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JP6904759B2 - ロボットの移動速度制御装置及び方法 - Google Patents

ロボットの移動速度制御装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、産業用ロボットをティーチング(教示)する際にロボットの移動速度を制限する移動速度制御装置及び方法に関する。
ティーチングプレイバック形のロボットでは、ロボットに実行させる動作を予めロボットにティーチングする必要がある。水平多関節ロボットに関して作業位置のティーチングを行う場合には、直交座標系(XYZ座標系)で操作を行い、ロボットの移動速度は作業点(ティーチングの対象となる点であって一般にアームの先端)の線速度で指定する。通常の動作時であればロボットの動作空間に人が立ち入ることはなく、作業者に危害が及ぶこともないが、ロボットに対してティーチングを行っているときにはティーチングを行う作業者(教示者ともいう)がロボットに接近することとなり、ロボットの動きによって教示者に危害が及ぶ恐れがある。特に、チャンバーなどと呼ばれる狭い空間内で物品を搬送するいわゆる搬送ロボットのティーチングでは、教示者がそのチャンバー内に入ってティーチングを行うので、ロボットが教示者に衝突するおそれが高くなる。このような危害のおそれをなくすために、ティーチング時のロボットの先端の移動速度を所定の上限速度(例えば250mm/秒)以下にすることが要求されている。
特許文献1は、教示者の位置を検出する検知装置を設け、ロボットに教示者が接近したときにロボットの動作速度を自動的に低下させることを開示している。特許文献2は、ロボットアームの先端部の加速度及び速度を検出し、そのいずれかが所定値よりも大きくなった場合にロボットを非常停止させることを開示している。特許文献3は、ティーチング時にロボットの先端の移動速度を所定の上限速度以下に制限しつつティーチング装置からの操作指令で指令された速度にできるだけ近い速度で移動させるように、各軸を駆動するための指令速度を計算する方法を開示している。特許文献4は、ティーチング時の安全確保に関するものではないが、ロボットの各軸に対して定格速度が定められているときに、ティーチングで与えられたロボット先端の速度データに基づいて各軸の速度を計算し、いずれかの軸の定格速度を超えるときに速度データを修正することを開示している。
国際公開第2004/009303号 特開平6−91587号公報 特開平9−193060号公報 特開平5−233052号公報
特許文献1に記載されるように教示者の位置を検出する方法は、検知装置を必要とするので大掛かりになりやすく、また、コストも上昇しやすい。教示者の位置を検出する検知装置を設けないで教示者の安全を確保しようとする方法は、基本的には、ロボットの先端の速度を所定の上限速度以下とするものである。しかしながら、例えば、2本のアームを連結してこれらのアームがいずれも水平面(XY平面)内で移動できるようにした水平多関節ロボットを考えると、ロボットの先端よりもアーム間の連結位置(すなわち関節)の方が高速で移動することがある。関節の速度を逐一計算してロボットの移動速度を制限することも可能であるが、演算処理の負担が大きい。したがって、高速で移動する可能性がある関節を考慮して、簡単な機構でティーチング時のロボットの移動速度を制限できることが望まれる。
本発明の目的は、ロボットの先端よりも速く移動する部分が存在する場合において、簡単な機構でそのロボットのティーチング時の安全性をより高めることができる移動速度制御装置及び方法を提供することにある。
本発明の移動速度制御装置は、本体部と、一端側が本体部に接続する第1アームと、本体部に対して第1アームを回動させる第1モータと、一端側が第1アームの他端側に接続する第2アームと、第1アームに対して第2アームを回動させる第2モータとを少なくとも備える水平多関節ロボットであるロボットを制御する移動速度制御装置であって、直交座標系でロボットを制御し、水平多関節ロボットのティーチングの際に、直交座標系でのロボットの第2アーム側の先端の位置の座標に基づいて定まる異なる制限値を用いて、移動速度についての入力指示値が制限値を上回るときに、その制限値で入力指示値を制限した移動速度によってロボットを移動させ、移動後の先端の現在の位置に基づく制限値が入力指示値以上であってロボットの現在の移動速度が入力指示値を下回るときに速度上昇の問合せを行い、問合せに対して上昇指示が入力したときに入力指示値が示す移動速度によってロボットを移動させる制御部を備える。
