[go: up one dir, main page]

JP6909015B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6909015B2
JP6909015B2 JP2017032134A JP2017032134A JP6909015B2 JP 6909015 B2 JP6909015 B2 JP 6909015B2 JP 2017032134 A JP2017032134 A JP 2017032134A JP 2017032134 A JP2017032134 A JP 2017032134A JP 6909015 B2 JP6909015 B2 JP 6909015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
signal
pilot signal
symbols
64apsk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017032134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018137675A (ja
Inventor
雄貴 小泉
雄貴 小泉
鈴木 陽一
陽一 鈴木
政明 小島
政明 小島
斎藤 恭一
恭一 斎藤
祥次 田中
祥次 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2017032134A priority Critical patent/JP6909015B2/ja
Publication of JP2018137675A publication Critical patent/JP2018137675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909015B2 publication Critical patent/JP6909015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は、非線形伝送路を介して64APSK(Amplitude and Phase Shift Keying)符号化変調の信号伝送を行う送信装置及び受信装置に関する。
近年4K・8Kの超高精細映像のような高ビットレートの伝送要求が高まっており、伝送容量の拡大が求められている。伝送容量拡大のアプローチの1つとして多値変調方式の多値数拡大が挙げられるが、64APSKのような多値数の高い変調方式においては、雑音による影響を受けやすく高い所要C/Nが必要となる。特に非線形伝送路においては、多値数の高い変調信号ほど非線形歪の影響を受けやすく、伝送性能劣化の要因となる。
衛星伝送路における非線形歪の影響を改善する従来技術として、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB−S3)で採用された伝送信号点配置信号(以降、「パイロット信号」とも称する)を多重伝送する技法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
"高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式 (ISDB-S3) 標準規格 ARIB STD-B44 2.1版" , 一般社団法人 電波産業会(ARIB), 平成28年3月25日改定
前述したように、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB−S3)で採用されたパイロット信号を多重伝送する技法が知られている。
しかしながら、ISDB−S3では、符号化変調として適用可能な最大変調多値数は32であり、このためISDB−S3にて多重伝送される変調波のフレームを構成する各変調スロットには、パイロット信号の伝送領域として、最大変調多値数として規定された32シンボル分しか確保されていない。
このため、ISDB−S3にて64APSKの符号化変調のデータを送信装置から受信装置に向けて伝送しようとしても、64APSKのパイロット信号を伝送する仕組みとなっていないため、衛星伝送路における非線形歪の影響を受け、結果として十分な伝送性能が得られないという問題が生じる。
本発明は、上述の問題に鑑みて64APSKの符号化変調のデータを、衛星伝送路を介して伝送する際にISDB−S3に適合させ、尚且つ衛星伝送路における非線形歪の影響を改善し所望の伝送性能を確保可能とする送信装置及び受信装置を提供することにある。
本発明の送信装置は、非線形伝送路を介して符号化変調の信号伝送を行う送信装置であって、伝送する主信号のデータに対し64APSKの符号化変調処理を施した伝送主信号を生成する伝送主信号生成手段と、前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号について、シンボルの昇順又は降順となる送受間で既知の順序で前半32シンボルと後半32シンボルに2分割し、それぞれエネルギー拡散処理を施した前半32シンボル及び後半32シンボルの各伝送パイロット信号を、最大32シンボルの伝送パイロット信号を格納可能とする変調スロットについて、前半32シンボルを奇数変調スロットに割り当て、後半32シンボルを当該奇数変調スロットの次に位置する偶数変調スロットに割り当てるようにして、周期的に、前記伝送主信号を割り当てる奇数変調スロット及び偶数変調スロットに対し時分割多重するパイロット信号多重手段と、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式で規定される多重フレーム構造の変調波で、前記伝送主信号及び前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号を伝送する伝送手段と、を備え、前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号は、前記64APSKのシンボルを構成する6ビットの第1ビットを「a1」、第2ビットを「a2」、第3ビットを「a3」、第4ビットを「a4」、第5ビットを「a5」、第6ビットを「a6」とし、前記6ビットを8進法で表したものを「8進表記」とし、当該前半32シンボルを示す信号点を「前半」と表し、当該後半32シンボルを示す信号点を「後半」と表し、当該パイロット信号における各信号点について、同相成分及び直交成分を表す直交座標上の座標点をそれぞれ「I」,「Q」とし、当該直交座標上の位相回転量を「位相(deg)」としたとき、以下に示す表1からなることを特徴とする。
