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JP6909718B2 - ガス回収容器 - Google Patents

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JP6909718B2
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Description

本発明は、ガス回収容器に関する。
需要家で使用されるガスは、ガス配管及びガスメーターを介して各需要家に供給されている。また、ガスメーターは、計量法により、一定期間毎に交換することが義務付けられている。取り替えられた新しいガスメーター内には空気が残留している。そのため、ガスメーターの取り替え後には、ガスメーター内に残留した空気(以下、「残留空気」という。)をパージする作業(以下、「パージ作業」という。)を行う。
近年、パージ作業を行う場合、ガスメーターのガス出管に設けた、チーズのガス放出口に導管を介してガス回収容器を接続し、パージされた残留空気及びパージ作業に伴って放出されるガスをガス回収容器内に回収することが行われている。特許文献1には、プラスチック容器の内部に活性炭が充填され、プラスチック容器にガス入出力バルブが接続された回収用のガス吸着容器が開示されている。
特開2004−346986号公報
このようなガス回収容器は、作業時の操作性を考慮して、ガス入出力用の接続部材が可動式となっている場合がある。その場合、ガス回収容器を運搬する際に、接続部材が不用意に突出し、破損したり折損したりすることがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、運搬時における接続部材の損傷を抑制することができるガス回収容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明のガス回収容器は、容器本体と、前記容器本体の内部と連通する連通路が形成され、前記容器本体から突出するように立設形成された立設部と、前記立設部の先端から屈曲して延出し、前記連通路と他部材との接続開口が形成された延出部とを有し、前記延出部が前記容器本体の外面に沿った収納位置と前記収納位置に配置されているときよりも前記接続開口が前記容器本体の外面から離れる使用位置とに移動可能とされ、前記連通路を開閉可能なバルブを有する接続部材と、前記接続開口に挿入されて前記接続開口を閉止する閉止キャップと、前記閉止キャップに取付けられたキャップ取付部と、前記容器本体に取付けられた本体取付部と、前記キャップ取付部と前記本体取付部とを連結する連結部と、を有し、前記閉止キャップが前記接続開口に挿入された状態で、前記閉止キャップを介して前記接続部材を前記収納位置に保持する保持部材と、を備えている。
第1の発明のガス回収容器は、容器本体の内部と連通する連通路が形成され、連通路を開閉可能とされたバルブを有する接続部材を備えている。接続部材は、容器本体から突出するように立設形成された立設部と、立設部の先端から屈曲して延出し連通路が他部材と接続される接続開口が形成された延出部を有している。接続部材は、延出部が容器本体の外面に沿って配置される収納位置と、この収納位置に配置されているときよりも接続開口が前記容器本体の外面から離れる使用位置とに移動可能とされている。
ガス回収時には、接続部材を使用位置に配置して接続開口と他部材、例えば接続管とを接続する。使用位置では、収納位置に配置されているときよりも接続開口が容器本体の外面から離れているので、作業性が向上する。
ガス回収の作業を行わないときには、閉止キャップを接続開口に挿入することにより、不用意に接続部材の連通路が開放された場合でも、容器本体内への空気の流入を防止することができる。
また、接続開口に閉止キャップが挿入された状態で、接続部材は、閉止キャップを介して保持部材によって収納位置に保持されるので、運搬時における接続部材の損傷を抑制することができる。
さらに、ガス回収の作業中、閉止キャップは接続開口から取り外されるが、保持部材のキャップ取付部に取付けられているので、容器本体から離脱することがなく、ガス回収作業中における閉止キャップの紛失を防止することができる。
第2の発明のガス回収容器は、前記容器本体は、円筒状の側面部、及び前記側面部の上端から連続して径方向内側へ延出し前記側面部の開口を縮径する肩部と、を有し、前記立設部は前記肩部に形成され、前記接続部材は前記立設部を中心に回転して前記収納位置と前記使用位置との間を移動可能とされている。
第2の発明のガス回収容器は、接続部材の立設部が、容器本体の肩部に形成されているので、立設部を中心に接続部材を回転させることにより、接続開口を容易に使用位置に配置することができる。
