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JP6914528B2 - タイヤ移動装置および廃タイヤ処理システム - Google Patents

タイヤ移動装置および廃タイヤ処理システム Download PDF

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Description

本発明は、タイヤ移動装置および廃タイヤ処理システムに関する。
従来の廃タイヤのビードワイヤ除去装置が特許文献1に開示されている。このビードワイヤ除去装置は、ベルトコンベヤによって廃タイヤを順次タイヤ供給部に搬送する。タイヤ供給部は、廃タイヤを転動可能に立てた状態で一時保留したのち、順にタイヤ保持手段に送る。タイヤ保持手段は、廃タイヤを転動可能な状態で立った姿勢にして保持し、両側からフック本体を廃タイヤのビードに係合させて引き抜く。そして、ビードを引き抜いたあとの廃タイヤを下方に落下させて破砕機の入口ホッパーに投入し、破砕処理を行う。
特開2003−220610号公報
しかしながら、廃タイヤはベルトコンベヤへの載せ方をあやまると、あらぬ方向に転がっていったり、搬送途中で落下したりしてしまうことがある。廃タイヤをベルトコンベヤに載せる作業を機械で代替することは難しく、人手によらざるを得なかった。そして、廃タイヤをベルトコンベヤに載せる作業は重労働であることから連続した作業をすることができず、作業効率の改善が求められていた。
本発明は、廃タイヤを適切にベルトコンベヤに載せることができるタイヤ移動装置およびこのタイヤ移動装置を有する廃タイヤ処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のタイヤ移動装置は、ロボットハンドと、集積場所の廃タイヤを掴み上げてベルトコンベヤまで移動するようにロボットハンドを制御する制御部と、ロボットハンドが掴み上げた廃タイヤを撮影する手元カメラと、を有し、制御部が、手元カメラの画像に基づいて廃タイヤの姿勢を取得し、当該姿勢に応じた位置で廃タイヤを離すようにロボットハンドを制御する。
本発明のタイヤ移動装置によれば、廃タイヤを掴み上げ、その姿勢に応じた位置で廃タイヤを離す。このようにしたことから、姿勢に応じて、例えば、(1)廃タイヤを直接ベルトコンベヤに落としたり、(2)ベルトコンベヤにホッパーが設置されている構成であれば、ホッパーに当てて姿勢を変えてからベルトコンベヤに落としたり、(3)廃タイヤを落とす高さを変えたりすることができる。そのため、ベルトコンベヤに落ちるときの廃タイヤの姿勢をおおむね一定にすることができ、または、廃タイヤをベルトコンベヤに近づけてから離すことで衝撃を比較的少なくして落とすことができ、廃タイヤを適切にベルトコンベヤに載せることができる。
本発明においては、廃タイヤの姿勢が、中心軸を水平とする縦姿勢、および、中心軸を垂直とする横姿勢を含み、制御部が、縦姿勢のとき、廃タイヤをベルトコンベヤに設置されたホッパーの際でかつ直接ベルトコンベヤに落ちる位置で離し、横姿勢のとき、廃タイヤの一部分がホッパーに当たったのち当該一部分とは別の他部分を下にしてベルトコンベヤに落ちる位置で離すようにロボットハンドを制御することが好ましい。このようにすることで、縦姿勢および横姿勢のいずれでも廃タイヤのトレッド部を下にしてベルトコンベヤに落とすことができ、廃タイヤをより適切にベルトコンベヤに載せることができる。また、比較的高い位置から廃タイヤを落とすことができるので、廃タイヤの移動距離を少なくすることができる。
本発明においては、ホッパーが、複数のローラで構成されていることが好ましい。このようにすることで、ホッパーに当たった廃タイヤが途中で引っかかることを抑制して、トレッド部から下方に滑り落ちるので、廃タイヤをより適切にベルトコンベヤに載せることができる。
