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JP6894117B2 - インソール、当該インソールを用いた履物、及び履物 - Google Patents

インソール、当該インソールを用いた履物、及び履物 Download PDF

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Description

本発明は、インソール、当該インソールを用いた履物、及び履物に関する。更に詳しくは、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れずに、且つ、履物を履いた人の足の形にフィットし、長時間の使用をサポートすることができるインソール、当該インソールを用いた履物、及び履物に関する。
従来、土踏まずをサポートして足の裏にフィットするインソール又は当該インソールを用いた履物としては、土踏まず部分に相当する箇所が盛り上がった形状に形成されたインソール又は当該インソールを用いた履物が市販されている。このようなインソール又は当該インソールを用いた履物を使用することで、使用者が履物を履いた際に、土踏まず部分がインソールの当該箇所に接触し、土踏まず部分から加わる荷重を吸収・分散できる効果が期待されている。
しかし、人の足の裏は千差万別であり、様々な大きさや形状があることが知られている。特に、土踏まずの形状は、人の数と同様に、無数の形状があるとも言え、自分の足にフィットし、サポートしてくれるインソール、当該インソールを有する履物、または、履物を、市販のインソール等から見つけ出すことは難しかった。
特に、土踏まずの形状は、一般的にはアーチ構造を基本形状としながら、その細部を見ると、様々な形状の輪郭線から描かれる面を複数有する、複雑な立体的形状をなしている。そのため、形状や寸法等を一つの規格として製造された市販品では、個々に違う土踏まずの細部の形状に十分に対応できなかった。
ここで、靴等の履物の指圧用中敷に関する特許文献1がある。当該特許文献1には、中敷の表面全面に平面ファスナーを貼付け、該平面ファスナーのつぼ位置の複数個所に大小の突子を、移動および交換自在に咬合わせて取付けている。さらに、該中敷を伸縮性を有する取外し自在の布カバーにて包被している。また、特許文献1では、中敷の土踏まずの部分に貼付けられた平面ファスナー上の数ヶ所に、高低し且つ移動可能な突子を設けている。さらに、当該突子は中心に棒ネジを、円曲面を上に向けて高低調整が自在となるように螺挿している。この特許文献1の技術では、突子の中心に円曲面を上に向けてネジを高低可能にて螺挿したので、土踏まず等における指圧の強弱を自在に調整することができる。
また、土踏まず部分に形成した押圧用突起の突出量を調整できる履物に関する特許文献2がある。当該特許文献2によれば、底辺の土踏まず部分に形成された収容孔に、少なくとも上側部分が土踏まず部分又は土踏まず部分周辺の表面より突出する押圧球部材が嵌め込まれている履物が開示されている。さらに、上記押圧球部材は、収容孔に回転可能に嵌め込まれていることが開示されている。
特開2001−206号公報 特開平10−229903号公報
しかし、特許文献1に記載の靴等の履物の指圧用中敷では、突子は、指圧用に設けられているので、土踏まずにフィットさせてサポートするものではない。さらに、突子の中心にある棒ネジの円曲面が土踏まずに対応するものとなっており、高さを調整できても、当該高さと共に突子の中心にある棒ネジのピークの位置を変えることはできない。つまり、該ピークの位置を調整できない。そのため、複雑な立体的形状である土踏まずの形状に十分に対応できない。
また、特許文献2に記載の履物では、押圧球部材が嵌め込まれている状態では高さ調整ができず、ピークの位置も変わらないため、当該ピークの位置を調整できない。そのため、複雑な立体的形状である土踏まずの形状に十分に対応できない。
更には、従来のインソールや履物は、以下のような問題もあった。即ち、自分の足の土踏まずに適した形状を有するインソール等を入手できても、長時間の使用後では、自分の土踏まずに十分にフィットしサポートしなくなっている場合も見られた。たとえば、長時間の立ち仕事に従事している者や、日常頻繁に歩く機会(回数)が多い者にとっては、履物を履いている時間が経過するにつれて、足のむくみが大きくなったり、足に疲労が蓄積されたりする。この場合には、履物の履き始めと、履き終わりでは、足のむくみ等に起因して足の大きさが若干ではあるが大きくなる。つまり、インソールの土踏まずに対応する部位が、使用中に土踏まずの形状に合わなくなり、足の痛みや疲労を更に増すことになる。このように足に合わなくなった履物は、十分なフィット性やサポート性がないため、この履物を履き続けると、膝や腰への負担が増加し、使用者の体全体の疲労を増加させる。
このように、自分の足の形に十分フィットしサポートするインソールを見つけることがただでさえ難しい状況に加え、履物の履き始めから履き終わりまでの経過中における足の状態に応じた大きさや形状に適宜対応できるインソール、当該インソールを用いた履物、及び履物がなかった。
このように、従来のインソールや当該インソールを有する履物では、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れずに、且つ、履物を履いた人の足の形にフィットし、長時間の使用をサポートすることができなかった。そのため、複雑な立体的形状である土踏まずの形状に十分に対応できるインソール、当該インソールを用いた履物、及び履物の開発が切望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れずに、且つ、履物を履いた人の足の形にフィットし、長時間の使用をサポートすることができるインソール、当該インソールを用いた履物、及び履物を提供することにある。また、複雑な立体的形状である土踏まずの形状に十分に対応でき、特に、使用者の足の状態に合わせて、フィットする状態及びサポートする状態を変えることができる。
本発明によれば、以下に示す、インソール、当該インソールを用いた履物、及び履物が提供される。
[1] 履物に中敷きとして挿入するインソールであって、
足の裏面の土踏まずの位置にあり、表面部分に形成される可動部と、
足の裏面の足刀部に接し、前記可動部に隣接して表面部分に形成される平坦部と、
前記可動部の下方に位置し、前記可動部に接触しながらインソールの幅方向にスライドして移動する支持部と、
前記可動部の下方に形成されると共に、前記支持部の移動方向に形成される複数の溝部と、を備え、
前記溝部のいずれもが、前記支持部の移動用の通路であり前記可動部側から前記平坦部側に向けて形成され、
複数の前記溝部のそれぞれには、当該溝部内に収納されるように前記支持部が配置されており、
前記支持部を前記溝部内で移動させることによって、前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できるインソール。
] 前記可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、
複数個の前記支持部が、前記可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されている[]に記載のインソール。