Figure 0006909015
更に、本発明の受信装置は、本発明の送信装置から送信された当該前半32シンボルと後半32シンボルに2分割された64APSKの伝送パイロット信号を受信してエネルギー逆拡散処理を施し、前記送受間で既知の順序に従い前記パイロット信号の信号点配置を復元して平均化し、その平均化後のシンボルを用いてキャリア再生時の基準座標とする位相誤差テーブルを更新する手段を備えることを特徴とする。
更に、本発明の受信装置は、本発明の送信装置から送信された当該前半32シンボルと後半32シンボルに2分割された64APSKの伝送パイロット信号を受信してエネルギー逆拡散処理を施し、前記送受間で既知の順序に従い前記パイロット信号の信号点配置を復元して平均化し、その平均化後のシンボルを用いてLDPC復号時の尤度テーブルを更新する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば64APSKの符号化変調のデータを、衛星伝送路を介して伝送する際にISDB−S3に適合させ、尚且つ衛星伝送路における非線形歪の影響を改善し所望の伝送性能を確保することができる。
本発明による一実施形態の送信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信装置における直交検波部の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信装置におけるLDPC復号部の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置に係る一実施例の64APSK符号化変調の信号点配置及びビット割り当てを示す図である。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置に係る一実施例の64APSK符号化変調のフレーム構成を示す図である。 (a)は本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置に係るパイロット信号の無い状態で64APSK符号化変調のデータを伝送した際の送信信号点及び非線形伝送路通過後の受信信号点のシミュレーション結果を示すコンスタレーションであり、(b)は本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置に係るパイロット信号の有る状態で64APSK符号化変調のデータを伝送した際の非線形伝送路通過後の平均化後のパイロット信号点及び非線形伝送路通過後の受信信号点のシミュレーション結果を示すコンスタレーションである。 本発明による一実施形態の送信装置及び受信装置に係るパイロット信号の無い状態(パイロット信号OFF)とパイロット信号の有る状態(パイロット信号ON)について64APSK符号化変調のデータを伝送した際の伝送性能の比較を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20を説明する。
〔送信装置〕
図1は、本発明による一実施形態の送信装置10の概略構成を示すブロック図である。送信装置10は、その概略構成として、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB−S3)と同様に構成されているが、予め規定された信号点配置及びビット割り当てに従う64APSKのデータ伝送を行うとともに、当該64APSKの信号点配置に対応するパイロット信号を多重伝送可能とするよう構成されている点で相違している。より具体的には、図1に示す本発明に係る一実施形態の送信装置10は、64APSKの信号点配置に対応するパイロット信号を多重伝送するために、パイロット信号振り分け部17が更に設けられている点で、ISDB−S3で規定されている送信装置とは相違している。
即ち、ISDB−S3では、変調方式として、π/2シフトBPSK(1ビット/シンボル)、QPSK(2ビット/シンボル)、8PSK(3ビット/シンボル)、16APSK(または16QAM、4ビット/シンボル)、及び32APSK(または32QAM、5ビット/シンボル)が規定されているが、本発明に係る送信装置10では、これに加えて変調方式として64APSK(または64QAM、6ビット/シンボル)のデータ伝送と、そのパイロット信号をISDB−S3のフレーム構成に適合させて多重伝送するよう構成している。
送信装置10は、フレーム生成部11、BCH符号化部12、エネルギー拡散部13、LDPC符号化部14、ビットインターリーバ15、直交変調/時分割多重部16、TMCC信号生成部11a、BCH符号化部12a、エネルギー拡散部13a、LDPC符号化部14a、エネルギー拡散部13b、及びパイロット信号振り分け部17を備える。
フレーム生成部11は、制御情報と、BCH符号化部12により制御情報及びデータ(主信号)が符号化された外符号パリティと、スタッフビットと、LDPC符号化部14により制御情報、データ、外符号パリティ及びスタッフビットがLDPC符号化された内符号パリティとにより構成するためのスロット#1〜#120からなるフレームを生成する。尚、スロット長は、44880ビットである。
BCH符号化部12は、変調方式・符号化率情報に応じて、1フレーム内の各スロットにおける制御情報及びデータ(主信号)に対しBCH符号により外符号符号化処理を施し外符号パリティを生成し、当該制御情報及びデータ(主信号)に付加する。
エネルギー拡散部13は、1フレーム内の各スロットにおける制御情報、データ、外符号パリティ及びスタッフビットに対しエネルギー拡散処理(ビットランダム化)を行う。これは擬似ランダムな「1」および「0」のパターンを、M系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2加算することにより実現する。