本発明においては、集積場所の廃タイヤを撮影する全体カメラをさらに備え、制御部が、全体カメラの画像に基づいて集積場所の廃タイヤの高さ位置を取得し、当該高さ位置に基づいてロボットハンドで掴み上げる廃タイヤを選択することが好ましい。このようにすることで、集積場所に積み上げられた廃タイヤのうちの比較的高い位置にあるものから掴み上げることができ、そのため、積み上げられた廃タイヤを大きく崩してしまうことなく、効率よく移動することができる。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様の廃タイヤ処理システムは、ベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの下流に配置された廃タイヤ破砕装置と、上述したタイヤ移動装置と、を有することを特徴とする。本発明によれば、上記タイヤ移動装置を有しているので、廃タイヤを適切にベルトコンベヤに載せることができる。
本発明によれば、廃タイヤを適切にベルトコンベヤに載せることができるので、作業効率を効果的に高めることができる。
本発明の一実施形態に係る廃タイヤ処理システムの概略構成を示す図である。 図1の廃タイヤ処理システムが有するタイヤ移動装置を説明する図である。 図2のタイヤ移動装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図2のタイヤ移動装置が廃タイヤを掴み上げたときの姿勢の例を説明する図である。 縦姿勢の廃タイヤをホッパーに投入する場合の一例を示す図である。 横姿勢の廃タイヤをホッパーに投入する場合の一例を示す図である。 横姿勢の廃タイヤをホッパーに投入する場合の他の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る廃タイヤ処理システムについて、各図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る廃タイヤ処理システムの概略構成を示す図である。図1(a)は上方から見た図であり、図1(b)は側方から見た図である。図2は、図1の廃タイヤ処理システムが有するタイヤ移動装置を説明する図である。図2(a)はタイヤ移動装置が有するロボットハンドを側方から見た図である。図2(b)はロボットハンドを正面から見た図である。図2(c)はタイヤ移動装置の機能ブロック図である。
本実施形態の廃タイヤ処理システム1は、搬送部2と、搬送装置10、10と、廃タイヤ破砕装置18と、タイヤ移動装置20、20とを有している。
搬送部2は、第1搬送コンベヤ3と、その下流に搬送方向が直角に曲がるように配置された第2搬送コンベヤ4とを有している。第1搬送コンベヤ3は、図示しないホイールローダによって積載された廃タイヤTを搬送して第2搬送コンベヤ4上に落下させる。第2搬送コンベヤ4は、廃タイヤTが集積されると後述するタイヤ移動装置20まで搬送する。第2搬送コンベヤ4は集積場所に相当する。
搬送装置10は、ベルトコンベヤ11と、ホッパー12と、ガイド部15とを有している。
ベルトコンベヤ11は、サイドウォール部Tbを下にして載せられた廃タイヤTを1つずつ廃タイヤ破砕装置18に搬送する。
ホッパー12は、ベルトコンベヤ11の上流側端部に配置されており、後述するタイヤ移動装置20により廃タイヤTが投入される。ホッパー12は、ベルトコンベヤ11の上流端に配置された上流端壁部13と、ベルトコンベヤ11の両側に配置された側壁部14、14とを有している。上流端壁部13および側壁部14、14によって、ベルトコンベヤ11の上流側端部は三方を囲まれている。上流端壁部13および側壁部14、14は、複数のローラで構成されている。これら複数のローラは、回転軸がベルトコンベヤ11と平行でかつ上方から下方に向かうにしたがって徐々にベルトコンベヤ11に近づく傾斜状に並べて配置されている。
ガイド部15は、ホッパー12の下流側に隣接して配置されており、外にはみ出た廃タイヤTがガイド部15に接しながら下流に移動することによりベルトコンベヤ11上に戻す。ガイド部15は、ベルトコンベヤ11の両側に配置された複数のローラで構成されている。これら複数のローラは、回転軸がベルトコンベヤ11と直交しかつ上流から下流に向かうにしたがって徐々にベルトコンベヤ11に近づくように並べて配置されている。
廃タイヤ破砕装置18は、搬送装置10によって搬送されてきた廃タイヤTのビードワイヤを引き抜いてゴム部分と分離し、ゴム部分をチップ状に破砕する。