本発明の方法は、本体部と、一端側が本体部に接続する第1アームと、本体部に対して第1アームを回動させる第1モータと、一端側が第1アームの他端側に接続する第2アームと、第1アームに対して第2アームを回動させる第2モータとを少なくとも備える水平多関節ロボットであるロボットを制御する方法であって、直交座標系で水平多関節ロボットを制御して水平多関節ロボットのティーチングを行う際に、直交座標系でのロボットの第2アーム側の先端の位置の座標に基づいて定まる異なる制限値を用いて、移動速度についての入力指示値が制限値を上回るときに、その制限値で入力指示値を制限した移動速度によってロボットを移動させ、移動後の先端の現在の位置に基づく制限値が入力指示値以上であってロボットの現在の移動速度が入力指示値を下回るときに速度上昇の問合せを行い、問合せに対して上昇指示が入力したときに入力指示値が示す移動速度によってロボットを移動させる。
直交座標系による制御で水平多関節ロボットの先端を移動させた場合、2つのアームの連結部の移動軌跡が大きくなってこの連結部(ロボットの関節部または肘)が高速で動くことがある。この動きは教示者にとっては予期しない動きであり、教示者が回避できないおそれがあるが、直交座標系での先端の座標に基づいて定まる制限値によって移動速度を制限することによって、ロボットに近接する教示者に対する安全性を高めることができる。制限値は、例えば、先端と直交座標系の原点との距離が短いほど小さくなるように定めることができる。あるいは、例えば、先端の座標を(x,y)として、|x|と|y|のうちの大きい方が小さいほど制限値が小さくなるように定めることができる。
本発明では、第1アームの一端側を原点とし、原点を含み先端の移動可能範囲に平行な平面を複数の領域に分割し、領域ごとに単一の制限値を定めるようにすることができる。このように制限値を定めることにより、各関節ごとの角速度を演算して移動速度の制限を行う場合と比較して、演算負荷を小さくすることができる。領域の区切り方としては、原点を含み先端の移動可能範囲に平行な平面における原点を中心とする正方形によって画定される領域とすることができる。このように領域を設定した場合には、先端の位置のXY座標が(x,y)であるとして、x及びyに対する比較式あるいはx及びyの絶対値の和を求める式を適用するだけで制限値を決定でき、演算負荷が軽くて済む。領域の区切り方の別のものとして、原点を中心とする同心円によって画定される領域とすることもできる。この場合は、2乗演算を必要とするが、過度に移動速度を制限することがなくなる。
本発明では、ロボットの移動中において現在の移動速度が先端の現在の位置に基づく制限値を上回るときに、先端の現在の位置に基づく制限値によりロボットの移動速度を更新するようにしてもよい。このように構成することにより、例えばロボットの先端が原点に近づくように移動する場合に、安全性をさらに向上させることができる。また本発明では、ロボットの移動を指示する操作の継続している期間の間、この期間の開始時に制限した移動速度によってロボットを移動させ、操作の終了ののち操作が再開した場合に、再開のときの先端の座標に基づいて、移動速度を制限するようにしてもよい。この構成では、移動を指示する操作の再開ごとにそのときの先端の位置に応じて移動速度が制限されるので、先端位置を逐次取得する場合に比べて演算負荷を小さくしつつ、実質的に安全性をさらに向上させることができる。ここでロボットの移動を指示する操作は、例えばティーチングペンダントに設けられた押しボタンを押下する操作であって、押しボタンの押下中はロボットが移動を継続し、押しボタンから指が離されたらロボットの移動を停止させるものである。
本発明では、ロボットのロボットコントローラに対して接続されるティーチングペンダントとして移動速度制御装置を構成し、先端の座標に応じた制限値を記述するパラメータテーブルを格納する補助記憶部をティーチングペンダントに設け、パラメータテーブルを参照して得られる制限値を使用して入力指示値を制限するようにしてもよい。このように構成することによって、ロボットコントローラには処理負荷を与えずに処理負荷の分散を図ることができる。また、ロボットコントローラにティーチングペンダントが接続されるときに、ロボットコントローラから補助記憶部にパラメータテーブルが読み込まれるようにしてもよい。ティーチングペンダントは小型装置であり他ロボットとの共通化が可能であるので、ロボットコントローラからティーチングペンダントにパラメータテーブルが読み込まれるようにすることによって、単一のティーチングペンダントを用いて多機種のロボットのティーチングをより安全性を高めて実施することが可能になる。