LDPC符号化部14は、各スロットにおけるエネルギー拡散処理後の制御情報、データ、外符号パリティ及びスタッフビットに対しLDPC符号により内符号符号化処理を施し内符号パリティを生成し、エネルギー拡散処理後の制御情報、データ、外符号パリティ及びスタッフビットに付加する。
ビットインターリーバ15は、ISDB−3では、変調方式が8PSK、16APSK
及び32APSKの場合には当該1フレーム内でビットインターリーブを施すものとしており、本発明に係る64APSKについても、同様のビットインターリーブを施す。
これにより、LDPC符号化部14又はビットインターリーバ15を経て、各変調方式の伝送主信号が形成される。
TMCC信号生成部11aは、主信号のデータ伝送に係る変調方式・符号化率情報等を記述する伝送制御情報(TMCC情報)を格納するTMCC信号を生成し、BCH符号化部12aに出力する。
BCH符号化部12aは、TMCC信号についてBCH符号により外符号符号化処理を施し外符号パリティを生成して付加する。
エネルギー拡散部13aは、TMCC信号及び外符号パリティに対しエネルギー拡散処理(ビットランダム化)を行う。
LDPC符号化部14aは、エネルギー拡散処理後のTMCC信号及び外符号パリティに対しLDPC符号により内符号符号化処理を施し内符号パリティを生成して付加する。
これにより、LDPC符号化部14aを経て、伝送TMCC信号が形成される。
エネルギー拡散部13bは、各スロットの変調方式に従う信号点配置情報を示すパイロット信号に対してエネルギー拡散処理を施し、伝送パイロット信号を生成する。
尚、詳細は後述するが、ISDB−S3では、π/2シフトBPSK、QPSK、8PSK、16APSK、及び32APSKのパイロット信号は1スロット内で収まるシンボル数(32シンボル)となっているが、本発明に係る64APSKのパイロット信号は1スロット内で収まらない。
そこで、本発明に係る送信装置10は、64APSKのパイロット信号の多重伝送のためにパイロット信号振り分け部17を設けている。本発明に係る送信装置10は、64APSKのパイロット信号については2分割伝送するように構成しており、尚且つ受信側での処理効率を高めるために、64APSKの信号点配置を構成するシンボルの昇順(又は降順)で伝送するように構成している。
より具体的には、まずエネルギー拡散部13bは、64APSKのパイロット信号におけるシンボルの昇順(又は降順)で前半32シンボルに対してエネルギー拡散処理を施しパイロット信号振り分け部17に入力する。パイロット信号振り分け部17は、エネルギー拡散処理を施した前半32シンボルの64APSKのパイロット信号については伝送パイロット信号として奇数変調スロット(変調スロット♯1,♯3,・・・♯119)に割り当てるよう直交変調/時分割多重部16に出力する。
同様に、エネルギー拡散部13bは、64APSKのパイロット信号におけるシンボルの昇順(又は降順)で後半32シンボルに対してエネルギー拡散処理を施しパイロット信号振り分け部17に入力する。パイロット信号振り分け部17は、エネルギー拡散処理を施した後半32シンボルの64APSKのパイロット信号については伝送パイロット信号として偶数変調スロット(変調スロット♯2,♯4,・・・♯120)に割り当てるよう直交変調/時分割多重部16に出力する。
このため、64APSKのパイロット信号についてはシンボルの昇順(又は降順)で前半32シンボルを奇数変調スロットに、後半32シンボルを偶数変調スロットに、周期的に割り当てられる。
これにより、エネルギー拡散部13bにおける64APSKのパイロット信号に対する処理自体は、他の変調方式と同様にすることができるため、受信側での処理負担が悪化することはない。
直交変調/時分割多重部16は、伝送主信号及び伝送パイロット信号についてはπ/2シフトBPSK変調、QPSK変調、8PSK変調、16APSK変調、32APSK変調、又は64APSK変調とし、伝送TMCC信号、フレーム同期信号及びスロット同期信号についてはπ/2シフトBPSK変調として時分割多重して、1多重フレームあたり120変調スロットの変調波を生成し外部に出力する。この変調波は、衛星伝送路を介して受信側に伝送されるため、その非線形歪の影響を受ける。
〔受信装置〕
図2は、本発明による一実施形態の受信装置20の概略構成を示すブロック図である。また、図3は受信装置20における直交検波部22の概略構成を示すブロック図であり、図4は、受信装置20におけるLDPC復号部24の概略構成を示すブロック図である。
受信装置20は、その概略構成として、高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB−S3)と同様に構成されているが、予め規定された信号点配置及びビット割り当てに従って伝送される64APSKの信号点配置に対応するパイロット信号を受信し、この受信したパイロット信号の信号点を基準に、送信装置10から伝送される64APSKのデータを復調・復号して受信可能とするよう構成されている点で相違している。
受信装置20は、チャンネル選択部21、直交検波部22、TMCC復号部23、LDPC復号部24、エネルギー逆拡散部25、及びBCH復号部26を備える。
チャンネル選択部21は、所定の衛星放送用アンテナを介して、送信装置10から衛星伝送路経由で送信された変調波を受波し、当該衛星放送用アンテナに内蔵されている周波数変換部(図示せず)を介してBS−IF信号(第1中間周波数信号)を入力し、チャンネルを選択し、そのチャンネルの信号を同相成分(I)と直交成分(Q)のそれぞれの第2中間周波数信号に変換して直交検波部22に出力する。
直交検波部22は、完全な同期検波が行われない状態で検波された信号点(I信号及びQ信号)の第2中間周波数信号(ベースバンド信号)を、同期検波した信号点(I信号及びQ信号)の同期ベースバンド信号に変換し、LDPC復号部24に出力する。