タイヤ移動装置20は、第2搬送コンベヤ4上に集積された廃タイヤTを1つずつベルトコンベヤ11に移動する。タイヤ移動装置20は、ロボットハンド21と、手元カメラ25と、全体カメラ27と、制御部28とを有している。
ロボットハンド21は、旋回部22と、その上面に立設された多関節のアーム部23と、アーム部23の先端に設けられ、廃タイヤTを掴むハンド部24とを有している。旋回部22の旋回機構、アーム部23の関節機構およびハンド部24の開閉機構は、サーボモータなどのアクチュエータ26を有している。ロボットハンド21は、アクチュエータ26によって旋回動作、関節曲げ伸ばし動作および開閉動作を行う。
手元カメラ25は、ロボットハンド21のアーム部23に取り付けられており、ハンド部24により掴んだ廃タイヤTを撮影する。
全体カメラ27は、ロボットハンド21の正面に第2搬送コンベヤ4を挟んで設置されている。全体カメラ27は、第2搬送コンベヤ4上のロボットハンド21の作業範囲(ハンド部24が届く範囲)全体を撮影する。
制御部28は、コンピュータを有して構成されている。制御部28は、タイヤ移動装置20全体の動作を司る。制御部28は、アクチュエータ26、手元カメラ25および全体カメラ27に接続されている。なお、制御部28は、1つのコンピュータで構成されていてもよく、または、ロボットハンド21および全体カメラ27にそれぞれ設けられた複数のコンピュータで構成されていてもよい。
ここで、制御部28が行う処理および廃タイヤTをホッパー12に投入した場合の廃タイヤTの様子について、図3〜図7を参照して説明する。
図3は、制御部28が実行するタイヤ移動処理の一例を示すフローチャートである。図4は、廃タイヤTを掴み上げたときの姿勢の例を説明する図である。図4(a)〜(f)において、上の図はロボットハンド21の旋回部22側からハンド部24を見たときの図であり、下の図はそのときの廃タイヤTを手元カメラで撮影した画像の一例である。
図4(a)は、廃タイヤTの中心軸Pが水平となる縦姿勢である。図4(b)は、廃タイヤTの中心軸が垂直となりかつ全体が左寄りにある左寄り横姿勢である。図4(c)は、廃タイヤTの中心軸Pが垂直となりかつ全体が右寄りにある右寄り横姿勢である。図4(d)は、廃タイヤTの中心軸Pが水平に対し左上がり15度に傾斜した姿勢である。図4(e)は、廃タイヤTの中心軸Pが水平に対し左上がり45度に傾斜した姿勢である。図4(f)は、廃タイヤTの中心軸Pが水平に対し右上がり45度に傾斜した姿勢である。なお、ここで左右とは、ロボットハンド21の旋回部22側からハンド部24を見たときのことをいう。本実施形態において、廃タイヤTの中心軸Pが水平に対し45度以上のとき横姿勢として扱い、45度未満のとき縦姿勢として扱う。この横姿勢および縦姿勢とするしきい値(本実施形態では45度)は、廃タイヤ処理システム1の構成などに応じて任意に設定可能である。
図5〜図7は、廃タイヤをホッパーに投入する場合の例を示す図であって、図5は縦姿勢、図6は左寄り横姿勢、図7は右寄り横姿勢の場合を示す。
始めに、制御部28は、全体カメラ27が撮影した画像を解析して、第2搬送コンベヤ4上に集積された複数の廃タイヤTの高さ位置を取得し、最も高い位置にある廃タイヤTを特定する(ステップS110)。
次に、制御部28は、アクチュエータ26に対して制御信号を送信し、特定した廃タイヤTを移動対象として選択し、当該廃タイヤTをハンド部24で掴むとともにアーム部23で持ち上げる(ステップS120)。
次に、制御部28は、手元カメラ25が撮影した画像を解析して、掴み上げた廃タイヤTの姿勢を取得する(ステップS130)。なお、廃タイヤTの姿勢を取得する画像解析方法として、例えば、エッジを検出して予め用意された画像と比較することにより姿勢を検出したり、異なる姿勢の画像を多数入力して機械学習を行うことにより生成した学習データを用いて姿勢を検出したりするなど、各種画像解析方法を用いることができる。
そして、制御部28は、アクチュエータ26に対して制御信号を送信し、旋回部22を旋回してハンド部24をホッパー12の上方まで移動し、廃タイヤTを離してホッパー12に投入する。
