、水に分散して服用する錠剤を;溶解錠とは、水に溶解して服用する錠剤をいう。発泡錠は、適切な酸性物質、炭酸塩、炭酸水素塩などを添加剤に用いることにより製造することができる。
カプセル剤は、カプセルに充填またはカプセル基剤で被包成形した製剤であり、硬カプセル剤、軟カプセル剤などが含まれる。硬カプセル剤は、有効成分に賦形剤などの添加剤を加えて混和して均質としたもの、または適切な方法で粒状もしくは成形物としたものを、カプセルにそのまま、または軽く成形して充填することにより製造することができる。軟カプセル剤は、有効成分に添加剤を加えたものを、グリセリン、D−ソルビトールなどを加えて塑性を増したゼラチンなどの適切なカプセル基剤で、一定の形状に被包成形することにより製造することができる。カプセル剤は、公知の適切な手法を用いて腸溶性カプセル剤または徐放性カプセル剤とすることもでき、また、カプセル基剤に着色剤または保存剤などを加えることもできる。
顆粒剤は、粒状に造粒した製剤であり、一般的に顆粒剤と称されるもののほか、発泡性顆粒剤なども含まれる。顆粒剤を製造する際には、通常、下記の(a)、(b)、または(c)の手法:
(a)粉末状の有効成分に賦形剤、結合剤、崩壊剤、またはその他の添加剤を加えて混和して均質にした後、適切な方法により粒状とする;
(b)予め粒状に製した有効成分に賦形剤などの添加剤を加えて混和し、均質とする;
(c)予め粒状に製した有効成分に賦形剤などの添加剤を加えて混和し、適切な方法により粒状とする;
が用いられる。顆粒剤には、必要に応じて剤皮を施すこともでき、また、公知の適切な手法を用いて腸溶性顆粒剤または徐放性顆粒剤とすることもできる。発泡顆粒剤は、適切な酸性物質、炭酸塩、炭酸水素塩などを添加剤に用いることにより製造することができる。なお、発泡顆粒剤とは、水中で急速に発泡しながら溶解または分散する顆粒剤をいう。顆粒剤は、粒子の大きさを調節することにより、細粒剤とすることもできる。
散剤は、粉末状の製剤であり、通常、有効成分に賦形剤またはその他の添加剤を加えて混和し、均質とすることにより製造することができる。
経口液剤は、液状または流動性のある粘稠なゲル状の製剤であり、一般的に経口液剤と称されるもののほか、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、リモナーデ剤などが含まれる。経口液剤は、通常、有効成分に添加剤および精製水を加え、混和して均質に溶解、または乳化もしくは懸濁し、必要に応じて濾過することにより製造することができる。エリキシル剤とは、甘味および芳香のあるエタノールを含む澄明な液状の経口液剤をいい、通常、固形の有効成分またはその浸出液に、エタノール、精製水、着香剤、および白糖、その他の糖
類、または甘味剤を加えて溶かし、濾過またはその他の方法によって澄明な液とすることにより製造することができる。懸濁剤とは、有効成分を微細均質に懸濁した経口液剤をいい、通常、固形の有効成分に懸濁化剤またはその他の添加剤と精製水または油を加え、適切な方法で懸濁し、全体を均質とすることにより製造することができる。乳剤とは、有効成分を微細均質に乳化した経口液剤をいい、通常、液状の有効成分に乳化剤と精製水を加え、適切な方法で乳化し、全体を均質とすることにより製造することができる。なお、リモナーデ剤とは、甘味および酸味のある澄明な液状の経口液剤をいう。
シロップ剤は、糖類または甘味剤を含む粘稠性のある液状または固形の製剤であり、シロップ用剤などが含まれる。シロップ剤は、通常、白糖、その他の糖類、もしくは甘味剤の溶液、または単シロップに有効成分を加えて溶解、混和、懸濁、または乳化し、必要に応じて混液を煮沸した後、熱時濾過することにより製造することができる。シロップ用剤とは、水を加えるとシロップ剤となる顆粒状または粉末状の製剤をいい、ドライシロップ剤とも称されることがある。シロップ用剤は、通常、糖類または甘味剤を添加剤として用いて、前記顆粒剤または散剤の製造手法に準じて製造することができる。
経口ゼリー剤は、流動性のない成形したゲル状の製剤であり、通常、有効成分に添加剤および高分子ゲル基剤を加えて混和し、適切な方法でゲル化させ一定の形状に成形することにより製造することができる。
(1)口腔用錠剤
口腔用錠剤は、口腔内に適用する一定の形状の固形の製剤であり、トローチ剤、舌下錠、バッカル錠、付着錠、ガム剤などが含まれる。口腔用錠剤は、通常、前記錠剤の製造手法に準じて製造することができる。なお、トローチ剤とは、口腔内で徐々に溶解または崩壊させ、口腔、咽頭などの局所に適用する口腔用錠剤を;舌下錠とは、有効成分を舌下で速やかに溶解させ、口腔粘膜から吸収させる口腔用錠剤を;バッカル錠とは、有効成分を臼歯と頬の間で徐々に溶解させ、口腔粘膜から吸収させる口腔用錠剤を;付着錠とは、口腔粘膜に付着させて用いる口腔用錠剤を;ガム剤とは、咀嚼により有効成分を放出する口腔用錠剤をいう。
口腔用スプレー剤は、有効成分を霧状、粉末状、泡沫状、またはペースト状などとして噴霧する製剤であり、通常、溶剤などに有効成分および添加剤を溶解または懸濁させ、必要に応じて濾過した後、液化ガスまたは圧縮ガスと共に容器に充填するか、あるいは、有効成分および添加剤を用いて溶液または懸濁液を調製し、容器に充填後、スプレー用ポンプを装着することにより製造することができる。
口腔用半固形剤は、口腔粘膜に適用する製剤であり、クリーム剤、ゲル剤、軟膏剤などが含まれる。口腔用半固形剤は、通常、有効成分を添加剤と共に精製水およびワセリンなどの油性成分で乳化するか、または高分子ゲルもしくは油脂を基剤として有効成分および添加剤と共に混和して均質とすることにより製造することができる。クリーム剤とは、水中油型または油中水型に乳化した半固形の製剤をいい、油中水型に乳化した親油性の製剤については油性クリーム剤とも呼ばれることがある。クリーム剤は、通常、ワセリン、高級アルコールなどをそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて油相とし、別に、精製水をそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて水相とし、そのいずれかの相に有効成分を加えて、それぞれ加温し、油相および水相をあわせて全体が均質になるまでかき混ぜ
て乳化することにより製造することができる。ゲル剤とは、ゲル状の製剤をいい、水性ゲル剤、油性ゲル剤などが含まれる。水性ゲル剤は、有効成分に高分子化合物、その他の添加剤および精製水を加えて溶解または懸濁させ、加温および冷却、またはゲル化剤を加えて架橋させることにより製造することができる。油性ゲル剤は、有効成分にグリコール類、高級アルコールなどの液状の油性基剤およびその他の添加剤を加えて混和することにより製造することができる。軟膏剤とは、有効成分を基剤に溶解または分散させた半固形の製剤をいい、油脂性軟膏剤、水溶性軟膏剤などが含まれる。油脂性軟膏剤は、通常、油脂類、ろう類、パラフィンなどの炭化水素類などの油脂性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、混和して溶解または分散させ、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。水溶性軟膏剤は、通常、マクロゴールなどの水溶性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。
含嗽剤は、口腔、咽頭などの局所に適用する液状の製剤であり、用時溶解して用いる固形の製剤なども含まれる。含嗽剤は、通常、有効成分に溶剤および添加剤を加えて混和して均質に溶解し、必要に応じて濾過することにより製造することができる。用時溶解して用いる固形の製剤の場合は、通常、前記錠剤または顆粒剤などの製造手法に準じて製造することができる。
(1)注射剤
注射剤は、皮下、筋肉内、または血管などの体内組織や器官に直接投与する、溶液、懸濁液、もしくは乳濁液、または用時溶解もしくは用時懸濁して用いる固形の無菌製剤であり、一般的に注射剤と称されるもののほか、凍結乾燥注射剤、粉末注射剤、充填済みシリンジ剤、カートリッジ剤、輸液剤、埋め込み注射剤、および持続性注射剤などが含まれる。注射剤を製造する際には、通常、下記の(a)または(b)の手法:
(a)有効成分をそのまま、または有効成分に添加剤を加えたものを注射用水、他の水性溶剤、または非水性溶剤などに溶解、懸濁、もしくは乳化して均質としたものを注射剤用の容器に充填して密封し、滅菌する;
(b)有効成分をそのまま、または有効成分に添加剤を加えたものを注射用水、他の水性溶剤、または非水性溶剤などに溶解、懸濁、もしくは乳化して均質としたものを無菌濾過するか、無菌的に調製して均質としたものを注射剤用の容器に充填して密封する;
が用いられる。凍結乾燥注射剤は、通常、有効成分をそのまま、または有効成分および賦形剤などの添加剤を注射用水に溶解し、無菌濾過し、注射剤用の容器に充填した後に凍結乾燥するか、または専用容器で凍結乾燥した後に直接の容器に充填することにより製造することができる。粉末注射剤は、通常、無菌濾過により処理した後、晶析により得た粉末またはその粉末に滅菌処理した添加剤を加えて注射剤用の容器に充填することにより製造することができる。充填済みシリンジ剤は、通常、有効成分をそのまま、または有効成分および添加剤を用いて溶液、懸濁液、または乳濁液を調製して注射筒に充填することにより製造することができる。カートリッジ剤とは、薬液が充填されたカートリッジを専用の注射器に入れて用いる注射剤をいい、薬液が充填されたカートリッジは、通常、有効成分をそのまま、または有効成分および添加剤を用いて溶液、懸濁液、または乳濁液を調製してカートリッジに充填することにより製造することができる。輸液剤とは、静脈内に投与される通常100mL以上の注射剤をいう。埋め込み注射剤とは、長期にわたる有効成分の放出を目的として、皮下、筋肉内などに埋め込み用の器具を用いて、または手術により適用する固形またはゲル状の注射をいう。埋め込み注射剤は、通常、生分解性高分子化合物を用い、ペレット、マイクロスフェア、またはゲル状にすることにより製造することができる。持続性注射剤とは、長期にわたる有効成分の放出を目的として、筋肉内などに適用する注射剤をいい、通常、有効成分を植物油などに溶解もしくは懸濁するか、または生
分解性高分子化合物を用いたマイクロスフェアの懸濁液とすることにより製造することができる。
(1)透析用剤
透析用剤は、腹膜透析または血液透析に用いる液状もしくは用時溶解する固形の製剤であり、腹膜透析用剤、血液透析用剤が含まれる。腹膜透析用剤とは、腹膜透析に用いる無菌の透析用剤をいい、通常、有効成分に添加剤を加え、溶剤に溶解して一定容量としたもの、または有効成分に添加剤を加えたものを容器に充填し、密封し、必要に応じて滅菌処理を施すことにより製造することができる。用時溶解する固形の製剤の場合は、通常、前記錠剤または顆粒剤などの製造手法に準じて製造することができる。血液透析用剤とは、血液透析に用いる透析用剤をいい、通常、有効成分に添加剤を加え、溶剤に溶解して一定容量としたもの、または有効成分に添加剤を加えたものを容器に充填することにより製造することができる。用時溶解する固形の製剤の場合は、通常、前記錠剤または顆粒剤などの製造手法に準じて製造することができる。
(1)吸入剤
吸入剤は、有効成分をエアゾールとして吸入し、気管支または肺に適用する製剤であり、粉末吸入剤、吸入液剤、吸入エアゾール剤などが含まれる。粉末吸入剤とは、吸入量が一定となるように調製された、固体粒子のエアゾールとして吸入する製剤をいい、通常、有効成分を微細な粒子とし、必要に応じて乳糖などの添加剤と混和して均質とすることにより製造することができる。吸入液剤とは、ネブライザなどにより適用する液状の吸入剤をいい、通常、有効成分に溶剤および適切な等張化剤、pH調節剤などを加え、混和して均質に溶解または懸濁し、必要に応じて濾過することにより製造することができる。吸入エアゾール剤とは、容器に充填した噴射剤と共に、一定量の有効成分を噴霧する定量噴霧式吸入剤をいう。吸入エアゾール剤は、通常、有効成分に溶剤および適切な分散剤、安定化剤などを加えて、溶液または懸濁液とし、液状の噴射剤と共に耐圧性の容器に充填し、定量バルブを装着することにより製造することができる。
(1)点眼剤
点眼剤は、結膜嚢などの眼組織に適用する、液状、または用時溶解もしくは用時懸濁して用いる固形の無菌製剤である。点眼剤は、通常、有効成分に添加剤を加え、溶剤などに溶解もしくは懸濁して一定容量としたもの、または有効成分に添加剤を加えたものを容器に充填することにより製造することができる。
眼軟膏剤は、結膜嚢などの眼組織に適用する半固形の無菌製剤であり、通常、ワセリンなどの基剤と有効成分の溶液または微細な粉末を混和して均質とし、容器に充填することにより製造することができる。
(1)点耳剤
点耳剤は、外耳または中耳に投与する、液状、半固形、または用時溶解もしくは用時懸濁して用いる固形の製剤である。点耳剤は、通常、有効成分に添加剤を加え、溶剤などに溶解もしくは懸濁して一定容量としたもの、または有効成分に添加剤を加えたものを容器に充填することにより製造することができる。
(1)点鼻剤
点鼻剤は、鼻腔または鼻粘膜に投与する製剤であり、点鼻粉末剤、点鼻液剤などが含まれる。点鼻粉末剤とは、鼻腔に投与する微粉状の点鼻剤をいい、通常、有効成分を適度に微細な粒子とし、必要に応じて添加剤と混和して均質とすることにより製造することができる。点鼻液剤とは、鼻腔に投与する液状、または用時溶解もしくは用時懸濁して用いる固形の点鼻剤をいい、通常、有効成分に溶剤および添加剤などを加え、溶解または懸濁し、必要に応じて濾過することにより製造することができる。点鼻液剤の添加剤としては、等張化剤、pH調節剤などを用いることができる。
(1)坐剤
坐剤は、直腸内に適用する、体温によって溶融するか、または水に徐々に溶解もしくは分散することにより有効成分を放出する一定の形状の半固形の製剤である。坐剤は、通常、有効成分に分散剤、乳化剤などの添加剤を加えて混和して均一としたものを、加熱するなどして液状化させた基剤中に溶解または均一に分散させ、容器に一定量充填し、固化/成形することにより製造することができる。坐剤の基剤としては、通常、油脂性基剤または親水性基剤が用いられる。
直腸用半固形剤は、肛門周囲または肛門内に適用する製剤であり、直腸用クリーム剤、直腸用ゲル剤、直腸用軟膏剤などが含まれる。直腸用半固形剤は、通常、有効成分を添加剤と共に精製水およびワセリンなどの油性成分で乳化するか、または高分子ゲルもしくは油脂を基剤として有効成分および添加剤と共に混和して均質とすることにより製造することができる。直腸用クリーム剤は、通常、ワセリン、高級アルコールなどをそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて油相とし、別に、精製水をそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて水相とし、そのいずれかの相に有効成分を加えて、それぞれ加温し、油相および水相をあわせて全体が均質になるまでかき混ぜて乳化することにより製造することができる。直腸用ゲル剤とは、ゲル状の製剤をいい、水性ゲル剤、油性ゲル剤などが含まれる。水性ゲル剤は、有効成分に高分子化合物、その他の添加剤および精製水を加えて溶解または懸濁させ、加温および冷却、またはゲル化剤を加えて架橋させることにより製造することができる。油性ゲル剤は、有効成分にグリコール類、高級アルコールなどの液状の油性基剤およびその他の添加剤を加えて混和することにより製造することができる。直腸用軟膏剤とは、有効成分を基剤に溶解または分散させた半固形の製剤をいい、油脂性軟膏剤、水溶性軟膏剤などが含まれる。油脂性軟膏剤は、通常、油脂類、ろう類、パラフィンなどの炭化水素類などの油脂性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、混和して溶解または分散させ、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。水溶性軟膏剤は、通常、マクロゴールなどの水溶性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。
腸注剤は、肛門を通して適用する液状または粘稠なゲル状の製剤であり、通常、精製水または適切な水性溶剤を用い、有効成分を溶剤などに溶解または懸濁して一定容量とし、容器に充填することにより製造することができる。腸注剤の添加剤としては、分散剤、安定化剤、pH調節剤などを用いることができる。
(1)腟錠
腟錠は、腟に適用する、水に徐々に溶解または分散することにより有効成分を放出する一定の形状の固形の製剤であり、通常、前記錠剤の製造手法に準じて製造することができ
る。
腟用坐剤は、腟に適用する、体温によって溶融するか、または水に徐々に溶解もしくは分散することにより有効成分を放出する一定の形状の半固形の製剤であり、通常、前記直腸用坐剤などの製造手法に準じて製造することができる。
(1)外用固形剤
外用固形剤は、頭皮を含む皮膚または爪に、塗布または散布する固形の製剤であり、外用散剤などが含まれる。外用散剤とは、粉末状の外用固形剤をいい、通常、有効成分に賦形剤などの添加剤を加えて混和して均質とした後、粉末状とすることにより製造することができる。
外用液剤は、頭皮を含む皮膚または爪に塗布する液状の製剤であり、リニメント剤、ローション剤などが含まれる。外用液剤は、通常、有効成分に溶剤、添加剤などを加え、溶解、乳化、または懸濁し、必要に応じて濾過することにより製造することができる。リニメント剤とは、皮膚にすり込んで用いる液状または泥状の外用液剤をいう。ローション剤とは、有効成分を水性の液に溶解または乳化もしくは微細に分散させた外用液剤をいい、通常、有効成分、添加剤、および精製水を用いて、溶液、懸濁液、または乳濁液として全体を均質とすることにより製造することができる。