] 前記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されている[1]または[2]に記載のインソール。
] さらに、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、
前記周辺可動部の下方に位置し、前記周辺可動部に接触して移動可能な周辺支持部と、
前記各部位の下方に形成されると共に、前記周辺支持部の移動方向に形成される周辺溝部と、を備え、
前記周辺支持部を移動させることによって、前記周辺可動部の高さ、及び前記周辺可動部のピークの位置を調整できる[1]〜[]のいずれかに記載のインソール。
] [1]〜[]のいずれかに記載のインソールを収納する履物であって、
前記インソールを収納した状態で、外部から少なくとも前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できる履物。
] 履物の中敷きであるインソール部と当該インソール部の下方に位置する内底部とを備える履物であって、
前記内底部に形成されている複数の溝部と、
前記インソール部の、足の裏面の土踏まずの位置にあり、当該インソール部の表面部分に形成される可動部と、
足の裏面の足刀部に接する、前記インソール部の表面部分に形成される平坦部と、を有しており、
前記溝部のいずれもが、前記支持部の移動用の通路であり前記可動部側から前記平坦部側に向けて形成され、
前記内底部の前記複数の溝部のそれぞれには、前記可動部に接触してスライドして移動する支持部が収納されており、
前記支持部を移動させることによって、前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整する履物。
] 前記可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、
複数個の前記支持部が、前記可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されている[6]に記載の履物。
] 前記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されている[または[7]に記載の履物。
] さらに、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、前記インソール部の表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、
前記周辺可動部の下方に位置し、前記周辺可動部に接触して移動可能な周辺支持部と、
前記各部位の下方に形成されると共に、前記周辺支持部の移動方向に形成される周辺溝部と、を備え、
前記周辺支持部を移動させることによって、前記周辺可動部の高さ、及び前記周辺可動部のピークの位置を調整できる[]〜[]のいずれかに記載の履物。
10] []〜[]のいずれかに記載の履物であって、
前記インソール部を収納した状態で、外部から少なくとも前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できる履物。
本発明のインソール、本発明のインソールを用いた履物、及び、本発明の履物は、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れずに、且つ、履物を履いた人の足の形にフィットし、長時間の使用をサポートすることができる。
本発明のインソールの一の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明のインソールの一の実施形態を模式的に示す平面図である。 図2中のA−A断面を模式的に示す断面図である。 本発明のインソールの他の実施形態を模式的に示す平面図である。 図4中のB−B断面を模式的に示す断面図である。 図4中のB−B断面を模式的に示す断面図である。 本発明のインソールの更に他の実施形態を模式的に示す斜視図である。 本発明のインソールの更に他の実施形態を模式的に示す平面図である。 図8中のC−C断面を模式的に示す断面図である。 本発明のインソールの更に他の実施形態を模式的に示す平面図である。 図10に示すインソールの裏面を模式的に示す平面図である。 本発明のインソールを用いた履物の一の実施形態を模式的に示す側面図である。 本発明の履物の一の実施形態を模式的に示す側面図である。 本発明の履物の一の実施形態を上方から見た状態を模式的に示す一部透視図である。 図14中のD−D断面を模式的に示す断面図である。 足の裏を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[1]インソール:
本発明のインソールは、履物に中敷きとして挿入するインソールである。当該インソールは、「可動部」、「平坦部」、「支持部」、及び「溝部」を備えている。上記「可動部」は、足の裏面の土踏まずの位置にあり、インソールの表面部分に形成される。上記「平坦部」は、足の裏面の足刀部に接し、上記「可動部」に隣接して表面部分に形成される。上記「支持部」は、上記「可動部」の下方に位置し、上記「可動部」に接触しながら主にインソールの幅方向に移動可能なものである。上記「溝部」は、上記「可動部」の下方に形成されると共に、上記「支持部」の移動方向に形成されている。そして、当該インソールは、上記「支持部」を移動させることによって、上記可動部の高さ、及び上記可動部におけるピークの位置を調整できるインソールとして構成されている。なお、「土踏まず」は、足の裏の内側の部分であって凹んでいる部分のことであり、図16において符号「81」で示す領域である。また、「足刀部」は、足の裏の外側の部分であって、土踏まずに隣接する部分のことであり、図16において符号「82」で示す領域である。但し、足の裏の形は個別に異なるので図16では凡その位置を示している。
このように構成された本発明のインソールによれば、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れずに、且つ、履物を履いた人の足の形にフィットし、長時間の使用をサポートすることができる。また、複雑な立体的形状である土踏まずの形状に十分に対応できる。特に、本発明のインソールは、使用者の足(特に土踏まず)の状態に合わせて、フィットする状態及びサポートする状態を変えることができる。
本発明のインソールは、少なくとも土踏まずの領域をカバーできる大きさを有するものであればよいが、足の裏を全体的にカバーできるもの、すなわち、足のつま先部分から足の踵までをカバーできるものが好ましい。
本発明において、「履物」には、靴、サンダル等が広く含まれる。
上記「可動部」とは、後述の「支持部」を動かすことによって、動くことができる、インソールの表面部分を意味する。具体的には、後述する、「高さ及びピークの位置が調整できる」ような、動く部分であり、「支持部」によって受動的に動く部分である。つまり、当該「可動部」は自律的に動くものではない。