TMCC復号部23は、直交検波部22から得られる同期ベースバンド信号を入力し、この同期ベースバンド信号からまずTMCC信号の同期バイトを検出し、それを基準として、周期的に多重されているBPSK変調波である位相基準バースト信号の位置も検出して復調する。続いて、TMCC復号部23は、所定の尤度判定を行って送信側のLDPC符号化部14aによりLDPC符号化されたTMCC信号を復号し、送信側のエネルギー拡散部13aに対応するエネルギー逆拡散処理を施し、及び送信側のBCH符号化部12aに対応するBCH符号復号処理を施してTMCC情報を抽出する。
TMCC復号部23は、抽出したTMCC情報を基に、後述する変調方式・符号化率選択信号を生成するとともに、直交検波部22の直交検波出力から伝送パイロット信号を検出してその伝送パイロット信号のタイミングパルスを生成し、直交検波部22及びLDPC復号部24に出力する。また、TMCC復号部23は、抽出したTMCC情報を基に、送信側のエネルギー拡散部13及びエネルギー拡散部13bに対応する各拡散符号をそれぞれエネルギー逆拡散部25、直交検波部22及びLDPC復号部24に出力する。
LDPC復号部24は、後述する所定の尤度判定を行って送信側のLDPC符号化部14によりLDPC符号化された主信号に係るデータを復号し、エネルギー逆拡散部25に出力する。尚、主信号に係る変調方式が8PSK、16APSK、32APSK、及び本発明に係る64APSKの場合には、LDPC復号部24の入力段で、送信側のビットインターリーバ15に対応するビットデインターリーブを施す。
エネルギー逆拡散部25は、LDPC復号部24から出力される主信号に係るデータに対し送信側のエネルギー拡散部13に対応するエネルギー逆拡散処理を施しBCH復号部26に出力する。
BCH復号部26は、エネルギー逆拡散処理を施した主信号に係るデータに対し送信側のBCH符号化部12に対応するBCH符号復号処理を施し当該主信号のデータを復元して外部に出力する。
予め規定された信号点配置及びビット割り当てに従って伝送される64APSKの信号点配置に対応するパイロット信号は、以下に説明するように、直交検波部22及びLDPC復号部24にて用いられる。
(直交検波部)
図3に示すように、直交検波部22は、複素乗算部221、ルートロールオフフィルタ(RRF)222‐1,222‐2、伝送パイロット信号抽出部223、エネルギー逆拡散部224、パイロット信号平均化部225、位相誤差テーブル生成部226、位相誤差テーブル格納部227、ループフィルタ(LF)228、及び数値制御発振器(NCO)229を備えている。
複素乗算部221は、完全な同期検波が行われない状態で検波された信号点(I信号及びQ信号)の第2中間周波数信号を、I信号及びQ信号は静止した信号点となるよう、数値制御発振器(NCO)229により、後述するパイロット信号に基づいて位相誤差修正された信号を入力し複素乗算して、静止した信号点となるI信号及びQ信号をそれぞれルートロールオフフィルタ(RRF)222‐1,222‐2に出力する。
ルートロールオフフィルタ(RRF)222‐1,222‐2は、複素乗算部221から得られるI信号及びQ信号を周波数制限し、これにより得られるI信号及びQ信号を直交検波出力として位相誤差テーブル格納部227及びLDPC復号部24に出力する。
位相誤差テーブル格納部227は、複素乗算部221における周波数制御を行うため、ルートロールオフフィルタ(RRF)222‐1,222‐2からの直交検波出力を入力し、受信した信号点と、理想的な信号点からパイロット信号に従い修正した基準信号点との位相差を求めるための保持している位相誤差テーブルを参照して、その直交検波出力の信号点と当該パイロット信号に従う基準信号点との位相比較を行い、その位相誤差量に比例した値をループフィルタ(LF)228に出力する。
位相誤差テーブルは、後述する伝送パイロット信号に基づいて得られる伝送路歪の影響を受けた信号点配置情報(パイロット信号)によって更新・生成される。
ループフィルタ(LF)228は、位相誤差テーブル格納部227から得られる位相誤差量に比例した値に対し平滑化処理を施し数値制御発振器(NCO)229に出力する。
数値制御発振器(NCO)229は、ループフィルタ(LF)228によって平滑化処理を施した位相誤差量に比例した値を設定し、当該パイロット信号に基づいて位相誤差修正された信号を生成して複素乗算部221に出力する。
伝送パイロット信号抽出部223は、TMCC号復号部23から得られるパイロット信号のタイミングパルスを用いて、ルートロールオフフィルタ222−1,222−2の出力から伝送パイロット信号の部分を抽出し、エネルギー逆拡散部224に出力する。
エネルギー逆拡散部224は、伝送パイロット信号抽出部223によって抽出した伝送パイロット信号に対し、送信側のエネルギー拡散部13bに対応するエネルギー逆拡散処理を施しパイロット信号平均化部225に出力する。尚、このエネルギー逆拡散処理の拡散符号は、TMCC号復号部23から得られる(図示略)。
パイロット信号平均化部225は、エネルギー逆拡散処理を施して得られるパイロット信号について、周期的に伝送されてくるパイロット信号の信号点をシンボル毎に集積し、そのI−Q平面上の信号点位置の平均値を求め、その値を位相誤差テーブル生成部226に出力する。本発明に係る64APSKのパイロット信号の場合、前半の32シンボルが「000000」「000001」「000010」・・・「011111」の順番で奇数変調スロットに、後半の32シンボルが「100000」「100001」「100010」・・・「111111」の順番で偶数変調スロットにて伝送されてくるので、パイロット信号平均化部225は、周期的に伝送されてくるパイロット信号の信号点をシンボル毎に集積して平均値を求める。
位相誤差テーブル生成部226は、パイロット信号平均化部225から得られるパイロット信号のI−Q平面上の信号点位置の平均値を用いて位相誤差テーブルを生成し、位相誤差テーブル格納部227に出力して更新・保持させる。即ち、各シンボルの信号点位置の平均値が、同一円周上にある信号点を抽出し、円周半径毎にまとめ、その中で位相誤差テーブルが生成される。