スプレー剤は、有効成分を霧状、粉末状、泡沫状、またはペースト状などとして皮膚に噴霧する製剤であり、外用エアゾール剤、ポンプスプレー剤などが含まれる。スプレー剤は、通常、有効成分の溶液または懸濁液を調製し、必要に応じて濾過した後、容器に充填することにより製造することができる。外用エアゾール剤とは、容器に充填した液化ガスまたは圧縮ガスと共に有効成分を噴霧するスプレー剤をいう。外用エアゾール剤は、通常、有効成分の溶液または懸濁液を調製し、液状の噴射剤と共に耐圧性の容器に充填し、連続噴射バルブを装着することにより製造することができる。外用エアゾール剤には、必要に応じて、分散剤、安定化剤などの添加剤を加えることもできる。ポンプスプレー剤とは、ポンプにより容器内の有効成分を噴霧するスプレー剤をいう。ポンプスプレー剤は、通常、有効成分および添加剤を溶解または懸濁し、充填後の容器にポンプを装着して製造することができる。
軟膏剤は、皮膚に塗布する、有効成分を基剤に溶解または分散させた半固形の製剤であり、油脂性軟膏剤、水溶性軟膏剤などが含まれる。油脂性軟膏剤は、通常、油脂類、ろう類、パラフィンなどの炭化水素類などの油脂性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、混和して溶解または分散させ、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。水溶性軟膏剤は、通常、マクロゴールなどの水溶性基剤を加温して融解し、有効成分を加え、全体が均質になるまで混ぜて練り合わせることにより製造することができる。
クリーム剤は、皮膚に塗布する、水中油型または油中水型に乳化した半固形の製剤であり、油中水型に乳化した親油性の製剤については油性クリーム剤とも呼ばれることもある。クリーム剤は、通常、ワセリン、高級アルコールなどをそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて油相とし、別に、精製水をそのまま、または乳化剤などの添加剤を加えて
水相とし、そのいずれかの相に有効成分を加えて、それぞれ加温し、油相および水相をあわせて全体が均質になるまでかき混ぜて乳化することにより製造することができる。
ゲル剤は、皮膚に塗布するゲル状の製剤であり、水性ゲル剤、油性ゲル剤などが含まれる。水性ゲル剤は、有効成分に高分子化合物、その他の添加剤および精製水を加えて溶解または懸濁させ、加温および冷却、またはゲル化剤を加えて架橋させることにより製造することができる。油性ゲル剤は、有効成分にグリコール類、高級アルコールなどの液状の油性基剤およびその他の添加剤を加えて混和することにより製造することができる。
貼付剤は、皮膚に貼付する製剤であり、テープ剤、パップ剤などが含まれる。貼付剤は、通常、高分子化合物またはこれらの混合物を基剤とし、有効成分を基剤と混和し均質として、支持体またはライナー(剥離体)に展延して成形することにより製造することができる。また、放出調節膜を用いて経皮吸収型製剤とすることもできる。貼付剤には、必要に応じて、粘着剤や吸収促進剤などの添加剤を用いることもできる。テープ剤とは、ほとんど水を含まない基剤を用いる貼付剤をいい、プラスター剤、硬膏剤などが含まれる。テープ剤は、通常、樹脂、プラスチック、ゴムなどの非水溶性の天然または合成高分子化合物を基剤とし、有効成分をそのまま、または有効成分に添加剤を加え、全体を均質とし、布に展延またはプラスチック製フィルムなどに展延もしくは封入して成形することにより製造することができる。また、有効成分と基剤またはその他の添加剤からなる混合物を放出調節膜、支持体およびライナー(剥離体)でできた放出体に封入して成形することにより製造することもできる。パップ剤とは、水を含む基剤を用いる貼付剤をいい、通常、有効成分を精製水、グリセリンなどの液状の物質と混和し、全体を均質にするか、水溶性高分子、吸水性高分子などの天然または合成高分子化合物を精製水と混ぜて練り合わせ、有効成分を加え、全体を均質にし、布などに展延して成形することにより製造することができる。
TLC:Rf 0.62(ヘキサン:酢酸エチル=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 2.59-2.75, 4.18-4.31, 4.89, 5.51, 6.79-6.94, 7.12-7.20, 7.56。
S)−2,6−ビス(4−イソプロピル−2−オキサゾリン−2−イル)ピリジン(15.6g)を加えた。ジアゾ酢酸エチル(13%ジクロロメタン含有、134g)のジクロロメタン(150mL)溶液を室温でゆっくりと滴下した後、1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(91.2g)を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.26, 1.54-1.67, 2.07-2.22, 4.05-4.21, 4.27, 6.68, 6.78-6.89, 7.04-7.12。
メトキシエタン(400mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(29.6g)の水(160mL)溶液を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタンで再結晶することにより、以下の物性値を有する標題化合物(55.2g)を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.59-1.67, 1.68-1.76, 2.15, 2.21-2.29, 4.12-4.23, 4.25-4.36, 6.70, 6.80-6.92, 7.06-7.16;
HPLC保持時間:6.9分(CHIRALPAK IC 4.6mm×250mm ヘキサン:酢酸エチル:ギ酸=97:3:1)。
TLC:Rf 0.30(ヘキサン:酢酸エチル=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.57-1.69, 2.09-2.22, 3.71, 4.07-4.17, 4.27, 6.68, 6.78-6.90, 7.04-7.14。
TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.60, 2.06-2.19, 3.71, 4.09, 4.20-4.31, 6.59, 6.93, 7.36。
’−シクロプロパン]−2’−カルボン酸
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.57-1.74, 2.11, 2.16-2.25, 4.10-4.20, 4.23-4.33, 6.59, 6.94, 7.37。
(7.14g)、酢酸パラジウム(1.96g)を加えた後、氷冷下で調製した亜鉛試薬(500mL)を滴下し、室温で30分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(91.2g)を得た。
TLC:Rf 0.61(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.27, 1.97-2.09, 2.42, 3.01, 4.15, 7.57, 8.04, 8.38, 10.03。
ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(81.0g)を得た。
TLC:Rf 0.65(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.27, 1.92-2.10, 2.37-2.45, 2.91-3.06, 4.15, 7.55, 7.81, 8.21。
TLC:Rf 0.56(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.28, 1.79-1.95, 2.38-2.45, 2.50-2.60, 4.09-4.30, 6.89, 6.93-6.98, 7.04-7.10。
TLC:Rf 0.42(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20, 1.61, 1.66-1.79, 1.83, 2.18-2.28, 2.39-2.49, 2.60, 3.66, 3.90, 4.00-4.12, 4.26, 6.58, 7.05, 7.15-7.22, 7.26-7.31, 7.33, 8.72, 9.39。
ソブチル)フェニル]カルバモイル}−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−6−カルボン酸
0℃で6時間撹拌した。反応混合物に炭酸カリウム水溶液を加え、しばらく撹拌した後、tert−ブチルメチルエーテル、水を加え、セライト(商品名)でろ過した。ろ液に塩酸水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(6.14g)を得た。
TLC:Rf 0.48(ジクロロメタン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.08, 1.65-1.80, 1.83-1.92, 2.25-2.36, 2.37-2.49, 2.55-2.66, 2.71, 3.55, 3.79, 4.12-4.23, 4.37, 6.88, 7.15 - 7.22, 7.27-7.32, 7.61, 7.83, 8.73, 9.40。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.07, 1.64-1.79, 1.81-1.89, 2.20-2.35, 2.40, 2.60, 2.69, 2.98, 3.44-3.59, 3.68-3.83, 4.07-4.19, 4.27-4.38, 6.05, 6.82, 7.15-7.22, 7.27-7.32, 7.35-7.44, 8.72, 9.37。
ルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸
TLC:Rf 0.45(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.21-1.30, 1.55, 1.65-1.82, 2.06-2.26, 2.38-2.67, 2.67-2.76, 3.02, 3.57, 4.33, 4.49-4.58, 6.25, 6.81, 7.19, 7.23-7.30, 7.94, 8.87, 9.93。
メチルアミン塩酸塩の代わりに、相当するアミン化合物を用いて、参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3): δ 0.23-0.31, 0.52-0.63, 0.96-1.14, 1.22-1.30, 1.55, 1.66-1.81, 2.06-2.24, 2.38-2.66, 2.66-2.76, 3.31, 3.57, 4.34, 4.49-4.59, 6.31, 6.83, 7.19, 7.24-7.29, 7.32, 7.95, 8.87, 9.93。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.26, 1.55, 1.67-1.84, 2.06-2.27, 2.39-2.67, 2.67-2.78, 3.39, 3.51-3.78, 4.33, 4.49-4.59, 6.62, 6.82, 7.19, 7.24-7.29, 7.32, 7.92, 8.86, 9.88。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.37, 1.57, 1.64-1.85, 2.04-2.25, 2.42-2.48,
2.60-2.71, 4.01-4.15, 4.24-4.38, 6.80, 7.34-7.45, 7.52-7.66, 7.88, 9.89, 12.11
。
1H−NMR(CD3OD):δ 1.22, 1.65-1.89, 2.12-2.26, 2.33, 2.62-2.77, 3.30-3.32, 3.37, 3.41, 3.47, 4.21-4.39, 6.82, 7.37-7.51, 7.58, 8.05。
TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.61, 1.66-1.87, 2.08-2.25, 2.50, 2.59-2.73,
3.81, 4.06-4.19, 4.28-4.42, 6.90, 7.41, 7.49-7.61, 7.73, 7.88, 7.99, 9.91, 10.19, 12.10。
TLC:Rf 0.54(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56, 1.67-1.80, 2.04-2.26, 2.45, 2.58-2.72,
3.21, 3.74-3.91, 4.06-4.27, 4.30, 4.37-4.51, 6.83, 7.15, 7.34-7.44, 7.57, 7.88,
9.89, 12.11。
TLC:Rf 0.64(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.63, 1.65-1.83, 2.07-2.25, 2.48, 2.58-2.70, 4.03-4.16, 4.27-4.40, 4.47-4.64, 6.87, 7.15, 7.40, 7.48, 7.56, 7.67, 7.87,
8.04, 9.02, 9.90, 12.10。
TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.61, 1.66-1.80, 1.86, 2.11-2.25, 2.52, 2.61-2.72, 4.14, 4.38, 6.93, 7.19, 7.42, 7.54-7.65, 7.76, 7.88, 7.96, 9.92, 11.38, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.59, 1.67-1.81, 1.92, 2.10-2.25, 2.54, 2.60-2.72, 3.77, 4.12, 4.35, 6.59, 6.89, 7.42, 7.55-7.62, 7.68, 7.77, 7.88, 9.92, 10.75, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 0.49-0.59, 0.65-0.75, 1.58, 1.66-1.82, 2.06-2.26, 2.47, 2.61-2.71, 2.81, 4.09, 4.34, 6.83, 7.36-7.45, 7.54-7.65, 7.88, 8.30,
9.89, 12.09。
TLC:Rf 0.79(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.93-1.00, 1.21-1.83, 2.06-2.25, 2.37-2.77, 3.41-3.50, 3.51-3.63, 4.33, 4.54, 6.18, 6.81, 7.15-7.31, 7.94, 8.87, 9.93。
TLC:Rf 0.86(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.10-1.87, 1.94-2.26, 2.38-2.79, 3.50-3.64, 3.85-4.04, 4.33, 4.54, 6.04, 6.81, 7.14-7.31, 7.93, 8.87, 9.93。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.27, 1.34-1.92, 2.01-2.30, 2.38-2.80, 3.50-3.61, 4.18-4.43, 4.54, 6.00, 6.81, 7.15-7.31, 7.94, 8.87, 9.93。
ルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20-1.86, 2.00-2.26, 2.38-2.79, 3.50-3.64, 4.25-4.45, 4.46-4.61, 6.13, 6.81, 7.13-7.31, 7.94, 8.87, 9.93。
TLC:Rf 0.83(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.84-1.03, 1.21-2.01, 2.06-2.26, 2.37-2.79, 3.20-3.38, 3.51-3.62, 4.34, 4.49-4.59, 6.18-6.32, 6.82, 7.14-7.32, 7.94, 8.87, 9.93
。
1H−NMR(CDCl3):δ 0.95, 1.18-1.91, 2.05-2.25, 2.39-2.78, 3.50-3.64, 4.03-4.20, 4.33, 4.48-4.60, 5.97, 6.81, 7.13-7.32, 7.94, 8.87, 9.93。
