JP6905753B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、このような設定値を有するパチンコ機は、今後普及が期待されるパチンコ機であり、依然として遊技の興趣を高める観点において改良の余地がある。
また、本発明によれば、図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、予め定められた数の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を電源投入時に実行可能な遊技機であって、演出手段と、前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、電源投入後の所定の期間に、該所定の期間の経過後よりも高い確率で、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、前記所定の期間は、該所定の期間が開始されてから前記大当りに当選するまでの期間であり、エラーを検知するエラー検知手段を、さらに備え、前記エラー検知手段は、第一のエラー、および前記第一のエラーよりも重大な第二のエラーを個別に検出可能なものであり、前記演出制御手段は、前記第一のエラーが検出された場合には、第一のエラー演出を実行させ、前記第二のエラーが検出された場合には、第二のエラー演出を実行させるものであり、前記所定の変更示唆演出は、前記第一のエラー演出と重複して実行され得る演出である一方、前記第二のエラー演出と重複して実行されず、かつ前記第二のエラー演出よりも実行される優先度が低い演出である、ことを特徴とする遊技機が提供される。
なお、以降の説明における「有利(有利度)」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出面を除き、賞球の獲得量(遊技球の払い出し、メダルの払い出し)に関して有利であることを指す。
本実施形態における遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態に記載されている発明(本発明)の特徴を説明する。
なお、当該特徴を説明するにあたり、括弧内の構成は、直前の構成に対応する本実施形態の構成を例示したものであり、当該説明以降の遊技機10の説明においても同様の用途で括弧内に構成を記載する場合がある。
演出手段と、
上記演出手段を制御する演出制御手段(第1副制御基板200、第2副制御基板300)と、を備え、
上記演出制御手段は、
上記設定変更処理によって別の上記設定値が設定されたか上記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出(朝ステージに対応する背景画像)を実行させることが可能なものであって、
電源投入から所定の回数の図柄変動が実行されるまでの所定の期間(電源投入後かつ変動カウンタ≦100)に、当該所定の期間の経過後よりも高い確率で、上記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
上記所定の期間は、当該所定の期間が開始されてから上記大当りに当選するまでの期間であることを特徴とする遊技機である。
演出手段と、
上記演出手段を制御する演出制御手段(第1副制御基板200、第2副制御基板300)と、を備え、
上記演出制御手段は、
上記設定変更処理によって別の上記設定値が設定されたか上記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出(朝ステージに対応する背景画像)を実行させることが可能なものであって、
上記第二の遊技状態から上記第一の遊技状態への移行から所定の回数の図柄変動が実行されるまでの所定の期間(時短終了後かつ電源投入後かつ変動カウンタ≦50)に、当該所定の期間の経過後よりも高い確率で、上記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
上記所定の期間は、当該所定の期間が開始されてから上記大当りに当選するまでの期間であることを特徴とする遊技機である。
まず、図1〜図5を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図であり、図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図であり、図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群およびその周辺を示す鳥瞰図であり、図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図であり、図5は、遊技機10の背面図である。
なお、図1から図5に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成および機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成または機能が省かれても良い。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50aおよび遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27および下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。なお、本実施形態では、下球受け皿29が排出された遊技球で満タンとなったことを検知するための満タン検知センサ(図示省略)が、下球受け皿29へ遊技球を排出する下部排出口30よりも上流に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
ここで、メイン表示部81は、固定式の液晶表示装置であり、上サブ表示部82a、左サブ表示部82b、右サブ表示部82cは、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動式の液晶表示装置である。
メイン表示部81に表示される図柄列(装飾図柄)の変動表示において、表示される装飾図柄は、3つの図柄列をなす。各図柄列の変動表示の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、またはこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで、奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向またはその逆方向に図柄列が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
また、本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、数字の「8」を模した「8図柄」、および数字の「9」を模した「9図柄」があり、これらの図柄は、各図柄列に設けられている。以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」、および「9図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」、「8図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
なお、それぞれの初期位置は、上サブ表示部82aはメイン表示部81を基準として上側であり、左サブ表示部82bはメイン表示部81を基準として左側であり、右サブ表示部82cはメイン表示部81を基準として右側であり、サブ表示部82のそれぞれは、これらの初期位置からメイン表示部81における装飾図柄の表示領域に重なる位置まで移動可能に構成されている。
また、図柄表示装置90は、メイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域は、メイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
また、以下の説明では、上述のメイン表示部81に表示される図柄列(装飾図柄)の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
また、遊技領域50aの左側および上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51および内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
より具体的には、特別電動役物65は、後述する特図当否判定によって大当りが導出されたことに起因して設定される大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への入賞が許容される。そのため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大する大当り遊技は、有利な遊技状態であると言える。大当り遊技では、特別電動役物65の開放状態と閉鎖状態が交互に設定され、1回の開放状態(「ラウンド」または単に「R」と称する場合があり、1回の大当りで発生するラウンドの総数を「ラウンド数」と称する場合がある)は、規定数(本実施形態では、10)の遊技球が大入賞口55に入賞したことに基づいて終了し、特別電動役物65が閉鎖状態となる。なお、1回の開放状態は、規定数の遊技球が大入賞口55に入賞するのに十分な時間(本実施形態では、30s(秒))が経過したことに基づいても終了する。
ここで、1回のラウンドにおいて、規定数の遊技球が入賞したことに基づいて特別電動役物65が開放状態から閉鎖状態に設定される場合に、すぐに閉鎖状態となることはできない。そのため、1回のラウンドにおいて、規定数を超える遊技球が大入賞口55に入賞する場合が発生し、当該入賞をオーバー入賞と称する場合がある。なお、大当り遊技における規定数までの大入賞口55への入賞を通常入賞と称する場合がある。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大し得る。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。また、一般入賞口67を複数個設けるようにしてもよい。