第3の発明のガス回収容器は、前記接続部材は、前記収納位置に配置された状態で、前記接続開口が平面視において前記側面部よりも径方向内側に配置されている。
第3の発明のガス回収容器によれば、収納位置に配置された延出部の接続開口が側面部よりも径方向内側に配置されているので、運搬時に障害物等と接続部材との干渉が抑制され、接続部材の損傷が抑制される。
第4の発明のガス回収容器は、前記連結部は弾性変形により伸縮可能とされ、前記接続部材は前記使用位置に配置された状態で前記閉止キャップが前記接続開口に挿入されると、伸長した前記連結部の復元力による短縮で前記収納位置に配置されるものである。
第4の発明のガス回収容器では、接続部材が使用位置に配置された状態で接続開口に閉止キャップが挿入されるとき、連結部は弾性変形して伸長状態となっている。連結部は復元力により短縮すると、閉止キャップと共に移動して、自動的に接続部材が収納位置に配置される。これにより、手作業で接続部材を収納位置に配置する必要がなく、ガス回収後の作業終了時における収納の手間が少なくなり、利便性が向上する。
第5の発明のガス回収容器は、前記容器本体の外面には取付孔が形成された引掛部が形成され、前記本体取付部は紐状とされ前記取付孔に挿入されて前記引掛部に取付けられるものである。
第5の発明のガス回収容器によれば、紐状の本体取付部を用いて、簡易に保持部材を容器本体に取付けることができる。
第6の発明のガス回収容器は、前記閉止キャップは、前記接続開口に挿入される挿入円柱部、及び、前記挿入円柱部よりも大径で前記挿入円柱部の一端に形成されたフランジ部を有し、前記キャップ取付部は、内径が前記フランジ部よりも小径の環状とされ前記挿入円柱部が挿入された状態で前記閉止キャップに取付けられている。
第6の発明のガス回収容器によれば、簡易な構成で閉止キャップをキャップ取付部に取付けることができる。
本発明のガス回収容器によれば、運搬時における接続部材の損傷を抑制することができる。
本実施形態での作業対象となるガスメーターの構成の一例を示す正面図である。 本実施形態に係るガス回収容器の側面図である。 本実施形態に係るガス回収容器の未使用時における平面図である。 本実施形態の保持部材及び閉止キャップの側面図である。 本実施形態に係るガス回収容器の使用時における平面図である。 本実施形態に係るガス回収容器の使用終了時において閉止キャップを取付けた直後の状態を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
本実施形態のガス回収容器10は、一例として、図1に示されるガスメーターGMの交換作業時に使用される。ガスメーターGMには、入管G12及び出管G14が接続されている。入管G12にはメーターコックG16が設けられ、出管G14にはチーズG18が設けられている。また、チーズG18のガス放出口G18Aには、プラグG18Bが取り付けられている。ガスメーターGMの交換作業については、後述する。
図2に示されるように、本実施形態のガス回収容器10は、合成樹脂及び金属等を含む容器本体12を備えている。容器本体12は、底部13、側面部14、肩部16、及び口部18を有している。底部13は円形状とされ、容器本体12の底面を構成している。側面部14は、底部13から連続して形成された円筒状とされている。肩部16は、側面部14の上端から連続して径方向内側へ延出し、側面部14の開口を縮径している。口部18は、肩部16の内端から連続して上側へ延出された円筒状とされている。口部18の外周には、雄ネジ(不図示)が形成されており、口部18にはキャップ19が螺合されている。容器本体12は、口部18がキャップ19によって封止されており、内部が密閉状態とされている。
容器本体12の内部には、活性炭等の吸着剤(不図示)が収容されている。回収したガスは、吸着剤に吸着される。ガス回収の作業開始前には、容器本体12の内部は、真空レベル(例えば、絶対圧として0〜0.095MPa程度)まで減圧されている。
容器本体12の肩部16には、一対の引掛部20が設けられている。引掛部20は、側面視で略半円形の板状とされ、中央に取付孔22が形成されている。引掛部20は、口部18を挟んで両側に1個ずつ設けられている。各々の引掛部20には、運搬時に持ち手となる2本のバンド部材24が取付けられている。各々のバンド部材24は、取付孔22に挿入され、先端に取付孔22の径よりも長い細棒26が固定されており、細棒26により取付孔22からの抜けが阻止されている。なお、引掛部20には、後述する保持部材40の本体取付部42も取付けられる。