TLC:Rf 0.84(酢酸エチル:メタノール=20:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.98, 1.18-1.32, 1.49-1.86, 2.05-2.25, 2.39-2.81, 3.57, 4.11, 4.33, 4.54, 5.95, 6.81, 7.13-7.33, 7.93, 8.81, 8.86, 9.93。
ニル}アミノ)−4−シアノフェニル]ブタン酸
TLC:Rf 0.84(酢酸エチル:メタノール=20:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20-1.86, 2.06-2.26, 2.40-2.79, 3.58, 4.34, 4.48-4.72, 6.47, 6.80, 7.15-7.42, 7.99, 8.87, 9.92。
TLC:Rf 0.56(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.59, 1.67-1.83, 1.90, 2.07-2.26, 2.46, 2.61-2.71, 3.58, 3.72, 3.82-3.92, 4.10, 4.33, 4.48, 6.85, 7.38-7.48, 7.58, 7.67, 7.88, 8.39, 9.91, 12.11。
1H−NMR(CDCl3):δ 0.77-1.85, 1.95-2.26, 2.38-2.77, 3.48-3.77, 3.83-4.04, 4.33, 4.54, 5.97, 6.81, 7.15-7.35, 7.92, 8.87, 9.92。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20-1.31, 1.51-1.86, 2.05-2.24, 2.38-2.79, 3.51-3.62, 3.94-4.09, 4.33, 4.54, 6.16, 6.82, 7.13-7.31, 7.92, 8.87, 9.92。
TLC:Rf 0.17(酢酸エチル:メタノール=9:1、クロマトレックス ジオールTLCプレート(富士シリシア));
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19-1.34, 1.59, 1.66-1.84, 2.09-3.16, 3.38, 3.62-3.81, 4.33, 4.52, 6.85, 7.15-7.31, 7.52-7.64, 7.87, 8.80, 9.55。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.58, 1.73, 1.88-1.99, 2.10-2.24, 2.60-2.70,
4.06-4.18, 4.30-4.40, 6.90, 7.14, 7.41, 7.57, 7.72, 7.77-7.90, 8.18, 8.38, 9.91, 10.78, 12.09。
TLC:Rf 0.62(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.58, 1.63-1.84, 2.01-2.24, 2.59-2.69, 4.04-4.16, 4.27-4.39, 4.55, 6.87, 7.22-7.33, 7.40, 7.55, 7.66-7.80, 7.87, 8.45-8.55, 9.01, 9.90, 12.09。
TLC:Rf 0.76(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.12, 1.59, 1.67-1.83, 2.08-2.25, 2.47, 2.61-2.70, 3.23-3.31, 3.40, 4.09, 4.20, 4.33, 6.85, 7.39-7.46, 7.58, 7.65, 7.89, 8.09, 9.90, 12.11。
TLC:Rf 0.56(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.59, 1.66-1.80, 2.09-2.25, 2.46, 2.61-2.71,
3.15, 3.52, 4.10, 4.28-4.39, 4.63, 6.85, 7.37-7.47, 7.57-7.64, 7.89, 8.50, 9.92, 12.10。
TLC:Rf 0.50(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.63, 1.64-1.97, 2.04-2.28, 2.41-2.47, 2.60-2.70, 3.58, 3.64-3.77, 3.80-3.92, 4.02-4.16, 4.26-4.38, 4.38-4.53, 6.84, 7.36-7.48, 7.58, 7.67, 7.87, 8.37, 9.91, 12.10。
TLC:Rf 0.63(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.52-1.62, 1.62-1.88, 1.88-2.06, 2.06-2.24, 2.60-2.70, 3.23-3.30, 4.01-4.14, 4.26-4.37, 6.83, 7.36-7.45, 7.59, 7.88, 8.31, 9.91, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.59, 1.72, 1.87-1.99, 2.05-2.24, 2.54-2.70,
4.05-4.23, 4.30-4.44, 6.93, 7.41, 7.57, 7.72, 7.76-7.93, 8.38, 9.00, 9.99, 11.45, 12.11。
TLC:Rf 0.21(ジクロロメタン:メタノール:28%アンモニア水=4:1:0
.1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.49-1.83, 1.90-2.06, 2.06-2.24, 2.65, 2.81,
3.73, 4.02-4.15, 4.26-4.37, 6.83, 7.37-7.46, 7.56, 7.63, 7.90, 8.14, 10.01。
TLC:Rf 0.45(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.65-1.90, 2.24, 2.35, 2.60-2.80, 4.20-4.42, 6.89, 7.39-7.50, 7.59, 7.70, 7.89, 8.03。
TLC:Rf 0.76(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.81, 2.06-2.25, 2.41-2.47, 2.58-2.71, 3.55-3.78, 4.04-4.17, 4.25-4.40, 5.84-6.36, 6.87, 7.41, 7.48, 7.55, 7.67, 7.87, 8.73, 9.91, 12.10。
TLC:Rf 0.33(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.50-1.59, 1.62-1.84, 2.06-2.23, 2.37, 2.64,
2.74-2.84, 4.14, 4.24-4.36, 4.45, 6.83, 7.35-7.48, 7.55, 7.63, 7.98, 8.45, 10.09。
TLC:Rf 0.68(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56-1.64, 1.65-1.81, 1.86-1.96, 2.10-2.24, 2.60-2.70, 4.07-4.19, 4.32-4.43, 6.94, 7.26, 7.41, 7.53-7.60, 7.79, 7.82-7.90, 9.92, 12.11, 12.53。
TLC:Rf 0.53(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.58-1.65, 1.72, 1.83, 2.08-2.24, 2.61-2.70,
4.30-4.43, 6.94, 7.35-7.45, 7.57, 7.79, 7.88, 8.11-8.18, 8.30, 8.90, 9.93, 10.24, 12.09。
TLC:Rf 0.56(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.63, 1.63-1.80, 1.84-1.95, 2.07-2.24, 2.60-2.70, 4.06-4.19, 4.29-4.43, 6.90, 7.24, 7.41, 7.57, 7.64, 7.75, 7.86, 8.72,
9.91, 10.94, 12.08。
TLC:Rf 0.65(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.36-1.50, 1.62, 1.86-2.15, 2.53-2.68, 2.68-2.89, 4.19-4.37, 6.85, 6.91, 7.31-7.41, 7.41-7.49, 7.62, 7.79, 8.36, 8.75, 11.61, 12.62。
1H−NMR(CD3OD):δ 1.62-1.90, 2.02-2.44, 2.59-2.80, 4.19-4.30, 4.33, 4.49, 6.82, 7.37-7.51, 7.58, 8.04。
1H−NMR(CD3OD):δ 1.59, 1.67-1.92, 2.16-2.29, 2.30-2.41, 2.62-2.78, 4.21-4.32, 4.33-4.46, 6.88, 7.37-7.51, 7.58, 7.65-7.74, 8.03, 8.11。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.44-1.86, 2.02-2.24, 2.59-2.70, 3.35-3.44, 3.80-4.15, 4.25-4.37, 6.84, 7.37-7.46, 7.57, 7.64, 7.87, 8.13, 9.90, 12.09。
TLC:Rf 0.71(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56-1.66, 1.73, 1.87, 2.06-2.25, 2.60-2.70,
4.06-4.19, 4.31-4.44, 6.39, 6.94, 7.41, 7.57, 7.67, 7.81, 7.87, 8.50, 9.92, 11.90, 12.09。
TLC:Rf 0.53(ジクロロメタン:メタノール=4:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.57-1.66, 1.73, 1.83, 2.09-2.24, 2.60-2.70,
4.08-4.21, 4.31-4.42, 6.95, 7.41, 7.52-7.61, 7.74-7.91, 8.42-8.52, 9.91, 10.38,
12.09。
TLC:Rf 0.58(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.55-1.65, 1.66-1.90, 2.06-2.29, 2.50, 2.60-2.74, 3.66, 4.06-4.22, 4.30-4.46, 6.17, 6.93, 7.35-7.45, 7.52-7.61, 7.77, 7.88, 9.91, 10.15, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 0.88, 1.45-1.63, 1.68-1.82, 2.07-2.25, 2.45,
2.61-2.72, 3.15-3.26, 4.10, 4.32, 6.85, 7.39-7.46, 7.57-7.63, 7.88, 8.32, 9.90,
12.11。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.11, 1.59, 1.67-1.83, 2.07-2.26, 2.47, 2.61-2.71, 3.35-3.52, 4.10, 4.33, 6.85, 7.38-7.48, 7.57-7.64, 7.88, 8.42, 9.90, 12.09。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.10, 1.58, 1.65-1.80, 2.07-2.24, 2.45, 2.58-2.69, 3.19-3.33, 4.09, 4.32, 6.84, 7.37-7.45, 7.57, 7.62, 7.88, 8.33, 9.89, 12.09。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.33, 1.57, 1.67-1.86, 2.08-2.25, 2.47, 2.62-2.71, 3.27, 3.53, 4.09, 4.32, 6.82, 7.35-7.45, 7.48, 7.57-7.62, 7.88, 9.89, 12.10。
マート)(117mg)を室温で加えた。マイクロウェーブ反応装置(バイオタージ社製)を用いて100℃にて1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(22mg)を得た。
TLC:Rf 0.53(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.94, 1.65-1.83, 1.89, 2.26-2.34, 2.35-2.44, 2.56-2.63, 2.66-2.76, 3.12-3.28, 3.36-3.55, 3.58-3.74, 4.07-4.23, 4.30-4.41, 6.92, 7.18, 7.28, 7.54, 7.70, 8.72, 9.39。
TLC:Rf 0.93(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.27, 1.54, 1.70-1.91, 2.17, 2.32, 2.45-2.90, 3.64, 4.35-4.48, 4.56-4.66, 6.92, 7.20, 7.28, 7.58, 8.15, 8.92, 9.91, 12.68。
アセチルヒドラジンの代わりに、相当するヒドラジン化合物を用いて、参考例13→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.14-1.32, 1.78, 2.07-2.41, 2.43-2.91, 3.63, 4.33-4.49, 4.61, 6.86-6.96, 7.16-7.32, 7.54, 8.13, 8.92, 9.91。
TLC:Rf 0.83(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19-1.32, 1.44-1.52, 1.64-1.87, 2.10-2.40, 2.44-2.90, 3.64, 4.35-4.49, 4.56-4.67, 6.93, 7.16-7.35, 7.60, 8.15, 8.92, 9.92。
TLC:Rf 0.53(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.32, 1.60, 1.66-1.82, 2.10-2.24, 2.60-2.70,
2.92, 4.09-4.21, 4.31-4.42, 6.99, 7.41, 7.46, 7.57, 7.71, 7.88, 9.91, 12.08。
TLC:Rf 0.55(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.92, 1.64-1.83, 1.86-1.95, 2.22-2.35, 2.36-2.44, 2.45, 2.54-2.65, 2.72, 3.39-3.54, 3.59-3.73, 4.10-4.23, 4.32-4.44, 6.94, 7.20,
7.28, 7.59, 7.84, 8.74, 9.39。
TLC:Rf 0.74(酢酸エチル:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.55-1.64, 1.67-1.83, 2.11-2.29, 2.39, 2.51-2.60, 2.61-2.73, 4.11-4.25, 4.31-4.44, 7.02, 7.41, 7.52-7.62, 7.83, 7.88, 9.90, 12.10。
TLC:Rf 0.48(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.83, 1.64-1.79, 1.82-1.93, 2.29, 2.33-2.43, 2.48-2.74, 3.30, 3.49, 4.06-4.19, 4.26-4.38, 6.84-6.91, 6.97, 7.04-7.15, 7.15-7.22,
7.22-7.32, 7.39-7.51, 8.73, 9.30。
TLC:Rf 0.58(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.50-1.60, 1.72, 1.87, 2.06-2.24, 2.60-2.69,
4.03-4.15, 4.24-4.35, 6.87, 7.11, 7.19-7.29, 7.32-7.44, 7.56, 7.61-7.70, 7.87, 9.88, 12.09。