このように、位相誤差テーブル生成部226は、位相誤差テーブル格納部227が保持する位相誤差テーブルを、パイロット信号に基づいて更新するため、衛星中継器の経年変化やバックオフ量の変更などにより伝送路特性が変化した場合であっても、受信装置2はそれに追従して、常に最適な位相誤差検出が行なえるようになり、サイクルスリップが発生しにくい安定した同期検波が可能となる。
(LDPC復号部)
一方、図4に示すように、LDPC復号部24は、LDPC符号復号器241、伝送パイロット信号抽出部242、エネルギー逆拡散部243、パイロット信号平均化部244、尤度テーブル生成部245、及び尤度テーブル格納部246を備える。
LDPC符号復号器241は、尤度テーブル格納部246に保持される尤度テーブルのうち、TMCC復号部23から入力される変調方式・符号化率選択信号で指定された尤度テーブルを参照し、LDPC符号の復号処理を行いエネルギー逆拡散部25に出力する。
尤度テーブルは、LDPC符号化率に応じて各変調方式の或る受信信号点に対し、0が送信された事後確率、及び1が送信された事後確率の値からさらに、対数尤度比(LLR:Log-Lilelihood Ratio)を求めた値を示している。
そして、尤度テーブル格納部246に保持される各尤度テーブルは、パイロット信号を基に、後述する尤度テーブル生成部245により更新されるようになっており、衛星中継器の経年変化やバックオフ量の変更などにより伝送路特性が変化した場合であっても、受信装置20はそれに追従して、常に最適な符号復号が行なえるようになり、所要C/Nの低減が可能となる。
伝送パイロット信号抽出部242は、TMCC号復号部23から得られるパイロット信号のタイミングパルスを用いて、直交検波部22におけるルートロールオフフィルタ222−1,222−2の出力から伝送パイロット信号の部分を抽出し、エネルギー逆拡散部243に出力する。
エネルギー逆拡散部243は、伝送パイロット信号抽出部242によって抽出した伝送パイロット信号に対し、送信側のエネルギー拡散部13bに対応するエネルギー逆拡散処理を施しパイロット信号平均化部244に出力する。尚、このエネルギー逆拡散処理の拡散符号は、TMCC号復号部23から得られる(図示略)。
パイロット信号平均化部244は、エネルギー逆拡散処理を施して得られるパイロット信号について、周期的に伝送されてくるパイロット信号の信号点をシンボル毎に集積し、そのI−Q平面上の信号点位置の平均値を求め、その値を位相誤差テーブル生成部245に出力する。本発明に係る64APSKのパイロット信号の場合、前半の32シンボルが「000000」「000001」「000010」・・・「011111」の順番で奇数変調スロットに、後半の32シンボルが「100000」「100001」「100010」・・・「111111」の順番で偶数変調スロットにて伝送されてくるので、パイロット信号平均化部225は、周期的に伝送されてくるパイロット信号の信号点をシンボル毎に集積して平均値を求める。
尤度テーブル生成部245は、パイロット信号平均化部244から得られるパイロット信号のI−Q平面上の信号点位置の平均値を用いて尤度テーブルを生成し、尤度テーブル格納部246に出力して更新・保持させる。
尤度テーブル格納部246は、尤度テーブル生成部245によって生成される変調方式・符号化率選択信号における各変調方式のLDPC符号化率に応じた尤度テーブルを保持する。
以下、より具体的に、本発明に係る64APSKの信号点配置及びビット割り当てと、その64APSKの信号点配置に対応するパイロット信号を中心に、本発明に係る送信装置10及び受信装置20について詳細に説明する。
まず、本発明に係る送信装置10及び受信装置20は、衛星伝送路における非線形歪の影響を受けた64APSK符号化変調の伝送性能を改善するよう構成されている。
衛星中継器の非線形伝送路では、振幅及び位相方向の非線形歪が生じる。特に64APSKのような多値APSKにおいては、外周の信号点ほど振幅の抑圧及び位相回転を受ける。そのため受信装置20側では、キャリア再生及びLDPC復号において非線形歪の影響を受け、伝送性能の劣化が生じる。そこで受信装置20側では、キャリア再生及びLDPC復号の各処理においてパイロット信号を利用することで非線形歪による劣化を抑え、伝送性能を向上させるようにしている。
(キャリア再生)
キャリア再生は、図3に示す直交検波部22によって行われる。直交検波部22は、前述したように、受信信号を、ベースバンドのIQ信号と位相誤差テーブルにより生成した送信側と同一のキャリアを用いて直交検波することで同期ベースバンド信号を出力する。
このときキャリア再生に用いる位相誤差テーブルを送信装置10の送信時の理想信号点配置とした場合、位相誤差の検出精度が低下し、サイクルスリップ確率の上昇や同期精度の低下による伝送性能劣化が生じる。これは受信信号が非線形歪により振幅抑圧及び位相回転が生じているのに対して、非線形歪の影響を受けていない送信時の理想信号点配置を基準に位相誤差テーブルを生成し、キャリア再生しているためである。
(LDPC復号)
LDPC復号は、図4に示すLDPC復号部24によって行われる。LDPC復号部24は、前述したように、尤度テーブルを用いてLDPC復号を行う。
このとき、LDPC復号を行う信号は非線形歪の影響を受けた信号であるため、送信装置10の送信時の理想信号点配置を基準座標として求めた尤度テーブルを用いてLDPC復号を行うと、良好な伝送性能が得られない。これは受信信号が非線形特性の影響により振幅及び位相方向の非線形歪を受けているのに対して、LDPC復号に適用する尤度テーブルの生成が非線形歪の影響を受けていない送信時の理想信号点配置を基準座標としているためである。
そこで、本発明に係る送信装置10及び受信装置20では、これらの非線形歪に対する性能改善を図るために、64APSK符号化変調のパイロット信号を伝送するように構成している。
本発明に係る64APSKのパイロット信号の場合、送信装置10は、本例では昇順で、前半の32シンボルが「000000」「000001」「000010」・・・「011111」の順番で奇数変調スロットに、後半の32シンボルが「100000」「100001」「100010」・・・「111111」の順番で偶数変調スロットにて伝送する。