詳細には、図5(a)に示すように、廃タイヤTが縦姿勢であれば(ステップS140で縦姿勢)、ハンド部24をベルトコンベヤ11における上流端壁部13の際の上方まで移動する。そして、図5(b)に示すように、トレッド部Taを下にして廃タイヤTをベルトコンベヤ11に直接落とす(ステップS150)。その後、図5(c)〜(e)に示すように、ベルトコンベヤ11に落ちた廃タイヤTは、上流端壁部13に倒れるとともにベルトコンベヤ11により下流側に引きずられ、サイドウォール部Tbを下にしてベルトコンベヤ11に載せられて下流に向けて搬送される。
または、図6(a)に示すように、廃タイヤTが左寄り横姿勢であれば(ステップS140で左寄り横姿勢)、ハンド部24をベルトコンベヤ11における上流端壁部13の際よりやや下流の位置の上方まで移動させ、サイドウォール部Tbを下に向けて廃タイヤTを離す(ステップS160)。このとき、図6(b)に示すように、廃タイヤTの左側部分は上流端壁部13の上方にあり、左側部分が上流端壁部13に当たることにより廃タイヤTが姿勢を変えて右側部分のトレッド部Taを下にしてベルトコンベヤ11に落ちる。その後、図6(c)〜(e)に示すように、ベルトコンベヤ11に落ちた廃タイヤTは、上流端壁部13にサイドウォール部Tbを重ね、ベルトコンベヤ11により下流側に引きずられ、サイドウォール部Tbを下にしてベルトコンベヤ11に載せられて下流に向けて搬送される。
または、図7(a)に示すように、廃タイヤTが右寄り横姿勢であれば(ステップS140で右寄り横姿勢)、ハンド部24を上流端壁部13の上方まで移動させ、サイドウォール部Tbを下に向けて廃タイヤTを離す(ステップS170)。このとき、図7(b)に示すように、廃タイヤTの左側部分は上流端壁部13の上方にあり、左側部分が上流端壁部13に当たることにより廃タイヤTが姿勢を変えて右側部分のトレッド部Taを下にしてベルトコンベヤ11に落ちる。その後、図7(c)〜(e)に示すように、ベルトコンベヤ11に落ちた廃タイヤTは、上流端壁部13にサイドウォール部Tbを重ね、ベルトコンベヤ11により下流側に引きずられ、サイドウォール部Tbを下にしてベルトコンベヤ11に載せられて下流に向けて搬送される。
このようにして、タイヤ移動装置20は、掴み上げた廃タイヤTの姿勢に応じた位置で離すことにより、廃タイヤTをトレッド部Taからベルトコンベヤ11に落とすことができる。
以上より、本実施形態の廃タイヤ処理システム1によれば、タイヤ移動装置20が、廃タイヤTを掴み上げ、その姿勢に応じた位置で廃タイヤTを離す。このようにしたことから、姿勢に応じて、廃タイヤTを直接ベルトコンベヤ11に落としたり、ホッパー12に当てて姿勢を変えてからベルトコンベヤ11に落としたりすることができる。そのため、ベルトコンベヤ11に落ちるときの廃タイヤTの姿勢をおおむね一定にすることができ、廃タイヤTを適切にベルトコンベヤ11に載せることができる。
また、廃タイヤTの姿勢が、中心軸を水平とする縦姿勢、および、中心軸を垂直とする横姿勢を含む。そして、縦姿勢のとき、廃タイヤTをベルトコンベヤ11に設置されたホッパー12の上流端壁部13の際でかつ直接ベルトコンベヤ11に落ちる位置で離し、横姿勢のとき、廃タイヤTの左側部分がホッパー12の上流端壁部13に当たったのち当該左側部分とは別の右側部分を下にしてベルトコンベヤ11に落ちる位置で離す。このようにすることで、縦姿勢および横姿勢のいずれでも廃タイヤTのトレッド部Taを下にしてベルトコンベヤ11に落とし上流端壁部13に重なるようにすることができる。これにより、上流端壁部13に重なっている廃タイヤTをベルトコンベヤ11で引きずって倒すことにより、廃タイヤTをより適切にベルトコンベヤに載せることができる。また、比較的高い位置から廃タイヤTを落とすことができるので、廃タイヤTの移動距離を少なくすることができ、作業効率を効果的に高めることができる。
また、ホッパー12の上流端壁部13および側壁部14、14が、複数のローラで構成されている。このようにすることで、上流端壁部13に当たった廃タイヤTが途中で引っかかることを抑制して、トレッド部Taから下方に滑り落ちるので、廃タイヤTをより適切にベルトコンベヤ11に載せることができる。また、側壁部14、14に当たった廃タイヤTについても、途中で引っかかることを抑制して、下方に滑り落ちる。