4−フルオロフェニルボロン酸の代わりに、相当するボロン酸化合物または複素環を用いて、参考例15→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.53(ジクロロメタン:メタノール=9:1)
1H−NMR(CDCl3):δ 1.58-1.81, 2.14-2.27, 2.36-2.46, 2.49-2.71, 2.78, 4.22-4.37, 6.92, 7.15, 7.16-7.22, 7.26-7.51, 7.52-7.61, 8.69, 8.95。
TLC:Rf 0.36(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.52-1.63, 1.64-1.79, 1.87-1.99, 2.08-2.30, 2.43-2.73, 3.99-4.20, 4.25-4.41, 6.93, 7.31, 7.40, 7.56, 7.66-7.71, 7.87, 8.51-8.62, 9.88, 11.90-12.18。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56, 1.65-1.77, 1.88-2.00, 2.06-2.30, 2.34-2.75, 4.03-4.19, 4.25-4.39, 6.92, 7.22, 7.37-7.51, 7.57, 7.87, 7.99-8.09, 8.48-8.53, 8.87, 9.87。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.23-1.34, 1.62, 1.66-1.83, 2.05-2.23, 2.40-2.59, 2.61-2.82, 3.37-3.47, 4.22-4.35, 4.44-4.52, 6.49, 6.88, 7.11, 7.20, 7.28, 7.41, 7.71, 8.86, 9.95。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.62, 1.63-1.86, 2.04-2.33, 2.34-2.75, 3.98-4.14, 4.23-4.35, 6.65, 6.82, 7.29, 7.40, 7.48-7.60, 7.63, 7.87, 9.91, 12.47。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.62, 1.63-1.80, 1.95-2.06, 2.09-2.33, 2.34-2.78, 4.01-4.22, 4.28-4.42, 6.97, 7.42, 7.47, 7.57, 7.71, 7.87, 7.94-8.04, 9.20, 9.60, 9.87, 12.1。
TLC:Rf 0.25(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.44-1.88, 2.22-2.33, 2.48, 2.58-2.76, 3.70, 4.16-4.36, 6.81-6.95, 7.11-7.34, 7.39, 7.56, 8.73, 9.16。
TLC:Rf 0.44(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.57, 1.65-1.79, 1.92-2.03, 2.06-2.35, 2.36-2.77, 4.01-4.17, 4.27-4.40, 6.94, 7.33, 7.40, 7.50-7.61, 7.87, 9.12, 9.86, 12.08。
TLC:Rf 0.44(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.61, 1.65-1.78, 1.79-1.88, 2.05-2.31, 2.40-2.76, 3.98-4.14, 4.23-4.36, 6.83, 7.04-7.16, 7.30-7.49, 7.57, 7.86, 9.90, 12.08。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.50-1.59, 1.60-1.80, 1.93-2.12, 2.19, 2.31-2.51, 2.54-2.78, 3.78, 3.93-4.09, 4.19-4.31, 6.78, 7.09, 7.29, 7.40, 7.56, 7.85,
9.91, 12.08。
TLC:Rf 0.53(酢酸エチル:メタノール=20:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20-1.30, 1.58, 1.73-1.90, 2.26-2.37, 2.52, 2.64-2.82, 4.19-4.41, 6.81-6.97, 7.13-7.35, 7.77, 8.60, 8.69, 9.25。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.59-1.70, 1.76-1.84, 2.31, 2.43-2.53, 2.60-2.80, 4.15-4.44, 6.72, 6.89, 6.97, 7.09-7.36, 7.68, 7.89, 8.43, 8.70, 9.15。
1H−NMR(CD3OD):δ 1.65-1.93, 2.14-2.29, 2.33, 2.58, 2.67-2.78, 3.92, 4.21, 4.32, 6.80-6.91, 7.06, 7.30, 7.42, 7.48, 7.84-7.95, 8.31。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.57, 1.63-1.79, 1.89-2.01, 2.08-2.25, 2.50-2.56, 2.60-2.72, 4.03-4.18, 4.27-4.40, 6.59, 6.93, 7.27, 7.40, 7.47-7.60, 7.80-7.91, 7.96, 8.27, 8.63, 8.76, 9.88, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.62, 1.63-1.80, 1.84-1.95, 2.06-2.25, 2.51-2.57, 2.60-2.75, 3.18, 4.02-4.17, 4.23-4.39, 6.88, 7.01-7.21, 7.35-7.47, 7.55, 7.87, 8.10-8.29, 9.92, 12.10。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.46-1.56, 1.56-1.79, 2.03, 2.16, 2.66, 4.15, 4.22-4.33, 6.86, 7.20, 7.27, 7.33-7.44, 7.44-7.52, 8.08-8.21, 8.70, 11.11。
TLC:Rf 0.59(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.52-1.60, 1.65-1.79, 1.93, 2.07-2.23, 2.60-2.70, 4.03-4.15, 4.27-4.37, 6.90, 7.19-7.27, 7.40, 7.45, 7.56, 7.87, 8.25, 8.51,
9.87, 12.09。
TLC:Rf 0.57(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.58, 1.72, 1.92-2.01, 2.09-2.24, 2.60-2.70,
4.06-4.17, 4.30-4.40, 6.96, 7.33-7.45, 7.58, 7.88, 8.06, 8.41, 9.09, 9.90, 12.10。
TLC:Rf 0.55(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.61, 1.65-1.80, 1.91, 2.09-2.24, 2.60-2.70, 4.09, 4.25-4.36, 6.47, 6.89, 7.18, 7.38-7.45, 7.45-7.50, 7.56, 7.88, 8.17,
8.47, 9.94, 11.65, 12.06。
TLC:Rf 0.65(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.48-1.58, 1.65-1.79, 1.88, 2.06-2.14, 2.19,
2.59-2.70, 3.03, 3.40-3.47, 3.99-4.11, 4.19-4.33, 6.81, 7.03, 7.23, 7.29, 7.40,
7.56, 7.86, 7.95, 9.87, 12.08。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.52-1.61, 1.72, 1.84-1.94, 2.06-2.23, 2.60-2.70, 2.94, 4.02-4.13, 4.25-4.36, 6.88, 6.99, 7.14, 7.34-7.43, 7.56, 7.86, 8.09-8.21, 9.91, 12.13, 13.60。
TLC:Rf 0.56(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.46, 1.54-1.62, 1.72, 1.79-1.88, 2.07-2.24,
2.60-2.70, 4.02-4.15, 4.25-4.36, 5.05, 6.88, 7.09, 7.29-7.46, 7.57, 7.66, 7.87,
9.90, 12.09。
1−アゼチジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸
TLC:Rf 0.47(ジクロロメタン:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.54-1.79, 2.02-2.11, 2.19, 2.39-2.68, 3.01-3.05, 3.55-3.61, 3.95-4.03, 4.20-4.29, 6.77-6.81, 7.16, 7.41, 7.56, 7.85, 9.90, 12.10。
TLC:Rf 0.47(ジクロロメタン:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.54-1.79, 2.05-2.24, 2.39-2.68, 3.96-4.06, 4.23-4.31, 4.36-4.45, 6.81, 7.01, 7.27, 7.41, 7.56, 7.86, 9.92, 12.10。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.80, 2.06-2.13, 2.19, 2.37-2.81, 3.47-3.55, 4.00-4.08, 4.20-4.39, 5.29-5.37, 6.78, 7.14, 7.25, 7.40, 7.55, 7.87, 9.91,
12.10。
TLC:Rf 0.49(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.58, 1.72, 1.92, 2.08-2.24, 2.60-2.70, 3.23, 4.05-4.17, 4.27-4.39, 6.93, 7.25, 7.41, 7.50, 7.57, 7.84-7.99, 9.88, 12.09。
TLC:Rf 0.58(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56, 1.72, 1.93, 2.08-2.24, 2.59-2.69, 4.04-4.16, 4.27-4.38, 6.92, 7.25, 7.40, 7.51, 7.56, 7.87, 9.86, 12.08。
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.61, 1.64-1.88, 2.08-2.28, 2.39-2.46, 2.58-2.71, 3.82, 4.05-4.17, 4.27-4.39, 6.32, 6.90, 7.00, 7.25, 7.37-7.45, 7.55, 7.86, 9.89, 12.10。
TLC:Rf 0.62(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.86, 1.64-1.79, 1.82-1.90, 2.02-2.16, 2.21-2.29, 2.34-2.43, 2.52-2.72, 3.28-3.42, 3.45-3.60, 3.65-3.80, 4.03-4.16, 4.25-4.40, 5.35-5.45, 6.81, 6.90, 7.13-7.23, 7.28, 7.71, 7.76, 8.74, 9.36。
TLC:Rf 0.40(酢酸エチル:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.55, 1.64-1.79, 1.81-1.92, 2.04-2.27, 2.35-2.47, 2.52-2.74, 4.02, 4.27, 6.76, 7.09, 7.32, 7.40, 7.56, 7.85, 7.99, 9.89。
TLC:Rf 0.37(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.01, 1.20-1.29, 1.31, 1.63-1.77, 1.84, 2.18-2.27, 2.33-2.42, 2.53-2.60, 3.20-3.34, 3.45-3.60, 4.00-4.10, 4.25-4.37, 6.78, 7.18,
7.28, 7.52, 8.68, 9.37。
TLC:Rf 0.44(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.54-1.66, 1.68-1.88, 2.07-2.29, 2.54-2.76, 4.04-4.17, 4.26-4.38, 6.89, 7.23-7.33, 7.40, 7.52-7.64, 7.77-7.99, 8.61, 9.90, 12.10。
2−ブロモピリジンの代わりに、相当するハロゲン含有複素環を用いて、実施例9と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.45(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.54-1.83, 2.07-2.28, 2.35-2.77, 4.05-4.22, 4.26-4.42, 6.93, 7.29-7.45, 7.56, 7.88, 7.94, 8.15, 8.84, 9.93, 12.10。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19-1.32, 1.34-1.85, 2.10-2.25, 2.40-2.79, 3.61, 4.35, 4.48-4.62, 6.88, 7.15-7.30, 7.35, 7.38-7.47, 7.68-7.77, 7.85, 8.88, 10.00。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.18-1.29, 1.53, 1.68-1.86, 2.09-2.33, 2.43-2.87, 3.60, 4.39, 4.52-4.64, 6.90, 7.15, 7.17, 7.28, 7.67, 7.72, 8.05, 8.92, 9.95。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.21-1.32, 1.56, 1.69-1.86, 2.14-2.31, 2.44-2.88, 3.64, 4.15-4.20, 4.34, 4.53, 6.86, 7.13-7.31, 7.63, 7.68, 7.79, 8.92, 10.01。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.17-1.31, 1.61, 1.66-1.90, 2.11-2.32, 2.36-2.82, 3.48-3.71, 4.35, 4.54, 6.98, 7.21, 7.28, 7.36, 7.66, 7.83, 7.80-7.83, 8.87, 9.15, 10.07。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.25, 1.61, 1.68-1.88, 2.08-2.29, 2.40-2.87, 3.49, 4.25-4.41, 4.52, 6.97, 7.21, 7.29, 7.46, 7.61, 8.45, 8.62, 8.85, 8.97, 9.93。
ロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸
TLC:Rf 0.48(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.61, 1.73, 1.80-1.92, 2.07-2.28, 2.38-2.75,
3.34, 4.06-4.20, 4.26-4.44, 6.96, 7.41, 7.57, 7.71, 7.88, 7.97, 8.18-8.36, 9.06, 9.91, 12.08。
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.62, 1.63-1.87, 2.07-2.30, 2.53-2.75, 4.03-4.19, 4.25-4.39, 4.54, 5.29, 6.88, 7.40, 7.52-7.64, 7.70-7.94, 8.53, 9.92, 12.07。