受信装置20側では非線形歪の影響を受けたパイロット信号が受信されるが、上記のように送信時シンボルの送信順序を規定しているため、非線形歪を受けたパイロット信号であっても既知のマッピング順序に従い、正しく信号点配置及びビット割り当てを求めることができる。この非線形歪を受けたパイロット信号を基準座標として、キャリア再生時の位相誤差テーブル及びLDPC復号時の尤度テーブルを求めることで、送信装置10の送信時の理想信号点配置を基準座標とする場合よりも、精度の高いキャリア再生及び尤度計算が可能となる。
これにより、64APSKの信号伝送に関しても、非線形特性による伝送性能劣化を改善することができる。また、受信装置10は、64APSKのパイロット信号についてシンボルを2分割されたものを受信する場合でも、単純なビットインクリメント(又はビットデクリメント)で復元できるため、その処理効率を高めることができる。
(実施例)
以下に説明する例では、その非線形特性として、12GHz帯衛星中継器の特性を模擬した非線形伝送路モデルを用いて、計算機シミュレーションにより伝送性能を評価している。非線形特性による歪の影響は、衛星中継器のバックオフ値によって変化するが、ここではバックオフ値を5.0dBに設定し評価を行った。
図5は、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20に係る一実施例の64APSK符号化変調の信号点配置及びビット割り当てを示す図である。また、図5に示す64APSK符号化変調の信号点配置に対応して伝送するパイロット信号の送信シンボル順は、上述した表1に示す通りである。尚、図5に関して、表1に対応付けて示しているように、信号点に割り当てた6ビットは左から第1ビット(a1)、第2ビット(a2),…,第6ビット(a6)とし、8進表記(例:26=010:110)としている。
表1に関して、伝送性能は、パイロット信号の伝送の有無だけでなく64APSK符号化変調の信号点配置及びビット割り当てにも影響するが、ここでは主にパイロット信号の伝送の有無による評価について説明する。
ところで、ISDB−S3では、符号化変調として適用可能な最大変調多値数は32であり、このためISDB−S3にて多重伝送される変調波のフレームを構成する各変調スロットには、パイロット信号の伝送領域として、最大変調多値数として規定された32シンボル分しか確保されていない。
このため、ISDB−S3にて64APSKの符号化変調のデータを送信装置から受信装置に向けて伝送しようとしても、64APSKのパイロット信号を伝送する仕組みとなっていないため、衛星伝送路における非線形歪の影響を受け、結果として十分な伝送性能が得られないという問題が生じる。
そこで、図6に示すように、本発明に係る送信装置10及び受信装置20における多重フレームの構造を、ISDB−S3に対応させるべく120変調スロットで構成される多重フレームの構造としつつ、64APSKのパイロット信号を伝送可能とするために、その64APSKのパイロット信号の前半の32シンボルを昇順で奇数変調スロットに、後半の32シンボルを昇順で偶数変調スロットにて伝送する。尚、昇順とする代わりに降順でもよい。
受信装置20は、上述したように、キャリア再生時及びLDPC復号時に、パイロット信号を受信し、その受信したパイロット信号を平均化し雑音を除去することで、伝送路の非線形特性の影響を受けた後の信号点配置を知ることができる。
そして、受信装置20は、キャリア再生時には、この信号点配置を位相誤差テーブル生成の基準座標とすることで、サイクルスリップ確率を抑制し、キャリア同期精度を向上し、非線形歪による伝送性能劣化を改善することが可能となる。
また、受信装置20は、LDPC復号時には、その尤度テーブルの生成にもこの信号点配置を用いることで、非線形歪の影響を考慮した尤度テーブルを生成することができる。
これにより、現行のISDB−S3に規定される構成に準拠しながら64APSK符号化変調時の非線形特性による伝送性能の劣化を改善することができる。
図7(a)は、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20に係るパイロット信号の無い状態で64APSK符号化変調のデータを伝送した際の送信信号点及び非線形伝送路通過後の受信信号点のシミュレーション結果を示すコンスタレーションである。また、図7(b)は、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20に係るパイロット信号の有る状態で64APSK符号化変調のデータを伝送した際の非線形伝送路通過後の平均化後のパイロット信号点及び非線形伝送路通過後の受信信号点のシミュレーション結果を示すコンスタレーションである。
図7(a)を参照するに、非線形伝送路通過後の受信信号は、非線形歪の影響を受け外周円ほど信号点が内側に抑圧され、位相回転していることがわかる。このため各受信信号の中心は、同図に示す送信信号の信号点配置からずれてしまっている。そのため、このまま送信時の理想信号点配置を基準座標とし、LDPC復号の尤度テーブルを求めても良好な復号特性は得られない。
一方、図7(b)を参照するに、平均化されたパイロット信号は受信信号のほぼ中央に配置されていることがわかる。この非線形歪を受けたパイロット信号を基準座標として尤度テーブルを更新することで、非線形歪を考慮した良好なLDPC復号特性を得ることができる。
図8は、本発明による一実施形態の送信装置10及び受信装置20に係るパイロット信号の無い状態(パイロット信号OFF)とパイロット信号の有る状態(パイロット信号ON)について、図5に従う64APSK符号化変調のデータを伝送した際の伝送性能の比較を示す図である。図8では、64APSK符号化変調信号のLDPC符号化率を4/5としている。
図8から、パイロット信号により非線形歪を考慮したLDPC復号の尤度テーブルを生成することで、伝送性能として約0.53dBの改善が可能であることが分かる。