ここで、ベース値とは、最も不利な状態(後述する、特図低確かつ普図低確)におけるセーフ球数(賞球数)÷アウト球数×100で導出される値であり、当該値は、後述する主制御基板モニタ97に表示される。
より具体的には、初回電源投入(RAM103のベース値に係る領域がクリアされた場合を含む)からアウト球数の60000区切りの区間でベース値を導出し、導出したベース値を次の区間に表示(例えば、アウト球数が60001〜120000の区間で導出したベース値を120001〜180000の区間で表示)する。そして、表示される値は、導出したベース値の整数部分(小数点第一位を四捨五入)である。
なお、各基板を覆う基板ケースおよびカバーは、透明性を有する部材によって構成されており、各ケースおよびカバーを通して対応する基板が視認可能となっている。
また、設定値は、後述する設定変更手段177による設定変更処理によって変更可能であり、現在の設定値は、後述する設定確認手段178による設定確認処理において確認可能であり、設定変更処理および設定確認処理の詳細は、後述する。
なお、設定基板カバー44は、設定キースイッチ42を操作するために用いられる設定キー600が挿入されている状態では、閉鎖状態にならないように構成されている。
また、設定基板カバー44は、ヒンジ機構によって開閉可能に構成されているが、上下にスライドするスライド式のカバーであってもよい。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図6は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図6に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない制御構成を備えていてもよい。
RAM103は、後述するバックアップ電源回路502において生成されるバックアップ電源によってバックアップがなされる。具体的には、RAM103に格納される情報のうち、電断が生じた後の復電時にそのデータを用いて電断直前の状態で遊技機10が復帰できるような各種情報がバックアップされるように構成されている。例えば、電断が生じた際に保持されていたスタックポインタや各レジスタ等のデータに加え、そのときの遊技機10の状態(遊技停止状態、設定変更状態、設定確認状態、または遊技可能状態)、設定中の設定値、現在の特図抽選状態、現在の普図抽選状態などといった遊技に係る情報がバックアップ対象とされる。
なお、本実施形態におけるバックアップの具体的手法については何ら制限されない。例えば、RAM103のうちバックアップ対象とされる領域は、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能な構成で実現されてもよい。他の例としては、RAM103の中でも、電断状態においても不揮発的にデータを保持可能に構成される第一メモリと、遊技機10が動作時に参照される第二メモリとで異なるハードウェアが設けられていてもよく、その場合には、遊技機10は、電断時に第二メモリから第一メモリにバックアップ対象となる情報を退避し、その退避された情報を復電時に第一メモリから第二メモリへリカバリすればよい。
同様に、主制御基板100は、メイン操作部39に電気的に接続されており、メイン操作部39の操作を検知可能に構成されている。さらに、主制御基板100は、設定基板41と電気的に接続されており、設定キースイッチ42、およびRAMクリアスイッチ43の操作を検知可能に構成されている。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
また、本実施形態では、主制御基板100から第1副制御基板200へのデータ送信にパラレル伝送方式を採用しているが、シリアル伝送方式を採用してもよい。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37およびカーソルボタン38に電気的に接続されており、当該操作部の操作を検知可能に構成されている。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、画像および音響に関する画像制御コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該制御コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
そして、可動装飾体22およびサブ表示部82は、第1副制御基板200から送信される可動制御データによって可動が制御されるように構成されている。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき、後述する演出内容決定手段225によって決定された演出の内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき当該演出の内容に沿った音響データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを優先順位が定められた複数のレイヤのうちの対象のレイヤに描画し、優先順位が低いレイヤから順に画像を合成し、合成して生成した画像データを演出表示装置80へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音響データを読み込み、読み込んだ音響データを合成処理して生成した最終的な音響データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて払出ユニット48を駆動させて遊技球を払い出すための制御を実行するとともに、操作ハンドル31の操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
また、電源制御基板500には、電源スイッチ40が接続されており、遊技島の電源設備から1次電源が供給されていることを前提として、電源スイッチ40がONになると、電源制御基板500の通常電源回路501で通常電源が生成され、上述の制御基板(主制御基板100、第1副制御基板200、第2副制御基板300、および払出制御基板400)を含む電子部品や電気部品に電源が供給される。
また、電源制御基板500は、電断検出回路503によって電断が検出された場合には、電断信号(NMI信号)を主制御基板100、第1副制御基板200、払出制御基板400のそれぞれに送信する。
また、バックアップ電源回路502は、遊技島の電源設備から遊技機10に電源が供給されているときに充電される仕組みとなっている。
なお、バックアップ電源回路502を払出制御基板400上に設けるようにしてもよく、電断検出回路503を電源制御基板500に設けず、主制御基板100、第1副制御基板200、および払出制御基板400のそれぞれに設けるようにしてもよい。
次に、図7を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図7は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図7に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図7で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、機能構成を説明する際に、必要に応じて図8〜図11を参照することとする。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57または第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する、特図当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、および特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、および普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段160の対応する格納領域に格納する。
なお、乱数回路105は、自身が更新している複数種類の乱数が正常に更新されているか否かを監視し、乱数が正常に更新されない更新異常が発生した場合には、乱数回路105が有する特定の記憶領域に当該異常が発生したことを示す情報が書き込まれる。そのため、CPU101は、乱数回路105の更新異常が発生したことを把握可能となっている。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段130の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段160の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2および普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
また、以降の説明では、「作動保留情報の保留」を「図柄変動の保留」と表現する場合がある。
また、メイン保留制御手段120は、特図1または特図2の作動保留情報(保留カウンタ)を更新(加算または減算)した際に、特図1保留カウンタおよび特図2保留カウンタを含む演出制御コマンド(保留コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報および特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される優先変動が行われる。
