JP6894165B2 - ヒドロシリル化を必要とするラジカル重合性基を有するシランカップリング剤の製造方法およびそれを用いた歯科用硬化性組成物 - Google Patents
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3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロピル メタクリレート2, 2’-(2, 2’-(1, 3-フェニレン)ビス(プロパン-2. 2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2, 1- ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2, 2’-(2, 2’-(1, 3-フェニレン)ビス(プロパン-2. 2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2, 1- ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((2-(アクリロイルオキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルオキシ)エチルメタクリレート、2, 2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2, 2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-((2-(3-(2-(((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イル)(メチル)カルバモイルキシ)エチル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)プロピルメタクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)エチル メタクリレート、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ビス(2-メチルアクリレート)、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ジアクリレート、4-(2-(3-(2-((4-(アクリロイロキシ)フェノキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)フェニルメタクリレート、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ジアクリレート、4-(2-(3-(2-((4-アクリロイロキシ)ブトキシ) カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)ブチルメタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-フェノキシプロパン-2-イルオキシ) カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)-3-フェノキシプロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(フェニルチオ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(フェニルチオ)プロピル メタクリレート、2-2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(3-(ベンジロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2-2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(3-(ベンジロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(メタクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(アクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロピル メタクリレートなどが挙げられる。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:34.1mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:17.1mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナートエチルメタクリレート:15.5g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナートエチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナートエチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレート(分子量341.2)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレート:34.2gに白金族元素担持触媒としてシリカ担持白金(白金担持量0.1mmol/g)5.0gを添加し十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、遠心分離によりシリカ担持白金を除去し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3-オキサ-16-チア-18-アザ-4-シライコサン-20-イルメタクリレート(分子量505.3)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本実施例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:32.7mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:16.4mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナートエチルメタクリレート:14.1g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナートエチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナートエチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレート(分子量327.5)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレート:32.7g白金族元素担持触媒としてシリカ担持白金(白金担持量0.1mmol/g)5.0gを添加し十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、遠心分離によりシリカ担持白金を除去し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3-オキサ-16-チア-18-アザ-4-シライコサン-20-イルアクリレート(分子量491.8)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本実施例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:42.6mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:21.3mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレート:23.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート(分子量425.6)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート:42.6gに白金族元素担持触媒としてシリカ担持白金(白金担持量0.1mmol/g)5.0gを添加し十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、遠心分離によりシリカ担持白金を除去し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:2-メチル-2-((((11-(トリエトキシシリル)ウンデシル)チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート(分子量589.9)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本実施例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:34.1mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:17.1mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナートエチルメタクリレート:15.5g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナートエチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナートエチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレート(分子量341.2)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレート:34.2gにヒドロシリル化反応触媒である溶解性の白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:5.1mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3-オキサ-16-チア-18-アザ-4-シライコサン-20-イルメタクリレート(分子量505.3)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本比較例