本発明によれば、ロボットの先端よりも速く移動する部分が存在する場合において、簡単な機構によってそのロボットをティーチングするときの安全性がより高まる。
本発明の移動速度制限方法が適用されるロボットの構成の一例を示す図である。 ロボットコントローラ及びティーチングペンダントの構成を示すブロック図である。 ロボットの移動速度を制限する処理を説明するフローチャートである。 パラメータテーブルの内容の一例を示す図である。 先端の位置と制限後の移動速度との関係を説明する図である。 ロボットの移動速度を制限する処理の別の例を説明するフローチャートである。 ロボットの移動動作の一例を説明する図である。 ロボットの移動動作の別の例を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本発明では、直交座標系(XYZ座標系)で操作して水平多関節ロボットのティーチングを行うときに、ロボットの先端とロボットに予め設定された原点Oとの位置関係に基づき、ロボットの先端が原点Oに近いときにはロボットを低速で動作させ、先端が原点Oから離れているときはロボットが高速で動作できるように、ロボットの先端の位置(XY座標)によりティーチング時のロボットの速度を制限する。
図1は、本発明の実施の一形態において、本発明に基づく移動速度制御方法が適用されるロボットの一例を示すものであって、(a)はロボット10の可動部分を示す斜視図であり、(b)はロボット10の機構図である。ここでは、図において矢印で示すように直交座標系(XYZ座標系)が定められているものとする。このロボット10は、水平多関節ロボットであり、連結部14を介して相互に接続した第1アーム13及び第2アーム15からなるアーム部を備えている。第1アーム13の基端側が連結部12を介して本体部11に取り付けられており、第1アーム13は、連結部12を中心としてXY平面内で回動可能である。また第2アーム15は、その基端側が連結部14を介して第1アームの先端側に接続しており、連結部14を中心としてXY平面内で回動可能である。さらに、第2アーム15の先端側には、連結部16を介してハンド17が設けられている。連結部12,14,16は、いずれも例えば円筒ジョイント、モータ及び減速器などからなっている。ロボット10は、物品の搬送などに用いられるものであって、ハンド17は、リンクなどにより、あるいはモータ制御によって、XY平面内で常に同一の方向を向くようにされている。すなわちハンド17は、XY平面内では平行移動のみを行う。ハンド17の移動可能範囲はXY平面か、XY平面に平行な平面である。以下の説明では、第1アーム13や第2アーム15のZ方向での厚さを無視し、ハンド17の移動可能範囲はXY平面であるものとする。
ロボット10には、さらに、ロボット10内に設けられているモータ22,24,26,…を駆動することによりロボットに所定の動きを行わせるロボットコントローラ30が設けられている。ここでモータ22,24,26は、それぞれ、例えば、連結部12,14,16に内蔵されてアーム13,15やハンド17の回動のために使用されるモータである。
ロボットコントローラ30には、ロボット10のティーチングを行うときに教示者によって操作されるティーチングペンダント40が、ケーブル50を介して接続している。ロボットコントローラ30は、モータ22,24,26,…を駆動するドライバなどを備えるロボット駆動部31と、ロボット10に所定の動きを実行させるために必要な計算を行う演算部32と、フラッシュメモリなどからなる補助記憶部33と、ケーブル50を介したティーチングペンダント40との通信を行う通信部34と、を有している。補助記憶部33は、ロボット10の動作パラメータなどをパラメータファイルとして格納し、また、ティーチング結果などを格納する。
ティーチングペンダント40は、タッチパネル、ボタン、スイッチなどからなり教示者からの指令の入力が行われる入力部41と、液晶ディスプレイなどからなり教示者に対して情報の表示を行う表示部42と、ティーチングに必要な演算とティーチング時にロボットの制御を行う制御部43と、フラッシュメモリなどからなる補助記憶部44と、ケーブル50を介したロボットコントローラ30との通信を行う通信部34と、を有している。補助記憶部44は、ロボット10の仕様や動作条件に関するパラメータファイルを格納するものである。ティーチングペンダント40自体は、異なる種類のロボットに共通に使用できるものであって、ティーチング対象のロボットに接続されたときにそのロボットに関する上述のパラメータファイルをそのロボットから読み込んで、補助記憶部44に格納する。