また、全体カメラ27の画像に基づいて第2搬送コンベヤ4に集積された廃タイヤTの高さ位置を取得し、当該高さ位置に基づいてロボットハンドで掴み上げる廃タイヤを選択する。このようにすることで、第2搬送コンベヤ4に積み上げられた廃タイヤTのうちの比較的高い位置にあるものから掴み上げることができ、そのため、積み上げられた廃タイヤTを大きく崩してしまうことなく、効率よく移動することができる。
上述した実施形態では、廃タイヤTの中心軸Pが水平に対し45度以上のとき横姿勢として扱い、45度未満のとき縦姿勢として扱って、横姿勢および縦姿勢に応じた位置で離すものであったが、これに限定するものではない。例えば、廃タイヤTの中心軸Pの水平に対する角度に応じた位置で廃タイヤTを離す構成としてもよい。このようにすることで、よりきめ細かく位置を調整して、より適切な位置で廃タイヤTを離すことができるので、ベルトコンベヤ11に落ちるときの廃タイヤTの姿勢のばらつきをさらに抑制して一定にすることができ、廃タイヤTをより適切にベルトコンベヤ11に載せることができる。または、姿勢に応じて、廃タイヤTをベルトコンベヤ11にできるだけ近づけてから離すようにしてもよい。このようにすることで、衝撃を比較的少なくして落とすことができ、廃タイヤTを適切にベルトコンベヤ11に載せることができる。
また、上述した実施形態では、ホッパー12の上流端壁部13および側壁部14、14を複数のローラで構成したものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、各壁部を、ローラに代えて鉄板や鉄棒などで構成してもよい。
上記に本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
1…廃タイヤ処理システム、2…搬送部、3…第1搬送コンベヤ、4…第2搬送コンベヤ、10…搬送装置、11…ベルトコンベヤ、12…ホッパー、13…上流端壁部、14…側壁部、15…ガイド部、18…廃タイヤ破砕装置、20…タイヤ移動装置、21…ロボットハンド、22…旋回部、23…アーム部、24…ハンド部、25…手元カメラ、26…アクチュエータ、27…全体カメラ、28…制御部、T…廃タイヤ

Claims (5)

  1. ロボットハンドと、
    集積場所の廃タイヤを掴み上げてベルトコンベヤまで移動するようにロボットハンドを制御する制御部と、
    ロボットハンドが掴み上げた廃タイヤを撮影する手元カメラと、を有し、
    制御部が、手元カメラの画像に基づいて廃タイヤの姿勢を取得し、当該姿勢に応じた位置で廃タイヤを離すようにロボットハンドを制御することを特徴とするタイヤ移動装置。
  2. 廃タイヤの姿勢が、中心軸を水平とする縦姿勢、および、中心軸を垂直とする横姿勢を含み、
    制御部が、
    縦姿勢のとき、廃タイヤをベルトコンベヤに設置されたホッパーの際でかつ直接ベルトコンベヤに落ちる位置で離し、
    横姿勢のとき、廃タイヤの一部分がホッパーに当たったのち当該一部分とは別の他部分を下にしてベルトコンベヤに落ちる位置で離すようにロボットハンドを制御することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ移動装置。
  3. ホッパーが、複数のローラで構成されていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ移動装置。
  4. 集積場所の廃タイヤを撮影する全体カメラをさらに備え、
    制御部が、全体カメラの画像に基づいて集積場所の廃タイヤの高さ位置を取得し、当該高さ位置に基づいてロボットハンドで掴み上げる廃タイヤを選択することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のタイヤ移動装置。
  5. ベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの下流に配置された廃タイヤ破砕装置と、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のタイヤ移動装置と、を有することを特徴とする廃タイヤ処理システム。
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