より具体的には、事前判定手段125は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、後述する、特図当否判定、特図停止図柄抽選、および特図変動パターン抽選のそれぞれに対する事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブルと同一または同等の抽選テーブル(図示省略)が用いられる。そのため、これらの事前判定の結果は、後に実行される抽選の結果と同一の結果となる。
また、事前判定手段125は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合の少なくとも一部で送信される(生成され、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。ここで、所定の事前判定のタイミングとは、大当り遊技中ではないことを指し、さらに、本実施形態では、後述する普図高確中に特図1の作動保留情報が保留された場合には、事前判定が規制されるため、当該事前判定に対応する事前判定コマンドの送信も規制される。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1および特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1および特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することのすべての条件が充足されたことである。
なお、これらの抽選テーブル以外も含め、抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算(対象となる抽選値が一つである場合には、加算回数は一回)され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「−」が記載されている場合があるが、これらは必ずしも各ROMに記憶されたデータを示すものではない。そして、抽選値として「−」が記載された結果は当選することはない。さらに、抽選に使用される乱数範囲(当該範囲で取得され得る乱数の数)と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。また、一回の抽選に用いられる抽選値の合計値が、抽選に使用される乱数範囲と一致した場合には、最後の抽選値の加算で必ずキャリーが発生するため、当該加算を行わなくてよく、その場合には、当該加算に用いられる抽選値自体も不要となる。
図8(a)は、特図当否判定用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選テーブルは、特図1および特図2で共通して用いられる。当該判定で用いられる乱数の範囲は、0〜65535であるため、特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)において、現在の設定値が設定値1である場合には205/65536(約1/319.6)、現在の設定値が設定値2である場合には210/65536(約1/312.0)、現在の設定値が設定値3である場合には215/65536(約1/304.8)、現在の設定値が設定値4である場合には220/65536(約1/297.8)、現在の設定値が設定値5である場合には225/65536(約1/291.2)、現在の設定値が設定値6である場合には230/65536(約1/284.9)の確率で大当りが導出される。
同様に、特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)において、現在の設定値が設定値1である場合には445/65536(約1/147.2)、現在の設定値が設定値2である場合には455/65536(約1/144.0)、現在の設定値が設定値3である場合には466/65536(約1/140.6)、現在にお設定値が設定値4である場合には477/65536(約1/137.3)、現在の設定値が設定値5である場合には488/65536(約1/134.2)、現在の設定値が設定値6である場合には499/65536(約1/131.3)の確率で大当りが導出される。
このように、本実施形態では、特図低確および特図高確のそれぞれにおいて、大当りが導出される確率は設定値ごとに異なり、いずれの設定値においても、特図低確において大当りが導出される確率の分子を1とした場合の分母の値が、特図高確において大当りが導出される確率の分子を1とした場合の分母の値よりも大きくなっている。そのため、特図高確は、特図低確よりも大当りが導出される確率が高く、特図低確よりも有利度が高い状態であると言える。
また、本実施形態では、特図低確の大当りが導出される確率の分母(分子を1とした場合)と、特図高確で大当りが導出される確率の分母(分子を1とした場合)の比率が、設定される設定値に関わらず一定(本実施形態では、1:約2.2)となるように抽選値が設定されており、当該比率が一定とは、大当り確率の分母(分子を1とした場合)の整数部分(小数点以下は、切り捨て、切り上げ、および四捨五入のいずれか)の比率が一定となることを指す。すなわち、前者の確率の分母と、後者の確率の分母の比率が、設定される設定値に関わらず略一定となるように抽選値が設定されていればよい。
なお、これらの確率は、設定値ごとの大当り確率をすべて記載する必要はなく、例えば、特図低確における大当り確率を「1/284.9〜1/319.6」や、特図高確における大当り確率を「1/147.2〜1/131.3」のように、設定値2〜設定値5の大当り確率を記載しないようにしてもよい。すなわち、最も高い確率と最も低い確率のみを記載するようにしてもよい。このようにすることで、確率の記載スペースを有効利用することができる。
特に、特図高確における大当り確率を記載せずに特図低確における大当り確率(特図低確における大当り確率のみ)を記載するようにしてもよく、この場合には、設定値ごとの特図低確における大当り確率をすべて記載してもよいし、一部(最も高い確率と最も低い確率)を記載するようにしてもよい。いずれの場合であっても、特図高確における大当り確率よりも遊技者が関心を持つ特図低確における大当り確率を記載しつつも、特図高確に確率の記載スペースをより有効利用することができる。また、これらの確率の記載は、メイン表示部81の表示に置き換えてもよい。
図8(b)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜99である。そのため、特図1で大当りが導出された場合には、50/100(1/2)の確率で図柄A、40/100(1/2.5)の確率で図柄B、10/100(1/10)の確率で図柄Cが停止図柄として決定され、これらの確率は設定値に依存しない。
ここで、図柄Aは、ラウンド数が8であり、大当り遊技終了後に特図低確かつ後述する普図高確となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)である。一方、図柄Bは、ラウンド数が9であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)である。さらに、図柄Cは、ラウンド数が16であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる確変図柄である。よって、図柄Cは、ラウンド数において図柄Bよりも有利な図柄であり、図柄Bおよび図柄Cは、ラウンド数およびその後の特図抽選状態の双方において図柄Aよりも有利な図柄であると言える。
図8(c)は、特図2停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、特図1停止図柄抽選と同様に、0〜99である。そのため、特図2で大当りが導出された場合には、65/100(約1/1.53)の確率(すべての設定値で同一)で図柄a、35/100(約1/2.85)の確率(すべての設定値で同一)で図柄bが停止図柄として決定され、これらの確率も設定値に依存しない。
ここで、図柄aは、ラウンド数が16であり、大当り遊技終了後に特図高確かつ普図高確となる確変図柄であり、図柄bは、ラウンド数が4であり、大当り遊技終了後に特図低確かつ普図高確となる通常図柄である。よって、図柄aは、ラウンド数およびその後の特図抽選状態の双方において図柄bよりも有利な図柄であると言える。
このように、本実施形態では、特図1および特図2のいずれにおいても、各停止図柄が導出される確率は、設定される設定値に関わらず一定であり、特図停止図柄抽選の有利度は、設定される設定値によって変化しない。
なお、特図停止図柄抽選手段132は、特図当否判定の結果が大当りとならなかった場合には、特図1のハズレ時は図柄D、特図2のハズレ時は図柄cを停止図柄として一律に決定する。
また、本実施形態は、特図1による大当り遊技終了後の特図高確となる割合(50/100)と、特図2による大当り遊技終了後の特図高確となる割合(65/100)とが異なっている(特図1の図柄変動よりも特図2の図柄変動が有利になっている)。詳細は省略するが、この違いは、大当り遊技中に遊技球が大入賞口55内に設けられたV入賞領域を通過した場合(V入賞領域に設けられたセンサが遊技球を検知した場合)に大当り遊技終了後に特図高確とする機能を備え、V入賞領域の通過が容易となるラウンド(本実施形態では、9ラウンド目)を設けるか否かを特図の停止図柄によって変えることで実現している。ただし、特図1による大当り遊技終了後の特図高確となる割合と、特図2による大当り遊技終了後の特図高確となる割合は、同一の割合としてもよく、これらの大当りのラウンド数についても有利不利がないようにしてもよい。
また、遷移条件等の詳細は後述するが、本実施形態における特図変動パターン導出状態には、特図変動パターン導出状態PA、特図変動パターン導出状態PB、および特図変動パターン導出状態PCが存在する。