なお、当該「可動部」には、「可動部」を動かす前には、平坦部と同じ高さのもの、或いは、「可動部」を動かす前に、既に平坦部より高さが高いもの(膨出した状態のもの)、の両方が含まれる。このように「可動部」が平坦部と同じ高さであっても、可動部を動かした際に、可動部に相当する部分が、平坦な状態から(又は、平坦部よりも)高くなればよい(膨出した状態となればよい)。また、可動部を動かした際に、「可動部」の高さが除々に増すものだけでなく、「可動部」の高さが増した後、減じるものであってもよい。また、「支持部」をインソールの外側面に向けて動かした際に、「可動部」の高さが徐々に減じるものでもよい。更に、「支持部」をインソールの外側面に向けて最大に移動させた際に、「可動部」が平坦部よりも若干高いもの、又は平坦部と同様の高さとなるものでもよい。
また、上記「可動部」を動かした際に、当該部分の高さが高くなったり低くなったりすることに伴い、「可動部」のピークの位置が、たとえば、土踏まずの最も内側の位置から、足の裏面の足刀部に相当する位置までの間を、インソールの表面上で移動するものであることがよい。このようにすることで、土踏まずの最も際の位置に相当するインソールの部分から、当該「ピーク」の位置までの距離を適宜変えることができる。このとき、可動部の奥行きを広げたり狭めたりすることができる。なお、図5では、可動部10の奥行きが狭められた状態(可動部10の幅が狭い状態(幅W1))を示し、図6では、可動部の奥行きが広がった状態(可動部10の幅が広い状態(幅W2))を示している。このように可動部の奥行きが変わることにより、足の裏にフィットし易くなる。
上記「足の裏面の土踏まずの位置にあり、表面部分に形成される可動部」とは、足の土踏まずの位置に相当する部分であって、インソールの表面部分に形成される部分を意味する。具体的には、履物を履いたときに土踏まずと対応する位置に相当する部分であって、インソールの表面部分に形成される部分である。
「平坦部」とは、平坦に形成された部分である。なお、「可動部」が動く前に、当該「可動部」が平坦部と同様の高さである場合には、当該「可動部」と「平坦部」の境界は区分けされた状態とならない(例えば、図1参照)。この場合においても、本明細書では、当該「平坦部」は、土踏まずに隣接し当該土踏まずの外側に位置する足の裏の部分であって、足の裏面の足刀部に接し、可動部に隣接するインソールの表面部分に形成される部分をいう。
「支持部」とは、上記「可動部」の下方に(即ち、下方側に)位置し、可動部に接触し、当該「可動部」を支持する部材であり、この支持部は、「可動部」に接触して「可動部」を支持しながら、インソールの幅方向に移動可能な部材である。
「溝部」とは、上記「可動部」の下方に(即ち、下方側に)形成されると共に、上記「支持部」の移動方向に形成される、支持部の移動用の通路(移動路)である溝を意味する。すなわち、当該「溝部」は、上記「支持部」の移動方向である「インソールの幅方向」に沿って形成される溝である。
ここで、「支持部を移動させることによって、可動部の高さを調整できる」とは、上記「支持部」をインソールの幅方向に移動させることにより、水平面を基準とした際の、上記「可動部」の高さ(つまり、最も高い位置における高さ)を調整できることを意味する。たとえば、「可動部」は、ある程度の面積をもった面としての領域であるため、当該領域内でも若干の高さの差異が生じる場合もある。そのため、本発明では、「可動部」の領域の内、最も高い位置の高さ(後述する「可動部のピークの位置」がある箇所における高さ)を調整できるものとしている。
「支持部を移動させることによって、可動部のピークの位置を調整できる」とは、上記「支持部」をインソールの幅方向に移動させることにより、上記「可動部」の最も高い位置を、ある程度の面積をもった面としての領域内である「可動部」の中で調整することを意味する。別言すれば、上記「可動部」の最も高い位置を、土踏まずの最も内側の位置から、足の裏面の足刀部に相当する位置までの間において、インソールの表面上で移動させて、土踏まずの最も際の位置に相当するインソールの部分から、当該「ピーク」の位置までの距離を適宜変えることを意味する。このとき、可動部10の奥行きを広げたり狭めたりすることができる(図5、図6参照)。
「足の裏面の足刀部」とは、足の裏の外側の部分を意味し、土踏まずは足の裏の内側の部分であるのでこの土踏まずの外側に位置する足の裏の部分をいう。
なお、一般的に、足の土踏まずは、前後方向、左右方向、水平回転方向にアーチ形状があるといわれている。そして、もともと偏平足である場合や、足の形状にあった履物を使用していない場合、加齢や疲労等の様々な原因により、十分なアーチ形状が形成されていない者(いわゆる、偏平足になっている者)も多い。このように偏平足をそのまま放置することは、足の疲れやむくみなどを生じさせて、さらに、足や膝、関節等を痛めたり、体全体に影響を与えたりすることにもなる。
本発明のインソールは、上述の構成を有するものである限りその実施態様は特に制限されるものではなく、例えば、以下に示す各実施形態を挙げることができる。なお、本発明の効果を奏する限り、以下に示す各実施形態をそれぞれ組み合わせてもよい。
[1−1]可動部:
本実施形態のインソール100における可動部10は、図1、図2に示されるように、履物の中敷きとして使用されるインソール100の、土踏まずに対応する部分(領域)に形成される。このように可動部10が形成されることにより、足の裏とインソールとのフィット性やサポート性を向上させることができる。そのため、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れにくい。
可動部10の形状・寸法は、特に限定されるものではないが、土踏まずの形に応じた形状・寸法であることが好ましい。たとえば、可動部を動かす前に(別言すれば、支持部を動かす前に)、予めアーチ状の形状や、円形、楕円形等の形状(図7等参照)をしたものであってもよいし、可動部を動かした後に(即ち、支持部を動かした後に)、アーチ状の形状や、円形、楕円形等の形状となるものであってもよい。また、平坦状であってもよいし(図3参照)、その他の公知の形状であってもよい。ただし、可動部を動かした後に(即ち、支持部を動かした後に)、土踏まずの形に応じた形状・寸法になることが好ましく、さらに、使用者の個々の土踏まずにフィットする形状、サポートする形状になることが好ましい。
「可動部」を構成する材料は、特に限定されるものではない。「可動部」は、柔軟性のある部材(例えば、ウレタンなどの合成樹脂、シリコーン、ゴム等)から形成されてもよいし、剛性のある部材(例えば、金属、木材など)から形成してもよい。また、「可動部」は複層から構成してもよく、この場合、最表層のみを柔軟性のある部材とし、当該最表層以外の層を剛性のある部材から形成してもよい。また、「可動部」を複層から構成する場合、全ての層を柔軟性のある材料から構成してもよいし、全ての層を剛性のある材料から構成してもよい。さらに、「可動部」は、インソールの他の部分と同じ材料から形成されてもよいし、インソールの他の部分と違う材料によって形成されてもよい。
[1−2]平坦部:
本実施形態のインソール100における平坦部12は、図1、図2に示されるように、履物の中敷きとして使用されるインソール100の、足の裏面の足刀部に対応する部分(領域)に形成される。本実施形態における平坦部12は、足の裏の外側の部分に相応する平坦な部分(領域)である。そして、当該「平坦部」は、「可動部」とは異なり、可動せずに動かない部分であり、平坦な状態が変わらない部分である。すなわち、平坦部は、原則として支持部によって支持されていない部分である(なお、後述する周辺支持部によって支持される場合はある)。そのため、平坦部は、経時的変化に起因してその形状が変化するとしても、意図的には高さ及びピークの位置が変化する部分ではない。なお、当該「平坦部」の構成は前述の通りである。