本発明は、上述した実施形態の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によってのみ制限される。例えば、上述した実施形態の例では、特定のLDPC符号化率4/5についての伝送性能の評価結果のみを説明したが、他のLDPC符号化率4/5についても同様に性能改善を図ることが可能である。
本発明によれば64APSKの符号化変調のデータを、衛星伝送路を介して伝送する際にISDB−S3に適合させ、尚且つ衛星伝送路における非線形歪の影響を改善し所望の伝送性能を確保することができるので、非線形伝送路を介して64APSK符号化変調の信号伝送を行う送信装置及び受信装置の用途に有用である。
10 送信装置
11 フレーム生成部
12 BCH符号化部
13 エネルギー拡散部
14 LDPC符号化部
15 ビットインターリーバ
16 直交変調/時分割多重部
17 パイロット信号振り分け部
11a TMCC信号生成部
12a BCH符号化部
13a エネルギー拡散部
14a LDPC符号化部
13b エネルギー拡散部
20 受信装置
21 チャンネル選択部
22 直交検波部
23 TMCC復号部
24 LDPC復号部
25 エネルギー逆拡散部
26 BCH復号部
221 複素乗算部
222‐1,222‐2 ルートロールオフフィルタ(RRF)
223 伝送パイロット信号抽出部
224 エネルギー逆拡散部
225 パイロット信号平均化部
226 位相誤差テーブル生成部
227 位相誤差テーブル格納部
228 ループフィルタ(LF)
229 数値制御発振器(NCO)
241 LDPC符号復号器
242 伝送パイロット信号抽出部
243 エネルギー逆拡散部
244 パイロット信号平均化部
245 尤度テーブル生成部
246 尤度テーブル格納部

Claims (3)

  1. 非線形伝送路を介して符号化変調の信号伝送を行う送信装置であって、
    伝送する主信号のデータに対し64APSKの符号化変調処理を施した伝送主信号を生成する伝送主信号生成手段と、
    前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号について、シンボルの昇順又は降順となる送受間で既知の順序で前半32シンボルと後半32シンボルに2分割し、それぞれエネルギー拡散処理を施した前半32シンボル及び後半32シンボルの各伝送パイロット信号を、最大32シンボルの伝送パイロット信号を格納可能とする変調スロットについて、前半32シンボルを奇数変調スロットに割り当て、後半32シンボルを当該奇数変調スロットの次に位置する偶数変調スロットに割り当てるようにして、周期的に、前記伝送主信号を割り当てる奇数変調スロット及び偶数変調スロットに対し時分割多重するパイロット信号多重手段と、
    高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式で規定される多重フレーム構造の変調波で、前記伝送主信号及び前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号を伝送する伝送手段と、を備え
    前記64APSKの信号点配置情報を示すパイロット信号は、
    前記64APSKのシンボルを構成する6ビットの第1ビットを「a1」、第2ビットを「a2」、第3ビットを「a3」、第4ビットを「a4」、第5ビットを「a5」、第6ビットを「a6」とし、前記6ビットを8進法で表したものを「8進表記」とし、当該前半32シンボルを示す信号点を「前半」と表し、当該後半32シンボルを示す信号点を「後半」と表し、当該パイロット信号における各信号点について、同相成分及び直交成分を表す直交座標上の座標点をそれぞれ「I」,「Q」とし、当該直交座標上の位相回転量を「位相(deg)」としたとき、
    Figure 0006909015
    からなることを特徴とする送信装置。
  2. 請求項に記載の送信装置から送信された当該前半32シンボルと後半32シンボルに2分割された64APSKの伝送パイロット信号を受信してエネルギー逆拡散処理を施し、前記送受間で既知の順序に従い前記パイロット信号の信号点配置を復元して平均化し、その平均化後のシンボルを用いてキャリア再生時の基準座標とする位相誤差テーブルを更新する手段を備えることを特徴とする受信装置。
  3. 請求項に記載の送信装置から送信された当該前半32シンボルと後半32シンボルに2分割された64APSKの伝送パイロット信号を受信してエネルギー逆拡散処理を施し、前記送受間で既知の順序に従い前記パイロット信号の信号点配置を復元して平均化し、その平均化後のシンボルを用いてLDPC復号時の尤度テーブルを更新する手段を備えることを特徴とする受信装置。
JP2017032134A 2017-02-23 2017-02-23 送信装置及び受信装置 Active JP6909015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032134A JP6909015B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 送信装置及び受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032134A JP6909015B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 送信装置及び受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018137675A JP2018137675A (ja) 2018-08-30
JP6909015B2 true JP6909015B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=63367146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017032134A Active JP6909015B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 送信装置及び受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6909015B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112039570B (zh) * 2020-08-13 2023-11-03 上海道生物联技术有限公司 一种导频发送和检测方法、发送端及接收端