また、特図変動パターン導出手段133は、図柄変動の開始時に、特図当否判定の結果、決定された特図の停止図柄、および決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがあり、抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率(すべての設定値で同一)で普図当りとなり、残りの1/65536の確率でハズレとなる一方、普図低確では、1/65536の確率(すべての設定値で同一)で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率でハズレとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536でハズレとなる)ようにしてもよい。
また、本実施形態では、普図に関する抽選(普図当否判定、普図停止図柄抽選、および普図変動パターン抽選)のいずれにおいても各抽選結果が導出される確率は、設定値に関わらず一定であり、普図に関する抽選の有利度は、設定される設定値によって変化しない。
また、大当り遊技制御手段140は、大当り開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、図柄表示制御手段145は、特図1および特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定停止(確定表示)を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に格納する。
なお、図柄表示制御手段145は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
図9(a)に示す通り、特図変動パターン導出状態は、特図低確かつ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態PA、特図高確かつ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態PB、および特図低確かつ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態PCで構成され、大当り遊技中を除いて特図抽選状態および普図抽選状態に応じた特図変動パターン導出状態が設定される。そして、特図変動パターン導出状態PA〜特図変動パターン導出状態PC間の遷移条件には、遷移条件(i)〜遷移条件(iii)がある。遷移条件(i)は確変大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(ii)は通常大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(iii)は100回目の図柄変動の終了となる。なお、特図変動パターン導出状態PCにおいて通常大当りに係る大当り遊技が開始された場合には、当該大当り遊技の終了後に再度特図変動パターン導出状態PCが設定される(遷移条件(iii)における図柄変動のカウントが0から開始される)こととなる。
さらに、本実施形態では、特図変動パターン導出状態PAの平均変動時間と特図変動パターン導出状態PCの平均時間の差は、特図変動パターン導出状態PCの平均変動時間と特図変動パターン導出状態PBの差よりも大きい。
なお、平均変動時間は、短くなるほど、特図1保留カウンタまたは特図2保留カウンタの上限値を超えた(保留されない)第1始動口57への入賞または第2始動口59への入賞が発生し難くなるため、遊技者にとって有利であると言える。
各エラー状態の発生条件の詳細は後述するが、本実施形態において、メインエラー制御手段165によって判定されるエラー状態には、例えば、上述の更新異常の発生に基づく主基板エラー、磁気検知センサによる磁気検知に基づく磁気エラー、電波検知センサによる電波検知に基づく電波エラー、ゲートセンサ74による遊技球の検知に基づく右打ちエラー、満タン検知センサによる遊技球の検知に基づく満タンエラーなどがある。なお、以降の説明では、メインエラー制御手段165によってエラー状態と判定されることを、単に、エラー状態の発生と表現する場合がある。
一方、重要度が相対的に低いエラー状態となる右打ちエラーおよび満タンエラーは、遊技球の発射は規制されず、遊技の進行が可能な状態が維持される。なお、右打ちエラーは、当該エラー状態に係るエラー報知演出が実行された後に終了し、満タンエラーは、満タン検知センサによって遊技球が検知されなくなることで終了する。
ここで、セキュリティ信号とは、遊技機外の機器(データ表示機やホールコンピュータ)に向けて遊技機10に設けられた外部端子盤(図示省略)から出力される信号の一種である。以降の説明を含め、セキュリティ信号をONにするとは、セキュリティ信号の出力を開始することを指し、セキュリティ信号をOFFにするとは、セキュリティ信号の出力を終了することを指す。また、本実施形態において、セキュリティ信号をOFFにする処理では、セキュリティ信号をONにしてからの経過時間を考慮していないが、当該経過時間を考慮、すなわち、セキュリティ信号をONにしてから一定時間経過する前にセキュリティ信号をまでセキュリティ信号をOFFにしないようにしてもよい。
なお、本実施形態では、磁気エラーおよび電波エラーが発生した場合には、セキュリティ信号をONにする処理を実行するも、払出制御基板400に遊技球の発射を規制させる等の遊技を進行させないための処理を実行しないようにしてもよい。
なお、各演出制御コマンドは、原則として、メイン情報記憶手段160の送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
ここで、遊技停止状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行しない(当該センサの検知結果自体を見なくてもよい)ことで、遊技の進行が不可能となる復帰状態であり、遊技可能状態とは、各入賞口に設けられたセンサの検知結果に応じた処理を実行することで、遊技の進行が可能となる復帰状態である。なお、設定変更状態および設定確認状態の詳細は後述する。
なお、本実施形態におけるRAM異常チェックでは、ベース値に係る領域に対しても異常があるか否かが判断されるが、本実施形態における説明では、特段の説明がない限り、RAM103に異常があるとは、RAM103の遊技に係る領域に異常があることを指す。
また、復帰状態設定処理では、RAM103の遊技に係る領域に異常があり、かつRAM103のベース値に係る領域に異常がある場合に、RAM103のベース値に係る領域がクリアされるが、RAM103のベース値に係る領域に異常があれば(RAM103の遊技に係る領域に異常があるか否かに関わらず)、RAM103のベース値に係る領域をクリアするようにしてもよい。
具体的に説明すると、遊技可能状態移行処理では、セキュリティ信号の出力がONになっている場合には、セキュリティ信号の出力をOFFにする処理、ベース値を主制御基板モニタ97に表示させる処理(ベース値の表示態様については、後述)、およびデバイスの初期設定が実行される。デバイスの初期設定では、払出制御基板400に遊技球の発射を許可するための発射許可コマンドの送信や、各入賞口への入球が有効となる状態の設定や、乱数回路105を起動させるためのデータの設定等の処理が実行される。
具体的には、RAM103のうちの遊技に係る領域(ベース値に係る領域とは異なる領域)に対しては、当該領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103の遊技に係るバックアップ情報領域に記憶させる処理、および当該領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103の遊技に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。また、RAM103のベース値に係る領域に対しても、RAM103のうちの遊技に係る領域と同様に、RAM103のベース値に係る領域のチェックサムを導出し、当該チェックサムの補数をRAM103のベース値に係るバックアップ情報領域記憶させる処理、およびRAM103のベース値に係る領域に対する電断処理が実行されたことを示すバックアップフラグをONにする(RAM103のベース値に係るバックアップ情報領域にバックアップフラグを記憶させる)処理を実行する。
サブ情報記憶手段260は、第1副制御基板200が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。また、メインコマンド管理手段170から送信された演出制御コマンドは、サブコマンド管理手段270によってサブ情報記憶手段260の受信コマンド格納領域に記憶される。なお、以降の説明では、メインコマンド管理手段170から送信された演出制御コマンドが、サブコマンド管理手段270によってサブ情報記憶手段260の受信コマンド格納領域に記憶されることを、単に、演出制御コマンドの受信と表現する場合がある。
本実施形態における演出モードは、通常モード、低確時短モード、確変モードに大別され、特図変動パターン導出状態PAには通常モード、特図変動パターン導出状態PBには確変モード、特図変動パターン導出状態PCには低確時短モードが対応する。
さらに、通常モードは、昼ステージ、夕方ステージ、夜ステージ、朝ステージの4種類の演出ステージで構成され、各演出ステージは、演出ルート決定手段222による演出ルート決定時に参照される。なお、詳細は後述するが、これらの演出ステージは、演出モード制御手段221によって実行される演出ステージ移行処理によって移行が管理され、当該移行によって設定値の変更有無を示唆する場合がある。また、通常モードでは、滞在している(設定されている)演出ステージに対応する背景画像がメイン表示部81に表示され、遊技者はこの画像によって滞在している演出ステージを特定することができる。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。
より具体的には、演出内容決定手段225は、図柄変動における演出実行タイミングごとの演出の内容(演出パターン)を、演出ルート決定手段222によって決定された演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