「平坦部」の形状・寸法(厚さなど)は特に限定されるものではなく、公知のインソールにおける平坦部(即ち、足の裏面の足刀部に接する部分)の形状・寸法(厚さなど)とすることでもよい。
「平坦部」を構成する材料は、特に限定されるものではない。例えば、柔軟性のある部材(例えば、ウレタンなどの合成樹脂、シリコーン、ゴム等)から形成されてもよいし、剛性のある部材(例えば、金属、木材など)から形成してもよい。また、平坦部は複層から構成してもよく、この場合、最表層のみを柔軟性のある部材と、当該最表層以外の層を剛性のある部材から形成してもよい。また、「平坦部」を複層から構成する場合、全ての層を柔軟性のある材料から構成してもよいし、全ての層を剛性のある材料から構成してもよい。さらに、「平坦部」は、インソールの他の部分と同じ材料から形成されてもよいし、インソールの他の部分と違う材料によって形成されてもよい。
[1−3]支持部:
本実施形態のインソール100における支持部14は、履物の中敷きとして使用されるインソール100の、可動部10の高さ、及び可動部10のピークの位置を調整できる部材である。具体的には、本実施形態のインソール100における支持部14は、図2、図3に示されるように、可動部10を下方から支持するように配置されている。ここで、例えば図3の矢印Aで示すように、支持部14をインソール100の幅方向にスライドさせることにより、可動部10の高さを調整できる。さらに、可動部10の高さの調整と合わせて、可動部10のピークの位置を、土踏まず側から足刀部側までの間で変える(移動させる)ことができる。
たとえば、図2、図3に示されるインソール100では、このインソール100の可動部10の際から、この可動部10の下方に溝部16が形成され、支持部14は、溝部16内に収納されるように配置されている。
さらに、図1、図2に示されるインソール100では、溝部16は、可動部10の際から、当該可動部10の平坦部12との境界までの間において、支持部14が移動できるような一定の幅と深さを有している。溝部16の内底面16aは、図3に示すように平らに形成されている。なお、溝部16の内底面16aは、図5、図6に示されるインソール101のように、可動部10の際(土踏まず側)から、平坦部12の際(足刀部側)に向けて徐々に高くなるような傾斜面になるように形成されていることでもよい。この場合、図4に示すように、可動部10の際から、棒状部材22を押し込み、支持部14を移動させて、可動部10の高さ及び可動部10のピークの位置を調整できる。また、平坦部12側に押し込んだ支持部14を、可動部10の際に戻したい場合には、平坦部12側から棒状部材22を挿入し、この棒状部材22で支持部14を可動部10側に押し込み、支持部14を移動させて、可動部10の高さ及び可動部10のピークの位置を調整することができる。図5、図6に示すように、支持部14を移動させることにより、可動部10は、高さH1から高さH2に高くなり、可動部10のピークは、位置P1から位置P2に移動する。
棒状部材としては、支持部を押し込むことができる限り特に制限はなく、木製、金属製、合成樹脂製のものを用いることができる。
なお、溝部の傾斜面は、足刀部の際に向けて徐々に高くなるような傾斜面とは別に、土踏まずの側が最も高い位置となり、足刀部の際に向けて徐々に低くなるような傾斜面であってもよい。また、可動部と平坦部の境界まで徐々に高くなりその後低くなったり、その逆であってもよい。本発明のインソールでは、例えば図5に示すように、支持部14を動かす前は、溝部16に収納された支持部14が溝部16に収納された状態であり、支持部14を動かすにつれ、支持部14の一部が溝部16から可動部10側(上方)にせり出して(図6参照)、可動部10の高さを変化させるものであってもよい。
さらに、図3に示されるインソール100のように、可動部10の厚さが可動部10側から平坦部12側に向かうに従って漸減するように、可動部10における支持部14との接触面10aが、傾斜面となるように形成されてもよい。また、可動部の厚さは、可動部側から平坦部側に向かうに従って漸増するように、可動部における支持部との接触面が、傾斜面となるように形成されてもよい。このように構成されることにより、支持部14を、平坦部12(足刀部)側にスライドさせた際に、可動部10の傾斜面に沿って可動部10の高さが平坦部12の表面を基準として漸減していく(或いは漸増的に高くなっていく)。さらに、可動部10のピークの位置も傾斜面に沿ってスライドする支持部14の動きに応じて、土踏まず側から足刀部側へと後退していく(或いは、前進していく)。そのため、可動部10の高さの調整、及び可動部10のピークの位置の調整が行い易くなる。
なお、可動部10の接触面(傾斜面)10aと合わせて、又は、独立的に、支持部14を以下のような構成にしてもよい。たとえば、図3に示されるように、支持部14の厚さが、土踏まず側から足刀部側に向けて漸増するように、可動部10と接触する接触面14aが傾斜するように形成されてもよい。また、支持部の厚さが、土踏まず側から足刀部側に向けて漸減するように、可動部と接触する接触面が傾斜するように形成されてもよい。このように構成される場合には、可動部10の高さの調整、及び可動部10のピークの位置の調整が行い易くなる。
さらに、複数個の支持部を有するものも好ましい形態の一つである。このように構成されることにより、個々に独立に動かすことができる支持部の其々を、土踏まずの所定位置になるように動かすことができる。そのため、個別に異なる土踏まずの複雑な立体的形状にも良好に対応できるものとなる。
具体的には、図2に示されるように、土踏まずの位置に相当する可動部10の位置に、複数の支持部14を備えるものを例示できる。
支持部の個数は、特に限定されるものではなく、たとえば、2個、3個、4個等とすることができ、4個以上であってもよい。なお、2個、3個であると、足の裏の長さ方向において可動部の高さを異ならせることができ、更に、可動部のピークの位置を異ならせることができる。その結果、土踏まずの複雑な立体的形状にも良好に対応できることになる。ただし、支持部の個数が多すぎると、インソールの構造が複雑になり且つ調整が煩雑となったりするため、2〜3個程度が好ましい。
さらに、図2には、インソール100の厚さ方向の下部層に、土踏まず(可動部)側から足刀部(平坦部)側に向けて形成された複数の溝部16が設けられている例を示している。
図1〜図3に示されるインソール100は、さらに、溝部16の両側にある側壁24の其々にガイド溝が形成されている。ガイド溝は、支持部14を支持しながら、支持部14のスライドをガイドする。さらに、溝部16の長さ方向(インソール100の幅方向X(図2参照))に、スライド軸26が設けられ、スライド軸26には、ねじ切り26aが形成されている。さらに、支持部14には、スライド軸26のねじ切り26aに対応するねじ切りが形成されると共に、ガイド溝内をスライドするガイド片が形成され、スライド軸26が支持部14に挿通されている。このように構成されることにより、支持部14のスライドを確実に行え、可動部10の高さ及び可動部10のピークの位置を調整することができる。