TLC:Rf 0.64(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.64, 1.65-1.88, 2.06-2.32, 2.40-2.80, 4.00-4.19, 4.24-4.40, 6.89, 7.40, 7.51-7.65, 7.71-7.84, 7.88, 8.00-8.05, 8.60, 9.92, 12.08。
TLC:Rf 0.50(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.64, 1.66-1.79, 1.79-1.91, 2.03-2.30, 2.40-2.79, 3.94, 4.02-4.16, 4.26-4.40, 6.70, 6.89, 7.40, 7.48-7.62, 7.73, 7.80-7.89, 9.89, 12.07。
TLC:Rf 0.70(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.16-1.30, 1.57, 1.70-1.83, 2.04-2.27, 2.52, 2.59-2.73, 2.74-2.92, 3.54, 3.92, 4.30, 4.48, 6.89, 7.19, 7.24-7.31, 7.38, 7.49, 7.52, 8.18, 8.83, 10.06。
TLC:Rf 0.69(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19-1.31, 1.56, 1.70-1.88, 2.12-2.32, 2.42-2.84, 3.54, 4.37, 4.56, 6.92, 7.16-7.31, 7.71-7.82, 8.91, 9.84。
参考例9で製造した化合物と参考例3で製造した化合物を用いて、参考例10→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.62(クロロホルム:メタノール=9:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.66, 1.77-1.91, 2.08-2.28, 2.34, 2.48, 2.71, 4.16, 4.28, 6.74, 6.82-6.91, 7.06, 7.42, 7.48, 7.91。
3−ニトロ−4−ブロモベンズアルデヒドの代わりに5−フルオロ−2−ヨードニトロベンゼンを用いて、参考例7→参考例9→参考例10→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.12, 1.52-1.77, 2.12, 2.26, 2.51-2.62, 3.87-4.02, 4.12, 4.34, 6.86, 6.92, 7.20, 7.41, 7.47, 7.68, 9.68, 12.68。
参考例11で製造した化合物の代わりに参考例18で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または相当するアミン化合物を用いて、参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.69(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.62-1.87, 2.12-2.28, 2.32, 2.56-2.78, 2.90, 4.23, 4.34, 6.76-6.89, 7.20, 7.38-7.51, 7.54。
TLC:Rf 0.67(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.51-1.79, 2.06-2.22, 2.41-2.61, 3.25, 3.36-3.46, 4.07, 4.31, 6.83, 6.95, 7.19, 7.33, 7.43, 7.63, 8.42, 9.74, 12.06。
1H−NMR(CD3OD):δ 1.66-1.86, 2.12-2.37, 2.57-2.70, 3.88, 4.25, 4.37, 6.81-6.92, 7.21, 7.45, 7.58, 7.63, 7.68, 8.00。
4−クロマノンの代わりに6−(ベンジルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンを用いて、参考例1→参考例2→参考例3→参考例10と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
参考例12で製造した化合物の代わりに参考例19で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.53(ジクロロメタン:メタノール=10:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.36-1.43, 1.66-1.77, 1.79-1.85, 2.31, 2.42-2.73, 2.84-3.09, 5.05, 6.49, 6.81, 7.13-7.21, 7.24-7.30, 7.32-7.47, 8.72, 8.92。
実施例13で製造した化合物(40mg)の酢酸エチル(3mL)及び1,4−ジオキサン(1mL)溶液に10%パラジウム/炭素(12mg)を加え、水素で置換し、室温
で9時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(32mg)を得た。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=10:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.36-1.43, 1.65-1.85, 2.32, 2.47-2.55, 2.58-2.76, 2.83-3.08, 6.37, 6.62, 7.06, 7.22, 7.25-7.37, 8.74, 8.92。
:エチル 4−(4−シアノ−2−{[(1R,2R)−6’−ヒドロキシ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−カルボニル]アミノ}フェニル)ブタノエート
実施例13で製造した化合物に代わりに参考例19で製造した化合物を用いて、実施例14と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.24, 1.38-1.43, 1.70-1.87, 2.31-2.49, 2.58-2.67, 2.85-3.07, 3.89-4.01, 4.04-4.16, 4.49, 6.31, 6.58, 7.04, 7.17, 7.26-7.31, 8.78, 9.18。
窒素気流下、参考例20で製造した化合物(30mg)及び(1−メチルピラゾール−4−イル)メタノール(9.6mg)のトルエン(0.2mL)溶液にシアノメチレントリブチルホスホラン(0.06mL)を滴下し、100℃で一晩撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製するこ
とにより、以下の物性値を有する標題化合物(7mg)を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.26, 1.39-1.42, 1.68-1.85, 2.28-2.51, 2.55-2.65, 2.83-3.05, 3.87-4.01, 4.04-4.18, 4.89, 6.40, 6.72-6.79, 7.06-7.38, 7.41, 7.51,
8.77, 9.13。
参考例12で製造した化合物に代わりに参考例21で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.26(ジクロロメタン:メタノール=20:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.45-1.57, 1.66-1.79, 2.13-2.25, 2.26-2.75, 2.84-2.92, 3.81, 4.90, 6.51, 6.77, 7.09, 7.39, 7.47, 7.55, 7.77, 7.96。
参考例20で製造した化合物(50mg)のDMF(0.5mL)溶液に、炭酸カリウム(33mg)とテトラブチルアンモニウムヨージド(4.4mg)、続いて2−クロロ−N−メチルアセトアミド(25.7mg)を室温で加えた。反応混合物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を酢酸エチルにて希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液と水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、20%食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(51mg)を得た。
TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19, 1.39-1.44, 1.68-1.84, 1.86-1.89, 2.27-2.70, 2.84-3.08, 3.79-3.93, 3.95-4.06, 4.07, 4.44, 6.38, 6.55, 6.70, 7.13-7.20, 7.26-7.30, 8.75, 9.07。
参考例12で製造した化合物に代わりに参考例22で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.59(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.44-1.51, 1.56, 2.07-2.34, 2.66, 2.87, 6.54, 6.76, 7.12, 7.41, 7.56, 7.92, 8.01, 9.75, 12.12。
2−クロロ−N−メチルアセトアミドの代わりに2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、参考例22→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.54(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.47-1.58, 1.71, 2.08-2.32, 2.33-2.70, 2.82-2.91, 3.00, 4.74, 6.49, 6.70, 7.10, 7.41, 7.57, 7.91, 9.79, 12.16。
オロメタンスルホニル)オキシ]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−カルボニル}アミノ)フェニル]ブタノエート
1H−NMR(CDCl3):δ 1.22-1.29, 1.39-1.44, 1.70-1.83, 1.86-1.91, 2.34-2.51, 2.60-2.67, 2.95-3.14, 3.90-4.02, 4.05-4.16, 6.67, 7.03, 7.19, 7.21-7.31, 8.78, 9.19。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.18, 1.44-1.51, 1.64-1.79, 1.85-1.90, 2.35-2.48, 2.57-2.78, 2.99-3.17, 3.84-3.91, 4.03-4.11, 7.18, 7.24-7.36, 7.52, 7.89, 8.81,
9.29。
参考例11で製造した化合物の代わりに参考例24で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または相当するアミン化合物を用いて、参考例12→実施例1と同様の操作
を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.26-1.31, 1.66-1.78, 1.82-1.87, 2.23-2.30, 2.34-2.48, 2.52-2.71, 2.91-3.03, 3.04, 3.13-3.27, 6.21-6.29, 7.17, 7.19-7.35, 7.70, 8.82, 9.56。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.25-1.31, 1.65-1.77, 1.81-1.86, 2.23-2.30, 2.35-2.47, 2.51-2.71, 2.91-3.03, 3.13-3.27, 3.41, 3.54-3.78, 6.62-6.67, 7.17, 7.19-7.30, 7.34, 7.66, 8.82, 9.51。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.26-1.34, 1.68-1.78, 1.81-1.88, 2.25-2.31, 2.43-2.72, 2.95-3.06, 3.17-3.23, 3.92, 7.16-7.33, 7.42, 7.52, 7.75, 7.86, 7.99, 8.83, 9.54。
参考例23で製造した化合物を用いて、4−フルオロフェニルボロン酸の代わりにピリジン−3−ボロン酸を用いて、参考例15→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.30(ジクロロメタン:メタノール=20:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.58-1.66, 1.75-1.90, 2.25-2.45, 2.47-2.55, 2.68-2.79, 3.07-3.16, 7.15, 7.34-7.56, 7.98, 8.10, 8.52, 8.78。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.13, 1.66-1.78, 1.84-1.90, 2.25-2.35, 2.42-2.47, 2.58-2.67, 3.60-3.73, 3.78-3.90, 4.10-4.22, 4.35-4.44, 6.60, 7.19, 7.26-7.33, 7.50, 8.71, 9.37。
参考例11で製造した化合物の代わりに参考例25で製造した化合物を用い、メチルアミン塩酸塩または相当するアミン化合物を用いて、参考例12→実施例1と同様の操作を
行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.18-1.29, 1.50-1.62, 1.70-1.80, 2.05-2.15, 2.20-2.27, 2.44-2.76, 3.03, 3.54-3.60, 4.31-4.40, 4.54-4.59, 6.57, 6.82-6.95, 7.20, 7.24-7.33, 8.06, 8.88, 9.94。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.19-1.26, 1.58-1.64, 1.68-1.84, 2.05-2.29, 2.45-2.77, 3.39, 3.53-3.64, 3.65-3.72, 4.31-4.43, 4.54-4.62, 6.57, 7.17-7.34, 8.05, 8.88, 9.93。
TLC:Rf 0.62(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.09, 1.55, 1.65-1.78, 2.02-2.28, 2.47, 2.60-2.71, 3.17-3.33, 4.12, 4.33, 6.73, 7.19, 7.41, 7.56, 7.88, 8.07, 9.89, 12.11。
パン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸
TLC:Rf 0.56(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 0.87, 1.42-1.58, 1.62-1.78, 2.04-2.23, 2.42,
2.60-2.69, 3.11-3.23, 4.12, 4.31, 6.73, 7.18, 7.41, 7.56, 7.88, 8.06, 9.90, 12.11。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.13, 1.53, 1.63-1.79, 2.02-2.24, 2.46, 2.61-2.69, 3.96-4.18, 4.33, 6.72, 7.14, 7.41, 7.56, 7.80-7.92, 9.89, 12.11。
4−クロマノンの代わりに6−フルオロ−4−クロマノンを用いて、参考例1→参考例2→参考例3→参考例10→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.38(ジクロロメタン:メタノール=10:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.46-1.80, 2.18-2.24, 2.48-2.75, 4.09-4.32, 6.55, 6.75-6.87, 7.21, 7.25-7.34, 8.66, 9.00。