具体的には、図柄B、図柄C、および図柄aには奇数図柄揃いを、図柄Aと図柄bには偶数図柄揃いを、図柄Dと図柄cにはバラケ目を、対応させている。
なお、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄aに偶数図柄揃いを対応させる等、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
また、通常演出制御手段220は、復電時の復帰状態が遊技可能状態となった場合(RAMクリア処理を伴う場合)には、RAMクリア処理を伴って遊技可能状態となったことを報知させるための演出データを読み出し、復電時の復帰状態が遊技可能状態となった場合(RAMクリア処理を伴わない場合)には、RAMクリア処理を伴わずに遊技可能状態となったことを報知させるための演出データを読み出す。これらの報知は、設定変更状態を経由して遊技可能状態となった場合、設定確認状態を経由して遊技可能状態となった場合にも実行され、これらの報知の違いによっても、設定変更状態を経由したか、設定確認状態を経由したかを判断させることができる。
さらに、通常演出制御手段220は、復電時の復帰状態が遊技停止状態となった場合には、遊技停止状態となったことに加え、後述する設定変更処理の実行が必要となったことを報知させるための演出データを読み出す。
なお、これらの報知の詳細は省略するが、実行が開始されてから一定時間(例えば、30s)継続して実行されることが好ましく、当該報知を実行する演出デバイスは問わない。
また、本実施形態では、メインエラー制御手段165によってすべてのエラー状態の判定が行われるが、セキュリティ信号の出力を伴う重要度の高いエラー状態以外のエラー状態の判定については、当該エラー状態の判定に係るセンサの状態を含むコマンドを主制御基板100から受信するように構成し、サブエラー制御手段230によって判定するようにしてもよい。
次に、図10を用いて、復電時の復帰状態が設定変更状態となった場合に設定変更手段177によって実行される設定変更処理の詳細を説明する。なお、図10は、設定変更処理のフローを示す図である。
なお、本実施形態では、RAM103に異常がある場合であっても、設定値が正常範囲であれば、当該処理が実行されないが、RAM103に異常がある場合に当該処理を実行するようにしてもよい。
なお、当該コマンドは、メイン表示部81やスピーカ33を用いて設定変更中であることを報知させるためのコマンドである。
なお、当該判定において、設定キースイッチ42がONであるか否かの判定を加え、双方の条件が充足された場合にステップS113に進むようにしてもよい。
なお、設定値が更新(加算)された場合には、主制御基板モニタ97に表示されている設定値も更新される。
なお、当該コマンドは、設定変更状態の終了および確定された設定値を第1副制御基板200に知らせるためのコマンドである。
次に、図11を用いて、復電時の復帰状態が設定確認状態となった場合に設定確認手段178によって実行される設定確認処理の詳細を説明する。なお、図11は、設定確認処理のフローを示す図である。
なお、当該コマンドは、メイン表示部81やスピーカ33を用いて設定確認中であることを第1副制御基板200に報知させるためのコマンドである。
なお、当該コマンドは、設定確認状態が終了したことを第1副制御基板200に知らせるためのコマンドである。
次に、図12を用いて、主制御基板モニタ97の表示態様について説明する。なお、図12は、状態別の主制御基板モニタ97の表示態様を示す図である。
図12に示す通り、主制御基板モニタ97は、横方向に連続的に配置された4つの7セグメントディスプレイ(以下、「7セグ」と略称する場合がある)で構成されるとともに、各7セグの右下には、ドット状のLEDが設けられている。なお、各情報を表示する際には、各情報は右詰めで表示される。
また、特段の説明がない限り、本実施形態における「ベース値の表示」とは、ベース値の表示であることを示す表示(「bL.」の表示)およびベース値自体の表示を合わせて表示することを指す。
また、上述の通り、設定変更状態および設定確認状態では、主制御基板モニタ97に設定値が表示され、遊技停止状態では、主制御基板モニタ97に遊技停止状態の種別(「E1」または「E2」)が表示され、各表示が表示される期間は、対応する復帰状態が設定されている期間と一致しているが、対応する復帰状態が設定されている期間の一部で表示されるようにしてもよい。
なお、「bL.」を点滅させる場合には、ベース値の整数部分を示す7セグについても点滅させるようにしてもよいが、当該7セグについては常時点灯させることが好ましい。
また、本実施形態では、点滅の有無で識別可能としているが、例えば、点灯色を変える等、点滅の有無を含む点灯態様の差異で識別可能にする方法であれば、いずれの方法を採用してもよい。
ベース値を導出する一区間を規定するアウト球数についても、60000に限らず、60000(1分間に100程度の打ち出しスピードで営業日あたりに打ち出される球数(100×60(分)×10(時間)))に近しい値であれば、いずれの値を採用してもよい。
次に、復電時の復帰状態を含む復電時の遊技機10の状態の詳細を説明するのに先立ち、図13(a)〜図13(d)を用いて、設定キースイッチ42の態様とRAMクリアスイッチ43の態様の組合せについて説明する。なお、図13(a)〜図13(d)は、設定キースイッチ42の態様とRAMクリアスイッチ43の態様との組合せのパターンを示す図である。
なお、設定キースイッチ42は、OFFの状態となる位置、およびONの状態となる位置のそれぞれにおいて、外力を要することなく、変位部を保持することができる。
また、設定キー600は、設定キースイッチ42がONの状態で抜去することができない。
なお、RAMクリアスイッチ43は、変位部をOFFの状態となる位置に付勢して保持している。そのため、RAMクリアスイッチ43は、OFFの状態となる位置では、外力を要することなく変位部を保持することができる一方、ONの状態となる位置では、外力を要することなく変位部を保持できないようになっている。
続いて、図14に示す表を用いて、直前の電断時の状態が遊技可能状態である場合における復電時の復帰状態を含む復電時の遊技機10の状態の詳細を説明する。なお、上述の通り、本実施形態における復帰状態を含む復電時の遊技機10の状態は、RAM103に異常があるか否か、直前の電断時の状態、復電時の設定キースイッチ42の態様と復電時のRAMクリアスイッチ43の態様との組合せ、および復電時の中枠開扉センサ76の状態によって決定される。
ここで、図14(a)および図14(b)は、復電時に異常(RAM103の遊技に係る領域に異常がある場合、設定値が正常でない場合、直前の電断時の状態が遊技停止状態である場合)がなく、かつ直前の電断時の状態が遊技可能状態である場合の復電時の遊技機の状態を整理した表であり、図14(a)は復電時に中枠17が開放状態である場合、図14(b)は復電時に中枠17が閉鎖状態である場合の復電時の遊技機の状態を整理した表である。なお、復帰状態を含む復電時の遊技機10の状態を決定する処理フロー(図示省略)においては、RAMクリアスイッチ43の態様、中枠開扉センサ76の状態、および設定キースイッチ42の態様を参照する順序は問わず、後述する表に示す関係性を満たせば、当該順序に限らず、いずれの順序を採用してもよい。なお、本実施形態では、RAM103の遊技に係る領域に異常がある場合に、復電時に異常があるとしているが、RAM103のベース値に係る領域に異常がある場合を、RAM103の遊技に係る領域に異常がある、すなわち、復電時に異常があると取り扱ってもよい。
場合1において、設定キースイッチ42がOFFであり、かつRAMクリアスイッチ43がOFFである場合(図14(a)の左上のパターン)には、RAMクリア処理が実行されず、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
また、場合1において、設定キースイッチ42がOFFであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合(図14(a)の右上のパターン)には、RAMクリア処理が実行され、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
また、場合1において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がOFFである場合(図14(a)の左下のパターン)には、RAMクリア処理が実行されず、復電時の復帰状態として設定確認状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97に現在の設定値が表示される。
また、場合1において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合(図14(a)の右下のパターン)には、RAMクリア処理が実行され、復電時の復帰状態として設定変更状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97に現在の設定値が表示される。なお、この場合に、RAM103のベース値に係る領域に異常があれば、当該領域もクリアされる。
このようにすることで、復電時の操作手段の態様に応じて復電時の復帰状態を選択可能にし、当該選択をスムーズにすることができる。
場合2において、設定キースイッチ42がOFFであり、かつRAMクリアスイッチ43がOFFである場合(図14(b)の左上のパターン)には、RAMクリア処理が実行されず、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
また、場合2において、設定キースイッチ42がOFFであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合(図14(b)の右上のパターン)には、RAMクリア処理が実行され、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