図5、図6に示されるインソール101は、さらに、溝部16の両側にある側壁24の其々にガイド溝28が形成されている。ガイド溝28は、支持部14を支持しながら、支持部14のスライドをガイドする。さらに、支持部14には、ガイド溝28内をスライドするガイド片32が形成されている。このように構成されることでも、支持部14のスライドを確実に行え、可動部10の高さ調整及び可動部10のピークの位置を調整することができる。
[1−4]可動部セグメント:
さらに、本発明のインソールは、可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、複数個の支持部が、可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されているものも好ましい。このように構成されることで、複数個の支持部に対応する、複数個の可動部が設けられることで、支持部の動きに確実に対応する可動部を備えることができる。すなわち、複数個の可動部が、複数個の支持部に対応することになるため、個々の支持部によって作られる高さ、及びピークの位置を、確実に可動部に伝えることができる。そのため、個別に異なる土踏まずの複雑な立体的形状にも対応できるものとなる。
さらに、上記構成であると、可動部の高さ及び可動部のピークの位置を可動部セグメントごとに変えることができるだけでなく、複数個の可動部を合せた可動部の領域全体として、立体的な調整を可能とすることができる。すなわち、複数個の可動部を一纏まりの可動部として見た際に、当該「一纏まりの可動部」領域は、複数の曲線等が表される複雑な立体的な輪郭を有することになる。そのため、一通りでない個々の足の裏の土踏まずの複雑な形状に、フィットしサポートできやすくなる。
具体的には、図7〜図9に示されるインソール102のように、可動部セグメント34が少なくとも3つあるものを挙げることができる。なお、これまで説明した「可動部」、「平坦部」、「支持部」は、可動部が可動部セグメントの場合にも準じて適用できる。
なお、図7、図8に示すように、隣接する可動部セグメント34同士の間は、スリット36が形成されていることがよい。可動部セグメントが互いに干渉せずに独立的に、個々の可動部セグメントの高さ、個々の可動部セグメントのピークの位置を調整しやすくなるためである。また、スリットの幅は、特に限定されるものではない。ただし、過度に大きすぎると、強度低下や、足の裏を痛める場合もある。また、スリットの幅が狭すぎると、隣り合う可動部セグメント同士が干渉し合い、可動部の高さの調整や、可動部のピークの位置の調整を十分に行えない場合がある。
さらに、隣接する可動部セグメント34同士の間にスリット36が形成される場合、当該スリット36の長さは、図8に示すように、可動部セグメント34に隣接する平坦部12までの長さとすることができる。すなわち、可動部セグメントに隣接する平坦部との境界まで(土踏まずと足刀部の境界まで)形成されていればよい。
さらに、本発明のインソールは、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、上記周辺可動部の下方に位置し、上記周辺可動部に接触して幅方向に移動可能な周辺支持部と、上記各部位の下方に形成されると共に、上記周辺支持部の移動方向に形成される周辺溝部と、を備えることがよい。そして、上記周辺支持部を移動させることによって、上記周辺可動部の高さ、及び上記周辺可動部のピークの位置を調整できるものも好ましい。このように構成されることにより、土踏まずに対応するだけでなく、足の裏の各部位にも広く対応できるため、一通りでない個々の足の裏の複雑な形状に、フィットしサポートできやすくなる。
「足の指の裏」とは、足の指の腹の部分を意味し、図16の符号「83」で示す領域付近の部分をいう。「小指球」とは、足の裏の小指の付け根、或いは、足の裏の小指の付け根のあたりの膨らんだ部分を意味し、図16の符号「84」で示す領域する。「指尖球」とは、足の裏の中指の付け根、或いは、足の裏の中指の付け根のあたりの部分を意味し、図16の符号「85」で示す領域する。「足球」とは、母指球を意味し、足の裏の親指の付け根、或いは、足の裏の親指の付け根あたりの膨らんだ部分を意味し、図16の符号「86」で示す領域する。但し、足の裏の形は個別に異なるので図16では凡その位置を示している。なお、周辺可動部を設けるのは、上述の通り、足の指の裏、小指球、指尖球、足球に接する部位に限らず、これら以外の部分のいずれかに接する部位(たとえば、足の踵(図16中、符号「87」で示す))とすることができる。
「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する」箇所に形成される「周辺可動部」、「周辺平坦部」、「周辺支持部」、「周辺溝部」、「周辺可動部セグメント」については、これまで説明した「可動部」、「平坦部」、「支持部」、「溝部」、「可動部セグメント」と同様の構成を有するものである。なお、基本的には同様の構成であるが相違点については以下で説明する。そのため、基本的な構成については、これまで説明した「可動部」、「支持部」、「溝部」、「可動部セグメント」を参照されたい。
「周辺可動部」は、インソールの、「足の指の裏、小指球、指尖球、または、足球のいずれかの部位に接する」部分(領域)に形成されることが好ましい。このように「周辺可動部」が形成されることにより、足の裏とインソールとのフィット性やサポート性を更に向上させることができる。そのため、長時間履物を履いていても足を傷めず、疲れにくくなる。なお、「周辺可動部」の形状・寸法・材料は可動部と同様とすることができる。
「周辺平坦部」は、「周辺可動部」に隣接する領域に形成されることが好ましい。「周辺平坦部」は、「周辺可動部」とは異なり、後述する「周辺支持部」によっても、平坦な状態が変わらない部分である。すなわち、周辺平坦部の下方には周辺支持部が備えられていないため、経時的変化により周辺可動部の高さや周辺可動部のピークの位置の変化があるとしても、意図的には周辺可動部の高さ及び周辺可動部のピークの位置を調整しない部分である。なお、「周辺平坦部」の形状・寸法、材料は平坦部と同様とすることができる。
「周辺支持部」は、インソールの、周辺可動部の高さ、及び周辺可動部のピークの位置を調整できる部材として構成されている。そして、この「周辺支持部」を、「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位」に対応する部分においてスライドさせることにより、周辺可動部の高さ、及び周辺可動部のピークの位置を調整できる。