参考例10で製造した化合物(30mg)のアニソール(1mL)溶液にフェニルボロン酸(10mg)、炭酸カリウム(22mg)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(9mg)を加え、一酸化炭素雰囲気下、80℃で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(18mg)を得た。
TLC:Rf 0.38(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.99, 1.61-1.80, 1.87, 2.27-2.36, 2.37-2.44, 2.61, 2.71, 3.43-3.56, 3.66, 3.81, 4.11-4.23, 4.32-4.42, 6.86, 7.19, 7.27, 7.42-7.62, 7.73, 8.73, 9.38。
参考例12で製造した化合物の代わりに参考例26で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.64, 1.64-1.78, 2.10-2.30, 2.41-2.75, 3.20-3.49, 4.10-4.23, 4.33-4.45, 6.94, 7.36-7.45, 7.46-7.59, 7.60-7.73, 7.87, 9.89, 12.09。
フェニルボロン酸の代わりに、相当するボロン酸を用いて、参考例26→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.41(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.02-1.38, 1.67-1.83, 2.06-2.38, 2.45-2.78, 4.33-4.45, 4.53-4.67, 6.89, 7.19, 7.25-7.30, 7.87, 7.98, 8.88, 9.85。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.20-1.31, 1.70-1.85, 2.05-2.20, 2.23-2.33, 2.44-2.83, 4.33-4.45, 4.53-4.65, 6.85, 7.20, 7.28, 7.70, 8.06, 8.89, 9.83。
アルゴン雰囲気下、L−プロリン(7mg)のDMSO(2mL)溶液に水酸化ナトリウム(2.3mg)を加え、室温で30分攪拌した。得られた反応混合物に参考例10で製造した化合物(40mg)、ヨウ化銅(11mg)、メタンスルフィン酸ナトリウム(37mg)を加え、マイクロウェーブ反応装置(バイオタージ社製)を用いて100℃にて1時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製することにより、以下の物性値を有する標題化合物(33mg)を得た。
TLC:Rf 0.58(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.13, 1.66-1.80, 1.91, 2.20-2.45, 2.53-2.64, 2.67, 3.01, 3.45-3.60, 3.73-3.86, 4.11-4.20, 4.40, 6.96, 7.20, 7.30, 7.40, 7.63, 8.71, 9.44。
参考例12で製造した化合物の代わりに参考例27で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.53-1.64, 1.72, 1.80-1.87, 2.08-2.29, 2.35-
2.74, 3.18, 4.05-4.20, 4.32-4.44, 7.02, 7.40, 7.42, 7.57, 7.64, 7.87, 9.95, 12.10。
メタンスルフィン酸ナトリウムの代わりにシクロプロパンスルフィン酸ナトリウムを用いて、参考例27→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.40(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.00-1.15, 1.20-1.43, 1.60-1.82, 2.09-2.35, 2.38-2.60, 2.63-2.75, 3.39, 4.35, 4.57, 6.95, 7.20, 7.29, 7.59, 7.71, 8.90, 9.64。
TLC:Rf 0.21(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.53-1.70, 2.07, 2.20, 4.20-4.09, 4.23-4.33, 5.01, 6.46, 6.52, 6.60, 7.27-7.44。
HPLC保持時間:12.2分(CHIRALPAK IC 4.6mm×250mm ヘキサン:酢酸エチル:ギ酸=97:3:1)。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.13, 1.54-1.61, 1.64-1.81, 2.22, 2.37-2.45, 2.51-2.66, 3.55-3.68, 3.72-3.86, 4.03, 4.16, 4.22-4.32, 4.99, 6.42-6.51, 6.73, 7.18
, 7.28, 7.29-7.44, 8.72, 9.28。
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.58, 1.68-1.84, 2.10-2.20, 2.36, 2.46, 2.50-2.75, 4.03-4.16, 4.20-4.32, 5.02, 6.48, 6.54, 6.71, 7.20, 7.27-7.45, 8.54, 8.82。
TLC:Rf 0.28(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.16, 1.55-1.62, 1.66-1.80, 2.16-2.25, 2.38-2.47, 2.52-2.66, 3.60-3.73, 3.76-3.87, 4.04-4.15, 4.22-4.32, 4.63, 6.28-6.37, 6.69, 7.18, 7.28, 8.71, 9.28。
参考例20で製造した化合物の代わりに参考例30で製造した化合物を用いて、4−フルオロフェニルボロン酸の代わりにピリジン−3−ボロン酸を用いて、参考例23→参考例15→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.39(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.55-1.63, 1.65-1.80, 2.09-2.18, 2.21, 2.40-2.47, 2.53-2.77, 4.04-4.16, 4.28-4.38, 7.05, 7.15, 7.25, 7.41, 7.43-7.50, 7.57, 7.88, 8.02-8.08, 8.55, 8.85, 9.90, 12.10。
参考例20で製造した化合物の代わりに参考例30で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または2−メトキシエチルアミンを用いて、参考例23→参考例24→参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.56, 1.63-1.80, 2.02-2.15, 2.20, 2.42, 2.57-2.69, 2.74, 4.01-4.13, 4.23-4.37, 6.99, 7.24, 7.36, 7.40, 7.56, 7.86, 8.34, 9.89, 12.11。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.63-1.89, 2.00-2.13, 2.25-2.47, 2.48-2.73, 2.78-2.93, 3.24-3.39, 3.51, 3.55-3.65, 3.85-4.06, 6.68, 6.79, 7.06, 7.20, 7.29, 7.98, 8.78, 9.84。
4−クロマノンの代わりに6−(ベンジルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オンを用いて、ヨードメタンの代わりにヨードエタンを用いて、参考例
1→参考例2→参考例3→参考例4→参考例6→参考例10→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.47(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.46-1.55, 1.62-1.80, 2.12-2.18, 2.43-2.48, 2.51-2.76, 4.18-4.26, 4.95-5.07, 6.62, 6.75-6.80, 7.18, 7.28, 7.31-7.45, 8.68, 9.14
。
4−クロマノンの代わりに6−(ベンジルオキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−オンを用いて、参考例1→参考例2→参考例3→参考例4→参考例6→参考例10→参考例30と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.66(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.16, 1.52-1.58, 1.66-1.83, 2.21, 2.41, 2.55-2.73, 3.65-3.78, 3.84-3.98, 4.02-4.13, 4.17-4.27, 4.54, 6.33, 6.55, 6.68, 7.19, 7.28, 8.74, 9.38。
参考例12で製造した化合物の代わりに参考例31で製造した化合物を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.38(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.55-1.70, 1.77-1.90, 2.11-2.20, 2.33, 2.40-2.48, 2.67-2.78, 4.04-4.15, 4.17-4.26, 6.28, 6.53, 6.64, 7.41, 7.48, 7.90。
参考例20で製造した化合物の代わりに参考例31で製造した化合物を用いて、
(1−メチルピラゾール−4−イル)メタノールの代わりに2−オキサゾールメタノールまたはメタノールを用いて、参考例21→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.45(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CD3OD):δ 1.58-1.76, 1.77-1.90, 2.09-2.21, 2.33, 2.47, 2.72, 4.08-4.17, 4.18-4.29, 5.11, 6.53, 6.70, 6.77, 7.21, 7.42, 7.48, 7.92, 7.96。
TLC:Rf 0.35(酢酸エチル);
1H−NMR(DMSO−d6)δ 1.50-1.56, 1.65-1.80, 2.00-2.09, 2.20, 2.35-2.47, 2.55-2.60, 2.61-2.69, 2.70-2.75, 3.69, 3.92-4.04, 4.15-4.26, 6.43, 6.71, 7.40, 7.56, 7.85, 9.86, 12.11。
ール−2−イルメトキシ)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸
参考例20で製造した化合物の代わりに参考例30で製造した化合物を用いて、
(1−メチルピラゾール−4−イル)メタノールの代わりに2−オキサゾールメタノールを用いて、参考例21→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.47(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.58-1.68, 1.68-1.80, 2.03-2.15, 2.18-2.46, 2.41-2.50, 2.50-2.63, 2.64-2.83, 4.00-4.13, 4.20-4.31, 5.05, 5.17, 6.33, 6.48, 6.63,
7.10, 7.20, 7.28, 7.73, 8.62, 8.91。
TLC:Rf 0.69(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.25, 1.55-1.60, 2.05, 2.13-2.20, 3.75, 4.05-4.20, 4.23-4.31, 6.38, 6.45, 6.59。
参考例4で製造した化合物の代わりに参考例32で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または相当するアミン化合物を用いて、参考例5→参考例6→参考例10→参考例11→参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.42-1.60, 1.65-1.79, 2.00-2.29, 2.32-2.74, 2.77, 3.83, 4.05-4.17, 4.24-4.38, 6.54, 7.35-7.45, 7.55, 7.89, 7.98, 9.88, 12.12。
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.46-1.60, 1.64-1.81, 2.00-2.29, 2.36-2.76, 3.27, 3.38-3.48, 3.85, 4.06-4.18, 4.25-4.36, 6.56, 7.40, 7.41, 7.55, 7.89, 8.09,
9.87, 12.10。
TLC:Rf 0.54(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.09, 1.47-1.58, 1.65-1.78, 2.04-2.23, 2.47,
2.60-2.69, 3.21-3.30, 3.84, 4.11, 4.30, 6.54, 7.35-7.44, 7.56, 7.89, 8.04, 9.88, 12.11。
TLC:Rf 0.70(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 0.87, 1.41-1.58, 1.63-1.76, 2.00-2.23, 2.43,
2.59-2.70, 3.13-3.28, 3.84, 4.11, 4.29, 6.55, 7.32-7.42, 7.56, 7.90, 8.02, 9.88, 12.11。
TLC:Rf 0.68(ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.14, 1.46-1.58, 1.63-1.78, 2.01-2.22, 2.46,
2.58-2.69, 3.84, 3.97-4.16, 4.31, 6.55, 7.34-7.43, 7.56, 7.74, 7.89, 9.87, 12.09。
参考例4で製造した化合物の代わりに参考例32で製造した化合物を用いて、参考例5→参考例6→参考例10→参考例11→参考例13→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.38(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.16-1.27, 1.50-1.58, 1.66-1.85, 2.09-2.30, 2.42-2.83, 3.46, 3.85, 4.35, 4.55, 6.48, 7.19, 7.27, 7.68, 8.88, 9.90。
参考例10で製造した化合物(72mg)のDMF(1mL)溶液に炭酸セシウム(129mg)、[(2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2',4',6'−トリイソプロピル−
1,1’−ビフェニル)[2−(2−アミノエチル)フェニル]パラジウム(II)クロリド(9mg)、モルホリン(34mg)を加え、マイクロウェーブ反応装置(バイオタージ社製)を用いて110℃にて1時間撹拌した。反応混合物に炭酸カリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(山善自動精製装置)によって精製し、エチルエステル体(46mg)を得た。参考例12で製造した化合物の代わりに得られたエチルエステル体を用いて実施例1と同様の反応を行うことにより標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.36(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(DMSO−d6):δ 1.45-1.55, 1.62-1.80, 2.00-2.10, 2.16-2.26, 2.32-2.77, 2.89-3.06, 3.65-3.78, 3.90-4.05, 4.13-4.26, 6.39, 6.67, 6.74, 7.40, 7.56, 7.84, 9.87, 12.08。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.32, 1.57, 1.66-1.82, 2.36-2.70, 2.79, 3.95-4.22, 4.70, 6.60, 7.02, 7.20, 7.24-7.32, 7.38, 8.74, 9.40。