また、場合2において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がOFFである場合(図14(b)の左下のパターン)には、RAMクリア処理が実行されず、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
また、場合2において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合(図14(b)の右下のパターン)には、RAMクリア処理が実行され、復電時の復帰状態として遊技可能状態が設定され、かつ主制御基板モニタ97にベース値が表示される。
さらに、場合1において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合には、設定変更状態を設定する一方、場合2において、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合には、RAMクリア処理が実行されるとともに、遊技可能状態が設定される。さらに、場合1および場合2のいずれにおいても、設定キースイッチ42がOFFであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合には、RAMクリア処理が実行されるとともに、遊技可能状態が設定される。このように、適切でない設定変更状態の設定を禁止する一方、RAMクリア処理は許容することで、中枠開扉センサ76がOFF(中枠17が閉鎖状態)である場合における不正な設定変更を防ぎつつも、RAMクリア処理の操作性を高めることができる。
特に、設定キースイッチ42がONであり、かつRAMクリアスイッチ43がONである場合において、中枠開扉センサ76がOFF(中枠17が閉鎖状態)である場合には、RAMクリア処理が実行される。そのため、不正な設定変更が試みられた虞がある場合に有利な状態を維持しないようにすることができる。
また、本実施形態において、設定変更状態および設定確認状態は、復電時にのみ設定される可能があり、いずれも復電時以外に設定されることはない。そのため、遊技制御の安定化を図ることができる。
まず、図15(a)〜図15(d)、図16、図17(a)〜(d)を用いて、演出ステージによる設定値の変更有無の示唆を説明する。
図15(a)〜図15(d)は、演出ステージに対応する背景画像を示す図であり、図16は、演出ステージ移行処理のフローを示す図である。図17(a)は、ステージ移行可否抽選に用いられる抽選テーブルを、図17(b)〜図17(d)は、ステージ移行種別抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図である。
最初のステップS301では、朝ステージに滞在しているか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS303に進み、当該条件が充足されなかった場合にはステップS305に進む。
ここで、滞在カウンタとは、朝ステージ滞在中に、0となるまで、変動開始コマンドを受信するごとに1減算されるカウンタである。そして、滞在カウンタ=0でない場合には、ステップS305以降の処理が実行されず、現在の演出ステージ(朝ステージ)が他のステージに移行することがない。そのため、滞在カウンタは、朝ステージの滞在期間を保証する図柄変動回数を規定するカウンタであると言える。
なお、当該カウンタを必ずしも設ける必要はない。すなわち、滞在している演出ステージに関わらず、ステップS305以降の処理を実行するようにしてもよい。しかし、本実施形態のように、滞在カウンタを設けることで、朝ステージへの移行を遊技者に認識させ易くすることができる。
ここで、移行種別とは、移行先の演出ステージを特定するための種別であり、当該種別には特殊移行と通常移行とが存在する。また、移行種別抽選の詳細は後述する。
したがって、移行種別が特殊移行である場合には、朝ステージが設定される一方、昼ステージ、夕方ステージ、および夜ステージが設定されることがない。
ここで、次の演出ステージとは、現在の演出ステージが昼ステージである場合には夕方ステージであり、現在の演出ステージが夕方ステージである場合には夜ステージであり、現在の演出ステージが夜ステージである場合には昼ステージであり、現在のステージが朝ステージである場合には昼ステージである。したがって、移行種別が通常移行である場合には、昼ステージ、夕方ステージ、夜ステージの順に演出ステージが設定される一方、朝ステージが設定されることがない。
図17(a)は、移行可否抽選に用いられる抽選テーブルを模式的に示す図であり、この図に示す通り、20/1000(1/50)の確率で移行可否抽選に当選する。なお、当該抽選では、設定変更フラグの状態が参照されない。そのため、昼ステージ、夕方ステージ、および夜ステージのいずれかが設定されている場合において、図柄変動ごとのステージ移行が発生する確率は、設定変更フラグの状態に依存せず一定となる。
このように、電源投入後かつ変動カウンタ≦100の場合には、設定変更フラグがONの場合に、設定変更フラグがOFFの場合よりも、特殊移行に当選する確率が高い。そして、上述の通り、特殊移行に当選した場合には、朝ステージが設定され、当該ステージに対応する背景画像(図15(d)に示す背景画像)がメイン表示部81に表示される。そのため、電源投入後かつ変動カウンタ≦100の場合において、メイン表示部81に表示される朝ステージに対応する背景画像は、設定値の変更有無を示唆する(設定変更処理によって別の設定値が設定されたか設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する)演出と言える。
これにより、設定値を有するパチンコ機において、電源投入直後(特に、ホール開店直後の大当り確率で設定値を推測し難い状況)における遊技の興趣を高めることができる。なお、当該効果を奏するにあたっては、電源投入後かつ変動カウンタ>100の場合において、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像が表示されないようにすることが好ましいが、本実施形態のように、電源投入後かつ変動カウンタ>100の場合において、電源投入後かつ変動カウンタ≦100の場合よりも低い確率で、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像が表示されることを許容する。
このように、時短終了後かつ変動カウンタ≦50の場合には、設定変更フラグがONの場合に、設定変更フラグがOFFの場合よりも、特殊移行に当選する確率が高い。そのため、時短終了後かつ変動カウンタ≦50の場合において、メイン表示部81に表示される朝ステージに対応する背景画像は、電源投入後かつ変動カウンタ≦100の場合と同様に、設定値の変更有無を示唆する(設定変更処理によって別の設定値が設定されたか設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する)演出と言える。
これにより、設定値を有するパチンコ機において、時短終了直後における遊技の興趣を高めることができる。なお、当該効果を奏するにあたっては、時短終了後かつ変動カウンタ>50の場合において、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像が表示されないようにすることが好ましいが、本実施形態のように、時短終了後かつ変動カウンタ>50の場合において、時短終了後かつ変動カウンタ≦50の場合よりも低い確率で、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像が表示されることを許容する。
また、本実施形態では、図17(c)で示す抽選テーブルを用いた移行種別抽選を、最も不利な遊技状態(特図低確かつ普図低確)で実行しているが、当該遊技状態を、最も不利な遊技状態よりも有利な遊技状態(特図高確かつ普図低確、いわゆる潜伏確変)としてもよい。すなわち、直前の遊技状態よりも、変動の単位時間当たりの実行回数が少ない観点で相対的に不利な遊技状態であれば、いずれの遊技状態を採用してもよい。
次に、図18(a)、図18(b)、および図19(a)〜図19(d)を用いて、本実施形態における設定示唆演出の詳細を説明する。図18(a)は、設定示唆種別の内容を示す図であり、図18(b)は、設定示唆種別抽選に用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。図19(a)〜図19(d)は、設定示唆演出の具体例を示す図である。
具体的には、「1否定」には、「悪くないよ」との文字が対応し、「奇数設定示唆」には、「奇数かも」との文字が対応し、「偶数設定示唆」には、「偶数かも」との文字が対応し、「高設定示唆」には、「良いかも」との文字が対応し、「高設定確定」には、「すごく良いね」との文字が対応する。そして、これらの設定示唆種別は、現在の設定値の示唆にあたり、その根拠は、設定示唆種別抽選の詳細とともに説明する。なお、本実施形態では、現在の設定値の示唆にあたる設定示唆種別を複数設けているが、その数は問わない。
図18(b)の「1否定」の段では、設定値1に抽選値0、設定値2〜設定値6のそれぞれに抽選値200が対応づけられている。したがって、設定示唆種別である「1否定(「悪くないよ」との文字)」は、現在の設定値が設定値1である場合に決定されることがなく、現在の設定値が設定値1ではないことを確定的に示唆する設定示唆種別(態様)であると言える。これは、現在の設定値の示唆にあたる。
なお、設定示唆演出は、態様によって現在の設定値を示唆するものに限らず、その実行確率によって現在の設定値を示唆するものであってもよいし、これらの組合せであってもよい。そして、当該演出の態様または実行有無を決定する抽選等の処理では、現在の設定値が参照される。そのため、設定示唆演出は、現在の設定値を参照して態様または実行有無が決定される演出であるとも言える。また、その実行確率によって現在の設定値を示唆する機能を少なくとも有する設定示唆演出において、当該演出の実行確率が高いとは、比較する各場合の実行確率の範囲が重複しないことを前提とし、一の場合における実行確率の範囲内の最小の確率が、比較対象となる場合における実行確率の範囲内の最大の確率よりも高いことを指す。