本実施形態では、ロボット10の先端の位置に基づいてティーチング実行時のロボットの移動速度の制限を行うが、どのように移動速度を制限するかはロボットの仕様などに応じて異なる。そこで、移動速度の制限のためのパラメータファイルについても、予めロボットごとにそのロボットのロボットコントローラ30の補助記憶部33に格納しておき、ティーチングペンダント40を接続したときにロボットコントローラ30の補助記憶部33からティーチングペンダント40の補助記憶部44に格納されるようにすることができる。本実施形態では、移動速度の制限の処理自体はティーチングペンダント40で実行し、制限後の移動速度指令がティーチングペンダント40からロボットコントローラ30に送られるので、ティーチングペンダント40が本発明に基づく移動速度制限装置に該当することになる。
このロボット10のティーチングでは、ハンド17をティーチングの対象としてハンド17を目標位置に移動させる。上述したようにXY平面内ではハンド17は平行移動するのみであるから、直交座標系での移動速度は、ハンド17の全体を通して同じである。そこで以下の説明では、ハンド17と第2アーム15との間の連結部16の位置をロボット10の第2アーム15の先端、すなわちアーム部の先端として扱い、この先端を作業点とするとともに、直交座標系でのこの先端の位置すなわち先端の座標値に基づいてティーチング時のロボット10の移動速度を制限する。図1に示したロボット10では、ロボット10の作業点の位置は、第1アーム13及び第2アーム15の2軸の回転により決まる。ここで直交座標系に基づきXY平面内である一定距離だけ作業点を移動させたとすると、各アーム13,15の回転角度は、作業点がロボット10の作業エリアの外周付近にあるか中心付近にあるかによって大きく異なる。第1アーム13と第2アーム15の間の連結部14をアーム部における肘あるいは関節部と考えると、肘部分の動きは、作業エリアの中心付近では、先端部分の移動距離が短くかつその移動速度は遅くても、教示者の予想以上に大きくかつ速く回転することがある。肘の部分の回転は本体部11と第1アーム13との連結部12を中心とするものであるから、以下の説明では、XY平面でのこの連結部12の位置を原点Oとする。
ティーチングペンダント40の制御部43は、入力部41への入力に基づいて直交座標系により作業点である第2アーム15の先端の位置の制御を行う。このとき制御部43は、ティーチング時においてこのように肘が大きくかつ早く回転することを防ぐために、XY座標系での第2アーム15の先端の座標に基づいて定まる異なる上限値でロボット10を制御する。この上限値のことを制限値と呼ぶ。図3は、このような処理の具体例の手順を示している。まず、ステップ101において、入力部41に対して教示者によりロボットの移動速度を設定するために、移動速度の入力がなされる。例えば250mm/秒を100%として、1〜100%の範囲で教示者が数値を入力することにより、移動速度の入力が行われる。教示者によって入力された移動速度を入力指示値Vinとする。制御部43は、ステップ102により、第2アーム15の先端の位置の座標値を取得し、ステップ103において、取得した位置に対応する移動速度の制限値Vlimを取得する。制限値Vlimは、例えば、ロボットコントローラ30からティーチングペンダント40の補助記憶部44に事前に読み込まれたパラメータテーブルに基づいて決定してもよいし、あるいは、演算によって求めてもよい。第2アーム15の先端の位置に対応した制限値Vlimの具体例については後述するが、要は、第2アームの先端が原点Oに近い場合には、制限値Vlimが小さくなるようにする、というものである。
制御部43は、次にステップ104において、入力指示値Vinが制限値Vlimよりも大きいかどうかを判定する。入力指示値Vinが制限値Vlimを上回っている(Vin>Vlim)である場合には、ステップ105において、制限値Vlimを速度指令値Vcmdとし、それ以外の場合には、ステップ106において、入力指示値Vinをそのまま速度指令値Vcmdとする。ステップ105または106により速度指令値Vcmdが決まれば、制御部43は、ステップ110において、この速度指令値Vcmdによりロボットを駆動するように、ロボットコントローラ30に対して速度指令を送る。このようにして、ロボット10は、入力指示値Vinが入力された時点での第2アーム15の先端の位置に応じて定まる制限値Vlimよりも移動速度についての入力指示値Vinが大きい場合には、移動速度が制限値Vlimに制限されて動作することになる。