TLC:Rf 0.42(ジクロロメタン:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.06, 1.62-1.92, 2.58, 2.78, 2.94, 4.85, 6.47, 6.87, 7.01-7.40, 8.41, 8.61, 8.79, 9.75。
参考例10で製造した化合物に代わりに参考例33で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または2−メトキシエチルアミンを用いて、参考例11→参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.57, 1.61-1.86, 2.30-2.73, 3.02, 3.22, 4.59, 4.
73, 6.18, 6.76, 7.18, 7.20-7.32, 7.59, 8.70, 9.51。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.58, 1.60-1.85, 2.30-2.75, 3.19, 3.41, 3.50-3.73, 4.61, 4.74, 6.47-6.62, 6.77, 7.19, 7.21-7.40, 7.56, 8.72, 9.47。
TLC:Rf 0.86(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 1.38-1.44, 2.59, 7.25-7.30, 7.90, 8.03。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.14-1.35, 1.44, 1.64-1.79, 1.79-1.88, 2.17, 2.28-2.50, 2.50-2.71, 3.83, 4.05, 6.91, 7.11, 7.19, 7.22-7.31, 7.45-7.53, 8.79, 9.28。
参考例10で製造した化合物の代わりに参考例35で製造した化合物を用いて、メチルアミン塩酸塩または2−メトキシエチルアミンを用いて、参考例11→参考例12→実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.28-1.40, 1.72, 1.86, 2.01-2.10, 2.14-2.23, 2.63, 3.16, 3.40, 3.53-3.81, 6.64, 7.17, 7.22-7.31, 7.33-7.44, 7.70, 8.82, 9.51。
1H−NMR(CDCl3):δ 1.29-1.42, 1.63-1.80 1.83-1.90, 1.98-2.11, 2.11-2.24, 2.32-2.56, 2.57-2.69, 3.04, 3.19, 6.24, 7.11-7.19, 7.21-7.34, 7.72, 8.82, 9.57。
TLC:Rf 0.62(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H−NMR(CDCl3):δ 0.59, 1.27-1.43, 1.55-1.69, 1.79, 2.18-2.38, 2.52-2.64, 2.64-2.91, 6.53, 7.16-7.35, 7.54, 8.39-8.50, 8.75-8.84, 9.35。
薬理実施例1:プロスタノイドレセプターサブタイプ発現細胞を用いたEP 4 拮抗活性測定実験
ニシガキ(Nishigaki)らの方法(非特許文献4)に準じて、ラットEP4レセプターサブタイプをそれぞれ発現したCHO細胞を調製し実験に供した。サブコンフルエントとなるまで培養した細胞を剥離し,1x106cells/mLとなるようにアッセイミディアム(assay medium)(MEM containing 1mmol/L IBMX,1%HSA)に懸濁した。細胞懸濁液(25μL)を終濃度10nmol/LのPGE2単独、またはこれと試験化合物を共に含む溶液(25μL)を添加して反応を開始し、室温で30分間反応した後、cAMPアッセイキット(assay kit)(CISBIO社製)に記載されている方法に準じ、細胞内のcAMP量を定量した。
マル(submaximal)なcAMP産生作用を示す濃度である10nMの反応に対する抑制率として算出し、IC50値を求めた。
(1)被験物質溶液の調製
被験物質(本発明に用いられる化合物および比較化合物)のDMSO溶液(10mmol/L;5μL)を50%アセトニトリル水溶液(195μL)で希釈して、250μmol/Lの被験物質溶液を調製した。
ウォーターバスであらかじめ37℃に加温した反応用容器に、NADPH−Co−Factor(BD−Bioscience社)および1mg/mLヒト肝ミクロソームを含む0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH7.4)245μLを添加して、5分間プレインキュベーションした。そこに先の被験物質溶液5μLを添加して、反応を開始した(最終濃度1μmol/L)。反応開始直後に反応溶液20μLを採取して、この溶液をアセトニトリル(内部標準物質カンデサルタン含有)180μLに添加して反応を停止した。この反応が停止した溶液(20μL;反応開始直後のサンプル溶液)を除蛋白用フィルタープレート上で50%アセトニトリル(180μL)と撹拌した後、吸引ろ過して、ろ液を標準サンプルとした。
先の反応溶液を37℃で60分間インキュベーションした後、この反応溶液20μLを採取して、アセトニトリル(内部標準物質カンデサルタン含有)180μLに添加して、反応を停止した。この反応が停止した溶液(20μL;60分間反応させたサンプル溶液)を除蛋白用フィルタープレート上で50%アセトニトリル(180μL)と撹拌した後、吸引ろ過して、ろ液を反応サンプルとした。
LC−MS/MSで得られたピーク面積を用いて、標準サンプルの被験物質量(X)および反応サンプルの被験物質量(Y)から、次式に従い、被験物質の残存率(%)を算出した。
残存率(%)=(Y/X)×100
X:標準サンプルの被験物質量(Ratio=被験物質のピーク面積/内部標準物質のピーク面積)
Y:反応サンプルの被験物質量(Ratio=被験物質のピーク面積/内部標準物質のピーク面積)
本発明に用いられる化合物は、ヒト肝ミクロソームに対する安定性が高いこと(残存率(%)の値が大きいこと)が分かった。例えば、いくつかの本発明に用いられる化合物の残存率の値は、下記の表2に示したとおりであった。一方、特許文献2記載の実施例6−117の残存率は、35%であった。
マウス大腸がん細胞株であるCT26の同種移植モデルにて、本発明に用いられる化合
物の抗腫瘍効果を評価した。CT26は、10vol%の非働化済ウシ胎児血清(Fetal Bovine Serum;FBS)、100units/mLのPenicillinおよび100μg/mLのStreptomycinを含むRPMI−1640培地でCO2インキュベーター内にて培養した。移植当日、培養上清を取り除き、CT26をリン酸緩衝液(以下、PBSと略す。)で洗浄したのち、回収した。回収したCT26をハンクス緩衝液に懸濁し、移植用細胞とした。麻酔下で雌性Balb/Cマウス(日本チャールスリバー株式会社)の右側背部に、30万個の移植用細胞を皮下移植した。10mg/kgの本発明に用いられる化合物を、移植当日に1回の経口投与を行い、移植日以降に1日2回の経口投与を行った。なお、対照群には蒸留水を本発明に用いられる化合物投与群と同じ期間投与した。腫瘍体積(mm3)は、電子ノギスを用いて、腫瘍の短径および長径を測定し、以下の数式1および数式2にて相対腫瘍体積を算出した。
製剤例1
以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中に10mgの活性成分を含有する錠剤1万錠を得ることができる。
・4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸 ……100g
・カルボキシメチルセルロースカルシウム(崩壊剤) …… 20g
・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) …… 10g
・微結晶セルロース ……870g
以下の各成分を常法により混合した後、除塵フィルターでろ過し、5mlずつアンプルに充填し、オートクレーブで加熱滅菌して、1アンプル中20mgの活性成分を含有するアンプル1万本を得ることができる。
・4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸 ……200g
・マンニトール …… 20g
・蒸留水 …… 50L
Claims (22)
- 一般式(I)
R1はCOOR8、テトラゾール、SO3H、SO2NH2、SO2NHR8−1、CONHSO2R8−1、SO2NHCOR8−1、またはヒドロキサム酸を表し、
R8は水素原子、C1−4アルキル、またはベンジルを表し、
R8−1は、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C3−10炭素環、または3−10員複素環を表し、各々の該C3−10炭素環および3−10員複素環は、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、−O(C1−4ハロアルキル)、C1−4アルキルチオ、−S(C1−4ハロアルキル)、ハロゲン、またはニトリル(「−CN」を示す;以下同じ)で置換されていてもよく、
L1は、C1−5アルキレン、C2−5アルケニレン、またはC2−5アルキニレンを表し、
R2は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルチオ、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、−O(C1−4ハロアルキル)、−S(C1−4ハロアルキル)、−C(O)(C1−4アルキル)、−SO2(C1−4アルキル)、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)2、−NHC(O)(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)C(O)(C1−4アルキル)、−NHSO2(C1−4アルキル)、−N(C1−4アルキル)SO2(C1−4アルキル)、−SO2NH(C1−4アルキル)、−SO2N(C1−4アルキル)2、−NR17R17、ニトロ、ニトリル、水酸基、アルデヒド(ホルミルを示す;以下同じ)、またはカルボキシルを表し、各々の該C1−4アルキルはハロゲンで置換されていてもよく、
該R2における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
X1はCR6または窒素原子を表し、R6は水素原子またはR2を表し、
X2はCR7または窒素原子を表し、R7は、水素原子、R2、または−L3−R9を表し、L3は、メチレン、酸素原子、または酸化されていてもよい硫黄原子を表し、R9は、ハロゲン、C1−4アルキル、およびC1−4ハロアルキルからなる群より選択される置換基で置換されていてもよい4−10員複素環を表し、
L2は、−CH2CH2−、−CH=CH−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2S−、−SCH2−、−CH2S(O)−、−S(O)CH2−、−CH2SO2−、−SO2CH2−、−CH2NH−、−NHCH2−、−NHCO−、−CONH−、−NHSO2−、または−SO2NH−を表し、
R3はC1−4アルキルまたはハロゲンを表し、
R4は、ハロゲン、C1−4アルキル、またはC1−4ハロアルキルを表し、
X3は、メチレン、酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子、またはNR10を表し、R10は、C1−4アルキル、−C(O)(C1−4アルキル)、−C(O)O(C1−4アルキル)、または−SO2(C1−4アルキル)を表し、各々の該C1−4アルキルはハロゲンで置換されていてもよく、
ringはベンゼン環または5−6員単環式芳香族複素環を表し、
R5は、(1)ハロゲン、(2)C1−4アルキル、(3)カルボキシル、(4)ニトリル、(5)−CONHR11、(6)−C(O)R12、(7)−OR14、(8)−S(O)tR15、(9)−CH2R16、(10)−NR17R17、(11)−NHCOR11、(12)C4−10炭素環、または(13)4−10員複素環を表し、該C4−10炭素環または4−10員複素環は1〜3個のR18で置換されていてもよく、該R18が複数である場合、R18はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R11は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、または4−6員複素環を表し、R11は1〜3個のR13で置換されていてもよく、該R13が複数である場合、R13はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R13は、ハロゲン、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−4アルコキシ、水酸基、−NR20R21、ベンゼン、または4−6員複素環を表し、
R20およびR21は、それぞれ独立して、水素原子またはC1−4アルキルを表し、R12は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、または4−6員複素環を表し、該C3−6シクロアルキル、ベンゼン、または4−6員複素環は、それぞれ独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
R14は、水素原子、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、またはベンジルを表し、該C1−6アルキルは1〜3個のR19で置換されていてもよく、該R19が複数である場合、R19はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよく、
R19は、C1−4アルコキシ、−CONH(C1−4アルキル)、−CON(C1−4アルキル)2、またはC1−4アルキルおよびC1−4ハロアルキルからなる群より選択される置換基で置換されていてもよい5−6員単環式芳香族複素環を表し、
該R19における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
R15は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ベンゼン、またはベンジルを表し、
R16は水酸基またはC1−4アルコキシを表し、
R17は、それぞれ独立して、水素原子、C1−6アルキル、またはC3−6シクロアルキルを表し、
R18は、ハロゲン、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−4アルコキシ、オキソ、ニトリル、水酸基、ヒドロキシメチル、1−メチル−1−ヒドロキシエチル、(C1−4アルキル)SO2−、4−6員複素環、(C1−4アルキル)NH−、または(C1−4アルキル)2N−を表し、
該R18における(C1−4アルキル)2とは、独立した2個のC1−4アルキルを表し、それぞれのC1−4アルキルは同一でも異なっていてもよく、
mは1〜4の整数を表し、nは0〜4の整数を表し、pは0〜2の整数を表し、qは0〜6の整数を表し、rは0〜6の整数を表し、sは0〜4の整数を表し、tは0〜2の整数を表し、
ただし、p、q、r、およびsがそれぞれ2以上の整数を表す場合、R2、R3、R4、およびR5は、それぞれ独立して、同一でも異なっていてもよい。)で示される化合物(但し、4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(イソプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、{2−[(3’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シクロプロパン−1,1’−ナフタレン]−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸、および{2−[(2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−カルボニル)アミノ]フェニル}酢酸を除く)、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物を含有する医薬組成物。 - 一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物が、一般式(I−1)
- 少なくとも一つのR5が−CONHR11である、請求項1または請求項2記載の医薬組成物。
- L2が−NHCO−または−CONH−である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物が、一般式(I−2)