これらの図に示す通り、演出ステージに対応する背景画像が表示されている期間において設定示唆演出が実行された場合には、設定示唆演出に相当する画像が、当該背景画像よりも手前に表示されることとなる。しかし、この場合の背景画像は、どの演出ステージに対応する背景画像かを特定可能な状態が維持されている。
特に、図19(d)に示す通り、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像が表示されている期間において、設定示唆演出に相当する画像表示されても、当該背景画像が朝ステージに対応する背景画像であることを特定可能な状態が維持される。すなわち、本実施形態において、設定示唆演出は、設定値の変更有無を示唆する演出と重複して実行される演出であると言える。これにより、設定値を有するパチンコ機において、遊技の興趣を高めることができる。
次に、図20、図21(a)、および図21(b)を用いて、本実施形態におけるエラー報知演出の詳細を説明する。図20は、エラー状態の内容を示す図であり、図21(a)および図21(b)は、エラー報知演出の具体例を示す図である。
具体的には、主基板エラーは、上述の通り、乱数回路105の更新異常を示すエラー状態であり、当該エラー状態が発生した場合には、当該判定によって送信されるエラーコマンドに基づいて、「主基板エラー」との文字が、メイン表示部81に全画面表示で表示される。ここで、全画面表示とは、メイン表示部81の表示領域の略全域に、対象となる画像を最も手前に表示させることを指す。
磁気エラーは、磁気検知センサによる磁気検知が500ms連続で発生した場合に発生するエラー状態であり、当該エラー状態が発生した場合には、主基板エラーと同様に、「磁気センサーエラー」との文字が、メイン表示部81に全画面表示で表示される。
電波エラーは、電波検知センサによる電波検知回数(直前の電源投入からの累計回数)が計5回発生した場合に発生するエラー状態であり、当該エラー状態が発生した場合には、主基板エラーと同様に、「電波センサエラー」との文字が、メイン表示部81に全画面表示で表示されることとなる。
満タンエラーは、満タン検知センサがONとなっている場合、すなわち、満タン検知センサによって遊技球が検知されている場合に発生するエラー状態であり、当該エラー状態が発生した場合には、「球を抜いてください」との文字が、メイン表示部81に帯表示で表示される。
なお、磁気エラーまたは電波エラーが発生した場合(好ましくは、当該場合において、メインエラー制御手段165が、払出制御基板400に遊技球の発射を規制させる等の遊技を進行させないための処理を実行しない場合)には、当該エラー状態に係る表示が、全画面ではなく、帯表示でメイン表示部81に表示されるようにしてもよい。
また、各エラー状態となる条件は、本実施形態の条件と同一である必要はなく、各エラー状態を検知できる条件であれば、いずれの条件を採用してもよい。
一方、図21(b)には、朝ステージに対応する背景画像が表示されている状態で、主基板エラーが発生した場合におけるメイン表示部81に表示される画像の例を示している。この例に示すように、相対的に重要度が高いエラー状態が発生した場合には、背景画像の手前に当該エラー状態に対応する画像が全画面表示され、当該背景画像に対応する演出ステージを特定不能な状態となる。すなわち、設定値の変更有無を示唆する演出に相当する朝ステージに対応する背景画像は、相対的に重要度が高いエラー状態に係るエラー報知演出と重複して実行されない演出であり、当該演出よりも実行される優先度が低い演出であると言える。なお、実行される優先度の高低とは、画像表示であれば、描画されるレイヤの優先順位の高低を指す。
これにより、エラー状態のうちの重要度の高いエラーを認識させ易くしつつも、設定値の変更の有無を示唆する演出により遊技の興趣を向上させることができる。
なお、第二のエラーは、本実施形態のように、第一のエラーよりも重要度が高いことが好ましいが、これに限らない。例えば、第二のエラーと第一のエラーの重要度が同一のエラーであってもよいし、第二のエラーが第一のエラーよりも重要度が低くてもよい。さらに、エラーの重要度とは、開発段階であらかじめ定められるものであって、エラー同士が重複した場合に、いずれのエラーに係るエラー演出を優先して実行するかを定めるものである。
次に、図22および図23を用いて、特殊オーバー入賞演出の詳細を説明する。図22(a)〜図22(c)は、特殊オーバー入賞演出の態様を示す図である。また、図23(a)は、大入賞口入賞演出パターン決定処理のフローを示す図であり、図23(b)は、特殊オーバー入賞演出に係る演出パターン決定処理に用いられる抽選テーブルを模式的に示す図である。
具体的には、図22(a)に示す、最も大きさが小さいトロフィー画像tg1(以下、「銅トロフィー画像」と称する)と、図22(b)に示す、中くらい大きさのトロフィー画像tg2(以下、「銀トロフィー画像」と称する)と、図22(c)に示す、最も大きさが大きいトロフィー画像tg3(以下、「金トロフィー画像」と称する)と、が存在する。なお、これらの画像は、大きさだけでなく、その形状にも差異があり、移動しながら表示されても遊技者がその違いを識別することができる。
なお、本実施形態におけるトロフィー画像(特殊オーバー入賞演出)の開始タイミングは、大入賞口センサ72がオーバー入賞となる遊技球を検知したタイミングであるが、これに限らない。当該タイミングから次のラウンドが開始されるタイミング(当該タイミングが最終のラウンドである場合には、大当り終了デモが終了するタイミング)までのタイミングであればいずれのタイミングでもよい。
最初のステップS401では、確変大当りに係る大当り遊技であるか否かを判定し、当該条件が充足された場合にはステップS403に進む。一方、当該条件が充足されなかった場合にはステップS411に進み、後述するステップS409が実行されない、すなわち、特殊オーバー入賞演出が実行されない。
そして、通常入賞演出は、大入賞口55への入賞発生時(特に、オーバー入賞発生時)において、特殊オーバー入賞演出が実行されない場合に必ず実行される演出である。そのため、通常入賞演出によって、特殊オーバー入賞演出の実行可否を決定する抽選に当選しなかったこと(当該抽選自体が実行されなかったことも含む)を認識させ易くできる。さらに、入賞カウンタ≦10までの通常入賞演出の態様と、オーバー入賞時に実行される通常入賞演出の態様を変えてもよく、このようにすれば、特殊オーバー入賞演出の実行可否を決定する抽選が実行された上で当該抽選に当選しなかったことを認識させ易くできる。
また、本実施形態では、大当り遊技中のすべてのラウンドで特殊オーバー入賞演出が実行され得るが、特殊オーバー入賞演出が実行される得るラウンドを制限してもよい。
この図に示す通り、設定変更フラグがONである場合には、300/1000(約1/3.33)の確率で銅トロフィー画像が、600/1000(約1/1.67)の確率で銀トロフィー画像が、100/1000(1/10)の確率で金トロフィー画像が、特殊オーバー入賞演出の演出パターンとして決定される。
また、設定変更フラグがOFFである場合には、600/1000(約1/1.67)の確率で銅トロフィー画像が、400/1000(1/2.5)の確率で銀トロフィー画像が、特殊オーバー入賞演出の演出パターンとして決定され、金トロフィー画像が特殊オーバー入賞演出の演出パターンとして決定されることがない。
なお、当該効果を奏するにあたり、設定値の変更有無を示唆する演出の実行条件は、本実施形態の条件に限らない。すなわち、大当り遊技中に設定値の変更有無を示唆する演出が実行可能に構成されていればよい。
なお、当該効果を奏するにあたっては、通常大当りに係る大当り遊技で特殊オーバー入賞演出を実行するようにしてもよく、この場合には、確変大当りに係る大当り遊技で特出オーバー入賞演出が実行される割合よりも低い割合で実行されるようにすればよい。ただし、本実施形態のように、確変大当りに係る大当り遊技中にのみオーバー入賞演出が実行されるようにすることが好ましい。
なお、当該効果を奏するにあたっては、電源投入後かつ変動カウンタ>100の場合において、特殊オーバー入賞演出が実行されないようにすることが好ましいが、当該場合において、電源投入後かつ変動カウンタ≦100の場合よりも低い確率で、特殊オーバー入賞演出が実行されることを許容する。
なお、当該効果を奏するにあたっては、時短終了後かつ変動カウンタ>50の場合において、特殊オーバー入賞演出が実行されないようにすることが好ましいが、当該場合において、時短終了後かつ変動カウンタ≦50の場合よりも低い確率で、特殊オーバー入賞演出が実行されることを許容する。
以上の説明に記載されていない変形例について、以下に列挙する。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)
図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、複数段階の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を電源投入時に実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
電源投入後の所定の期間に、該所定の期間の経過後よりも高い確率で、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
前記所定の期間は、該所定の期間が開始されてから前記大当りに当選するまでの期間であることを特徴とする遊技機。
(2)