容器本体12の肩部16には、接続部材30が設けられている。図3に示されるように、接続部材30は、平面視において、容器本体12の中心に対して点対称の位置に一対配置されている。一対の接続部材30の構成は同一である。
接続部材30は、立設部32及び延出部34を有している。立設部32は、肩部16から立ち上がるように設けられ、肩部16に固定された基部32Aと、基部32A上に基部32Aと同軸に取付けられた管状の回転部32Bとを有している。回転部32Bは、基部32Aに対して管軸周りに回転可能に取付けられている。基部32A及び回転部32Bには、容器本体12内と連通する流路31Aが形成されている。
延出部34は、屈曲部34A、及びバルブ部34Bを有している。屈曲部34Aは、回転部32Bと一体的に形成され、回転部32Bの上端から90°屈曲した管状とされ、内部に流路31Bが形成されている。バルブ部34Bは、屈曲部34Aの先端から同軸的に延出された管状とされ、内部に流路31Cが形成されている。バルブ部34Bの先端には、流路31Cの開口端である接続開口36が形成されている。流路31A、流路31B、及び流路31Cにより、容器本体12の内外を連通させる、連続した連通路31が形成されている。バルブ部34Bには、開閉バルブ35が設けられている。開閉バルブ35により連通路31の開閉が可能とされている。
接続部材30の延出部34は、回転部32Bが管軸周りに回転することにより、接続開口36が円弧を描きながら立設部32と連動して回転する。接続部材30の延出部34が肩部16に沿って配置される位置を、接続部材30の収納位置P1とする(図2、3参照)。この収納位置P1では、接続開口36は、平面視において側面部14よりも径方向内側に配置されている。また、収納位置P1に配置されているときよりも接続開口36が肩部16の外面から離れる位置、例えば、本実施形態では、図3に2点鎖線で示されるように、収納位置P1から90°回転した位置を接続部材30の使用位置P2とする。使用位置P2では、接続開口36は、平面視において側面部14よりも径方向外側に配置されている。
接続開口36には、不使用時に閉止プラグ38が取付けられている。図4に示されるように、閉止プラグ38は、円柱状の挿入円柱部38A、及び、挿入円柱部38Aよりも大径で挿入円柱部38Aの一端に形成されたフランジ部38Bを有している。挿入円柱部38Aの一部が、接続開口36に挿入されて、接続開口36を閉止する。これにより、不使用時に不用意に開閉バルブ35が開放されてしまった場合にも、容器本体12内への空気の流入を防止することができる。閉止プラグ38は、保持部材40により容器本体12に取り付けられている。
図4に示されるように、保持部材40は、本体取付部42、連結部44、及びプラグ取付部46を有している。本体取付部42は、円形環42A、円形環42Aと一体的に形成された紐固定部42B、及び、長尺の紐42Cを有している。紐42Cの両端は、紐固定部42Bに固定され、紐42Cは環状となっている。紐42Cは、環状の一部を引掛部20の取付孔22に挿通させ、引掛部20に挿通させない部分を紐42Cの挿通部分にくぐらせて、引掛部20に取付けられる。
連結部44は、スプリング部44A、及び、スプリング部44Aの一端に形成されたリング部44Bを有している。また、スプリング部44Aの他端には、プラグ取付部46が形成されている。スプリング部44Aは、細長の樹脂部材が螺旋状に巻回された、所謂カールコード状とされており、伸縮可能とされている。スプリング部44Aに力が作用していない状態では、隣り合う巻回し部分同士が密着して短縮された状態となっている。一方、スプリング部44Aは、引張力を作用させることにより隣り合う巻回し部分同士が離れて伸張された状態となる。この伸張された状態では、スプリング部44Aに、短縮状態へ復元しようとする復元力が働く。当該スプリング部44Aの復元力が、スプリング部44Aに作用する引張力よりも大きくなると、スプリング部44Aは引張力に抗して短縮される。本実施形態では、スプリング部44Aの復元力は、接続部材30を回転させるために要する力よりも大きくなるように設定されている。
リング部44Bは、スプリング部44Aと一体的に形成されて一端延出された細長の樹脂部材が折り返され、止具44Dにより係止されてリング状に形成され、円形環42Aと連結されている。プラグ取付部46は、スプリング部44Aと一体的に形成されて他端から延出された細長の樹脂部材が折り返され、止具44Eにより係止されてリング状に形成されている。プラグ取付部46の内径は、閉止プラグ38のフランジ部38Bよりも小径とされている。閉止プラグ38は、挿入円柱部38Aがプラグ取付部46に挿入されることにより、摩擦力で保持部材40の一端に保持される。
肩部16には、排出用接続部28が形成されている。排出用接続部28には、内部に容器本体12と連通する流路(不図示)が形成されており、回収したガスを容器本体12から排出させる際に用いる。