CN113395233B (zh) * 2021-06-11 2022-05-17 成都坤恒顺维科技股份有限公司 利用载波同步环路锁定指示的高阶apsk分段载波同步方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4854496B2 (ja) * 2006-12-19 2012-01-18 日本放送協会 デジタルデータの送信装置
US8000220B2 (en) * 2007-02-23 2011-08-16 Nippon Hoso Kyokai Digital data transmitting apparatus and digital data receiving apparatus
JP5053302B2 (ja) * 2009-01-26 2012-10-17 日本放送協会 デジタル伝送方式の復号器及び受信装置
JP2015002354A (ja) * 2013-06-12 2015-01-05 ソニー株式会社 送信装置および送信装置の信号送信方法、受信装置および受信装置の信号受信方法、並びにプログラム
EP3070850B1 (en) * 2013-11-15 2019-07-17 Nippon Hoso Kyokai Encoder and decoder for an ldpc code of rate 93/120 and length 44880
JP6601406B2 (ja) * 2014-10-06 2019-11-06 ソニー株式会社 受信装置、受信方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018137675A (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053357B2 (ja) デジタルデータ送信装置およびデジタルデータ受信装置
JP6577800B2 (ja) シングルキャリア方式の送信装置及び受信装置
US9306791B2 (en) Method for designing an amplitude and phase shift keying constellation
JP6601406B2 (ja) 受信装置、受信方法、およびプログラム
US20100316161A1 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving data using satellite channel
US9009762B2 (en) Digital video broadcasting—satellite—second generation (DVB-S2) based transmission and reception apparatus and method operable in circumstances of low signal to noise ratio (SNR)
JP5053302B2 (ja) デジタル伝送方式の復号器及び受信装置
US20160212042A1 (en) Broadcast transmitting device, broadcast receiving device, operating method of the broadcast transmitting device, and operating method of the broadcast receiving device
JP2013125982A (ja) 送信装置及び受信装置
JP6909015B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP2018006796A (ja) シングルキャリア方式の送信装置及び受信装置、並びに送信方法、受信方法、及び伝送フレーム構成方法
JP2012054681A (ja) 送信装置及び受信装置
US9197364B1 (en) Scaling for QLM communications faster than shannon rate
US11595061B2 (en) Methods and devices for operating in beam hopping configuration and under a range of signal to noise ratio conditions
JP7137922B2 (ja) 伝送システム、受信装置及び伝送方法
JP6643770B2 (ja) 周波数オフセット推定装置および無線通信装置
Koizumi et al. Development of transmitter and receiver with set partitioning 64APSK coded modulation designed on basis of channel capacity
CN117674977B (zh) 一种卫星通信物理层端到端仿真方法及系统
JP2019036942A (ja) 送信装置及び受信装置
JP5886993B2 (ja) 誤り制御符号化コードブックのサブコードブックの生成及び適用
JP2005269401A (ja) デジタル受信機
JP2014230206A (ja) 送信器、受信器、無線通信システム、送信方法、受信方法、および受信プログラム
WO2014122285A1 (en) Transmitter for performing an 8-qam or a 7-qam modulation and correspondent receiver
JP2011091581A (ja) 通信装置、通信システム、その中継方法及びプログラム
JP2018029320A (ja) 送信装置及び受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250