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:32.7mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:16.4mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナートエチルメタクリレート:14.1g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナートエチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナートエチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレート(分子量327.5)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレート:32.7gにヒドロシリル化反応触媒である溶解性の白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.9mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)エチルアクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3-オキサ-16-チア-18-アザ-4-シライコサン-20-イルアクリレート(分子量491.8)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本比較例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-チオール:18.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:42.6mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:21.3mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレート:23.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-チオールおよび2-イソシアナート-2-メチルプロパン-1,3-ジイルジアクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート(分子量425.6)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280〜2250cm-1のイソシアナート吸収および2575cm-1近傍のチオール基吸収の消失を確認した。次に、四つ口フラスコに上述の操作で合成した2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート:42.6gにヒドロシリル化反応触媒である溶解性の白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:5.9mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4gを秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の結果、原材料である2-メチル-2-(((10-ウンデセニル-1-チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:2-メチル-2-((((11-(トリエトキシシリル)ウンデシル)チオ)カルボニル)アミノ)プロパン-1,3-ジイルジアクリレート(分子量589.9)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本比較例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
合成例1〜3および比較実施例1〜3にて合成したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤1gを1%塩酸水溶液10mLに溶解させた後に、縮合した粒子を除去するために0.45μmメンブレンフィルターを通した。次に、この溶液に1mL王水を添加することで測定用試料溶液とした。白金含有量は高周波プラズマ発光分析装置( ICP, ICPS-8000, 島津製作所)によって求めた。
合成例1〜3および比較合成例1〜3にて合成したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤を10mL容積無色透明ガラスバイアルに9.0mL移液し、ハーゼン色数を測定した。また、同一サンプルを50℃恒温器にて1カ月遮光保存した後のハーゼン色数を測定した。
合成実施例1〜3および比較合成実施例1〜3にて合成したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用硬化性組成物の調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-1に記載した量のラジカル重合性基を有するシランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用硬化性組成物を得た。この様にして得られた歯科用硬化性組成物をISO4049に従い、硬化体を作製しインストロン万能試験機(インストロン5567、インストロン社製)を用い曲げ強度を求めた。また、同様の硬化手順にて直径15mmφ‐厚さ1.0mmの円形ディスクを作製し、ISO4049に従って、硬化体の色調安定性を耐光試験機(アトラス・サンテストCPS+、株式会社東洋精機製作所製)にて求めた。なお、光重合は株式会社松風製GriplightIIにて30秒間光照射することで行った。
合成実施例1〜3および比較合成実施例1〜3にて合成したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用硬化性組成物の調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-2に記載した量のラジカル重合性基を有するシランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表2記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用硬化性組成物を得た。この様にして得られた歯科用硬化性組成物をISO4049に従い、硬化体を作製しインストロン万能試験機(インストロン5567、インストロン社製)を用い曲げ強度を求めた。また、同様の硬化手順にて直径15mmφ‐厚さ1.0mmの円形ディスクを作製し、ISO4049に従って、硬化体の色調安定性を耐光試験機(アトラス・サンテストCPS+、株式会社東洋精機製作所製)にて求めた。なお、光重合は株式会社松風製GriplightIIにて30秒間光照射することで行った。
合成物中に含まれる白金量をICP測定によって求めた結果を表2-1に示す。これらの測定結果から明らかなように本発明の製造方法にて製造された合成例1〜3のラジカル重合性基を有するシランカップリング剤は白金を含まないことを確認された。これに対して、比較合成例1〜3で合成した貴金属を含有するラジカル重合性基を有するシランカップリング剤は数ng/mLの白金を含むことが認められた。
続いて、合成物の色調安定性試験にて求めたハーゼン色数の測定結果を表2-2に示す。これらの測定結果より明らかなように、合成例1〜3にて合成した貴金属を含有しないラジカル重合性基を有するシランカップリング剤のハーゼン色数は合成直後と50℃‐1カ月遮光保存後に大きな差異は認められなかった。これに対して、比較合成例1〜3にて合成した貴金属を含有するラジカル重合性基を有するシランカップリング剤のハーゼン色数は合成直後と50℃‐1カ月遮光保存後に大きな差異が認められた。この大きな色調変化は残存する白金錯体の原子価が変化したためと考えられる。次に、硬化体の色調安定性に関する測定結果を表2-3に示す。これらの測定結果より明らかなように、合成例1〜3にて合成した貴金属を含有しないラジカル重合性基を有するシランカップリング剤を用いて表面改質を行った無機充填材を含有する歯科用硬化性組成物硬化体は色調の変化に大きな差異は認められなかった。これに対して、比較合成例1〜3にて合成した貴金属を含有するラジカル重合性基を有するシランカップリング剤を用いて表面改質を行った無機充填材を含有する歯科用硬化性組成物硬化体は色調の変化に大きな差異が生じ、黄変が著しかった。表2-4に実施例に基づいて作製された歯科用硬化性組成物の曲げ強度試験結果を示す。また、表2-5にはサーマルサイクル(曲げ試験体を冷水4℃に1分間浸積後、温水60℃に1分間浸積を3000回繰り返した後に曲げ強度を測定する)による曲げ試験体の耐水性を評価した結果を示す。これらの結果より明らかなように、本発明の製造方法により製造したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤により表面改質された無機充填材を含む歯科用硬化性組成物の硬化体は、既存技術である溶解性貴金属錯体を用いて合成したラジカル重合性基を有するシランカップリング剤により表面改質された無機充填材を含む歯科用硬化性組成物の硬化体と全く遜色なく、同様に高い曲げ強度特性および耐水性を有している事が分かる。
Claims (3)
- 以下の構造式で示されるシランカップリング剤の製造方法であって、
貴金属担持触媒を用いた不均一系でヒドロシリル化反応を行うことを特徴とする製造方法。
- 前記貴金属担持触媒を濾過および/または遠心分離で除去する工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
- 前記貴金属担持触媒が、シリカ担持白金、アルミナ担持白金、活性炭担持白金、シリカ担持パラジウム、アルミナ担持パラジウム、活性炭担持パラジウム、シリカ担持ルテニウム、アルミナ担持ルテニウム、活性炭担持ルテニウム、シリカ担持ロジウム、アルミナ担持ロジウム、活性炭担持ロジウム、シリカ担持オスミウム、アルミナ担持オスミウム、活性炭担持オスミウム、シリカ担持イリジウム、アルミナ担持イリジウム、活性炭担持イリジウムから選ばれた少なくとも1種以上である事を特徴とする、請求項1または2に記載の製造方法。
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