ティーチング時において動作ボタンなどの特定のスイッチへの操作がなされている期間中のみロボット10が移動するようなティーチングペンダント40を用いる場合には、上述の処理を実行すると、動作ボタンが操作されたときにその時点での制限値に基づいて移動を開始し、動作ボタンが操作されている間はその速度を維持する。ここで動作ボタンから指を離すと非動作状態となるから、非動作状態となったのちに、再度、動作ボタンが操作された場合には、再操作時の先端の位置に応じた制限値で制限された移動速度でロボットが移動を開始するようにすることができる。このような操作形態とすることにより、ロボット10の先端の位置に応じた移動速度にできるので、ティーチング効率を向上させることができる。また、ロボット10の先端が原点Oに近づく向きに移動するときは、このように間欠動作を行うことにより、原点に近づくほど移動速度がより制限されるので、安全性がより高まる。ここでは、再操作時の先端の位置に応じた制限値となるが、後述するように、動作ボタンが操作されている間は先端の現在の位置をリアルタイムで取得し、取得した位置に応じて移動速度を制限するようにしてもよい。
次に、第2アーム15の先端の位置に対応した制限値Vlimの定め方について説明する。図4は、制限値Vlimを決定するために使用されるパラメータテーブルの内容の一例を示している。ここで、第2アーム15の先端が原点Oからどれだけ遠ざかっているかを示す指標Lを導入する。指標Lは、第2アーム15の先端が原点Oの近くにあるために予想外に早く動くことを防ぐために導入されるものであり、全体としては先端が原点Oの近くあるときには小さな値となるように定められる。ただし、必ずしも実際の距離(ユークリッド距離)での大小がそのまま指標Lの大小となっていなくてもよい。図4に示すようなパラメータテーブルは、XY平面を複数の領域に分割し、領域ごとに、その領域が原点からどれだけ遠ざかっているかに応じた単一の制限値Vlimを規定する場合に用いられるものである。ここに示した例では、指標Lを、0以上D1未満、D1以上D2未満、D2以上D3未満、D3以上D4未満、及び、D4以上の5段階に区分し、これらの段階に対してそれぞれ制限値V1、V2、V3、V4及びV5を割り当てている。ここでは、V1<V2<V3<V4<V5として、指標Lが小さいほど制限値Vlimが小さくなるようにしている。そして指標Lに基づいてこのパラメータテーブルを検索することにより、制限値Vlimを得ることができる。
図5は、入力指示値Vinの入力時点での先端の位置と、制限値Vlimによって制限された移動速度の上限(すなわち制限値Vlim)との関係を示す図である。XY平面での第2アーム15の先端の位置の座標を(x,y)とする。図5(a)では、XY平面における第2アーム15の先端の位置のX座標の絶対値|x|及びY座標の絶対値|y|のうちの大きいものを指標Lとした場合を示している。制限値Vlimごとの領域は、原点を中心とし、X軸及びY軸のそれぞれに平行な辺を有する正方形によって画定されている。図示されたものでは、先端の位置がP1であれば、制限値はV3となり、先端の位置がP2であれば制限値はV4となる。図5(a)に示したものは、先端位置のXY座標を求めて数回の比較演算だけを行えば指標Lが導出されるので、指標Lを求めるための演算量が小さく、高速に演算を行える、という利点がある。一方、図5(b)に示したものは、XY平面における第2アーム15の先端位置と原点Oとの通常の距離(ユークリッド距離)を指標L(すなわちL2=x2+y2)として、この指標Lごとにゾーンを分けている。言い換えれば、XY平面における同心円によって画定される領域が、制限値Vlimごとの領域の領域となっている。図5(b)におけるP1,P2は、図5(a)でのP1,P2とXY平面においてそれぞれ同じ位置にあるが、図5(b)に示す場合では、先端の位置がP1であれば図5(a)の場合と同じく制限値はV3となり、先端の位置がP2であれば図5(a)の場合よりも制限値が大きくなってV5となる。距離を指標Lとする場合には、先端位置のX座標及びY座標のそれぞれについての二乗演算とそれらの和を求める演算が比較演算のほかに必要となり、演算量が大きくなるが、実際の距離に基づいているので、位置P2に関してここで示したように、過度に移動速度を制限することがない、という利点がある。図5(a)に示したものの変形例として、L=|x|+|y|とするものがある。この場合、指標Lごとの領域は、X軸及びY軸を対角線とする正方形によって画定される領域となる。
図5に示したものは、XY平面をいくつかの領域に分割し、第2アーム15の先端の位置がどの領域に応じて存在するかに基づいて制限値Vlimを定めているが、指標Lに応じた制限値Vlimの定め方はこれに限られるものではない。例えば、指標Lに応じて単調に増加する関数(一例として指標Lに比例する一次関数)によって制限値Vlimを定めてもよい。ここでの指標Lは、通常の距離であっても、先端位置のX座標の絶対値またはY座標の絶対値のうちの大きい方であってもよい。