周辺支持部としては、たとえば、図10に示されるような周辺支持部44を挙げることができる。図10は、足の指の裏の部位に対応するインソール103の部分に周辺可動部50及び周辺支持部44を有する例を示している。そして、図11は、図10に示すインソール103を裏側から見た模式図である。この図11に示すように、インソール103の裏側には周辺支持部44をスライドさせるための摘み46が凹部47内に設けられており、装着者はこの摘み46によって周辺支持部44をスライド溝48に沿って前後にスライドさせることができる。このようにすることにより、周辺可動部50の高さを調整できる。さらに、周辺可動部50の高さの調整と合わせて、周辺可動部50のピークの位置が、「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位」に対応するインソールの部分の際(「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位」に対応するインソールの最も外にある輪郭線)から、周辺可動部50に隣接する周辺平坦部52までの間で移動する。このように、周辺可動部50のピークの位置が移動することで、周辺可動部50の奥行きが広がったり狭められたりする。このようにすることで、インソールと足の裏とがよりフィットし易くなる。
インソール103は、周辺可動部50の際から、周辺可動部50に隣接する周辺平坦部52の際まで周辺溝部56が形成され、周辺支持部44は、移動した際に一部が周辺可動部50側(上方)にせり出すように配置されるとともに、その他の部分が周辺溝部56内に収納されるように配置されている。さらに、周辺溝部は、インソールの「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分」に相当する周辺可動部の際から、当該周辺可動部の上記周辺平坦部との境界までの間が、上記周辺支持部が移動できるような一定の幅と深さを有している。また、周辺溝部の内底面は、インソールの「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分」に相当する周辺可動部の際から、周辺平坦部の際に向けて徐々に高くなるような傾斜面になるように形成されていてもよい。
なお、周辺支持部をスライドするには、たとえば図4に示すように、インソールの周辺可動部の際から、棒状部材を挿入して周辺支持部を押し込むことで周辺可動部の高さ及び周辺可動部のピークの位置を調整することでもよい。
なお、周辺溝部の傾斜面は、上記周辺平坦部の際に向けて徐々に高くなるような傾斜面とは別に、周辺可動部の際側が最も高い位置となって、上記周辺平坦部の際に向けて徐々に低くなるような傾斜面であってもよい。また、周辺可動部の際側と、当該周辺可動部と上記周辺可動部の境界までの間の中間部分まで徐々に高くなり、その後漸減してもよいし、或いは、徐々に低くなった後、漸増してもよい。
さらに、周辺可動部の厚さは、「インソールの最も外にある輪郭線」から、周辺平坦部に向けて漸減するように形成することができる。このとき、周辺可動部と周辺支持部との接触面が傾斜面となるように形成してもよい。また、逆に、周辺可動部の厚さは、「インソールの最も外にある輪郭線」から、周辺平坦部に向けて漸増するように形成することができる。この場合においても、周辺可動部と周辺支持部との接触面が傾斜面となるように形成してもよい。このように構成されることにより、周辺支持部を、周辺平坦部側にスライドさせた際、周辺支持部の高さが水平面を基準として漸減的に低くなっていくか、或いは、漸増的に高くなっていく。さらに、周辺可動部のピークの位置も、周辺支持部の動きに応じて、周辺可動部側から周辺平坦部側へと後退していくか、或いは、前進していく。このように、周辺可動部の高さの調整、及び周辺可動部のピークの位置の調整を行うことができる。
さらに、周辺支持部の厚さについても、上記周辺可動部の傾斜面と合わせて(連動して)又は独立的に漸減又は漸増させてもよい。
さらに、周辺溝部は、「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位」に対応する位置に形成され、且つ、当該位置の最も外側にある輪郭線から、周辺平坦部側に向けて延びるように形成することができる。
さらに、周辺可動部は、複数個に分割されたセグメント構造からなる周辺可動部セグメントとして構成され、複数個の周辺支持部が、これらの周辺可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されていることも好ましい。
なお、「周辺可動部セグメント」の形状・寸法・材料は、「可動部」、「可動部セグメント」に準じたものであるため、「可動部」、「可動部セグメント」を参照されたい。
本発明のインソールは、さらに、可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されていることが好ましい。このように上層が形成されることで、履き心地を良くすることができる。特に、可動部が複数の可動部セグメントからなる場合に、スリット上に足の裏が直接接触する際の違和感、足の裏のダメージ等を与え難くなる。なお、この上層がある場合にも、支持部を動かした際に可動部が動くことになるため、上層を介して、足の裏の土踏まずにフィット感を与え、足の裏をサポートすることができる。
なお、周辺可動部を1つ以上備えるインソールである場合にも、上記可動部と同様に、周辺可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されていることも好ましい形態の一つである。
本発明のインソールは、従来公知の履物のインソールとして使用することができる。
[2]本発明のインソールを用いた履物:
本発明のインソールを用いた履物の一実施形態は、図12に示す履物200である。この履物200は、これまで説明してきた本発明のインソール(たとえば、インソール100)を収納する履物であって、本発明のインソールを収納した状態で、当該履物200の外部から少なくとも可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を調整できるものである。この履物200によれば、履物を脱がずに履物の外側から可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整できるので、この調整作業が容易となる。なお、この履物200としては、その側面に、可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を外部から直接調整できるようにするための孔62を形成したものとすることができる。
特に、履物を脱いだ状態で可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整する場合には、履物を履いている状態とは異なり、微妙な調整が十分できない場合や、何度も履物の脱ぎ履きを行う必要がある。しかし、外部から可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整できる場合には、その手間を省き、微妙な調整が可能となるので好ましい。
たとえば、図12に示される履物200のように、支持部を履物の外部から動かすことができる、調整機構としての調整摘み64が、履物の外部に露出しているものを挙げることができる。履物200は、インソール100を取り外せてもよいし、取り外せなくてもよい(即ち、履物との一体型のものであってもよい)。インソールが履物と一体型の場合には、インソールを何度も付けたり取り外したりすることに起因して、履物の調整摘み64周りの部分を傷めることを防ぐこともできる。一方、インソールが履物から取り外せるもの(即ち、履物との分離型タイプのインソール)であってもよい。このように構成されることにより、インソールを取り外して、洗浄等や乾燥等を行いやすくなる。