次に、ガス回収容器10の使用について説明する。
使用前のガス回収容器10は、図3に示されるように、接続部材30が収納位置P1に配置され、閉止プラグ38が接続開口36に挿入され、開閉バルブ35が閉鎖されている。
まず、作業員は、メーターコックG16を閉めた後、既設のガスメーターGMを入管G12及び出管G14から取り外す。そして、新しいガスメーターGMを入管G12及び出管G14に対して接続する。なお、取り外したガスメーターGMについては、ガスの流入口及び流出口に各々キャップを装着し、作業終了後に持ち帰る。
次に、新しいガスメーターGMを入管G12及び出管G14に取り付けた後、チーズG18からプラグG18Bを取り外し、ガス放出口G18Aに対して接続管50の一端側の第1アダプタ52を接続する。接続管50には、ガス遮断制御装置GCが接続されている。また、ガス回収容器10の2つの接続部材30について、閉止プラグ38を接続開口36から取り外し、接続部材30を収納位置P1から使用位置P2へ回転移動させる。一方の接続部材30の接続開口36には、接続管50の他端側の第2アダプタ54を取り付ける(図5参照)。これにより、出管G14とガス回収容器10とがガス遮断制御装置GCを介して接続される。また、他方の接続部材30の接続開口36には、ホース56を介して圧力計58を取り付ける。圧力計58を取り付けた後、圧力計58に接続した方の接続部材30の開閉バルブ35を開放する。
作業員は、メーターコックG16を開放すると共に、接続管50を接続した方の接続部材30の開閉バルブ35を開放する。これにより、入管12から新しいガスメーターGMに供給ガスが流入し、ガスメーターGM内の残留空気が供給ガスで押し出され、ガス遮断制御装置GCを介してガス回収容器10に回収され始める。ガス遮断制御装置GCにおいて、新しいガスメーターGM内の空気が確実にパージされ、供給ガス(例えば、都市ガスやプロパンガス等)に置換されていると判断された後、作業員は、2つの接続部材30の開閉バルブ35を閉鎖すると共に、メーターコックG16を閉鎖する。
次に、作業員は、第1アダプタ52をガス放出口G18Aから取り外し、プラグG18Bを取り付けてガス放出口G18Aを閉鎖する。その後、メーターコックG16を開放する。また、第2アダプタ54を接続開口36から取り外し、保持部材40の連結部44を伸張させつつ、閉止プラグ38を接続開口36へ挿入する(図6参照)。これにより、接続開口36は閉鎖される。また、保持部材40の連結部44が復元力により伸張状態から短縮することで、接続部材30は、使用位置P2から収納位置P1へ回転移動する(図3参照)。圧力計58が取付けられた方の接続部材30についても、同様に、ホース56を接続開口36から取り外し、保持部材40の連結部44を伸張させつつ、閉止プラグ38を接続開口36へ挿入する。これにより、接続開口36は閉鎖される。また、保持部材40の連結部44が復元力により伸張状態から短縮することで、接続部材30は、使用位置P2から収納位置P1へ回転移動する(図3参照)。
本実施の形態のガス回収容器10は、接続部材30を回転させて使用位置P2に配置して、接続開口36を第2アダプタ54と接続するので、接続部材30が収納位置P1に配置されているときよりも接続の作業性が向上する。
ガス回収の作業を行わないときには、閉止プラグ38を接続開口36に挿入することにより、不用意に開閉バルブ35が開放された場合でも、容器本体12内への空気の流入を防止することができる。
また、接続開口36に閉止プラグ38が挿入された状態で、接続部材30は、閉止プラグ38を介して保持部材40によって収納位置P1に保持されるので、運搬時において、不用意に接続部材30が回転して他のガス回収容器10や運搬用の他部材に接触して損傷することを抑制することができる。さらに収納位置P1に配置された状態で、接続部材30は、平面視において側面部14よりも径方向内側に配置されているので、運搬時における接続部材30の損傷をより抑制することができる。
さらに、ガス回収の作業中、閉止プラグ38は接続開口36から取り外されるが、保持部材40のプラグ取付部46に取付けられているので、容器本体12から離脱することがなく、ガス回収作業中における閉止プラグ38の紛失を防止することができる。
また、接続部材30が使用位置P2に配置された状態で接続開口36に閉止プラグ38を挿入すると、連結部44が復元力により短縮して、自動的に接続部材30が収納位置P1に配置される。したがって、手作業で接続部材30を収納位置P1に配置する必要がなく、ガス回収後の作業終了時における、収納の手間が少なくなり、利便性が向上する。