第一の始動口または第二の始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、前記第二の始動口への遊技球の入賞に係る図柄変動の単位時間当たりの実行回数が第一の遊技状態よりも多くなることで前記第一の遊技状態よりも有利となる第二の遊技状態を設定可能であり、複数段階の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態への移行後の所定の期間に、該所定の期間の経過後よりも高い確率で、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
前記所定の期間は、該所定の期間が開始されてから前記大当りに当選するまでの期間であることを特徴とする遊技機。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
前記所定の変更示唆演出は、前記所定の期間後に実行されない演出であることを特徴とする遊技機。
(4)
上記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記演出制御手段は、
設定されている前記設定値を示唆する演出として、所定の設定示唆演出を実行させることが可能なものであって、
前記所定の設定示唆演出は、前記所定の変更示唆演出とは異なる演出であることを特徴とする遊技機。
(5)
上記(4)に記載の遊技機であって、
前記所定の設定示唆演出は、前記所定の変更示唆演出と重複して実行され得る演出であることを特徴とする遊技機。
(6)
上記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
エラーを検知するエラー検知手段を備え、
前記エラー検知手段は、第一のエラー、および前記第一のエラーよりも重大な第二のエラーを個別に検出可能なものであり、
前記演出制御手段は、
前記第一のエラーが検出された場合には、第一のエラー演出を実行させ、
前記第二のエラーが検出された場合には、第二のエラー演出を実行させるものであり、
前記所定の変更示唆演出は、
前記第一のエラー演出と重複して実行され得る演出である一方、
前記第二のエラー演出と重複して実行されず、かつ前記第二のエラー演出よりも実行される優先度が低い演出であることを特徴とする遊技機。
(a)
図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、複数段階の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を電源投入時に実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
電源投入から所定の回数の図柄変動が実行されるまでの所定の期間に、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであることを特徴とする遊技機。
(b)
第一の始動口または第二の始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、前記第二の始動口への遊技球の入賞に係る図柄変動の単位時間当たりの実行回数が第一の遊技状態よりも多くなることで前記第一の遊技状態よりも有利となる第二の遊技状態を設定可能であり、複数段階の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態への移行後の所定の期間に、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであることを特徴とする遊技機。
(c)
前記所定の変更示唆演出は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかに加え、前記設定変更処理によって同一の前記設定値が設定されたかを、実行される確率によって示唆する演出であって、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定された場合には、第一の確率で実行され、
前記設定変更処理によって同一の前記設定値が設定された場合には、前記第一の確率よりも低い第二の確率で実行され、
前記設定変更処理が実行されなかった場合には、前記第二の確率よりも低い確率で実行される、または実行されない演出であることを特徴とする遊技機。
15 外枠
17 中枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
30 下部排出口
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35(35a、35b、35c) 演出ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 電源スイッチ
41 設定基板
42 設定キースイッチ
43 RAMクリアスイッチ
44 設定基板カバー
45 開閉カバー
46 遊技球タンク
47 タンクレール
48 払出ユニット
49 払出通路
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
62 普通電動役物ソレノイド
63 ゲート
65 特別電動役物
66 特別電動役物ソレノイド
67 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
75 アウト球センサ
76 中枠開扉センサ
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 サブ表示部
82a 上サブ表示部
82b 左サブ表示部
82c 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
97 主制御基板モニタ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 乱数回路
109 主制御基板ケース
110 入球判定手段
115 メイン乱数発生手段
120 メイン保留制御手段
125 事前判定手段
130 特図抽選手段
131 特図当否判定手段
132 特図停止図柄抽選手段
133 特図変動パターン導出手段
135 普図抽選手段
140 大当り遊技制御手段
145 図柄表示制御手段
150 電動役物制御手段
155 遊技状態制御手段
160 メイン情報記憶手段
165 メインエラー制御手段
170 メインコマンド管理手段
175 復電処理実行手段
176 復帰状態設定手段
177 設定変更手段
178 設定確認手段
179 遊技可能状態移行手段
180 電断処理実行手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
209 第1副制御基板ケース
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 先読み演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 大当り演出制御手段
230 サブエラー制御手段
240 ランプ制御手段
250 可動役物制御手段
260 サブ情報記憶手段
270 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
309 第2副制御基板ケース
400 払出制御基板
401 CPU
402 ROM
403 RAM
409 払出制御基板ケース
500 電源制御基板
501 通常電源回路
502 バックアップ電源回路
503 電断検出回路
509 電源制御基板ケース
600 設定キー
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (2)
- 第一の始動口または第二の始動口への遊技球の入賞に基づいて図柄変動を実行可能であり、図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、前記第二の始動口への遊技球の入賞に係る図柄変動の単位時間当たりの実行回数が第一の遊技状態よりも多くなることで前記第一の遊技状態よりも有利となる第二の遊技状態を設定可能であり、予め定められた数の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態への移行後の所定の期間に、該所定の期間の経過後よりも高い確率で、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
前記所定の期間は、該所定の期間が開始されてから前記大当りに当選するまでの期間である、
ことを特徴とする遊技機。 - 図柄変動ごとに大当りに当選するか否かを判定し、予め定められた数の設定値から一の設定値を設定し、設定されている前記設定値によって前記大当りに当選する確率が定まり、設定されている前記設定値を変更する設定変更処理を電源投入時に実行可能な遊技機であって、
演出手段と、
前記演出手段を制御する演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記設定変更処理によって別の前記設定値が設定されたか前記設定変更処理が実行されなかったかを少なくとも示唆する変更示唆演出として、所定の変更示唆演出を実行させることが可能なものであって、
電源投入後の所定の期間に、該所定の期間の経過後よりも高い確率で、前記所定の変更示唆演出を実行させるものであり、
前記所定の期間は、該所定の期間が開始されてから前記大当りに当選するまでの期間であり、
エラーを検知するエラー検知手段を、さらに備え、
前記エラー検知手段は、第一のエラー、および前記第一のエラーよりも重大な第二のエラーを個別に検出可能なものであり、
前記演出制御手段は、
前記第一のエラーが検出された場合には、第一のエラー演出を実行させ、
前記第二のエラーが検出された場合には、第二のエラー演出を実行させるものであり、
前記所定の変更示唆演出は、
前記第一のエラー演出と重複して実行され得る演出である一方、
前記第二のエラー演出と重複して実行されず、かつ前記第二のエラー演出よりも実行される優先度が低い演出である、
ことを特徴とする遊技機。
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