なお、本発明のインソールを用いた履物としては、履物の外部から直接に可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を調整できるものでなくてもよい。この場合、履物との分離型タイプのインソールとすることがよい。
[3]履物:
本発明の履物の一実施形態は、図13〜図15に示す履物201である。この履物201は、その中敷きであるインソール部72と当該インソール部72の下方に位置する内底部74とを備える履物である。そして、この履物201は、内底部74に形成されている溝部16と、インソール部72の、足の裏面の土踏まずの位置にあり、当該インソール部72の表面部分に形成される可動部10と、足の裏面の足刀部に接する、インソール部72の表面部分に形成される平坦部12と、を有している。更に、この履物201は、内底部74の溝部16には、可動部10に接触して移動可能な支持部14が収納されており、支持部14を移動させることによって、可動部10の高さ、及び可動部10のピークの位置を調整できるものである。この履物201について、以下、適宜「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」ということがある。なお、図14は、本発明の履物の一の実施形態を上方から見た状態を模式的に示す一部透視図である。この図14及び図15においては、足の甲を覆う部材については省略している。
このように構成された履物であると、支持部と溝部とをインソール内に備えるものに比べて、支持部の配置スペースを確実に確保できるので好ましい。なお、当該構成においても、インソールを脱着できるものであることでもよい。
なお、これまで説明したインソールでは、支持部及び当該支持部を収納できる溝部は、双方ともに当該インソールに設けられていた。しかし、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」では、支持部が、内底部に形成された溝部に配置され、さらに、インソール部と内底部とを合わせた際に、支持部上に可動部が位置する。なお、支持部が溝部に収納される場合には、支持部は、その一部が露出した状態で収納されてもよい。いずれにしても、支持部を移動させた際に(つまり、支持部を動かした際に)、可動部の高さ、及び可動部のピークの位置が調整できるものであればよい。
なお、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」では、これまで説明したインソールと比べると、上述した「可動部」と「溝部」との配置位置が異なることに違いがあり、その他の内容については、本発明のインソールとして説明した内容に準じて適用される。そのため、その他の内容については、「インソール部」については、これまで説明した「インソール」を参照されると共に、「溝部」、「可動部」、「平坦部」、「支持部」等についても上述したインソールの内容を参照されたい。
さらに、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」は、複数個の上記支持部を有する履物であることも好ましい。このように構成されることにより、個々に独立に動かすことができる支持部の其々を、土踏まずの所定位置になるように動かすことができる。そのため、装着者によって異なる土踏まずの複雑な立体的形状にも対応できるものとなる。なお、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」においても、インソールにおける「複数個の上記支持部を有する」ものを準じて適用できるため、インソールでの説明を参照されたい。
さらに、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」は、上記可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、複数個の上記支持部が、上記可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されている履物であることも好ましい。なお、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」においても、インソールにおける「可動部セグメント」を準じて適用できるため、インソールでの説明を参照されたい。
さらに、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」は、上記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されているものであることも好ましい。なお、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」においても、インソールにおける「上記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されている」ものを準じて適用できるため、インソールでの説明を参照されたい。
さらに、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」は、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、上記周辺可動部の下方に位置し、上記周辺可動部に接触して移動可能な周辺支持部と、上記各部位の下方に形成されると共に、周辺支持部の移動方向に沿って形成される周辺溝部と、を備え、上記周辺支持部を移動させることによって、上記周辺可動部の高さ、及び上記周辺可動部のピークの位置を調整できるものでもよい。
具体的には、これまで説明したインソール(本発明のインソール)では、周辺支持部、及び、当該周辺支持部を収納できる周辺溝部は、双方ともに当該インソールに設けられている。しかし、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」では、周辺支持部が、インソール部の下方に配置されている。さらに、本発明の履物は、インソール部と内底部とを合わせた際、周辺支持部上に周辺可動部が位置するものとなる。なお、周辺支持部が周辺溝部に収納される場合には、周辺支持部は、全部が収納されてもよいし、一部が露出した状態で収納されてもよい。いずれにしても、周辺支持部を移動させた際に(つまり、周辺支持部を動かした際に)、周辺可動部の高さ、及び周辺可動部のピークの位置が調整できるものであればよい。
なお、「足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、表面部分に形成される周辺可動部」、「周辺支持部」、「周辺溝部」、「周辺平坦部」、「周辺可動部セグメント」については、上述した本発明のインソールにおける「周辺可動部」、「周辺平坦部」、「周辺支持部」、「周辺可動部セグメント」を準じて適用できるため、「周辺可動部」、「周辺平坦部」、「周辺支持部」、「周辺可動部セグメント」の説明を参照されたい。