図3にフローチャートを示した処理では、入力指示値Vinが入力された時点での第2アーム15の先端が原点Oからどれだけ遠ざかっているかの指標Lに基づいてロボット10の移動速度を制限している。ここで、図5(a)での位置P3から位置P4への移動のように、アーム部の先端が原点Oから遠ざかる向きにロボット10を移動させる場合を考える。このとき、移動速度は位置P3での制限値であるV3によって制限されており、ロボット10は制限値V3以下の速度で移動することになる。しかしながら、原点Oから遠ざかるにつれて制限値Vlimは大きくなっているので、入力指示値Vinの範囲内においてロボット10の移動速度を大きくして安全上の問題は生じにくい。また、図5(b)での位置P5から位置P6への移動のように原点Oに近づく移動の場合には、位置P5に対応する制限値V4で移動させた場合に、位置P6の近傍では肘の移動速度が過大なものとなる可能性がある。そこで、第2アーム15の先端の現在の位置に応じてロボット10の移動速度を制限する制御を刻々と変化させることが考えられる。図6は、先端の現在位置に応じて移動速度の制限の制御を随時変化させる場合の処理を示している。
図6に示す処理では、図3に示すものと同様に、ステップ101〜106,110の処理が行われる。ステップ110の実行後、制御部43は、ステップ111において先端の現在位置を取得し、ステップ112において取得した現在位置に対応する制限値Vlimを取得する。現在位置とは、入力指示値Vinの入力時点ではなく、ロボット10の移動中における現時点での先端の位置を意味する。制限値Vlimの取得方法は図3を用いて説明したものと同様である。次にステップ113において、制御部43は、入力指示値Vinがその時点での速度指令値Vcmdより大きくかつ現在位置に対応する制限値Vlim以下である(すなわちVlim≧Vin>Vcmdである)かどうかを判定する。Vlim≧Vin>Vcmdである場合は、移動速度を入力指示値Vinまで上昇することが可能である場合であるから、制御部43は、ステップ114において、教示者に対して表示部42を介して速度を上昇させるかどうかの問い合わせを行い、ステップ115において、教示者から速度上昇の指示があったかどうかを判定する。速度上昇の指示は、教示者がティーチングペンダント40に設けられた例えばボタンを操作することによって入力される。ステップ115において速度上昇の指示があったと判断したときは、制御部43は、ステップ116において、ステップ101で既に入力されている入力指示値Vinを速度指令値Vcmdとし、その後、処理はステップ119に進む。これに対し、ステップ115において速度上昇の指示がなかったときは、速度指令値Vcmdを変更することなく処理はステップ119に進む。
ステップ113においてVlim≧Vin>Vcmdが成り立っていない場合には、制御部43は、ステップ117において、速度指令値Vcmdが制限値Vlimを上回っているかを判定し、上回っている場合には、ステップ118において、制限値Vlimを速度指令値Vcmdとすることにより移動速度を制限し、移動速度の制限ののち、処理はステップ119に移行する。ステップ117においてVcmd>Vlimでない場合には、速度指令値Vcmdを変更することなく処理はステップ119に移行する。ステップ119では、制御部43は、予め定めた終了条件、例えば、ロボット10が指定された位置に移動したなどの条件が満たされたかどうかを判定し、終了条件が満たされていない場合にはステップ110に戻ってその時点での速度指令値Vcmdによってロボット10を駆動し、終了条件が満たされている場合には、ステップ120においてロボットの駆動を終了させる。ステップ110に戻ったときに、それまでの速度指令値Vcmdとステップ116またはステップ118で定めた速度指令値Vcmdが大きく異なることがある。その場合には、移動速度がなだらかに変化するように制御を行ってもよい。図6に示す処理においても、ロボット10の移動速度は、ロボット10の先端の位置によって定まる指標Lに基づいて定まる制限値Vlimによって制限されるが、特に、先端の現在位置に応じて随時変化する制限値Vlimによって制限される。