- (1) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(2) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(3) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(4) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メチル−2−プロパニル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(5) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−{[(2S)−1−メトキシ−2−プロパニル]カルバモイル}−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(6) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(7) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(9) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロペンチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(10) 4−{2−[({(2’R,4S)−6−[(2S)−2−ブタニルカルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]−4−シアノフェニル}ブタン酸、
(11) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(12) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(13) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−ピリジニルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(14) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリダジニルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(15) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(シクロブチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(16) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−{[1−(2−メチル−2−プロパニル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルバモイル}−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(17) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(18) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(プロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(19) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−エトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、または
(20) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(エチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(21) 4−[4−シアノ−2−({[(1R,2R)−6’−(メチルカルバモイル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(22) 4−{4−シアノ−2−[({(1R,2R)−6’−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(23) 4−{4−シアノ−2−[({(1R,2R)−6’−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバモイル]−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(24) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−フルオロ−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(25) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−フルオロ−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(26) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−フルオロ−6−(イソプロピルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(27) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(28) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(29) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−7−メトキシ−6−(メチルカルバモイル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(30) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−7−メトキシ−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(31) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,3S)−5−(メチルカルバモイル)−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(32) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,3S)−5−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(33) 4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−6’−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−3’,3’−ジメチル−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、もしくは
(34) 4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−3’,3’−ジメチル−6’−(メチルカルバモイル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物を含有する請求項1記載の医薬組成物。 - 少なくとも一つのR5が1〜3個のR18で置換されていてもよい、C4−10炭素環または4−10員複素環であって、該R18が複数である場合、R18はそれぞれ独立して同一でも異なっていてもよい請求項1または請求項2記載の医薬組成物。
- L2が−NHCO−または−CONH−である、請求項7記載の医薬組成物。
- (1) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(2) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(3) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(4) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(5) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1H−ピラゾール−1−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(6) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1H−ピラゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(7) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(4−ピリダジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(8) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−オキソ−1−ピロリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(9) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(10) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(1H−ピラゾール−1−イル)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(11) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(ジメチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(12) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(6−メチル−3−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(13) 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[6−(メチルアミノ)−3−ピリジニル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、
(14) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(2−ピリジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(15) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1,3−チアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(16) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(17) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(18) 4−[4−シアノ−2−({[(2’R,4S)−6−(3−ピリダジニル)−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、
(19)4−[4−シアノ−2−({[(2’R,3S)−5−(3−ピリジニル)−2H−スピロ[1−ベンゾフラン−3,1’−シクロプロパン]−2’−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、もしくは
(20)4−[4−シアノ−2−({[(1S,2R)−3’,3’−ジメチル−6’−(3−ピリジニル)−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−インデン]−2−イル]カルボニル}アミノ)フェニル]ブタン酸、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物を含有する請求項1記載の医薬組成物。 - 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、その塩、またはその溶媒和物を含有する医薬組成物。
- EP4受容体拮抗剤である請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- EP 4 受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤である請求項1〜11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- EP 4 受容体の活性化に起因する疾患が骨疾患、がん、全身性肉芽腫、免疫疾患、歯槽膿漏、歯肉炎、歯周病、川崎病、多臓器不全、慢性頭痛、疼痛、血管炎、静脈不全、静脈瘤、動脈瘤、大動脈瘤、痔瘻、尿崩症、新生児動脈管開存症、または胆石症である請求項13記載の医薬組成物。
- がんが、乳がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、頭頸部がん、悪性リンパ腫、ぶどう膜悪性黒色腫、胸腺腫、中皮腫、食道がん、胃がん、十二指腸がん、肝細胞がん、胆管がん、胆のうがん、膵臓がん、腎細胞がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、陰茎がん、精巣がん、子宮がん、膣がん、外陰がん、皮膚がん、悪性骨腫瘍、軟部肉腫、軟骨肉腫、白血病、骨髄異形成症候群、または多発性骨髄腫である請求項14記載の医薬組成物。
- 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物を含有し、さらに薬学的に許容される担体を含有してなる、EP4受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤。
- 4−{4−シアノ−2−[({(2’R,4S)−6−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]−2,3−ジヒドロスピロ[クロメン−4,1’−シクロプロパン]−2’−イル}カルボニル)アミノ]フェニル}ブタン酸、その塩、またはその溶媒和物を含有し、さらに薬学的に許容される担体を含有してなる、EP 4 受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤。
- EP4受容体の活性化に起因する疾患が、骨疾患、がん、全身性肉芽腫、免疫疾患、歯槽膿漏、歯肉炎、歯周病、川崎病、多臓器不全、慢性頭痛、疼痛、血管炎、静脈不全、静脈瘤、動脈瘤、大動脈瘤、痔瘻、尿崩症、新生児動脈管開存症、または胆石症である請求項16または請求項17記載の剤。
- がんが、乳がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、頭頸部がん、悪性リンパ腫、ぶどう膜悪性黒色腫、胸腺腫、中皮腫、食道がん、胃がん、十二指腸がん、肝細胞がん、胆管がん、胆のうがん、膵臓がん、腎細胞がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、陰茎がん、精巣がん、子宮がん、膣がん、外陰がん、皮膚がん、悪性骨腫瘍、軟部肉腫、軟骨肉腫、白血病、骨髄異形成症候群、または多発性骨髄腫である請求項18記載の剤。
- 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物と、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗癌性抗生物質、植物性製剤、ホルモン剤、白金化合物、トポイソメラーゼ阻害剤、キナーゼ阻害剤、抗CD20抗体、抗HER2抗体、抗EGFR抗体、抗VEGF抗体、プロテアソーム阻害剤、HDAC阻害剤、および免疫調整薬からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬。
- 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物と、HMG−CoA還元酵素阻害剤、降圧剤、およびテトラサイクリン系抗生物質からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬。
- 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物、その塩、そのN−オキシド体、またはその溶媒和物と、N型カルシウムチャネル阻害剤、一酸化窒素合成酵素(NOS)阻害剤、およびカンナビノイド−2受容体刺激剤からなる群から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬。
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