さらに、「可動部がインソールに、溝部が履物に、其々配置された履物」は、インソール部を収納した状態で、外部から少なくとも可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を調整できるものであることがよい。このような構成であると、可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整する際に、履物を脱ぎ履きする手間を省くことができ、さらに、実際に履物を履いた状態で調整が可能であるため足の裏の形状に適した微妙な調整が可能となるので好ましい。なお、外部から可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を調整するために、この履物には、その側面に、可動部の高さ、及び可動部のピークの位置を調整するための孔92(図13、図15参照)が形成されていることがよい。
[4]使用方法(インソール):
インソールに支持部及び溝部が設けられ、履物の外部から支持部の位置を調整できない場合には、以下のように使用する。インソールを履物に装着する前に、先ず、足の裏にインソールを合せて、可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整する。その後、履物にインソールを装着して履物を履く。この際、可動部の高さ及び可動部のピークの位置が、好ましい高さ及び位置にない場合には、履物からインソールを脱着し、可動部の高さ及び可動部のピークの位置を再度調整する。その後、履物にインソールを装着して履物を履く。この作業を繰り返すことで各個人に適した状態とすることができる。また、履物に装着する前に、インソールを水平な場所において、インソール上に足の裏を重ねて、可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整することで各個人に適した状態としてもよい。
インソールに支持部及び溝部が設けられ、履物の外部から可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整できる場合には、インソールを履物に装着した状態で履物を履き、この状態で履物の外部から可動部の高さ及び可動部のピークの位置を調整することができる。
本発明のインソールは、履物の中敷きとして利用することができる。本発明のインソールを用いた履物、及び、本発明の履物は、靴やサンダルなどとして利用することができる。
10:可動部、10a:可動部の接触面、12:平坦部、14:支持部、14a:支持部の接触面、16:溝部、16a:内底面、22:棒状部材、24:側壁、26:スライド軸、26a:ねじ切り、28:ガイド溝、32:ガイド片、34:可動部セグメント、44:周辺支持部、46:摘み、47:凹部、48:スライド溝、50:周辺可動部、52:周辺平坦部、56:周辺溝部、62,92:孔、64:調整摘み、72:インソール部、74:内底部、100,101,102,103:インソール、200,201:履物。

Claims (10)

  1. 履物に中敷きとして挿入するインソールであって、
    足の裏面の土踏まずの位置にあり、表面部分に形成される可動部と、
    足の裏面の足刀部に接し、前記可動部に隣接して表面部分に形成される平坦部と、
    前記可動部の下方に位置し、前記可動部に接触しながらインソールの幅方向にスライドして移動する支持部と、
    前記可動部の下方に形成されると共に、前記支持部の移動方向に形成される複数の溝部と、を備え、
    前記溝部のいずれもが、前記支持部の移動用の通路であり前記可動部側から前記平坦部側に向けて形成され、
    複数の前記溝部のそれぞれには、当該溝部内に収納されるように前記支持部が配置されており、
    前記支持部を前記溝部内で移動させることによって、前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できるインソール。
  2. 前記可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、
    複数個の前記支持部が、前記可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されている請求項に記載のインソール。
  3. 前記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されている請求項1または2に記載のインソール。
  4. さらに、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、
    前記周辺可動部の下方に位置し、前記周辺可動部に接触して移動可能な周辺支持部と、
    前記各部位の下方に形成されると共に、前記周辺支持部の移動方向に形成される周辺溝部と、を備え、
    前記周辺支持部を移動させることによって、前記周辺可動部の高さ、及び前記周辺可動部のピークの位置を調整できる請求項1〜のいずれか1項に記載のインソール。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のインソールを収納する履物であって、
    前記インソールを収納した状態で、外部から少なくとも前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できる履物。
  6. 履物の中敷きであるインソール部と当該インソール部の下方に位置する内底部とを備える履物であって、
    前記内底部に形成されている複数の溝部と、
    前記インソール部の、足の裏面の土踏まずの位置にあり、当該インソール部の表面部分に形成される可動部と、
    足の裏面の足刀部に接する、前記インソール部の表面部分に形成される平坦部と、を有しており、
    前記溝部のいずれもが、前記支持部の移動用の通路であり前記可動部側から前記平坦部側に向けて形成され、
    前記内底部の前記複数の溝部のそれぞれには、前記可動部に接触してスライドして移動する支持部が収納されており、
    前記支持部を移動させることによって、前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整する履物。
  7. 前記可動部が複数個に分割されたセグメント構造からなる可動部セグメントとして構成され、
    複数個の前記支持部が、前記可動部セグメントの個数の其々に対応して配置されている請求項に記載の履物。
  8. 前記可動部上に、柔軟性を有する材料からなる上層が形成されている請求項6または7に記載の履物。
  9. さらに、足の指の裏、小指球、指尖球、足球、または、これら以外の部分のいずれかの部位に接する、前記インソール部の表面部分に形成される周辺可動部を1つ以上有し、
    前記周辺可動部の下方に位置し、前記周辺可動部に接触して移動可能な周辺支持部と、
    前記各部位の下方に形成されると共に、前記周辺支持部の移動方向に形成される周辺溝部と、を備え、
    前記周辺支持部を移動させることによって、前記周辺可動部の高さ、及び前記周辺可動部のピークの位置を調整できる請求項のいずれか1項に記載の履物。
  10. 請求項のいずれか1項に記載の履物であって、
    前記インソール部を収納した状態で、外部から少なくとも前記可動部の高さ、及び前記可動部のピークの位置を調整できる履物。
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