図7及び図8は、いずれも、図1に示したロボットを想定してロボット10の先端を−Y方向に400mmだけ動かしたときの各アーム13,15及びハンド17の動きをシミュレーションした結果を示している。これらの図では、Y軸方向を基準とし反時計回りに向かう角度を正として原点から見たアーム部の先端の方位角をθ1とし、第1アーム13及び第2アーム15がなす角の半分をθ2としている。図7は、ロボット10の肘がある程度閉じた状態(言い換えれば、先端が原点Oに近い状態)であって、初期位置においてアーム部10の先端のXY座標が(470,200)である場合の動きを示している。図7(a)は初期位置での状態を示し、図7(b)はY軸方向に−200mmだけ移動させた途中の状態を示し、図7(c)は終状態、すなわち先端のXY座標が(470,−200)となった状態を示している。これに対し図8は、ロボット10の肘がある程度開いた状態(先端が原点Oから遠い状態)であって、先端の初期位置のXY座標が(1800,200)である場合の動きを示している。図8(a)は初期位置での状態を示し、図8(b)はY軸方向に−200mmだけ移動させた途中の状態を示し、図8(c)は終状態、すなわち先端のXY座標が(1800,−200)となった状態を示している。図7に示したものでは、ロボット10の先端の移動よりも肘(第1アーム13と第2アーム15との結合部13)の移動の方が大きく、このことは、先端の速度を規制しただけでは肘部の動きの速さを十分に抑制できないことになる。これに対し、図8に示したものでは、先端の動きに比べて肘の動きは小さい。図7及び図8から、ティーチングを行うときに、ロボットの先端が原点Oに近いときにはロボットを低速で動作させ、先端が原点Oから離れているときはロボットが高速で動作できるように移動速度を制限することによって、教示者にとって予想外の速さでロボットの肘の部分が動くことを防止できることが分かる。
以上説明した実施形態では、ティーチングペンダント40を移動速度制限装置として機能させることにより、制限値に基づいて移動速度を制限するための処理をロボットコントローラに実行させる必要がなくなるので、ロボットコントローラに演算負荷をかけるおそれがない。またこの移動速度制限はティーチング時のみに必要となるものであるので、移動速度制限のための機能をロボットコントローラに組み込む必要もない。移動速度制限に必要なパラメータテーブル自体はロボットコントローラに予め格納し、ティーチングペンダント40の接続時にそのパラメータテーブルがティーチングペンダントに読み込まれるようにすることにより、本発明に基づく移動速度の制限を、多種のロボットに対して同一のティーチングペンダント40を用いて実行することが可能になる。あるいは、ロボットの機種ごとのパラメータテーブルを予めティーチングペンダント40に格納しておき、教示を行うときに機種に応じてパラメータテーブルを選択するようにしてもよい。
本発明が適用できるロボットは、図1に示した第1アーム13及び第2アーム15を有する水平多関節ロボットに限定されるものではない。例えば、本体部11と連結部12との間に伸縮ジョイントを設けて第1アーム13からハンド17に至るまでの部分をそのままの姿勢でZ軸方向に上下動できるようにしたロボットや、XY平面内で回動する第3アームをさらに第2アーム15の先端に設けたロボット、ハンド17においてZ軸方向に移動する工具を備えたロボットなどにも本発明を適用することができる。Z方向での動きのあるロボットに本発明を適用する場合には、例えば、XYZ空間をいくつかの小空間に分割し、ロボットの先端がどの小空間にあるかに応じて移動速度を制限するようにしてもよい。
10…ロボット、11…本体部、12,14,16…連結部、13,15…アーム、17…ハンド、22,24,26…モータ、30…ロボットコントローラ、31…ロボット駆動部、32…演算部、33,44…補助記憶部、40…ティーチングペンダント、43…制御部、50…ケーブル。

Claims (14)

  1. 本体部と、一端側が前記本体部に接続する第1アームと、前記本体部に対して前記第1アームを回動させる第1モータと、一端側が前記第1アームの他端側に接続する第2アームと、前記第1アームに対して前記第2アームを回動させる第2モータとを少なくとも備える、水平多関節ロボットであるロボットを制御する移動速度制御装置であって、
    直交座標系で前記ロボットを制御し、前記ロボットのティーチングの際に、前記直交座標系での前記ロボットの前記第2アーム側の先端の位置の座標に基づいて定まる異なる制限値を用いて、移動速度についての入力指示値が前記制限値を上回るときに、当該制限値で前記入力指示値を制限した移動速度によって前記ロボットを移動させ、移動後の前記先端の現在の位置に基づく前記制限値が前記入力指示値以上であって前記ロボットの現在の移動速度が前記入力指示値を下回るときに速度上昇の問合せを行い、前記問合せに対して上昇指示が入力したときに前記入力指示値が示す移動速度によって前記ロボットを移動させる制御部を備える、移動速度制御装置。