また、容器本体12の外面には、取付孔22が形成された引掛部20が設けられているので、保持部材40の紐状の本体取付部42により、保持部材40を容易に容器本体12に取付けることができる。また、保持部材40の構成も簡易にすることができる。
また、閉止プラグ38は、挿入円柱部38A、及び、挿入円柱部38Aよりも大径で挿入円柱部38Aの一端に形成されたフランジ部38Bを有している。したがって、プラグ取付部46の内径をフランジ部38Bよりも小径とすることにより、挿入円柱部38Aをプラグ取付部46に挿入することにより、容易に保持部材40へ取り付けることができると共に、保持部材40の構成も簡易にすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、保持部材40の連結部44は、弾性変形可能なゴムや金属のスプリングで形成することもできる。また、連結部44は、必ずしも弾性変形可能でなくてもよく、手動で収納位置P1に移動させた接続部材30の接続開口36に、閉止プラグ38を挿入してもよい。
また、本実施形態では、接続部材30を容器本体12の肩部16に2個(一対)形成したが、1個のみでも、3個以上形成してもよい。
また、本実施形態では、ガス回収容器10をガスメーターGMの交換時に用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ガスメーターGMの新設時に用いる形態としてもよいし、入管G12、出管G14、及び地中に埋設された埋設管等の他の部材の交換時、及び新設時に用いてもよい。
10 ガス回収容器、 12 容器本体、 14 側面部、 16 肩部
20 引掛部、 30 接続部材、 31 連通路、 32 立設部、 34 延出部
35 開閉バルブ、 36 接続開口
38 閉止プラグ(閉止キャップ)、 38A 挿入円柱部、 38B フランジ部
40 保持部材、 42 本体取付部、 44 連結部、
46 プラグ取付部(キャップ取付部)
P1 収納位置、 P2 使用位置

Claims (6)

  1. 容器本体と、
    前記容器本体の内部と連通する連通路が形成され、前記容器本体から突出するように立設形成された立設部と、前記立設部の先端から屈曲して延出し、前記連通路と他部材との接続開口が形成された延出部とを有し、前記延出部が前記容器本体の外面に沿った収納位置と前記収納位置に配置されているときよりも前記接続開口が前記容器本体の外面から離れる使用位置とに移動可能とされ、前記連通路を開閉可能なバルブを有する接続部材と、
    前記接続開口に挿入されて前記接続開口を閉止する閉止キャップと、
    前記閉止キャップに取付けられたプラグ取付部と、前記容器本体に取付けられた本体取付部と、前記プラグ取付部と前記本体取付部とを連結する連結部と、を有し、前記閉止キャップが前記接続開口に挿入された状態で、前記閉止キャップを介して前記接続部材を前記収納位置に保持する保持部材と、
    を備えたガス回収容器。
  2. 前記容器本体は、円筒状の側面部、及び前記側面部の上端から連続して径方向内側へ延出し前記側面部の開口を縮径する肩部と、を有し、
    前記立設部は前記肩部に形成され、前記接続部材は前記立設部を中心に回転して前記収納位置と前記使用位置との間を移動可能とされている、請求項1に記載のガス回収容器。
  3. 前記接続部材は、前記収納位置に配置された状態で、前記接続開口が平面視において前記側面部よりも径方向内側に配置されている、請求項2に記載のガス回収容器。
  4. 前記連結部は弾性変形により伸縮可能とされ、前記接続部材は前記使用位置に配置された状態で前記接続開口に前記閉止キャップが挿入されると、伸長した前記連結部の復元力による短縮で前記収納位置に配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス回収容器。
  5. 前記容器本体の外面には取付孔が形成された引掛部が形成され、前記本体取付部は紐状とされ前記取付孔に挿入されて前記引掛部に取付けられる、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のガス回収容器。
  6. 前記閉止キャップは、前記接続開口に挿入される挿入円柱部、及び、前記挿入円柱部よりも大径で前記挿入円柱部の一端に形成されたフランジ部を有し、
    前記プラグ取付部は、内径が前記フランジ部よりも小径の環状とされ前記挿入円柱部が挿入された状態で前記閉止キャップに取付けられている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のガス回収容器。
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