  2. 前記第1アームの前記一端側を原点とし、前記原点を含み前記先端の移動可能範囲に平行な平面が、複数の領域に分割され、前記領域ごとに単一の前記制限値が定められている、請求項1に記載の移動速度制御装置。
  3. 前記領域は、前記原点を中心とする正方形によって画定される領域である、請求項2に記載の移動速度制御装置。
  4. 前記領域は、前記原点を中心とする同心円によって画定される領域である、請求項2に記載の移動速度制御装置。
  5. 前記制御部は、前記ロボットの移動中において現在の移動速度が前記先端の現在の位置に基づく制限値を上回るときに、前記先端の現在の位置に基づく制限値により前記ロボットの移動速度を更新する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動速度制御装置。
  6. 前記制御部は、前記ロボットの移動を指示する操作の継続している期間の間、前記期間の開始時に制限した移動速度によって前記ロボットを移動させ、前記操作の終了ののち前記操作が再開した場合に、前記再開のときの前記先端の前記座標に基づいて、前記ロボットの移動速度を制限する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動速度制御装置。
  7. 前記移動速度制御装置は、前記ロボットのロボットコントローラに対して接続されるティーチングペンダントとして構成され、
    前記ティーチングペンダントは、前記座標に応じた前記制限値を記述するパラメータテーブルを格納する補助記憶部を有し、
    前記制御部は、前記パラメータテーブルを参照して得られる前記制限値を使用して前記入力指示値を制限する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の移動速度制御装置。
  8. 前記パラメータテーブルは、前記ロボットコントローラに前記ティーチングペンダントが接続されるときに前記ロボットコントローラから前記補助記憶部に読み込まれる、請求項7に記載の移動速度制御装置
  9. 本体部と、一端側が前記本体部に接続する第1アームと、前記本体部に対して前記第1アームを回動させる第1モータと、一端側が前記第1アームの他端側に接続する第2アームと、前記第1アームに対して前記第2アームを回動させる第2モータとを少なくとも備える、水平多関節ロボットであるロボットを制御する方法であって、
    直交座標系で前記ロボットを制御して前記ロボットのティーチングを行う際に、前記直交座標系での前記ロボットの前記第2アーム側の先端の位置の座標に基づいて定まる異なる制限値を用いて、移動速度についての入力指示値が前記制限値を上回るときに、当該制限値で前記入力指示値を制限した移動速度によって前記ロボットを移動させ、移動後の前記先端の現在の位置に基づく前記制限値が前記入力指示値以上であって前記ロボットの現在の移動速度が前記入力指示値を下回るときに速度上昇の問合せを行い、前記問合せに対して上昇指示が入力したときに前記入力指示値が示す移動速度によって前記ロボットを移動させる方法。
  10. 前記第1アームの前記一端側を原点とし、前記原点を含み前記先端の移動可能範囲に平行な平面が複数の領域に分割され、前記領域ごとに単一の前記制限値を定める、請求項9に記載の方法。
  11. 前記領域は、前記原点を中心とする正方形によって画定される領域である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記領域は、前記原点を中心とする同心円によって画定される領域である、請求項10に記載の方法。
  13. 前記ロボットの移動中において現在の移動速度が前記先端の現在の位置に基づく制限値を上回るときに、前記先端の現在の位置に基づく制限値により前記ロボットの移動速度を更新する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記ロボットの移動を指示する操作の継続している期間の間、前記期間の開始時に制限した移動速度によって前記ロボットを移動させ、前記操作の終了ののち前記操作が再開した場合に、前記再開のときの前記先端の前記座標に基づいて、前記ロボットの移動速度を制限する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
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